グーグル(Google)のスマートフォン「グーグル ピクセル 3/3 XL(Google Pixel 3/3 XL)」が、日本に本格導入される。2018年11月1日(木)より、ソフトバンク、ドコモでも展開される。グーグル ピクセルとは?「グーグル ピクセル」は、トップクラスの処理性能を持つアンドロイドスマートフォン。既存モデルには、「Snapdragon 845」をはじめ、デュアルカメラ、優れた耐水性、短時間の充電でキープできるバッテリー、安心のセキュリティ機能など、多彩な機能が搭載されている。グーグル ピクセル 3/3 XLが日本上陸米国時間の2018年10月9日(火)にグーグルの製品発表イベント「Made by Google」では、「グーグル ピクセル 3/3 XL」が日本で本格導入することを発表。サイズは「グーグル ピクセル 3」が5.5インチ、「グーグル ピクセル 3 XL」が6.3インチ。ストレージは、どちらも64GBまたは128GBの2種類から選べる。主な機能主機能は2モデルともほぼ共通。OSは最新のAndroid 9.0 Pieを採用し、最大3年間のアップデートを保証。Pixel 3シリーズ専用のセキュリティモジュール「Titan M」を搭載する。また短時間の充電で長時間の使用も実現。日本モデルの特徴としては「FeliCa」を搭載しており、国内でGoogle Payを使った“おサイフケータイ”機能が使えるようだ。Google レンズで翻訳や調べごとも簡単にまた「グーグル ピクセル 3/3 XL」は、Google レンズを通して見たものをそのまま検索することが可能。テキストを映して翻訳したり、捉えた洋服やインテリアの類似したスタイルを探したりと、日常のあらゆるシーンで活用することができる。高性能なカメラ機能拘りの機能を取り揃えたカメラにも注目したい。12.2 メガピクセルのカメラは、光学式および電子式手ぶれ補正機能を搭載。またインカメラも8 メガピクセル広角カメラを搭載しているので、大人数でのセルフィーショットでも、ぶれにくく鮮明な一枚を撮影することができる。さらにバースト撮影した連続写真の中から、笑顔の瞬間の写真を選ぶことができる「TOP SHOT」や、暗い空間でも被写体を分析して鮮明に捉えてくれる「Night Sight」など、AI機能を駆使した最先端の機能を搭載。お気に入りの写真が増えても、無制限の写真ストレージを無料で使用できるので安心だ。選べる全3種のカラーバリエーションカラーバリエーションはクリアリーホワイト、ジャストブラック、ノットピンクの全3種類。「グーグル ピクセル 3」は9万5000円から、「グーグル ピクセル 3 XL」は11万9000円からの販売となっている。【詳細】「グーグル ピクセル 3/3 XL(Google Pixel 3/3 XL)」発売日:2018年11月1日(木)予約開始日:2018年10月19日(金)10:00~全国のドコモ取扱店およびドコモオンラインショップ、ソフトバンク取扱店及びオンラインショップPixel 3 64GBモデル 95.000円/128GBモデル 107,000円Pixel 3 XL 64GBモデル 119,000円/128GBモデル 131,000円カラー:クリアリーホワイト、ジャストブラック、ノットピンク
2018年09月22日こんにちは、フリーライターのyossyです。便利なことで有名な『Googleマップ』。例えば、友人と待ち合わせをしているとき。目的地を入れれば、簡単に経路検索をしたり、待ち合わせ場所を確認したりすることができます。また、周辺にある飲食店をカテゴリ別に紹介してくれることも。営業中かどうかや連絡先等も確認できますから、とても便利です。現在地を共有することができ、誰かとはぐれてしまった場合にも便利です。今回は、運転中や海外旅行中にも使えるGoogleマップの機能をご紹介しましょう。●カーナビ代わりになるGoogleマップ運転するときはカーナビがあるととても便利ですよね。後づけのカーナビを検討している場合や、今のカーナビが古すぎて困っているという場合、Googleマップがオススメです。「ナビ 」機能を使えば、簡単にカーナビ代わりの役割をしてくれますよ。以下のような方法にすると、2ステップでナビを始めてくれます。(1)行きたい場所を検索する、もしくは地図上でタップ(2)Androidの場合は経路アイコン。iOSの場合は、青い円を長押しするとナビがスタートその他、高速道路を使わないようにしたり、経由地を追加したり、さまざまなオプションがありますから、必要に応じて使ってみてくださいね。実際にGoogleマップをよく使う人に、使い勝手を聞いてみました。『車にカーナビが付いていますが、データ更新にお金がかかることや、渋滞情報が確かではないことなどから、Googleマップのほうを頻繁に使っています。最短の道順を案内してくれるので嬉しいですね。到着予想時刻も、あまりずれることがないです。エアコンの吹き出し口に、飲み物ホルダーとスマホホルダーがセットになったものを取り付けています。とても便利ですが、最短ルートを案内してくれるので、たまに運転が困難な道に案内されることもあります 。また、スマホのデータ通信を使いますし、充電が切れたら使えなくなってしまうので、長距離運転の際は気を付けたいですね』(30代男性/会社員)気になる人は、ぜひ試してみてくださいね。ちなみに、「移動状況を共有 」という機能もあります。運転中は「いまここです」と伝えることができないので、相手に自動で知らせてくれる機能は便利ですね。「駐車位置を保存 」という機能も、「どこに駐車したっけ?」という状況に陥りがちな人にはオススメですよ。●海外でも大活躍! Googleマップ海外旅行の際、地図とにらめっこしながら散策……という人も多いでしょう。でも、Googleマップがあれば迷う危険性も減りますね。海外旅行でもWi-Fiが使えるようにしておくと安心です。ただ、「そこまでたくさんは移動しないし、Wi-Fiスポットも多いし……」という場合、「オフラインマップ 」という機能を使うことをオススメします。事前に行く予定の場所の地図をダウンロードしておけば、インターネット環境になくてもマップをみることができるんです。拡大・縮小も可能ですし、GPS機能で現在地もわかります。ぜひ有効活用したいところです。海外でGoogleマップを使ったことがある人に話を聞いてみました。『アメリカ出張の際は、必ずと言っていいほどGoogleマップを使っています。現地の人を含め、周囲でも使っている人は多かったですね。ただ、中国ではGoogleもTwitterもFacebookも使えません でした。使えると思っていると、行ってから焦ることになるので、気を付けたほうがいいと思います』(30代男性/会社員)オフラインマップが対応していないエリアもあります。Googleマップそのものが使えない国・地域もあるようですので、注意しましょう。----------「よく道に迷う」「ルートを考えるのが苦手」という人にとって、とてもありがたいGoogleマップ。今回紹介した以外にも、さまざまな機能がありますよ。以前使っていた、という人も新たな機能が追加されているかもしれません。ぜひ有効活用してみてくださいね。【参考リンク】・Google マップ アプリでナビを使用する | Google()●ライター/yossy(フリーライター)●モデル/沖まりね
2017年06月04日クロエちゃんの父(@B21DGY)のTwitterより 英ヘレフォードに住む7歳の女の子がGoogleの最高経営責任者サンダー・ピチャイに宛てて書いた手紙が話題となっている。 「Googleの社長さんへ私の名前はクロエ・ブリッジウォーターです。私は大きくなったらGoogleで働きたいと思っています」という書き出しで始まるこの手紙は、大人顔負けの立派な求職レターだ。 「私はコンピュータが大好きで、タブレットも使っています。お父さんがロボットを上や下に動かすゲームをくれたので、それであそんでいます。お父さんは、コンピュータの勉強をするためにとてもいい、と言っています」と、ITに通じていることを適切にアピール。そして「私は7さいで、先生は私のお母さんとお父さんに、私がクラスでスペリング、リーディング、計算でとてもいい成せきをとっていると話しています」と、第三者からの評価も書き添えている。 「チョコレート工場でも働いてみたいし、オリンピックで水泳選手にもなってみたいです」という子どもらしい夢も打ち明ける一文も見受けられる。 この可愛らしくも熱意に溢れた手紙を受け取ったピチャイは、クロエちゃん宛てにGoogleの正式なレターヘッドで返事を送った。その文面を彼女の父がLinkedInとTwitterで公開している。 「手紙をどうもありがとう。あなたがコンピュータとロボットが好きということを嬉しく思います。これからもテクノロジーについて勉強を続けてください。あなたが一生懸命努力を続けて夢を追いかければ、あなたが思い描いている全て──Googleで働くことも、オリンピックで泳ぐことも──をきっと達成できるでしょう。学校を出たらぜひ求職に応募してください。楽しみにしています」 わずか7歳で将来の夢をはっきりと見定めて行動に移したクロエちゃんと、その夢をそっと後押ししたIT界の巨人たるGoogleのCEO。この心温まる交流は海外のメディアでも次々と取り上げられている。
2017年02月17日自宅にいながらにして、世界中を旅することができる“Googleマップ”。まだ行ったことのない都市や自然の風景を見るのは楽しいものですよね。【すべての画像はこちらから→】また、数年ぶりに生まれ育った街を覗いたら景色の変貌ぶりにビックリ!なんて経験もできて楽しいことづくしです。そんなステキなGoogleマップですが、時には予期せぬ光景を映してしまうことがあります……。さるまるさん(@sarumaru_)が『Googleマップで見つけたんやけど…』というコメントとともにTwitterに投稿した画像は、まさにそんな珍風景が激写されています!何やら湖の真ん中にポツンとたたずむ黒い影……周りには魚の大群?のようなものが映っています。アップした画像がこちら。クマさんでした。手に鮭を持って、一頭だけポツンと立っています。好物の鮭を捕まえられた達成感に浸っているのでしょうか。さらにアップの画像。別におかしなところはないのですが、ジワジワ笑いがこみ上げてくるのはなぜでしょうか。なんともシュールな画像です。さるまるさんの他のツイートによると、これはロシアのクリリスコエ湖という場所のようです。ちょうど産卵の時期なのか、鮭が大量に泳いでいます。このクマさんにとってはご馳走の宝庫みたいなもんですね。詳細を知りたい方は関連記事の『【かわいいクマ画像】Googleマップが捉えた鮭を捕食中のクマがシュールすぎる』よりご覧ください♪こういうことがあるからGoogleマップは飽きないですよね!●文/パピマミ編集部
2016年12月23日Googleストリートビューに映ったハトが、未確認飛行物体ではないかと話題になったものがあったようです。Googleストリートビューについては、プライバシー侵害になるのではないかという議論がされることがあり、実際にそれで裁判になったこともあります。実際、Googleストリートビューはプライバシーを侵害するものといえるのでしょうか。解説していきたいと思います。*画像はイメージです:■プライバシー侵害の要件プライバシー侵害が成立するためには、一般的に以下の要件を満たす必要があるとされています。 1. 私生活上の事実または事実らしく受け取られる事柄であること2. 一般人の感受性を基準にして、当該私人の立場に立った場合、公開を欲しないと認められるものであること3. 一般の人々に、未だ知られていないことがらであること(非公知性) これは「宴のあと」事件(東京地判昭和39・9・28)が示した基準です。もっとも、必ずしもこの要件が厳格に適用されてプライバシー侵害が認定されているわけではないのが実際です。 ■“プライバシーとして保護するか”が争点だと上記3要件が重視されるただし、“そもそもプライバシーとして保護するべきか”という点が争われる場合、この要件の充足の有無がかなり問題になってくることがあります。私見ですが、「宴のあと」事件判決は単なる地裁判決であり、私生活上の事実等に対象を限定すること、また、非公知性を要求する点で、現在では不適切な要件になっているのではないかと考えています。特に、非公知性については、昭和39年当時は、情報の発信者はもっぱらマスコミであり、個人が社会に物事を公表することは著しく困難で、「一般の人々に未だ知られていない」という状況が容易に観念することができました。しかし、現在はインターネットを通じて誰でも気軽に情報発信ができるようになっており、インターネットに投稿されれば、その情報は誰でも閲覧できる以上、「一般の人々に未だ知られていない」ということを観念することができない状況と思います。その結果、「宴のあと」事件の要件を用いれば、インターネット上に掲載された事項については、プライバシーとして保護されない、ということになってしまいます。これは明らかに不当でしょう。つまり、プライバシー侵害成立の要件は、現代の状況とは全く合致しないものになっているのです。 ■Googleストリートビューはプライバシーを侵害するものかでは、Googleストリートビューはプライバシーを侵害するものでしょうか。Googleストリートビューは、プライバシーに一定の配慮をして、顔、表札、車のナンバープレートなどにモザイクをかけています。また、ストリートビューでは公道からの撮影がされているのが通常であり、公道において撮影する際、周囲の様々なものが写ってしまうことはしばしばあることです。そのため、一般的にはプライバシー侵害とは言えないと思われます。裁判でも、同じような判断で、プライバシー侵害が否定されています。もっとも、塀の中が撮影されていたり、モザイクがかかっていない人の顔が掲載されているといったケースもあるようであり、個々の状況によってプライバシー侵害と評価できる場合もあるだろうと思われます。 *著者:弁護士 清水陽平(法律事務所アルシエン。インターネット上でされる誹謗中傷への対策、炎上対策のほか、名誉・プライバシー関連訴訟などに対応。)【画像】イメージです*Lolostock / Shutterstock
2016年12月09日(Photo by Flickr)Googleの創業者のラリー・ペイジは言う。 「アイデアに価値はない」 これは、世の中を変えるポテンシャルのある人全てが感じていることだった。 「些細なきっかけ」は「貴重なきっかけ」(Photo by Flickr)海に大量に捨てられているペットボトルなどのプラスチックのゴミ。 プラスチックは自然へと分解できないため、環境を傷つけるとてもやっかいなものなのだ。 このゴミ問題をなんとかしなくてはと立ち上がったのは、オランダの高校生ボイヤン・スラット。(Photo by Facebook)彼が考え出したシステムは、海に巨大な「浮き」を設置し、プラスチックゴミをかき集めるというものである。 メンテナンス費用は、回収したゴミをリサイクルに回すことによって賄うことが可能。 コスト面の心配もない。 また、その浮きにはもちろんエンジンなども備えられていないため、生態系を傷つけることもないのだ。 大変シンプルなつくりだが、これによって年間725万トンものゴミを回収できるという。 今、多くの企業を巻き込んで行われているこのプロジェクトであるが、ボイヤンがこの問題に取り組もうと思ったのはとても些細な出来事がきっかけである。 (Photo by Facebook)ある日、彼は旅行でギリシャを訪れていた。 ギリシャといえば青々とした澄んだ海が象徴的なのだが、そこで彼が目にしたものは、魚の数よりも多いプラスチックのゴミであったという。 彼は元々自然や科学に興味があったわけではないが、この状況にショックを受け、疑問を持った。 どうやったらこのゴミの回収ができるか。 すぐに実験に取りかかったそうだ。 すぐに行動できないことは「無意味」(Photo by 日本経済新聞)日本にも、思い立って即行動に移した異端児がいる。 『NejiLaw』という会社の社長、道脇裕がその人だ。 現在37歳の道脇氏は米航空宇宙規格の試験にも合格した、「緩まないネジ」を開発した人物である。 これを聞くと道脇氏は英才教育を受けたサラブレッドではないかと想像できるが、実はその真逆。 彼は子どもの頃から勉強は大嫌い。 10歳にして学校の無意味さを感じ、自主的に退学した。 そこからというもの中学、高校にはほとんど行かず、今に至るという。 しかし、彼は研究が好きであった。 何かを生み出すことが大好きで、学校に行かずに来る日も来る日も研究に没頭していたという。 当時を振り返り、彼はこう語る。 「日本の教育システムに疑問を感じたので自分の足で歩む決断をした」 ひらめきが生まれた瞬間に、学校があるせいで研究に取り掛かれないのを無駄に感じたそうだ。 「アイデア」には全く「価値がなかった」(Photo by Africa Telecom & IT)思い立ったらすぐ行動し、それを成功へと導いている彼らたち。 Googleの創業者であるラリー・ペイジがそんな彼らを象徴するかのようなスピーチを母校である「ミシガン大学」の卒業式で行った。 多くの学生が次のステップに進む、まさに晴れの舞台。 そこでラリーは彼ら一人ひとりの目を見ながらこう伝えた。 「素晴らしいことを思い付いたらすぐに行動すること。アイデアに価値はなにもない。実行することが大事だ」 「ものすごく大きく、バカみたいな夢を見ることは成功のキーワード。夢は非現実的であればあるほど素晴らしい」 ラリー自身も、突然夜中に、のちに「Google」となる膨大な検索エンジンができたらいいなと思いついたという。 そして、そのアイデアをすぐに教授に話し、そこから膨大な時間をその制作に費やした。 そして「Google」が完成したのだ。 これから成功に向けて旅立っていく彼らに向けてラリーが語ったことは卒業生の心に響いたに違いない。 「普通」と「天才」の小さな差(Photo by Flickr)多くの人は自分なりの考えがあっても、発言できずにいたり一歩を踏み出せずにいたりしてしまうだろう。 もしかしたらそのアイデアは世界を変えるほどのアイデアかもしれないのに、動き出さなければ何の意味もなさない。 「考える」だけではなにもやっていないことと同じなのだ。 何かを成し遂げる人は皆、思い立ったら先のことを考えることなく行動している。 それが成功しようとも失敗しようとも、まずは「アイデア」を実行してみることが大事なのだ。 多くの発明者が高学歴を持っているわけではない。 むしろ、学歴が通用するのはほんのわずかな部分だけで、それ以上にひらめきをすぐに行動に移せる人のほうが強いようだ。 「普通」の人が「天才」になるかどうかはこの「アイデア」を実行できるかどうかにかかっているのかもしれない。 via. 日本経済新聞, 関東経済産業局電子広報誌, リクナビ, President Online, Youtube①, Youtube②, The Ocean Cleanup, Facebook この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!成功者は知っている。「権威」と「権力」の違い 4月も後半にさしかかり、新しい仕事や職場にも慣れてきて、初日の緊張感も徐々に薄れてきただろう。しかし、同時に仕事や人間関係の悩みが沸々と湧いてくる時期でもある。... ーBe inspired!
2016年08月29日米Googleは4月5日(現地時間)、Web版の「Googleカレンダー」に「リマインダー」機能を追加すると発表した。今週からロールアウトを開始する。GoogleカレンダーのAndroidアプリとiOSアプリでは、昨年12月からリマインダー機能が利用可能になっていた。Web版にも追加されたことで、モバイルとPC(Web)にまたがってカレンダー上でTo-Doを管理し、複数のデバイスの間で情報を同期できる。リマインダー機能はメールアプリ「Inbox」やメモアプリ「Keep」にも統合されており、それらのアプリで作成したリマインダーも自動的にカレンダーに表示される。カレンダーのイベントは期間を過ぎると過去のものになるが、リマインダーは期限を過ぎても未完了のままなら、カレンダー上でスケジュールのトップに表示され続ける。
2016年04月06日スマートフォンがあまねく浸透しつつある昨今、ビジネスとプライベートの垣根なく、モバイルデバイスが利用されています。そうした環境下で問題となるのが「セキュリティ」ですが、自分の手元にあるスマートフォンであっても、そこにどのようなセキュリティ対策が施されているのかを知らない方も多いでしょう。そこで本連載では、米Googleに在籍するエンジニアの方に、Androidを始めとするGoogle製品・サービスのモバイル環境下でのセキュリティ対策が、どのように行われているのか解説していただきます。スマートフォンで安心・安全にサービスを利用するためにはどのようにすればいいのか、この連載を通して学んでみてください。○ブラウザのセキュリティ対策とは?第1回、第2回と、Androidの仕組みそのものにおけるセキュリティ対策について解説してきました。これに加えて、安心してスマートフォンを利用するには、Web閲覧(ブラウジング)アプリが最新のセキュリティ機能を備えていることも重要です。GoogleのWebブラウザ「Chrome」の開発において、セキュリティは重要な基本方針の1つです。連載第3回は、Chrome開発チームが長期的に取り組んでいるセキュリティ対策とモバイルに特化した最新のセーフブラウジング機能について解説します。Chromeはこれまでも、ユーザーを守るためにさまざまなコア技術を長年にわたり実装してきました。代表的なものはAndroidでも採用している「サンドボックス技術」でしょう。これは、1つのブラウザのタブで起きた問題がほかのタブへ影響することを防ぎます。ブラウジング中にマルウェアや危険なサイトに遭遇してしまっても、端末自体に影響を及ぼすことを回避するものです。タブの中で起こっていることをボックス(箱)の中に封じ込める考え方で、ブラウザを閉じるだけで危険を回避できるのです。また、「自動更新機能」もChromeのセキュリティ機能において重要な役割を担います。「ソフトウェアの更新」と聞くと「プログラムの新機能を使うためのもの」というイメージが強いかもしれませんが、これらの多くは開発チームによるバグ修正や重要なセキュリティパッチの配布を行うためのアップデートです。更新は自動的に行われるため、常に最新で安全な状態でブラウザを利用することができます。そして、前回も触れた通り、報奨プログラムを通じてセキュリティの研究者コミュニティと連携することで、バグの修正や新しいセキュリティ機能の開発を進めています。最近では報奨金の最大額を5万ドルから10万ドルへと引き上げています。○モバイル向けの新機能デスクトップ版Chromeでは、ユーザーが安心してWebを楽しめるように「セーフブラウジング機能」を長年提供してきました。これは、ユーザーがフィッシングやマルウェアなどを含む有害なサイトを開く前に、損害を与える可能性があると伝える赤い警告画面を表示するものです。そして昨年末にはAndroid版のChromeにセーフブラウジング機能を追加し、モバイルユーザーの安全も、全面的な警告によって守られるようになりました。セーフブラウジングの技術をモバイルに応用するにあたっては、さまざまな工夫を施す必要がありました。例えば、フィッシングサイトからユーザーを効果的に守るためには、有害サイトの一覧を定期的に更新しなくてはなりませんが、モバイルデバイスの場合、この方法ではデータ通信の速度やバッテリーに悪影響を及ぼしてしまいます。そこで、私たちはいくつかの調整を行いました。具体的には、危険度の高いサイトに関する情報を優先的に送信することで、通信速度が低速な場所にいるユーザーでも、通信容量がかさまず、効率的に情報のアップデートを受け取れるようにしました。また、サイトの攻撃が特定の国や地域に特化している場合は、そこにいるユーザーのみに情報を提供します。これによって、関係のない地域のユーザーの端末における無駄なデータ通信の発生を防ぐことができます。こうした調整は、Googleのデータ圧縮に携わるチームとAndroidセキュリティチームが密に連携することで実現しており、データのやり取りと、端末に読み込ませる容量を必要最低限にとどめることを目指しています。Android版Chromeの最新版がインストールされている端末では、すでにセーフブラウジング機能が適用されています。安心してブラウジングをお楽しみください。著者プロフィール○パリサ タブリズGoogle セキュリティプリンセスGoogleセキュリティチームに「ハッカー」として入社して以降、8年以上情報セキュリティに携わる。エンジニアとしてはGoogleのWebアプリケーション脆弱性をいくつも修正し、社内のほかの技術者指導も行う。現在はChromeのセキュリティ開発チームに所属し、ユーザーがより安全にブラウジングできるよう開発を行っている。2012年には、Forbes誌による「30歳未満の30人」のテクノロジー部門に選出される。2014年には休暇を利用して、ホワイトハウスの米政府デジタルサービス(U.S. Digital Service)にて政府セキュリティシステムの強化に従事。
2016年04月06日Googleは4日(米国時間)、「Google Play Music」など頭に「Google Play」がつくアプリのアイコンを変更すると発表した。新アイコンでは、すべてのアプリにGoogle Playの三角形があしらわれている。これによりGoogleはサービス全体の統一感や一貫性を向上できたと説明している。新アイコンは今後数週間中に、アプリやWebサイト上で反映されていくという。
2016年04月05日Googleは4日(米国時間)、カーナビなどの車載機器と連動するプラットフォーム「Android Auto」の提供国として新たに18カ国を追加すると、Android公式Twitterアカウントを通じて発表した。新たに提供される国は、アルゼンチン、オーストリア、ボリビア、ブラジル、スイス、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ、エクアドル、グアテマラ、インド、パナマ、ペルー、パラグアイ、ロシア、ウルグアイ、ベネズエラ、キューバの全18カ国。なお、日本は含まれていない。「Android Auto」は、「Anrdoid Auto」は、カーナビなどの車載機器と連動するプラットフォーム。Androidスマートフォンと連携でき、ナビゲーションや対応アプリが車内で利用可能となる。
2016年04月05日Googleが、4月1日のエイプリルフールに合わせて「Gmail」に仕込んだ”ジョーク”に対して謝罪している。アニメキャラクターのミニオンがマイクを落として「これ以上会話すべきことはない」というジェスチャーをするGIF画像を添付して送信し、その後の会話をミュートにできる機能に対するもので、Googleはすぐに機能を取り下げ、ユーザーに謝罪している。エイプリルフールのジョークとしてGoogleがGmailに仕込んだのは、「Mic Drop」という送信ボタン。「Send and Drop Mic」という送信ボタンを押すと、映画「怪盗グルーのミニオン危機一発」の登場キャラクター、ミニオンがマイクを落とすGIFファイルを自動的に添付して送信する。「マイクを落とす = これ以上の会話は不要」というもので、その後のやり取りがミュートになるというものだ。Googleは、「この機能によりネガティブなインパクトを受けた人がいると聞いた。すぐさまこの機能をオフにした」と説明している。3月31日にこの機能を発表するブログでGoogleは、「電子メールは素晴らしいが、仕事で熱い議論が続き、自分以外の全員が間違っていたときになど、取り出し(イジェクト)ボタンを押したくなるときがある」「数カ月の間、友人や家族がこの機能を試しており、反応はとてもよい」などと記していた。Googleにとっては軽い冗談のはずが、重要なメールで誤って押してしまったなどの苦情がでたことから、現地時間1日午前1時に「バグにより、笑いよりも頭痛が起きている。大変申し訳ない。機能はオフにした。まだMic Dropが表示されている場合、Gmailページをリロードして欲しい」と記している。その1時間後、ふたたび謝罪文を表示し、今回の失敗から学んだこととして下記3点を洗い出している。機能をオンにする前にユーザーに尋ねるべきだったし、送信前に確認メッセージを表示すべきだった誤ってクリックしてしまう事態を想定していなかった。「Send(送信)」と「Send + Mic Drop」の配置が近すぎたバグがあり、通常の「Send(送信)」を押してもMic Dropとして送信される事態が稀ながら発生していたなお、この機能はWeb版のGmailに仕組まれたもので、企業、学校、政府向けのGoogle Appsには影響しないとしている。
2016年04月04日Google Japanは4月1日、新しい日本語入力IME「Google日本語入力 物理フリックバージョン」を発表した。毎年恒例のエイプリルフールネタとして、2013年の「パタパタバージョン」、2014年の「マジックハンドバージョン」、そして2015年の「ピロピロバージョン」に続き、2016年は意外と正統派(?)な「物理フリックバージョン」が登場。PC用キーボードのキーを押す感覚を、フリック入力が受け継ぎ、Googleいわく「キーのぬくもりがキー(重要)」として開発された物理フリックバージョン。対応機器は、Bluetooth SPPプロファイル対応のPCやChrome、Androidなどで、デスクトップPCの前に置き、通常のキーボード代わりに使用できるスグレものだ。数字&アルファベットのほか、絵文字版も用意されるようす。この他の仕様は、キーピッチが29mm、ストロークが左右10mm、上下8mm、押し下げ0.7mm。本体サイズはW240×D180×H50 mm(スタンド含まず)、重量が600.13g。発売の予定はないが、基板回路や3DプリンタのデータがGitHubで公開されているので、気になった人は自作する手もあるかもしれない。
2016年04月01日Googleは4月1日、「Google 日本語入力 物理フリックバージョン」を発表した。特殊なメカニカルスイッチを搭載したBluetoothキーボードで、PCでもフリック操作による日本語入力が可能となる。「Google 日本語入力 物理フリックバージョン」は、「ふれるよろこび」をコンセプトにしたキーボード。フリック入力が物理的にできるため、両手が塞がった状態でも文字入力が可能となる。サイズは、W240×H50×D180mm。重量は約600.13g。キーストロークは左右フリック約10mm、上下フリック約8mm、押し下げ約0.7g。発売日については、市場調査の結果を踏まえて判断するとのことで、価格は手が届く範囲にするとしている。カラーバリエーションは青、赤、黒、茶、白の5色。なお、同デバイスの紹介ページの最後になぜか「※これは2016年4月1日の発表です」と表記されている。
2016年04月01日Googleは4月1日、Google日本語入力の物理フリックバージョンを発表した。Google日本語入力は、2015年にピロピロバージョン、2014年にマジックハンドバージョン、2013年にパタパタバージョンの提供を開始しており、5年連続6度目の4月1日の新製品発表となった。物理フリックバージョンは、いつでもどこでも、フリック入力が可能になるというもの。一般的なキーボードでは、両手を利用しなければならないが、物理フリックバージョンであれば、片手でどこでも簡単に日本語を入力できる。動画では、開発者たちがどや顔でフリック入力の物理キーボード化の意義を説明している。キーボードには20のセンサーが備え付けられており、Bluetoothでデバイスに接続可能だ。また、同時に発表されたフリックセンサーはより最先端の機能を搭載している。格子状に区画分けされた模様があれば、センサーを取り付けるだけでどれでもフリック入力ができる。例としては、電卓やチェス盤、板チョコ、メロンパン、街路の区画など、綺麗に格子状になっていれば、なんでもイケる。ただし、これらはエイプリルフール企画ですので、実際には販売されません。ご了承ください。
2016年04月01日Googleは24日(現地時間)、オープンソースの機械学習システムTensorFlowをクラウドの形で利用できるCloud Machine Learningをアルファ版としてリリースしたことを同社オフィシャルブログで発表した。Cloud Machine Learningでは、TnsorFlowをベースにした機械学習モデルを個々にカスタマイズした形で利用できるようになり、アプリケーションと連携させるなど、ディープラーニングを用いた研究やビジネスなど応用の幅が広がる。また、Google Cloud Translator API、Google Cloud Vision APIなどに加え、Google Cloud Speech APIも利用できるようになり、機械学習で正確性を高めながら、音声からテキストへと変換するAPIとして、アプリケーションに組み込んで利用できるようになる。発表は、Google Cloud Platformのグローバルユーザーカンファレンス「GCPNEXT16」で行われたもので、公式ブログで紹介されている。Google Research Blogでは、Google ResearchのSoftware EngineerであるSlaven Bilac氏が"Machine Learning in the Cloud,with TensorFlow"と題して投稿している。Googleでは、研究者(researcher)が、プロダクトチームと非常に緊密にコラボレートしている。speech recognition in the Google app、search in Google Photos、Smart Reply feature Inbox by Gmailなど数々のサービスを向上させるためにオープンソースのTensorFlowを使った機械学習を取り入れている。機械学習は、いろんなサイズで行うことができる。ちょっとしたタスクであれば、使い慣れたローカル環境のデスクトップで動かすことも可能である一方、大規模なアプリケーションであれば、その規模とともに信頼性のあるクラウド環境での利用が必要になることを強調している。
2016年03月24日Googleが透明性レポートに、同社のHTTPS対応に関するデータをまとめた「HTTPSに関する報告」を追加した。Googleは2010年にHTTPSをGmailの接続のデフォルトに変更し、2014年には常時HTTPSにするなど、HTTPSへの移行を推進してきた。HTTPS接続は年々増加しており、暗号化された接続は2016年2月27日時点で全体の77%である。GmailやDriveなど情報の保護を徹底する必要があるサービスは100%。一方で、ニュース(60%: 2月27日時点)、ファイナンス(58%: 同)など一般情報サービスは6割前後にとどまっている。国別では、暗号化がリクエストされた割合で日本が、メキシコ、ブラジルに次いで第3位になっている。非暗号化接続を見ると、モバイルが95.5%、パソコンが4.5%となっている。これは暗号化技術に非対応でアップデートの対象外となっているモバイル端末がそのまま使われ続けているのが原因だ。そうした古いハードウエアやソフトウエアのほか、一部の国や組織によるHTTPSトラフィック遮断や妨害、技術的リソースの不足などが全トラフィックの暗号化達成の妨げになっているという。
2016年03月16日Googleは14日(米国時間)、Androidのゲームアプリ開発者向けに広告や分析に関連した新機能を発表した。同社は、ゲームアプリのプロモーションのための新機能として、「Search Trial Run Ads」を提供開始する。Wi-Fi接続中のユーザーであれば、Google Playで検索したゲームアプリを端末にダウンロードすることなく、最長10分間試すことができる機能。試遊が終わると、ユーザーに対しダウンロードを促すメッセージが表示される。また、縦向きに最適化された全画面動画広告フォーマット「Portrait Video Ads」、過去30日間に30分以上プレイしているユーザーや、ゲームアプリマーケット「Google Play Games」アプリで遊んだユーザーを対象に広告を表示できる「Active User Targeting for Games」も発表した。これらは、今後数週間で利用できるようになる予定だ。このほか、ゲーム開発者向けの機能としてゲームプレイ画面を録画し、その動画を友人同士やYouTube上で共有できる「Video Recoding API」も公開している。なお、GoogleによるとGoogle Play Gamesは190カ国で提供されており、この1年でのインストール数は前年から50%増加し、100万件に達しているという。
2016年03月15日米Googleは14日(現地時間)、同社サービスの脆弱性発見と報告に対し報酬を支払う「Security Reward Program」の最大報酬額をアップすると、同社Security Blogで告知した。Security Reward Programは、2010年にGoogleが開始した脆弱性発見報酬プログラム。外部研究者らが同社サービスのセキュリティ上の脆弱性を発見し、Googleに報告すると、脆弱性の重要度に応じて報酬が支払われる仕組みだ。2015年の一年間、同プログラムで支払われた報酬は200万ドルを超えたとする。今回、プログラムに2つの改定がなされた。ひとつは最大報酬額の引き上げで、従来50,000ドル(約570万円)だったところ、100,000ドル(約1,130万円)へ増額する。対象はChromebookのゲストモードにおける脆弱性で、まだ成功の報告がないという。もうひとつは、Security Reward Programの対象範囲を拡大し、Chromeのダウンロードチェック機能「download protection」の脆弱性についても報奨金を課したこと。同社は興味があれば詳細をチェックするよう案内している。
2016年03月15日デジタル関連のコンシューマデータを収集・分析する7Park Dataによると、米国において昨年10月からGoogleのVR(仮想現実)プラットフォーム「Google Cardboard」の月間アクティブユーザー(MAU)が急増している。といっても、それまで全体の0.05%~0.10%の間だった割合が、11月末に0.17%、12月末に0.35%に伸びただけで、わずか2カ月で3倍を超える増加ではあるものの、全体に占めるユーザーの割合はまだまだ小さい。昨今のVRの話題性を考えると、ここで取り上げるほどの変化ではないのだが、日間アクティブユーザー(DAU)の伸びの推移と比べて見るとVRの危うい現状が見えてくる。MAUの明らかな伸びに対して、DAUはごくわずかな伸びにとどまっているのだ。7Park Dataはユーザーのコメントを公開していないので、原因は推測になるが、昨年後半からVRに関心を持つ人が増加し、最も手軽に試せるCardboardを手にしているのだろう。しかし、頻繁に利用し続けている人は少ない。1回試しただけという人もいるだろう。だから、1カ月のスパンだったらユーザーが増えているものの、1日単位のユーザーは増えていない。リピーターを獲得できていないのだ。もちろん、低コストで手軽に使用できるCardboardはVRを体験させるのを目的としたものなので、DAUが伸びないのは仕方がない。中にはCardboardでVR体験にはまって、Oculus RiftやPlayStation VRなどに関心を持ち始めた人もいるだろう。でも、逆のケースも考えられる。ジェットコースターやハムスターダンスなどシンプルなVRコンテンツに最初は驚いても、リピートしたくなるようなコンテンツやサービスがないと、VRに対する関心が薄れてしまう。それがあるのか、ないのか、答えはDAUの低調すぎる伸びに現れている。今の状況は90年代にマルチメディアがバズワードになった時に似ている。様々なメディアがデジタル化され、CDなどで配られた。それらを使ってみるのは面白かったけど、それだけだった。あの頃に体験したマルチメディアは、マルチメディアやインタラクティブの本質ではなかった。本当に社会全体が変わり始めたのは00年代に入ってから、Google、PayPal、YouTube、Amazonのクラウドサービス、Facebookなどが台頭し始めてからだ。その頃になったらマルチメディアやインタラクティブなんて言葉は使われなくなっていた。言葉ではなく、マルチメディアやインタラクティブの本当の価値が人々を熱中させ始めていたからだ。今VR市場は形になり始めたばかりであり、社会を変えるような存在になるには時間がかかるだろう。マルチメディアの時のようにゆっくりとした変化になるのか、それとももっと速いスピードで大きなインパクトを社会に与えられるのか、その岐路にさしかかろうとしている。GoogleがCardboardよりも機能性を高めたVRゴーグルを発表するという噂が飛び交っている。5月に開催するGoogle I/O 2016で何かしらの発表がある可能性もある。CardboardのMAUとDAUの差を考えると、日常的な利用に応えられるVRゴーグルの投入は効果的だと思う。しかし、本当に必要なのは変化を生み出すコンテンツやサービスだ。しっかりとしたVRゴーグルがあっても、安易なコンテンツが量産されるばかりだったら何も変わらない。たとえば、GoogleマップやYouTube、Googleフォト、Google PlayといったGoogleのサービスと連動し、ユーザーが頻繁に装着したくなるような実用的なソリューションが伴ってこそDAUが伸び、VRの評価が変わってくる。VRとは関係ないが、先週読んだ記事の中で面白かったものを1つ紹介しよう。タイトルは「1ドルもマーケティングに費やすことなく言語学習アプリが 1億1000万ユーザーを獲得した方法」だ。言語学習アプリとはDuolingoのことである。同サービスは、ゲームのステージをクリアするように学習できるゲーミフィケーションになっている。しかし、ゲーム形式にしたからといって多くの人が外国語習得に熱中するわけではない。むしろ、すぐに飽きられるゲーミフィケーションの方が実際には多い。では、なぜDuolingoは成功したのか? CEOのLuis von Ahn氏は、人気モバイルゲーム「Candy Crush」やカジノのスロットマシーンが人々を熱中させるのと同じ理由だという。Candy Crushはプレイヤーが飽きずに遊び続けるように、機械学習を用いて、たとえば列内のキャンディー数などを最適化している。カジノも「出るかもしれない」という心理を持たせるようにスロットマシーンを調整しているそうだ。Duolingoも同じように、ユーザーがDuolingoに熱中する心理効果を生み出すように設計・デザインしている。「形容詞より先に動詞を学ぶべきなのか?」「より複雑なセンテンスに進むタイミングは?」等々…… 機械学習を用いて、効果的かつ学習者が飽きずに学習し続けるようにプログラムを絶えず進化させ続けている。ユーザーを夢中にさせる(hooked)ことに力を注いでいるからゲーミフィケーションが効果を発揮し、わずか3年で1億1000万ユーザーを達成した。VRをゲームから広めていくのは効果的だと思うが、ゲーム市場は小さいし、そしてゲームなら受け入れられるというわけではない。ゲームであれ、その他の分野であれ、ユーザーをhookするコンテンツやサービスがゲームチェンジャーであり、それらが利用しやすくなってこそ、VRが加速をつけて一気に離陸できるようになる。
2016年03月10日米Googleは2日(米国時間)、新しい決済サービス「Hands Free」のパイロット版を米カリフォルニア州サウスベイ地区でスタートすると発表した。Bluetooth Low Energy(LE)やGPSを利用して端末をかざすことなく決済ができ、AndroidおよびiOSに対応する。McDonald’s、Papa John’sなどの一部店舗で利用できるという。Hands Freeは、スマートフォンをPOS端末などにかざすことなく決済できるという新しいサービス。利用には専用アプリをスマホなどの対応デバイスにダウンロードし、自分の写真を設定しておく必要がある。スマートフォンのBluetooth LE、Wi-Fi、位置情報サービスなどのセンサー技術を利用し、利用できる店舗が近くにある場合それを検出。支払い時に「I’ll pay with Google(Googleで支払う)」と告げて自分のイニシャルを伝えると、店舗スタッフはHands Freeのプロフィール写真で本人と確認し、決済が完了する。これに加えて、一部の店舗では決済をさらにスムーズにするため、店舗に設置したカメラを使い、Hands Freeのプロフィール写真を自動検出してユーザーの認識を行う実験も展開する。なお、GoogleはHands Freeカメラが取得した画像情報はすぐに削除するとしている。Hands FreeアプリはGoogle PlayとApp Storeで提供を開始、OSはAndroid 4.2以降、iOS 8以降に対応する。GoogleではAndroid端末向けにNFCを利用したモバイル決済「Android Pay」を提供している。同社によると、米国だけで平均して毎月150万人の新規登録があり、利用できる店舗は200万箇所に達しているという。こちらについては今後も提供地域を拡大し、利用できる店舗を増やしていくとしている。Hands Freeは平行して進めている新しい決済の形を模索した取り組みとなる。
2016年03月03日3月2日(現地時間)、GoogleはGoogleマップ上で使用する公共機関などを用いた移動方法検索技術の最適化方法を公式ブログで解説した。Googleは各大学の研究機関と連携し、次世代のルート計画を研究していたが、それらの成果から移動パターンを見直し、「A地点からC地点へ電車で移動して、次にC地点からB地点へバスで移動する」よりも、「A地点からB地点へバスで直接移動して、たまに早足で歩く」など、合理的な移動パターンの提示を可能にしている。これらの移動パターンは事前に計算して保持しているが、問題は対応する国々の拡大に伴って、計算量が増えてしまう点だ。例えば1万の停留所に対しては1億の移動パターンが必要になるため、拡張性がある移動パターンアルゴリズムを導入することで改善している。下図は公式ブログに掲載されたドイツのバス路線図をクラスター化し、境界駅(異なるエリア間の境界となるバスの停留所)をハイライトしたものだ。まずは各クラスター内の最適な接続の移動パターンを計算し、次に任意のクラスターペアの移動パターンを計算。そして本当に必要な境界駅へのアクセスを導き出している。これらの結果を保存し、クエリに応じて我々ユーザーに移動方法を提示するのがGoogleマップの乗り換え案内機能だ。Googleマップの乗り換え案内機能は、2005年12月の開始時点でオレゴン州ポートランドに留まっていたが、2010年の検索速度向上を経て、現在では日本を含めた世界70カ国2万以上の都市に対応している。阿久津良和(Cactus)
2016年03月03日米Googleは、Googleの開発者向けカンファレンス「Google I/O 2016」の公式サイトを公開した。開催期間は米国時間5月18日から20日まで。米国時間3月8日から受付を開始する。Google I/Oは、Androidをはじめ、Googleが手掛ける事業の最新情報が発表される、開発者向けのカンファレンス。昨年の2015年では、Android M(6.0 Marshmallow)のDeveloper Preview版やIoT機器を接続する独自プロトコル「Weave」、ダンボール製VRバイザー「Cardboard」の新世代モデルなどが発表された。「Google I/O 2016」公式サイトでは、間もなく詳細を発表すると案内している。
2016年03月02日米Googleは、開発者向けカンファレンス「Google I/O 2016」の特設サイトを公開した。「Google I/O」は、Androidをはじめ、Googleが手がけるプロダクトの最新情報が明かされる開発者向けカンファレンス。2014年の「Google I/O 2014」では、Android 5.0 Lollipopやウェアラブル機器向けプラットフォームAndroid Wearなどが公開。2015年の「Google I/O 2015」ではAndroid 6.0 MarshmallowのDeveloper Previewが公開された。2016年は、米国時間5月18日から20日までの期間、カリフォルニア州にあるショアライン・アンフィシアターで開催される。受付開始は米国時間3月8日から。
2016年03月02日Googleは2日、東日本大震災で被害をうけた地域のストリートビューを更新した。2015年6月から2016年1月にかけ、岩手県、宮城県、福島県、茨城県内の59市19町4村を新たに撮影した。同社では、震災直後の2011年、震災から3年目にあたる2013年、5年目にあたる2015年に、「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」としてとして被災地のストリートビューを撮影し、パノラマ画像を更新してきた。「東北の今を知る一助となることを願う」として活動を続ける。公開したストリートビューは、Googleマップおよび特設サイト「未来へのキオク」で閲覧可能。Googleでは、被災地の経年変化を追う動画も公開している。
2016年03月02日iOS版の「Googleマップ」アプリで、ナビゲーション中の経由地の検索・追加が可能になる。2月29日(米国時間)からロールアウトが始まった。たとえば、目的地に向かっている途中で給油が必要になった時に、ナビゲーションを離れることなく最寄りのガソリンスタンドを見つけてルートに追加できる。経由地の検索・追加は、昨年10月にAndroid版のGoogleマップで提供され始めた機能だ。ナビゲーションを開始すると、右上に検索アイコンが現れ、タップすると「ガソリンスタンド」「レストラン」「スーパー」「カフェ」などをカテゴリ検索できるほか、任意のキーワードを入力して検索したり音声検索も可能。検索はナビゲーションルート沿いで行われ、結果がマップ上に表示される。ガソリンスタンドならリアルタイムのガソリン価格も確認できる。結果の場所の1つを選択すると、その場所を経由するようにルートが変更される。
2016年03月01日米Googleは2月24日(米国時間)、モバイル版のGoogle検索の結果ページに「Accelerated Mobile Pages (AMP)」で作成したWeb記事のセクションを設けた。AMPで作成された記事は、関連するキーワードで検索が行われた場合に結果ページのTop Stories内に現れる。AMP記事にはAMPのロゴマークが付き、タップするとGoogle.com内で瞬く間に記事ページが開く。AMPは、モバイルWebページの高速表示を実現するためにGoogleが立ち上げたプロジェクトだ。AMPで提供することで、非AMPページよりも1/10程度までデータ量を抑えられ、平均4倍の高速ロードが可能になる。同プロジェクトには、Twitter、Pinterest、Medium、Wordpress、そして世界のパブリッシャー大手が多数参加しており、その成果はオープンソースで公開されている。
2016年02月25日Googleは現地時間18日、同社のオフィシャルブログ「Google Cloud Platform Blog」において機械学習で画像認識能力を向上させていくGoogle Cloud Vision APIがベータ版になったことを告知した。スポーツカーや寿司、鷲といった探知が可能で、顔認識から表情の感情を読み取ったり、画像上に写る文字からテキストを読み取るOCR機能なども持つ。昨年12月より限定版として数千の企業の利用を通して、数百万の画像でこの機能を試してきたが、今回ベータ版としてリリースされるにいたったことが掲載されている。料金は機能毎1000ユニット/月ごとの従量課金が予定されており、1,000イメージで2ドル(Label Detection)、同様に0.6ドル(OCR)といった価格が3月1日から予定されていることが掲載されている。β期間中は、月あたり2千万イメージの上限があり、またCloud Vision APIはリアルタイムでのレスポンスが求められるようなアプリケーションには、向いていないことにも言及している。ほか、ドキュメンテーションへのリンクと、PythonとJavaを用いたAndroid/iOSのモバイルアプリのサンプルへのリンクも用意されている。
2016年02月22日Googleは18日、メディア ストリーミングデバイス「Chromecast Audio」を日本国内で販売すると発表した。19日にGoogleストアや家電量販店などで発売する。価格は税込4,980円。スピーカーと接続して、無線LAN経由で音楽をストリーミングする端末。「Google Playミュージック」や「AWA」といったキャストに対応アプリの音楽やラジオ番組といった音声コンテンツをストリーミングすることができる。また「ゲストモード」により同一LAN内にある複数のデバイスからペアリングすることなく「Chromecast Audio」を操作できるほか、複数の「Chromecast Audio」がある場合には、それぞれをまとめてグループ化して同じコンテンツの再生が可能だ。このほか、コンテンツの再生中は、ブラウジングや通話などほかの操作も行える。操作デバイス側の対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.7以降、Android 4.1以降、iOS 7.0以降。通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN。本体のインタフェースは、3.5mmミニ×1、RCA×1、光デジタル端子×1。電源はACアダプタで、本体のmicroUSBポートにつないて使用する。本体サイズはW51.9×D51.9×H13.49mm、重量は30.7g。本体カラーはブラック。
2016年02月18日Googleは18日、メディアストリーミング端末「Chromecast」の第2世代モデルを日本国内で販売すると発表した。19日にGoogleストアや家電量販店などで発売する。価格は税込4,980円。KDDIが運営する「au WALLET Market powered by LUXA」では、「Chromecast」とビデオパス(90日間)のセットを特別価格で販売するキャンペーンを実施する。Chromecastは、テレビやディスプレイのHDMI端子に接続し、YouTubeやNetflix、Google Play ムービー、dアニメ、dTVなどのコンテンツを再生する端末。映像や音楽だけでなく、ゲームプレイも可能となっている。前世代ではスティック型だった形状を丸型に変更、さらに接続用のHDMIケーブルを本体に直付けした。これにより、HDMI端子に接続したとき、出っ張らずに取り付けられるほか、ほかのポートと干渉しにくくなった。また、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに加えて、5GHz帯のIEEE802.11ac対応無線LANを新たにサポートし、高品質の映像をこれまでよりも高速の読み込みで視聴できるという。Chromecastの操作は、スマートフォン、タブレット、PCから行う。操作デバイス側の対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.7以降、Android 4.1以降、iOS 7.0以降。なお、第2世代「Choromecast」の発売に合わせて、スマートフォン用のChromecastアプリもアップデートされた。コンテンツのジャンル別表示やレコメンドに対応する。電源はACアダプタで、本体のmicroUSBポートにつないて使用する。画面出力は最大1080p。カラーはインディゴ/ブラック、レモネード、コーラルの3色で、レモネードとコーラルはGoogleストア限定で販売する。本体サイズはW51.9×D51.9×H13.49mm、重量は39.1g。電源ケーブル長は1.75m。
2016年02月18日米Googleは2月17日(現地時間)、Gmailifyという新機能をAndroid版Gmailアプリに追加した。MicrosoftやYahoo!など他社のメールサービスのメールアドレスをGmailアドレスに関連付けられる。Android版のGmailアプリのマルチアカウント機能はYahoo! MailやHotmail/Outlookなど他社のメールアカウントをサポートしており、全てのメールをGmailアプリの統合受信箱で閲覧できる。Gmailifyを使ってGmail以外のメールアカウントをリンクさせると、他社のメールアカウントのメールにもGmailの迷惑メール対策機能や自動ソート機能、Google Nowカードなどを利用できるようになる。リンクさせるにはAndroid版Gmailアプリ(バージョン4.4 以上)で「設定」を開き、Gmail以外のアカウントで「アカウントをリンクする」をタップする。他社のメールアドレスをGmailに関連付けると、ウェブ版(mail.google.com)でも関連付けたGmailアドレスにメールが表示されるようになる。
2016年02月18日