先週土曜日、クリステン・ウィグが「サタデー・ナイト・ライブ」(以下「SNL」)のホストを務め、「Five-Timers Club」の仲間入りを果たした。「Five-Timers Club」のメンバーとしてみなされるのは、「SNL」でホストを少なくとも5回以上務めたセレブゲストで、これまでに認定されたメンバーにはトム・ハンクス、ドリュー・バリモア、エマ・ストーン、アレック・ボールドウィンらがいる。番組の中で、「私は正式にFive-Timers Clubに加入しました」と喜びの声を上げたクリステン。すると客席から同クラブのメンバー、ポール・ラッドが「ヘイ、クリステン!」と呼びかけびっくりさせる。「うれしいよね。ワクワクするよね。今夜きみもFive-Timersジャケットをもらえるんだよ。ぼくのを見てよ」と着用しているジャケットを自慢げに見せた。ホストを2回しか務めたことのないマット・デイモンも、ジャケットを着て観客席にスタンバイ。その理由を「1回目の出来がすごくよくて、3回分。2回目はそうでもなかったけれど、2回分の価値が認められたんじゃないかな。それで、合計5回」と説明するが、クリステンは「それは…フェアじゃないような気が…」と困惑。すると、ホストを5回務めたことがないのにジャケットを着たジョン・ハムらが舞台上に現れ、ますますクリステンは困惑する。最後には来週ホストを務めるライアン・ゴズリングが、「まだ3回もホストをやっていないのに…」とオドオドしながらジャケットを着用して登場。観客席の盛り上がりは最高潮に。クリステンはライアンにジャケットを着せてもらって大喜びだった。ファンは「クリステンはSNLのレジェンド!」「カメオ出演、豪華すぎる!」「すごくおもしろかった」「クリステン、おめでとう!」などの感想をYouTubeに寄せている。(賀来比呂美)
2024年04月08日東京・THEATER MILANO-Zaで上演中の舞台『HiGH&LOW THE 戦国』より、2月25日(日) に行われる千秋楽公演の模様がライブ配信される。『HiGH&LOW』シリーズとして初めて戦国時代が舞台となる本作。《須和国(スワノクニ)》の若き指導者・黄斬を片寄涼太(GENERATIONS)、国王の血を受け継ぐ幼馴染の吏希丸を瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団)、《尊武国(ソンブノクニ)》の軍事総大将・玄武をRIKU(THE RAMPAGE)、玄武の戦いに惚れ込み鍛錬に志願刀鍛冶の家に生まれた白銀を浦川翔平(THE RAMPAGE)、《乃伎国(ノギノクニ)》で若くして水の民を従える城主を継いだ男・湧水を水美舞斗(宝塚歌劇団)、湧水の側近である弦流を藤原樹(THE RAMPAGE)がそれぞれ演じる。また、ゲストダンサーとしてプロダンスリーグD.LEAGUEのダンサーや、メンバー全員が世界大会のチャンピオンタイトル保持者のパフォーマンス集団RAG POUNDのメンバーらを迎え、本作の見どころであるアクションシーンはダンスと殺陣で表現される。千秋楽公演の配信チケットは、2024年2月25日(日) 12時30分まで発売中。さらに千秋楽公演ではスペシャルカーテンコールが実施される予定だ。<配信情報>舞台『HiGH&LOW THE 戦国』千秋楽公演配信日程:2024年2月25日(日) 12:00~上演終了まで。※見逃し配信の予定はございません。詳細はこちら: HiGH&LOW THE 戦国 製作委員会
2024年02月15日光と音と映像の洪水、高速殺陣にダンスバトル、ライブコンサートの熱狂、これらを『HiGH&LOW 』シリーズの世界観に溶け込ませてリミックスした『HiGH&LOW THE 戦国』が華やかに開幕した。舞台となるのは、宇宙のどこかに存在していたかもしれないもうひとつの戦国時代。内乱によって砂漠と化した須和国、河口に栄えた水の都乃伎国、刀鍛冶の国として栄えた尊武の国。ここに袁空国、佐峨国の二国を合わせ、五か国が群雄割拠している。中でも争いが絶えない三国は、いずれも内憂外患にあえいでいる。須和国は砂金をめぐり争いに巻き込まれているが、若く理性に溢れた指導者・黄斬=劔黄伊右衛門(片寄涼太)は、毎夜悪夢に悩まされており刀すら抜けず戦どころではない。側近で幼馴染の吏希丸(瀬央ゆりあ)は励ましながらも危機感を覚えている。ネーションカラーは砂漠を思わせるアースカラー。刀鍛冶の国にふさわしく好戦的な尊武国の主・上宮地玄武(RIKU)は、欲望を礼賛し圧倒的な武力で国を治めようとするマッチョな男。玄武に憧れ、彼がそうなってしまった生い立ちを知る側近の白銀相生(浦川翔平)が諫めても、まるで聞く耳を持たない。ネーションカラーは鍛冶の紅蓮の炎を思わせる赤。乃伎国は、人々を潤し、ときに濁流へと変貌する水の国。若き城主・神洲崎湧水(水美舞斗)は国を治める激務と重圧に苦しみ、もうひとつのペルソナを身に着けなければ、人を裁くにも冷徹になりきれない。側近の姫川弦流(藤原樹)もまた自身の秘めた想いに苦しむ。ネーションカラーは透き通った青。その三国のリーダーたちの心の間隙や互いへの戦意に目をつけて暗躍するのが、蛇ノ内一家の糜爛一味だ。やがて五国の社に封印されていたチカラが解き放たれ、三国はいやおうなく大合戦に巻き込まれていく。その戦乱の中で黄斬たちは傷つきながらも自分のなすべきことに目覚め、手を携えて共に立ち上がる時を迎える。出演者やダンスチーム、アクションチームが超高速で入り乱れる戦乱=抗争シーンは圧巻だ。殺陣にそれぞれのお国柄が表れているのは必見。須和国では泥臭いほど力強く、乃伎国の殺陣は水の流れのように華麗で、尊武国の立回りは荒々しく激しく、三国を見比べるのも楽しい。三国のリーダーや彼らを支える友が切ない思いを歌い上げる楽曲も、バラードやラップとバラエティ豊か。激しい立ち回りで舞台に叩きつけられる兵士たちの肉体の音すらリズミカルだ。それぞれの国のリーダーとその友という3組のバディの関係性が、この『THE戦国』でもアツく切なく描かれる。ハムレットのようにひとりでもがく黄斬の傍には、幼馴染であり彼を最も理解している吏希丸が常にいる。だが吏希丸は黄斬の刀に巣食う呪いから友を解き放つため、あえて自分にしかできない手段に手を染めていく。また白銀は、玄武に憧れ指導者としての資質を彼の中に見出している。やはり刀の呪いによって欲にからめとられた玄武を、殴られても遠ざけられても何度でも立ち上がり、どこまでもけなげに玄武にぶつかっていく。湧水と弦流の間に流れる情感は他の二国のそれとは趣が異なり、ここだけで既に一篇の物語のようだ。城主としての己と本当の自分とでいまだ揺れる湧水は、幼いころからの友・弦流の自分への一途な想いに現世では応えてやることができない。湧水の哀しみが炸裂する瞬間、このふたりの男に『ベルサイユのばら』のオスカルとアンドレが重なり、客席のあちこちからすすり泣きが聞こえてきた。スピンオフを観てみたくなる美しいシーンだった。LDHの舞台作品に宝塚歌劇団から現役の男役スター水美と瀬央が出演することでも話題となった。ふたりは宝塚男役としての表現を「HiGH&LOW」の世界になじませつつも、磨き上げた男役のスピリットとオーラを溢れさせ、物語に厚みをもたらした。さらに劇団EXILEの小野塚勇人と櫻井佑樹、うえきやサトシ、阿部亮平、久保田創、冨田昌則ほかの出演。2月25日(日)まで、東京・THEATER MILANO-ZAにて。取材・文:工藤粧撮影:内田涼<公演情報>戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』企画・プロデュース:EXILE HIROHIRO演出:TEAM GENESIS脚本:平沼紀久・渡辺啓出演:片寄涼太(GENERATIONS)水美舞斗(宝塚歌劇団)RIKU(THE RAMPAGE)瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団)藤原樹(THE RAMPAGE)浦川翔平(THE RAMPAGE)小野塚勇人(劇団EXILE)うえきやサトシ櫻井佑樹(劇団EXILE)阿部亮平久保田創冨田昌則■KADOKAWA DREAMS ※日替わりキャストMINAMI 颯希(SATSUKI) Ryo TSY syuichi AIRA RAIZYUMIZUHO■RAG POUNDSHUN(Baby Twiggz)SHOOT(Soulja Twiggz)KC(General Twiggz)YOUTAMADD TWIGGZ藤澤慧士真鍋恭輔宮永裕都じゃっき~杉本佳幹横山慶次郎佐久本歩夢桜井鷹2024年1月29日(月)〜2月25日(日)会場:東京・THEATER MILANO-Za公式サイト:※掲載可能期間が経過したため舞台写真は取り下げました。(c)2023 HiGH&LOW THE 戦国 製作委員会
2024年02月02日LDHが誇る総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」シリーズを舞台化した戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』が1月29日(月)から、東京・歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで開幕。それに先立ち、取材会&ゲネプロが同劇場で行われ、出演する片寄涼太(GENERATIONS)、水美舞斗(宝塚歌劇団)、RIKU(THE RAMPAGE)、瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団)、藤原樹(THE RAMPAGE)、浦川翔平(THE RAMPAGE)が意気込みを語った。戦乱の世、とある陰謀が引き金となり、砂漠と化した須和国(スワノクニ)、河口に栄えた水の都・乃伎国(ノギノクニ)、戦闘民族が集まる火の国・尊武国(ソンブノクニ)の三国が大合戦に巻き込まれる。「HiGH&LOW」シリーズ初出演となる片寄は、須和国の若き指導者・黄斬(キザン)を演じ「プロデューサーのHIROさんがここ数年感じ取ったことが、台詞になって、僕らにメッセージを送っているよう。人生を考えさせるメッセージがあるのも、LDHの作品だからこそ」と本作についてコメント。「みんなが主役級の思いと覚悟を背負って、役を生きている世界が見どころ。台詞の一つ一つにも、伏線や意味が込められている。それが『HiGH&LOW』らしい」と語り、「新しいHiGH&LOWを楽しんでいただければ」とアピールしていた。宝塚歌劇団の水美と瀬央は、そろって宝塚歌劇以外の公演に初めて出演。水美が若くして水の民を従える乃伎国の城主を継いだ男・湧水(ユウスイ)を、瀬央は黄斬の幼なじみで国王の血を受け継ぐ吏希丸(リキマル)を演じており、「男性ばかりの中で、男役としてどう挑むか。どうしたら、より役に見合った男性に見えるかを考える過程が興味深かった」(水美)、「宝塚で培ったクセのようなものが、リアルな男性とのお芝居で邪魔になってしまうことも。ゼロから芝居に向き合うつもりで、役を作り上げた」(瀬央)と新たなチャレンジに瞳を輝かせた。尊武国の軍事総大将・玄武(ゲンブ)を演じるRIKUも、「HiGH&LOW」シリーズ初出演で「LDHとして大切な作品なので、自分が出ることで汚してしまわないように、やるしかない」と意気込み、「表現者としての自分に必要なものに出会えた気がする。役者としての成長が、THE RAMPAGEに戻ったときに必ず生かせる」と手応えを示した。浦川は、玄武の戦いに惚れ込み鍛錬に志願する白銀(シロガネ)役で、「それぞれの正義がぶつかり合い、力を合わせて悪に立ち向かう。それと楽曲が魅力的なのも、LDHのエンタテインメントらしい」と話していた。湧水の側近である弦流(ゲンリュウ)を演じる藤原は、「いつかは『HiGH&LOW』の舞台があるだろうなと予想していた。オファーをいただき、ついに来たかと光栄だった」と振り返り、「宝塚のおふたりと共演し、役への向き合い方がやっぱりプロだなと思う瞬間が多々あり、自分も役と向き合い、成長しないといけないと強い思いを感じた」と水美・瀬央との共演に刺激を受けていた。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』企画・プロデュース:EXILE HIROHIRO演出:TEAM GENESIS脚本:平沼紀久・渡辺啓出演:片寄涼太(GENERATIONS)水美舞斗(宝塚歌劇団)RIKU(THE RAMPAGE)瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団)藤原樹(THE RAMPAGE)浦川翔平(THE RAMPAGE)小野塚勇人(劇団EXILE)うえきやサトシ櫻井佑樹(劇団EXILE)阿部亮平久保田創冨田昌則■KADOKAWA DREAMS ※日替わりキャストMINAMI 颯希(SATSUKI) Ryo TSY syuichi AIRA RAIZYUMIZUHO■RAG POUNDSHUN(Baby Twiggz)SHOOT(Soulja Twiggz)KC(General Twiggz)YOUTAMADD TWIGGZ藤澤慧士真鍋恭輔宮永裕都じゃっき~杉本佳幹横山慶次郎佐久本歩夢桜井鷹2024年1月29日(月)〜2月25日(日)会場:東京・THEATER MILANO-Za公式サイト: HiGH&LOW THE 戦国 製作委員会
2024年01月29日2月25日(日) に東京・THEATER MILANO-Zaで上演される舞台『HiGH&LOW THE 戦国』千穐楽の模様が、全国の映画館でライブ・ビューイングされることが決定した。『HiGH&LOW』シリーズで初めて戦国時代が舞台となる本作。HiGH&LOWシリーズ初出演となる片寄涼太(GENERATIONS)、RIKU(THE RAMPAGE)、宝塚歌劇以外の公演に出演するのは初となる水美舞斗、瀬央ゆりあが出演する。そのほか、THE RAMPAGEの浦川翔平、藤原樹、劇団EXILEの小野塚勇人、櫻井佑樹、劇団4ドル50セントのうえきやサトシ、阿部亮平、冨田昌則といった面々がキャストとして名を連ねている。<イベント情報>舞台『HiGH&LOW THE 戦国』ライブ・ビューイング2024年2月25日(日) 12:00開演詳細はこちら:<公演情報>戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』企画・プロデュース:EXILE HIRO演出:TEAM GENESIS脚本:平沼紀久・渡辺啓【出演】片寄涼太(GENERATIONS)水美舞斗(宝塚歌劇団)RIKU(THE RAMPAGE)瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団)藤原樹(THE RAMPAGE)浦川翔平(THE RAMPAGE)小野塚勇人(劇団EXILE)うえきやサトシ櫻井佑樹(劇団EXILE)阿部亮平久保田創冨田昌則■KADOKAWA DREAMS ※日替わりキャストMINAMI 颯希(SATSUKI) TSY Ryo AIRA RAIZYU syuichi MIZUHO■RAG POUNDSHUN(Baby Twiggz)SHOOT(Soulja Twiggz)KC(General Twiggz)YOUTAMADD TWIGGZ藤澤慧士真鍋恭輔宮永裕都じゃっき~杉本佳幹横山慶次郎佐久本歩夢桜井鷹公演日程:2024年1月29日(月)〜2月25日(日) 東京・THEATER MILANO-Za公式サイト: HiGH&LOW THE 戦国 製作委員会
2024年01月25日「HiGH&LOW」シリーズを上映する企画「ハイロー祭り!」が、2月3日(土)より109シネマズプレミアム新宿にて開催されることが決定した。「ハイロー祭り!」は、THEATER MILANO-Zaにて上演予定の舞台「HiGH&LOW THE 戦国」の東急歌舞伎町タワー全館コラボ企画のひとつ。『HiGH&LOW THE MOVIE』(’16)、『HiGH&LOW THE RED RAIN』(’16)、『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』(’17)、『HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION』(’17)、『HiGH&LOW THE WORST』(’19)、『HiGH&LOW THE WORST X』(’22)といった映画7作品に加え、『HiGH&LOW THE MOVIE』の世界観がリンクした壮大なスケールのライヴ・エンタテインメントとして、4大ドーム18公演でライブビューイングも含め100万人を動員した「HiGH&LOW THE LIVE」を上映する。109シネマズプレミアム新宿「ハイロー祭り!」概要■上映日時・作品2月3日(土)17:00「HiGH&LOW THE LIVE」2月4日(日)17:00『HiGH&LOW THE MOVIE』2月9日(金)24:00「HiGH&LOW THE LIVE」2月10日(土)17:00『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』2月11日(日)17:00『HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION』2月12日(月・祝)17:00『HiGH&LOW THE RED RAIN』2月17日(土)17:00『HiGH&LOW THE WORST』2月18日(日)17:00『HiGH&LOW THE WORST X』2月23日(金・祝)17:00『HiGH&LOW THE MOVIE』2月24日(土)17:00『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』2月25日(日)17:00『HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION』■鑑賞料金通常料金でのご案内<CLASS S>一般6,500円、シネマポイント会員6,000円<CLASS A>一般4,500円、シネマポイント会員4,000円2月9日(金)「HiGH&LOW THE LIVE」のみ以下料金<CLASS S>一般5,600円、シネマポイント会員5,100円※ただし、OVERTUREサービス対象外<CLASS A>一般4,500円、シネマポイント会員3,500円■販売スケジュール各上映日の3日前0:00より109シネマズプレミアム新宿公式HPより販売開始戦国時代活劇「HiGH&LOW THE 戦国」は1月29日(月)~2月25日(日)THEATER MILANO-Zaにて上演。(シネマカフェ編集部)■関連作品:HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY 2017年8月19日より全国にて公開©; 「HiGH&LOW」製作委員会HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2024年01月19日戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』のメインビジュアルと東急歌舞伎町タワー全館とのコラボ、ゲーム「信長の野望」シリーズとのコラボが15日、明らかになった。今回のビジュアルは《須和国》の若き指導者・黄斬(片寄涼太)、国王の血を受け継ぐ幼馴染の吏希丸(瀬央ゆりあ)、《尊武国》の軍事総大将・ 玄武(RIKU)、玄武の戦いに惚れ込み鍛錬に志願刀鍛冶の家に生まれた白銀(浦川翔平)、《乃伎国》の若くして水の民を従える城主を継いだ男・ 湧水(水美舞斗)、湧水の側近である弦流(藤原樹)を中心にしたもの。豪華絢爛で極上な戦国の世界観を感じつつも『HiGH&LOW』らしさを感じる熱いビジュアルになっている。○■『HiGH&LOW THE 戦国』スペシャルコラボ決定上演に合わせて東急歌舞伎町タワーとの全館コラボも決定。第1弾としてHOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotelにて、舞台の世界観を客室でも楽しめるコラボルームの展開し、オリジナルルームキー、メッセージカード、特製スイーツ、オリジナルアメニティなども予定する。第2弾として109シネマズプレミアム新宿にてこれまでの「HiGH&LOW」シリーズの映画やLIVEを振り返ることができる上映会を実施する「ハイロー祭り!」を開催。さらに第3弾として2月9日にナイトエンターテインメント施設「ZEROTOKYO」にて「ハイローナイト」と題したクラブイベントを開催する。HiGH&LOW楽曲はもちろんのこと、「JAPANESE SUBCULTURE」をテーマに、ハイローファン以外の方々にも楽しんでいただけるプレミアムパーティーとなり、公演を終えた「HiGH&LOW THE 戦国」キャストが遊びに来る可能性も。そして、今年誕生40周年を迎えた、戦国時代の日本を題材とした歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』シリーズとのスペシャルコラボも決定。詳細は近日公開される。コラボタイトルは『信長の野望 覇道』『信長の野望 出陣』『100万人の信長の野望』『信長の野望 20XX』。【編集部MEMO】『HiGH & LOW』はこれまでドラマシリーズ5作、映画シリーズ7作が制作され、累計興行収入89億円、累計観客動員621万人を突破した、音楽・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた「総合エンタテインメントプロジェクト」。今回は戦国時代を舞台に物語が繰り広げられる。
2023年12月15日2024年1月29日(月) より東京・THEATER MILANO-Zaで上演される戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』のメインビジュアルが公開となった。今回のビジュアルは《須和国(スワノクニ)》の若き指導者・黄斬(片寄涼太)、国王の血を受け継ぐ幼馴染の吏希丸(瀬央ゆりあ)、《尊武国(ソンブノクニ)》の軍事総大将・玄武(RIKU)、玄武の戦いに惚れ込み鍛錬に志願刀鍛冶の家に生まれた白銀(浦川翔平)、《乃伎国(ノギノクニ)》の若くして水の民を従える城主を継いだ男・湧水(水美舞斗)、湧水の側近である弦流(藤原樹)を中心にした豪華絢爛で極上な戦国の世界観を感じつつも、『HiGH&LOW』らしさを感じる仕上がりとなっている。併せて、東急歌舞伎町タワーとの全館コラボが決定。コラボ第1弾は「HOTEL GROOVE SHINJUKU,A PARKROYAL Hotel」で、舞台の世界観を客室でも楽しめるコラボルームの展開、第2弾は「109シネマズプレミアム新宿」でこれまでの『HiGH&LOW』シリーズの映画やライブを振り返ることができる上映会「ハイロー祭り!」を開催。さらに第3弾として2024年2月9日(金) にナイトエンターテインメント施設「ZEROTOKYO」で『ハイローナイト』と題したクラブイベントが行われる。そして今年誕生40周年を迎えた、戦国時代の日本を題材とした歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』シリーズとのスペシャルコラボも決定。詳細は近日発表される。『HiGH&LOW THE 戦国』ビジュアル撮影メイキング映像<公演情報>戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』企画・プロデュース:EXILE HIRO演出:TEAM GENESIS脚本:平沼紀久・渡辺啓【出演】片寄涼太(GENERATIONS)水美舞斗(宝塚歌劇団)RIKU(THE RAMPAGE)瀬央ゆりあ(宝塚歌劇団)藤原樹(THE RAMPAGE)浦川翔平(THE RAMPAGE)小野塚勇人(劇団EXILE)うえきやサトシ櫻井佑樹(劇団EXILE)阿部亮平久保田創冨田昌則■KADOKAWA DREAMS ※日替わりキャストMINAMI 颯希(SATSUKI) TSY Ryo AIRA RAIZYU syuichi MIZUHO■RAG POUNDSHUN(Baby Twiggz)SHOOT(Soulja Twiggz)KC(General Twiggz)YOUTAMADD TWIGGZ藤澤慧士真鍋恭輔宮永裕都じゃっき~杉本佳幹横山慶次郎佐久本歩夢桜井鷹公演日程:2024年1月29日(月)〜2月25日(日) 東京・THEATER MILANO-Za公式サイト: HiGH&LOW THE 戦国 製作委員会
2023年12月15日舞台「HiGH&LOW THE 戦国」が来春、THEATER MILANO-Zaにて上演されることが決定。特報映像も公開された。時は戦乱の世。かつてその一帯には、五つの社が建てられ、社の周辺はそれぞれ国が栄えていった。以前は緑豊かだったが、内乱によって砂漠と化した須和国。河口に栄えた水の都・乃伎国。生まれながらに戦う戦闘族が集まる火の国・尊武国。ここに袁空国、佐峨国を加えた五つの国が群雄割拠する時代。各国の長たちは自国の繁栄を願い信頼できる仲間とともに戦いを続けていたが、彼らの戦意を我がものとするべく、忍び寄る影が…。社に封印されたチカラを解き天下を治めんとする野望が、須和国、乃伎国、尊武国の三国を巻き込み大合戦へと発展していく――。EXILE HIROが企画・プロデュースを手掛ける本作は、音楽・コミック・LIVE・テーマパーク・フラッシュアニメ・ソーシャルゲームと、あらゆるメディアを融合させた総合エンタテインメント・プロジェクト“HiGH&LOW PROJECT”が仕掛ける戦国時代活劇。4月にオープンしたばかりのTHEATER MILANO-Zaは、歌舞伎町と共に発展した新宿ミラノ座の名前を継承するライブエンタテインメントシアターで、出演者と観客がお互いの鼓動や息遣いを感じられる約900席の空間となっている。本作では、出演者が客席を縦横無尽に走り回り、ステージと客席の一体感が堪能できるようだ。出演は、「HiGH&LOW」シリーズ初出演となる片寄涼太(GENERATIONS)とRIKU(THE RAMPAGE)、宝塚歌劇以外の公演に出演するのは初めてとなる水美舞斗と瀬央ゆりあ。「THE RAMPAGE」の浦川翔平、藤原樹、「劇団EXILE」の小野塚勇人、櫻井佑樹、劇団4ドル50セントのうえきやサトシ、様々な映像作品で一癖ある役を演じ作品を盛り上げる阿部亮平、俳優のみならず演出・殺陣師としても活躍する冨田昌則ほか。演出はクリエイター集団「TEAM GENESIS」、これまでの「HiGH&LOW」シリーズの脚本を担当してきた平沼紀久と、脚本家に転身した渡辺啓がタッグを組み、脚本を担当する。ほかにも、ゲストダンサーとしてプロダンスリーグD.LEAGUEのダンサーや、メンバー全員が世界大会のチャンピオンタイトル保持者のパフォーマンス集団「RAG POUND」のメンバーらを迎え、見どころであるアクションシーンを、ダンスと殺陣で表現する。なお、本公演のチケット一般発売日は12月23日(土)。チケット先行抽選予約は11月1日(水)よりファンクラブほかにて順次、行われる。キャストコメント・片寄涼太この度、舞台『HiGH&LOW THE 戦国』で劔黄伊右衛門役を務めさせていただきます。HiGH&LOWシリーズに演者として関わるのは初めてで、このようなタイミングで大役をいただいたことに私自身もサプライズを感じ、未だ誰も見たことのないエンターテインメントへの挑戦に心からワクワクしています。舞台をほぼ経験のない私ですので、舞台経験の豊富な素晴らしい出演者の方々のなかで、舞台を一から学んでたくさんの刺激をいただきながら、自分の出来得る表現をこの作品に最大限にぶつけたいと思います。そしてこれはただの舞台ではなく、LDHにしか出来ない至高のエンターテインメント作品です。いま業界大注目のTHEATER MILANO-Zaで繰り広げられる今作を是非劇場で、ご体感頂けたらと思います。・水美舞斗今回、舞台『HiGH&LOW THE 戦国』に出演させていただけるこのようなご縁にとても感謝しております。初めての事尽くしでどのような舞台になるのか、今からのお稽古や本番の舞台に胸が高鳴っています。この舞台で新たな挑戦をさせていただき成長できますよう精一杯努めたいと思います。劇場でお会い出来ることを楽しみにしております!・RIKUこの度、舞台『HiGH&LOW THE 戦国』上宮地玄武役で出演させて頂く事になりました!先輩方から始まったハイローの世界が戦国時代バージョンになるということで、すごくワクワクしております!!LDHが大切に育ててきた『HiGH&LOW』を汚さぬように、素敵な演者の方々と共に切磋琢磨して最高の舞台にできるように頑張ります!是非劇場にお越しください!!心よりお待ちしております!!戦国時代活劇「HiGH&LOW THE 戦国」は2024年1月29日(月)~2月25日(日)THEATER MILANO-Zaにて上演。(シネマカフェ編集部)
2023年10月31日戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』が上演されることが31日、明らかになった。『HiGH & LOW』はこれまでドラマシリーズ5作、映画シリーズ7作が制作され、累計興行収入89億円、累計観客動員621万人を突破した、音楽・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた「総合エンタテインメントプロジェクト」。今回は戦国時代を舞台に物語が繰り広げられる。出演は2012年11月にGENERATIONSのボーカルとしてメジャーデビューし、HiGH&LOWシリーズには初出演となる片寄涼太、2009年に宝塚歌劇団に入団し宝塚歌劇以外の公演に出演するのは初めてとなる水美舞斗、THE RAMPAGEのボーカルの1人で同シリーズ初出演となるRIKU、2009年に宝塚歌劇団に入団し宝塚歌劇以外の公演に出演するのは初めてとなる瀬央ゆりあ。さらにTHE RAMPAGEの浦川翔平、藤原樹、劇団EXILEの小野塚勇人、櫻井佑樹、劇団4ドル50セントのうえきやサトシ、俳優の阿部亮平、殺陣師としても活躍する冨田昌則ほか、作品の世界観を固める個性豊かなキャストが集結する。企画・プロデュースはEXILE HIROが務め、演出にはクリエイター集団「TEAM GENESIS」、脚本にはこれまでの『HiGH&LOW』シリーズの脚本を担当してきた平沼紀久と渡辺啓のタッグが担当。衣裳は宝塚歌劇団の有村淳が手掛ける。会場は、2023年4月にオープンしたばかりの「THEATER MILANO-Za」で、出演者が客席を縦横無尽に走り回り、ステージと客席の一体感を高める。ゲストダンサーとしてプロダンスリーグD.LEAGUEのダンサーや、メンバー全員が世界大会のチャンピオンタイトル保持者のパフォーマンス集団RAG POUNDのメンバーらを迎え、本作の見どころであるアクションシーンはダンスと殺陣で表現される予定。圧倒的迫力のダンスパフォーマンスで観客を物語の世界観に惹き込んでいく。公演はTHEATER MILANO-Zaにて2024年1月29日〜2月25日○■片寄涼太 コメントこの度、舞台『HiGH&LOW THE 戦国』で劔 黄伊右衛門役を務めさせていただきます。HiGH&LOWシリーズに演者として関わるのは初めてで、このようなタイミングで大役をいただいたことに私自身もサプライズを感じ、未だ誰も見たことのないエンターテインメントへの挑戦に心からワクワクしています。舞台をほぼ経験のない私ですので、舞台経験の豊富な素晴らしい出演者の方々のなかで、舞台を一から学んでたくさんの刺激をいただきながら、自分の出来得る表現をこの作品に最大限にぶつけたいと思います。そしてこれはただの舞台ではなく、LDHにしか出来ない至高のエンターテインメント作品です。いま業界大注目のTHEATER MILANO-Zaで繰り広げられる今作を是非劇場で、ご体感頂けたらと思います。"○■水美舞斗 コメント今回、舞台『HiGH&LOW THE 戦国』に出演させていただけるこのようなご縁にとても感謝しております。初めての事尽くしでどのような舞台になるのか、今からのお稽古や本番の舞台に胸が高鳴っています。この舞台で新たな挑戦をさせていただき成長できますよう精一杯努めたいと思います。劇場でお会い出来ることを楽しみにしております!"○■RIKU コメントこの度、舞台『HiGH&LOW THE 戦国』上宮地玄武役で出演させて頂く事になりました!先輩方から始まったハイローの世界が戦国時代バージョンになるということで、すごくワクワクしております!!LDHが大切に育ててきた『HiGH&LOW』を汚さぬように、素敵な演者の方々と共に切磋琢磨して最高の舞台にできるように頑張ります!是非劇場にお越しください!! 心よりお待ちしております!!"○■Story――時は戦乱の世。かつてその一帯には五つの社が建てられ、社の周辺はそれぞれ国が栄えていった。以前は緑豊かだったが、内乱によって砂漠と化した《須和国》。河口に栄えた水の都《乃伎国》。生まれながらに戦う戦闘族が集まる火の国《尊武国》。ここに《袁空国》、《佐峨国》を加えた五つの国が群雄割拠する時代。各国の長たちは自国の繁栄を願い信頼できる仲間とともに戦いを続けていたが、彼らの戦意を我がものとするべく、忍び寄る影が……。社に封印されたチカラを解き天下を治めんとする野望が、《須和国》《乃伎国》《尊武国》の三国を巻き込み大合戦へと発展していく……!(C)2023 HiGH&LOW THE 戦国 製作委員会
2023年10月31日次世代を担うアーティストがヘッドライナーとなり、今一番共演したいアーティストを迎える音楽イベント『HIGH FIVE』。初年度となった2022年も、2回目の開催となった2023年も、全国各地のZeppで伝説の夜を作り上げてきた。本年度のツアーファイナル公演となる名古屋はZepp Nagoyaにて3月5日(日) に開催され、ヘッドライナーはCody・Lee(李)、そして彼らが指名したのがASIAN KUNG-FU GENERATION。いや、こんな対バンが実現するんだから面白い。勿論意味のない対バンなんて存在しない。どんなライブにだって意味があるし、そのひとつひとつに物語はある。後から付いてくるストーリーだってある。そんな中、『HIGH FIVE』で起きる数々のドラマに僕はもうずっとドキドキしている。実際に目撃した2022年名古屋のハンブレッダーズと04 Limited Sazabysのツーマンなんて目の前で起きたことに口が開きっぱなしだったし、今年だってSNSを通して各公演の様子をチェックしては部屋でひとり興奮していた。そして3月5日。部屋を飛び出して、ライブハウスに早足で向かって、Zepp Nagoyaに到着すると今から始まる物語を想像し体温が上がっていることに気付く。それくらい心拍数も上がっていたのだと思う。憧れの存在と対峙するとき、近くなれば近くなるほどその壁の高さに気付いたりする。今日、Cody・Lee(李) はASIAN KUNG-FU GENERATIONを前にどんな気持ちになるのかな。ASIAN KUNG-FU GENERATIONはCody・Lee(李) の前でどんなライブをするのかな。ステージのバックドロップを眺めながら、改めてこんな機会を作り上げた『HIGH FIVE』に手が真っ赤になるほど拍手を送りたい気持ちになる。ステージにASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場する。空気が変わる。いや、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが空気を変える。「Re:Re:」「リライト」と立て続けに演奏されるアンセム中のアンセムの中にASIAN KUNG-FU GENERATIONからの2023年今この瞬間のメッセージを受け取る。形は変わる。時が経って変わりゆくものだと僕らはこの数年で思い知った。どうかなくさないように。そう願って、祈って、有りもしない幻のイメージと戦ってきた。あの頃に戻るのではなく、塗り替えて、書き換えて、新しく始める。何したっていいんだぜ。今日の「Easter」はまるでライブハウスの復活を称えるように聴こえる。燃え上っていいんだぜ。悲しいことが続くけれど、続くから、だからこその音楽だ。勿論悲しみが消えることはない。失ったものは戻らない。生きることが苦なのであれば、その苦しみを共有することで半分こに出来るかもしれない。だって音楽があるから。ライブハウスで会えるから。僕は僕の何を成し遂げたのだろう。大人になって随分経つけれど、子どもの頃になりたかった大人になれているかは分からない。だから、だからこそまだ、終わらせるわけにはいかない。「宿縁」を聴きながら、生きること、死ぬこと、ぼんやりとだけど、考えていた。この日のある意味ハイライトでもあるのだけれど「ブラックアウト」を演奏するASIAN KUNG-FU GENERATIONの姿は何処かいつものASIAN KUNG-FU GENERATIONとは何かが違って見えた。それはCody・Lee(李) からの手紙に「ブラックアウトが好き」と書いてあったこと。Cody・Lee(李) の気持ちに応えることも、今この時代をライブハウスで共有することも、ASIAN KUNG-FU GENERATIONからのメッセージだと受け取る。この数年を、この数カ月で起きたことを、僕は絶対忘れない。今日のライブも絶対に忘れない。そうやって日々を何度も駆け抜けていきたい。何度も。明けない夜なんてないというけれど、今まさに夜のど真ん中にいる人を温めてあげることが大切で、今日のASIAN KUNG-FU GENERATIONはCody・Lee(李) を前に、そんなライブを見せてくれた。多くは語らない。でも背中を見たら分かることがある。ここに集まった僕らで、憂鬱も退屈も蹴とばして、ライブハウスでハイタッチだ。さあ、Cody・Lee(李) だ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブを受け、どんな攻め方をするのだろうとワクワクしていたけれど、どんな予感よりも超ストレートに、いきなり「愛してますっ!」でラブコール。ASIAN KUNG-FU GENERATIONが好きだって気持ちに逆らう術なんてないよね。尖らず、隠さず、「好き!愛してる!」と叫ぶことがCody・Lee(李) の戦い方なんだろう。最高だ。刺激が足りない日々に『HIGH FIVE』で最高な会合、どうせ頭の中は今日のことで頭がいっぱいだったんだろう。Cody・Lee(李) の鳴らす音のひとつひとつに歓びが溢れているのがめちゃくちゃ伝わるし、それがもう本当にめちゃくちゃ嬉しい。妄想はその域を超えて現実となって起こりうるってことを、今日、Cody・Lee(李) は証明してくれた。夢を叶えるために見た沢山の現実、そいつをとことん見たから夢を掴めたんだと思う。こんな日はのぼせるまで踊りたいよ。ライブハウスでビバノンしたいよ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONにCody・Lee(李) が送った手紙に「ブラックアウトが好き」と書いた逸話をついさっき後藤正文の口から聞いたばかりだけれど、その瞬間に僕はCody・Lee(李) のことを信用出来ると思った。いや、誰目線なんだよと思うかもしれないけど、「ブラックアウト」を選んだ彼らの青春時代を抱きしめたいと思った。ニシマケイが「つまらなかった学生時代にアジカン、ART-SCHOOL、Syrup16gを聴いていた。泣きそう」と語っていたけれど、あの言葉は僕らの代表としてそこに立っている彼らの、僕らの言葉だ。Cody・Lee(李) の「ブラックアウト」のカヴァーに全部出てたでしょ。彼らがどんな青春時代を過ごして、その傍にずっとASIAN KUNG-FU GENERATIONがいたこと。全部伝わったでしょ。それは絶対、ASIAN KUNG-FU GENERATIONにも届いたはずだ。音楽に夢があるんじゃなくて、夢を実現させるために何をしたか。行動こそが真実だって教えてくれたのは、今日のCody・Lee(李) だ。回り道したっていい。未知の先に後悔だってあるかもしれない。だったら道を作ればいい。一歩踏み出せばいい。そう教えてくれたのもCody・Lee(李) だったりする。アンコールでCody・Lee(李) が轟音で叩きつけた「When I was cityboy」を涙なしで観ることは僕には出来なかった。憧れも羨望も嫉妬もあれもこれも、ごちゃ混ぜの感情でASIAN KUNG-FU GENERATIONに体当たりしたCody・Lee(李) が最後の最後でかました捨て身の攻撃。まさに「攻めろ、音楽」だ。Cody・Lee(李) は「When I was cityboy」で「寂しささえもすべて溶かしてくれる」と歌う。じゃあ何が溶かしてくれるかって、それは音楽だし、ライブハウスだし、そこに集まっている人たちだし、何よりASIAN KUNG-FU GENERATIONだ。雪は溶けて川になって流れて行く。つくしの子ははずかしげに顔を出す。冬を超えて、もうすぐ春がやってくる。ライブハウスにもその季節がやっとやってくる。もしかしたら『HIGH FIVE』が春を連れてきてくれたのかもしれないなんて、割と本気で思ってしまう自分がいる。『HIGH FIVE 2023』、今年も素晴らしいものを見せてもらった。また春に会いましょう。TEXT BY 柴山順次(2YOU MAGAZINE)PHOTO BY 新保勇樹<公演情報>『HIGH FIVE 2023』2023年3月5日(日) 愛知・Zepp Nagoya【セットリスト】■ASIAN KUNG-FU GENERATION1. Re:Re:2. リライト3. Easter4. 宿縁5. ソラニン6. ブラックアウト7. ブルートレイン8. 転がる岩、君に朝が降る9. Be Alright■Cody・Lee(李)01. 愛してますっ!02. W.A.N.03. 悶々04. DANCE風呂a!05. 異星人と熱帯夜06. ブラックアウト(cover)07. 我愛你08. 世田谷代田09. LOVE SONG10. 初恋・愛情・好き・ラヴ・ゾッコン・ダイバー・ロマンス・君に夢中!!En. When I was cityboyHIGH FIVE Official site:※各公演のPHOTO REPORTを随時公開中公式Twitter:
2023年03月13日2組のバンドストーリーの続きが紡がれた。2月23日(木・祝)、Zepp DiverCityにて開催された『HIGH FIVE 2023』東京公演のこと。『HIGH FIVE 2023』とは全国5会場のZeppにて、次世代を担うアーティストたちがヘッドライナーに立ち、彼らが今一番共演したいアーティストをスペシャルゲストに迎えて開催される音楽イベント。この日はヘッドライナーをBREIMENが務め、ゲストとしてKroiが登場した。BREIMENとKroiの対バンは2020年以来、約3年ぶり。前回は『BREIMEN×DinoJr.×Kroi〜TOHANMEI TOUR〜』と題したツアーを行い、東京は収容人数160人程度の六本木VARIT.にて開催。それが今日は2,000人以上を収容するZepp DiverCityだ。両者ともバンド活動のギアを上げたいタイミングでコロナ禍に突入したにもかかわらず、困難をしっかりと乗り越えて、自分たちの音楽に多くの人を巻き込んできたことを証明し祝福する夜となった。両者の関係性を紹介すると、そもそもKroiの内田怜央(Vo,Gt)は高校生の頃からBREIMENの前身バンド「無礼メン」のファンだったという。この日のMCで内田が話していた通り、ライブハウス・渋谷LUSHにてBREIMENの高木祥太(Vo,Ba)がKroiに声をかけたところから交流がスタート。両者ともにロック、ファンク、ジャズ、ソウル、ヒップホップなど、実にさまざまなジャンル・年代の音楽を掘り起こし、音楽史に愛とリスペクトを示しながら今の時代に自分たちだからこそ生み出すことのできる音楽を探求し続けている。不必要な欲や傲慢さなどは一切捨てて、ただただ音楽に誠実に、音の中で遊びながら実現することこそが彼らに共通するスタンス。この日最初に登場したのはKroi。「ついにきたね、このときが!」と内田が叫び、「Drippin’ Desert」からスタート。矢継ぎ早のラップ、こぶしを効かせたシャウト、長谷部悠生(Gt)と千葉大樹(Pf)のコーラスとともに繰り返すサビの聴き心地いい歌など、1曲の中で内田のボーカリゼーションの多さを見せつける。真っ赤に染まったステージの中で投げかけた《Keepしてるだけ no-no/変容変化だけ no-no》というフレーズは、まさにルーツに根ざしながら変化し続けるKroiのスタンスを提示するよう。内田怜央(Vo,Gt)千葉大樹(Pf)そこから「今日は素の感じのKroiでライブができそうです」とこの日の特別感を語って「Pixie」へ。アウトロでは長谷部がステージ前方へ飛び出し、頭を振り、歯ギターも披露し、ジミ・ヘンドリックスばりのスターギタリストプレイで魅せる。長谷部悠生(Gt)MCで、3年前のBREIMENとの対バンツアーに来ていた人に挙手を促すと、ちらほらと手が挙がる。西部劇ファンクがテーマの「Funky GUNSLINGER」、大幅にアレンジしたライブバージョンの「a force」、初期曲「Monster Play」と、益田英知(Ds)のタイトなビートに関将典(Ba)の深みあるベースが絡まり、千葉の冷静と情熱を兼ね備えた鍵盤が乗っかって、その上で長谷部と内田がキッズのように自由に暴れる。そうして5人から繰り広げられる音楽は、曲ごとに、もっといえば1曲の中から、往年のさまざまなバンドやプレイヤーたちの魂が次々と浮かび上がってくる。益田英知(Ds)関将典(Ba)それまで全員主役のプレイをかまし、勢いのいい音で空間を埋め尽くしていたが、次は間を操ることで生まれるグルーヴを堪能させてくれる「Never Ending Story」。そこから内田がボンゴを叩きながら歌う「Juden」へと流れるのだから、スリリングな緩急に気持ちよく振り回されてしまう。そして《止めなきゃ日々confusion》などのフレーズが楽しく身体に入りながらもチクリと心の隅っこを刺す。Kroiの歌は洋楽のような歌い回しに日本語詞を乗せているが、その言葉たちにはごく個人的なことから世の中の状況までを想像させる大きな懐がある。関のベースラインから始まるジャムセッションで「Page」へ繋ぎ、「みんなBREIMEN大好きでしょ?BREIMEN大好きー!」と内田がシャウトし「Fire Brain」へ。初期の反骨精神を今も忘れていないことを示すステージング。そして最後、緑に染まったステージでプレイしたのは「Shincha」。サビで《おい お茶》と歌う一曲だ。遊び心満載な曲なのにグッドミュージックに聴こえてくるのはなぜか。いや、遊び心があるからこそ、グッドミュージックが生まれるのだ。「Shincha」の中で内田は、BREIMENへのリスペクトとこの日の喜びを語った――「大好きなバンドとこんなに大きな会場でライブができることが本当にめちゃくちゃ嬉しいです。絶対にデカいところでライブしようなという話を3年前にして、ここまでやってきました。とりあえずZepp、2組でできました。表現とは何か。より面白い音楽をみなさまに届けられたらいいなと思って日々鍛錬、研究を重ねております。それを同世代でやっているバンドはやはりBREIMENちゃんじゃないでしょうか」。そして、《名古屋のライブのあと みんなで入った温泉 あのとき語り合った また一緒に踊ろうと》と歌ったあと5人で壮大に音を広げて、Kroiのステージを締めくくった。BREIMENのステージではサプライズゲストも登場そしてBREIMENへバトンタッチ。セッティングが終わると、「じゃあいこうか」「っしゃ!」と気合いを入れてから、サウンドチェック代わりにKroi「HORN」をBREIMENアレンジでセッション。これが相当かっこよく、会場全体がざわつく。そして「MUSICA」へ。《奏でていれば 歌っていれば/また会えるかな》という歌はこの日のテーマソングのように聴こえてきたし、《世は損得 忖度 刹那 切ない 節操ないから/響き合っただけの関係 讃えたいな》はソングライターの高木をはじめBREIMENの5人がそういった生き方を大切にしているからこそ、こんな夜を迎えることができるのだと表していた。高木祥太(Vo,Ba)そしてオーディエンスのクラップに5人の音を緻密に編み込んで、「あんたがたどこさ」を披露。《あいつらはKroi》《俺たちはBREIMEN》と歌詞を変更して歌うシーンも。サトウカツシロ(Gt)のソロパートでは、みんな「あの音」を聴きたいところを焦らしに焦らして、1分半以上のカツシロショータイムを繰り広げる。Kroiの長谷部に続けて、ギターをガンガンに浴びられる至福の一時だ。サトウカツシロ(Gt)そして「ODORANAI」を、ルイス・コール「F it up」をマッシュアップしたアレンジで演奏。ここでも《Kroiが好きなのさ》と言葉を変えて歌う。「D・T・F」ではうねるグルーヴでオーディエンスを深いところにまで連れ込んでいく。ライブから音楽の歴史が見えること、そして、本来相容れないとされるものが混ぜ合わさったときの魅力を発明することが、2組に共通する美学だ。「D・T・F」を歌い終えると、もう1本マイクスタンドがステージに設置される。「Kroiはマブダチですね。もう一人マブダチがいて、そいつは今日絶対にいなきゃいけなくて」と、サプライズゲストとしてDinoJr.を呼び込む。「俺もまぜてよ!」「みんなで一緒に遊ぼうぜ!」という掛け合いから「Black or White」へ。曲の途中で会場全体がまたニヤリとさせられたのは、Kroi「Network」を挟んできたから。BREIMEN×DinoJr.「BREIMEN、Kroi、そしてここにいるお客さん、覚えていてください。俺もまたでっかくなって戻ってくるので、そのときはまた一緒にやってくれ。いつもありがとう、BREIMEN!」「こちらこそ!」と、3組がそれぞれを高め合う関係にあることが見える会話を交わして、DinoJr.を送り出した。そしてまたしても今日限りのスペシャルな演奏が。「赤裸々」を、Kroiに合わせたソウルフルバージョンで演奏。どうやら準備していたものではなく、その場の即興で繰り広げられている様子。ステージ上の高木の指示で変わっていく生演奏を堪能できるのは、音の中で阿吽の呼吸ができるBREIMENのライブの醍醐味だ。高木の「Zeppで一番小さく」という指示で、いけだゆうた(Key,Cho)がマイクから離れてコーラスを歌う姿も微笑ましい。そしてSo Kanno(Ds)のビートで繋いで「チャプター」へ。ジョージ林(Sax)のソロパートでは、ステージ前方に堂々と立ち、心の奥底にあるものを引っ張りだして葬ってくれるようなサックスを吹き上げた。いけだゆうた(Key,Cho)So Kanno(Ds)ジョージ林(Sax)BREIMENが最後に演奏したのは「Play time isn’t over」。コロナ禍であらゆるものが奪われたり束縛されたりした中で、能動的に遊び続けることの指針と想いを込めた楽曲。冒頭で書いた通り、BREIMENもKroiもコロナ禍というネガティブな状況に負けず、3年の間にこうして輪を広げることができたのは、両者ともに音楽の中で「遊び」続けてきたから。仲間とともにゲラゲラ笑い合って、時間を忘れるほど無我夢中になる中で、音楽の腕を磨き、楽しそうな輪に引き寄せられた私たちがまだ知らない音を生み出し続けてきた。ライブの途中で高木は「この日のライブを観たことが誇れるようになるかもしれない。マディソン・スクエア・ガーデンとかでやるようになったら」と冗談交じりで語った。『HIGH FIVE 2023』で描かれたBREIMENとKroiのバンドストーリーには、まだ続きがあるようだ。この先も見届けたいと思わせられる、両者の豊かな音楽と心が響き合った夜だった。Text:矢島由佳子Photo:新保勇樹<公演情報>『HIGH FIVE 2023』2月23日(木・祝) 東京・Zepp DiverCityセットリスト■Kroi1. Drippin’ Desert2. Pixie3. Funky GUNSLINGER4. a force5. Monster Play6. Never Ending Story7. Juden8. Page9. Fire Brain10. Shincha■BREIMEN1. MUSICA2. あんたがたどこさ3. ODORANAI4. D・T・F5. Black or White6. 赤裸々7. チャプター8. Play time isn’t over関連リンクイベントオフィシャルサイト:イベント公式Twitter:
2023年03月07日2月19日(日)、Zepp Osaka Baysideにて『HIGH FIVE 2023』の大阪公演が開催された。今年で2回目を迎える本公演は次世代を担うアーティストがヘッドライナーに立ち、彼らが今一番共演したいアーティストをスペシャルゲストに迎え、全国5会場で対バン形式のイベントを展開。大阪公演では、昨年に続き梅田サイファーがヘッドライナーを務め、ゲストの盟友・ALIと、一夜限りの饗宴を繰り広げた。先陣を切るのは東京・渋谷発、ボーカルのLEOを中心にメンバー全員がハーフの多国籍バンド・ALIだ。ファンクにソウル、ジャズなどのルーツミュージックをベースに、ヒップホップやロックなどを融合したバンドサウンドを武器に、1月25日には待望のメジャー1stアルバム『MUSIC WORLD』を発表。この日のステージはアルバムリリースツアーの真っ最中とあって、バンドの熱量は存分に昂ったままで当日を迎えていた。ALI濃赤の照明がステージを染めるなか「仁義なき戦いのテーマ」から「Dance you,Matilda」へ。感情を昂らせるホーンセクション、スリルあるギターの音色が鳴り響く。初っ端から血がたぎるような鬱勃としたエネルギーをぶつけられ、観客のテンションが一気に高揚していくのがはっきりと伝わってくる。「ALI、始めます!」、LEOが声を張り上げて突入すると、途端にフロアからワッと歓声が湧きたつ。この日の公演はマスク着用であれば声出しが解禁されていることもあって、観客は瞬間々々の感情を拍手に、歓声に換え、メンバーへ思いを届ける。「踊り狂おうぜ! 歌おうか! お前のハートに火をつけに来たんだよ!」、LEOが声高らかに言葉をかけ「VIM」「I want chance a Romance」へと続く。スカやラテン、ブルースと、ご機嫌で情熱的なサウンドに誰もが腰を揺らして踊りまくる。盛り上がりが大好きな大阪の人間は彼らの音と相性抜群! バチっと決めた揃いの黒スーツによく磨かれた革靴、バンドメンバーの息の合ったパフォーマンス、オールドスタイルなステージングとルーツミュージックの相性もたまらなくいい。観客からの喚声に煽られるようにLEOはマイクスタンドを振り回し、誰ひとり取り残さずALIの世界へと引っ張り込もうと、鋭い視線をフロアに向ける。スタートダッシュで存分にテンションを高めたところで、「MELLOW CRUISE」「STAY IN THE GROOVE」と心地よいグルーヴで今度は感情を内側から解していく。限られた時間の中でも、緩急をつけた楽曲陣でバンドのポテンシャルを存分に打ち出していく彼ら。MCでは梅田サイファーとの出会いについて語りつつ、「素敵な時間を過ごせたら」と、この瞬間にしかない喜びを感じてほしいとライブに懸ける想いを語る。バンドの強い意志を随所に感じ、観客もじっと前を見据え、全身で彼らの音を、言葉を受け止めている。ステージ後半には、もちろん期待していたコラボステージも披露! 彼らのワンマンツアーでもゲストラッパーとして参加しているKAZUOと「Wild Side feat.KAZUO」などをエモーショナルに鳴らし、「TEENAGE CITY RIOT feat.R-指定」ではR-指定と激しく声をぶつけ合う。さらに「FEELIN’GOOD feat.梅田サイファー」ではR-指定に続き、KOPERU、peko、KZも加わるなど、生のバンドグルーヴに張り合うように、縦横無尽に主張するマイクリレーは爽快! ナニワの祭りというより、レゲエやラテンをミックスさせたサウンドは熱帯夜のカーニバルにでも巻き込まれたようで、オーディエンスは音の波に乗っかり大いに踊り、騒ぎまくる。「音楽に性別、肌の色、職種、古いも新しいも、ジャンルも関係ない。音楽はいつだって最高だって伝えたい。怒りや悲しみ、感情を乗り越えてまた会おう!」と、音楽への愛を叫び、ラストはThe Beginning Of The Endのカバー曲「Funky Nassau」へ。ベースのグルーヴが生み出す極上のファンクサウンドで全身から喜悦の声を上げ、ステージを締めくくった。この日初披露の“クソイケてる新曲”「アマタノオロチ」ステージの袖から気合いを入れる声が聞こえ、メンバーが次々とステージに登場。梅田サイファー、この日はILL SWAG GAGA、KZ、KennyDoes、KBD a.k.a 古武道、KOPERU、コーラ、テークエム、Teppei、Peko、R-指定、Cosaqu、SPI-Kでのパフォーマンスだ。梅田サイファー彼らも3月29日(水) にメジャー1stアルバム『RAPNAVIO』のリリースを控えていることもあり、今まさに脂がノリまくった状態。先手のALIのステージの興奮をさらに高めるべく、1曲目にセレクトしたのはコント王決定戦『キングオブコント2022』のオープニングソングをリメイクした「KING」だ。エキサイトするトラックに“Who’s the king?”と、マイクリレーで自身の存在を誇示。10MCともなると、各々のフロウ&リリックが渋滞しそうに感じるけれど、そんな懸念は無用。個性をぶつけ合いながらフロアを練り歩き、会場を盛り上げていく。「熱くなる準備、できてる?」と観客を煽ると、「アチィ」でスリリング&バイタリティ溢れるラップをぶつけていく。爽やかに時に艶っぽく声色を変え、低音や高音に高速ラップ、随所にはめ込むフリースタイルと、ひと癖もふた癖もある10人のラッパーのテクニックとセンスは改めてハイレベルなものばかり。「無敵ライクセブンティーン」での腰砕けになりそうなバースもたまらなくカッコイイ。R-指定に注目がいきがちだけど、良い意味で彼の個性がフラットになる、それほどの強者揃いが梅田サイファーなのだと思い知らされる。そもそも、梅田サイファーは大阪・梅田の百貨店をつなぐ歩道橋で始まったサイファーをきっかけに集まったヒップホップグループ。即興ラップを繋げていくサイファーは全国各地にあるけれど、梅田サイファーは1~2小節でマイクを奪い合う、ファイトクラブにも似た集団で、常に互いが1番を張り合っている。そんな彼らがメジャーの舞台で、どんなパフォーマンスを展開していくのか。「クソイケてる新曲聴きたくない?」と、この日初披露の「アマタノオロチ」でその意気込みを楽曲に打ち出していく。“ヤマタノオロチ”ならぬ“アマタノオロチ”、怪物たちが頭ひとつ抜きん出ようとぶつかり合うパフォーマンスに観客は大興奮。パンチライン効かせまくり、個性を打ち出さないと生き抜けない、梅田サイファーの最たる姿が垣間見える。ライブはその後もグループの進化を見せつけるべく、「トラボルタカスタム」「梅田ナイトフィーバー’19」など、遊び心あるトラックに乗せて10MCの個性をたっぷりと披露。ラスト曲の前には「メジャーデビューだからと浮かれず、地に足をつけてやっていきたい。これからも色々あるだろうけど、それもすべてラップに換えて。末永く愛してください」。「ここ数年激動の2組で、このタイミングでの対バンは必然。1度始めたことは辞めない。色々な感情が渦巻くけど、残ったものを引き継いで歌っていきたい」と、メジャーデビューに向け、そしてALIとの対バンについての想いを吐露するメンバーたち。最終曲には「Show Must Go On」をピックアップ。タイトルのまま、“一生やり遂げる”と決意を込めたリリックを丁寧に歌い上げ、本編を締めくくった。アンコールを前に、DJセットだけだったステージにギターとベースがセッティングされる。となると、もちろん今度は梅田サイファー×ALIとのコラボだ。メジャー1stアルバム『RAPNAVIO』にもALIが楽曲制作に関係しているらしく、この日限りの特別編成でのパフォーマンスが実現。新曲「かまへん」はメンバーいわく“関西弁ならでは。バイブス高まる、便利で気持ちいい神ワード”を用いたリリックが印象的で、メンバーはみなにこやかな表情で歌い上げていく。そして最終曲「いつかまた」、“HIGH FIVE”に両手を掲げ、フロアとの垣根を打ち消すピースフルなテンションのまま、『HIGH FIVE 2023』大阪公演は終幕を迎えた。次の『HIGH FIVE 2023』は2月23日(木・祝) の東京公演が終了し、3月5日(日) の名古屋公演を残すのみ。ヘッドライナーはCody・Lee(李)、スペシャルゲストはASIAN KUNG-FU GENERATIONと、ニューカマーとベテランバンドのぶつかり合いが実現。こちらもどんな化学反応が起こるのか、ぜひとも注目してほしい。Text:黒田奈保子Photo:新保勇樹<公演情報>『HIGH FIVE 2023』2月19日(日) 大阪・Zepp Osaka Baysideセットリスト■ALI01. 仁義なき戦いのテーマ02. Dance you,Matilda03. VIM04. I want chance a Romance05. MELLOW CRUISE06. STAY IN THE GROOVE07. Wild Side feat.KAZUO08. TEENAGE CITY RIOT feat.R-指定09. FEELIN’GOOD feat.梅田サイファー(KOPERU, peko, KZ, R-指定)10. FIGHT DUB CLUB feat.梅田サイファー(KZ, peko, KOPERU)11. LOST IN PARADISE feat.KAZUO12. Funky Nassau■梅田サイファー01. KING02. アチィ03. 無敵ライクセブンティーン04. アマタノオロチ05. トラボルタカスタム06. 服部半蔵07. Oh!マンマミーア08. 梅田ナイトフィーバー’1909. Show Must Go On<Encore>10. かまへん11. いつかまた<ライブ情報>HIGH FIVE 2023※終了分は割愛3月5日(日) 愛知・Zepp Nagoya開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:Cody・Lee(李)スペシャルゲスト:ASIAN KUNG-FU GENERATIONチケット一般発売中関連リンクイベントオフィシャルサイト:イベント公式Twitter:
2023年02月28日花火の玉は、勢いよく空に飛んでいき、放射線状の軌跡を描きながら、大空で美しく色とりどりの光を放つ。今まさに、空で広がっていく花火の光に見えた。2023年2月12日Zepp Fukuokaで行われた『HIGH FIVE 2023』。今年2回目を迎えるイベントの福岡公演でヘッドライナーを務めたのはOmoinotake。彼らが対バン相手に指名したのは、2015年、渋谷のライブハウスでの自主企画に招いて以来、8年ぶりの共演となるiri。それぞれの音楽を知っている者にとっては、メロディアスで切なくも美しい楽曲をつくるOmoinotakeとソウルフルでジャジーな音楽を魅せるiriとでは、ベクトルが違い過ぎるのでは?と感じた人も多いだろう。『HIGH FIVE』は、札幌を皮切りに、福岡、大阪、東京、名古屋の5会場のZeppで行われる。その年の各地のヘッドライナーが、今一番対バンしたい相手と共演するというのが醍醐味のひとつ。いい意味で期待を裏切ってくれたこの組み合わせが、どう融合するのか期待に胸が膨らむ。先手で登場したのはiri。ギターを抱えて登場し、ブルーライトに照らされると途端に会場が沸き立った。まだコロナ禍の余波で、立ち上がり手拍子や身体を揺らすことは解禁になっても、継続的な声援ができないことが本当に残念だが、着席したままの昨年のそれよりも、はるかにライブ感が蘇った印象を受けた。iriギターを弾きながらディスコサウンドに乗せて切ない恋心を唄う「ナイトグルーヴ」から始まった。その歌声が会場に響き渡ると、会場全体がiriのナイトグルーヴィングへと一気に引き込まれた。音楽に呑まれるように、誰もが自然に身体を揺らす。ライブのスタートダッシュといったところだ。2曲目はギターをおろし、CMソングとしても話題となった「Sparkle」。ソウルフルでパワーのある歌声でありながらも、どこかポップさを感じるのは、『揺れる、肝銘な未来』という不安を抱えつつも肯定的に終える歌詞を、楽しみながら歌う姿がそこにあるからだろう。この人は、本当に楽しそうに歌を歌う。低音でブルージーな歌声と、英語のようにも聞こえる日本語の歌い方は、まさに音(曲)と歌詞を紡いでいるようだ。続いて沈みがちな心境の時、自らを奮い立たせるために作ったという「渦」。憂いを感じながらもサビで躍動的になる。その感情がダイレクトに身体に入ってくるようだった。MCでは「明けましておめでとうございます。今年初のライブなので、やっとみなさんに会うことができて、うれしいです」と年末から制作活動をしていたので、と少し遅めの新年の挨拶。Omoinotakeとの縁について「8年前、デビュー前で大学生の頃以来なので、挨拶をした時にとても感慨深かった」と思い出を語った。続いてデビュー前から歌い続けて今でも人気が続くラブソング「会いたいわ」、iri自身が「一日の終わりに崩れかけていく女性のメイクに、その人が1日をどれだけやりきったかが出ていて美しさを感じる」として制作した「Corner」と切ないバラードが続き、後半はヒップホップのビートに疾走感のあるトラックがmixした「friends」「STARLIGHT」などアップテンポの楽曲が続き、ライブ初披露の「Roll」で会場をさらにヒートアップさせる。iriというアーティストの存在を世に知らしめたひとつは『井上陽水トリビュート』で「東へ西へ」がある。日本人離れしたリズム感とブルージーな歌声、類を見ない日本語リズムの捉え方だ。観客がiriの波に乗ってきた瞬間を見逃さず掬い上げて巻き込んでいく。iriのファンだと公言するOmoinotakeが、今回のゲストに彼女を選んだのは、彼らの音楽と対局にありながらも、自身の音楽で観客の心を掴んで放さないという火種が同じだからだろう。そのまま「24-25」と続きMVの再生回数が2300万回を超える人気曲「Wonderland」で締めくくった。「ゲストを決める時に満場一致でiriさんに決まりました」そして、iriから受け取ったライブの高揚感をヘッドライナーのOmoinotakeが登場しデビュー曲の「EVERBLUE」でのっけからトップギアを入れてさらに会場に火を放った。最初にこの曲を聴いたときに清涼感とポップな感じがお気に入りだったのだけど、ライブで聴くそれが、ここまで“君をさらって行くよ!”感があるとは思いもよらなかった。往年のシティーポップミュージックの表情をしながらも力強く疾走していく声と音楽は、グイグイと彼らのコアスポットに引き込む。よく“沼落ち”というが、Omoinotakeの沼の深さと幸福感は簡単には抜け出せないんだ、と改めて知ることになった。さらに追い打ちを掛けるように名曲「彼方」へ続く。巧妙に構成された楽曲を、透明感と安定感と繊細でありながらも力強いレオの歌声は、彼方まで届いているかのようだ。Omoinotakeは、ギターレスのスリーピースバンド。ステージには前面に下手からベースのエモアキ、ヴォーカル&キーボードの藤井怜央、ドラムのドラゲ、後方下手にサックス柳橋玲奈、パーカッションぬましょうの配置。このセッティングがどうも気になっていたら「僕らの音楽を正面から浴びて欲しいから」とのこと。きっと観客は、真っ正面から音楽を浴びる快感を得ることだろう。そしてファンにはたまらないドラマチックな名曲「この夜のロマンス」。この前半のセトリはズルい。誰だって好きにならずにはいられない(あくまでも女子目線)。Omoinotakeのメンバーは、どこか“安全な男子”感があるのだが、こういう楽曲が並ぶのだから、むしろ危険な男たちだ。ただ人間とはそうそう自分の心を思い通りに操れるわけではないので、危険な方へと惹かれていくのだ。OmoinotakeMCでレオは今回のゲストiriについて「3人全員が大好きだというアーティストは、そうそういないけど、ゲストを決める時に満場一致でiriさんに決まりました。8年前に渋谷で対バンをした時からなんてカッコいいアーティストなんだ!と全員が思って、普通にいつも聴かせてもらってるんです」と全員がファンだということを公言した。さらに「福岡でのヘッドライナーであることがうれしい。負けないように最後まで楽しくやりたい」と語った。中盤はラテンのリズムにのせながらも切なさが漂う「空蝉」、インディーズ時代からライブで何度も披露している「雨と喪失」。失った大切な人のことを想い綴った曲でファンからも人気が高い。80年代のエレクトロニカを彷彿させるビートがより切なさを演出しているようだ。サックスの響きが楽曲の奥行きを増幅させるほどジャジーで躍動的な「Blanco」から劇場アニメ『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』の主題歌として書き下ろした「モラトリアム」。憂いを帯びたレオの声が本当に切ない。Omoinotakeの楽曲の中でもトップクラスに壮大でありながらも脆く泣きそうに切ない。思わず“好きだ……”と噛みしめたい名曲として常にプレイリスト入りしている(個人的に)。この日、レオはかなり緊張していたようで、後半に突入する前のMCで、ものすごく真面目に今回ヘッドライナーに選ばれた感謝を語り始めるが、途中で自身の超マジメ発言に気恥ずかしくなり、「っていうようなことを、もっと楽しく言って」とエモアキに無茶振り。歌っている時とは裏腹なレオの緊張が、今ここでライブが出来ていることの心からの喜びを表現しているようで、観客も“レオがんばれ!”という空気になっていたところに笑いが起こった。たとえおもしろくMCができなくても、言葉が詰まっても、会場全員がレオの気持ちを受け取っていたに違いない。そんなほっこりムードから、オレンジの夕暮れを思わせるライトを浴びて「心音」から終盤に入った。会場が両手を挙げて手拍子をしながら身体を揺らす。サンバのようなポップさとEDMが融合した「トロイメライ」から、さらに会場がひとつになって盛り上がっていく。携帯電話会社とコラボ企画で誕生した「By My Side」ではハンドクラップで完全に一体となり、ラスト「トニカ」では、まさに“胸を打つ音を今響かせ”の歌詞どおり、今ここにいる全ての人を肯定してくれるポップソングで、大団円を迎えてZepp Fukuokaでの『HIGH FIVE 2023』が幕を降ろした。音楽が好きで、音楽で誰かをハッピーにしたい、音楽で表現する幸せを火種にして、真っ直ぐに打ち上がったOmoinotakeとiri。火花が広がった方向は異なるが、この福岡で大きな打ち上げ花火が上がったことは間違いない。きっと彼らの想いは次の場所へ繋がっていく。TEXT BY 筒井あやPHOTO BY 新保勇樹<公演情報>『HIGH FIVE 2023』2023年2月12日(日) 福岡・Zepp Fukuoka【セットリスト】■iri01. ナイトグルーヴ02. Sparkle03. 渦04. 会いたいわ05. Corner06. friends07. STARLIGHT08. Roll09. 24-2510. Wonderland■Omoinotake01. EVERBLUE02. 彼方03. この夜のロマンス04. 空蝉05. 雨と喪失06. Blanco07. モラトリアム08. 心音09. トロイメライ10. By My Side11. トニカ『HIGH FIVE 2023』Zepp Osaka Bayside2023年2月19日(日)OPEN 17:00 / START 18:00HEADLINER:梅田サイファーSPECIAL GUEST:ALI『HIGH FIVE 2023』Zepp DiverCity2023年2月23日(木・祝)OPEN 17:00 / START 18:00HEADLINER:BREIMENSPECIAL GUEST:Kroi『HIGH FIVE 2023』Zepp Nagoya2023年3月5日(日)OPEN 17:00 / START 18:00HEADLINER:Cody・Lee(李)SPECIAL GUEST:ASIAN KUNG-FU GENERATION公式サイト:公式Twitter:
2023年02月17日2023年2月4日(土)、Zepp Sapporoにて『HIGH FIVE 2023』初日公演が開催された。次世代を担うアーティストがヘッドライナーに立ち、彼らが今一番共演したいアーティストをスペシャルゲストに迎える音楽イベント。昨年からスタートし、今年2年目となる。札幌公演を飾ったのは、ヘッドライナーにはマハラージャン、スペシャルゲストとしてAwesome City Club(以下オーサム)が出演。グッドミュージックを鳴らす二組の共演とあって、老若男女が集った会場には開演前からピースフルな雰囲気が広がっていた。会場が暗転し、鍵盤の旋律に徐々にビートが重なるとステージに登場したのは先鋒を務めるオーサムのメンバー。atagiとPORINがアカペラによる歌声を届けて飛び込んだのは「青春の胸騒ぎ」だ。PORINが〈渋谷は街じゅう白い世界〉という歌詞を〈札幌は~〉と変化させ、雪国のオーディエンスへの挨拶としては満点の幕開けを披露。その後、初期の代表曲「4月のマーチ」も披露したことも含めて、彼らはここからオーサムのオールタイムベストのようなセットリストを繰り出していった。PORIN(Awesome City Club)もちろん、MCではマハラージャンとのエピソードが飛び出す。「一番マハラージャンじゃなかった」とatagiが話したように、昨年の『SUMMER SONIC 2022』で普段の衣装とは違うステルスモードのマハラージャンから、はじめましての挨拶があったことなどが和やかに語られていた。そんな出逢いを通して辿り着いたツーマンに対して「皆さんも一緒に楽しんでくださればと思います」とPORINがオーディエンスに呼びかけ、ライブは後半戦へと進んでいく。atagi(Awesome City Club)その後披露されたタームは、圧巻とも言えるラヴソングの連続。中でも、代表曲「勿忘」が生み出したステージにはオーサムの特異性が煌めいていた。美しいメロディと透明感の強い楽曲アレンジの中で、相反するように響き渡るモリシーのギターが産む激情--ラヴ/ポップソングにおいて、ある種カオティックに歪んだギターの旋律は、オーディエンスの感情を掻き毟るように鳴り響いていた。この要素は他の曲にも多く存在し、オーサムの音楽が明確なキャラクターを持って世の中に届く証明のような時間となっていたと言っていい。モリシー(Awesome City Club)しかし、この日のピークタイムはその後に訪れる。PORINがラストスパートに向けてフロアを煽る中、「今夜だけのスペシャルゲストをお呼びしてます」と言って登場したのは、何と出番前のマハラージャン!「Awesome City Clubになりたい」と話していた張本人と共に披露されたのは、「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」。“今夜だけ”のトリプルヴォーカルで描かれたオーサム屈指のダンスナンバーに、フロアの熱も最高潮。アウトロでマハラージャンの楽曲である「セーラ☆ムン太郎」のサビをマッシュアップして歌ったシーンも印象的で、オーサムをこのイベントに呼んだ張本人の純粋な笑顔と共に、ハイライトの連続となる特別な瞬間となった。同楽曲の歌詞の通り、飲み干せない感情で膨れ上がった会場はそのままのハイテンションで突き進み、ひとつのピリオドへ。〈Don’t Think / Feel it〉のリフレインがマハラージャンへとストーリーを繋ぎ、鳴り止まない拍手の中、オーサムのステージは終了した。マハラージャンのステージでは電気グルーヴのカバーも披露転換を挟み、遂にマハラージャンのステージの時間が訪れる。アンビエントなSEが流れ、カラフルな衣装とターバンに身を包んだマハラージャンが登場すると会場は大きな拍手で包まれた。SEがやむと間髪入れず、ゴールドカラーのギターが鳴らすバッキングと共に「僕のスピな人」に突入。先鋒のオーサムのステージの余熱もあってか、イントロから「札幌ーー!!」と叫び、のっけからハイテンションのマハラージャン。次に披露された「その気にさせないで」の前に語った「オーサムも最高だったけど、僕らもガンガンいきますよー!!」という言葉の通り、代名詞とも言える軽快なギターカッティングと共に、彼の音楽世界にオーディエンスを誘っていく。マハラージャン同楽曲のラストで魅せた咆哮しかり、音源で受ける印象以上に強固なフィジカルをステージで披露していく。「オーサムに負けないように、皆さんも踊り狂って欲しいのでよろしくお願いします!」と言って披露された「適材適所」には、彼の魅力がたっぷり詰まっていた。ダンサブルかつトリッキーな曲展開だからこそ露わになる、彼独自のリズム感とワードセンス。特に後者に関しては、一聴すれば突飛なように感じるリリックも〈適材適所。ハマりたい。〉のように、実は身近な目線で共感できる余地が含まれていることや、徹底的なリフレインが生み出す中毒性など、抜け感のバランスが絶妙なのである。マハラージャンが掲げるスパイス×ダンスミュージックを感じるには、これ以上ないハイライトのひとつだった。一方、MCは彼のユーモアをたっぷり感じる時間に。「オーサムさんに出てもらって、本当に嬉しいんですよ」と語ったシーンには彼の純朴な人間性が発露していた一方で、サポートメンバーとの絡みがイマイチ噛み合わず「想いが通じないなってところで、次の曲聴いてください。“くらえ!テレパシー”って曲です」と言ってのけたシーンには、彼らしいユーモアが全開。会場は拍手と笑いに包まれていた。リラックスムードから飛び込んだ最新トラック「くらえ!テレパシー」では高速ビートの中で弾けるポップネスを放ち、2月15日に発売となる同シングルに収録される電気グルーヴのカバー「Shangri-La」で更に会場のボルテージを上げたところで、再びMCに。「『HIGH FIVE』楽しんでくれてますか?」と彼が会場に呼びかけるとすぐに話題は、先ほど披露した「Shangri-La」のことへ。実は一部歌詞を間違えるシーンがあったのだが、「“今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる”ってさっき言われたんで……オーサムさんありがとうございます!」と彼らしく笑いに変換していた。その後、彼の口から同イベントの意義や、オーサムとの出逢いや感謝などが語られるが、どんどんとMCに手応えがなくなっていったのか、「そうです、MCが下手です!」と自虐。その後、日比谷野外大音楽堂でのワンマン告知を経て生まれた謎の沈黙にフロアから「頑張れー!!」と声がかかると、「あと2曲なんですど、この状況にふさわしい曲を聴いてください。“何の時間”」と結局またしても痛快なフリオチがついて、ライブはフィナーレへ。「何の時間」から代表曲「セーラ☆ムン太郎」へと雪崩込み、フロアは完全にフリーダム空間へと変貌。「みんなありがとう、オーサムもありがとう!マハラージャンでした」と感謝を告げて、彼のステージは大団円を迎えた。互いにスタイルは違えど、音楽フリークを唸らせる強固な音楽的バックグラウンドを持ちながらも、極彩色のポップネスをシーンへ届ける2組の共演。両者の音楽的なシナジーとリスペクトが生んだ多幸空間は、真冬の札幌に暖かな風を運んでいた。この後、3月初旬まで続く『HIGH FIVE 2023』で紡がれるストーリーにも期待大。是非足を運んで欲しい。Text:黒澤圭介Photo:新保勇樹<公演情報>『HIGH FIVE 2023』札幌公演2月4日(土) 北海道・Zepp Sapporoセットリスト■Awesome City ClubM1. 青春の胸騒ぎM2. 4月のマーチM3. Life still goes onM4. 夏の午後はコバルトM5. ユメ ユメ ユメM6. Setting Sail 〜モダンラブ・東京〜M7. 勿忘M8. 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる(コラボ楽曲 w/ マハラージャン)M9. アウトサイダーM10. Don’t Think, Feel■マハラージャンM1. 僕のスピな人M2. その気にさせないでM3. いいことがしたいM4. 適材適所M5. 君の歯ブラシM6. edenM7. くらえ!テレパシーM8. Shangri-La(電気グルーヴ cover)M9. 持たざる者M10. 何の時間M11. セーラ☆ムン太郎<ライブ情報>HIGH FIVE 2023※終了分は割愛2月12日(日) 福岡・Zepp Fukuoka開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:Omoinotakeスペシャルゲスト:iri2月19日(日) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:梅田サイファースペシャルゲスト:ALI2月23日(木・祝) 東京・Zepp DiverCity開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:BREIMENスペシャルゲスト:Kroi3月5日(日) 愛知・Zepp Nagoya開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:Cody・Lee(李)スペシャルゲスト:ASIAN KUNG-FU GENERATIONチケット一般発売中関連リンクイベントオフィシャルサイト:イベント公式Twitter:
2023年02月09日音楽イベント『HIGH FIVE 2023』が、2月4日(土) の札幌公演を皮切りに、東京、名古屋、大阪、福岡のZeppで開催される。今回で2回目となる『HIGH FIVE』は、新進気鋭の次世代を担うアーティストがヘッドライナーに立ち、彼らが今一番競演したいアーティストをスペシャルゲストに迎え、「本気で楽しむ瞬間」「本気でぶつかる姿」を見て、思わず“HIGH FIVE”(ハイタッチ)したくなるような唯一無二の音楽イベント。今回ヘッドライナーを務めるのは、マハラージャン(札幌公演)、BREIMEN(東京公演)、Cody・Lee(李)(名古屋公演)、梅田サイファー(大阪公演)、Omoinotake(福岡公演)の全5組。そしてヘッドライナーから熱望されたスペシャルゲストとして、Awesome City Club(札幌公演)、Kroi(東京公演)、ASIAN KUNG-FU GENERATION(名古屋公演)、ALI(大阪公演)、iri(福岡公演)が出演する。チケットは現在一般発売中。<ライブ情報>HIGH FIVE 2023■2月4日(土) 北海道・Zepp Sapporo開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:マハラージャンスペシャルゲスト:Awesome City Club■マハラージャン コメントAwesome City Clubになりたい。楽曲がドラマティックでライブもツインボーカルが気持ちよくて歌がめちゃくちゃ上手いし、atagiさんは動きもかっこ良くてPORINさんも可愛いし、モリシーさんのギターもめちゃくちゃかっこいい。そんな Awesome City Clubに、僕はなりたい。でもなれない。(そりゃそうじゃ)でもせめて対バンさせて欲しい!!その想いを込め、フェスのバックヤードでメンバーとスタッフの皆さんのいる場所へ一人でご挨拶に乗り込んだ。無謀な冒険にドキドキしたが快くOKしてくださった懐の深い皆さん。ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです。すごいライブにしたいです。皆さん札幌でお会いしましょう。■2月12日(日) 福岡・Zepp Fukuoka開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:Omoinotakeスペシャルゲスト:iri■Omoinotake コメント2015年の渋谷のライブハウス、お客さんのほとんどいない僕らの自主企画に出演していただいたのが最初の出会いでした。アコギ一本で引き語るその声と楽曲に完全にやられ、あの日以来ずっとファンです。あれから7年が経って、Zepp Fukuokaのステージで共演できることが個人的にとても感慨深いです。2月12日を心待ちにしております!!■2月19日(日) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:梅田サイファースペシャルゲスト:ALI■梅田サイファー KZ コメント昨年2022年に続き、今年も『HIGH FIVE』の大阪公演に梅田サイファーで出演します。普段フェスなどで共演しているALIを、地元大阪に迎え入れて開催できる事を嬉しく思います。ALIが持つ多国籍な音楽と、我々梅田サイファーの多様なラップが混ざりあう興奮と熱狂の夜をご期待ください!■2月23日(木・祝) 東京・Zepp DiverCity開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:BREIMENスペシャルゲスト:Kroi■BREIMEN 高木祥太(Vo/Ba)コメントこの悲劇の地での失態を踏まえチーム一丸となって抜かりなく入念に調整しています。国民の皆様の声援を糧に、目指すはまずベスト8!と考えております。予選では選手達が粘り強くタフに自信を持って闘ってくれたと思います。彼らが必ず自分達が出来るということを信じ続けてチーム一丸となって最後まで走り続けてくれた事が良かったと思います。次戦、Kroiとは過酷な対戦になる事は目に見えているのでチーム一丸となって最後まで諦めずに闘いたいと思っています。■3月5日(日) 愛知・Zepp Nagoya開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:Cody・Lee(李)スペシャルゲスト:ASIAN KUNG-FU GENERATION■Cody・Lee(李) 高橋響(Vo/Gu) コメント軽音楽部に入った高校一年生の春、「ブラックアウト」を真似て曲を書いた。路辺に残った雪を春が溶かす頃、無性にアジカンが聴きたくなる。2023年、3月にアジカンとZepp Nagoyaでライブをします。自分の、Cody・Lee(李)の音楽アイデンティティ形成に大きな影響を与えたバンドとの共演には胸が熱くなります。「胸を借りる」とか、そんな有り触れた言葉で締めるつもりはありません。ただ、あの頃の春の匂いを抱いて会いに行こうと思います。■チケット一般発売中関連リンクイベントオフィシャルサイト:イベント公式Twitter:
2023年01月24日株式会社TIME LABは、日本製のクレンジングコンディショナー「405 Forty&Five トラディショナルローズ」の販売を開始しました。ふんわり奥深い香り『トラディショナルローズ』新登場目指したのは、籠いっぱいに入った、香り高い摘みたてダマスクローズの中に、心地よく顔をうずめた時の様な、自然の贅沢さと幸福感に包まれる香り。華やかで奥深いコクのある、フローラルな甘い香りに仕上がりました。■『クリームシャンプー』の魅力髪と頭皮に揉み込み待つだけ。泡がないシャンプーなのに、洗いあがりはすっきり。すすいだ後に待っているのは、しっとりとうるおった頭皮としなやかな髪。ゴシゴシ汚れを落とすだけのシャンプーから、髪にも頭皮にも優しい美髪を育てる特別なヘアケアへ。■しっとりうるおす『モイスチャー』成分「ローズマリー葉エキス」「アボカドオイル」はこれらの成分を髪にしっかり行き渡る洗い方をする事で、悩みの多いパサパサ髪も、しっとりうるツヤ髪に導きます。■ハリツヤを与える『ダメージケア』成分「加水分解シルク」「スイートアーモンドオイル」は、ダメージを補修の役割を担い、カラーや紫外線で諦めていた髪へツヤやハリを与えます。■フケ・かゆみを抑える『頭皮ケア』成分「メントール」「カモミールエキス」は、爽やかな洗いあがりを実現し、フケ・かゆみを抑え、美しい髪を育てる頭皮環境を整えます。■日本製「405 Forty&Five」誕生ストーリー昔からクセ毛の上に髪が痛みやすく、毎日のヘアケアやセットが大変でした…。いろいろなヘアケア用品やサロンを試してみましたが、これといった出会いもありませんでした。そこで、自分に合った物を作ろうと思い立ち、最初は日本国内企業でいくつもサンプルを作りましたが、納得いくものができませんでした。そんな中、アメリカの工場と出会うことができ、およそ3年の月日をかけ「使用感・うるおい感・手触り・香り」を納得いくまで拘り抜き完成させたのが、405クレンジングコンディショナーでした。しかし、ここ数年の様々な世界情勢の変化により入荷が不安定に…。お客様に安定的な商品供給が出来る様に、再度粘り強く日本国内で納得いく商品を作っていただける工場を探しました。そしてこの度、やっと巡り合えた日本工場と、アメリカ工場と協力の元、「405 Forty&Five トラディショナルローズ」の日本国内生産が実現しました。今までの良さはそのままに、香りやテクスチャーには更に拘り、品質もより安定した商品に仕上がったと実感しています。今までご愛用いただいていた方にも、まだ試していない方にも、日本製「405 Forty&Five トラディショナルローズ」を是非手に取って体感いただきたいです。(株式会社TIME LAB代表取締役 小口 洋子談)■製品概要品名:405クレンジングコンディショナートラディショナルローズブランド:nanoTimeBeauty生産国:日本商品区分(薬事分類):化粧品商品区分:化粧品(洗髪料)対象性別:ユニセックス容量(ml):480※詳しい成分は公式サイトよりご確認ください。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年01月13日株式会社TIME LAB(本社:横浜市中区、代表取締役:小口 洋子)は、日本製のクレンジングコンディショナー「405 Forty&Five トラディショナルローズ」の販売を開始しました。日本製「405クレンジングコンディショナー トラディショナルローズ」詳細: ■ふんわり奥深い香り『トラディショナルローズ』新登場摘みたてダマスクローズ目指したのは、籠いっぱいに入った、香り高い摘みたてダマスクローズの中に、心地よく顔をうずめた時の様な、自然の贅沢さと幸福感に包まれる香り。華やかで奥深いコクのある、フローラルな甘い香りに仕上がりました。■『クリームシャンプー』の魅力こっくり濃密なクリームシャンプー髪と頭皮に揉み込み待つだけ。泡がないシャンプーなのに、洗いあがりはすっきり。すすいだ後に待っているのは、しっとりとうるおった頭皮としなやかな髪。ゴシゴシ汚れを落とすだけのシャンプーから、髪にも頭皮にも優しい美髪を育てる特別なヘアケアへ。■しっとりうるおす『モイスチャー』成分髪へうるおいを与えます「ローズマリー葉エキス」「アボカドオイル」はこれらの成分を髪にしっかり行き渡る洗い方をする事で、悩みの多いパサパサ髪も、しっとりうるツヤ髪に導きます。■ハリツヤを与える『ダメージケア』成分ダメージで諦めていた髪へ「加水分解シルク」「スイートアーモンドオイル」は、ダメージを補修の役割を担い、カラーや紫外線で諦めていた髪へツヤやハリを与えます。■フケ・かゆみを抑える『頭皮ケア』成分洗いあがり爽やか頭皮ケア「メントール」「カモミールエキス」は、爽やかな洗いあがりを実現し、フケ・かゆみを抑え、美しい髪を育てる頭皮環境を整えます。■日本製「405 Forty&Five」誕生ストーリー日頃の悩みから生まれたクリームシャンプー昔からクセ毛の上に髪が痛みやすく、毎日のヘアケアやセットが大変でした…。いろいろなヘアケア用品やサロンを試してみましたが、これといった出会いもありませんでした。そこで、自分に合った物を作ろうと思い立ち、最初は日本国内企業でいくつもサンプルを作りましたが、納得いくものができませんでした。そんな中、アメリカの工場と出会うことができ、およそ3年の月日をかけ「使用感・うるおい感・手触り・香り」を納得いくまで拘り抜き完成させたのが、405クレンジングコンディショナーでした。しかし、ここ数年の様々な世界情勢の変化により入荷が不安定に…。お客様に安定的な商品供給が出来る様に、再度粘り強く日本国内で納得いく商品を作っていただける工場を探しました。そしてこの度、やっと巡り合えた日本工場と、アメリカ工場と協力の元、「405 Forty&Five トラディショナルローズ」の日本国内生産が実現しました。今までの良さはそのままに、香りやテクスチャーには更に拘り、品質もより安定した商品に仕上がったと実感しています。今までご愛用いただいていた方にも、まだ試していない方にも、日本製「405 Forty&Five トラディショナルローズ」を是非手に取って体感いただきたいです。(株式会社TIME LAB 代表取締役 小口 洋子談)■製品概要品名 :405クレンジングコンディショナートラディショナルローズブランド :nanoTimeBeauty生産国 :日本商品区分(薬事分類):化粧品商品区分 :化粧品(洗髪料)対象性別 :ユニセックス容量(ml) :480成分:水、グリセリン、セタノール、セテアリルアルコール、ステアラミドプロピルジメチルアミン、BG、エチルヘキシルグリセリン、アロエベラ液汁、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、加水分解シルク、パンテノール、アモジメチコン、アーモンド油、アボカド油、メントール、ポリソルベート60、ベヘントリモニウムメトサルフェート、クエン酸、フェノキシエタノール、香料■会社概要商号 : 株式会社TIME LAB所在地 : 〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町2-5-18 ピアセントラル3F代表者 : 代表取締役 小口 洋子設立 : 2015年5月事業内容: ・自社ブランド及びその他商品の企画・製造・輸出入・販売・卸販売及び受注委託(OEM)及び技術協力・各業種の企画、開発、制作、販売、広告宣伝及び運営・各種マーケティングの企画、立案及び実施資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月11日音楽イベント『HIGH FIVE 2023』が、2023年2月4日(土) の札幌公演を皮切りに、東京、名古屋、大阪、福岡のZeppで開催されることが決定した。今回で2回目となる『HIGH FIVE』は、新進気鋭の次世代を担うアーティストがヘッドライナーに立ち、彼らが今一番競演したいアーティストをスペシャルゲストに迎え、「本気で楽しむ瞬間」「本気でぶつかる姿」を見て、思わず“HIGH FIVE”(ハイタッチ)したくなるような唯一無二の音楽イベント。今回ヘッドライナーを務めるのは、マハラージャン(札幌公演)、BREIMEN(東京公演)、Cody・Lee(李)(名古屋公演)、梅田サイファー(大阪公演)、Omoinotake(福岡公演)の全5組。そしてヘッドライナーから熱望されたスペシャルゲストとして、Awesome City Club(札幌公演)、Kroi(東京公演)、ASIAN KUNG-FU GENERATION(名古屋公演)、ALI(大阪公演)、iri(福岡公演)が出演する。チケットは、オフィシャル先行受付を12月18日(日) まで実施中。<ライブ情報>HIGH FIVE 2023■2023年2月4日(土) 北海道・Zepp Sapporo開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:マハラージャンスペシャルゲスト:Awesome City Club■マハラージャン コメントAwesome City Clubになりたい。楽曲がドラマティックでライブもツインボーカルが気持ちよくて歌がめちゃくちゃ上手いし、atagiさんは動きもかっこ良くてPORINさんも可愛いし、モリシーさんのギターもめちゃくちゃかっこいい。そんな Awesome City Clubに、僕はなりたい。でもなれない。(そりゃそうじゃ)でもせめて対バンさせて欲しい!!その想いを込め、フェスのバックヤードでメンバーとスタッフの皆さんのいる場所へ一人でご挨拶に乗り込んだ。無謀な冒険にドキドキしたが快くOKしてくださった懐の深い皆さん。ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです。すごいライブにしたいです。皆さん札幌でお会いしましょう。■2023年2月12日(日) 福岡・Zepp Fukuoka開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:Omoinotakeスペシャルゲスト:iri■Omoinotake コメント2015年の渋谷のライブハウス、お客さんのほとんどいない僕らの自主企画に出演していただいたのが最初の出会いでした。アコギ一本で引き語るその声と楽曲に完全にやられ、あの日以来ずっとファンです。あれから7年が経って、Zepp Fukuokaのステージで共演できることが個人的にとても感慨深いです。2月12日を心待ちにしております!!■2023年2月19日(日) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:梅田サイファースペシャルゲスト:ALI■梅田サイファー KZ コメント昨年2022年に続き、今年も『HIGH FIVE』の大阪公演に梅田サイファーで出演します。普段フェスなどで共演しているALIを、地元大阪に迎え入れて開催できる事を嬉しく思います。ALIが持つ多国籍な音楽と、我々梅田サイファーの多様なラップが混ざりあう興奮と熱狂の夜をご期待ください!■2023年2月23日(木・祝) 東京・Zepp DiverCity開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:BREIMENスペシャルゲスト:Kroi■BREIMEN 高木祥太(Vo/Ba)コメントこの悲劇の地での失態を踏まえチーム一丸となって抜かりなく入念に調整しています。国民の皆様の声援を糧に、目指すはまずベスト8!と考えております。予選では選手達が粘り強くタフに自信を持って闘ってくれたと思います。彼らが必ず自分達が出来るということを信じ続けてチーム一丸となって最後まで走り続けてくれた事が良かったと思います。次戦、Kroiとは過酷な対戦になる事は目に見えているのでチーム一丸となって最後まで諦めずに闘いたいと思っています。■2023年3月5日(日) 愛知・Zepp Nagoya開場17:00 / 開演18:00ヘッドライナー:Cody・Lee(李)スペシャルゲスト:ASIAN KUNG-FU GENERATION■Cody・Lee(李) 高橋響(Vo/Gu) コメント軽音楽部に入った高校一年生の春、「ブラックアウト」を真似て曲を書いた。路辺に残った雪を春が溶かす頃、無性にアジカンが聴きたくなる。2023年、3月にアジカンとZepp Nagoyaでライブをします。自分の、Cody・Lee(李)の音楽アイデンティティ形成に大きな影響を与えたバンドとの共演には胸が熱くなります。「胸を借りる」とか、そんな有り触れた言葉で締めるつもりはありません。ただ、あの頃の春の匂いを抱いて会いに行こうと思います。■チケット先行受付一次オフィシャル先行:12月7日(水) 18:00〜12月18日(日) 23:59関連リンクイベントオフィシャルサイト:イベント公式Twitter:
2022年12月07日「HiGH&LOW」と「クローズ」「WORST」の2大最強コンテンツ・クロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』。本作で花岡楓士雄を演じている川村壱馬(THE RAMPAGE)と、宝塚歌劇団宙組のトップスターで「HiGH&LOW」と宝塚歌劇が最強コラボを果たした「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」でコブラ役を演じている真風涼帆のコメント付き特別映像が解禁となった。「HiGH&LOW」の壮大なテーマが流れる中、解禁となった映像で映し出されるのは映画『HiGH&LOW THE WORST X』と「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」の名シーンの数々。宙組スターたちによる「HiGH&LOW」シリーズお馴染みの劇中曲「Do or Die」の大迫力の歌とエネルギッシュなダンスは圧巻。また、こだわり抜いた衣装や舞台セットの数々は非常に再現性が高く、まさにそこにSWORD地区が存在するかのよう。「HiGH&LOW」をミュージカル化するにあたって脚本・演出を担当した野口幸作は「初期の連続ドラマからこの作品を拝見していますが、当時は単純にファンとして応援しており、宝塚と結び付くとは全く考えていませんでした。ですから、今回のお話を伺った時は『令和の宝塚は攻めているな』と驚きました(笑)」と述懐。「伝説のチーム『ムゲン』解散後の、それぞれの頭文字を取って『SWORD』と呼ばれる5つのグループ『山王連合会』『White Rascals』『RUDE BOYS』『鬼邪高校』『達磨一家』が台頭し、『SWORD地区』が誕生する前夜の出来事を描きます。今作を入り口として宝塚歌劇をご覧になる方には、宝塚ならではの衣装の美しさ、舞台機構の素晴らしさもお見せしたいですね。大階段、銀橋、盆、セリなどを駆使して、チームごとの衣装のビジュアルや照明など、まずは視覚的に楽しんでいただくことを考えています」と、“ハイロー”ファンにも宝塚ファンにも見どころ溢れる最強コラボであると自信を込める。一方、9月9日より公開された映画は、累計興行収入3億円突破、初週末映画動員ランキングで実写ナンバー1の大ヒットスタート(興行通信社調べ)。須嵜亮(中本悠太)の回し蹴りや上から降ってくるビンゾー(板垣瑞生)、はしごで撃破など奇想天外なアクションシーンの数々や、楓士雄と鳳仙の頭・上田佐智雄(志尊淳)、鬼邪高・轟洋介(前田公輝)と鳳仙・小田島有剣(塩野瑛久)の共闘シーンなど胸アツシーンが盛りだくさん。さらに映像内で舞台を見た川村さんは「最初から最後までずっと引き込まれて、圧倒されました。生で見ないとわからない迫力があって、テンポがすごくて、立体感がある。どんどん世界観に引き込まれていく。舞台で初めて見る3D感だったり、男女の物語に感動するシーンもあって泣きそうでした。圧巻でした、すばらしかったです」と観劇後の興奮冷めないままに大絶賛のコメント。一方、映画を観た真風さんは「アクションがド迫力で、本当に圧倒されました。仲間だったり、守るべきもの、すごく爽快で素敵だなと。テンションがとっても上がりました。圧巻で一気に世界観に引き込まれました」と語り、映画ならではの没入感を味わった様子だ。『HiGH&LOW THE WORST X』は全国にて公開中。TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE「HiGH&LOWーTHE PREQUELー」は宝塚大劇場にて上演中、10月15日(土)~東京宝塚劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年09月16日公開中の『HiGH&LOW THE WORST X』より、花岡楓士雄を演じる川村壱馬(THE RAMPAGE)と、宝塚歌劇団宙組とのコラボ作品『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』コブラ役・真風涼帆のコメント付き特別映像が公開になった。本作は、シリーズ累計観客動員556万人・興行収入78億円突破、男たちの友情と熱き闘いを様々なメディアで描く『HiGH&LOW』シリーズと、累計8000万部突破・不良漫画の金字塔『クローズ』、『WORST』(原作・髙橋ヒロシ)の、2大最強コンテンツ・クロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』の続編だ。本作では、川村壱馬(THE RAMPAGE)演じる花岡楓士雄が頭をはる鬼邪高の前に、エンジ色の学ランを着た“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校が立ちはだかる。瀬ノ門を束ねる天下井公平(三山凌輝/BE:FIRST・RYOKI)、須嵜亮(中本悠太/NCT 127・YUTA)らは、鬼邪高を潰すため鎌坂高校【通称・カマ高】、江罵羅商業高校【通称・バラ商】と三校連合を結成。さらに、かつて鬼邪高と激突した鳳仙学園や、前作でもその存在が噂されていた、戸亜留市内で”カラスの学校”と恐れられる鈴蘭男子高校も動き出し、かつてないスケールでおくる、シリーズ史上最大の頂上決戦が繰り広げられる。公開された映像は『HiGH&LOW』のテーマが流れる中、映画『HiGH&LOW THE WORST X』と『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』の名シーンが登場。宙組スターたちによる、シリーズお馴染みの劇中曲「Do or Die」とエネルギッシュなダンスは圧巻だ。宝塚版が描くのは伝説のチーム“ムゲン”解散後、「SWORD」と呼ばれる5つのグループ「山王連合会」、「White Rascals」、「RUDE BOYS」、「鬼邪高校」、「達磨一家」が台頭する前夜。世界観をミュージカル化するにあたって脚本・演出を担当した野口幸作は「初期の連続ドラマからこの作品を拝見していますが、当時は単純にファンとして応援しており、宝塚と結び付くとは全く考えていませんでした。なので今回のお話を伺った時は『令和の宝塚は攻めているな』と驚きました(笑)」と制作を振り返る。さらに「今作を入り口として宝塚歌劇をご覧になる方には、宝塚ならではの衣装の美しさ、舞台機構の素晴らしさも見せたいですね。大階段、銀橋、盆、セリなどを駆使して、チームごとの衣装のビジュアルや照明など、まずは視覚的に楽しんでほしい」と語った。さらに映像内で舞台を見た川村は「最初から最後までずっと引き込まれて、圧倒されました。生で見ないとわからない迫力があって、テンポがすごくて、立体感がある。どんどん世界観に引き込まれました」と感想を明かす。続いて「舞台で初めて見る3D感だったり、男女の物語に感動するシーンもあって泣きそうでした。圧巻でした、素晴らしかったです」と興奮ぎみにコメント。映画を観た真風は「アクションがド迫力で、本当に圧倒されました。仲間だったり、守るべきもの、すごく爽快で素敵だなと。テンションがとっても上がりました。圧巻で一気に世界観に引き込まれました」と映画ならではの没入感を語った。『HiGH&LOW THE WORST X』公開中■公演情報『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』(同時上演『Capricciosa!!』)8月27日(土)~9月26日(月)会場:宝塚大劇場10月15日(土)~11月20日(日)会場:東京宝塚劇場
2022年09月16日※編集部注:本記事はネタバレも一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』の最新作である、映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』が9日に公開される。『ハイロー』シリーズと高橋ヒロシ氏(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画となり、前作の『HiGH&LOW THE WORST』は興行収入10億円超えのヒットで、新たなファンを開拓した。今作で鬼邪高校の前に立ち塞がる三校連合、中でもエンジ色の学ランで通称”血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校の一員として、中本悠太(NCT 127・YUTA)、三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)が参戦することも大きな話題に。さらにTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬(花岡楓士雄役)、吉野北人(高城司役)と4人で劇中曲「Wings」を歌い、グループの垣根を越えたコラボも行われる。今回は、瀬ノ門の頭である天下井公平役の三山凌輝にインタビュー。三山が演じる瀬ノ門の天下井と、中本が演じる須嵜が実は幼なじみだったということで、2人の関係性や、三山が感じる天下井というキャラクターについて話を聞いた。○■天下井がどうしてこういう人間になったのか――公開後ということで踏み込んだ話も聞いていきたいんですけど、物語が進むにつれて天下井と須嵜が実は幼なじみだったということが明らかになっていきます。どのように感じて演じられていましたか?子供時代のバックボーンが明らかになることによって、天下井の人間性の描きが一気に深くなるなと思いました。また、子供時代から現在までの中間地点が描かれていないからこそ、観ている方も「天下井にどんなことがあったのかな」と考えられるところがたくさんあると思いますので、そういう部分も面白いんじゃないかと思います。須嵜も、葛藤しながらも天下井に忠実に従っているのはなぜなのか、観ていくうちに理解できたり掘り下げられたりするのは、見どころだと思います。――その間を埋める作業、背景を膨らませたりといったことはされていたんですか?天下井がどうしてこういう人間になったんだろうということは、すごく考えました。家族の問題だったり、コンプレックスだったり、徐々に歪んできた人格が学校でも出てしまって、他人が信用できなくなるような経験だったりもあったはずで、もがいて抗って自分を作ろうとした結果、ああいった天下井が出来上がってしまったんじゃないかと。そうやって自分で考えたバックボーンがあるからこそ、作中では須嵜に対する時に、いつもの天下井じゃないしゃべり方をしていたりして、観ている方にも「そういうことだったのか」とわかっていただけるんじゃないかなと思います。――実際、天下井は須嵜に対してどういう感情を持っていたと思っていましたか?すがる思いはあったんじゃないかなと思います。天下井としてもどういう風に接すればいいかわからないという気持ちもあっただろうし、自分も天下井の役に入った時に須嵜とどう接すればいいんだろうと迷っていたけど、それが正解だった気がして。心を閉じているんだけど、須嵜に対してはどうしても出てしまうものがある。昔の自分を知られているからこそ出てしまうような、ふとした表情だったり、しゃべりかけた時の一言が他の人に対するのとトーンが違ったりとか、そういうところですね。○■須嵜を受け入れた瞬間に、世界が変わる――一方で、暴君としてのふるまいがあって、すごいこともされていましたが…。やばいですよね……(笑)。でも、行動としてはすごいことしているけど、天下井はサイコパスだとかいうわけではなく、どこまでも人間として本気になっているからこそ、やってしまった。究極、もはやある意味1番人間味を感じるキャラクターかもしれません。振り切りすぎているという意味では、人間の真骨頂と同時に、強力な自尊心を見ているような……。だから逆に、理解しやすいなと思いました。そういう人で、とにかくもがいているから、熱が生まれているんだな、と。間違えた方向に行ってしまって……やってることはひどいですけど、演じることによって理解はできるようになりました。だから、ただの悪じゃないというのか、悪いことをしても抜けきれない部分、人を殴っても決して快楽を得たりするわけじゃないと思いながら演じていました。――このあと天下井はどうなるのかなとか、想像してみたことはありますか?あります! でも、やっぱり変わりますよね。逆に仲間思いで男らしい人になっていく気もしますし。愛される人間になったら、またすごく変わるような気がします。熱の方向性が良い方に軌道修正されていくんじゃないかなとは感じました。須嵜という人物を受け入れた瞬間に、天下井にとっては世界が180度変わるので、天下井も変わると思います。――いい頭になっていくんじゃないかと。そうであってほしいです、僕も。――ちなみに、もう1回観る時に注目してほしい、細かいこだわりの部分などはありますか?いっぱいあるんですけど、最初のシーンは僕の声だけから始まるので、ぜひ注目してほしいです。作品を1度通して観れば、天下井がどういう人物だったのかわかってくるだろうし、天下井の最初の登場シーンは、作品的にも大事なシーンになるのではと思っていました。人を馬鹿にするような最初のテンション感だったり、世界観を表現できるように大事にして、何回かトーンを変えたり、役の雰囲気を変えて撮影したりしたんです。監督とも「何が正解だろうね」という話をすごくたくさんさせていただきました。本番でどれが使われたのか、見るまでは僕もわからなかったですし、最初のシーンとしてプレッシャーがあった部分として、見ていただけたら嬉しいです。あとはやっぱり須嵜との関係性ですね。会話の中でリアルに関係が出ちゃうような言葉の紡ぎ方は意識し大切にしていたところですので、そのあたりも注目していただけたら嬉しいです。■三山凌輝1999年4月26日生まれ、愛知県出身。人気舞台やドラマ、映画などで俳優活動の傍ら2021年よりボーイズグループ・BE:FIRSTのメンバーとしてアーティスト活動も開始する。今作『HiGH&LOW THE WORST X』では、作品のキーマンとなる天下井公平役を熱演している。
2022年09月13日人気バトルアクション『HiGH&LOW』シリーズの最新作である、映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』が公開中だ。『ハイロー』シリーズと高橋ヒロシ氏(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画となり、前作の『HiGH&LOW THE WORST』は興行収入10億円越えのヒットで、新たなファンを開拓するなど話題となった。今回は、『HiGH&LOW』シリーズに登場する鬼邪高校 全日制の轟洋介を演じる前田公輝と、『クローズ』『WORST』の世界にも登場する鳳仙学園の小田島有剣を演じる塩野瑛久にインタビュー。映画公開により「実は釣り仲間」ということが発覚した2人について、また公開後ならではの「細かい注目ポイント」などについて話を聞いた。※編集部注:本記事はネタバレも一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。○■上田佐智雄役の志尊淳が登場――作品が公開されたということで、ネタバレ部分の話も聞いていければと。今回上田佐智雄役の志尊淳さんも特別出演されました。塩野:上がりましたよ! 今回佐智雄がいなかった分、久々に合流したという感覚は、そのままありました。何よりも、前回佐智雄が作ってくれた鳳仙の一枚岩の空気を、今回は佐智雄なしで出さなければいけなかったので、佐智雄が帰って来た時にはほっとした感じが四天王から漂ってました。――「毎度、殺し屋鳳仙だす」というセリフとか、小田島が仁川英明(小柳心)におんぶされているシーンとか、前回話題だった場面もまた取り入れられていて。塩野:やっちゃいましたね。やっぱり(笑)――小田島と轟については、釣り仲間だと発覚しましたが…塩野:でも、考えてみてください。轟が話しやすいわけがないんですよ!前田:そうですよ(笑)塩野:はい(笑)。そこは小田島だから行けるというところはあったと思います。小田島のキャラクターだからこそ、轟に絡んでしつこかったんだろうなあとか。多分1日程度じゃ絶対に深まってないんですよ! 連絡を取り合ってたとかでもなく、たまたま一緒にいたんです。たまたま一緒にいてたまたま話しかけてて、それでたまたま轟が「こいつは……」という風になってくれたというところはあると思う。前田:そうだね。多分偶然が重ならないと、“あの”轟の心の扉は開かないと思う。ましてや鬼邪高内でも1歩も2歩も進んだ関係を築いている中、外部のタイマンをした相手に轟が心を開く道が全く見えなくてですね……。塩野:(笑)前田:だからもう完全に偶然という、巡り会わせが理由になる方が逆に自然なのかなというか。で、もしかしたら辻(鈴木昂秀)や芝マン(龍)とも、そういうつながりがあったのかなとも思えるし、轟の中に小田島に対して近いシンパシーを感じた瞬間が何かあったのかなと思うように、僕は作ってました。○■細かすぎる注目シーンは?――実はここに注目してほしい、細かくやってたというシーンはありますか?塩野:佐智雄が不在の時に仲間がここまでやられたから鳳仙が動くんだという思いは、今回も絶やしちゃいけないと思いました。実はシダケン(志田健三/荒井敦史)と小田島は幼馴染という裏設定があるんですけど、そこは語らずとも強めたいと思っていました。最後の戦いでは小田島が先陣切っていて、「シダケンの隣のベッドに送ってやるから、詫び入れてこい」というセリフも、実は1度前の方のシーンで言ってたけどカットされてしまったものなんです。どうしても戻したいと言って監督に相談して戻してもらったのは、鳳仙の頭が不在だけど仲間のために行ったというニュアンスを強く残したかったから。そこに、もう1回フォーカスして見ていただけたら嬉しいです。――すごく素敵なお話をありがとうございます。前田さんはいかがですか?前田:何も出てこなくて……。塩野:(笑)前田:頭の回転いい方なんですけど、何も働かないぐらい出てこないんです。塩野:蹴りの角度とか……あとシャツ!前田:ああ、シャツね! でもでも、恥ずかしいよね……。塩野:この人、めちゃめちゃ細かいですよ。前田:いやそうなんですよ、もともと細かいから。シャツかなあ、なんだろうなあ。塩野:絶対にいっぱいあるんですけど、いっぱいあるうちのシャツで。前田:シャツ、言いますか? 轟洋介、どこでシャツ出すか問題みたいな……ちょっと待って、マジで恥ずかしい。だってさ、割と今鳳仙のいい話してたよね。俺ほんと、ディテールだからさ! しかも1発目に言わなくて、その後に今から「いや、このシーンのシャツが……」って、どうそれ!?塩野:絶対そこ萌える人います! 「そういうところにこだわってるんだ」って!前田:そうなの!? 細かすぎるっちゃ細かすぎるけど……。塩野:だって今、細かいもの求められる質問に答えてるんで、公輝くんは何も悪くないですよ!――その通りです!前田:そうですね……轟のダメージの表現として、インしていたシャツの裾が出てしまうということを意識していて。前作だと、村山との戦いでは出て、鳳仙との戦いの時は出ないようにしたんです。でも、ケンカシーンではどうしても出てしまうじゃないですか。実はシャツに仕込みをしてまして、下にゴムをつけて止まるようにしているんです。塩野:こういうことですよね(ハイレグのようなポーズ)前田:俺、それやらなかったじゃん!(笑) 轟のイメージがあるから! まあそうなんですけど、今回はまず、風神(陣)・雷神(今村謙斗)とのシーンで轟が意外とダメージを負っていたという表現をしないとと思って、まだ裾は出ていないのですが、シャツ姿でプールサイドに帰って来ています。やっぱり今までの轟を見てる方々が「どうしたの?」と不思議に思ってしまう可能性があることも考えて、「あれ?」と思うところは少しでもつぶしていこうと、ダメージ感をビジュアルで出すためにこだわったりしました。……で、結局どこで出したんだというところなんですけど、サラッと答えを言うと、最後のバトルで楓士雄・小田島と3人でガラスをバーンと割って窓から出てきてジャンプをした後に、着地した瞬間です!塩野:(拍手)前田:ご静聴ありがとうございました(笑)■前田公輝1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。6歳より子役として活躍し、『天才てれびくんMAX』(03~06年)に出演。『ひぐらしのなく頃に』(08年)にて映画初主演。近年の主な出演作に『向かいのバズる家族』『火村英生の推理2019』『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』(19年)、『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』(21年)、映画『カイジ ファイナルゲーム』(20年)、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(21年)など。現在連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演中。■塩野瑛久1995年1月3日生まれ、東京都出身。2011年に開催された第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募し、審査員特別賞およびAOKI賞を受賞、2013年『獣電戦隊キョウリュウジャー』出演で話題を呼ぶ。近年の主な出演作に映画・ドラマ『PRINCE OF LEGEND』『HiGH&LOW THE WORST』(19年)、ドラマ『来世ではちゃんとします』シリーズ(20年~)、『探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~』(22年)、ウェブテレビ『私たち結婚しました2』(22年)、パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW ヴァンプショウ」など。
2022年09月12日映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』(9月9日公開)が邦画実写No.1スタートを切ったことが12日、明らかになった。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画の続編。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。8月24日に行われた完成披露試写会&PREMIUM LIVESHOWのライブビューイング回、さらに9日の公開初日から11日までの3日間で動員17万6,550人、興行収入2億6,870万円を記録した同作。週末映画興行ランキング邦画実写映画No.1となり、大ヒットスタートを切った。映画やドラマ、アニメのレビューサイト「Filmarks(フィルマークス)」では★4.1/初日満足度第1位を獲得(9月12日 Filmarks調べ)し、「映画ランド」でも★4.6という高評価(9月12日 14:00時点)、また満足度96.5%、口コミ推奨度97.3% (9月9日〜11日鑑賞者アンケート バルク調べ)という高数値を叩き出している。SNSなどの口コミでも「アクションとにかく見応えあり」「前作超えレベルで面白かった。アクション映画としては海外と比べても引けを取らない」とアクションの満足度が高い他、「ハイローであんなに目が腫れるとは思わなかった...泣きますまじで」「最後は感無量で号泣」と熱い友情を感じるストーリーも話題を呼び、「何回みても見どころたくさんあって飽きない!」「アクションも音楽もキャラも最高だから何回でも見れるし、見るたび新しい発見があります!! 中毒性ハンパない!」など早くもリピーターが続出しているという。公開後も3週連続週替わりの入場者特典ほか何度でも楽しむことのできるコンテンツを用意している。○9月11日までの累計(※興行通信社調べ)・完成披露試写会&PREMIUM LIVESHOW ライブビューイング回8月24日(水):動員 9,341人 興収:36,461,000円・公開初日からの3日間9月9日(金) :動員6万0180人 興収:8270万円9月10日(土):動員5万8280人 興収:8090万円9月11日(日):動員4万8750人 興収:6870万円男女比=2:8(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店)HI-AX
2022年09月12日EXILE HIRO企画・プロデュースの一大プロジェクト『HiGH&LOW』から派生し、更にヤンキー漫画の金字塔『クローズ』とコラボした作品『HiGH&LOW THE WORST』の続編『HiGH&LOW THE WORST X』が遂に公開となる。今回は、村山たちが卒業した後の鬼邪高を描くということで、期待半分・不安半分だったが、そんなあやふやな気持ちを余裕で吹き飛ばす最高の内容に仕上がっていた。前作で大きな位置を占めていた絶望団地パートや高校を取り巻く様々な外部要因を一切捨て去り、今回から新たに登場する高校を含めた、計6校が入り乱れる超高校バトルに特化した非常に潔い内容になっているのだが、これが大正解!登場人物の多さがとんでもない事になっているが、代わりにメインストーリーを超シンプルにすることで、キャラ描写と人間関係に集中できるようバランスが取られている。映画の作り方が上手くなっている!新高校にもそれぞれ強いネームドキャラが存在する。全員が超魅力的で、それぞれコラムを1本書けるくらい語りたいことがいっぱいあるが、そんな中で特にノックアウトされたのが、瀬ノ門高校の天下井と須嵜の2人だ。その財力をもって周りの人間を駒のように扱ってきた天下井と、彼に忠実に従う須嵜。須嵜はヤンキー界にその名を轟かせる猛者なのだが、なぜ外道極まりない奴に従うのか。その真意は本編で確かめてほしいが、二人を目で追ううちに死ぬほど深い沼に踏み込んでしまうことは間違いない、という事だけまずは書いておきたい。今まで「関係性」というワードにあまりピンと来ていなかったが、本作を観て「そうか、これが……」となった。あまりにも関係性がスパークしている。眩しすぎる。本作は、瀬ノ門に限らず、各高校の特徴や繋がりが非常にスマートに、そしてエモーショナルに描かれており、ドラマパートは過去最高レベルに満足できる。名物である一方、短所でもあった回想シーンの入れ方も明らかにレベルアップしている。終盤の回想コンボは涙腺を破壊する文句なしに素晴らしい演出である。私の場合は、主に瀬ノ門から致命傷を喰らったが、他校の生徒にも同じようにやられる人も多く出るはず。江罵羅商業高校の風神雷神や鈴蘭のビンゾーなんかも凄く良い。まさしく“全員主役”級の魅力的なキャラばかりだ。アクションシーンも相変わらずクオリティが高い。またまた瀬ノ門の話になってしまって申し訳ないが、須嵜を演じる「NCT 127」中本悠太の凄まじい身体能力には圧倒された。手足も長く、全ての動きがスクリーンに映える。軸のブレない回し蹴りには惚れ惚れしてしまう。個人的には、ハイロー2作目『END OF SKY』に登場したNAOTO以来の衝撃を受けた。須嵜のバトルシーンは全部ベストバウトである。もちろん、楓士雄のトリッキーな身のこなしや、轟の異常に打点の高いキックなど、他の皆もミラクルなアクションを披露してくれる。シリーズ恒例の集団戦も相変わらずトチ狂っており、ここでは身体能力だけでなく、学校などの舞台を活かした面白アイデア満載の攻防でも楽しませてくれる。やっぱりこのシリーズの見せ場は本当に最高だ!本作は久しぶりにハイロー熱が戻ってくる素晴らしい作品だった。高校生たちが激しい肉弾バトルの合間に見せる灼熱の友情劇に目と心を焼かれること請け合い。これだよ。これがハイローですよ!本当に最高でした。HIROさん、毎度ありがとうございます!あと瀬ノ門のスピンオフ製作もお願いします!作ったら多分興行収入100億は固いっす!!(人間食べ食べカエル)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年09月09日「THE RAMPAGE」の川村壱馬や吉野北人ほか、お馴染みキャストと新キャストが集結する「HiGH&LOW」シリーズの最新映画『HiGH&LOW THE WORST X』。3年ぶりの“熱戦”を控え、中本悠太(NCT 127)、三山凌輝(BE:FIRST)ら新勢力の三校連合メンバーによるアクションカットが解禁となった。シリーズを通して生み出されてきた、各チームの個性溢れるアクションシークエンスは「HiGH&LOW」最大の見どころ。最新作で初登場する新勢力のメンバーも、キレッキレのアクションを披露している。今回解禁となったのは、打倒・鬼邪高を共通目的として集結した瀬ノ門、鎌坂、江罵羅の三校連合が、どんなやり方で鬼邪高に迫っていくのか、その様子がうかがえる場面写真。相手を倒すためなら手段を選ばない鎌坂の氷室零二(藤原樹)と鬼邪高の楓士雄(川村壱馬)とのタイマンシーンや、ターゲットの高校に乗り込み相手を冷徹に睨みつけ、蹴り飛ばす江罵羅の鮫岡章治(長谷川慎)。ひと際豪快に敵を踏みつける風見仁“通称:風神”(陣)などの様子が公開。中でも、天下井公平(三山凌輝)を支える瀬ノ門最強のNo.2・須嵜亮(中本悠太)が大きく殴りかかる姿を捉えたカットは、いつもは冷静沈着な須嵜の内面に抱いている熱い思いがにじみ出ており、まさに魂がぶつかり合うようなバトルシーンを予感させる。額に傷を負いながら立ちすくむ天下井の、戦いの行く末を見極めるような鋭い表情も見逃せない。『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年09月06日映画『HiGH&LOW THE WORST X』の公開に合わせて、ドラマ「HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0」とスピンオフドラマ「6 from HiGH&LOW THE WORST」の2作品が、「TVer」にて期間限定配信されることが決定した。「EPISODE.0」は、劇場版第1作『HiGH&LOW THE MOVIE』で描かれた、SWORD地区全体を巻き込んだコンテナ街の大抗争後、鬼邪高校の知られざる物語。『THE WORST』へと続く序章となるドラマとなっている。大抗争の後、暇を持て余しながら校内でダラダラと過ごす番長・村山(山田裕貴)や、関(一ノ瀬ワタル)ら定時制メンバーの鬼邪高での日常や、入学シーズンが到来し覇権争いへと突入する全日制の様子が描かれ、全日を実力で牽引する最強の男・轟(前田公輝)、鳴り物入りで入学したものの親友・花岡楓士雄(川村壱馬)の転校により、鳴りを潜めている2年の高城司(吉野北人)、頂上を目指して動き出す勢い抜群の1年・中越(神尾楓珠)、転入してくる狂気の2人組、泰志(佐藤流司)と清史(うえきやサトシ)ら、最新作でも活躍する面々が、鬼邪高校に集まってきた瞬間を確認することができる。一方、「6 from」は、『THE WORST』に登場した希望ヶ丘団地の幼なじみ、楓士雄、誠司(白洲迅)、真也(中務裕太)・正也(小森隼)のオロチ兄弟、マドカ(富田望生)、新太(矢野聖人)という6人が、幼い頃に交わした約束を胸に、それぞれの環境で悩み、揺れ動く気持ちを描いた物語。また最新作にも登場する、同じく希望ヶ丘団地で育ち楓士雄に因縁のある基晃(森崎ウィン)が、このドラマから登場している。さらに、地上波特別版番組「ついに激突!!『HiGH&LOW THE WORST X』公開記念SP」の「~出演俳優たちがクロスする魅力解明!~」と「~アーティストたちがクロスする魅力解明!~」のTVer見逃し配信も決定。川村壱馬(THE RAMPAGE)、吉野北人(THE RAMPAGE)、中本悠太(NCT 127・YUTA)、三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)によるコラボレーショントークや、キックオフイベント、完成披露試写会&PREMIUM LIVE SHOWの模様、様々なキャストのスペシャルコメントなど盛りだくさんな内容となっている。▼配信スケジュール・9/7(水)~14(水)「HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0」#1~6※第7話、第8話の配信はございません・9/14(水)~21(水)「6 from HiGH&LOW THE WORST」#1~6・9/8(木)~21(水)ついに激突!!『HiGH&LOW THE WORST X』公開記念SP~出演俳優たちがクロスする魅力解明!~・9/15(木)~28(水)ついに激突!!『HiGH&LOW THE WORST X』公開記念SP~アーティストたちがクロスする魅力解明!~『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年09月05日拳と拳で絆を繋ぐ、男たちの熱いバトルを描いた『HiGH&LOW THE WORST』の続編『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』がついに公開目前!ここでは、前田公輝さんと塩野瑛久さんのインタビューをお届けします。“ザワ”の愛称とともに大熱狂を巻き起こした、「HiGH&LOW」と不良漫画『クローズ』『WORST』とのクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』。その待望の続編が公開に!前作で仲間たちの信頼を得て鬼邪(おや)高校の頭をはることになった花岡楓士雄とその仲間たちの前に、最凶最悪の敵・瀬ノ門(せのもん)工業高校が立ちはだかり、新たな戦いの火蓋が切って落とされる。前作からの続投となる登場人物の面々に加え、今回さらに魅力的なキャストが参戦。瀬ノ門工業高校の頭として君臨する天下井公平役には、BE:FIRSTとしても活躍する三山凌輝(RYOKI)。その右腕として拳を振るう須嵜亮役は、中本悠太(NCT 127・YUTA)が演じる。EXILE TRIBEの各グループからも新たなキャストが加わり、さすがの身体能力を存分に発揮したアクションを披露している。個性と才能が激突する熱いバトルを見逃すな!前田公輝(鬼邪高校・全日/轟 洋介 役)×塩野瑛久(鳳仙学園/小田島有剣 役)――前田さんと塩野さんは『HiGH&LOW THE WORST』以来、約3年ぶりのHiGH&LOWシリーズ出演ですが、今作が決まった時の率直な思いは?前田:前作のラストに、鳳仙から「これから鬼邪高が強くなるぞ」って言われるシーンがあったので、その先の鬼邪高の物語がずっと気になっていたんです。だから今作の台本をもらって、それが実際に文字として起こされているのを見た時は、本当に嬉しかったです。塩野:僕も続編は待望していました。ただ、髪の毛が大変で…。小田島の金髪から、ほかの役作りのために黒髪にして、また金髪に染めないといけなかったので(笑)。前田:あははは!それは鬼邪高の辻(鈴木昂秀)にもいえるかも。レインボーにしたりとか、あと芝マン(龍)も今回レッドヘアだから。うちの2人も髪にはダメージを与えているね(笑)。――役にはすぐに戻れましたか?前田:THE RAMPAGEのライブ(’21年12月)で今作の発表があって、その時に僕たちも衣装を着てステージに上がったんですけど、久しぶりに轟の学ランに袖を通した瞬間から役に戻れたというか。そういう感覚は、今回が初めてでしたね。塩野:僕も自分の中では早い段階から落とし込めていて、ライブの時も映画の撮影中も、小田島っぽいセリフがアドリブで降りてくることがありました。前田:確かに何度かあった。あと小田島の新しい衣装が、モテニットっぽいんだよね。「また人気が出ちゃうのでは?」と(笑)。塩野:狙いにいっている感じはありますよね(笑)。でもあれかわいくて、個人的には好きです。――二人は前作で対戦相手という間柄でしたが、今作も一緒のシーンが多いですよね。前田:アキくん(塩野)とは前作で出会って以来、プライベートでよく会ったり、しょっちゅう連絡取り合ったりする仲になりましたけど、轟と小田島に関しては敵対関係のまま終わっていましたから。それが今作では意外な関係性からスタートするので、なぜそうなったのか、お互いにそれぞれバックボーンを作って撮影に挑みました。塩野:僕は、最初はバチバチのところから始まりたかったんですけど…(笑)。ただ今回描かれている、二人のある共通点は、原作の髙橋ヒロシ先生が考えてくださったそうなんですよね。前田:え、そうだったんだ。それはありがたい!塩野:そう考えると二人の仲にも説得力が生まれますよね。――そんな二人の共闘相手は、中本悠太(NCT 127・YUTA)さん。共演してみてどうでしたか?前田:悠太は本当にすごかったです!時間がない中で、何時間アクションの稽古をしたのか。アクションはもちろん、お芝居の表現力もすばらしくて、表現という意味ではダンスのパフォーマンスと近いものがあるのかな?でも体の使い方が違うと思うので、難しいはずなんです。もともとのポテンシャルが高い気がしますね。塩野:現場では「こういう撮影が新鮮で楽しい」と言っていて。普段の悠太はすごくフランクで、関西弁がちょいちょい出てくるし、あのキャラをどう例えればいいのかというと…その辺の兄ちゃん!前田:わかる気がする(笑)。でも、5月に日本でやっていたライブを観に行ったら、僕たちの知っている悠太じゃなかった!色気モンスターでしたね。塩野:悠太もそうですけど、凌輝くんもすごく人懐こくて、すぐに打ち解けられました。前田:役柄と全然違う。いま二人の顔を思い浮かべると、どっちも歯を出して笑っています。――今作には“絆”が色濃く描かれていますが、撮影現場でも絆を感じることはありましたか?前田:鬼邪高の俳優陣とは過去のシリーズで初めて会って、そこから友達になったり、プライベートでも会うようになったり。その仲のいい根っこの部分が、今作では鬼邪高のプールサイドでのシーンから感じられると思います。あれをずっと求めていました!塩野:今回、鳳仙にはモンジ役の堀夏喜くんが新たに参加して。でも前から仲間だったという設定だったので、モンジが借りてきた猫みたいにならないようにって、前作からの鳳仙のメンバー全員が考えて現場に入ってきたのは、絆というか愛だなって思いました。――作品のどんなところに注目してほしいですか?前田:僕ら二人の絡みのような新説や、新キャラが盛りだくさん。細かいことを気にするとつまずいてしまうので、ランニング後とかまっさらな気持ちの時に観てもらうといいかもしれませんね(笑)。塩野:鳳仙は前回よりもそれぞれの個性がはっきりと描かれていると思うので、そのキャラクターにも注目してもらえると嬉しいです。(写真右)前田公輝まえだ・ごうき1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演。近作は映画『ヤクザと家族 The Family』『終わりが始まり』など。ブラウス¥46,200ブルゾン¥64,900(共にウジョー/エム TEL:03・6721・0406)イヤーカフ¥5,940(ナラティブ プラトゥーン/ジョワイユ TEL:03・4361・4464)その他はスタイリスト私物(写真左)塩野瑛久しおの・あきひさ1995年1月3日生まれ、東京都出身。2019年の連続ドラマ『Re:フォロワー』で主演を務める。近作はドラマ『探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~』など。シャツ¥36,300(ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087)その他はスタイリスト私物『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』企画プロデュース/EXILE HIRO総監督/二宮“NINO”大輔監督/平沼紀久原案・キャラクター設定/髙橋ヒロシ出演/川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(RYOKI)、中本悠太(NCT 127)ほか9月9日より公開。※『anan』2022年9月7日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・吉田ケイスケ(塩野さん)千葉 良(前田さん)ヘア&メイク・大木利保(CONTINUE/塩野さん)松田蓉子(前田さん)取材、文・菅野綾子保手濱奈美撮影協力・バックグラウンズ ファクトリーAWABEES(by anan編集部)
2022年09月04日拳と拳で絆を繋ぐ、男たちの熱いバトルを描いた『HiGH&LOW THE WORST』の続編『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』がついに公開目前!ここでは、川村壱馬さん、吉野北人さん、三山凌輝さんのインタビューをお届けします。“ザワ”の愛称とともに大熱狂を巻き起こした、「HiGH&LOW」と不良漫画『クローズ』『WORST』とのクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』。その待望の続編が公開に!前作で仲間たちの信頼を得て鬼邪(おや)高校の頭をはることになった花岡楓士雄とその仲間たちの前に、最凶最悪の敵・瀬ノ門(せのもん)工業高校が立ちはだかり、新たな戦いの火蓋が切って落とされる。前作からの続投となる登場人物の面々に加え、今回さらに魅力的なキャストが参戦。瀬ノ門工業高校の頭として君臨する天下井公平役には、BE:FIRSTとしても活躍する三山凌輝(RYOKI)。その右腕として拳を振るう須嵜亮役は、中本悠太(NCT 127・YUTA)が演じる。EXILE TRIBEの各グループからも新たなキャストが加わり、さすがの身体能力を存分に発揮したアクションを披露している。個性と才能が激突する熱いバトルを見逃すな!川村壱馬(鬼邪高校・全日/花岡楓士雄 役)×吉野北人(鬼邪高校・全日/高城 司 役)×三山凌輝(瀬ノ門工業高校/天下井公平 役)――川村さん、吉野さんは続編が決まった時のお気持ちを、三山さんは今シリーズへの初参戦が決まった時の心境を教えてください。川村:続編があることは聞いていたんですけど、コロナ禍でそれがなかなか形にならない状態が何年か続いていたんです。だから、ようやく撮れるって聞いた時は嬉しかったですし、また気合を入れて頑張ろうって思えましたね。吉野:大変な状況だったからこそ、現場でも一体感が生まれていましたし、すごく気合も入りました。凌輝をはじめ、新キャストも豪華な方ばかりなので、僕らも熱量で負けないようにしないとなって。三山:僕はもともとHiGH&LOWシリーズが大好きだったので、出演のお話を聞いた時は、驚いて泡を吹きそうになりました(笑)。お話をいただいた数日前も、通算4回目の『HiGH&LOW THE WORST』を観ていたところだったので、縁がすごいなって。それと同時に、プレッシャーも感じました。世界観を壊したらいけないし、俳優陣も製作陣も前作を超えないといけないっていう気持ちを持って挑むことは間違いないから、そこに参戦するなら、覚悟を持って頑張らないとなって。――共演した感想は?三山:壱馬くんはアーティストとして活動されているのに、すごくナチュラルなお芝居をされていたのが前作から衝撃で。でも、普段はどういう人なのかわからなかったので、探り探り歩み寄ってみたんですけど、めちゃくちゃ優しくて純粋だから、くだらない話をしても笑ってくれるし、真面目だし、思っていたとおりの人でした。川村:凌輝は本当に達者!三山:それ、褒めてる?(笑)川村:達者って言うと、語弊があるか(笑)。“こいつ、うまいこと言いよって!”ってことじゃなくて、話し上手だし、素直だから、みんなとすぐ打ち解けてたよね。吉野:僕は、凌輝が所属しているBE:FIRSTのオーディション番組を見てたから、もともと凌輝のことは知っていたんです。三山:北人くんとは同じシーンが多いから、仲良くならないとなって思ってたんですけど、北人くんのほうからお茶目に「オーディション見てた~」って話しかけてくださって。北人くんは静かな方なのかなって思ってたから、それがすごく嬉しかったんですよね。――今作は役者と役者の“クロス”でもあると感じます。共演者の中で、この人のここがすごい!と思ったところは?川村:僕は個人的に、ビンゾー(板垣瑞生)の人懐こさ。今までまったく喋ったことがなかったんですけど、気づいたら結構長い時間一緒にいて、めちゃくちゃ仲良くなりました。瑞生、めちゃくちゃかわいいんだよなぁ(笑)。吉野:俺はやっぱり、須嵜役の悠太くんがすごいなぁって。演技が初めてって聞いてたのに、堂々としていて、むしろ慣れてるように感じたくらい。三山:俺は悠太くんと一緒のシーンが多かったけど、近くで見ていてもすごかった。演技が初めてだなんて、嘘って言ってくれよ!みたいな(笑)。セリフがあるほうがまだやりやすいはずなのに、須嵜は「……」みたいな部分が多くて。それでも感情がすごく伝わるから、「なんでそんなことができるの?」って、疑問しかなかった。――今作は絆もテーマになっていると思いますが、現場で絆を感じたエピソードを教えてください。川村:鬼邪高校のみんなで集まった時の空気感は抜群によかったですね。撮影中も、カメラが回ってないところでも、ずっと笑ってました。みんなでギャハギャハ、男子高校生のテンションで。こうやって集まるのは数年ぶりだったんですけど、前作が終わってからみんなでごはんを食べに行ったりしたので、仲の良さは前作以上。気づいたらもう、“いつもの仲間”みたいな感じです。でも、凌輝との絆は…ないかな。三山:おいおいおーい!川村:嘘(笑)。俺は人と打ち解けるのに時間がかかるタイプなのに、凌輝はこのとおり、イジられキャラにも徹することができるタイプだし、いっぱい話しかけてくれるから本当に1日で仲良くなれた。今でも連絡を取り合ってるしね。三山:THE RAMPAGEさんのライブにも呼んでもらったし。吉野:僕も、凌輝との思い出はとくにないかな。三山:いやいや、いっぱい一緒にいたよ?結構一緒にいたよ?吉野:嘘だよ(笑)。本当にずっと喋ってたよね。僕は人に気を遣うのが得意じゃないけど、凌輝は人に歩み寄るのが上手だから、気楽に話せてありがたかった。みんなのことをたくさん笑わせていたし、僕はそういうことができるタイプじゃないから羨ましいなって。三山:僕も人のよさが滲み出てる二人が温かく迎え入れてくれたおかげで、初参戦なのにすごく居心地がよかった。ありがとう!写真右から、吉野北人よしの・ほくと1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル。俳優としても活躍し、近作のドラマ『魔法のリノベ』では、福山竜之介を演じた。ジャケット¥55,000シャツ¥35,200パンツ¥33,000(以上ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087)その他はスタイリスト私物川村壱馬かわむら・かずま1997年1月7日生まれ、大阪府出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル。俳優としても活躍し、出演する映画『貞子DX』が10月28日公開予定。ジャケット¥82,500シャツ¥37,400(共にガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール)その他はスタイリスト私物三山凌輝みやま・りょうき1999年4月26日生まれ、愛知県出身。映画『縁側ラヴァーズ』や『人狼ゲーム デスゲームの運営人』などに出演。BE:FIRSTのRYOKIとしてアーティスト活動も行う。1stアルバム『BE:1』が発売中。シャツ¥27,500(セブン バイ セブン)パンツ¥51,700(YUKI HASHIMOTO) 共にサカス PR TEL:03・6447・2762ブーツ¥66,000(MORSE/OUAT TEL:03・6804・0865)その他はスタイリスト私物『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』企画プロデュース/EXILE HIRO総監督/二宮“NINO”大輔監督/平沼紀久原案・キャラクター設定/髙橋ヒロシ出演/川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(RYOKI)、中本悠太(NCT 127)ほか9月9日より公開。※『anan』2022年9月7日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・吉田ケイスケ(川村さん、吉野さん)八木啓紀(三山さん)ヘア&メイク・oya(KIND/川村さん)大木利保(CONTINUE/吉野さん)西村裕司(earch/三山さん)取材、文・菅野綾子保手濱奈美撮影協力・バックグラウンズ ファクトリーAWABEES(by anan編集部)
2022年09月03日友情と熱き闘いを描く「HiGH&LOW」シリーズと、累計8000万部突破「クローズ」「WORST」の2大最強コンテンツ・クロスオーバー映画の続編『HiGH&LOW THE WORST X』。この度、頂上決戦に挑む者たちをドラマチックに魅せる「PSYCHIC FEVER」による「WARRIORS」に乗せたMusicTrailer~アクション篇~が解禁された。鬼邪高校の頭・花岡楓士雄(川村壱馬)の狼煙と共に開戦した、鬼邪高校史上最大の頂上決戦!映像には楓士雄をはじめ、高城司(吉野北人)、轟洋介(前田公輝)など鬼邪高が、瀬ノ門の須嵜亮(中本悠太)と天下井公平(三山凌輝)、カマ高の氷室零二(藤原樹)、そしてバラ商の鮫岡章治(長谷川慎)、風見仁“通称:風神”(陣)・上成正人“通称:雷神”(今村謙斗)ら三校連合と激突する。映像中盤には、須嵜のアクロバットな回し蹴りが目を引く司との熱いタイマンシーンや異次元の高さを見せる轟のハイキック、身軽さを利用した上に下にと移動する楓士雄のアクションなど見どころ満載。さらに、前作で大活躍したはしごや相手に向かって全速力で走りぶつかっていく「HiGH&LOW」シリーズお馴染みのシーンも健在。2分ほどの映像からでも伝わる迫力とキャストの全力に、アクションシーンへの期待は高まるばかり。手に汗握るバトルをよりドラマチックにしているのが、劇中歌「WARRIORS」。圧倒的な数を前に次第にピンチに陥ってしまう鬼邪高。それでも仲間を信じ傷だらけになっても立ち上がり挑んでいく姿はまさに戦う男たち〈WARRIORS〉。メインのアクションシーンで流れるこの楽曲は、戦いの中でキャラクターたちの動きと共鳴し合い、大きな力に挑んでいく。そんな想いを高揚させ鼓舞する戦闘テーマであり、「HiGH&LOW」シリーズの劇伴初参加となる「PSYCHIC FEVER」が歌唱する。映像後半には楓士雄と須嵜のタイマンシーンのごく一部も披露され、血と汗がにじむ拳を真剣にぶつけ合う姿、そのバトルの行方がますます気になるものとなっている。『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年08月31日