肌の調子や気分は毎日変わる。天候や気温・湿度も変わる。だから、今日使って満足したスキンケアに、明日も満足するとは限らない。資生堂は、肌や体質の変化を感じる30~40代女性に向けて、一人ひとり、その時どきの肌環境に適したスキンケアを実現するスキンケアシステム「Optune(オプチューン)」を開発。2018年春にβ版のテスト販売を開始し、改良・開発後本格導入予定と、2017年11月27日(月)に発表しました。朝晩のスキンケアを、コンディションに合わせてチェンジする時代が、近い将来訪れる予感です。「Optune」のシステム、これにより私たちのスキンケアがどう変わるのか、詳しく見ていきましょう。スキンケア選びの2大悩み1.自分の肌に合うスキンケアがわからないメイクアップですら、自分に似合う色やメイクの方法がわからなくて悩むのに、目に見えてすぐに効果がわかるわけではないスキンケアは、もっとわからないと困ることはありませんか?なんとなく、「乾燥している気がするからこれにしよう」、「毛穴が目立つのでこれ」・・・と思って選んだものの、その使用感にあまり満足していない人もいるのでは?そんな、自分の肌にピタッとマッチするスキンケアには、どうしたら出会えるのかは、女性たちの永遠の悩みなのではないでしょうか。2.季節・気候・気分・体調・時間・・・によって悩みが変化する仮に、「これだ」と思うスキンケアに出会えたとしても、とある瞬間、昨日まで満足していたはずのスキンケアの使用感に疑問を感じた経験は、誰しもあるはず。だって肌は、季節や気候・気分・体調・年齢・・・などの影響で、日々状況が変わるのですもの。昨日と今日の肌コンディションが同じとは限らない。だから、毎日同じスキンケアで満足できるわけがない。だけど、毎朝・毎晩自分を満足させてくれるスキンケアを瞬時に選ぶことなんてできないし、なによりそんなにたくさんスキンケアを用意することもできない!いつでも、「今の自分の肌」に合う基礎化粧品でケアができたら、自分の肌は安定するはずなのに・・・。そんな、スキンケアにおける悩みを解決し、いまこの瞬間の肌が求めている美容液と乳液を提供してくれるマシンを、資生堂が開発したのだそう。これは、肌美人を目指すオトナたちの、救世主になるのではないでしょうか。スキンケア選びにもう迷わない!私たちの朝晩を変える「IoTスキンケアシステム」誕生資生堂“パーソナライズスキンケアシステム”「Optune (オプチューン)」私たちの求めているスキンケアをその時どきに合わせて提供してくれる、新スキンケアシステムの名は「Optune (オプチューン)」。一人ひとり、その時どきの肌環境に合わせて変わる“パーソナライズスキンケアシステム”です。資生堂は、これまで培ってきた皮ふ科学技術や美容技術の知見にデジタルテクノロジーを掛け合わせることで、こちらの仕組みを生み出しました。資生堂と言えば、マキアージュが行なった、瞳の色をスマホで測定し、瞳が大きく見えるアイシャドウを教えてくれるサービス「運命のブラウン」が、記憶に新しいはず。遂に、肌に合うスキンケアにも、スマホで出会える時代がやってくるなんてわくわくしますよね。「Optune」の仕組み今回発表された「Optune」のβ版である「Optune zero」には、スキンケアが入ったカートリッジ「Optune Shot」を5つ搭載。これらには、セラム(美容液)が3種類と、朝用・夜用のモイスチャライザー(乳液)が1種類ずつ、それぞれ入ります。購入時に肌状態に適した5本を、各数種類の中から自分に合わせて選択可能。カートリッジは、買い足すときに、最新の肌状態に合わせたものを選び直せるので、年齢や住環境が変化しても安心です。使用時は、専用スマホアプリ「Optune App(オプチューン アプリ)」による肌診断と、気候・気分・コンディションなどのデータを分析する事により、マシンが肌状態に適したセラム(美容液)とモイスチャライザー(乳液)を自動で抽出・提供。これにより、毎日肌本来のベストな状態に近づけることを可能に。また、アプリ内で毎日の肌状況や環境要因の変化、お手入れの記録などを保存でき、いつでもどこでも自分の肌を振り返ることができるため、美肌意識の高い女性の必需品と言えるでしょう。「Optune」の使い方①アプリで肌コンディションを診断「Optune App」で肌を撮影し、キメや毛穴、水分量など肌のコンディションを測定。②その日の気分を選択Wi-Fiでクラウドに接続するIoT(Internet of Things)マシン「Optune zero」で、その日の気分をBADからGOODの6段階から選択する。③マシンが「①」、「②」と外的要因を考慮して美容液を配合肌状況・気分データに気温や湿度、紫外線などの要因を加え、クラウドサーバ上の独自アルゴリズムが、その日の肌に合う配合を決定し、美容液を抽出。抽出された美容液は、手の平で混ぜ合わせて使用します。④朝・夜のタイミングに合わせて乳液を抽出朝はUVカット効果のあるタイプ、夜は通常のモイスチャライザーが適量抽出されるので、それを重ねればお手入れは終了です。2018春・β版「Optune zero」登場“肌に合わせてスキンケアを毎日変える時代”はすぐそこ来春には、β版の「Optune zero」を、資生堂EC“ワタシプラス”にてテスト販売予定(価格・販売数量未定)。その後、ユーザーの声をもとに改良や開発を進め、早期の本格導入を目指すとのこと。我々の手に届く日が楽しみでなりません。もう、スキンケア選びや効果実感・満足度の変化に迷わない。毎日体調や気分に合わせて違う食事を取るように、肌にもその時どきに合わせた栄養を与えることで、悩みを持たない肌を実現できる時代が、すぐそこに迫っています。
2017年11月30日ソニー(SONY)から、Google アシスタント搭載スマートスピーカー「LF-S50G」が登場。2017年12月9日(土)に発売される。声で操作するスピーカー「LF-S50G」は、Wi-Fiに接続した状態で“OK Google”とスピーカーに話しかけることで、Google Play Musicなどの音楽ストリーミングサービスから好みのアーティストの音楽を流すことが出来るスマートスピーカー。音楽の再生以外にも、ニュースや天気、交通情報などの情報取得をGoogleを介して行うことが出来るほか、目覚ましアラームやスケジュールの管理、ホームネットワーク内の対応オーディオ機器、Android TV機能搭載ブラビア、その他IoTデバイスとの連携・操作も可能だ。部屋の全方向にバランス良く広がる360°サウンド音響面では、ソニーのスピーカーとして初めて、対向配置した2ウェイスピーカーシステムを採用することで、音声が全方向にバランスよく広がる360°サウンドを実現。例えば家事をしながら部屋を動き回っていても、どの方向からでも音楽やナレーションの音声をクリアに聞くことが出来るという。また、料理などで手が濡れているときでも、本体に触れずにすぐ音楽の再生/一時停止や音量調節などの操作ができる「ジェスチャーコントロール」機能を搭載。さらに、JIS防水保護等級IPX3の防滴性能で、キッチンやダイニングなど水しぶきの飛ぶ場所においても使用出来る機能性も兼ね備えている。商品情報ソニー ワイヤレススピーカー「LF-S50G」発売日:2017年12月9日(土)市場推定価格:25,000円前後※実際の販売価格は、各販売店により決定される。※製品の利用には無線のインターネット接続が必要。また、スマートフォンやタブレットに「Google Home」アプリをインストールし設定を行う必要がある。【問い合わせ先】ソニーマーケティング(株)買い物相談窓口TEL:0120-777-886
2017年10月29日2017年9月15日(金)~24日(日)の10日間、代官山 蔦屋書店(東京・渋谷区)で「Panasonic 100th in 2018 × 代官山 T-SITE/家電と本に見る過去→今」が開催されます。本・映画・音楽・ファッションなど、1950年台からのカルチャーと、ヴィンテージ/最新の家電が展開され、日本の文化や、暮らしを支えてきた家電の文化的価値やその進化が楽しめる内容に。期間中は最新家電の展示や、レコード視聴、JAZZライブなどのイベントも開催されます。ぜひチェックを。■Panasonic 100th in 2018 × DAIKANYAMA T-SITE 「家電と本に見る過去→今」日時:2017年9月15日~24日 7:00~26:00※GARDEN GALLERY は 10:00~20:00場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY、代官山 蔦屋書店内東京都渋谷区猿楽町16-15主催:代官山 T-SITE 【企画展示】 蔦屋書店「家電と本に見る過去→今」・小沢健二『LIFE』のジャケット写真やスチャダラパーの MVを製作し、90年代の裏原カルチャーを語る上で欠かすことのできない、TAKEI GOODMAN氏の私物家電+秘蔵の音楽グッズ展示。・「Technics」の新旧製品とともに、音楽評論など多方面で活躍しているイラストレーター永井博氏の私物レコード販売も実施。【企画展示】 代官山 T-SITE GARDEN GALLERY 「Creative!」展示・パナソニックの創業当初からの歴史を物語るヘリテージ家電や、次の 100 年に向けた最新家電、100 周年を記念したコンセプトムービーも放映。・場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY・時間:10:00~20:00※来場者には特製の栞がプレゼントされます。【体験】 蔦屋書店「Technics」試聴コーナー(3号館2階)・期間中、3号館2階の試聴コーナーにて、90年代の人気レコードの展示とともに、「Technics」の最新ターンテーブル SL-1200G によるレコード試聴が可能。・蔦屋書店限定配布のレコード販売店舗MAPもプレゼント。これからレコードを楽しみたいという方にも。【LIVE】 「Technics」 presents 宮本貴奈ピアノトリオ・スペシャル JAZZ ライブ(9月21日)・日米を拠点に、最も国際的に活躍している女性ピアニスト宮本貴奈による、日本ジャズ界の精鋭プレイヤーを率いて最上のピアノトリオ。・参加者にはパナソニックの創業者である松下幸之助氏生誕の地、和歌山県地酒が提供されます。・場所:蔦屋書店2号館2階 Anjin フロア・開催日:9月21日(木)・時間:Open 19:00~ / Start 20:00~・入場料金:2500 円(飲食料は別途)▼詳しくはこちら【体験】 最新掃除機 体感&セミナー(3号館2F特設会場)(9月24日)・9月24日「清掃の日」には、発売前のパナソニック最新掃除機「ルーロ」「iT(イット)」などの体験コーナーを設置。軽さ、IoT、センサーなど「日本の清掃力」の先進技術が体験できます。・片付けの達人であり、主婦インスタグラマー(フォロワー約30万人)の「おさよさん」と、京都国際観光大使を務める大学教授でタレントの「ジェフ・バーグランド」によるトークセッションが開催されます(2回:12:00~/15:00~)。▼詳しくはこちら
2017年09月14日ネスカフェと日本ベッド工業会のコラボレートによる「睡眠カフェ」が、2017年8月31日(木)から9月9日(土)までの期間、東京・銀座の「CHAIRS」にオープンする。「睡眠カフェ」は、新たな仮眠スタイルとして注目されている「コーヒーナップ」を提案する、コンセプトカフェ。利用メニューは「ぐっすりコース」と「お昼寝コース」の2種類が用意されており、それぞれ異なる方法で、最長3時間の快適な睡眠が楽しめる。ぐっすりコース「ぐっすりコース」は、利用料金500円で、最長3時間の睡眠体験が出来るコース。睡眠前に、カフェインをカットした「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」1杯を味わってから、全日本ベッド工業会に加盟する8社が厳選したマットレスで睡眠へ。起床後には、通常のカフェイン入りのコーヒー「ネスカフェ ゴールドブレンド」1杯が無料で提供され、快適な寝起きが体験出来るという。お昼寝コース一方の「お昼寝コース」は、利用料金200円で最長30分の仮眠が出来るコース。お昼寝コースでは、目覚めた後のパフォーマンス維持のため、仮眠前にコーヒーを飲む「コーヒーナップ」を提案。まず仮眠前に、カフェイン入りの「ネスカフェ ゴールドブレンド」1杯が無料で提供され、その後、フランスベッドのドーナツ状のクッション「スリープバンテージ フルール」と共に、椅子に座っての仮眠が取れる。様々な睡眠サポートアイテムで質の高い睡眠を店内には、全日本ベッド工業会に加盟する8社のベッドをはじめ、睡眠に適した明るさ・色をカスタマイズできる「IoT 照明」、安眠ミュージックなどを導入し、スムーズな入眠と質の高い睡眠をサポート。脳波センサーとスマホアプリを利用して脳波を計測し、利用者の眠気を把握することができる脳波計や、光目覚まし機能付きの「起こしてくれるアイマスク」などのユニークなアイテムも利用可能となっている。店舗情報「ネスカフェ×全日本ベッド工業会 睡眠カフェ」オープン期間:2017年8月31日(木)〜9月9日(土)営業時間:11:00〜21:00(ラストオーダー 20:30)※8/31のみ15:00オープン場所:銀座「CHAIRS」住所:東京都中央区銀座 8‐9‐13 2Fメニュー:・ぐっすりコース 500円・お昼寝コース 200円【問い合わせ先】・ネスレ お客様相談室 フリーダイヤルTEL:0120-00-5916(受付時間:年中無休)・全日本ベッド工業会TEL:03-3832-7833(受付時間:平日10:00〜16:00 夏期休暇8月11日〜20日)
2017年08月13日コミュニケーションが生まれる「暮らすようなホテルステイ」京都河原町三条にある、まるでシェアハウスのようなホテル 「The Millennials(ザ・ミレニアルズ)」。客室単価は6000円前後。カプセルホテルだからこそ実現したリーズナブルな価格帯ながら、ホテル全体の20%がモダンで洗練された印象の共用ラウンジになっているのが特徴です。フロント・ロビーはもちろん、ビジネス滞在に便利なワークデスク・ミーティングルーム、ご当地食材を使った料理を自由に楽しめるセルフキッチン、他のゲストとの出会いや会話を楽しめるダイニングスペースと、かなり盛りだくさん!どの場所も自由に利用できるので、自分らしい旅をカスタマイズできます。一般的なカプセルホテルは「ただ泊まるだけ」のものが多く、寝る直前まで外で過ごすことがほとんど。他の宿泊者とのコミュニケーションもほとんど生まれないので、旅先での出会いを楽しみたい方には物足りないものです。「The Millennials」なら、旅先でもシェアハウスに滞在するような気分で、人とのコミュニケーションを楽しむことができます!さらに、共用ラウンジにはコワーキングスペースがあるため、長い間利用している地元のコワーキング会員の人と触れ合うこともできます。オープンな雰囲気のコミュニティの中に入って、新しい刺激を受けたい!ローカルならではの出会いを楽しみたい!と考えているアクティブな女性にとってはたまらない施設です。最新型カプセルホテル「スマートポッド」は居心地も機能性も◎The Millennialsの客室は、世界的に注目を集めている「カプセルホテル」の形態をさらに進化させたもの。カプセルホテルというと少し窮屈な印象がありますが、一般的なカプセルよりもバツグンに居心地がよく、IoTを用いた機能的な「スマートポッド」を独自開発しています。まず、ベッドは上下を気にしなくていい一段式。米国シェア1位のSerta(サータ)社製の25cm厚ポケットコイルマットレスを採用しているベッドなので、5つ星ホテルにも負けないくらいの快適な寝心地でぐっすり眠れます。さらに天井も2.3mと高く、開放的な空間に仕上がりました。ベッドをリクライニングすることでソファとして活用することができ、ソファ利用時はスペースが生まれる構造になっているので、床に立って着替えられるくらいの余裕があります。そして何と、アラームは音ではありません!照明とベッドリクライニングで優しく、そして確実に起こしてくれるので目覚めもすっきり爽快。快適なホテルステイが叶えられそうです。文/萩原かおりスポット情報スポット名:The Millennials Kyoto住所:京都市中京区河原町三条下ル山崎町235電話番号:075-212-6887
2017年07月26日「品川シーズンテラス」にて5月27日(土)~28日(日)の2日間、無料で楽しめるテクノロジー体感型イベント「品テクマルシェ on the GREEN 2017」が開催されます。20以上の最先端テクノロジーを気軽に遊びつくせるこちらのイベント。今年も新感覚の乗り物や、遠隔操作のロボットなど、世代を超えて楽しめる最新アイテムがずらり大集合します!テクノロジー好きな方はお見逃しなく。「品テクマルシェ on the GREEN」って??今年で3回目の開催となる「品テクマルシェ on the GREEN」は、IT企業の最新テクノロジーを気軽に楽しく体感できるイベント。2016年度には2日間で約6,500人が来場するなど、子供から大人まで広い世代から人気を集めています。開催場所は、「JR品川駅」より徒歩約6分の複合施設「品川シーズンテラス」。3.5haの広大な緑地をメインに、新感覚の乗り物やロボット、「木のヘッドホン」や「おばけパズル」といった最先端アイテムまでが一堂に集結します。特に今年は20以上の最新テクノロジーが揃い、なおかつ「遊ぶ」「学ぶ」「作る」「買う」の4つのコーナーで最先端技術と触れ合えるのが特徴です。●各コーナーの概要●プレイタウン(遊ぶ)新感覚の乗り物やロボットの遠隔操作などができるコーナー。童心に帰って遊べるコンテンツが盛りだくさんです!●ラーニングゾーン(学ぶ)最先端の学びが詰まったコーナーです。プログラミング教育やIoTテクノロジーなどが体験できます!●ハンズオンエリア(作る)各種ワークショップが揃ったコーナーです。テクノロジー系のものづくりが体感できます。●テクノロジーバザール(買う)クラウドファンディングで話題となった、各種プロジェクト製品が販売されているコーナーです。●〈出展コンテンツ一例〉「木のヘッドホン」「おばけパズル」「Strawbees(ストロービーズ)」「つくれ!ムサコ」「バブルジャンパー」子供の情操教育にもピッタリスマートフォンやタブレットの普及に伴い、子供が最先端テクノロジーに触れる機会が増えつつある昨今。どうしてもインドアに傾きがちですが、「品テクマルシェ on the GREEN 2017」は青空の下で最新テクノロジーが体感できる貴重なイベント。ただ単に技術者のモノづくりへの情熱や想像力を体感するだけでなく、子どもの好奇心や探求心を引き出すことに一役買うこと間違いなしです。親子での思い出作りとして、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。●開催詳細「品テクマルシェ on the GREEN 2017」 【開催日時】2017年5月27日(土)11:00~18:00/28日(日)11:00~16:00 ※雨天・強風時は一部コンテンツを屋内で実施、または中止となる可能性あり。【会場】品川シーズンテラス (東京都港区港南1丁目2番70)【会場アクセス】JR品川駅 港南口より徒歩6分【参加費】入場・参加無料(材料費など一部有料)【主催】品川シーズンテラス【企画・運営】品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局【URL】
2017年05月24日良質な睡眠を体験できる「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」が、2017年3月16日(木)から26日(日)の期間限定で「ネスカフェ 原宿」にオープンする。日本人の平均睡眠時間は世界各国と比べて少なく2014年のOECD調査で28カ国中27位、また日本人の5人に1人が睡眠で休養が十分に取れていないと回答するなど、睡眠不足は社会的に大きな課題となっている。このような背景の中、3月18日の「睡眠の日」にちなみオープンする「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」は、世界で栄養・健康・ウェルネスのリーディング企業であり続けることを目指すネスレと、より快適で健康的な睡眠を届けるための商品開発に取り組むフランスベッドが、睡眠前や起床後も含めた良質な睡眠体験を提供することを目的として、期間限定でオープンするコラボカフェだ。「睡眠カフェ」では、最長で2時間、店内の「フランスベッド」の最新の電動リクライニングベッドで睡眠をとることができる。さらに、睡眠前にくつろいでもらうために、「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」を1杯無料で提供。快適な睡眠環境を実現するために、店内には、シーンに応じてスマートフォンで色や明るさをカスタマイズできるスマートIoT照明「フィリップス Hue(ヒュー)」や、ソニーのハイレゾ対応ウォークマン、ヘッドフォンを設置。最後に、起床後には「ネスカフェ ゴールドブレンド」を1杯無料で提供してくれるという、至れり尽くせりのイベントだ。ただし、利用条件として「睡眠カフェ」を利用するには、ネスカフェ 原宿でフードメニュー1品以上の注文が必要だ。【概要】「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」 期間:2017年3月16日(木)~3月26日(日) 11時から21時 (ラストオーダー20時30分)場所:ネスカフェ 原宿住所:東京都渋谷区 神宮前1-22-8※3月16日のみ13:30からオープン。※店内での飲食やベッドで睡眠をとることができる時間は最長2時間。利用条件:「睡眠カフェ」を利用するには、ネスカフェ 原宿でフードメニュー1品以上の注文が必要。
2017年03月12日3月18日(土)は「睡眠の日」です。知っていましたか?「睡眠の日」にちなみ、3月16日(木)~3月26日(日)の期間中、体験型カフェ「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」が限定オープンします。場所は渋谷区神宮前の「ネスカフェ 原宿」。めずらしい「睡眠カフェ」で、贅沢なお昼寝を体験しましょう。気になる!「睡眠カフェ」とは?「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」はコーヒーでおなじみのネスレと、ベッドメーカーのフランスベッドのコラボ企画。コーヒーとベッドにこだわり、“良質な睡眠”を提供するのが「睡眠カフェ」の目的です。カフェではベッドに横になり、最長2時間までお昼寝OK!コーヒーとベッド以外にも、良質な睡眠のための工夫がいっぱいですよ。最近、よく眠れない…そんな人は、安眠のヒントが見つかるかも。※「睡眠カフェ」の利用には、フード1品の注文が必要です。「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」のこだわり●コーヒーカフェインを含むコーヒーは、睡眠の妨げと考えられがち。しかし、上手に利用すれば良質な睡眠をサポートしてくれます。「睡眠カフェ」では、睡眠前に「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」を1杯無料提供します。カフェインレスなので眠りを妨げず、リラックス効果が期待できるとか。さらに睡眠後は「ネスカフェ ゴールドブレンド」を 1 杯無料で提供。今度はカフェイン入りのコーヒーを飲むことで、寝起きの体をリフレッシュしましょう。コーヒーを飲み分ける方法は、家でも参考にしたいですね。●電動ベッド「睡眠カフェ」に設置されるのは、フランスベッドの最新かつ最高品質のベッド10台です。<睡眠カフェ 設置ベッド>・「ボステッソ」:ダブルサイズの最新電動リクライニングベッド(今春発売予定)・「グランマックス」:リクライング機能搭載の、最高品質ベッド・「RP1000DLX」:電動リクライニングマットレス。フローリングや畳の上で使用可能。どのベッドも睡眠だけでなく、リラックスタイムにも活用できる優れもの。電動リクライニングを調節して、コーヒーを飲みながら読書やDVD鑑賞を満喫してください。●照明&音楽照明は「フィリップス Hue(ヒュー)」。シーンに合わせて色や明るさをスマートフォンで調節できるIoT照明です。「睡眠カフェ」では暖色系モード“くつろぐ”で、極上のリラックス空間を演出します。さらに、ベッドごとに1台ずつハイレゾ対応ウォークマンとヘッドフォンを完備。通常の音源にくらべて脳に安心感を与えるというハイレゾ音源で、ハイレゾ・アルバム「Anming Piano Songs ~聴いてるうちに夢の中~」「ロマンティック・サックス~やすらぎの美メロ・クラシック名曲集~」(配信元:株式会社レーベルゲート/Onebitious Records)を聴きましょう。“良質な睡眠”のコツがたくさん詰まった「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」。立ち寄ればスッキリ、元気になれそうです。日ごろの疲れを癒しに行きませんか?開催概要「ネスカフェ×フランスベッド 睡眠カフェ」開催日時:2017年3月16日(木)~3月26日(日)11:00~21:00(L.O.20:30)※3月16日のみ13:30オープン場所:ネスカフェ 原宿(東京都渋谷区神宮前 1-22-8)利用条件:「睡眠カフェ」の利用には「ネスカフェ 原宿」でフードメニュー1品以上の注文が必要。※店内での飲食やベッドで睡眠をとれるのは、最長2時間。
2017年03月09日六本木、渋谷、銀座、お台場など都内10ヶ所で、1ヶ月にわたり日本のデジタルクリエイターの作品を中心に最新テクノロジーアートを展示・実演するMAT(MEDIA AMBITION TOKYO 2017/メディア アンビション トーキョー2017)が2月11日、六本木ヒルズ52階でスタートした。今年で5回目を迎えた同展にはこれまでに、ライゾマティクス、チームラボ、WOWなどメディアアートの第一線で活躍するアーティストたちが参加。六本木ヒルズの展望フロア、52階の東京シティビューへの入場料だけで入場可能で、夜景を活かした作品展示は認知度も年々高まりつつある。従来の美術館、ギャラリーでの展示とはまた違った楽しみ方のできるテクノロジー系イベントとして、昨年は六本木ヒルズだけで8万人の入場者があったという。今回の六本木ヒルズの会場ではWOWがレクサスとコラボレーションし、東京をテーマとしたモーショングラフィックスをドーム型モニターで体感できる装置を展示。また、デジタルネイチャーを提唱する落合陽一の浮遊をテーマにしたインスタレーション作品、デザインエンジニアリングという考え方を実践しているTakramによる3作品、今年のアルスエレクトロニカに出展した小室哲哉と脇田玲による映像作品など、コマーシャル業界を始め幅広いジャンルで知名度のあるチームやアーティストたちが出品している。「Android Experiments OBJECT」のコーナーでは、Googleが主催して行った同コンテストでグランプリに選ばれた4つのアイデアを出展。洋服の襟に付けることで各個人に最適な英会話を生成する小型マイクデバイス、マタニティマークをスマホに連動させたアプリなど、実用化が形として見えるプロダクトが展示されている。さらに今回、次世代を担う若手作家として学生作品を多数紹介。筑波大学・落合陽一研究室の作品ゾーンでは、蚕を3Dプリンターとしてとらえ立体作品を制作するアイデアや、形状記憶合金を用いた3Dプリンター作品など、すぐにでも実用化できそうなアイデアが提案されている。学生作品は日本科学未来館で2月24、25、26日の3日間「学生CGコンテスト受賞作品展 / Campus Genius Meeting」が、MATの一環として開催される。また、2020年東京オリンピックに向けての実験的なアプローチを今回のイベントは兼ねており、「ジャンルやボーダーを超えた自由な実証実験の場として、テクノロジーの可能性を探る」(谷川じゅんじ・MAT実行委員会)ことを目的としたトークイベントや、「2020年の東京オリンピックは東京の街全体を使わないとだめ」とライゾマティクスの斉藤精一代表取締役が話す、AIと3DデータとICT・IoTが建築にどのように影響を与えるか、というワークショップなどが期間中に予定されている。海外からの作品は、二つの巨大な花のスカルプチャーが向き合い、お互いが会場の音や動きをセンサーで読み取ることで対話を行うというダビッド・ルテリエ(David Letellier)のキネティックスカルプチャー「ヴァーサス(Versus)」が出品されている。同会場で唯一インタラクティブな要素を備えたこの作品は、2012年のアルスエレクトロニカ賞受賞作品で、他の作品に商業主義的なアプローチが目立った分、アート作品としての存在が際立った。音楽アーティストとしてもさまざまな名前で活躍しているルテリエは初日の11日夜に行われたライブイベントで渋谷慶一郎とライブパフォーマンスも披露した。同作品はMATの関連イベントとして2月10日から3月20日までアンスティチュ・フランセ東京などで開催されている日本とフランスのメディアフェスティバル第6回「デジタル・ショック」とも連動。ロボットと人間の感情的な関係性をテーマにしたインスタレーションやライブ、講演会がアンスティチュ・フランセでは行われる。【イベント情報】MEDIA AMBITION TOKYO 2017■六本木会場六本木ヒルズ52階 東京シティビュー住所:東京都港区六本木6-10-1<展示>会期:2月11日から3月12日時間:10:00から22:00入場料:無料(東京シティビュー入場料が別途必要)<全会場>*開催期間は会場によって異なる01. 六本木ヒルズ02. ART & SCIENCE GALLERY LAB AXIOM(六本木)03.アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)04. 渋谷ヒカリエ(渋谷)05.ラフォーレミュージアム原宿(原宿)06.代官山T-site(代官山)07. チームラボ(水道橋)08.日本科学未来館(お台場)09. Apple Store, Ginza(銀座)10. デジタルハリウッド(お茶の水)Text: 野田達哉
2017年02月14日アイリスオーヤマのグループ企業であるアイリスプラザから、スマホで簡単に操作できるめざましカーテン「mornin’MN-C01ホワイト」が2016年12月7日に新発売しました。「世界初」スマホ連動でカーテンを自動開閉!~なぜ、太陽の光を浴びると体が目覚めるの?~「だるい」「スッキリ」の目覚めの違いは、「無理矢理」起きたか、「自然」に起きたかということです。深い睡眠から無理矢理起きると目は開いていても脳はウトウトの状態に…。太陽の光を浴びることで体も脳も自然と起きるモードに。その理由は、太陽の光が睡眠ホルモンの分泌を抑えるからです。めざましカーテンmornin’はそのメカニズムを活用【mornin’でスッキリお目覚め】タイマーをセットして就寝自動でカーテンを開け、太陽の光でやさしく起こします。自然な目覚めで体も脳もスッキリ!取付けカンタンボタンを押しながらつけるだけ!今お使いのカーテンを手軽に自動開閉できます。【取付け3STEP】動かしたいカーテンの先端のランナーからフックを外しておきます。先端のランナーと次のランナーの間にmornin’を取り付けます。mornin’を覆うようにカーテンを元に戻してmornin’の設置は完了です。※本商品1点で片側の開閉ができます。※本商品設置後はカーテンの手動開閉ができません。使い方らくらく設定した時間に、自動でカーテンを開閉曜日ごとのタイマー設定が可能です。※複数台使用の場合は、どのmornin’を動かすのかを指定できます。リモコン間隔で手軽にカーテンを開閉いつでもその場でスマートフォンでリモコン操作が可能です。※複数台使用の場合は、どのmornin’を動かすのかを指定できます。家族みんなでいっしょに使える共有機能を用いることで家族みんなのスマートフォンからmornin’をご利用いただけます。4台まで使用可能1台のスマートフォンから最大4台のmornin’を使用することができます。安心・信頼mornin’は日本で設計・開発・組立を行っている安心のMadeinJapanです。アプリから簡単、便利にラクラク設定一度アプリでタイマー設定を行えば、本体の近くにいなくてもOKです。「mornin’MN-C01」商品サイズ(cm):幅約5.6×奥行約4.1×高さ約9.7商品重量:約67g(電池を除く)主要材質:ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリアセタール電源:単3アルカリ乾電池3本対応OS:iOS8.3以上、Android5.0以上(BluetoothRlowenergy対応機種に限る)(16年7月現在)通信規格:Bluetooth(R)Smart想定干渉距離:約10m(障害物のない場合)製造元:株式会社ロビットURL
2017年01月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「IoT」です。***「IoT」とはInternet of Thingsの略で、「モノのインターネット」という意味。あらゆるモノにセンサーをつけてインターネットにつなぎ、状態をチェックしたり、遠隔操作や情報収集ができるという仕組みを指します。たとえば、机をIoT化したとしましょう。すると、ロットナンバーごとに、生産工場から消費者に届くまでのルートが管理できるようになります。いつ出荷され、どこの倉庫で、どういう温度や湿度で保管されたか。小売店に引き取られるまでの日数、購入した人の属性、使われる状況も遠隔で知ることができます。購入からどのくらいの期間で脚にガタつきが出たか。そのサンプルデータが、次の製品改善に役立てられます。つまり、IoT化で、商品管理、マーケティング、商品開発、トラブル対策とあらゆることにデータを活用できるようになるんですね。カギをインターネットにつなぐ「スマートロック」もIoTの一つです。カギの開け閉めが管理され、遠隔からでも今の状態の確認と操作が可能になります。これは、これから増えていく独居老人宅で活用されるだろうといわれています。その部屋に住むお年寄りが外出したかどうかがわかれば安否を確認できますし、トラブル時の対応も速やかにできるようになるでしょう。インターネットを使って莫大な情報を集め、その「ビッグデータ」を詳細に解析し、次のサービスの開発をするという流れは、これからますます進んでいきます。これまでは生産者の職人的な勘で、何となく感覚的に作られてきたモノが、データを元に的確な根拠を得て、無駄なくモノやサービスを生み出すことができるようになります。ビッグデータによって、人工知能の学習能力は上がり、情報解析の精度も上がっていくんですね。冷蔵庫がIoT化されたら、冷蔵庫の中の食材が管理され、毎日どんな料理を作っているかの情報が集められる。するとその情報がスーパーの在庫管理に反映されて…、というような時代になるかもしれませんね。IoT化するには多額の投資が必要ですが、政府も経済成長のために、積極的に推進しようとしています。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年10月26日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年10月25日「渋谷パルコ(PARCO)」が、2019年11月22日(金)にグランドオープン。2016年に一時休業していた渋谷パルコが、1969年の池袋PARCO開業から50周年を迎える節目の年に、新生「渋谷パルコ」として生まれ変わる。約180店舗が出店新生「渋谷パルコ」の商業施設は地下1階から地上9階まで、10階には屋上スペースを設置する。「ファッション(FASHION)」「アート&カルチャー(ART&CULTURE)」「エンターテイメント(ENTERTAINMENT)」「フード(FOOD)」「テクノロジー(TECHNOLOGY)」の5つのコンセプトでフロア編集を行い、「新しいこと、人と違うこと、面白いこと、個性を追求する」都市生活者が世界中から訪れるビルを目指す。出店テナントは約192を予定。1.ファッション「ファッション」には、ラグジュアリー・モード・ストリート・カジュアル・ヴィンテージなど様々なジャンルを代表する約100のショップが集結。グッチ(GUCCI)やロエベ(LOEWE)、ディスコード ヨウジヤマモト(discord Yohji Yamamoto)などが1階、アー・ペー・セー(A.P.C.)やエムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)などが2階に出店する。また、次世代ファッションブランドの育成を目的としたスペースを、3階「GEYSER PARCO」や4階「PORT PARCO」に用意。アートディレクターのYOSHIROTTEN氏率いるクリエイティブチームYARがアートディレクションを手掛ける3階には、初の直営店となるエリン(ELIN)や、パメオポーズ(PAMEOPOSE)、アウラ(AULA)などが顔を揃える。4階には、2007年に渋谷パルコにオープンしたミントデザインズ(mintdesigns)直営第一号店“ミントデザインズ ガレージストア”が復活するほか、スニュウ(sneeuw)初の直営店が登場。また、東京で活動するデザイナーを支援する期間限定ショップを運営し、ショップと連動したショーやインスタレーション等も実施していく。2.アート&カルチャー「アート&カルチャー」としてオープンするのは、ギャラリー機能を備えた9店舗。4階「パルコ ミュージアム トーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」では、アート、デザイン、ファッションをメインとした企画展を行う。地下1階には、渋谷スペイン坂からギャラリー「GALLERY X」が移転オープン。アートカルチャーからアニメ、ゲーム、ミュージックまで、パルコ編集による新しいコンテンツを発信していく。旬なカルチャーを体験できるギャラリー型ショップも登場。美術専門誌『美術手帖』が現代アートを発信する初の直営店・2階「OIL by 美術手帖」や、『ほぼ日刊イトイ新聞』による東京の“文化の案内所”4階「ほぼ日カルチャん」と“常になにかたのしいことに出会える”8階「ほぼ日曜日」、中目黒M.I.U.のギャラリー・7階「M.I.U. N°2」などがオープンする。6階にはジャパン カルチャー(JAPAN CULTURE)を発信するゾーンを設置。「Nintendo TOKYO」や「ポケモンセンター シブヤ」、「刀剣乱舞万屋本舗」などが集結する情報発信基地を設けた。ゲーム、アニメ、eスポーツ、アート、ファッション、フードが日本を代表するキャラクターと融合し、グッズ購入だけでなく、五感でその世界観を体感できるフロアを実現していく。3.エンターテイメント「エンターテイメント」の要となるのは、8階「パルコ(PARCO)劇場」。旧劇場の約1.5倍の座席数636席に拡張し、オールS席で鑑賞できる空間へとリニューアルする。8階には、パルコ自社運営のミニシアター「シネクイント(CINE QUINTO)」がオープン。ジャンルを問わず良質な作品を上映するほか、海外ミュージカルなど“映画以外”の作品も上映する。オープニング作品には、草間彌生のドキュメンタリー映画『KUSAMA: INFINITY(原題)』がセレクトされた。地下1階には、ライブハウス「CLUB QUATTRO」がプロデュースするミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」が、吉祥寺路面から移転オープン。ハイエンドオーディオと3,000枚を超えるレコードコレクションによって、アナログレコードのリバイバルを象徴するショップを目指す。「CLUB QUATTRO」や隣接する「GALLERY X」と連動した企画も行われる予定だ。4.フード「フード」も充実。レストランフロアとして、地下1階「カオス キッチン(CHAOS KITCHEN)」、7階「レストランセブン(RESTAURANT SEVEN)」を展開する他、各フロアにも飲食店を設置する。地下1階「カオス キッチン」では、「食・音楽・カルチャー」をコンセプトに、ミシュランビブグルマンを獲得した代官山の人気ビストロ「Ata」の新業態や、立ち食いうどん屋「うどん おにやんま」、ジビエ・昆虫料理「米とサーカス」、MIXバー「Campy!bar」など、21の飲食店がオープン。さらに、レコードショップ「ユニオンレコード」やフェスグッズショップ「GAN-BAN/岩盤」、占いコーナーなどを“ごちゃ混ぜ”にすることで、“カオス”な飲食ゾーンを提案していく。その他にも魅力的な飲食店が集結。7階「レストランセブン」では、回転ずし展「金沢まいもん寿司」、「博多天ぷらたかお」、「渋谷焼肉 KINTAN」、「中華そば専門 田中そば店」などの日本食や、ヴィーガン料理専門店「FALAFEL BROTHERS」などを展開する。1階路面部には、街歩きと掛け合わせて楽しめるショップが登場。物販併設のカフェや日本酒、ビアスタンドに加え、フードカルチャーを発信する食のギャラリー「COMINGSOON」、フラワーショップに不定期で登場するワインバーなどが顔を揃える。4階ダイニングには、森枝幹シェフのレストラン「chompoo」がオープン。“スパイシーなだけ”ではない、フレッシュハーブを贅沢に使った体が喜ぶ“しみじみおいしい”タイ料理屋を提供する。1Fには、フードカルチャーを発信する食のニューススタンド「COMINGSOON」、フラワーショップ「the little shop of flowers」に不定期で登場するバー、夜は日本酒スタンドに変わるヒューマンメイド(HUMAN MADE)の新業態など、立ち寄る時間帯や期間で変化するショップが登場する。5.オープニングイベント渋谷パルコにオープンする9つのギャラリーで、アートやカルチャーなど、様々なオープンニング企画が開催される。地下1階ギャラリー エックス(GALLERY X)と4階パルコ ミュージアム トウキョウ(PARCO MUSEUM TOKYO)の連動企画「アキラ アート オブ ウォール カツヒコ オオトモ×コウスケ カワムラ アキラ アート エキシビション」では、約2年に渡り、渋谷の街と共存していた「アート ウォール」を工事現場から再発掘し、時間の経過でダメージを受けた仮囲いを再度コラージュした巨大作品、原画ポスター、オブジェなどを展示する。また、1階では、フードエッセイスト 平野紗季子がディレクションする新企画「ヒラノ フード サービス」が開催される。平野紗季子がプロデュースした"かわいく、アイディアフルで、おいしい"を詰め込んだ「(NO) RAISIN SANDWICH」を出店するほか、新たに2つのフードブランドを披露する。4階のミーツバイナディッフ(MeetsbyNADiff)では、津村耕佑の"scalea and nerves"「鱗と神経」を開催する。「鱗と神経」を都市の様子に重ねあわせたイメージで、都市空間の解体と再構築をテーマにした都市空間を表現。また、店内のウォール ギャラリーでは、特色あるクリエーションを行うアーティストを定期的に紹介していく展覧会だ。その他にも、ほぼ日刊イトイ新聞が運営する「ほぼ日曜日」による東京の文化案内所「まいにち、東京特集。」や、糸井重里と矢野顕子の歌からインスピレーションを受けた10名のアーティストの作品を展示する「アッコちゃんとイトイ。」なども開催される。6.テクノロジーデジタル化時代における新しいショッピングを提案する「テクノロジー」の柱として展開するのは、5階「CUBE(仮称)」。店頭販売に加え、ECを併設したオムニチャネル型売場となっており、約130坪のエリアにキャンディストリッパー(Candy Stripper)、エミリーテンプルキュート(Emily Temple cute)、にゃー ショップ(NYA- SHOP)など11店舗の小型ショップが出店する。具体的には、店頭には限定商品を中心に並べ、販売はパルコ公式オンラインストアで行うといったショールーム型店舗を展開。共用部に設置する大型サイネージやショップ内サイネージでは、手持ちのスマートフォンへ直接データを転送し、店頭にはないオンライン上の商品をいつでも買うことができる仕組みも整える。5階ではVR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)等のXR技術を活用し、コンピューターで制作した3次元のクリエイティブ作品を、スマートフォンやAR対応グラスを通して、あたかもその場に存在するかのように展示する空間演出も。地下1階には「テクノロジー」をより身近に体験できるカフェとして、最先端の技術を用いて“魔法のような体験ができる”ティフォンの新業態カフェ「Tyffonium cafe」がオープンし、ARを組み合わせた新感覚スイーツを提供する。1階には、日本初となるクラウドファンディングを活用した実証実験型AIショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」が登場。世に出る前のIoT製品などをはじめとしたユニークな製品に実際に触れて試すことができる。らせん状の“立体街路”を採用建築は、渋谷の特徴である「坂」と「通り」に注目し、通路・階段をスペイン坂かららせん状に建物外周に沿って10階までつなぐ“立体街路”を取り入れた。立体街路には、フロア毎に店舗への入口を設け、渋谷の街を歩くようにショッピングを楽しめる空間を創出。また、立体街路がつなぐ4階・8階・10階の屋外広場では、1階の広場とも連動したイベントも開催予定だ。「ナカシブ通り」には路面店渋谷パルコ パートⅠとパートⅢの間にあった道路は、ペンギン通りとオルガン坂をつなぐ、24時間通れる2層吹き抜け、幅8mの歩行者専用通路として生まれ変わる。「サンドウィッチ通り」と呼ばれたこの通りを「ナカシブ通り」と命名し、通路の両側に10の路面店を設け、2階部分には幅約17m×高さ約3mのアートウィンドウを設置する。オープンから半年間は、アーティスト田名網敬一によるインスタレーションが限定公開される。なおオープンビジュアルのクリエイティブディレクターは、ロエベ(LOEWE)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)などとのコラボレーションワークで知られるフランスのクリエイティブユニット「エムエムパリス(M/M(Paris))」、フォトグラファーはミュウミュウ(MIU MIU)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などのキャンペーン撮影で知られるヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)を起用した。【施設概要】「渋谷PARCO」開店日:2019年11月22日(金)所在地:東京都渋谷区宇田川町15-1商業延べ床面積:約42,000㎡(ビル全体延べ床面積:約64,000㎡)階数:商業 地下1階~地上9階、10階一部(ビル全体:地下3階~地上19階)営業時間:物販・サービス 10:00~21:00 飲食店 11:00~23:30※一部店舗は営業時間が異なる。店休日:不定休店舗数:約192店舗【テナント一覧】■B1F:CHAOS KITCHENÄta’s oven、CARNICERIA、deli fu cious、HUB+82、Jikasei Mensho、QUATTRO LABO、SCHMATZ Beer Dining、うどん おにやんま、nyam2、廻り寿し 渋谷寿し常、CampyBar!、未来日本酒店 & KUBOTA SAKE BAR、甘味 おかめ、極味や、串カツあらた、米とサーカス、立飲みビールボーイ、立呑み天ぷらKIKU、ON THE CORNER shibuya、Tyffonium Café、Condomania、GALLERY X、GAN-BAN/岩盤、HIPSHOP、ユニオンレコード、QOHS■1F:SHÒTENGAI EDIT TOKYOコム デ ギャルソン(仮)、グッチ、ロエベ、トム ブラウン、H.P.DECO アート感のある暮らし、ヒューマンメイド、WAVE、ディスコード ヨウジヤマモト、ポーター エクスチェンジ、アーカー、O by New Jewelry、イプサ、ディオール ビューティー シブヤ、シュウ ウエムラ、イヴ・サンローラン ボーテ、ディスカバー・ジャパン・ラボ(Discover Japan Lab)(仮)、THE LITTLE SHOP OF FLOWERS、βOOSTER STUDIO by CAMPFIRE、COMINGSOON、THE POP by JUN、Cafè Marly、PARIS SAINT-GERMAIN CAFÉ■2F:MODE & ARTアー・ペー・セー、アレキサンダー ワン、アンブッシュ、ビューティフルピープル、コム デ ギャルソン ジュンヤ ワタナベ マン / コム デ ギャルソン・オム、エンフォルド /någonstans、イッセイ ミヤケ シブヤ、ケイスリー、ケンゾー(KENZO)、カラー、エムエム6 メゾン マルジェラ、エムエスジーエム、ニール バレット、ストーンアイランド、タカヒロミヤシタザソロイスト.シブヤ(仮)、ザ・ノース・フェイス ラボ、トーガ、アンダーカバー、ヴィア バス ストップ、グラウンド ワイ・ブラック スキャンダル ヨウジヤマモト(仮)、Santa Maria Novella、OIL by 美術手帖■3F:CORNER of TOKYO STREET08サーカス、アダム エ ロペ オム(仮)、アンリアレイジ、ベルベルジン、ビリオネア・ボーイズ・クラブ / ICECREAM、チノ、デンハム トーキョー、FAN、FEMMENT、フレッドペリー、ジードット サカヨリ、ジョン ローレンス サリバン、ミスター・ジェントルマン、MYne CODEX、NEXUSⅦ、ヌビアン、オニツカ(仮)、PARIS SAINT-GERMAIN STORE、ポール・スミス、サタデーズ ニューヨークシティ、ステュディオス、styling/、アンスリード、ユナイテッド ヌード、VERTICAL GARAGE、ビズビム / ダブリュー エム ブイ(仮)、キジマタカユキ、PUEBCO、セイコー ブティック、ヴィヴィアン・ウエストウッド・GEYSER PARCOELIN、Greed International Tokyo Store、アウラ、パメオポーズ、BEST PACKING STORE、SSW(Shibuya Social Wave)、ファンダメンタル、Flower MOUNTAIN■4F:FASHION APARTMENTアダム エ ロペ(仮)、カバン ド ズッカ、エミ、フレイ アイディー、ファーファー、GRIMOIRE、iki、KIIRO、リリー ブラウン ブティック、ORIGINATEDINGRACE CONTINENTAL、スナイデル、 ユー バイ スピック&スパン、ウンナナクール、ほぼ日カルチャん、クラランス、DELFONICS、ジラフ、ラ・ブルケット、mimi33、サマンサタバサ、ル タロン、マルコモンド、Meets by NADiff、PARCO MUSEUM TOKYO、chompoo、Heaka AVEDA、Licue & Sneakers、Re⇆STOCK、RINKAN、・PORT PARCOミントデザインズ ガレージストア、スニュウ、カルチャーショップ by meetscalstore, acidgallery、デザイナーPOPUPショップ(仮称)※展開ブランド:バルムング、ボディソング、メアグラーティア、ミドラ、ネイプ、ノブユキ マツイ、ノントーキョー、テンダーパーソン■5F:NEXT TOKYOジュエティ、ケービーエフ、ランド バイ ミルクボーイ、エルエイチピー ウーマン、ラブレス サニーサイドフロア、Lui’s/EX/store、メルシーボークー,、アーバンリサーチ iD、V MANIA、calif、BAIT、ETUDE HOUSE、ジンズ、チックタック アップデート、マンハッタン ポーテージ、スターバックス、Angelic Pretty★、キャンディストリッパー★、Charles Chaton★、@Ray-Cassin.onlinestore.tokyo★、エミリーテンプルキュート★、evelyn★、jamie エーエヌケー★、にゃー SHOP★、RADIO EVA STORE★、Anker Store★、UNiCASE★、PARCO・セゾンカウンター※★はCUBE(オムニチャネル型売場店舗)■6F:CYBERSPACE SHIBUYAカプコン ストア トーキョー(CAPCOM STORE TOKYO)、ジャンプショップ(JUMP SHOP)、LB POP-UP THEATER、Nintendo TOKYO、PENGUIN SOUVENIR、ポケモンセンター シブヤ(Pokémon Center SHIBUYA)、トーキョーオタクモードトーキョー(Tokyo Otaku Mode TOKYO)、刀剣乱舞万屋本舗、GG Shibuya mobile esports cafe&bar、TOKYO PARADE goods & café■7F:RESTAURANT SEVENFALAFEL BROTHERS、goo ITALIANO、渋谷焼肉 KINTAN、金沢まいもん寿司、松尾ジンギスカン、中華そば専門田中そば店、博多天ぷらたかお、M.I.U. Nº2■8F:THEATER, CINEMA, GALLERYほぼ日曜日、CINE QUINTO(仮)、PARCO劇場■9F:PUBLIC STAGE渋谷未来デザイン■10F:ROOFTOP PARKROOFTOPPARK(仮)、PARCOMMUNE(仮)※店名・業態については変更となる場合がある。
2016年04月09日ITホールディングスグループのTISは4月5日、IoT(Internet of Things)技術を活用し、各種機器の消費電力データを収集して消費電力の見える化を実現する「消費電力可視化サービス」の提供を開始した。新サービスは分電盤の配線ごとにクリップセンサを取り付け、機器ごとの消費電力データを収集、そのデータを専用のWEBサイトで容易に閲覧することができるサービス。配線ごとにセンサを取り付けられるため、個々の機器の電力使用量を計測でき、消費する電力をリアルタイムに把握することが可能だという。これらのデータを分析することで、電力消費の抑制に加え、各機器の利用時間帯やオペレーション状況なども把握でき、業務改善も実現できるとしている。新サービスでは、サービス導入コンサルティングからセンサの設定、データ分析、そしてデータ分析から得られた結果をベースに業務改善提案などを顧客の要望に合わせて提供する。例えば、飲食業など多店舗展開する業態の企業の施設管理において各拠点の消費電力を測定し、機器ごとの電気使用量を分析することで、電気料金の削減やオペレーションの改善に活用することができる。多くの拠点を有する企業ほど、多数の分電盤が設置されているため、同サービスを有効に活用できるという。TISでは、新サービスを飲食業や物流業など多店舗展開する業態の施設管理ソリューションとして展開し、2019年までに2万拠点への導入を目指し、今後は取得したデータの分析やBIツール、ERPとの連携なども対応していく方針だ。また、同社が小売電気事業者向けに提供している顧客・販売パートナー向け「エネLink Portal+」のオプションメニューとして新サービスを展開していく予定だ。価格は初期費用が個別見積もり、月額費用は1万3000円(センサ、モバイルルーター、Webサイト、月次レポート含む)。
2016年04月06日ソフトバンクは3月18日、宮城県仙台市の仙台駅前にIoT製品の体験スペース「TECH CAFE(テックカフェ)」をオープンした。ヘルスケアから監視カメラまで、さまざまなIoT製品を取り扱うスペースで、同店舗は東京・六本木と南池袋、大阪の心斎橋に次ぐ4店舗目、地方の中核都市としては初の開設となる。IoTをテーマとするテックカフェだが、都市圏でもまだまだIoTというキーワードが一般化していない中で、なぜ仙台に店舗を設けたのか。同社プロダクト企画本部 商品企画統括部 スマートデバイス企画部 部長の石川 俊司氏に話を伺った。○IoT製品とは何かを感じ取れる場所に石川氏によると、昨年12月にスタートした六本木店と心斎橋店は予想以上の関心を集めており、来店者も多い状況にあるという。そのため「(携帯ショップの)代理店を含めて、協力いただける環境ができつつあった」として、当初は年度内に2店舗の予定だったものを、4店舗目となる仙台にまで拡大した。既存店舗では、来店時に展示商品を気に入ったら投票するボタンを用意したり、アンケート調査を行ったりしており、来店者の生の声、反応をフィードバックして配置する製品構成に生かしている。本来はスマートフォンの購入がコンバージョンとなるものの、現実としては楽しい場所止まりな部分もあると石川氏は苦笑いしつつも、「来ていただいたお客さまの9割が『チャレンジ姿勢を感じる』と評価していただいたほか、IoTに興味を持ち『またこの場所に来たい』と回答していただいたお客さまも9割いました」とのことで、一定の成果があるようだ。特に、他キャリアのユーザーもIoT製品ブース自体に興味を持って来訪するケースが通常より多いようで、「携帯ショップとして入るのではなく『何か面白いことをやってるぞ』と別の目的で入ってきていただける副次効果には眼を見張るものがあります」と喜びを見せる。スマートフォンが"同質化"することでラインナップに多様性が見られなくなったことから、近年の携帯ショップでは、さまざまなアクセサリや保険、名産品の販売といった携帯ショップから一歩離れた商材を並べることで、顧客との接点を確保しようという動きが見られる。保険や名産品の販売が悪いわけではないが、IoT製品は「スマートフォンが中心の世界で"サブキャラ"が必要になる時代が来る。そうした時に、携帯ショップとして、スマートフォンを説明できる人材がいなくてはIoT製品の世界観を説明できないし、スマートフォンとの親和性もある」と石川氏が話すように、スマートフォンの本質に近い製品として、取り扱う意義がある。石川氏は、商品企画の部門としてIoT商品をどのように顧客へ届けるかにフォーカスして企画を進めてきた。ただ、IoTはキーワードとしてビジネスシーンで盛んに取り上げられるものの、実情として「成功事例がない」(石川氏)という。「IoTはスマートフォンの『なんでもできます』状態ではなく、目的別に機能が限定されてハードウェアとして提供されており、使ってみないとわからない。ならば、使える環境を提供しようじゃないかとテックカフェを展開しました」(石川氏)IoT製品は、家電量販店でも多く展開されているが、ヘルスケア製品であればヘルスケアコーナー、カメラ製品ならカメラコーナーと、目的別に配置が異なるため、スマートフォンを中心に利用する製品にもかかわらず、スマートフォンから遠い位置に製品が点在する。その問題を解決するため、スマートフォンを説明できるショップ店員がいる環境とあわせて、トータルにIoT製品を見て、楽しんで、知ることができる場としてテックカフェを用意した。「まずは使っていただくことが大事です。ブランド知名度が上がれば、もっとこうしたテックカフェをさまざまな場所へ展開していきたいと考えていますし、発売前、開発中製品の展示も六本木店では行っています。ゆくゆくは、自分たちがイチから作ったIoT製品も世の中に提供していきたいですね」(石川氏)
2016年04月05日セゾン情報システムズは4月1日、2016年夏に出荷予定のIoT対応製品「HULFT IoT」の先行検証版の提供を開始した。「HULFT」は、業務システムのファイル転送に必要な機能が実装されたミドルウェア。IoT対応製品「HULFT IoT」は、これまでの「Computer to Computer」から「Device to Cloud」にシステム間連携範囲を広げることで、IoT領域における安全で確実なシステム間連携を実現するという。今回提供される先行検証版を通じて、同社では2016年夏の正式出荷に向けた製品化プロセスを進めるため、先行20社による実証実験を予定している。現時点では3社が先行検証を実施しており、製造ラインにおける品質担保に「HULFT IoT」を活用するといった検証が進められているという。なお、先行検証版の申し込みは、同社のWEBサイトから行える。
2016年04月04日●賞金総額500万円、THETA×IoTのコンセプトを募集リコーは3月31日、同社が開発した全天球カメラ「RICOH THETA」と連動するアプリケーションやガジェットを募る「RICOH THETA × IoT デベロッパーズコンテスト」を開催することを発表した。ここでは、同日、東京大学本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館 ダイワハウス石橋信夫記念ホールにて行われた、同コンテストの説明会の様子をレポートする。同コンテストは、リコーより公開されるクラウドAPIを用いて、「RICOH THETA」(以下、THETA)と連動するアプリケーションやガジェットを幅広く募集するもの。昨年開催された「RICOH THETA デベロッパーズコンテスト」をさらに進化させ実施するもので、同社が主催し、ユビキタス・コンピューティングおよびIoTの研究開発を行う「YRPユビキタス・ネットワーキング研究所」の共催、そしてIoT技術を活用したオープンアプローチによる情報社会基盤の展開を学術・研究の立場から推進する「東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター」の特別協力、さらに日本科学未来館とドワンゴの協力により開催される。○キーワードは「オープン」最初に登壇した、東京大学大学院情報学環 教授/ユビキタス情報社会基盤研究センター センター長/YRPユビキタスネットワーキング研究所 所長の坂村健氏は、同センターがこのコンテストに協力する理由について、『世の中がIoTやユビキタスコンピューティングなどで変わっていくの流れでは、あらゆる情報を「オープン」にすることで大勢の人々が参加し、さまざまな問題を解決していくことが重要だ』と冒頭の挨拶で強調。こうした考えにリコーが賛同し、今回のコンテスト開催に至ったという。また、賞金が贈られるコンテスト形式にすることにより、それが大きなインセンティブになると述べた。○最優秀賞に賞金100万円を贈呈続いて、リコー 新規事業開発本部 新規事業・プラットフォーム開発センター 所長大谷渉氏が登壇し、コンテストの概要について説明した。今回募集するのは、THETAとセンサー、Web上のデータなど、インターネットと融合した新しいIoTコンセプトのアプリケーション、あるいはTHETAと連動するガジェットやアプリケーションだと説明。スケジュールについては、募集期間が4月1日~8月10日、応募作品の提出締め切りは8月31日。審査を経て、11月7日に表彰式が予定されているということだ。また、最優秀賞(1点)には賞金100万円、優秀賞(3点)に50万円、80周年記念賞(5点)に30万円、審査員特別賞(点数未定)に10万円がそれぞれ贈呈されるという。そして応募者特典として、クラウドAPI(ベータ版)およびTHETAシリーズの筐体3Dデータが提供されるとのことだ。その他、コンテストの詳細については、コンテスト特設サイトを参照して欲しい。なお、このコンテストの狙いについて大谷氏は、「ハードウェアを介してサービスを提供するプラットフォームへ変わっていく第一歩にすること」、「プラットフォームをオープン化することで幅広い人々に参加してもらい、一緒に価値を作り上げ育てていく形態へアプローチすること」のふたつを挙げた。提供するものについては、全方位写真・ビデオ向けに設計されたクラウドストレージ機能のREST APIのほか、全方位ビデオをリアルタイムで送受信できる仕組みやTHETAを遠隔操作する機能、センサーと連携させるための機能を予定しているという。さらに、SNSとの連携や機器認証・管理など、THETAのアプリケーション開発でよく使われる機能についても公開するということだ。最後に大谷氏は「機能やデータを可能な限りオープンにしていくこと」と、「ユーザーや開発者のコミュニティを大切にし、声を聞いて開発に役立てていくこと」が同社のプラットフォームに対する考え方であると明かした。●今、「IoT」という呼称が使われている理由は?○IoTは社会を大きく変えるか、カギは「オープン性」再び坂村氏が壇上に戻り、オープンIoTとこのコンテストの関連性について述べた。同氏によれば、自身が1984年から取り組むプロジェクト「TRON」の目的が、今で言うところの「IoT」で、それを実現するには「API」(アプリケーション・プログラム・インターフェイス)のオープン化が必須であるという。例えば、ハードディスクレコーダーの機能がAPIとしてネットワーク経由で呼び出せれば、スマートフォンで出先から操作したり、クラウド側でデータを管理して高度な録画設定や再生を行ったりすることなどが可能にあると前置きし、APIが公開され、独自のUIを持たないソニーの「nasne」を紹介した。APIがクローズの場合、同じメーカーの機器同士としか連携できないが、ここ最近はAPIのオープン化が少しずつ浸透し、メーカーを超えたすべての機器間の連携が可能になってきたという。また、これまでも同義語が多く現れてきた中で「IoT」という呼称が定着した理由として、坂村氏は「『モノがインターネットに繋がる』のではなく『インターネットのようにモノを繋ぐ』ことを明確にしている呼称だから」だとした上で、IoTが大きく社会を変えられるかどうかのカギは「オープン性」であると強調。オープンアーキテクチャやオープンソース、オープンソース・ハードウェア、そしてオープンAPI、オープンデータへと、さまざまなものがオープン化され、多くの人々の力で製品を発展させていくという考え方に世界中が移行してきたと説明した。坂村氏は、今回のコンテストで採用された「オープンAPI」により、全世界の人々からの新しいアイデアが集まり可能性が広がっていくと語る。THETAはまさにこうした考え方を先取りした製品であり、クラウドを介してコントロールするAIPをすべて公開し、これにより高度な機能を実現しようというのが今回のコンテストであると説明した。今回のコンテストでは「1人ではできないような、チームによる大きなシステムの応募を期待している」とし、「日本人は仲間でない他人との連携を好まず、エコシステム作りも下手だが、これからは日本でもこのコンテストを開催するリコーのような先進的な考えの会社が増えることを期待している」と語るとともに、IoTがオープンでベストエフォート型の世界であることを、日本がもっと学ぶ必要があると断言した。最後に坂村氏は「今回のコンテストが、変わり始める日本を象徴するコンテストになることを願うとともに、どんなことが起こるか大いに期待しています」と述べ、説明会を締めくくった。なお、コンテストの審査基準は、IoT時代に相応しい革新性(独創性)、将来性や発展性、実用性、利便性などが総合的に判断されるという。審査員は坂村氏のほか、日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任 小沢淳氏、NAKED代表 村松亮太朗氏、ドワンゴ 技術コミュニケーション室 室長 清水俊博氏、リコー 会場執行役員 近藤史朗氏が務める。
2016年04月01日オプティムは3月30日、直感的にIoT端末の制御、データ解析、AI(人工知能)、クラウドサービスと連携ができる「OPTiM Cloud IoT OS」を発表した。2016年夏頃の提供を予定している。同社では、スマートフォン・スマートデバイス管理技術分野のノウハウ・技術を応用し、2014年よりドローン・ネットワークカメラ・ウェアラブルデバイスなどを含むIoT端末の研究開発を進めている。OPTiM Cloud IoT OSは直感的かつ安全なIoT端末の管理・制御、データの蓄積・分析、クラウドサービスとの連携を可能とし、あらゆるユーザーがIoTを享受できる「新しいユーザー体験」を提供するという。サービスの特徴として、UI(ユーザーインタフェース)はデスクトップOS形式を採用し、直感的な操作が可能。IoT端末から取得した情報を蓄積し、標準搭載している接続中のIoT端末やデータをデバイスに一覧表示する「OPTiM IoT Explorer」の画面から閲覧できるほか、緊急を要する場合においても、スマートフォンに通知する設定を行える。また、OPTiM IoT Explorerで収集している機器の情報やカメラ映像分析など、さまざまな数値・映像データに対して分析を行う「OPTiM Insight」を標準アプリケーションとして提供することに加え、数値・映像データをビジュアル化して表現することで、状況の把握が可能。ウィジェットエンジンの標準搭載により、デスクトップ上で必要かつ最新の情報を常に確認できるという。さらに、画像データや各IoT端末から取得したデータに対し、OPTiM Cloud IoT OSに搭載されているAIやビッグデータ分析エンジンを駆使することで、人の手を介して行うには困難である膨大なデータを多様な角度から分析。これにより、農業分野ではドローンを用いての品種ごとに異なる害虫を検知したり、医療分野ではヘルスケアデバイスが取得したバイタルデータから病気リスクの予測や予防への活用、建築分野ではセンサーが取得したデータからビルの老朽化を予測したりするなど、さまざまな産業において応用でき、新たなアプローチを可能としている。加えて、企業が保有する情報の全てはテナントと呼ばれる空間ごとに区切られて保存。テナント内は、マルチアカウントに対応しており、組織階層、グループごとの細やかな権限管理が容易に実施できるという。そのほか、統合開発環境の「OPTiM Code」利用し、OPTiM Cloud IoT OS上で動作するアプリケーションを容易に作成することを可能とし、IoT端末やサービスを専門に販売するマーケットプレイスである「OPTiM Store」も利用が可能だ。公開予定のAPIはマルチテナントな階層管理、アプリ管理などのコアロジックを担うCore API、リアルタイムなストリームデータ、および永続化されたストリームデータのI/Oを担うMessaging / Datastore API、クラウド上でユーザープロセスを実行可能とするPaaSを担うRuntime API / OPTiM Codeとなる。また、仮想化されたコンピューター基盤上でインターネットを介し、アプリケーションサーバ・データベースを提供。これにより、クラウド上に構築されるシステムは用途に応じて自動的に拡張され、物理的な制約から開放されるとしている。
2016年03月31日ソフトバンクは30日、主にIoT関連のアイデアや試作品の商品化を支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style」(プラススタイル)を発表した。同日から提供開始する。IoT商品などを創出したい企業と、IoT商品などを購入したい消費者をつなげるプラットフォーム。企業は消費者の声を取り入れながら商品の企画から販売までを行え、消費者は自分のニーズに沿った他では手に入らない商品を購入できるようになる。主な機能は、投稿されたアイデアに対し意見を募集する消費者参加の商品企画「プランニング」、事前に商品購入を募り一定額以上の応募で商品化する「クラウドファンディング、一般販売前の商品を先行販売・数量限定販売で購入者から意見を募集できる「ショッピング」の3種類。購入者の評価が高い商品は、ソフトバンクショップでの取り扱いも検討する。利用は個人・法人ともに可能。アイデアや試作品を公開したい場合、掲載フォームから問い合わせし、キュレーターと相談したのち、クレジットカード等の審査を経て、一般公開される。第1弾として、ソニーのスマート照明「Multifunctional Light(マルチファンクションライト)」や、Cerevoのロードバイク向けテレメトリ(遠隔測定)デバイス「XON RIDE-1」、ピクセラのライブ配信対応360度カメラ「パノトルLIVE」といったアイデアや試作品をラインナップ。4月下旬までに、同プラットフォームで29製品を順次公開していく。掲載商品の一部は、ワイモバイル六本木 Internet Parkの「TECH LAB」、ソフトバンク表参道の「Future Marketing Unit」スペースでも展示する。このほか、優れたアイデアを商品化する過程を下支えする「ものづくりサポーターズ」も結成。資金や設計、開発、生産など、得意分野に応じて企業がサポートし、新製品やサービスを生み出す環境を提供していく。
2016年03月30日ユニアデックスは3月22日、企業におけるIoT利活用の早期実現を支援するため「ユニアデックスIoTエコシステムラボ」を4月11日に開設すると発表した。同社は、2015年7月からデバイスなどのセンサ技術とICTインテグレーション技術を組み合わせたIoT分野の実証実験を実施。また、これまで培ったデバイス開発を含めたICT基盤技術を駆使し、デバイス、ネットワークの提供からデータ収集・配信、データ加工・解析までのワンストップサービスを実現する「IoTビジネスプラットフォームサービス」の開発も日本ユニシスと共同で進めている。今回、開設するラボではIoTを利活用した新たな価値創造の実現を目的に、顧客の課題を解決するシナリオの具体化に向けた「利活用検討の場」、オープンイノベーションをもたらす共創パートナーとのIoTを利用した「ビジネス共創する場」として、さまざまな活動を進めていく。利活用検討の場では「体感」「仮説導出」「技術検証」を目的にIoT利活用の具体化を目指すほか、ビジネス共創する場ではさまざまな強みや知見を持った共創パートナーとバリューチェーンから課題と価値創出の利用シーンを洗い出し、段階的な試行により利用シーンを具現化することでビジネスの早期実現を目指す。プレオープンは4月11日~6月上旬に同社の東京ベイ開発センターとなり、本オープンの開設時期は6月上旬、東京都江東区豊洲、東雲への移転を予定。なお、ユニアデックスはラボの活用にあたり、有償にてワークショップによる利活用シナリオ導出やコンセプト立案、それを検証する技術的支援、IoTスタートキットの提供を予定している。
2016年03月23日インフォコムは3月17日、IoTに対する取組みの一環として、漁業領域におけるIoT活用の共同開発研究プロジェクトをスタートすると発表した。同プロジェクトは、米EverySense(エブリセンス)、光電製作所およびブロードバンドタワーと共同で進める。インフォコムは、2016年1月にIoT領域の専任組織である「IoT推進部」を設置し、事業創出に向けて本格的な活動を開始するとともに、IoTプラットフォーム上でデータ交換サービスを提供するエブリセンスとの事業提携を行い、取り組みを加速している。今回、エブリセンスと光電製作所が開発した「EveryStampFF(Fish-Finder)」を用いてデータ収集を行い、ブロードバンドタワーのデータセンター機能と、インフォコムのデータ分析技術やアプリケーション開発力を融合し、魚群探知機を連携する情報共有プラットフォームを構築するプロジェクトをスタートした。プロジェクトが実現した場合、水揚げ港や水産管理施設など地上側とのより広域においてリアルタイムな情報共有が可能になるという。今後は、衛星データなどとの連携により、水深/水質/水温/潮目/潮流/風向/風速/波高などの海洋情報との統合的収集、分析への展開を進める予定となっている。
2016年03月18日TISは3月17日、電池レスかつ配線レスの無線通信規格「EnOcean(エンオーシャン)」に対応したセンサをアマゾンウェブサービス(AWS)のIoT(Internet of Things)のマネージド型クラウドプラットフォーム「AWS IoT」と組み合わせて提供することを発表した。TISでは、需要が拡大しているIoT関連システムの構築支援に向けて各種アライアンスや関連技術の取り込みを進めており、EnOceanセンサの取り扱い開始もその一環だという。EnOceanは光や温度、振動などの微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術(環境発電技術)」を使用した電池不要の無線通信規格。特にスマートホームやビルオートメーション分野で急速に普及が進んでいるという。また、TISはAWSパートナーネットワーク(APN)の「AWSプレミアコンサルティングパートナー」に認定されており、数十億個のデバイスとそこから収集される数兆件のデータを確実かつ安全に処理することが可能なAWS IoTにEnOceanのセンサを接続してデータの収集・蓄積が可能なことを検証した。今後は、AWS IoTにEnOceanセンサを組み合せたIoT向けプラットフォームを製造業などを中心に提供していく方針だ。
2016年03月18日NTTデータ イントラマートは3月16日、外食産業のコロワイドの子会社であるワールドピーコムと提携し、店舗における電力削減を目的としたIoTの実証実験を開始すると発表した。実証実験では、イントラマートが提供するシステム共通基盤「intra-mart」に搭載される「IoTモジュール」「プロセス管理モジュール」を活用したセンサー情報を基に、店舗の電力状況を監視・把握、自動分析し、現場へ状況を通知して改善策を促すプロセスを確立させ、10%以上の電力コスト削減、化石燃料使用量の削減を目指す。さらに、このプロセスをクラウド(MEMソリューションズのクラウドサービスを想定)で展開することで、初期コストを抑え、利用形態に合わせたスケーラブルな運用を可能にするとともに、本部側での各店舗の電力分析と店舗間の電力削減ノウハウのスムーズな共有を実現する。システムを利用する端末としては、ワールドピーコムが提供するスマートワイヤレスルータ(多機能無線ルータ)、タッチパネル式端末「メニウくん」をWeb端末として利用する。
2016年03月17日ニフティは3月15日、法人向けMVNOサービス「NifMo法人サービス」において、M2M(Machine to Machine)やIoT(Internet of Things)での利用に適した、上り下り最大200kbpsで月額480円(税別)の「スタートプラン」と、小容量で月額640円(税別)の「1.1GBプラン」を提供開始すると発表した「NifMo法人サービス」では、これまで法人企業向けに3つのデータ通信プラン(3GB、5GB、10GB)のSIMカードを提供してきたが、M2MやIoT分野のにおいては、低速度の通信で十分なケースや、テキストデータだけをやり取りするなどのデータ通信量が少ないケースも多いことから、新プランを提供する。新サービスは低速度/小容量のプランであるため、POS管理やバス・トラックなどの運行管理、農作物管理、各種計測器・センサーでのデータ送受信などでの利用に適している。概要は以下のとおり。今後、より幅広い用途で利用できるよう、上り通信に特化したプランや夜間専用プラン、複数SIMカードでのデータシェア機能、契約中のSIMカードの利用状況参照や契約変更が可能な管理者用画面など、サービスの拡充に努めていくという。
2016年03月16日TISは3月10日、IoT(Internet of Things)向け予測分析ソリューション「メンテりてぃくす」が、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のIoTプラットフォーム「AWS IoT」とデータ連携が可能になったことを発表した。同社は今回、AWS IoTに蓄積したセンサーデータを「メンテりてぃくす」に連携させて予測分析できることを確認する稼働実証を行った。「メンテりてぃくす」は、産業機械から収集・蓄積した稼働データを、SAPのBIツール「SAP BusinessObjects BI Solutions」と予測分析ツール「SAP Predictive Analytics」で分析・解析することで、「蓄積データから業務に影響を与える要因を特定する故障発生パターン導出」「生産品の不良原因分析」など、稼働データの予測分析を可能にするIoTソリューション。「メンテりてぃくす」の導入により、自社で設備を保有する企業は保全コストの削減、生産性の向上、設備の稼働率の改善による歩留まりを実現できるという。産業機械メーカーは、製品導入後のアフターサービス領域での効率化や収益性の向上を実現できるとしている。AWS IoTでは、接続されたデバイスが簡単かつ安全にクラウド・アプリケーションやその他のデバイスとやり取りでき、AWSが提供するマネージド型クラウドプラットフォームで、数十億個のデバイスとそこから収集される数兆件のデータを確実かつ安全に処理する。AWS IoT上で収集・蓄積したセンサーデータを「メンテりてぃくす」に連携させてスムーズに分析・解析を可能にすることで、需要が急速に高まり今後の大規模化が予想されるIoTシステムへの容易な適応と、導入のトータルコスト削減を実現する。TISは、新たなプラットフォームに対応した「メンテりてぃくす」を、稼働データの「見える化」やデータをもとにした業務改善を行いたいというニーズを持つ組立製造業や生産設備メーカー、化学製造業、特殊車両メーカーなどを中心に展開していき、2020年までに約20億円のビジネス規模とすることを目指す。
2016年03月11日シマンテックは9日、日本、米国、イギリス、オーストラリア、カナダの5カ国を対象に行った、モバイルアプリとIoTに関する意識調査の結果を発表した。調査はオンラインで行い、対象は18歳以上の一般消費者。調査機関は2016年2月4日から8日の5日間。日本で1,016、米国で1,007、イギリスで1,000、オーストラリアで1,031、カナダで1,007の回答数を得た。同調査では、ネットワークに接続できる機器全般を「IoT機器」と定義。ベビーモニターや自動車、フィットネストラッカー、スマートウォッチ、スマートTVなどのホームエンターテイメント、スマートロックなどのホームエントリーシステム、セキュリテイカメラ、スマート電球、スマート家電などだ。これらIoT機器と、機器を管理するモバイルアプリに関し、使用率や不安に感じることなどを調査した。モバイルアプリを使ってIoT機器を管理・操作しているか、という問いについて、日本では42%が1種類以上のIoT機器を管理していると回答。米国・カナダでは60%、イギリスでは53%、オーストラリアでは63%と海外ではいずれも50%を超えており、5カ国平均は56%。日本は平均より低い結果となった。また、スマートロックの使用を安全だと思うか、という問いについては、日本では70%が「不安を感じる」と回答。「わからない」が18%、「安全だと思う」が12%という結果となった。5カ国平均では「不安を感じる」が52%、「安全だと思う」が26%となり、日本より不安を感じる割合が低かった。これについて同社のノートン事業統括本部 プロダクトマーケティング部 リージョナル プロダクト マーケティングマネージャーの古谷尋シニアマネージャは、「スマートロックを含むIoT機器がどれだけ国に浸透しているかが回答に影響するのでは」と分析した。同社は、スマートフォンがIoT機器のコマンドセンターとして機能していると指摘。スマートフォンを通じて、スマートTVやホームセキュリティ、車といったネットワークにつながる機器に被害が及ぶ可能性があると説明し、モバイルアプリのセキュリティについても注意を促した。同社は90以上のアプリストアで2,500万以上の無料アプリをサンプルとしてセキュリティスキャンしたところ、このうち900万が悪意あるアプリだったとして、IoT機器へのリスク要因として警告する。同社では、IoTデバイスにおけるセキュリティについて、下記5点を認識しておくことを推奨している。アプリダウンロード前にアプリをスキャンし、潜在的な脆弱性を特定できる、信頼性の高いモバイルセキュリティアプリを使用するIoT機器は対策のないセキュリティ上の脆弱性を含んでいる可能性があるアプリストアの検証や審査内容には差があり、特にサードパーティによるアプリストアでは、厳格なアプリ検証や審査を行っていない可能性がある危険なアプリをインストールしないための保護設定を無効にするよう指示してくるアプリに注意するモバイルデバイス、IoTデバイスへ必ず最新アップデートを適用する
2016年03月09日バニーホップは3月8日、システムのダウンタイムを発生させない冗長構成のIoTプラットフォーム「IoT HA」をリリースしたことを発表した。「IoT HA」は、IoTソリューションを実現するための高信頼性プラットフォーム製品。クラウドを利用したシンプルな構成で冗長構成を実現しているだけでなく、自動で暗号化されたトンネルを構築して通信を行うなど高いセキュリティも確保している。「IoT HA」では、サービスのダウンタイムをゼロにするために、端末とネットワーク回線の双方を冗長化しており、端末はホットスタンバイ型の冗長構成、ネットワークはマルチキャリアの複数回線(有線/docomo系回線/KDDI系回線)の冗長構成にして、シングルポイント障害(SPOF)を回避する。接続機器や端末上の主要プロセスは、クラウドから常時監視しており、万一故障などが検知された場合は、即時にアラート通知を行い、待機構成に切り替えることができる。また、AUFS(Another Union File System)という、Read-OnlyのファイルシステムでOSを提供しているため、突然の電源断や、SDカードなどの不揮発性メモリへの書き込み回数制限によるデータ破損の心配がないほか、端末側から発呼する通信のため、ネットワーク設定が不要で、ファイアウォールで外部に特定ポートを開放する必要もない。
2016年03月09日今年のITトレンドの1つのIoT。デバイスやサービスも出そろい、導入フェーズに入ってきた。IoTに興味を持ちながらも、どこから手を付けたらよいのかわからない企業も多いだろう。IDC Japanがこのたび、国内IoT市場のユースケース(用途)別/産業分野別予測を発表するとともに、市場拡大に向けた企業とベンダーの施策について説明を行った。同社は、国内IoT市場におけるユーザー支出額について、2015年の見込み値は6兆2232億円(前年比15.2%増)、2014年~2020年まで年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)16.9%で成長し、2020年には13兆7595億円に達すると予測している。コミュニケーションズ マーケットアナリストの鳥巣悠太氏は、20産業分野のうち、IoT市場を牽引するのは12の主要産業分野であり、主要産業分野の中でも主要ユースケースの成長が著しいと語った。12の主要産業のうち、組立製造、プロセス製造、運輸/運輸サービス、公共/公益、官公庁では、予測期間内におけるCAGRは16%台後半から17%台で推移し、いずれも2020年までに1兆円以上の市場へ成長すると予測されている。IDCはグローバルで主要産業分野別に主要ユースケースを29種類絞り込んでいる。例えば、「組み立て製造」「プロセス製造」では、「製造オペレーション」「製造アセット管理」「製造業フィールドサービス」「食品トレーサビリティ」が主要ユースケースとされている。この4つのユースケースのうち、「製造オペレーション」と「製造アセット管理」の導入が多いそうだ。なお、世界のトレンドと日本のトレンドは合致しているという。こうした国内IoT市場に対するユーザー支出額の力強い成長の背景には、2020年の東京オリンピック開催に向けた景況感の上昇の期待に加え、企業の事業部門におけるIT予算の拡大とIoTへの期待の高まり、IoTを利用する上での技術とコストの障壁の低下、IoTをとりまく法規制や支援策の変化が影響していると同社では見ている。続いて、鳥巣氏は企業が今後取るべきIoT施策について説明した。最近、デジタルトランスフォーメーションという言葉を耳にする機会が増えたが、このデジタルトランスフォーメーションが、企業をIoTサービス・プロバイダーに変えるという。そもそも、デジタルトランスフォーメーションとは何か。簡単に言うと、「企業が自社の製品やサービスにITを組み合わせることで、新たなビジネスを創出すること」となる。ここで言う「IT」は、クラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術、モビリティによる「第3のプラットフォーム」を指す。鳥巣氏によると、これまで企業のIT活用はバックエンドが中心だったが、第3のプラットフォームの登場によりITを迅速かつ容易に利用できるようになり、企業のデジタルトランスフォーメーションが拡大しているという。実のところ、同社の調査「2015年 国内IoT市場 ユーザー利用動向分析」によると、IoTの導入/運用に関し、直接関わる事業者の14%が非IT事業者という結果が出ている。IoTを活用したデジタルトランスフォーメーションの例としては、GE(産業機器を利用する企業向けに稼働効率の最適化をクラウドで提供)、コマツ(建設業/公共公益向けに建機を活用した業務最適化を実現)、セコム(企業全般向けにドローンを活用した防犯サービスを提供)などがある。鳥巣氏はこうした企業のIoTサービスプロバイダー化が進むと、IoT投資の増加に直結すると述べた。こうした背景を踏まえ、鳥巣氏は「IoTによるクラウド、アナリティクスといったサービスはIoTを実現するツールでしかない。IoTを導入するにあたって重要なことは、ビジネスを具現化するアイデアと継続力」と語った。ビジネスを具現化するアイデアには、ビジネスモデルやマネタイズの方法などが含まれる。継続力とはトライ&エラーを重ねることを指し、これにより、自社としてのサービスを固めていく必要があるわけだ。鳥巣氏によると、ベンダーのIoTへの取り組みも、「産業分野」「ユースケース」「IoTエッジ」と3つの方向性で拡大しており、こうした動きも押さえておきたい。産業分野を拡大させる取り組みとしては、IoTクラウドプラットフォームの拡大や産業分野別の営業体制の強化がある。ちなみに、IoTクラウドプラットフォームの種類は「開発環境」と「デバイス管理」に分けられるが、「大抵のベンダーは両方を提供しており、差別化が難しい」と鳥巣氏。そうしたこともあり、企業はIoTの技術よりも、IoTを使って何をするかということに注力する必要があるわけだ。こうしたプラットフォームの提供により、「とりあえず試す」という敷居は下がっていると思われる。国内でも、IoTを活用して成果を上げている企業が出てきている。興味がある企業は、IoTが自社のビジネスにとってどのようなメリットをもたらすのかについて検討を始めてはいかがだろうか。
2016年03月04日米ON Semiconductorの日本法人であるオン・セミコンダクターは3月3日、RFMicronとの協業により、ワイヤレスパッシブセンサソリューションをIoTクラウドプラットフォームへ素早く導入できる開発ツールを開発したと発表した。同IoTプラットフォーム開発キットには、性能が最適化されたコンピューティングと接続モジュール一式が統合されており、特に電力とスペースの制約が懸念される場所に、バッテリ不要のワイヤレスセンサ技術とIoTハードウェアを迅速かつ効果的に導入できる。各開発キットには、オン・セミコンダクターのバッテリ不要のワイヤレスセンサタグが組み込まれており、RFMicronのMagnus S2センサICを使用して温度、湿度、気圧、または近接感知の機能を実行できる。また、同プラットフォームは、32dBmWの定格電力と周波数範囲860~960MHzのUHF RFID読み取りモジュールを特徴としており、ローカライズされたデータ処理は、ARM Cortex-A8ベースのAM335x SoCにより実行される。また、キャプチャしたデータは、WLAN、Zigbee、Z-Wave、UHF Gen 2などの無線および、KNX、CAN、SPI、イーサネットなどの有線で転送可能。同開発キットは、オン・セミコンダクターの既存のワイヤレスセンサ評価キットである「SPS1M-EVK」を補完するものであるという。
2016年03月03日日本IBMは、コグニティブ・コンピューティングとIoTが密に連携する新たな次元の「つながる」ソリューションを業界ごとに創出するWatson IoT事業部を3月1日から新設する。新事業部は、日本を含む、アジア、欧州、米国の8カ所の「Watson IoT Client Experience Center」と連携して、顧客とパートナー向けに 、コグニティブ・コンピューティングを活用した新しいソリューションの開発・作成に必要なテクノロジー、ツールを提供する。IBMは、WatsonのAPIおよびサービスをIBMのクラウド上で提供し、コグニティブIoTのソリューションとサービスの開発を加速させている。IBMではIoTが効果を発揮する領域として、「つながるクルマ」「スマート・マニュファクチャリング」「コネクテッド・ライフ」「ヘルスケア」「スポーツやエンターテイメント」「小売業の店舗」など、6つのユースケースを想定し、ビジネスを推進している。スマート・マニュファクチャリング分野では、三菱電機とIoT技術を活用した次世代スマートファクトリー実現に向けて技術協力することで合意、コネクテッド・ライフの分野では、ソフトバンクとIoTを活用したソリューション提供において協業することで合意している。
2016年03月01日スペイン・バルセロナで2月25日まで開催されていた「Mobile World Congress 2016」では、「IoT」が大きなテーマの1つとなった。IoT向けのLTE規格「NB-IoT」などの標準化も始まり、高速・低遅延などの要素を持つ5Gが登場すると、人だけではなく、"人とモノのためのネットワーク時代"が本格化する。通信インフラ大手のEricssonは「通信事業者にとってIoTは大きなチャンス」と喧伝する。今回、同社のクラウドとIP部門でIoTを担当するBo Ribbing氏に話を聞いた。○M2MとIoTの違いは?――企業における導入など、IoTの現状について教えてほしい。IoTは社会と企業、人々の生活を変える大きなチャンスとなる。企業であればプロセスの効率化によるコスト削減だけでなく、新しいサービスを創出することで収益増が見込める。IoTの前提は"接続性"だ。IoTアプリケーションや端末、業界全体の共通土台となる重要な要素となる。われわれは、IoT接続のデバイスの数が現在の50億台から、2021年に150億台まで増加すると予想している。ただ、IoTのコンセプト自体は「M2M(マシン間通信)」などとして20年ほど前から存在する。これまでは火災報知器やスマートメーターなどから小容量のデータが送られているにすぎなかったが、現在は、デバイスから送信されるデータ量が大きくなっている。デバイスメーカーは自社製品をネット接続に対応することで、「さらなるバリューが得られる」ことにに気づき始めている。ネットワークが"ユビキタス"になったこともあり、「もっとデータをやり取りしよう」という方向にある。家庭用のアラームであれば、これまでは警告を発信するだけだったものが、「何が起きたのか」ということまでわかりやすくなる。例えば、「現場の様子の写真も一緒に送る」といった用途がある。また、自動車分野においても活用が進んでおり、インフォテインメント(Information<情報>とEntertainment<娯楽>の造語)などに関連したトラフィックが増えている。――IoT分野におけるEricssonの戦略は?(顧客である)通信事業者と一緒になって、IoTの潜在能力とメリットを企業や社会にアピールし、提供していく。われわれは"通信"と"接続"のプロであり、いいポジションにいると思っている。製品としては、2011年より「Device Connection Platform(DCP)」を提供しており、すでに20社以上が利用している。買収したTelenor Connexionの技術を土台としているが、重要な特徴が"クラウド"、つまり"as a Service"として提供している点だ。クラウドにして、オペレーターと提携して各社のネットワークをアグリゲーションしている。これにより、グローバルに展開する製造業は、世界中でサービスを利用できる。このように、クラウドでIoTプラットフォームを提供する企業はEricssonとJasper Wireless(Cisco Systems傘下)ぐらいだろう。機能としては、加入管理や課金、ポリシー管理、プロビジョニング、オーダー管理、接続モニタリング、デバイス管理など、必要なものを一通りそろえている。Jasperとの大きな違いは、Ericssonのコアネットワークを統合している点で、加入管理などのBSS(Business Support System)だけでなく、コアネットワークも備える。――DCPでは、国際ローミングはどのように提供されるのか?IoTサービスはコンシューマー向けのサービスとは異なり、BtoBのボリューム契約となるため、通常はグローバルローミング・モデルで契約する。つまり、1個のSIMにより、世界中でサービスを利用できる。だが、先述のようにIoTでのデータ容量が増えているため、ローカルのネットワークサービスを契約するほうがメリットを生む例も出てきている。また、国によっては特定のデバイスに対し、自国のSIM利用を義務付けているとこともある。この問題を解決するのが「eSIM」だ。リプログラマブルなSIMカードで、工場で製品を製造する際にeSIMを入れておけば、どの地域に出荷してもネットワーク上でプログラミングが可能だ。この機能は2016年中に一部で提供を開始し、2017年に拡大する予定だ。――IoTではどの業界にフォーカスしているのか?自動車や運輸・物流、ITS、公共事業(電気、水、ガスなど)、公共安全や国家保安、メディアの6業界で、コラボレーションを進めている。――IT側の統合なしにはIoTのメリットが得られない。ここでの取り組みは?ネットワークの機能をAPIの形でエクスポーズしている。企業はAPIを経由して、SIMカードやデバイスのアクティベーションやデアクティベーションが可能になる。これは接続に関する話だが、ITの課題の多くはプロセスに関するものだ。デバイスがネットワークにつながると、プロセスを変化させる必要がある。最終的にはIoTによりコストを削減したり、新しいサービスを立ち上げたりしたいはずだ。そこで、EricssonはMWCで「IoT Transformation」をロンチした。サービス側の機能を利用して、企業がITをベースにオペレーション変革を支援するというものだ。われわれには変革を実現する技術があり、企業の変革を支援できる。――IoTは無線技術と通信インフラが主体であるEricssonの事業にどのような影響を与えるのか?会期中はAmazon Web Services (AWS)との提携を発表しており、ITベンダーとの協業も重要になってくる。IoTは2つの点で、われわれの事業に影響を与える。1つ目は「通信事業者との関係性」だ。通信事業者はこれまでコンシューマーをメインターゲットに据えていたが、法人市場も無視できない状況にある。接続性をマネタイズにつなげるという観点から、変革期にある通信事業者をサポートする。2つ目は、(通信事業者を挟まない)企業との関係性の構築。ケースによっては、通信事業者よりもEricssonのほうが企業の求める機能を持っていることがあると思う。通信事業者はネットワークの運用と接続性の提供ではプロだが、EricssonはIT領域で提供できるものを多数そろえており、継続して強化を進めている。接続の部分だけではなく、IT、プロセスでも支援できる。ここは、われわれにとって新しいビジネスとなる。
2016年03月01日