俳優の佐藤健が、20代最後の日となった20日、地元・埼玉にある三郷市文化会館で「佐藤健 30th ANNIVERSARY EVENT」(~21日)を開催。ファンとの交流を楽しみ、落語や歌声も披露した。イベントは、佐藤の配信番組『たけてれ』風に幕開け。ステージ上に番組のセットが再現され、佐藤は「いつもの『たけてれ』のようなゆるい感じでいけたらと思います」と話した。そして、「今日徹夜なんですよ。朝の10時まで動画の編集で。全然寝られてないんですけど」と告白。ファンから「寝ていいよ」と声をかけられると驚き、「ありがとう! 限界がきたら言いますね」と返した。そして、『たけてれ』でおなじみの、視聴者から寄せられたハッピーなことを紹介する「ちょいハピニュース」企画を行い、ファンが投稿した“ちょいハピ”を紹介。選ばれたファンと会話をしながら、和やかな雰囲気で進んでいった。その後、親交のあるお笑いコンビ・千鳥のノブからのビデオメッセージが流れ、佐藤愛用のボディクリームのブランドが明かされた。また、佐藤健公式LINEにて寄せられた1万通を超えるファンからのお祝いメッセージをデザインした巨大なメッセージアートがサプライズで披露され、ファンの思いに感謝。さらに、映画『るろうに剣心』の撮影が熊本で行われて以来、親交は続いているという親友、くまモンもサプライズで駆け付け、「お誕生日おめでとうだモーン!」とお祝い。くまモンにハグされ、佐藤は「うれしいですよ。ぬくもりを感じました」と喜んだ。その後、ステージに落語のセットが登場し、主演映画『億男』の劇中で披露した「死神」をフルで生披露。落語の世界へとファンを誘い、演じ切ると大きな拍手が沸き起こった。終盤はライブパフォーマンス。バンドをバックにRADWIMPSの「スパークル」、Mr.Childrenの「Simple」、さらに、アンコールで親交のある高橋優の「8月6日」を歌唱し、見事な歌声でファンを魅了した。最後にファンとともに記念撮影を行った佐藤。「会いたいなって思うもので…直接みなさんの顔を見て、こういう方に支えられて仕事ができているんだなと今日改めて思いました」としみじみと語り、「今後ともよろしくお願いします。またお会いできる日を楽しみにしております」と呼びかけた。
2019年03月21日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける「行列のできる法律相談所」の3月10日(日)放送回に、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」に出演中の俳優・神尾楓珠がゲスト出演。さらに数々の番組でMCを務める加藤浩次に近藤春菜、水卜麻美アナも出演してスタジオを盛り上げる。また、中居正広が番組中にサプライズで登場する一幕も。今回はMCを後藤輝基が担当、アシスタントを日本テレビアナウンサー・市來玲奈が務める。またパネラーとして神尾さん、加藤さん、水卜さん、近藤さんのほか、東野幸治、宮迫博之、渡部建、ブルゾンちえみらも出演、「あなたの悩みスッキリさせますSP」と題して放送する。「兄に愛されすぎて困ってます」シリーズや「シグナル 長期未解決事件捜査班」などのドラマ、井上苑子、「RADWIMPS」のMVなどでも注目される若手俳優の神尾さんが本番組初登場。その“目力”も話題の神尾さんが“一人だけ朝礼体操を踊れない”という悩みを告白!?フレッシュな神尾さんのトークをお見逃しなく。また“スッキリ”にかけて今夜は日テレの朝の情報番組「スッキリ」から加藤さん、近藤さん、水卜さんも登場。「スッキリ」×「行列」のコラボスペシャルということで、「スッキリ」の人気コーナー“天の声”オーディションを開催することになり、「おっはようございま~す」と、お馴染みの挨拶からスタート。スタジオ出演者は、突然の“天の声”に驚きながらも、声の主が誰なのか全く分からないまま、「スッキリまるごとエンタメクイズッス!」がそのまま進行。「娘さんが、相方・山本さんのインスタをフォローしているとわかって落ち込んだらしい、加藤さんへの問題です!」に「なんで、そんな情報知ってるんだよ!」と驚いた加藤さんに、“天の声”は、野球選手のものまねクイズを披露し、誰かを答えさせる...という、やりたい放題の展開に...。後藤さんが、スタジオセット裏の“天の声”ブースに、声の主を見に行くと驚きのあまり絶叫。「こっち来てください!」とスタジオに引きずり出され、中居さんが「今日は、声だけなんです」と拒みながらも登場すると、スタジオに大歓声が沸き起こった。それから中居さんは、「この回のギャラは一番誰がもらっているんですか?」「後藤さん、ひな壇とMCでは、ギャラの額の差が結構激しいらしい」など、下世話なトークを連発。加藤さんは「“天の声”オーディションは、不合格です!!」ときっぱりと断言し、「スッキリSPと言ってたのに、中居SPになってるじゃん!」と僻む場面も。ほかにも、かつて多くの視聴者が恐れおののいた(?)加藤さんの“狂犬”ぶりがスタジオで復活!?また近藤さんはもはや“お馴染み”となった「成人式の写真」について本気相談、“ダイエット宣言”の水卜アナには武田真治の筋肉教室が!「スッキリ」トリオにも注目。今夜のゲスト、神尾さんが出演中のドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」は、菅田将暉演じる魁皇高校の美術教師・柊一颯が卒業を控えた3年A組の生徒を人質に学校に立てこもり、“俺の授業”を進めていくなかで自殺した生徒・景山澪奈の自殺の真相を解き明かしていくとともに、生徒たちの心の闇に光を当てていく…というストーリー。A組の学級委員・茅野さくらには永野芽郁、自殺したとされる景山澪奈には上白石萌歌、そのほか川栄李奈、片寄涼太、今田美桜、福原遥、大原優乃ら人気若手俳優が勢ぞろい、さらに神尾さんをはじめ横田真悠、森七菜、今井悠貴、堀田真由、鈴木仁、古川毅、富田望生、新條由芽など次世代を担うフレッシュな顔ぶれが集結している。「3年A組―今から皆さんは、人質です―」最終回は本番組放送後3月10日(日)22時30分~日本テレビ系で放送。「行列のできる法律相談所」は2月17日(日)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年03月10日8月16日(金)・17日(土)・18日(日)に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で同時開催される「SUMMER SONIC 2019」。同フェスの追加出演者が発表された。今回出演が決定したのは[ALEXANDROS]、RADWIMPS、MAN WITH A MISSION、BLACKPINK、サム・フェンダー、Zebraheadなど15組。■SUMMER SONIC 2019日程:8月16日(金)・17日(土)・18日(日)会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉県)舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)(大阪府)★以下のリンクより「SUMMER SONIC」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2019年02月15日「爆音映画祭 in MOVIX昭島」が、2020年9月12日(土)から9月22日(火・祝)の期間、東京・昭島のMOVIX昭島にて開催される。爆音映画祭とは2004年にスタートした「爆音映画祭」は、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、文字通り爆音かつ高品質な音と共に映画を上映するイベント。これまで全国各地で企画されているが、MOVIX昭島での開催は今回で4度目となる。『ミッドサマー』など18作品を上映上映作品は全18作品。ハリウッドで最も注目されている鬼才アリ・アスター監督のスリラー&ホラー作品『ミッドサマー』『へレディタリー/継承』をはじめ、『カセットテープ・ダイアリーズ』『スウィング・キッズ』『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』など、“爆音”で見たい作品が勢揃いする。また、『パプリカ』『千年女優』『プロメア』『ガールズ&パンツァー 劇場版』といったアニメ作品や、ザ・イエロー・モンキー、RADWIMPS、UVERworld、MAN WITH A MISSIONら日本のロック界を牽引するアーティストの映像作品も見逃せないラインナップ。洋画から邦画、アーティストドキュメンタリーまで幅広い作品を楽しむことが可能だ。各上映作品には、迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるよう、それぞれに適した音響調整がなされており、ベストな音響環境で作品を堪能できる。【詳細】「爆音映画祭 in MOVIX昭島」期間:2020年9月12日(土)~22日(火・祝)会場:MOVIX昭島住所:東京都昭島市田中町 573-1-1 モリタウン内料金:2,000円(税込)/2,500円(税込)チケット発売:MOVIX昭島 WEB販売 8月21日(金)22:00よりMOVIX昭島 劇場窓口販売 各上映日の当日オープン時より ※但し各回、残席がある場合に限る。※チケット料金は映画作品が2,000円(税込)、アーティスト映像作品が2,500円(税込)。<上映作品>『ミッドサマー ディレクターズカット版』『へレディタリー/継承』『カセットテープ・ダイアリーズ』『スウィング・キッズ』『T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版』『ガールズ&パンツァー 劇場版』『パプリカ』『千年女優』『プロメア』『うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム』『BanG Dream! FILM LIVE』『パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE』『オトトキ DOCUMENTARY of THE YELLOW MONKEY』『RADWIMPS の HESONOO Documentary Film』『UVERworld DOCUMENTARY THE SONG』『MAN WITH A MISSION THE MOVIE TRACE the HISTORY』『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』『BARBEE BOYS PlainBee』
2019年01月28日山田孝之プロデュース、阿部進之介主演映画『デイアンドナイト』の主題歌「気まぐれ雲」の一部を使用したPV予告映像が解禁された。本作は、“人間の善と悪”を問いかける完全オリジナル作品。この物語を彩る主題歌「気まぐれ雲」は、山田プロデューサーが「RADWIMPS」野田洋次郎にオファー。ヒロインの清原果耶が、劇中の役柄である大野奈々名義で歌い、野田さんが作詞・作曲・プロデュースを担当した。今回到着したPV映像では、奈々の心情に寄り添い構成され、清原さんの透き通った歌声が響き渡る。また、映像には映画のシンボルである風車や、冬の秋田県の美しい雪景色も登場している。なお「気まぐれ雲」は1月25日(金)から国内・海外の主要サイトにて配信開始予定。『デイアンドナイト』は1月26日(土)より全国にて公開。※秋田県先行公開中(cinemacafe.net)■関連作品:デイアンドナイト 2019年1月26日より全国にて公開 ※1月19日秋田県先行公開©2019「デイアンドナイト」製作委員会
2019年01月23日●あまり語られてこなかったMr.Children昨年発売された書籍『日本代表とMr.Children』(2018年11月28日発売/ソル・メディア)。この本は、1998年のワールドカップ初出場を機に国民的コンテンツとなったサッカー日本代表と、モンスターバンドとして90年代から席巻し桜井和寿が大のサッカー好きでもあるMr.Childrenの関係性を、音楽・映画ジャーナリストの宇野維正氏と音楽ブロガー・ライターのレジー氏が読み解くという内容だ。共著者の1人であるレジー氏に、桜井和寿とサッカーとの出会いや、ミスチルの楽曲がサッカー選手に支持される理由などについて聞いた。○■『日本代表とMr.Children』書籍化の経緯は――まず、書籍化の経緯をお聞かせください。『日本代表とMr.Children』というタイトル通り、サッカー日本代表とMr.Childrenの関係性を分析する内容となっています。ロシアワールドカップのベルギー戦が終わり、キャプテンを務めてきた長谷部(誠)が代表引退を表明して、あの世代の日本代表が一区切りついた感がありました。そして、大のミスチルファンでもある長谷部がキャプテンに就任した2010年くらいから「自分たちのサッカー」というのが日本代表を取り巻くキーワードになっていて、それがミスチルの歌ってきた「自分らしさ」とつながる部分があるなと。そんな話をツイッターでつぶやいたところ、共著者の宇野(維正)さんと話が広がり、そのやり取りを見ていたソル・メディアの方からお声がけがあって、結果的に書籍化に至りました。――本書では、長谷部キャプテンを中心とした日本代表を「ミスチル世代」と呼んでいますね。レジーさんご自身もミスチルがお好きとのことですが、ミスチル好きになったきっかけをお聞かせください。最初は小学生のときに聴いた「CROSS ROAD」ですね。今まで自分が聴いてきた音楽とは雰囲気の違うことをやっているバンドが出てきたなと思いました。決定的だったのは、「innocent world」です。中学校のクラスの友達もみんな聞いていましたね。それに関連して言うと、今回の本を書く上でのモチベーションとして、90年代に世間の人が最も接しているコンテンツのひとつとしてミスチルがあるはずなのに語られることが少ない、そういう状況に風穴をあけたいという思いが個人的にはありました。――確かに「小室ファミリー」などについてはよく語られていますが、ミスチルについてはあまり語られてこなかった印象です。人気が落ちておらず、いまだに"現役"であるがゆえに、振り返られないんでしょうね。今回の本の大きなテーマでもある「自分探し」に関連する文脈だと、『エヴァンゲリオン』が90年代の精神性を語るうえでよく話題に挙がるじゃないですか。でも僕の体感としては、『エヴァ』を見ていた人より、ミスチルを聴いて影響を受けていた人の方がたくさんいるような気がするんです。○■重要だった桜井和寿とサッカーの出会い――書籍化にあたり、過去のインタビューなども多く調べたそうですが、なにか発見はありましたか。桜井(和寿)さんがサッカー好きであることはもちろん知っていましたが、こんなにいろんなところでサッカーの話をしてるんだ!というのは改めて驚きました。本の作業を始めた当初は長谷部や名波(浩)といった代表選手がミスチルから影響を受けている、いう話が中心になるのかなと思っていたんです。でも、今まで思っていた以上に桜井さんのサッカーへの思い入れは強烈でしたね。桜井さんのインタビューでは、「サッカーをやっているときは色んなことから解放され、普通の人になれる」という話題がたびたび出ていました。周りが考えるよりもずっと、ご本人の中ではサッカーが大事なものなんだなと。アルバム『深海』『BOLERO』を経て、ミスチルが活動休止したタイミング、ある意味で1人の人間としての"桜井和寿"をやり直そうというタイミングでサッカーと出会ったのは、すごく重要だったんだろうなと思います。――その一方で、サッカー選手をはじめとしたアスリートには、ミスチル好きが多い印象です。レジーさんはその理由をどのように分析されますか。いろいろ理由はあると思いますが、特にアスリートがよく好きな曲に挙げる「終わりなき旅」の「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな」という歌詞への共感が強いんだろうなと思います。実際はミスチルはあの時点で高い壁に登った後であり、上に上に目指していこうという歌ではないのですが、アスリートの多くが競技を極めるうえで必要な上昇志向に読み替えて受け取っているのではないでしょうか。また、「終わりなき旅」の本来のメッセージは上昇志向というよりも「自分の中にあるものに対して打ち勝っていく」という話だと思うんですが、それもアスリートの「最大の敵は自分」という考え方とリンクして鼓舞されるんでしょうね。――特にサッカー選手はミスチル好きが多いですよね。これまでの日本代表選手のなかで、桜井さんと似ている面があると感じる方はいますか。やはり長谷部じゃないですかね。一見すると、良い人そうで真面目そうだけど、強烈なエゴのようなものがあり、どちらも天才的というよりはバランスの良さを感じます。桜井さんもすごいソングライターであり、ボーカリストですけど、たとえば宇多田ヒカルのようなアーティストと比べると“天才”というよりも“普通感”があるなと。長谷部も天才肌のプレーヤーというよりは「バランス」「努力」といった言葉が似合うと思うので、そういう部分が共通しているかなと思います。○■2010年以降のMr.Children――確かに桜井さんは、『モヤモヤさまぁ~ず』や『ゴッドタン』を見ていることを明かしたりと、“普通感”がありますよね。そんな長谷部選手は2010年から日本代表キャプテンを務めていましたが、レジーさんは2010年以降のミスチルをどうとらえていますか。桜井さんはあるインタビューで、「『彩り』はあの歌詞があるからあの曲になるけど、『エソラ』はあの歌詞じゃなくても曲のメッセージが伝わるはずだ」というようなことを言っていました。この発言が象徴的だと思いますが、2010年代のミスチルは言葉と音楽の融合について試行錯誤していたフェーズだと思うんです。歌われるテーマについても、「自分探し」は終わり、大量消費されるスーパーマーケットであっても良い(=アルバム『SUPERMARKET FANTASY』)というレベルまでいった後に震災があったりして、ミスチルとして何を歌うかというピントが定まり切らない時期だったんだろうなと。――桜井さんも雑誌『MUSICA 2015年1月号』のインタビューでは「(曲を)当てにはいっているが、難しい」「投げてもすり抜けていく感覚がある」と告白していましたね。そうですね。ただ、10年代の後半の楽曲、「ヒカリノアトリエ」や「himawari」からは何かを掴んだのかなという印象も受けました。今はバンドとして過渡期だと思うので、まだまだもっとすごいのが来るんじゃないかなと期待しています。――最近、Mr.ChildrenはRADWIMPSやくるりなどと対バンをやったり、ホールツアーを行ったりしましたよね。そういった活動でなにか掴んだものがあったんでしょうね。きっとそうなんでしょうね。「大会場で弾けるミスチルが見たいのに何で今さらホールツアーなんてやるんだろう?」とか文句を言ったりもしたんですけど(笑)、ミスチルにとって必要なプロセスだったんだなと思います。●批評することの難しさと重要性○■プロデューサー・小林武史から離れたMr.Children――そして2010年以降のミスチルで大きな出来事といえば、ブレイク前からの関係であるプロデューサー・小林武史から離れたことだったと思います。その点についてはいかがでしょうか。もちろん良し悪しあるんでしょうけど、バンドとして新しい一歩を踏み出すきっかけにはなったんだと思います。個人的には、今のような状況だからこそ「小林武史っぽい曲」をセルフプロデュースでやってみてほしいなと。ちょっと話が逸れますが、最近サザンオールスターズのアルバムをすべて聴いたんですけど、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音の多くは80年代後半~90年代前半に作られていて、それらの楽曲をプロデュースしていたのが小林武史なんですよね。つまり、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音は「小林武史っぽい音」でもあると言えると思います。――「真夏の果実」「希望の轍」「涙のキッス」などは小林武史プロデュースですね。歌謡曲からJ-POPに時代が移り変わるタイミングを小林武史と乗り切ったのは、サザンとしても本当に大きかったんだなと実感しました。小林武史は、桑田佳祐のブルース的というか、土着的な感覚を華やかなものに落とし込むのが得意だったんだと思います。それと同じように、浜田省吾や甲斐バンドに影響を受けていた桜井さんの音楽性をよりポップな方向に開花させたのが小林武史と言えるのかなと。――確かに小林武史はミスチルの初期には、桜井さんに楽曲制作のイロハをマンツーマンで教えていたそうですしね。はい。今のミスチルはそういう「小林武史的なもの」ではない、より生々しいバンドサウンドをやりたいんだと思うんですけど、桜井さんの根底には小林武史とともに培ってきた「ポップソングを作るセンス」みたいなものが今もあると思います。バンドとして身軽になった今だからこそ、僕としては「エソラ」とか「Marshmallow day」のような、ストリングスやホーンががっつり入ってメロディも派手な曲、いわゆる「小林武史っぽい曲」であり「ミスチルっぽい曲」をやったらどうなるのか聴いてみたいです。――色んな経験を積んだ今、改めての「ミスチルっぽい」ですね。そうですね。きっとまたこれまでのミスチルとは違う、でもミスチルらしい、素晴らしい曲ができるんじゃないかなと。桜井さんは『MUSICA』(2018年11月号)のインタビューで、「2020年の東京オリンピックの時に日本を代表するミュージシャンとしてもし僕らの名前が挙がった時に…」と、東京オリンピックに関する話をしていました。五輪のことを挙げるということは、時代の真ん中で色んなものを背負うことに対して自覚的なはずなので、またそういうモードが前面に出てきたときにミスチルがどういう曲を生み出すのか楽しみです。○■ワールドカップ直前に監督交代したサッカー日本代表――2月にミスチルは台湾で初の海外単独公演も予定していますし、新たなステージに進もうとしているのではという感じはありますよね。そして本書のもう1つのテーマ、日本代表の話題でいいますと、今年はワールドカップ直前で監督が交代するというゴタゴタがありました。しかし決勝トーナメント進出を果たしたことで「結果良ければすべて良し」となっている感もありますが、こちらについてはいかがでしょうか。一言でいうと、ちゃんと引き継いでほしいなと思っています。ポジティブな面では、森保一監督は西野ジャパンでコーチをしていた人なので、ワールドカップ後の監督人事としては今までで一番継続性がある人選になっていると思います。ロシアワールドカップでは結果を残して、日本はこういうサッカーをやれば良いんだと見えたものもあったので、それを森保監督がさらに発展させてくれるといいなと思っています。その一方で、大会直前という意味の分からないタイミングでハリルホジッチをクビにして、本来は監督を評価すべき西野(朗)技術委員長が監督になるというおかしなことが起きました。にもかかわらず、16強に進出したことで、そういった経緯が不問になってしまっているようにも思います。その点については、「森保ジャパンいいよね」という話とは別に、引き続きウォッチして何かあれば声をあげなければ、また同じことが起きてもおかしくないなと思います。――「声をあげる」ということはすなわち、「批評する」ということだと思います。しかし、レジーさんは宇野さんとの対談で、「(世の中が)批評が機能しない構造にどんどんなっている」と話していました。「批評が機能しない構造」というのをもう少しかみ砕くと、「本人の発言以外は興味ない」というような風潮、そして何かについて掘り下げて語ること自体への忌避感ということになると思います。前者については、当事者がSNS等で直接発信できるから、当事者の言葉が教典化してしまう。後者は脊髄反射的に反応しがちなツイッターと考察という行為の相性の悪さを感じます。「何難しいこと言ってるの、感じることが一番だよね」とか「本人が話してないから考えても仕方ないよね」というような意見はよく目にしますし、一方でそういうことを言う人たちのことを考察する側の人たちがバカにするような構造もあると思います。そういった分断を少しでもつなぐことはできないものか、というのは文章を書くうえでいつも考えていることです。テーマがメジャーで多くの人にとって自分ごと化しやすい本書を通して、いくつかの出来事を結びつけて考察を深めることって面白いんだなと感じてくれる人が1人でもいればいいなと思っています。いわゆる「批評」を読んだことがなかった人が、論じるって楽しいと思ってくれたらうれしいですね。■レジー1981年生まれ。会社員兼音楽ブロガー・ライター。2012年に立ち上げた「レジーのブログ」での音楽シーン分析が話題となり、その後は一般企業勤めと並行して複数の雑誌やウェブメディアに寄稿。著書に『夏フェス革命 ー音楽が変わる、社会が変わるー』。
2019年01月09日「サマーソニック(SUMMER SONIC)2019」が、ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)にて2019年8月16日(金)・8月17日(土)・8月18日(日)の3日間、開催される。台風による出演キャンセル大阪会場で出演を予定していた、ナオト・インティライミ、ヤバイTシャツ屋さん、Fear, and Loathing in Las Vegas、The Interrupters、10-FEET、04 Limited Sazabys、TASH SULTANAは、強風によるステージ設営遅延のため出演をキャンセル。また、Zebraheadもキャンセルとなる。BEACH STAGEエリアは台風の影響により開催中止が決定。その他内容も公式HPで随時更新中となっている。20周年を迎えるサマソニ、10年ぶり3日間開催へ2000年8月、都市型フェスティバルとして産声を上げたサマーソニック。通称サマソニ。記念すべき最初の出演アーティストは、グリーン・デイ、ブルース・エクスプロージョンをヘッドライナーに迎えていた。その後もガンズ・アンド・ローゼズ、レディオヘッド、ブラー、オアシス、メタリカ、リンキン・パークら名だたるアーティストを誘致し続け、年々変化し続けた“サマソニ”は、今や世界的な音楽フェスティバルといっても過言ではない。そして迎える2019年は、20周年となる記念すべき年だ。アニバーサリーイヤーにふさわしく、10年ぶりに3日間開催で行われる。東京1日目(大阪3日目):B’z - サマソニ史上初の 日本人ヘッドライナー東京のスタート日(大阪3日目)にヘッドライナーを務めるのはB’z。数々の海外の大物がプレイして来たサマソニだが、待望の日本からの初ヘッドライナーだ。また、同じく初日を飾る日本人アーティストとして注目したいのは[ALEXANDROS]。日本を代表するロックバンドに昇りつめた彼らがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まる。その他、YUKI、The Birthday、クリープハイプ、Little Glee Monster、秦基博、HY、東京会場のみJUJU、WANIMAなども登場予定となっている。ウィーザー、ザ・ストラッツら豪華海外勢同日の海外勢には、初年度にも出演したウィーザー(WEEZER)が新作『ザ・ブラック・アルバム』とともにサマソニにカムバック。また、ポップ・アイコンのリタ・オラ、新作で世界的アーティストに成長したTHE 1975、トゥー・ドア・シネマ・クラブ(TWO DOOR CINEMA CLUB)、ザ・ストラッツ(THE STRUTS)らも参戦する。ブリットアワード新人賞を獲得したサム・フェンダー(SAM FENDER)、オーストラリア・パース出身のインディサイケバンド、サイケデリック・ポーン・クランペッツがサマソニで初来日を果たす。なお、8月18日(日)のサマソニ大阪には2018年に新作をリリースしたばかりのサイケデリック・ポップ・デュオ、MGMTが出演が決定した。東京2日目(大阪1日目):レッド・ホット・チリ・ペッパーズがヘッドライナー熱を帯びてきた2日目(大阪1日目)、レッド・ホット・チリ・ペッパーズがヘッドライナーを務める。2011年の東日本大震災の年、キャンセルもやむをえないと思っていた中でも熱いライブを繰り広げてくれた彼らが、再びサマソニのステージに立つ。そのほか、海外勢の注目ラインナップは、サマソニ最多出場記録を誇るパンク・バンド、ゼブラヘッド(ZEBRAHEAD)、パンクロックシーンの重鎮ランシド(RANCID)、ロック界のホープ ブリング・ミー・ザ・ホライズン(BRING ME THE HORIZON)、UK ロックシーンの成長株、キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメン(CATFISH AND THE BOTTLEMEN)、日本人オロノがヴォーカルを務める8人組多国籍バンド・スーパーオーガニズム(SUPERORGANISM)ら。日本勢も豪華!RADWIMPSやMAN WITH A MISSIONが参戦同日には、RADWIMPSやMAN WITH A MISSION、10-FEET、サンボマスターも参戦へ。さらに、ライブ活動を再開したマキシマム ザ ホルモンが満を持して登場する。また、世界の名だたるフェスでもその名を馳せるBABYMETAL、海外のインディーシーンでも高い評価を得ているCHAIらが登場。なお東京のみ、東京スカパラダイス・オーケストラ、大阪のみ川谷絵音率いるインディゴ ラ エンド(indigo la End)、ナオト・インティライミも出演する。東京3日目(大阪2日目):ザ・チェインスモーカーズ、2年ぶりの出演はヘッドライナーで最終日(大阪2日目)は、アメリカ発のデュオ、ザ・チェインスモーカーズがヘッドライナーとして参戦。2018年の日本ツアーでは東京で2万人、大阪で1万人を歓喜の渦に巻き込んだ彼らが、サマソニに2年ぶりとなる出演を果たす。そして、スペシャルゲスト枠としてZEDDが決定。ザ・チェインスモーカーズとともにダンスミュージックシーンの2巨頭が最終日を盛り上げる。ディスクロージャー(DISCLOSURE)、アラン・ウォーカー(ALAN WALKER)、ブロックハンプトン(BROCKHAMPTON)、ブラックピンク(BLACKPINK)(※東京のみ)ら来日勢も加わった。KREVAやSuchmosもステージへ!最終日を盛り上げる日本勢メンバーには、エレクトロ・ポップ・ユニットPerfumeや中田ヤスタカ/きゃりーぱみゅぱみゅのスペシャルユニットの姿も。そのほか、ソロ・デビュー15周年を迎えるKREVA、20周年を迎えるシンガーソングライターAI、小藪千豊率いる超個性派バンド・ジェニーハイらが名を連ね、最終日まで目が離せないラインナップだ。東京のみ登場するSuchmosや山崎まさよしらにも注目したい。2020年のオリンピックイヤーは開催されないことも決定しているため、2年分の豪華アーティストが集結。今後も続々と発表されていくアーティストは随時要チェックだ。「NF in MIDNIGHT SONIC」ザ・シネマティック・オーケストラらがサカナクションとコラボオールナイトイベント・NF in ミッドナイトソニック(NF in MIDNIGHT SONIC)が、8月17日(土)深夜23:00から朝5:00まで、幕張メッセにて開催。サマーソニック同様に20周年を迎えるミッドナイトソニックでは、サカナクションがアーティストとスペシャルコラボレーションを実施。2019年4月には日本で初のホールコンサートを行った、ザ・シネマティック・オーケストラ(The Cinematic Orchestra)、ロンドンを拠点に作曲家・プロデューサー・DJとマルチに活躍するフローティング・ポインツ(Floating Points)らがステージに出演し、ライブやDJパフォーマンスを披露する。ユニークなコラボTシャツが登場ドラえもんコラボグッズ第1弾として、「サマソニ×ドラえもん」Tシャツが登場。サマーソニック20年の歴史をドラえもんがタイムマシンに乗ってタイムトラベルするというコンセプトの下で制作し、Tシャツには歴代の“サマソ二ロゴ”とドラえもんの鈴をデザインしている。なお、キッズサイズでも登場するのでファミリーでの着用も可能だ。ワンピースコラボグッズ第2弾は、人気アニメ『ワンピース』のTシャツ&タオル。Tシャツの表面には、ルフィの名台詞をモチーフにした“ヘッドライナーに俺はなる!!”という意味合いの英文と、楽器を持ったキャラクター達のイラストを配置。また、『ワンピース』のオリジナルフォントで描かれる“サマーソニック”の文字も見逃せないポイントだ。フェイスタオルは、Tシャツと同じキャラクターたちのイラストと、夏にぴったりの涼し気な“海”カラーでデザインしている。出演アーティストのデザインも人気キャラクター以外にも、出演アーティストたちとコラボレーションしたデザインも登場する。B’z、ザ・チェインスモーカーズ、ウィーザー、フォール・アウト・ボーイの4組とタッグを組み、より一層気分を盛り上げてくれるようなTシャツを用意する。【詳細】サマーソニック(SUMMER SONIC)2019開催日:2019年8月16日(金)・8月17日(土)・8月18日(日) 開場 9:00~/開演 11:00~東京:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ大阪:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)■NF in ミッドナイトソニック開催日時:2019年8月17日(土) オープン・スタート 23:00 / クローズ 5:00会場:幕張メッセ【チケット情報】■東京会場(全券種売り切れ)価格:1DAYチケット 15,000円、3DAYチケット 39,000円プラチナチケット(サマソニ1DAY+プラチナ特典・枚数限定) 25,000円※プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク、会場間専用シャトルバスプレイガイド:e+、ローソンチケット、チケットぴあ、楽天チケット、CNプレイガイド、Yahoo!チケット、LINE TICKET他一般発売日:5月25日(土) AM10:00~■大阪会場(全券種売り切れ)価格:1DAYチケット 13,800円、3DAYチケット 36,000円、プラチナチケット 25,000円プラチナチケット(サマソニ1DAY+プラチナ特典・枚数限定) 25,000円※プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク一般発売日:5月25日(土) AM10:00~■NF in ミッドナイトソニック価格:NF チケット 8,500円(税込) ※枚数限定 ※優先入場特典先行販売期間:4月8日(月)12:00~5月24日(金)18:00一般発売日:5月25日(土) 10:00~出演アーティスト:SAKANACTION、AKUFEN、BATHS、THE CINEMATIC ORCHESTRA、D.A.N.、The fin.、FLOATING POINTS(DJ)、GOCOO、KUNIYUKI TAKAHASHI、TAYLOR MCFERRIN、WASHED OUT、Ichiro Yamaguchi +B2B(DJ)※出演アーティスト変更による払い戻しなし。※20歳未満は入場不可。※写真付きIDチェック有り。身分証明書必須。※NF in ミッドナイトソニックは、「サマーソニック東京3DAY チケット」、「サマーソニック東京 8/17(土)1DAY チケット・プラチナチケット」「NF チケット」のみ入場可能。■サマソニ × ドラえもん 特別コラボTシャツ通販での事前受取に加え、ローソン・ミニストップ店頭Loppi端末/HMV・HMV&BOOKS店舗での申込・事前受取が可能。自宅で受け取れる楽ちん配送または送料無しの店舗受け取りシステムなどが利用可能。詳しくは公式サイトを確認。■『ワンピース』コラボTシャツ&タオルアイテムによってサイズ感が異なるので、サイズ表を要確認。画像と実際の商品は色合い等、若干異なる場合があり。Tシャツは、通販での事前受取に加え、ローソン・ミニストップ店頭Loppi端末/HMV・HMV&BOOKS店舗での申込・事前受取が可能。自宅で受け取れる楽ちん配送または送料無しの店舗受け取りシステムなどが利用可能。タオルの事前販売は無し。当日会場にて販売予定。■アーティストコラボTシャツ会場限定発売。事前販売、当日会場引取予約は無し。公式URL:
2018年12月28日新海誠が監督を務める長編アニメーション映画『天気の子』が、2019年7月19日(金)に公開される。『君の名は。』の新海誠、最新作映画『君の名は。』でヒットを飛ばした新海誠。叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出した作品が、国内外を問わず多くのファンに支持された。3年ぶりとなる新作『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を"選択"していくというストーリー。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、不思議な力を持つ少女・陽菜。2人の恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界の人々へのメッセージとして描かれていく。メイン声優は醍醐虎汰朗&森七菜主人公・森嶋帆高(声:醍醐虎汰朗)物語の主人公は、離島から家出をして東京にやって来た高校生・森嶋帆高。声優には、舞台「弱虫ペダル」シリーズや映画『兄に愛されすぎて困ってます』に出演した醍醐虎汰朗を抜擢した。ヒロイン・天野陽菜(声:森七菜)帆高が出会う不思議な力を持った女の子・天野陽菜。声優は、『Last Letter』『地獄少女』の公開も控える森七菜が務める。須賀圭介(声:小栗旬)2020年公開予定の『ゴジラVSコング(仮)』でハリウッド進出が決定した小栗旬も参加。今回は、小さな編集プロダクションを営むライター須賀に声を当てる。須賀は、東京行きのフェリーで出会った帆高を住み込みで雇う。夏美(声:本田翼)持ち前の好奇心と探求心で取材に奔走する、須賀の事務所で働く女子大生・夏美は、多岐にわたるジャンルで幅広い活躍を見せる女優・本田翼が演じる。冨美(声:倍賞千恵子)下町に住む老婦人。帆高と陽菜にある頼みごとをする。天野 凪(なぎ)(声:吉柳咲良)陽菜の弟。小学生だが大人びた言動で、女子たちに人気。安井(声:平泉成)老刑事。都内で起きた事件を追い、須賀の事務所を訪れる。高井(声:梶裕貴)平泉成が演じる安井の相棒。捜査のために帆高たちの前に現れる。キャラクター原案は『君の名は。』に引き続き田中将賀キャラクター原案は、『君の名は。』に引き続き田中将賀が務める。さらに、作画監督はスタジオジブリ出身の田村篤、美術監督は『言の葉の庭』『BLAME!』の滝口比呂志と、日本アニメ界を牽引するスタッフが集結した。新海誠とRADWIMPSのタッグ再び『天気の子』の音楽全てを、『君の名は。』でタッグを組んだRADWIMPSが手掛ける。新海監督が自ら編集した予告編では、空や雨など、美しく繊細に描かれた新海ワールドに、新曲『愛にできることはまだあるかい』のメロディーが彩りを加えている。新海がRADWIMPSにオファーしたのは17年8月頃だったという。前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、前作以上に緻密で妥協のない作業が今もなお繰り返されている。映画の大切なシーンで、RADWIMPSが書き下ろした複数のボーカル曲と劇中音楽が使われる予定となっている。公開初日7月19日(金)午前0時に世界最速上映公開初日7月19日(金)午前0時に、「TOHOシネマズ 新宿」と「TOHOシネマズ 梅田」にて各1,000名を招待する世界最速上映を実施する。チケットは「ローソンチケット」にて抽選販売され、応募6月19日(水)正午から6月23日(日)23:59まで受け付ける。ストーリー「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった―。【詳細】映画『天気の子』公開日:2019年7月19日(金)原作:新海誠監督・脚本:新海誠音楽:RADWIMPS出演:醍醐虎汰朗、森七菜、小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴キャラクターデザイン:田中将賀作画監督:田村篤美術監督:滝口比呂志製作:「天気の子」製作委員会制作プロデュース:STORY inc.制作:コミックス・ウェーブ・フィルム配給:東宝■世界最速上映日時:2019年7月19日(金) 0:00~公開場所:TOHOシネマズ 新宿、TOHOシネマズ 梅田 ※各1,000名応募期間:6月19日(水)12:00~6月23日(日)23:59・チケット料金 ※別途手数料あり一般 2,100円、大学生・専門学生 1,700円(学生証要)、シニア(60歳以上) 1,400円障がい者手帳をお持ちの方 1,200円 ※要障がい者手帳プレミアラグジュアリーシート 5,100円※TOHO シネマズ 新宿のみプレミアボックスシート 3,100円抽選エントリー受付ページ:※劇場窓口での販売なし。
2018年12月21日阿部進之介が主演する、山田孝之初の全面プロデュース映画『デイアンドナイト』の主題歌を、本作のヒロインを務める清原果耶が歌唱することが決定。併せて本予告映像も到着した。■主題歌決定! 清原果耶×野田洋次郎のコラボ今回山田孝之プロデューサーが、この映画を締めくくるにふさわしい主題歌の制作を「RADWIMPS」野田洋次郎にオファーし、歌い手はどうすべきか、2人は話し合いを重ね「ボーカルは映画のヒロインはどうか」という野田さんの提案から、清原さんの起用が決定。清原さんは劇中の役柄である“大野奈々名義”で主題歌「気まぐれ雲」を歌唱。そして、野田さんが作詞・作曲・プロデュースを担当する。■歌詞に込めた思いとは…主題歌制作のオファーを受けたことについて野田さんは、「最後に流れる曲なので、映画を観た人が、何度も何度もこの映画を自分の中で反芻できる曲であってほしい、一生懸命生きている登場人物たちの姿が蘇ってきてほしいと思いました」と語り、「人生が思う通りにいっていない人たちの物語なので、“切実な願い”みたいなものを、ありのままに書きたいと思いましたし、ただ悲しいだけの曲ではない、強さが欲しいと思いました」と歌詞やメロディーへ込めた思いを明かしている。■主題歌担当に不安や恐怖も――一方、初めて主題歌を歌うことになった清原さんは、「とても驚きました。私自身、音楽に支えられ、沢山の影響を受けて生きてきたので、そんな大切で揺るぎない存在に今回お仕事として関わるということに感じたことのない不安や少しの恐怖すら覚えました」と言いつつ、「私がこの作品を愛し温めてきたことに嘘は無いという想いを握りしめ、こんなに素敵な機会を与えてくださった山田さんや野田さんはじめスタッフの皆さんに感謝し、私が出せる全力を尽くしたい、と挑戦させて頂きました」とコメント。そして「歌詞を頂いてから毎日ノートに歌詞を書き出しました。大野奈々として歌う。それ以前に歌は自分の経験や個性が色付いてしまうものだと思うので、野田さんが紡いでくださったこの歌詞を自分の言葉として歌えるようにと考えて、そういったことも取り入れながら練習しました」といった告白も。また、レコーディング直後には「なんとか無事に終わって良かったです」と安堵の表情を浮かべた清原さん。女優とのコラボレーションは初めてとなった野田さんも「ホッとしています。本当にやれてよかったです。良い歌が録れて満足です」と話していたそうだ。■山田孝之プロデューサーコメント・野田洋次郎さんに主題歌を依頼された想いDAY AND NIGHTの物語は奈々で終わります。しかし奈々の人生はこれからも続きます。これを表現するため、洋次郎に「奈々の気持ちになって歌詞を書いてほしい」と伝えました。彼はミュージシャンとしてはもちろん、芝居をする人間としても一流の表現者です。彼にお願いすれば奈々の気持ちと寄り添い、奈々の言葉として歌詞を書いてくれると思いました。・大野奈々として、清原果耶さんをボーカルに抜擢されたきっかけ(主題歌の作詞・作曲を野田洋次郎さんに依頼した際に、)洋次郎から「ヒロインの子に歌ってもらうのはどう?」と、素晴らしい提案をもらいました。これ以外に無いと思いました。■本予告到着さらに今回、本作の本予告も到着。映像では、児童養護施設で生活する少女・奈々(清原さん)が、明石幸次(阿部さん)に「彼女いんの?」と問うシーンからスタート。血まみれの女性が横たわる衝撃的な場面や、殴りかかる場面など、物語の世界観が少し覗ける映像となっている。『デイアンドナイト』は2019年1月26日(土)より全国にて公開。※1月19日(土)より秋田県先行(cinemacafe.net)■関連作品:デイアンドナイト 2019年1月26日より全国にて公開 ※1月19日秋田県先行公開©「デイアンドナイト」製作委員会
2018年12月06日RADWIMPSの写真展「雨と路と光」が、2018年12月5日(水)より、大阪・名古屋・東京の3都市にて順次開催される。本展は、2018年6月の国内ツアー「Road to Catharsis Tour 2018」、7月・8月のアジアツアー「RADWIMPS Asia Live Tour 2018」に同行したカメラマンのヤオタケシが撮影した写真を展示するもの。ライブの祝祭的なシーンからバックヤードの静かな風景、⻑いツアーにおける日常的な1コマまで、バンドのリアルに迫った生の瞬間を垣間見ることが出来る。コラージュなどを用いた会場構成・デザインを担当したのは、美術・カルチャーシーンで活躍する畑ユリエ。その特徴的な展示によって、1つ1つのシーンが絡み合い、物語が感じられるような世界に仕上げたという。また、ステッカーとブックマークがセットになったZINE(写真小冊子)、ポスター、Tシャツをはじめとするアパレルグッズなど、本展限定品を含む様々なアイテムが販売される予定だ。ZINE本体には、2018年6月に国内で開催された「Road to Catharsis Tour 2018」、7月・8月に開催された「RADWIMPS Asia Live Tour 2018」にカメラマンのヤオタケシが同行し、記録した瞬間が収録されている。【開催概要】RADWIMPS写真展「雨と路と光」■東京開催日時:2018年12月8日(土)〜12月25日(火) 11:00〜21:00会場:渋谷モディ6F HMV&BOOKS SHIBUYA「hmv museum」■名古屋開催日時:2018年12月6日(木)〜12月25日(火) 10:00〜21:00 ※最終日は18:00閉場会場:名古屋パルコ南館 8F 特設会場■大阪開催日時:2018年12月5日(水)〜12月16日(日) 10:30〜21:00 ※最終日は18:00閉場会場:梅田ロフト 4F イベントスペース※全会場、入場は閉場の30分前まで。入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料※チケットは各会場入口にて当日販売撮影:ヤオタケシ会場構成:畑ユリエ
2018年11月24日女優・桐谷美玲と「RADWIMPS」野田洋次郎が出演する、淡麗グリーンラベルの新CM「GREEN JUKEBOX 時篇」が、11月13日(火)より全国で順次放送スタート。一足先に、YouTubeにて動画が公開された。“発売17年目を迎える淡麗グリーンラベルの魅力をもっとたくさんの人にお伝えしたい”という想いから、多部未華子と「SEKAI NO OWARI」Fukaseが出演したCM「GREEN JUKEBOX」。今回の新CMは、そんな2人が登場し「RAIN」のオリジナルアコースティックバージョンを披露した「GREEN JUKEBOX雨篇」、「スターライトパレード」を同じくオリジナルアコースティックバージョンで披露した「GREEN JUKEBOX星篇」に続く第3弾。キャストを一新し制作された本CMだが、ストーリーはこれまでのシリーズ同様に展開。桐谷さんが草原の中、不思議なJUKEBOXに遭遇し、ボタンを押すと時が止まって野田さんが演奏する景色に変化。おいしいグリーンラベルと共にいいオフが楽しめる雰囲気を演出してくれる…というストーリーだ。新CMで使用されている楽曲は、社会現象にもなった『君の名は。』の主題歌として知られる「RADWIMPS」の「なんでもないや」。これも前シリーズ同様にオリジナルアコースティックバージョンで、さらに野田さんがピアノ弾き語りで歌い上げている。また、本CMを視聴した人たちから早速反応が。「緑の森の洋次郎 ピアノ弾き語り素敵」「景色… 桐谷美玲さん… 洋次郎の歌声と音楽… すべてが きれい」「桐谷美玲と野田洋次郎のCMとか俺得すぎる」「野田さんの声もCMの雰囲気もとてもいいなぁ~」「多部未華子になりたいって言ってたけど次は桐谷美玲になりたい」「野田洋次郎お願いだからそこ代わってくれ」といった声が寄せられており、早くも話題となっている。淡麗グリーンラベル新CM「GREEN JUKEBOX 時篇」は11月13日(火)より各キー局にて順次全国放送予定。※60秒CMはウェブ上のみで放送予定(cinemacafe.net)
2018年11月12日西加奈子が直木賞受賞後の第一作目に書き下ろした、子どもと大人の狭間にいる思春期の成長物語を実写化した『まく子』から、謎の美少女転校生とある家族の姿をとらえた特報が完成した。『ちょんまげぷりん』で映画デビューを飾り『真夏の方程式』に出演した山崎光を主演に迎え、自身主演の『光へ、航る』を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が記憶に新しい草なぎ剛のほか、「半分、青い。」の須藤理彩、「RADWIMPS」の「狭心症」MVでも注目を集めた新音(にのん)が出演する本作。手掛けるのは、長編第一作目『くじらのまち』が数々の賞を受賞した新進気鋭の若手監督・鶴岡慧子。完成した特報映像では、子どもと大人の狭間にいる慧(山崎光)を中心に、謎の美少女転入生・コズエ(新音)、そして草なぎさん演じる慧の父・光一と、須藤理彩演じる慧の母・明美の家族の姿を、それぞれ瑞々しく映し出す。そしてこの家族とコズエを通して、現代を生きる大人たちへ「信じること、与えること、受け入れること、そして、変わっていくこと」というナレーションと共に、子どもも大人もいくつになっても“変化”していくことは、自分自身と向き合いながらも楽しめることという想いが込められている。原作「まく子」の発売当時、著者の西加奈子は、「大人になりたくない子どもたちに、そして、大人になりたくなかったかつての子どもたちに読んでもらいたい、そう思いながら書きました」とコメントを発表しており、その意思がどのように映画に受け継がれているか注目したい。また、特報の最後では、コズエが慧の耳元で囁く、ある衝撃的なセリフで締められ、物語のキーパーソンであることを強く印象づけるものとなっている。閉ざされた小さな町に、少女は何をまいたのか。物語の展開が少し覗ける映像はこちらから確認してみて。『まく子』は2019年3月より、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:まく子 2019年3月、テアトル新宿ほか全国にて公開予定©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
2018年09月28日吉沢亮&安田顕が出演するロッテ「ポリフェノールショコラ」のWEBドラマ「ポリフェノールラブ」が全篇公開され、この2人から猛アプローチされる展開に「激ヤバすぎ」「どういう徳を積めば…」「連ドラ化してくれないかな?」とファンたちは騒然。また、菅田将暉が漫画の原作者、小松菜奈が作画家を演じる「niko and ...(ニコアンド)」の新WEBムービー「カケル」も公開された。静かな一軒のカフェを舞台に展開された前作「君とノートとコーヒーと」に続く第2弾で、より動きのある“熱い”ストーリーとなっており、話題を呼んでいる。こうしたWEB限定のプロモーション動画が、豪華なキャスティングや短編映画並のクオリティであることはもはや当たり前。そのうえ、お馴染みのCMでは新シリーズがスタートしたり、注目キャラが加わったりと新展開が続く。いずれも、今年大活躍を見せるブレイク俳優たちが顔を揃えている。新木優子×山戸結希監督で紡ぐ「毎日、思ってた」『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が大ヒット中の新木優子が主演する、カネボウsuisai WEBドラマ秋編「毎日、思ってた」が公開中。2017年秋と2018年春に公開して好評となったWEBドラマの続編で、いずれも公開2週間で100万回の再生数を突破、今作は9月20日現在で143万回を超えている。新木さんといえば、ドラマ「トドメの接吻(キス)」や「チヤ☆ダン」にも出演したほか、吉沢さんと共演する『あのコの、トリコ。』が10月5日(金)に公開。さらに、10月8日スタートのフジテレビ月9ドラマ 「SUITS/スーツ」にも出演する。原作の米国ドラマでは英国王室のメーガン妃が演じていた人気キャラ・レイチェルに相当する役というだけに、期待が高まる。今回のWEBドラマでは、ちょっとした気持ちのすれ違いから、交際中の恋人に対して壁を感じている主人公のブライダルプランナー・優子が、素直な言葉と態度でその壁を乗り越えようと成長する姿が描かれる。SNS上には「新木さんの演技にキュンとした」「好きな人に素直になろうと思った」「相手を好きだという気持ちは、毎日伝えて行こうと思った」といった声が続々。スキンケアという日常の些細なきっかけから、気持ちが前向きになり、自分を変える小さな一歩を踏み出す現代女性の姿が、新木さんの瑞々しい演技とファンタジックで繊細な映像で紡がれる。監督・脚本を務めるのは、『5つ数えれば君の夢』『おとぎ話みたい』で2015年、第24回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞した山戸結希。「乃木坂46」「Little Glee Monster」「RADWIMPS」のMVや、菅田さん&小松さん共演の『溺れるナイフ』でも知られ、「女の子に魔法をかけてくれる映画監督」とも呼ばれている。中村倫也、学校の人気者先生に!「ニキビ一緒に治そうProject」思春期だけでなく、大人にとっても天敵のニキビ。ニキビ治療の総合情報サイト「ニキビ一緒に治そうProject」では、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で“マアくん”こと朝井正人役を務め、全国区で注目度が急上昇中の中村倫也が出演するWEBショートドラマが公開されている。中村さんが扮するのは、学校で密かに人気のある先生。なのに、優れた“鈍感力”により全くそれに気づいていないという設定で、まるで“マアくん”のゆるふわ感が増大して先生になったような感じだ。ニキビができてしまったことから揺れる乙女心と、超絶鈍感な先生とのドキドキ、ワクワク、キュンキュンするやりとりは必見。中村さんももっと演じたかったと語っているが、「もっと見たい」人も多いはず。ぜひこちらから、チェックしてみて。2018年は上半期だけで、朝ドラと映画『孤狼の血』『伊藤くん A to E』、「崖っぷちホテル!」など7本もの映画・ドラマに出演。特に、妻に浮気をされ、怒りと狂気をむき出しにする「ホリデイラブ」の“わたるん”が話題となった。10月には、主演・波瑠の“仕事のデキる”彼氏を演じる『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』も控えている。浜辺美波、星野源&新田真剣佑&長谷川博己とドコモ新シリーズに昨年『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれた浜辺美波は、今年、中村さんと名コンビを築いた「崖っぷちホテル!」や、ドラマseason2放送&映画化が決まった「賭ケグルイ」、竹内涼真に胸ボンババぼんの映画『センセイ君主』などでさらに注目を集めた。数々の福田雄一作品でおなじみの超個性派・佐藤二朗が“Mr.リスク”を演じて、多忙な浜辺さんのCM撮影現場に密着する(!?)JA共済のWEB限定プレミアム動画「撮影」篇が、また面白い。佐藤さんはここでもキャラ全開でやりたい放題だが、それにつき合う浜辺さんにもコメディエンヌとしての才能が覗く。さらに、9月3日に発表されたNTTドコモの新CMシリーズに星野源、新田真剣佑、長谷川博己とともに参加することに。舞台は、様々なキャラクターが集まる世界“キャラまち”。そんな世界の片隅にいるイマイチ人気のないキャラクター、ドニマル(新田さん)、コスモフ(長谷川さん)、モンジュウロウ(浜辺さん)が、プロデューサー・星あゆむ(星野さん)のもとで人気者になる夢を追いかけるというが…。どこかゆる~いキャラクターたちと、これまでとは全く違う世界観で描かれる新シリーズに期待は尽きないうえ、浜辺さんはロッテ「ガーナチョコレート」の“新3人娘”に山田杏奈、久間田琳加と選ばれており、新CM女王となっていく可能性も高い。最旬俳優・井之脇海、「大人まる子」で“丸尾君”に先日、見事な最終回を迎えたドラマ「義母と娘のブルース」(略して、ぎぼむす)では、みゆきの幼なじみでイケメン高校生に成長した大樹役を好演、ファン層をさらに広げた井之脇海。このところ、連続テレビ小説「ごちそうさん」や「ひよっこ」、映画『帝一の國』、そして大河ドラマ「おんな城主 直虎」では菅田さんの相方・小野万福を演じて、じわじわと存在感を見せてきた彼がついにブレイク。そんな井之脇さんが、吉岡里帆が22歳になった大人のまる子に扮する「ちびまる子ちゃん」実写化シリーズ、ダイハツ「ミラ トコット」のCMに参戦。なんと演じるのは、「ズバリ、○○○でしょう!」が口グセの、22歳になった“丸尾君”だ。「ぎぼむす」の大樹のように立派なイケメンに成長していた大人“丸尾くん”は、サラリーマンになるという堅実な夢の持ち主だったが、いまではノーベル賞を目指すべく、地元の大学院に通っているのだとか。9月14日に公開されたWEBムービー「ボウリング篇」では、「半分、青い。」で注目された奈緒が扮する“たまちゃん”、「アンナチュラル」「紺田照の合法レシピ」の竜星涼が扮する“花輪クン”という、最旬豪華キャストでボウリング!黙っていれば(?)メガネ姿がキュートな丸尾君だが、運動音痴は大人になっても相変わらずのようで…。なお、竜星さんといえば、芸人のゆりあんレトリィバァと胸キュン共演する人気シリーズ、ロート・肌ラボ極潤「恋する肌キュンムービー」も好評。累計で1,000万回再生されている同シリーズの第4弾が9月17日に公開されたばかり、ついに女子高生・ゆりやんと幼なじみ・竜星くんの恋が完結する!?ネクストブレイク候補の新星たちも続々加えて、これから来るであろうネクストブレイク候補の新星たちにも注目。若手女優の登竜門といわれる“ポッキーガール”の座を新たに射止めたのは、現在16歳の注目女優・南沙良。なんと、母親役は宮沢りえ、父親役は大倉孝二、さらに映像を彩る音楽は「B’z」の「マジェスティック」という豪華さ。WEBムービー「『ポッキーと、とある家族の物語』ポッキー何本分話そうかなデビュー篇」が現在WEB公開されており、今後のシリーズにも期待が持てそう。南さんは、「nicola(ニコラ)」専属モデルであり、国内外で評価された『幼な子われらに生まれ』で映画初出演。今年、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で吃音の高校生という難役で映画初主演を務めあげ、新作『無限ファンデーション』の公開を11月17日(土)に控えている。また、クラシコムが運営するネットショップ「北欧、暮らしの道具店」が創り上げたオリジナル短編ドラマ「青葉家のテーブル」は、見逃すことのできないハイクオリティのWEBドラマ。話題作に欠かせない女優・西田尚美が主演を務め、シングルマザーの青葉春子とその息子リク、春子の歳の離れた友達めいことその彼氏ソラオの、ちょっと複雑な同居生活を描く。青葉家の家訓は「何をしてもいいから、夜ごはんは家族そろって」。シンプルだけれど美味しそうな食事が並ぶ食卓で、第1話「トモダチのつくりかた」では“中学2年で友達0人”のリクの友達づくりが描かれる。“クズ男”役ではない忍成修吾が珍しい上うえ、子役として活動してきた寄川歌太に、『幼な子われらに生まれ』で浅野忠信と寺島しのぶの娘役を演じた鎌田らい樹という注目株も。TVCMとはまた違った世界観が覗けるWEBドラマやWEBムービー。最旬ブレイク俳優たちの、まだ見たことのない姿を確かめてみては?(text:Reiko Uehara)
2018年09月25日9月5日の正午過ぎ、都内の神社である結婚式が執り行われていた。神社の職員やスーツを着た関係者が境内を見回る物々しい雰囲気のなか、現れたのは松田翔太(33)・秋元梢(31)夫妻だ。松田は紋付き袴の凜々しい姿で、隣に立つ秋元は美しい白無垢姿。二人は嬉しそうな笑みを浮かべながらも、少し緊張している様子だったという。「境内には外国人観光客と参拝客が数人いるだけでひっそりとしていたのですが、突然のビッグカップル登場に皆さん騒然としていました。厳戒態勢だったのでちらっとしか見られませんでしたが、2人ともとても幸せそうでした」(居合わせた参拝客)台風21号の縦断から一夜明けたこの日、空は青々と晴れ渡っていた――。伝説の名優・松田優作(享年40)を父に持つ松田と、「ウルフ」の愛称で親しまれた先代九重親方(享年61元横綱・千代の富士)を父に持つ秋元。“最強の2世カップル”とあって、披露宴は驚くほどの超豪華ぶり!宴が行われたのは東京・日比谷にある帝国ホテル。実に、5百人以上が出席したという。「芸能界、スポーツ、ファッション業界などの様々な著名人が顔をそろえました。司会を務めたのは芸人の小藪千豊さん(45)。彼が座席を回っての友人挨拶では、北島康介さん(35)や寺島進さん(54)、佐藤浩市さん(57)、佐野史郎さん(63)、夏木マリさん(66)、などがお祝いのコメントをしていました」(ホテル関係者)そんな出席者たちの中でも大きな注目を浴びたのは、05年に放送されたドラマ『花より男子』(TBS系)で松田と共演した嵐の松本潤(35)、小栗旬(35)、阿部力(36)ら『F4』の面々。この日の“再集結”には、会場も沸いた。「松本さんは『おめでとうございます!』と2人を祝福。小栗さんも『花男のときからずっと見てきたけど、本当に立派な役者になった!』と絶賛していました。席次の組み合わせが面白くて、F4のテーブルには瑛太さん(35)や木村カエラさん(33)、永山絢斗さん(29)らが。川谷絵音さん(29)のいるテーブルにはBUMP OF CHICKENの藤原基央さん(39)や米津玄師さん(27)がいっしょ。綾野剛さん(36)と同じテーブルには浅野忠信さん(44)や中村獅童さん(45)、市原隼人さん(31)らが同席していました。北島康介さんと吉田秀彦さん(49)が向かい合うスポーツ選手枠のテーブルもありました」(前出・ホテル関係者)さらに、豪華ミュージシャンによる歌のサプライズも!「松田さんとCMで共演した桐谷健太さん(38)が『海の声』を熱唱。その他にもAIさん(36)が『Story』を、RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さん(33)が『告白』を熱唱。フェスでも見られないような超豪華ライブに、秋元さんも目を潤ませていました」(披露宴出席者)二度と見られない豪華メンバーが集まった今回の挙式。“平成最後の大披露宴”と語り継がれることだろう――。
2018年09月11日ラフォーレ原宿でミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念した「ディズニー ミッキーマウス 90周年コレクション|ラフォーレ原宿」が8月23日からスタートした。初日から9月17日の期間は、ラフォーレ原宿にゆかりのあるクリエイターたちによるポップアップショップもオープンする。©Disneyミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念し、ミッキーマウスをメインとした限定商品企画を展開。館内約50ショップにて、ミッキーマウスやミニーマウスのオリジナルファッションアイテムを制作し、期間限定販売する。参加店舗は、a. axes femme、merry jenny、Crisp、POU DOU DOU、E hyphen world gallery、RID.DLE FROM、evelyn、RNA MEDIA、Heather、X-girl HARAJUKU、Kailijumei、カオリノモリ、LOWRYS FARM、Dot and Stripes CHILDWOMAN、Lycka、 l’atelier du savon、OLIVE des OLIVE、MILKFED. HARAJUKU、one after another NICE CLAUP、Dickies、PAGEBOY、Cherie Mona、Ray Cassin、Maison de FLEUR、rivet & surge、PARIS HOUSE、AS KNOW AS PINKY、RoseMarie seoir、JEANASIS、FRAPBOIS、MAJESTIC LEGON、gomme、Ank Rouge、Né-net、An MILLE、CIVARIZE、Babypink、HARE、BATTY GARAGE BY AYMMYS、Angelic Pretty、Ciara、ATELIER PIERROT、DOUBLE NAME、Metamorphose HARAJUKU、F i.n.t、MIHO MATSUDA HARAJUKU STORE、jouetie、MRcorset、LEBECCA boutique our vintage style from Tokyo、NILE PERCH。©Disneyラフォーレ原宿2階のCONTAINERでは、8月23日から9月17日の期間で、ラフォーレ原宿にゆかりのあるクリエイターたちによる作品展示とオリジナル商品の販売、ミッキーマウス90周年アイテムの先行販売などを行うポップアップショップもオープン。©Disney参加クリエイターは、キャンペーンビジュアルを手掛ける吉田ユニ、ファッション雑誌や広告、多くのミュージシャンや俳優、ショーのヘアメイクを担当する小西神士、2015年からラフォーレ原宿の年間広告メインビジュアルのアートディレクターを務めるスティーブ・ナカムラ(STEVE NAKAMURA)、サカナクション山口一郎が率いるNFでクリエイティブディレクターを務めるスタイリストの三田真一、RADWIMPSなどのCDジャケットやミュージックビデオを手掛けるアートディレクターの矢後直規、アートディレクター・YOSHIROTTENが代表を務めるクリエイティブチーム、ヤール(YAR)。©Disney©Disney©Disney限定商品等の詳細は、オフィシャルサイト()でチェックできる。【イベント情報】ディズニー ミッキーマウス 90周年コレクション|ラフォーレ原宿会期:8月23日〜9月24日会場:ラフォーレ原宿住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6POP UP SHOP会期:8月23日〜9月17日会場:ラフォーレ原宿 2階 CONTAINER住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6最終更新: 8月30日
2018年08月30日映画『楽園』が2019年10月18日(金)に全国ロードショー。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を主演・綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ほか出演で映画化する。監督は『64-ロクヨン-』の瀬々敬久。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」が原作原作は、『悪人』『怒り』と映画化が続く吉田修一の「犯罪小説集」。吉田自身「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて。」と表現した5つの短編集の中から「青田Y字路」と「万屋善次郎」の2作品を組み合わせ脚色。映画『楽園』では、原作とはひと味違ったオリジナルのストーリーが展開される。Y字路で起こった少女失踪事件物語の舞台は、青田が広がるとある地方都市。屋台や骨董市が溢れ、祭客でごった返したある夏の日、Y字路で少女疾走事件が起こった。必至の捜索活動が行われるもの、少女の行方は知れぬまま。空しくも事件は未解決のままとなり、疾走した少女・愛華と直前まで一緒だった、親友・湯川紡(つむぎ)は、この事件を機に心に傷を抱え、罪悪感を感じながら成長していく。そして12年後のある夜、後方から迫る自動車に動揺して転倒した紡。そんな彼女を助けたのが、青年・中村豪士(たけし)だった。幼き頃、母に連れられ日本へとやって来た豪士もまた、孤独な日々を過ごしていた。紡と豪士はそれぞれ互いの不遇に共感し合い、心を開いていく。しかし、そんな矢先、再び悲劇が。あのY字路で一人の少女の消息が途絶えた。容疑者として名が上がったのは豪士。住民の懸念が一気に豪士へと浴びせられ、追い詰められた彼は街へと逃れるが…。綾野剛×杉咲花主演・豪士を演じるのは、吉田修一原作『横道世之介』『怒り』に続き三作品目の出演となる俳優・綾野剛。そして、Y字路での少女失踪事件をきっかけに心に深い傷を抱えながらもがき生きる少女・湯川紡役は、杉咲花が担当する。杉咲花が演じる紡は、原作「青田Y字路」の登場キャラクターとは一味違った形で描かれる。杉咲花から綾野剛へ、リレーインタビュー映画『楽園』を公開前に、「ずっと共演したいと思っていた」と話す綾野剛、杉咲花にインタビューを実施。後輩俳優から先輩俳優へバトンを繋ぐリレーインタビューを通して、互いの印象や映画『楽園』にまつわるエピソードにフォーカスを当てる。杉咲花「こんな形で現場に行ったのは初めてでした」Q.杉咲さんが演じた紡(つむぎ)は、原作に登場するキャラクターではありますが、映画『楽園』では全く異なる形で描かれていますね。杉咲: はい。台本をいただいた際に、原作を知って、半分くらい読み進めたのですが、台本から感じた紡の印象と、原作の紡をうまくリンクさせることができなくて。台本から受ける印象を大事にしたいなと思い、作品に入る前、敢えて原作を読まずに臨むことにしました。Q.台本を読んだ時に受けた紡のイメージとは?杉咲:正直今回は、紡がわかりそうでわからなかったです。Y字路の写真をいただいてその写真を見るようにしたり、失踪事件でいなくなった愛華ちゃんのことを考えたりとかはもちろんしましたが、理解できそうで紡がすごく遠いところにいる感じがしました。今まで演じる役の気持ちがわからないまま、現場に入ってはいけないと思っていましたし、それは失礼ではないかという考えが自分の中にありました。抽象的なシーンや台詞も多いので、考えれば考えるほど、紡の気持ちや役作りの方法がわからなくなっていきました。そんな時、ふと紡の台詞「わからなくたっていい」という言葉を思い出しました。わからないまま一回やってみようと、こんな形で現場に行ったのは初めてでした。Q.現場に行って気持ちの変化はありましたか?杉咲:こういう考え方、お芝居の入り方もあるんだなと思いました。台本を読んだ時には不安だったシーンも、いざ現場に入ってみると、自分では想像がつかなかった気持ちになって演じることができましたし、不思議な体験をしました。Q.新しいお芝居の仕方を見つけられたのですね。杉咲:はい、今回は現場の過ごし方も新しい方法を試してみました。これまでは、カメラが回っていないときも、役としての感情をずっと持ち続けている方が楽だと思っていたんです。でも、そうじゃないやり方を試してみよう、カメラが回っていないときは、普通でいようと。そうしたら、綾野さんはカメラが回っていないとき、まさに理想の形で過ごしていらっしゃっていて。ものすごく役に入り込まれる方かなと勝手に思っていたので、全然違ってびっくりしました。Q.ずっと願っていた綾野さんとの共演はいかがでしたか。杉咲:こんなに早いタイミングで、一緒にお仕事させていただくことができて、とても嬉しかったです。私自身色々と作品を見させていただき、憧れの人でもありました。ただ、今回綾野さんが演じた豪士は難しい役柄でしたし、どんな感じで現場にいられるかわからないので、話とかはきっとできないだろうなと思いながら、ドキドキして現場入りしました。でも、クランクインの日から一緒に話そうよと声をかけてくださり、色々と話をすることができました。私は、役として気持ちを保ち続けないことでしんどい場面もあったのですが、自然とそれをやられている綾野さんを見て、改めてすごいなと思いましたし、勉強になりました。綾野剛へバトンタッチQ.杉咲さんの印象を教えてください。綾野:初めて会ったのは、日本テレビ系列のテレビドラマ「妖怪人間ベム」。ワンシーンだけですが共演しました。その時から持っているエンジンはすごかったですよ。その後、授賞式などで再会しました。改めてご挨拶して、「何か一緒にやりたいね」って話したら、「はい、やりたいです」って。「共演するならどんな役がいい?」って尋ねたら、「誘拐される話がいいです」って(笑)。「僕が杉咲さんを誘拐するの?」って聞いたら「はい」って答えたんですよ。今でも忘れられないですね。そのときから、着眼点が違う、自分と人の能力を活かそうという考えがズバ抜けて長けていました。元から杉咲さんに対して、敬意を持っていましたが、実際に現場に入ってみると、すごく繊細に時に大胆に、自分の紡という役をちゃんと見つめている杉咲さんの姿を見て、改めて魅力的な女優さんだと確信しました。Q.杉咲さんは綾野さんの現場での姿に感銘を受けたようですが。綾野:杉咲さんは潜在的にちゃんと自分のスイッチを持っている人ですよ。コントロールするっていうあざとさではなくて、その場の空気をちゃんと大切にできる人。ずっと役に入り続けることもできますが、何でもないときは話をしたりコミュニケーションもとれる。今回、僕と杉咲さんは、ちゃんと心を通わせないといけなかった。杉咲花という人と、時に鏡のように照らし合わせて、ちゃんと向き合って作品を作っていけたと感じています。Q.ところで、原作・吉田修一さんの「犯罪小説集」は読まれましたか。綾野:小説が原作の場合、元々読んでしまっている場合は仕方ないのですが、基本的には撮影前には読まないです。台本は設計図のような形で、おおまかなことしか書かれていないのですが、小説は、おおまかだとストーリーが伝わらないので、事細かに書いている。どんな服を着ているか、どんな表情をしているかはわからないのに、感情がたくさん描かれている。なので、良くも悪くも引っ張られてしまうんです。ある種の演出なんですよ、小説って。原作を読んでも引っ張られない人もいるとは思うのですが、僕は単純というか、引っ張られちゃうこともあるんです。豪士(たけし)がどう生きなきゃいけないかっていうのは、ある意味その場の判断でいい。何の恥じらいもなく、感覚で読み取ったニュアンスとディテール。特にこの作品にはこれが重要だと思ったので、なるべく書かれてあることに自分がコントロールされないためにも触れない方がいいなと思っていました。Q.役作りにあたって原作は必要ないということでしょうか。綾野:場合によりますね。漫画原作だとキャラクターが明確なので、原作をしっかりと読んで、そのキャラクターの癖みたいなものだったり、ある程度ルールが決まっている中で、キャラクターに寄せていきながら、心情みたいなものを人物化していくことがとても大切だと思うんです。けれど小説原作の場合、先にも話したように僕は登場人物の感情に惑わされてしまうので。僕が原作を手に取るときは“役柄の取扱説明書”としてですかね。Q.取扱説明書?綾野:今回の場合だと、杉咲さんとのシーンも経て、撮影中盤くらい「もう大丈夫だな」と思ったときに、実は原作を手にしたんです。それは僕が豪士という役柄を生きていて、主観を貫こうとしたときに、これは正しいのかっていう、合っているか合っていないかの確認できる取扱説明書、いわば“精神安定剤”として捉えているからです。Q.実際に新しい発見はありましたか?綾野:読んでみて驚かされたのは、(豪士のシーンで表現されていた)「内股」っていうワード。僕は、脚本の段階で豪士が内省の強い人物なのではかと思い自然と内股で演じていたので、自然と吉田さんが見たい豪士の姿を感じていたんだろうなって、少し安心しました。杉咲さんが演じた紡に関しては、全然違った描かれ方をしていたので、原作の中にある紡のモチーフを自分が捉えてしまっていたら、臆病になってしまったと思います。原作に触れなかったからこそ、杉咲さんが目指す紡を、真正面から受け止められた。Q.小説原作の映画の面白さとは?綾野:いま映画作品の多くは、見る方々にダイレクトに伝わる表現方法が選ばれがち。それでいい作品もたくさんありますが、この作品のように、ダイレクトに語らずとも匂いで醸し出てくる作品も重要だと思います。Q.役作りにおいて大切にしていることはありますか?綾野:土地。土地(=撮影現場)を共演者と捉えていて、最終共演者である土地がどういった存在をしているのか、それをきちんと受け止めるためにも、なるべく真っ新な状態で撮影現場に入っていきたいという感覚を持っています。本作では、土地が持っている魔力や不安定さ、歪みが豪士(たけし)のあの状況を引き起こしている。彼がもっと違う環境で育っていれば、違った未来があった。今の豪士を生み出した土地は、いかほど歪んでいるのか。どれほど閉塞感があるのか。行ってみたら強烈で、どこにも自分の所在がない、何もないっていう感覚に襲われて。自発的に役作りを行ったというよりは、土地や環境から吸収し土地から吸い上げて役作りを行ったっていう感覚に等しいですね。インタービューの最後、綾野剛、杉咲花に同じ質問を聞いた。不遇な運命をたどる青年と少女を描きながらも作品のタイトルは「楽園」。原作タイトルとも異なる、映画タイトル「楽園」をどう思いますか?杉咲:なぜ「楽園」かはわからなかったのですが、瀬々敬久監督の「人はみんな生きていれば、楽園を探している気がする。」というコメントを読んで、なるほどなと思いました。たしかに紡もきっと楽園を探していたと思いますし、(登場人物)みんな楽園がないからどうしていいかわからなくて。でも、紡はきっと自分の力で楽園を作っていくんだと思います。綾野:豪士にとっての楽園は明日が来ること。僕達は生活をしていて、明日が来ることって当たり前になっていますが、彼は「今日も生かされた」と朝日を見て感じていた。愛華ちゃんには明日がこない。あの日から環境が全く変わっていない、そんな中でも豪士には残酷なほど明日が向かって来る。それでも、自分が明日を迎えられたという証明は、明日が来てくれることでしか生まれない。彼にとっての楽園は、朝日が昇るということだったのではないか?と思うんです。それくらい豪士はギリギリだったと思いますよ。映画『楽園』を観て、豪士のような人たちが世の中にはたくさんいることに気付いてもらいたい。気付いていても何もできないことが多く、もっと言ったら、気付かれることないまま終わってしまことがたくさんある。豪士を含めて登場人物に共通しているのは、誰も抱きしめられていないこと、誰にも見つめられていないこと。やっぱり本質的に大事なのは、人と人が見つめ合う、認知し合うということだと思います。人は人に見つめられ初めて人になりますから。こういう人達を見かけたら、その人たちの存在に気付いて欲しい。あまりに近くにいるのであれば、抱きしめて欲しいし寄り添ってあげてほしいと思います。未来はそこからです。村八分になった孤独な男が登場し、衝撃のラストへまた、映画『楽園』では、綾野剛演じる豪士、杉咲花演じる紡に加えて、Y字路につづく集落で暮らす養蜂家・田中善次郎にもフォーカス。亡き妻を想いながら、愛犬レオと穏やかな日々を送っていた善次郎だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり村八分に。村人から拒絶され、孤立を深めた善次郎は、次第に正気を失い、想像もしなかった事件へと発展する。そして、Y字路で起こった2つの事件、容疑者となった青年、傷ついた少女、追い込まれる男、3人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。「楽園」を求めるものたちに突き付けられる、衝撃の事実とは…。田中善次郎を演じるのは、瀬々敬久監督作品『64-ロクヨン-』で圧巻の演技力を見せつけた佐藤浩市だ。映画『楽園』そのほか登場人物藤木五郎:柄本明幼女誘拐事件の被害少女の祖父。野上広呂(ひろ):村上虹郎紡に想いを寄せる幼馴染。久子:片岡礼子善次郎の身を案じる女性。そのほか、豪士の母・中村洋子役に黒沢あすか、五郎の妻・藤木朝子役に根岸季衣、善次郎の亡き妻・田中紀子役に石橋静河と、豪華かつ個性溢れるキャスト陣が集結する。原作者・吉田修一吉田修一は、1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビューを果たし、その後も「パーク・ライフ」で第127回芥川賞、「悪人」で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞を受賞するなど多数の受賞歴を持つ、ベストセラー作家だ。彼の作品は今までも多数映像化されており、2007年には妻夫木聡と深津絵里主演で『悪人』、2014年には渡辺謙主演で『怒り』が映画化。いずれも大ヒットを記録した。上白石萌音が主題歌を担当、RADWIMPSの野田洋次郎が作詞・作曲主題歌「一縷(いちる)」を歌い上げるのは、上白石萌音。また作詞・作曲は、RADWIMPSの野田洋次郎が手掛けた。映画『君の名は。』でRADWIMPSによる主題歌「なんでもないや」を上白石がカバーして以来親交のある2人だが、野田が上白石の為に楽曲を提供するのは初となる出来事。そのタイトル通り、登場人物たちが探し求める“ひとすじの光”をイメージした「一縷」は、美しい旋律で作品の世界観を盛り上げていく。『楽園』あらすじある地方都市で起きた少女失踪事件。家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたり。だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して事態は急変する。一方、そ の場所にほど近い集落で暮らす善次郎は、亡き妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていた。だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤独を深める 次第に正気は失われ、誰もが想像つかなかった事件に発展する。2つの事件、3つの運命、粗衣の陰に隠される真実とはー。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだもの の運命とはー。【作品情報】映画『楽園』公開日:2019年10月18日(金)原作:吉田修一「犯罪小説集」(KADOKAWA刊)監督・脚本:瀬々敬久出演:綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、石橋静河、根岸季衣、柄本明主題歌:上白石萌音「一縷」(ユニバーサル J) /作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎配給:KADOKAWA
2018年08月24日山田孝之と菅田将暉のW主演でおくる金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)の第4話が8月17日深夜オンエアされた。毎話、映像美と豪華ゲストに注目が集まっている本作だが、今回は「RADWIMPS」野田洋次郎がゲスト出演、その“衝撃的”な役柄にネットがざわめいている。気鋭のベストセラー作家・本多孝好が山田さんと菅田さんのために当て書きした完全オリジナルストーリーである本作。山田さん演じる坂上圭司と菅田さん演じる真柴祐太郎は依頼人の死後、不都合なデジタル記録をすべて内密に抹消する仕事をしているのだが、任務を遂行しようとするたび様々な問題に巻き込まれ、依頼人の死に隠された真相とその背景を解き明かすことになっていく…という物語。若手俳優を代表する存在ともいえる山田さん、菅田さんの共演だけあって、1話の放送後から2人の演技を讃える声とともに、「画面の色みが好き」「映画見てるみたい」などその映像の美しさにも絶賛の声が集まっている本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。注目の第4話で山田さん演じる圭司が幼い頃憧れていた天才超能力少年・日暮裕司から謎のメールが届き、普段は依頼者のデータに手をつけることを嫌がる圭司だが、今回は積極的に依頼者から預かったデータを開く。そこには子どもが色鉛筆で描いたと思われる絵が数点格納されていた。日暮の死亡確認に行くと日暮は末期の肺がんで亡くなっていた。少年時代天才超能力少年ともてはやされた日暮だが、ある少女からの失踪した母を探してほしいという依頼で“やらせ”が発覚しTVから追われることに。「dele. LIFE」に託されたデータこそが“真実の霊視”だと気づいた2人は千葉の内房へと向かう…というストーリー。実は日暮は幼い頃超能力を気味悪がった母親に捨てられており、同じように母を失った少女に共感していたのだが、霊視で見えたのは少女の父親が母親を殺したという事実。日暮は少女を傷つけまいと嘘の絵を描いていたのだった…というラストで幕を閉じた。今回は「RADWIMPS」の野田さんが日暮役でゲスト出演。日暮は冒頭で亡くなってしまうのだが、ドラマの要所要所で“霊”となって出演。「野田洋次郎さんめっちゃいい役、合ってる」といった声とともに、“霊”としての出演シーンに「小心者だから野田洋次郎(霊)が映る度に悲鳴が出そうになる」などの反応も多数。また日暮に霊視を依頼した少女(現代ではすでに大人になっている)を訪ねた際の祐太郎に「今の菅田将暉の演技めちゃくちゃ良かった」「菅田のお芝居ほんとすき!」などの声も殺到。子供と話す時の自然なやりとりに「バイバイする菅田将暉がくっそかっわいい」「菅田くんと子供のやりとり好きだなあ」などといったツイートが多数寄せられている。(笠緒)
2018年08月18日7月27日、モデルのエリーローズ(31)が自身のインスタグラムを更新。投稿した写真が話題になっている。音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL’18」(以下、フジロック)に参戦した様子を投稿したエリーローズ。そこには、今年4月に結婚した俳優の松田翔太(32)とモデルの秋元梢(30)の姿が。夫婦で揃えた”黒コーデ”が見事に決まっていた。「年に一度の音楽の祭典であるフジロックには、多くの芸能人が観客として参戦しています。松田さんは昨年も、俳優の山田孝之(34)とフジロックに来ている写真が話題になりました。過去にはモデルのマギー(26)や俳優の岡田将生(28)なども目撃されており、彼ら芸能人の”フェスコーデ”に毎年注目が集まっているんです」(芸能関係者)バッチリ決まった姿に「かっこよすぎる夫婦!」「これは最高!」など絶賛のコメントが寄せられている。また同写真にはロックバンド・RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎(33)の姿もあり、「よーじろー!!」「メンツが豪華過ぎる」とファンは歓喜していた。
2018年07月28日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の新音さんです。モデルの母からの英才教育で、13歳ながらプロ意識を発揮!5歳のときに観た洋画で女優に憧れ、夢が実現。2019年公開の映画『まく子』の撮影を終えたそう。「大物俳優さんたちとの共演は緊張したけどすごく楽しかった!温泉地で肌がつるつるになりました(笑)」と、堂々としながら無邪気な一面も。負けず嫌いな性格だそうで、「オーディションでかわいい子がいるとやる気が出ます。一番になりたい!」。今後挑戦したいのは、「泣く演技です。移動中のバスの中でも練習をしてるんです。アクションや悪役、本来の自分に近い強気な役も演じてみたいな」。ヴィンテージTシャツのコレクション。インスタやネットでもTシャツを頻繁にチェックしています!ネットフリックスで海外ドラマを観賞。『ストレンジャー・シングス』にハマり中。友達との間でも話題に。バドミントン部で練習頑張ってます!体を動かすのが大好き!部活の先輩とも仲良しで本当に楽しいです!にのん2004年生まれ。RADWIMPS『狭心症』のMVに出演し、デビュー。2019年、映画出演2作目となる『まく子』が公開予定。※『anan』2018年7月4日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年07月03日ライブカメラマンが切り取ったライブ、フェスを紹介する写真展「FIVE FINDERS PHOTO FESTIVAL」が、2018年7月4日(水)から7月16日(月・祝)まで、東京・渋谷西武モヴィータ6F特設会場にて開催される。ライブカメラマンとは、音楽アーティストのライブに同行し最前線で音楽フェスを捉えるフォトグラファー。アーティストたちのライブ風景や、普段みることの出来ない特別な場面を積極的にとらえている。今回は企画展として、青木カズロー、瀧本“JON…”行秀、浜野カズシ、ヤオタケシ、Viola Kam(V’z TwinKle)の5名が参加。彼らが捉えたのは、ラッドウィンプス(RADWIMPS)、ワンオクロック(ONE OK ROCK)、ユニゾン・スクエア・ガーデン(UNISON SQUARE GARDEN)、マキシマム ザ ホルモン、ワニマ(WANIMA)など今を時めくアーティストたちだ。会場には展示写真以外にも、フォト ウォールを5つ設け、たくさんの写真を紹介。またライブステージを再現したコーナーもあり、ライブカメラマンたちが普段どのような環境下で撮影に臨んでいるかを疑似体験できるブースも設けられる。【詳細】写真展「FIVE FINDERS PHOTO FESTIVAL」期間:2018年7月4日(水)~7月16日(月・祝)会場:東京・渋谷西武モヴィータ6F特設会場住所:東京都渋谷区宇田川町21-1入場料:無料参加アーティスト:青木カズロー、瀧本“JON…”行秀、浜野カズシ、ヤオタケシ、Viola Kam(V’z TwinKle)展示参加アーティスト:04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNT、Crossfaith、LiSA、My Hair is Bad、ONE OK ROCK、RADWIMPS、ROTTENGRAFFTY、SUPER BEAVER、THE ORAL CIGARETTES、UNISON SQUARE GARDEN、WANIMA、キュウソネコカミ、マキシマム ザ ホルモン
2018年06月15日全編日本を舞台にしたウェス・アンダーソン監督のストップモーション・アニメーション『犬ヶ島』が現在公開中。この度、スカーレット・ヨハンソン演じる美人犬ナツメグの登場によって、ブライアン・クランストン演じる野良犬チーフに恋の予感が訪れる本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。“ドッグ病”の大流行によって、犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年アタリと、5匹の個性的な犬たちの壮大な旅と冒険を描く本作。ボイスキャストには、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、日本人ボイスキャストとして「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、夏木マリらも名を連ね、先日開催された第68回ベルリン国際映画祭では、銀熊賞(監督賞)を受賞した。今回シネマカフェがいち早く入手した映像には、ブライアン演じる根っからの野良犬気質で、5匹の中で最も闘争心に溢れたチーフが、スカーレット演じる美人犬のナツメグに出会うワンシーンが収録。水を飲んでいる途中、突然上からナツメグに話しかけられ動揺したチーフは、「フェリックスの女だな?」と以前デュークに聞かされたナツメグとほかの犬との熱愛のうわさを直撃。そのデリカシーのなさにカチンときたナツメグは、くしゃみをしてその場を去ろうとするが、チーフは「待ってくれ!」と引き留め、ナツメグとの会話を続けようと試みる様子も。ほかの4匹の犬といるときの荒々しい言葉遣いとは違い、今回のチーフはナツメグの顔色を伺う様子が垣間見え、まるで別人…別犬のよう。人間に一度も愛されたことがないという過去を持ち、人間やほかの犬たちに心を開くことがなかった、独立心の強い迷い犬チーフ。果たして、ナツメグとの恋の予感をきっかけに変化が訪れるのか…?そんなチーフとナツメグの関係性について、スカーレットは「彼女はチーフの中に生き残る強さを見つけたのだと思うわ。戦う精神とリーダーの資質をね」とコメント。犬ヶ島に住み着いていながら、美貌を維持しているナツメグの美の秘訣については、「古いコーヒー豆の缶に集めた生ゴミの灰を毛に塗っているのだと思うわ」と分析している。個性豊かなキャラクターたちが魅力的な本作は、彼らの大冒険はもちろん、チーフとナツメグの愛くるしい恋の行方にもぜひ注目して欲しい。『犬ヶ島』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年06月03日松田龍平が主演を務める映画『泣き虫しょったんの奇跡』が、2018年9月7日(金)に全国の映画館で公開される。将棋界に本当に起きたサクセスストーリーを実写化日本将棋連盟のプロ棋士養成機関・奨励会。奨励会には満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会という鉄の掟が存在する。負けが重なり他人と距離を置く者、焦りを抑えきれず対局中に声を荒げる者など、人生のすべてを将棋に捧げる様々な者達が、日々将棋の世界を生き抜くために勝負を繰り広げている。映画の主人公となるのは、そんな厳しい世界で半生を送る"しょったん"こと瀬川晶司棋士。掟に従い奨励会を退会せざるを得なかった彼が、アマチュア将棋界で再起奮闘、そしてプロ編入という史上初の偉業を成し遂げるというドラマチックなサクセスストーリーが今回初めて映画化。第42回モントリオール国際映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることも決定している。主演に松田龍平大きな挫折の苦悩と絶望から再起を図る瀬川晶司を演じるのは、『羊の木』、『探偵はBARにいる3』など話題作への出演が絶えない俳優・松田龍平。奇しくも映画が公開される2018年には瀬川がプロ棋士編入の偉業を成し遂げた時の年齢と同じ35歳。瀬川の心の機微と変遷を丁寧に表現した演技に注目が集まる。野田洋次郎がライバル役、染谷将太や妻夫木聡など豪華キャストが集結瀬川晶司の親友かつライバル・鈴木悠野役には、『君の名は。』では劇中の全音楽を担当し、『犬ヶ島』に声優として参加するなどますます活躍の幅を広げている他、主演の松田龍平とは公私ともに交流があるRADWIMPSの野田洋次郎が抜擢。その他のキャストにも、『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』では主演を務めた染谷将太、『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』への出演も記憶に新しい妻夫木聡、『青い春』で松田龍平と共に主演を務めた新井浩文など豪華俳優陣が集結する。さらに、『君の名は。』でヒロインの声を演じ、『羊と鋼の森』にも出演する上白石萌音や『夜空はいつでも最高密度の青色だ』で主演を務めた石橋静河をはじめ、板尾創路、藤原竜也なども登場し、物語を盛り上げる。監督は自身も奨励会在籍経験のある豊田利晃指揮を執る監督は、実際に9歳から17歳まで奨励会に在籍していた経験のある豊田利晃。映画『火花』の脚本なども務めた豊田だが、本作は監督生活20年目の節目にあたる年に挑んだ作品。「将棋を描くなら、『人生の縮図=将棋そのもの』な世界にたどり着きたい」という思いを込め、入念な将棋指導を施して挑んだ対局シーンをはじめ、自身も身を置いていた世界を描くからこその徹底した演出で、迫力のある盤上の戦いをスクリーンに収めた。ストーリー26歳。それはプロ棋士へのタイムリミット。 小学生のころから将棋一筋で生きてきた"しょったん"こと瀬川晶司の夢は、年齢制限の壁にぶつかりあっけなく断たれた。奨励会退会後、将棋とはしばらく縁を切り平凡な生活を送っていたしょったんに突然訪れた父親の死…。親友・悠野ら周囲の人々の支えによって父の死を乗り越え、再び駒を手に取ることに。プロを目指すという重圧から解放され、その面白さ、楽しさを改めて痛感する。「やっぱり、プロになりたい――」。35歳、しょったんの人生をかけた二度目の挑戦が始まる。作品情報映画『泣き虫しょったんの奇跡』公開時期:2018年9月7日(金)出演者:松田龍平、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一、妻夫木聡、松たか子、美保純、イッセー尾形、小林薫、國村隼監督・脚本:豊田利晃音楽:照井利幸原作:瀬川晶司『泣き虫しょったんの奇跡』(講談社文庫刊)
2018年06月02日TwitterとInstagramの共同アカウントを4月に開設した菅田将暉(25)と山田孝之(34)。その開設理由が7月スタートのW主演ドラマ「dele」(テレビ朝日系)だと明らかになった。 同アカウントのフォロワー数は現在Twitterが10万人超えで、Instagramでも8万人に迫っている。脚本を手がけるのは「ストレイヤーズ・クロニクル」や「真夜中の五分前」など、著作が次々と映画化されている作家・本多孝好(47)。原案も務めており、初めて“完全オリジナルドラマ”に挑戦しているという。 パソコンやスマホに残された「デジタル遺品」をテーマにした同作。意図的に残した“誰に見られても構わない記録”だけでなく、密かなコレクションやこっそりとアクセスしたサイトの記録といった“人に見られては不都合な記録”までがデジタルデバイスに「残ってしまう」現代が舞台。そういったものを“遺品”として残し、この世を去ったものたちのストーリーだ。 山田はオファーを受けた理由について「デジタル遺品を題材にするということ。そして、菅田くんとの共演」とし、菅田とは「いつかガッツリ共演してみたいと思っていた」と告白。菅田も「リハーサルをやってみて『ここはどうしようかな』と考えているとき、山田さんと話をすると、腑に落ちることがよくあります」と信頼を置いているようだ。 実は同作で、2人との共演が期待されているアーティストがいる。それは、RADWIMPSの野田洋次郎(32)だ。 野田は5月24日、2人のTwitterアカウントに登場。2人と談笑する様子がアップされているが、撮影場所はどうやら野外のよう。そのことから野田について「『dele』に出演するのでは?」といった声がネットで上がっている。 《菅田山田がW主演のドラマ告知アカウントだったんならこの前野田洋次郎が写ってたのは主題歌やるから来てたとか…?(だったら嬉しい)それか普通に出演してんのかな》《野田の洋次郎さんが映り込んでだって事はもしやこれドラマ出るパターン》《えっ、、最高でしかない、、菅田山田がダブル主演の連ドラで野田さんも出るんでしょ?普通に考えて最高でしかない》 野田はミュージシャンでありながら、17年のドラマ「100万円の女たち」(テレビ東京系)で初主演。その功績が認められ、同年の「GQ MEN OF THE YEAR」を受賞。今年秋に公開予定の映画「泣き虫しょったんの奇跡」では、松田龍平(35)と共演を果たしている。
2018年05月25日TVドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介するのは、映画『犬ヶ島』で長編映画デビューを飾ったコーユー・ランキンくん(11歳)。日英バイリンガルだけあって、流暢な日本語で質問に答えてくれました。写真・角戸菜摘 文・田嶋真理【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 4『犬ヶ島』は、第87回アカデミー賞で4部門を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』で知られるウェス・アンダーソン監督の最新作。日本を舞台に、失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を描く、ストップモーションアニメです。コーユーくんは、主役の少年アタリを演じています。ーーオーディションはどのようなものでしたか?コーユーくん 僕が8歳の時、ニューヨークで初めてウェス監督に会いました。全く練習をしないでセリフを読み始め、これってオーディションなのかな? と思っているうちに、5時間が経っていました。それから1年後、アタリ役に決まったというメールがありました。オーディションに落ちたのかなとあきらめかけていたところだったので思わず、“うっわ~、すっげぇ!” と叫んでしまいました。ーー芸能界に興味を持ったきっかけは?コーユーくん お父さんが俳優をしながらバンドのギタリストとしても活動していて。その姿を見ているうちに、僕もやってみたいなと思い、3歳からおもちゃのドラムを叩き始めました。日本の音楽では、野田洋次郎さん(「RADWIMPS」)を聴いています。ーー『犬ヶ島』では、野田洋次郎さんのほかにも日英を代表する大スターたちが声の出演をしています。彼らと直接会った際、印象に残ったエピソードは?コーユーくん 僕はベルリン映画祭でインタビューを受ける前にすごく緊張してしまって。犬のボスを演じているビル・マーレイが優しく声を掛けてくれ、『犬ヶ島』のロゴが入った、このバッジをつけてくれたんです(取材時に胸につけていたバッジを指差す)。その瞬間、すごく幸せな気分になりました。それと、僕は『Spirited Away』(※『千と千尋の神隠し』の英題)を観ていたので、ベルリン映画祭で夏木マリさんに会えた時はすごく感激しました。ーー犬のデューク役のジェフ・ゴールドブラムはプライベートでプードルを買っています。コーユーくんは、犬を飼っていますか?コーユーくん 今は飼っていませんが、すごく欲しいと思っています。ーー『犬ヶ島』に登場する犬たちの中で、飼ってみたい犬は?コーユーくん チーフです。最初、チーフはアタリのことが嫌いで意地悪をするのですが、だんだん優しくなって、アタリの味方になっていきます。そこが好きですね。ーー『犬ヶ島』に出演して、女の子にモテるようになった?コーユーくん 全くないです。僕の友達は『犬ヶ島』を観ましたが、態度を変えることなく接してくれます。僕は今、俳優のお仕事やドラム、サッカーに興味があるので、ガールフレンドを作るのはまだ先ですね(笑)。インタビューのこぼれ話目を輝かせながら、「『犬ヶ島』と『アヴェンジャーズ』に出演している俳優さんたちに憧れています」と明かしてくれたコーユーくん。もしかしたら、数年後には、『アヴェンジャーズ』入りを果たしているかも!? 今後の成長が楽しみです!Information映画『犬ヶ島』5月25日(金)より全国公開声の出演/コーユー・ランキン、ブライアン・クランストンほか監督/ウェス・アンダーソン配給/20世紀フォックス映画公式サイト:©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年05月25日日本を舞台に、離れ離れになった愛犬を探す少年と犬たちの旅と冒険をストップモーション・アニメで描いた『犬ヶ島』がまもなく公開される中、監督のウェス・アンダーソンほか主要キャストが来日し、トークイベントが実施された。5月21日(月)に実施された「公開記念スペシャル・ナイトイベント」に登場したのは、『ライフ・アクアティック』以来、約13年ぶりとなるウェス・アンダーソン監督ほか、本作でウェスに見初められ、主人公アタリの声を務めた美少年コーユー・ランキンや、ウェス組として数々の作品に参加してきたジェフ・ゴールドブラム、そして声の出演だけでなく、製作としても参加した野村訓市がトークイベントに参加した。■念願の日本を舞台にしたウェス・アンダーソンの日本愛が炸裂本作の製作期間は、およそ6年。長い年月をかけて作られたが、実はインスペレーションが沸いたのはさらに前だとウェス監督は語る。「2004年にはじめて来日したとき、本当に日本が大好きになったよ。その時は絶対に日本を舞台に映画を撮りたいという気持ちで日本を離れたんだ」と初来日のときから日本に大きな影響を受けたとコメント。また「この映画の日本は、僕のイマジネーションで出来ていて、日本の文化や日本の方々、そして何より日本の映画に影響を受けている。日本人のみんなからすると慣れ親しまない部分もあるかもしれないけれど、とにかくみんなには楽しんで欲しいと思っているよ」と、自身の集大成ともいえる作品に熱いコメントを残した。■日本人ボイスキャストはどのように決まっていった?「RADWIMPS」の野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリといった錚々たる日本人ボイスキャストも出演している本作。キャスティングした野村さんは「日本のキャストを集めるとき、どこかお互いを知っていて、監督と決めたキャラクターの年齢や背格好にマッチしていて、さらに、僕の言うことを聞いてくれそうな人を集めて声を掛けました(笑)」とお茶目にコメント。さらに「ウェスは秘密主義だから彼らに細かい情報を与えてあげられなくて、簡単な役と台詞だけ話してもらって、録音した音を毎回ウェスに聞いてもらいOKをもらうって感じでした」と収録の流れも告白。「例えば、洋次郎は、ウェスに声を聞かせたら『彼はニュースキャスターだ』って言うんで、『君はニュースキャスターになった』って洋次郎の声を録り直したりもして(笑)映画を観てもわかりにくいかもしれませんが、この声は誰かなって見つけながら観るのも楽しいかなって思います」と明かした。■完成した作品を見たキャスト陣は?ジェフは当時のアフレコを「ウェスは6年この映画に関わったけど、僕がレコーディングに参加した時間は2時間だけ。しかも、監督はNYにいたからアフレコの演出も遠距離で演出されたんだよ(笑)」とユーモアたっぷりにコメント。そんなジェフを含めたキャスト陣たちが、完成した映画を観たのはベルリン国際映画祭のオープニング上映。ジェフは「僕はほかの犬たちとは一緒に収録ができなかったんだけど、映画を観たら、僕らの音やキャラクターがジグソーパズルのようにぴったりとはまっていて嬉しいショックを受けたんだ!」と圧倒された様子。続けて、主人公に大抜擢されたコーユーも「2月のベルリンで初めて見たときは感動しました。ストップモーションと思えないくらい色や音もすごくて素晴らしいです」と太鼓判。また、自身のアフレコ収録をふり返って「ウェス監督はとっても優しくて落ち着いている人。僕は本当に緊張していて、アフレコも難しかったけど、落ち着いたウェスと過ごすと、僕も落ち着いた気持ちでアフレコすることができました」と、隣のウェスとアイコンタクトしながらコメント。苦労した点を聞かれると「全部です」と困った様子で即答し、その可愛らしさに会場は和やかな空気に包まれた。最後にウェス監督は「日本が好きで作った映画だから、皆さんがこの作品を観て楽しんでくれれば本当に嬉しいな。日本の文化や日本の人々への敬愛を感じ取ってもらえれば幸せです」と、作品にあわせて、この場を皆で共有できたことを大いに喜んだ。『犬ヶ島』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年05月22日映画『まく子』が、2019年3月15日(金)より、テアトル新宿他全国ロードショー。直木賞作家・西加奈子の小説『まく子』が実写映画化原作は、直木賞作家の西加奈子による同名の小説『まく子』。小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエとの出会いをきっかけに、ほんの少しだけ大人へと近づいていくさまを描いた成長物語。誰しも成長の中で経験してきたであろう、思春期ならではの葛藤や親と子の確執・再生を、西加奈子ならではの世界観で瑞々しく表現した作品だ。主演は俳優界の新星2人本作の主演・慧(さとし)役を演じるのは、中学3年生の山﨑光。2010年『ちょんまげぷりん』で映画デビュー、その後『真夏の方程式』など数々の作品に出演しているが、今回14歳にして初の主演を果たす。転入生・コズエ役には、13歳の新音(にのん)が決定。RADWIMPS「狭心症」のミュージックビデオ、第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門において正式招待作品に選ばれた『Blue Wind Blows』の出演を経験している、注目の若手女優だ。主人公・慧の父親役に草彅剛そして慧の父親・光一役として、草彅剛が出演。2017年9月より「新しい地図」として再始動し、自身主演の『光へ、航る』を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が大ヒットを記録、舞台「バリーターク」では主演を務めるなど、役者としての更なる活躍が記憶に新しい。また、慧の母親・明美役は、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」にて、20年ぶりの朝ドラ出演を果たして話題の須藤理彩が務める。お笑いコンビ・しずるの村上純が抜擢思春期の息子を温かく見守るサトシの母・明美役には、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」で20年ぶりの朝ドラ出演で話題となった女優・須藤理彩が担当する。また、大人なのに子供たちとばかり一緒にいる青年・ドノ役には、お笑いコンビ・しずるの村上純が抜擢。子供とばかり一緒にいるドノをバカにしている主人公・サトシは、ドノの“ある想い”を知ることで少しずつ変化していく。映画『まく子』の世界を彩る他の出演者にも注目。サトシのクラス担任小菅役には、舞台「No.9-不滅の旋律‐」に出演するなど舞台での活躍がめざましい橋本淳、生徒たちを優しく見守る校長役には俳優・小倉久寛、旅館のベテラン仲居キミエおばちゃん役には女優・根岸季衣、ドノと心を通わす不登校児の類役には若手注目俳優の内川蓮生が選ばれている。主題歌は高橋優の書き下ろし主題歌は、シンガーソングライター高橋優の「若気の至り」。映画を観たあとすぐに書き下ろしたというこの楽曲は、思春期の繊細に揺れる気持ちを織り込んだ一曲に仕上がっている。なお「若気の至り」は、高橋優の6th アルバム「STARTING OVER」に収録されている。ストーリー小さな温泉街に住む小学生5年生の「ぼく」(慧)は、子どもと大人の狭間にいる。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしかった。女の人とみれば、とたんにだらしなく笑う、父ちゃんみたいには絶対になりたくなかった。だから、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエがある日突然やってきた。コズエはとても変で、とてもきれいで、なんだって「まく」ことが大好きで、そして彼女には秘密があった…。【作品情報】映画『まく子』公開日:2019年3月15日(金)シアター:テアトル新宿ほか全国脚本・監督:鶴岡慧子原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)出演:山﨑光、新音、須藤理彩/草彅剛、つみきみほ、村上純、根岸季衣、小倉久寛、内川蓮生■前売券情報2018年12月28日(金)より、WEBで座席指定ができるムビチケカード1,400円(税込)を発売開始。購入者には、先着で西加奈子の手描きイラスト入り“想いをまく一筆箋”をプレゼント。※一部劇場を除く、数量限定
2018年05月19日RADWIMPS(ラッドウィンプス)のニューシングル「カタルシスト」が、2018年6月6日(水)に発売される。なお、同曲は2018フジテレビ系サッカーテーマ曲として使用される。2018年4月にニューシングルの発売を発表していたRADWIMPS。その新シングルの詳細が、6月に開幕を控えている「FIFAワールドカップロシア大会」のフジテレビ系の関連番組で採用されることとともに、明らかになった。「カタルシスト」は、勝敗を競うためだけでなく、生きる喜びや他者との共鳴、夢、祈り、すべてを包みこむ“スポーツ”というテーマを表現した楽曲だという。シングルの通常版ジャケットには、汗なのか雨なのか、それとも涙なのか――女性の顔の上に透明の滴がキラキラと舞っている。また、カップリング曲として「HINOMARU」を収録。完全生産限定盤には「RADWIMPSオリジナルバンダナ」が付属する。なお、彼らは2018年6月から三重、名古屋、福岡、埼玉、横浜、神戸の6都市を巡るツアーも控えている。【詳細】「カタルシスト」・完全生産限定盤 CD+GOODS 2,593円+税※特殊仕様※GOODS:RADWIMPSオリジナルバンダナ・通常盤 CDのみ 1,000円+税
2018年05月18日第152回直木賞受賞の人気作家・西加奈子が受賞後第1作目として発表した、思春期の成長物語「まく子」が映画化、2019年に公開されることが決定!主演を『真夏の方程式』から成長した山崎光が務め、その父親役を草なぎ剛が務めることが分かった。■誰しもが経験する、思春期ならではの葛藤や親子の確執と再生を描く物語本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、いままで見てきた世界<日常>が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく物語。誰しもが成長の中で経験してきた、思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を、西加奈子らしい独自の世界観で瑞々しく描いた原作を、テレビ朝日「アメトーーク!」の「読書芸人大賞2016」にて芥川賞作家でもある又吉直樹(ピース)がおすすめ作品として紹介。さらに話題となり、子どもだけでなく、“かつての子どもたち”に向けられた小説として幅広い世代に親しまれている。■山崎光、14歳にして初主演!「重なるところが多く演じやすかった」主人公・慧役を演じるのは、現在、中学3年生の山崎光(14歳)。2010年『ちょんまげぷりん』(中村義洋監督)で映画デビューし、その後、松坂桃李が主演を務めた『ツナグ』(平川雄一朗監督)、ガリレオシリーズの『真夏の方程式』(西谷弘監督)など数々の作品に出演してきたが、本作で初主演を務める。山崎さんは現場をふり返り「初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡(慧子)監督のわかりやすい指導と、スタッフさんたちのサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました」とコメント。「少し恥ずかしいシーンもあり緊張もしましたが、自分なりに上手く演じることができたと思います。最後のシーンが終わり、監督からのOKの声を聴いて、ホッとしたのと同時に、撮影が終わってしまった寂しさがこみ上げてきました」と告白。「実際ぼくもいま、同じような境遇で、慧と重なるところが多く演じやすかったです。慧がコズエの不思議な世界観に巻き込まれていく、とても不思議で魅力的な作品で、精一杯演じさせて頂いたので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しい」と、主人公に触れながら頼もしくアピールした。また、不思議な魅力を持つ美少女の転入生・コズエ役には、新音(にのん・13歳)が決定。「RADWIMPS」の「狭心症」のミュージックビデオや、佐渡島でオールロケを行った第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門・正式招待作品『Blue Wind Blows』(富名哲也監督)に出演しており、映画は本作で2作品目。今後の活躍が期待される若手注目女優の1人だ。コズエという役柄が「複雑で難しい面もありましたが、演じる上でたくさんのことを学べた気がします」と新音さん。「台本をもらった日から。『まく子』の不思議な世界観が伝わってきて特別な映画だと感じました。その世界を表現するような演技ができるようにがんばりました。完成楽しみにしてます!」と期待を込めている。■草なぎ剛、主人公に「しっかりしろよ」と言われてしまう父親に山崎さん演じる慧の父親・光一役には、2017年9月「新しい地図」として始動し、自身主演の『光へ、航る』(太田光監督)を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間限定公開の中、28万人以上の動員する大ヒット。さらに現在公演中の舞台「バリーターク」(演出:白井晃)では主演を務めるなど、役者としての活躍が目覚しい草なぎ剛(43歳)。草なぎさんは、小学5年生の息子をもつ父親役を演じることに「14歳の座長、山崎光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子どもから『お父さんしっかりしろよ』と言われてしまう、そんな父親です」と“自己紹介”、「僕もちょうど山崎君と同じくらいのときに仕事を始めているので、当時のことを思い出し、そのとき感じていたことはいまも感じているのかなと考えたりしました」と語る。作品についても「『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、『あいつ、バカだなぁ』って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです」とコメント。さらに慧の母親・明美役には、1998年にNHK朝の連続テレビ小説「天うらら」でヒロインを演じてから、数々の作品に出演を果たし、現在放送中の「半分、青い。」“人生・怒涛編”にて20年ぶりの朝ドラ出演を果たす須藤理彩(41歳)。「不思議な出会い、出来事。もしかしたら、いま起こっていること全てが幻だったとしても、そのとき感じたことは心に深く刻まれて『自分』は少し成長したんだと…そんな思春期の息子を見守る母の役です。母も、そんな息子から、学ぶのです。人を愛する気持ちを…」とコメントを寄せている。■監督は国内外から注目を集める新進気鋭・鶴岡慧子監督本作の監督を務めるのは、長編第1作目『くじらのまち』が第34回PFFアワード2012グランプリとジェムストーン賞をW受賞し、海外映画祭でも第63回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門、第17回釜山国際映画祭・コンペティション部門に正式出品され、高い評価を受けた若手監督・鶴岡慧子(29歳)。長編第2作目『はつ恋』も第32回バンクーバー国際映画祭にて、これまで数々のアジア監督を輩出してきた「ドラゴン&タイガー賞」にノミネートされており、国内外問わず注目を集めている。「美しい川が流れる四万温泉で、巡る季節を感じながら映画『まく子』を撮りました。光くんと新音さんが、成長期の真っただ中にいる主人公たちを、からだの全てで演じてくれました。そして2人の周辺を、新人から大先輩まで、様々なフィールドから集まったおもしろ~い俳優さんたちが彩ってくれました」と監督はコメント。そして、今回の映画化にあたり、原作者・西さんは、「あの頃のあなたへ、あの頃の私へ向けて書いたつもりが、いまこの瞬間のあなた、いまこの瞬間の私に向けて書いていました。私たちがいまこうやってここにいるのは奇跡です(よね?)。私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません」と万感の思いを明かす。撮影は、3月末~4月上旬に群馬県四万温泉付近にて行われ、すでにクランクアップ。現在は編集中にて、完成は8月を予定している。本作のプロデューサー・赤城聡は、完成、そして来年公開に向けて「脚本を作りながら、撮影を進めながら、主人公・慧の成長を描くと共に、この映画そのものが、僕たちの想像を超えた成長を遂げていきました。皆さんがこの映画に出会うこと、どうかそれが素晴らしい奇跡でありますように」とコメントを寄せている。映画『まく子』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月16日小説家・西加奈子の『まく子』が実写映画化され、14歳の山﨑光が主演に抜擢されたことが16日、わかった。草彅剛が父親役を務める。同作はテレビ朝日『アメトーーク!』読書芸人大賞2016にて又吉直樹(ピース)がおすすめ作品として紹介したことでも話題に。小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(山﨑)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエ(新音)と出会い、ほんの少しだけ大人へと近づいていく、山﨑は2010年に『ちょんまげぷりん』で映画デビューし、その後『ツナグ』、『真夏の方程式』等数々の作品に出演している。不思議な魅力を持つ美少女の転入生・コズエ役には、RADWIMPS「狭心症」のミュージックビデオや第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門・正式招待作品として選ばれた『Blue Wind Blows』に出演する13歳の若手女優・新音が決定した。また、2017年9月に「新しい地図」として始動した草彅が、慧の父親・光一役として出演。同じく慧の母親・明美役には、須藤理彩が出演決定した。鶴岡慧子監督は「美しい川が流れる四万温泉で、巡る季節を感じながら映画『まく子』を撮りました」と振り返る。原作の西は「私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。 素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません」と期待を寄せた。映画は2019年の公開を予定している。○山﨑光コメント初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡監督のわかりやすい指導と、スタッフさん達のサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました。撮影も順調に進み、お天気にも恵まれたので無事予定通り終わることができました。撮影中は、少し恥ずかしいシーンもあり緊張もしましたが、自分なりに上手く演じることができたと思います。最後のシーンが終わり、監督からのOKの声を聴いて、ホッとしたのと同時に、撮影が終わってしまった寂しさがこみ上げてきました。また鶴岡監督をはじめ、スタッフの皆さんとお仕事をさせて頂けたらと思います。初めて台本を読んだ時、慧は思春期で子供から大人になってく過程での複雑な気持ちを表現するのが難しいと思ったのですが、実際ぼくも今、同じような境遇で、慧と重なるところが多く演じやすかったです。慧がコズエの不思議な世界観に巻き込まれていく、とても不思議で魅力的な作品で、精一杯演じさせて頂いたので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです。」新音コメント私が演じたコズエの役は複雑で難しい面もありましたが、演じる上でたくさんのことを学べた気がします。撮影期間中はたくさんの人と出会えて素晴らしい体験ができました。台本をもらった日からまく子の不思議な世界観が伝わってきて特別な映画だと感じました。その世界を表現するような演技ができるようにがんばりました。完成楽しみにしてます!○草彅剛コメント14歳の座長、山﨑光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子供から「お父さんしっかりしろよ」と言われてしまう、そんな父親です。僕もちょうど山﨑君と同じくらいの時に仕事を始めているので、当時の事を思い出し、その時感じていた事は今も感じているのかなと考えたりしました。ただこの年になっても、緊張したりもするし、人と比べてしまったりもするし、年をとってもそういう気持ちはなくならないなぁと思い、でも今回『まく子』に出演させていただき、それはむしろ素敵なことなんだなぁと感じました。この作品ではそういうところをぜひ感じていただきたいなと思います。鶴岡監督は、現場を引っ張ってくださって、若い方ですけど、底力があり、ご一緒して、ガッツとパワーを頂きました。『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、「あいつ、バカだなぁ」って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです。○須藤理彩コメント不思議な出会い、出来事。もしかしたら、今起こっていること全てが幻だったとしても、その時感じたことは心に深く刻まれて『自分』は少し成長したんだと、、、そんな思春期の息子を見守る母の役です。母も、そんな息子から、学ぶのです。人を愛する気持ちを。。。(C)2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
2018年05月16日5月25日(金)に全国ロードショーとなるウェス・アンダーソン監督の最新映画『犬ヶ島』。このたび、日本人ボイスキャストの「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリらの声が詰まった特別映像が解禁された。全編にわたり日本を舞台にした物語とあって、劇中でもたくさんの日本語があふれ、我々日本人にとっても非常に幸せな作品となっている本作『犬ヶ島』。すでに発表されている野村訓市、ヨーコ・オノ、「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリ、伊藤晃、高山明に加え、さらにとても個性豊かな面々が日本人ボイスキャストとしてキャラクターたちに息吹を与えていることが発表され、その活躍に大きな注目が集まっている。ウェス監督は「この作品は日本についての作品にしたかったので、作品内でもこれらが自然に描けていたらいいなと思います。本作は様々な要素をひとまとめに混ぜ合わせて完全にファンタジーとなっていますが、実際の日本文化、特に日本映画に惹かれたファンタジーとして、日本人の皆さんが日本らしさを感じてもらえる作品になっていたらと願っています」と、日本への大いなる愛を本作に込めたことを明かしている。■この声はもしかして!?耳を澄ませてリピート必至の特別予告映像その”日本愛”に応えるに相応しい超豪華ボイスキャストたちが、愛らしいキャラクターたちとともに”日本らしさ”をたっぷりと吹き込んでいることが垣間見られる、この特別予告映像。何度も何度も繰り返し聞きなおしてしまうほど、響き渡る色とりどりの豪華ボイスには「いったい、誰の声?」と魅了されるばかり。スクリーンを所せましと駆け回る犬たちに声を吹き込んだハリウッドを代表する豪華キャストたちと、日本人ボイスキャストたちとの掛け合いにも期待が高まる仕上がりだ。本映像に登場する豪華ゲストの声を、あなたは何人、聞き分けることができるだろうか?その全容は映画のエンドロールで確かめてみて。『犬ヶ島』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年05月15日