ミュージカル『SUNNY』の公開ゲネプロが26日に東京・東京建物 Brillia HALLにて行われ、花總まり、瀬奈じゅん、小林綾子、馬場園梓、佐藤仁美、渡邉美穂、須藤茉麻、片桐仁らが登場した。同作は2011年に韓国で大ヒットを記録、日本でもロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』のミュージカル化作。専業主婦の奈美(花總まり)は、ガンで余命1カ月の友人・千夏(瀬奈じゅん)に22年ぶりに再会し、高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY”で集まることを決意する。バブル経済絶頂期の1980年代と現代の日本を舞台に、80年代のヒット曲と共に現在と過去の青春時代とが交錯する、笑いあり涙ありの人生ストーリーとなる。作中では「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「ダンシング・ヒーロー」(荻野目洋子)、「センチメンタル・ジャーニー」(松本伊代)、「待つわ」(あみん)などヒット曲が続々披露され、ラストにはフィナーレも。東京公演は東京建物 Brillia HALLにて6月26日〜7月5日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにてにて7月9日〜13日。○脚本・演出:西田征史 コメント本日は『SUNNY』に足をお運びいただき、誠にありがとうございます。本作で描かれているのは「輝いていた青春時代と今」です。「あの頃」と「今」という2つの時代を舞台としてどうテンポ良く見せるか……素敵な映画の魅力を損なうことなく舞台化するべく、試行錯誤を重ねました。花總さん・瀬奈さんをはじめとするキャストの皆さんの素晴らしい演技・歌唱・ダンスに、素晴らしい舞台美術・音楽・照明・映像・衣装が加わり融合することで、それが実現できたと感じています。一人でも多くの方にご覧いただきたい作品です。お力添えいただけましたら幸いです。何卒よろしくお願いいたします。○花總まり コメント本日いよいよミュージカル『SUNNY』の幕が開きます。お客様に楽しんでいただけるよう、今までお稽古してきたことを大切に一生懸命演じ、歌っていきたいと思っております。ご観劇の帰り道に、ふとナンバーを口ずさんでしまうような心に残る作品だと思います。どうぞ劇場へお越し下さい。お待ちしております。
2023年06月26日韓国で大ヒットを記録し、日本をはじめ各国で映画・ドラマとしてリメイクされた2011年公開の映画、『サニー 永遠の仲間たち』。その世界初の舞台化となる『SUNNY』が本日6月26日(月)、東京建物ブリリアホールで開幕する。ミュージカルだが、書き下ろされたオリジナル曲ではなく既存のヒット曲を中心に構成される、いわゆる“ジュークボックスミュージカル”。現在と1980年代が行き来する物語を、80年代J-POPの名曲に乗せて描き出す。物語の主人公は、80年代に青春時代を過ごし、時が流れた今は主婦となっている奈美(花總まり)。ある日彼女は、高校時代の仲良しグループ、「SUNNY」のリーダーだった千夏(瀬奈じゅん)と偶然再会する。余命1カ月を宣告されている千夏から、「SUNNY」のメンバーにもう一度会いたいと頼まれた奈美は、探偵(片桐仁)を雇って彼女たち(小林綾子、馬場園梓、佐藤仁美)を探し始めるのだが……?ミュージカル『SUNNY』主要キャスト:上段左から)花總まり、瀬奈じゅん、小林綾子、馬場園梓、佐藤仁美下段左から)渡邉美穂、須藤茉麻、片桐 仁日本でのリメイク映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では、原作映画においては1980年代の韓国だった彼女たちの高校時代が1990年代の日本に置き換わっていたため、当時の日本を席巻していた“小室ファミリー”の名曲が次々登場。そして80年代の日本が舞台となる今回、セットリストには「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「ダンシング・ヒーロー」(荻野目洋子)、「センチメンタル・ジャーニー」(松本伊代)などが名を連ねる。『ジャージー・ボーイズ』や『ビューティフル』など、海外産の“ジュークボックスミュージカル”は日本でも数多く上演されているが、それらに登場する世界的ヒットソング以上に馴染み深いJ-POPで構成されるとあれば、より感情移入しやすいことは間違いないだろう。脚本・演出を担うのは、ドラマ『とと姉ちゃん』『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』や映画『怪物くん』の脚本から、舞台として生まれて映画化された『泥棒役者』の作・演出・脚本・監督、ドラマとして生まれて舞台化された『正しいロックバンドの作り方』の脚本・演出まで、幅広く手掛けている西田征史。また振付は、“バブリーダンス”で知られるakaneが担うとのことで、80年代らしいダンスも見どころとなりそうだ。文:熊田音子【振付稽古1日目の映像が到着!「ダンシングヒーロー」の振付風景】ミュージカル『SUNNY』<公演情報>ミュージカル『SUNNY』【東京公演】2023年6月26日(月)~2023年7月5日(水)会場:東京建物 Brillia HALL【大阪公演】2023年7月9日(日)~2023年7月13日(木)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティチケット情報:
2023年06月26日大ヒット映画『SUNNY』がこの夏、世界で初めて舞台化される。バブル経済絶頂期の1980年代と現代の日本を舞台に、学生時代と大人になった『SUNNY』メンバーが繰り広げる笑いと涙の青春物語。開幕を前にした2023年6月14日(水)、東京都内で製作発表会見が行われ、『SUNNY』と『ダンシング・ヒーロー』の2曲を披露。開幕の期待感が高まる中、出演者が見どころを語った。奈美役の花總まりは「奈美が動かないと物語が始まらない。みんなを引っ張っていく役なので、大切に演じたい」と挨拶し、「こんなに出ずっぱりの役は初めて。みんなで練りに練っている最中だが、間違いなく期待を裏切らない。誰でも共感できる物語なので、お誘い合わせの上、観に来ていただけたら嬉しい」。ジュークボックスミュージカルに出演することについては「私はミュージカルへの出演が多く、気持ちをどう繋げるか、どう伝えるかを考えて歌ってきた。今回は単純に切り替えて歌っているが、どこかリンクしているのも楽しい。観ている人に懐かしさを感じてもらえると思うし、楽しくノれるような曲もある。曲がいいスパイスになっている」と語っていた。千夏役の瀬奈じゅんは「花總さんと逆で、私はこんなにじっとしている役は初めて」と言い、「(高校時代を演じる)若者たちが本当に素晴らしく、若いエネルギーとパワーはすごいと思った。力をもらいながら(須藤)茉麻ちゃんと一緒に千夏を作りあげたい」と意気込む。青春時代の自分に伝えたいメッセージを尋ねると「今が青春だと思っているが、宝塚時代の自分には『そんなに生き急がなくていいよ』と言ってあげたい。やることに追われて、自分がやりたいことは後回しだったから、もう少し肩の力を抜いてもいい、と。でもそれが青春だったところもあるし、今すごく青春を謳歌してキラキラしている」。そのほか、みどり役の小林綾子、桜役の馬場園梓、好恵役の佐藤仁美、高校時代の奈美役を演じる渡邉美穂、同じく高校時代の千夏役を演じる須藤茉麻、私立探偵役の片桐仁、脚本・演出の西田征史も登壇。東京公演は6月26日(月)~7月5日(水)、東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)。大阪公演は7月9日(日)~13日(木)、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。取材・文:五月女菜穂
2023年06月20日ミュージカル『SUNNY』の制作発表記者会見が14日に都内で行われ、花總まり、瀬奈じゅん、小林綾子、馬場園梓、佐藤仁美、渡邉美穂、須藤茉麻、片桐仁、演出の西田征史が登場した。同作は2011年に韓国で大ヒットを記録、日本でもロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』のミュージカル化作。専業主婦の奈美(花總まり)は、ガンで余命1カ月の友人・千夏(瀬奈じゅん)に22年ぶりに再会し、高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY”で集まることを決意する。バブル経済絶頂期の1980年代と現代の日本を舞台に、80年代のヒット曲と共に現在と過去の青春時代とが交錯する、笑いあり涙ありの人生ストーリーとなる。会見では花總、瀬奈、小林、馬場園、佐藤が「SUNNY」、渡邉、須藤ら高校生役のチームが「ダンシング・ヒーロー」を披露。花總は「こんなに出ずっぱりな舞台は意外と初めてなんじゃないかな」と苦笑しつつ、「少々頭の中が混乱してるんですけど、そこもいつか楽しみに変わるんじゃないかと思って、早く体に馴染ませていきたいと思っています」と意気込んだ。今回は既存のヒット曲を使う「ジュークボックス・ミュージカル」となるが、花總は「私はやっぱりミュージカルがすごく多かったので、気持ちをどうつなげるかとかどう伝えるかということが多く、今回は単純に切り替えて歌を歌う。でもそれがどこかリンクしてたり、楽しく歌わせていただいてます」と明かす。瀬奈も「私も普段出ているようなミュージカルだと、歌詞がセリフになっていて、歌詞を間違えると一巻の終わりみたいなところがあるんですけど、今回は歌詞を間違えてもそこまで話に問題はないところが新鮮であり、すごく楽しみであり、変なプレッシャーがなく歌えるかなっていうところはあります。多分作詞してもバレないだろうと」と周囲の笑いを誘った。また高校時代の奈美を演じる渡邉は「すごく内気で、ピュアなまっすぐな女の子なので、素敵な女の子を演じさせていただけるのはうれしいですし、私も奈美と一緒に成長していけるように頑張りたいなと思ってます」と語る。「同世代の方々がたくさんいるのはある意味すごく励みにもなりますし、青春を再び取り戻しているような気分になって楽しくやらせていただいていて、大人チームの皆さんと力を合わせて素敵な作品をお届けできたらと思います」と意気込んだ。一方、高校時代の千夏を演じる須藤は「千夏はカリスマ性があって、SUNNYメンバーの原動力だと思っております。大人になったSUNNYの瀬奈さんとも、『クセが一緒だったらいいね』一緒に考えて作ってます。高校生チームがキラキラしてればしてるほど、大人になったSUNNYの皆様と対比が出ると思うので……」と述べ、大人チームは「キラキラしてないみたいな……」とざわつく。須藤は「違う違う、違う、違う」と大慌てで、「大人になったら、皆さんがちょっと闇とかねいろいろ、悩みがあるじゃないですか。あの役でですよ、役ですよもちろん! 悩みを抱えられてるから、キラキラしてるほど対比が出ると思うので、ぜひ見にきていただければ嬉しいなと思います」と弁解し、会場は大爆笑となっていた。登壇キャストの中で1人だけ男性の片桐は1人8役を演じるとのことで「着替え、かつらのチェンジ、今から戦々恐々としてますけども。なんだったら今の地毛みたいなカツラをかぶりますからね。1回地毛を挟むとカツラ大変なので」と苦笑。「20人中男2人しかいませんですから。1人はイケメンのすっとした(井阪)郁巳くんですから。全部おじさんをぼくやるんですけど、いろんなおじさんがいるなと。『いろんなおじさん出てきたと思ったら1人だったの?』と言われたらいいなと思って。よくないですけど」「皆さんのサポートをちゃんと、お手伝いできるように。女性たちの話ですから」と語った。最後に花總は「韓国の映画の初舞台化なので、もう練りに練って、今みんなで一生懸命頑張っている最中なんですけど、間違いなく期待は裏切りません。それ以上のものをお届けできると思っていて、一丸となって頑張っております。誰でも共感できる物語ですので、一緒に見て一緒に楽しんで、ぜひ共有できたらいいなと思っています」とメッセージを送った。東京公演は東京建物 Brillia HALLにて6月26日〜7月5日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにてにて7月9日〜13日。
2023年06月14日韓国で大ヒットを記録し、日本をはじめアジア各国でリメイクされた映画「サニー 永遠の仲間たち」。同作を世界で初めてミュージカル化した「SUNNY」が6月より東京と大阪で上演される。これを記念して4月25日(火)、韓国文化院(東京)にてオリジナル版の映画「サニー 永遠の仲間たち」の上映会が開催され、ミュージカル版の脚本・演出を務める西田征史のスペシャルトークイベントが行われた。オリジナルの映画版では1980年代後半の青春を描いているが、日本でリメイクされた映画は90年代のギャル文化にフィーチャーして制作された。今回のミュージカル版ではオリジナル版と同じ80年代を舞台とするが、この点について西田は「僕自身、青春は90年代なのですが、80年代への憧れがありましたし、アイドルが輝いていて、エネルギーを感じました。アイドルの楽曲を使って、懐かしい思い出と共に当時を振り返る作品にできたら楽しいと思いました」と明かす。セットリストの一部として「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「ダンシング・ヒーロー」(荻野目洋子)、「センチメンタル・ジャーニー」(松本伊代)、「待つわ」(あみん)など当時、青春時代を過ごしていた人なら誰もが知るヒット曲が使用されることが明らかになっている。さらに西田はオリジナル映画版で登場する80年代の韓国の音楽喫茶を「ディスコに置き換えて再現しようと思っています」と明かす。そうなると、歌だけでなくダンスも楽しみなところ。しかも今回、振付を担当するのは、「ダンシング・ヒーロー」に合わせてバブル時代の女性を再現した“バブリーダンス”で知られるakane。西田は「あの時代感やエネルギッシュさなど、akaneさんらしさが出てくると思います」とうなずく。主要キャストの花總まり、瀬奈じゅんは、共に宝塚歌劇団出身であり、まさに青春時代を同じ学び舎で過ごした“SUNNY”的な関係性を持った2人と言える。稽古に入るのはこれからだが、西田は「チラシ撮影の時点で2人の空気が出来上がっていて『ひさしぶり!』と言葉を交わす様子が、(劇中の)病室での再会と重なりました。2人の関係性を活かした生っぽいセリフにしていければと思っています」とこの2人だからこそ醸し出される空気感への期待を口にしていた。日本ならでは、そして舞台ならではの「SUNNY」の完成を楽しみに待ちたい。取材・文:黒豆直樹
2023年05月01日日韓で大ヒットした映画『サニー』がミュージカル『SUNNY』として生まれ変わる。「SWEET MEMORIES」、「ダンシング・ヒーロー」、「センチメンタルジャーニー」など、80年代のJ-POPが彩るこのミュージカルに出演する花總まりと瀬奈じゅんに話を聞いた。「いろんな分野の方が集まっているので、新しいミュージカル作品が生まれそうな予感がふつふつと湧いています。そんな作品に参加できること、作品ができあがっていく過程を体感できることがすごく楽しみ。変に気負うことなく、楽しく稽古して、本番もお客様の前に毎日楽しく立ちたいです」(花總)「今回は特に最初からこうしようと決めすぎてしまわず、周りの方たちと共鳴しながら作って、そこで生まれてくるものを大切にしたいと思います。それと、最初にこの作品に出演が決まって、花總さんとお電話で話したときに『私を楽しませてね』と言われたので、花總さんを楽しませるためにがんばります(笑)」(瀬奈)『SUNNY』は、高校の同級生が大人になって再会するというストーリー。花總と瀬奈はともに宝塚音楽学校で青春時代を過ごした仲でもある。「私がトップになって最初の公演である『Ernest in Love』という作品のお稽古中、隣でお稽古していた花總さんが満面の笑みで『おめでとう!』と言ってくれたのを覚えています。トップが気をつけたほうがいいこととか、心構えみたいなことを教えてくださいました」(瀬奈)「音楽学校時代は本科生と予科生という間柄だったけれど、宝塚に入ってからはやっぱり男役スターさんだなって印象でした。ついさっきも、前を歩いている姿をみて頼もしいなと思いました(笑)」(花總)花總が演じるのは専業主婦の奈美。瀬奈は独身で仕事に打ち込んでいたものの、病気になってしまう千夏役。「毎日を送るなかでふと、いまの自分の生活を客観的に見てしまう、自分を見つめ直してしまうという奈美のような方は、少なからずいらっしゃると思います。共感していただけるような演技ができたら」(花總)「余命宣告を受けてから悔いなく生きるってどんな感じだろう、と想像しますね。千夏は結婚もせず、子供もいない。その気持ちの持っていく場所が高校時代のグループ「SUNNY」なんだろうなと。そこを丁寧に演じていきたいと思います」(瀬奈)実際に10代をともに過ごした二人が演じる『SUNNY』。二人がデュエットするという『待つわ』をはじめとした懐かしい楽曲も、二人の現実に重なる女性同士の友情物語も楽しみだ。取材・文:釣木文恵
2023年04月03日2011年に韓国で製作され大ヒットした映画『SUNNY』が、バブル経済絶頂期の1980年代と現代の日本を舞台にしたミュージカルとして舞台化される。そんなミュージカル『SUNNY』に出演することが決まった、日向坂46の元メンバー・渡邉美穂に話を聞いた。2022年に日向坂46を卒業し、アイドルから俳優へと一歩を踏み出した渡邉。演技の世界に興味を持ったのは映画『ヒミズ』における二階堂ふみの演技に憧れたからだといい、今年に入ってからは音楽劇『逃げろ!〜モーツァルトの台本作者ロレンツォ・ダ・ポンテ〜』に出演している。本作への出演にあたっては「舞台の経験はあるものの、ミュージカルは完全に初挑戦。どうなるのか楽しみです。一方で他の共演者はミュージカルに慣れていらっしゃる方々ばかり。ついていけるように、必死に頑張りたいと思います」。稽古場では特に花總まりや瀬奈じゅんといった共演する“大先輩”の姿を間近で見たいといい、「見て学べるものは盗めるだけ盗んで、実際に困ったときはいろいろとアドバイスをいただけるように頑張りたい。間違いなく自分にとっていい経験になると思うので」と貪欲な姿勢を見せる。今回の舞台では、バブル経済絶頂期の1980年代と現代とがシンクロしながら展開する。奈美という女子高生を演じる渡邉は「女子高生たちが青春している感じが楽しく描かれていていいなと思いました。それに同じ時間を共にした仲間たちが、時を経て全く違う道に進むのがすごくリアル......。笑えて、感動できて、泣けて、ほっこりする作品です」と脚本の印象を語る。ちなみに2000年生まれの渡邉は、80年代を実際に体験していない世代だが「女子高生たちも自由奔放に生きているイメージがあって、80年代には憧れがあります。それから音楽もいいですよね。特に小沢健二さんの音楽を聞くようになりました」。そもそも「SUNNY」というのは、登場人物たちの仲良しグループの名称なのだが、渡邉自身、高校3年生のときに同じクラスだった仲良し6人組がいるという。「友達はそんなに多い方ではないのですが、高校時代はその6人でずっと一緒にいましたし、いまだに定期的に会っています。何でも話せる仲で、本当に居心地がいい」。その仲間との絆が本作での役作りにも活かせるのではと尋ねると「間違いないですね」と笑顔だった。観客へのメッセージを尋ねると「観る方によっては『懐かしいな』という気持ちになる方もいるでしょうし、私と同じように『こういう時代があったんだな』と新鮮に捉える方もいると思います。でもきっと観ていて楽しい気持ちになるはず。友情や、人との繋がりの大切さを改めて感じることができる内容だと思いますし、『明日からまた頑張ろう!』と前向きになれるようなものにできたら」と語っていた。取材・文:五月女菜穂
2023年03月20日ミュージカル『SUNNY(サニー)』が2023年6月26日(月)から7月5日(水)まで東京・東京建物 Brillia HALLで、7月9日(日)から7月13日(木)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ にて上演される。チケット一般発売日は4月22日(土)。ミュージカル『SUNNY』ミュージカル『SUNNY』のベースとなるのは、2011年に韓国で製作された映画『SUNNY 永遠の仲間たち』。とある女子高生たちの仲良しグループ「SUNNY」の学生時代と大人になってからを描いた、笑いあり涙ありの人生ストーリーだ。2018年には篠原涼子や広瀬すずら豪華女優陣を迎え、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』として大根仁が日本を舞台にリメイクした。世界で初めて舞台化そんなヒット映画を世界で初めて舞台化するミュージカル『SUNNY』は、バブル経済絶頂期の1980年代と現代の日本を舞台に物語を再構築。“淡い青春時代”と“彼女たちの今”が交錯する物語を80年代J-POPSに乗せて描き出す。登場人物■奈美(現在:花總まり、過去:渡邉美穂)…平凡な主婦として暮らす中で「SUNNY」の再集結に向け奔走する。■千夏(現在:瀬奈じゅん、過去:須藤茉麻)…「SUNNY」のリーダー。大病のため、余命1ヵ月を宣告されている。“バラバラになってしまった「SUNNY」メンバーにもう一度会いたい”と奈美にお願いする。■みどり(現在:小林綾子、過去:川村咲季)…学生時代から大変貌を遂げ、セレブな暮らしをしている。■桜(現在:馬場園梓、過去:横岡沙季)…保険会社に勤め、日々パワフルに働いている。■好恵(現在:佐藤仁美、伊藤友恵)…裕福な家庭で育つも現在は生活苦にある。■探偵(片桐仁)…メンバー探しのため奈美が依頼する。脚本・演出に「とと姉ちゃん」の西田征史脚本・演出は、西田征史が担当。高畑充希が主演を務めたNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や、有村架純&中村倫也W主演によるドラマ「石子と羽男 ーそんなコトで訴えます?ー」をはじめ、ドラマ、映画、舞台などジャンルを超えて幅広く活躍する西田が温かな絆に包まれたミュージカル『SUNNY』を届ける。【詳細】ミュージカル『SUNNY』脚本・演出:西田征史振付:akane出演:花總まり、瀬奈じゅん、小林綾子、馬場園梓、佐藤仁美、渡邉美穂、須藤茉麻、片桐仁、川村咲季、横岡沙季、古沢朋恵、伊藤友惠、伊藤彩夏、池田晴香、飯沼帆乃佳、菊田万琴、浅倉智尋、鈴樹志保、井阪郁巳、 寺田彩乃■東京公演公演期間:2023年6月26日(月)~7月5日(水)会場:東京建物 Brillia HALL (豊島区立芸術文化劇場)住所:東京都豊島区東池袋1-19-1チケット料金:S席 12,500円、A席 8,000円、B席 5,000円(全席指定)チケット一般発売日:2023年4月22日(土)■大阪公演公演日程:2023年7月9日(日)~7月13日(木)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ住所:大阪府大阪市北区茶屋町19-1チケット料金:全席指定12,500円チケット一般発売日:2023年4月22日(土)【問い合わせ先】・東京公演:梅田芸術劇場(10:00~18:00)TEL:0570-077-039・大阪公演:梅田芸術劇場(10:00~18:00)TEL:06-6377-3888
2023年01月19日6月から7月にかけて上演されるミュージカル『SUNNY』のビジュアルが公開され、新たに追加キャストが発表された。本作は、2011年に韓国で製作され大ヒットした映画『SUNNY』のミュージカル版。バブル経済絶頂期の1980年代と現代の日本を舞台に、学生時代と大人になった「SUNNY」メンバーが笑いと涙の青春物語を繰り広げる。今回の世界初舞台化にあたって、脚本・演出はNHK『とと姉ちゃん』やTBS『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』ほか数々の人気ドラマや、映画、舞台などジャンルを超えて幅広く活躍する西田征史が担当。振付はバブリーダンスで注目を集めたakaneが務める。1980年代、共に青春時代を過ごしたとある女子高生たちの仲良しグループ「SUNNY」。月日は流れ、グループの一人、奈美は反抗期の娘と仕事で出張の多い夫と一緒に主婦として何不自由ない暮らしを送っていた。ある日、奈美は「SUNNY」のリーダーであった千夏と偶然再会し、彼女が大病のため余命1カ月を宣告されていることを知る。奈美は千夏からある頼みごとをされるが、それはバラバラになってしまった「SUNNY」のメンバーにもう一度会いたい、というものだった。彼女の願いを叶えるため、奈美は探偵を雇い、かつてのメンバーたちを探し始めるのだが……。平凡な主婦として暮らす中で「SUNNY」の再集結に向け奔走する奈美役を花總まり、「SUNNY」のリーダーで現在は大病を患う千夏役を瀬奈じゅん、学生時代から大変貌を遂げセレブな暮らしをするみどり役を小林綾子、保険会社で日々パワフルに働く桜役を馬場園梓、裕福な家庭で育つも現在は生活苦にある好恵役を佐藤仁美が演じる。そして今回新たに、奈美と千夏の女子高生時代を演じる渡邉美穂、須藤茉麻、さらにメンバー探しのため奈美が依頼する探偵等に片桐仁の出演が決定した。<公演情報>ミュージカル『SUNNY』『SUNNY』ビジュアル脚本・演出:西田征史振付:akane■出演花總まり/瀬奈じゅん/小林綾子/馬場園梓/佐藤仁美/渡邉美穂/須藤茉麻/片桐仁川村咲季/横岡沙季/古沢朋恵/伊藤友惠/伊藤彩夏/池田晴香/飯沼帆乃佳/菊田万琴/浅倉智尋/鈴樹志保/井阪郁巳/寺田彩乃【公演日程】■東京2023年6月26日(月)~7月5日(水)会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)■大阪2023年7月9日(日)~13日(木)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ※スペシャルカーテンコール、ノベルティプレゼント、アフタートーク付きの公演もあり。詳細はHPにて。【チケット料金】(全席指定席・税込)■東京S席:12,500円A席:8,000円B席:5,000円■大阪12,500円一般発売開始:2023年4月22日(土) ※東阪共通【問合せ】梅田芸術劇場(10:00~18:00)東京:0570-077-039大阪:06-6377-3888公式HP::
2023年01月13日ラシダ・ジョーンズ、西島秀俊共演のApple Originalシリーズ「Sunny」(原題)より追加キャストが発表され、YOU、國村隼ら豪華キャストが出演することが分かった。本シリーズは、日本在住で受賞歴のあるアイルランド人作家、コリン・オサリバンの著書「ダーク・マニュアル」を原作としたApple Originalのダークコメディ。高評価を受けたソフィア・コッポラ監督の『オン・ザ・ロック』の世界配信に続き、Apple、A24、ラシダ・ジョーンズにとって2度目のコラボレーションとなる。ジョーンズはまた、ニューヨークタイムズ紙のベストセラー小説であるヒュー・ハウイーのディストピア3部作を原作にしてAppleが企画する「Wool」(原題)への出演も予定している。ジョーンズが演じるのは、夫と息子が謎の飛行機事故で行方不明になり人生が一変する京都在住のアメリカ人女性「スージー」。夫が働く電子機器メーカーが製造した新型の家庭用ロボットのサニーを「慰め」として渡された彼女は、当初は自分の人生の空白を埋めようと奮起するサニーに苛立ちを感じていたが、次第に2人は思いがけない友情を育み、ともに彼女の家族に起こったことを探り、暗い真実を明らかにしていく。そのうちに、スージーが知る由もなかった世界に2人は巻き込まれていく。西島秀俊は、スージーの夫で優秀なロボット工学者である「Masa Sakamoto」役でジョーンズと共演する。國村隼YOUが演じるのは、京都のやくざの90代の組長の娘Hime。強くて自立心があり、父の跡を継ぐことを望んでいるというキャラクターだ。國村隼は、洞察力のあるロボット工学者「Yuki Tanaka」を演じる。ジョアンナ・サトムラさらに、人を喜ばせ、良いことをするよう設計された、若くて明るく陽気、人間の感情を持ち感情を繊細に理解するロボット「サニー」をジョアンナ・サトムラ、スージーの新しい友人でバーテンダーを志望している「Mixxy」をannie the clumsyが演じる。ジュディ・オングまた、西島さんが演じるMasaの母親「Noriko Sakamoto」としてジュディ・オングが出演。京都の古い家柄に生まれた裕福な主婦であり、何よりも息子を愛し、そのために義理の娘を受け入れようとする母を演じる。(text:cinemacafe.net)
2022年10月27日2018年12月11日(火)にオープン東京都港区の珈琲館株式会社は、セルフ形態の新しいカフェ「VELUDO(ヴェルード) COFFEE-KAN」を、渋谷に開店します。一杯のコーヒーに心をこめて珈琲館は1970年4月に神保町からスタートしました。国産備長炭で焙煎したコーヒー豆からオーダーごとに丁寧に淹れるスタイルは、開業当初から変わっていません。豊かな香りを誇る「炭火珈琲」は、多くの人に愛され続ける逸品です。ニュースタイルカフェへセルフ形態となる新店舗は、伝統的な品質を保ちながら、若い世代を意識した造りとなっています。コーヒーの他にも、専用の銅板により手焼きで仕上げるトラディショナル・ホットケーキや、出来立てクロワッサンサンドなど、こだわりのメニューも充実。また、居心地の良さを意識して設置されたシートは、目的に合わせて利用できます。(画像はプレスリリースより)【参考】※珈琲館 公式サイト※プレスリリース
2018年12月01日●演じたからこそわかった、サニーの考え方2011年に韓国で大ヒットを記録、日本でもロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』を大根仁監督が舞台を日本に移して再構築した映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が公開中だ。専業主婦の阿部奈美(篠原涼子)が、ガンで余命1カ月の友人・伊藤芹香(板谷由夏)と22年ぶりに再会し、高校時代の仲良し6人グループ“サニー”を再集結させることを決意する、という今作は、90年代のヒットミュージックとコギャル文化をベースにした女性たちの友情に涙すること間違いなしの作品だ。大人になった現在のサニーメンバーには、篠原、板谷、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美が集結。そして90年代に青春を謳歌した高校時代のサニーメンバーとして、広瀬すず(篠原演じる奈美の高校時代)、池田エライザ、山本舞香(板谷演じる芹香の高校時代)、野田美桜(小池演じる裕子の高校時代)、田辺桃子(ともさか演じる心の高校時代)、富田望生(渡辺演じる梅の高校時代)が出演する。コギャルのレクチャーを受け、リハーサルも綿密に行い、実際に劇中のサニーたちを思わせる雰囲気となっていったメンバーたち。今回は山本、野田、田辺、富田の4名に、撮影についてインタビューした。○コギャル的な"かわいい"が詰まっている――今回すごく女性が元気な作品だと思ったのですが、是非みなさんから観た感想を教えてください。山本:どんな人からも愛される作品だと思いますが、やっぱり男性より女性の方が共感するのかな、と思いました。大人パートと高校生パートで撮り方も映像の質も全然違うので、本当に楽しんでいただけると思います。個人的にはやっぱり90年代の高校生パートに思い入れがあります。自分が演じているので、当然なんですけど(笑)。田辺:高校生パートを褒めてもらって、ありがとうございます(笑)。山本:本当に頑張った! それが出てる。野田:今日の服を見てもわかっていただけると思うんですが、『SUNNY』はとにかくカラフルな作品で、喜んでいただけるんじゃないかなと思います。学校のシーンも、とにかく時代の背景にもこだわってた作品なので、隅々まで90年代の”かわいい”が詰め込まれています。黒板の落書き、小道具、アクセサリー、どれにでも時代の一番の流行、コギャル的な”かわいい”が表れているので、チェックしてもらいたいです。田辺:常に行動を共にしていた子たちの話なんですが、「新しい人が入っても全然OK」という心の広さが印象的でした。物語の中で対立はありますけど、いつものチームに全然違う人がいても「楽しければいいじゃん」という考え方は、自分がコギャルの役をやらないとわからなかったんじゃないかなと思います。男性女性問わず、思わずワクワクしちゃうような作品だったらいいなと思います。富田:距離が近いんだけど、良い意味で近すぎない。べったりじゃないんですよね。メンバーのことは大好きなんですけど、自分の個性も大好きで。ガツガツ言い合って、裕子に「胸が小さい」だの言っても……。田辺:否定はしない(笑)。野田:否定してるよ! 全然否定してるよ!!(笑)富田:「胸小さいね」と言っても、仲が悪くならない! 言い合える仲なんだと思います。山本:本当はあるの、わかってるから(野田を触る)。野田:(山本に)確かめないでください(笑)。富田:人と人の関係性が面白く描かれているので、観た方にとって色々な感情が生まれる映画だと思います。●隣の人からの紹介に大照れ!○実は乙女? 役と似てる?――撮影の雰囲気が伝わってくるようです。ぜひ今隣に座ってる方について、紹介していっていただけたら。一同:え〜!!!――最初に、富田さんから見た田辺さんを。富田:桃ちゃんは……大人っぽい。田辺:(照れる)山本:喜んでる(笑)。富田:顔に出てるぞ(笑)。田辺:すいません(笑)。一緒に泊まった仲だから。富田:撮影中、同じ部屋だったんです。すごく真面目で、演じていた心のように「男を釣ったんだ」などと言う人では、全くない(笑)。あとはとても負けず嫌いだと思います。大人になった心のことを考えて、自分の演じる高校時代の心と、どういう風につなげられるのかをすごく考えていました。役としても、『SUNNY』の名前を思いついたり、みんなでカメラを回し合おうと積極的に提案したり、一つ一つの思いつきが私たちに影響を与えていたと思います。田辺:嬉しいです。――では、次に田辺さんから見た野田さんの印象を。田辺:野田さんは……シャイなんです。こう見えて。野田:こう見えて!?田辺:演じていた裕子は誰よりもガツガツしてるし、頼れる元気キャラだったけど、野田さんの中身は本当に乙女です。野田:いやいや、恥ずかしい!田辺:私の方が年下なんですけど、「乙女やな〜」と思います。かわいいところが沢山ある。自分が褒められたりすると「そんなことないよ」と言って、ごまかすんですけど、それがめちゃめちゃ下手なんです(笑)。隠しきれてない。そのまっすぐさが、裕子にも出ていたのかなと思います。野田:今、今がそれだよ! 今が一番恥ずかしい(笑)。――次に、野田さんから見た山本さんを。野田:舞香ちゃんは……。山本:(野田をじっと見る)田辺:かわいい! そんなに見られたら、言えなくなっちゃう。野田:撮影を重ねて一緒にいる時間が長くなるほど、演じていた芹香に似てる部分が多い、と感じるようになりました。山本:……終わり?田辺:「もっとちょうだい」だって(笑)。富田:欲しがる(笑)。野田:野田美桜としては、実は人見知りで他のキャストの方とどうやってしゃべったらいいのかわからない時に、本当に舞香ちゃんに助けられました。撮影が始まって間もない時に、お昼を一人で食べてたら、「こっち来なよ」って言ってくれて。田辺&富田:すごーい! 芹香に似てる!野田:芹香も舞香ちゃんも、どんな相手に対しても接し方が変わらないんです。自分を持ってるから、ブレない。裕子として見ても、役を離れた私から見ても、めちゃくちゃかっこいいなと思いました。田辺:芹香は、舞香しかできないと思う。通じるところがある。山本:……。田辺:照れてる!(笑)野田:同い年だけど本当にかっこよくて、「尊敬するお姉ちゃん」って感じです。山本:……焼肉食べたいの?一同:(笑)野田:撮影中は舞香ちゃんがサニーの舵取りをしてくれたので、本当にいてくれて、良かったです。舞香ちゃんがいなかったら、この作品を撮り終えることができなかった、くらいに思っています山本:もっと言って!! (笑)富田:次、言う番ですから!(笑)――すいません、ぜひ最後に山本さんから見た富田さんを。山本:はい(笑) 望生は、本当に頑張っていたと思いました。作中では1番のムードメーカーとして盛り上げなきゃいけないけど、本当は内気なところもあるから、難しいところもあったんじゃないかな。私も最初に奈美が部屋に来たシーンは、梅にすごく助けられました。コロッケパンを投げたり食べたりするシーンも大変だったと思います。体重も増えてしまうし。野田:梅、どんどん大きくなっちゃうから……。田辺:大丈夫かな? とちょっと思ったもん。富田:制服姿に、スタッフさんからも「あれ?」と言われました。山本:ジャージも、パッツンパッツンだったもんね。富田:ヒョウ柄の服もパッツンパッツンで、網タイツなんて履けたもんじゃない!!一同:(笑)山本:でもそのキャラクター性というか、かわいい存在だということが映像にもしっかり出ていたと思いました。梅が望生だったからこそ、大人の(渡辺)直美さんにつながっていて。この作品で、人生変わるんじゃないかな、と思うくらいでした。富田:頑張っていく!○とにかく「エンドロールを見て」――みなさんのシーンが大人チームにつながっていくのも違和感がなくて、素敵でした。山本:大人チームの方たちが、私たちのお芝居を見て、自分たちの演技に生かしてくださってるので、すごいなと思いました。私たちはもう自分のお芝居にいっぱいいっぱいになりすぎてたから、高校生パートを後から撮っていたら、同じようにはできなかった。一人一人が全力で自分の役に向き合ってるからこそ、余裕がなくなるような作品でした。リハーサルもいっぱいしましたし、1日にワンシーンしか撮れない時もありました。それくらい大根さんが時間をかけて、この作品に力を入れてくれたんだと思います。何回もムカついたけど(笑)、完成した作品を観て、それくらいちゃんと向き合った芝居をさせてくださった監督だったのでとても感謝してます。あとはやっぱりエンドロールを見て欲しいです。好き!野田:かわいいよね! 名前の周りの飾りもそれぞれのキャラに合わせてあって。山本:エンドロールを見て、改めて誰がメインとかじゃなくて、一人一人が際立ってる作品だと思いました。心が私たちを「サニー」とつけたシーンがあったからこそ、大人になった心を見て泣けるし。裕子も、おっぱいはJカップになったけど、根は変わらない。梅は大人になった時に体型も変わらなくて。いい意味でね!野田:1番、変わらないかもしれないよね。田辺:本当に、渡辺さんを見て「大人になった梅だ」と思ったもん。似てました。富田:私も「梅はこういう大人になりそうだな」と納得してました。――ただ山本さんも先ほどおっしゃってましたけど、普段の富田さんは声もかわいらしい感じで、梅とはだいぶ印象が違いますよね。山本:そうなんですよ! でも、全員そうかもしれないです。私たち、もうずっとテンションを上げてなきゃいけなかったので。田辺:普段はあんなにテンション高くないよね(笑)。山本:テンション上げすぎて、毎日疲れてた(笑)。でも、それだけ頑張ったからこそ、良い作品になったし、良い出会いになったんじゃないかなと思います。そして、エンドロールを絶対に見て欲しいです。一同:(笑)■山本舞香1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。2011年に三井のリハウス第14代目リハウスガールに選ばれ、雑誌『ニコラ』の専属モデルとして活躍。その後ドラマ『それでも、生きてゆく』(11)で女優デビューし、ドラマ『南くんの恋人~my little lover~』(15)、『SRサイタマノラッパー~ マイクの細道~』(17)他に出演、現在は『チア☆ダン』が放送中。映画では『暗殺教室』シリーズ(15・16)、『桜ノ雨』 『殿、利息でござる!』(16)、『ひるなかの流星』(17)、『恋は雨上がりのように』(18)などに出演。『ギャングース』(11月23日)の公開を控えている。■野田美桜1997年4月2日生まれ、福岡県出身。2012年より活動を続け、ドラマ『100万円の女たち』(17)、『CHIEF~警視庁情報分析室~』(18)、映画『斉木楠雄のΨ難』(17)、『いぬやしき』 (18)などに出演。今後は映画『3D彼女 リアルガール』(18)が公開予定。■田辺桃子1999年8月21日生まれ、神奈川県出身。小学3年生の時にスカウトされ、ドラマやモデルなど幅広く活躍。主な出演作に、ドラマ『幽かな彼女』(13)、『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』(15)、映画『だいじょうぶ3組』(13)、 ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014ミュージックショート部門出品作品 『半分ノ世界』(14)、『恋と嘘』(17)など。■富田望生2000年2月25日生まれ、福島県出身。2015年、映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』のメインキャストをオーディションで射止め女優デビュー。その後、映画『モヒカン故郷に帰る』(16)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』 『あさひなぐ』(17)などに出演。現在、Netflixドラマ『宇宙を駆けるよだか』が配信中。
2018年09月02日『モテキ』などを手掛けた大根仁監督が、「コギャル」世代の友情と青春を描く、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。90年代を過ごした世代に「刺さる」内容となっており、それ以外の世代でも興味を引く作品だ。■ストーリー阿部奈美(篠原涼子)、40歳。仕事ができる夫と高校生の娘を持つ専業主婦。家族の世話に明け暮れる生活に不満はないが、心のどこかで物足りなさも感じている。伊藤芹香(板谷由夏)、39歳。カリスマ性あふれる独身女社長。ガンで余命1か月。ある日、奈美と芹香が約22年ぶりに再会。芹香は奈美に告げる。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」――。“みんな”とは高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY(サニー)”。奈美は闘病中の芹香のために“サニー”のメンバーを捜し始める。少女たちはいま、それぞれ問題を抱える大人へと変貌を遂げていた…。果たして、奈美は芹香との約束を叶えることが出来るのか?約22年の時を経て、強い気持ちと強い愛が再び彼女たちを輝かせる。■韓国で社会現象にまでなったヒット作を、日本でリメイク!2011年に韓国で驚異的大ヒットを記録、日本でもリピーターが続出し異例のロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』を、大根仁監督が日本の90年代を舞台にリメイクした本作。「“コギャル”のことはいつか物語にしたい」と思っていたという大根監督は「女優だらけの映画を熱望していた僕にとっても『SUNNY』は最良の題材。ベスト&ゴージャスなキャスティングに武者震いしていますが、恋しさと切なさと心強さに溢れた、最高に楽しいパーティームービーを目指します!」と意気込みを語っている。■監督も豪語するゴージャスなキャストとは?大根監督が「ゴージャスなキャスティング」と豪語するとおり、本作に出演する顔ぶれは、現代パートも、90年代パートも実力派から、フレッシュなキャストまでが揃っている。篠原涼子/阿部奈美役大根監督とは2001年にドラマ「早乙女タイフーン」でタッグを組んだこともある篠原さん。「今度は映画でご一緒させて頂くことになりました。少しは成長した自分を監督にお見せ出来たらと思っております。脚本も大根監督ならではの演出が満載で原作のノスタルジックな雰囲気を残しつつ、日本版としてのアレンジが加わって、更にカッコ良くキラキラとした主人公たちになっております」と、期待をあらわにした。本作では、サニーのメンバーを再集結するために奮闘する平凡な専業主婦の主人公・奈美を演じている。広瀬すず/女子高生時代の阿部奈美役オリジナルの作品のファンと語る広瀬さん。リメイクされるなら絶対にこの役をやりたいと強く思っていただけに「出演のお話を聞いたときは、嬉しくて叫びました!しかも大根監督、楽しみでしかないです」とコメント。篠原さんの高校時代役という設定に関しては「とても光栄なのですが…かなりプレッシャーが…大切に、大切に演じさせていただきます。私は1998年生まれなので、生まれた時代の女子高生を演じるのはわくわくします」と不安に以上に楽しみである様子。池田エライザ/奈々役奈美(広瀬さん)にとって憧れの存在で、とにかく美人でクールな奈々役を演じるのは、モデルであり『ReLIFE リライフ』や主演作品『ルームロンダリング』など、女優としても頭角を現している池田さん。撮影に向けてのコギャル講座を受講した池田さんは「みんな良い感じにコギャルになれました」と語る。「奈々でいる時間は担わなければいけないものが多すぎて少し複雑なときもありましたが、物語の中で、奈々が変化していく瞬間がとても愛おしかったです」と苦労もあったようだが、「クランクアップ後、SUNNYロス。それくらい私にとっても大切な作品になりました」と充実した現場だった様子。板谷由夏/芹香役キャスティング第一報の段階で、サニーのリーダーで闘病中の芹香役は真木よう子が演じると報じられたが、板谷さんに変更となった。板谷さんのインスタグラムには現代パートのキャスト陣との仲良しショットも度々公開されており仲の良さが伝わる。山本舞香/女子高生時代の芹香そんな板谷さん演じる芹香の高校生時代を演じるのは、「南くんの恋人~my little lover」『桜ノ雨』の山本さん。撮影の様子について山本さんは「高校生サニーチームはみんな自分の役を演じる上で、大人サニーチームの方々に負けないよう一生懸命向き合い、毎日笑顔が耐えなくて楽しい現場でした!」と熱く語った。板谷さんについては、「板谷由夏さんとは2回目の共演だったのですが、ご一緒の撮影のときは、いつも色々と話しかけて下さり、緊張せずとても楽しく撮影させて頂きました」と話している。小池栄子/裕子役「自分の高校時代にドンピシャな脚本で読みながら当時にタイムスリップしました!」と興奮気味に語る小池さん。「根拠なき女子高校生最強マインドでコギャルファッションに身を包み、毎日がリズミカルで最高に楽しかったです」と当時をふり返っていた。現在は整形手術を施し、セレブなマダムとして暮らしているが高校時代は…?という、豊胸セレブ妻・裕子を演じている。野田美桜/女子高生時代の裕子役小池さん演じる裕子の高校生時代を演じる野田さん。「中学生の頃からずっと観ていた大根監督の映画に、自分が出演させていただく日が来るなんて、信じられないくらい嬉しいです」と喜びを語る野田さん。同じ裕子役の小池さんについては、「女優としても裕子としても、多くのことを学ばせていただきました」とコメント。ちなみに高校時代の裕子は口と素行が悪く、お笑い大好きな女子高生という設定なだけに、どんな演技を見せてくれるか注目が集まる。ともさかりえ/心役90年代の女子高生ブームを謳歌していたが、現在は夫と離婚し、生活苦から風俗で働いている心役を演じるともさかさん。「台本を読み、リアルに青春時代を過ごしてきた世代としては、懐かしさと恥ずかしさとで複雑な気持ちです」とコメント。大根監督とは15年ぶりに手を組み「このメンバーの一員になれること、そんなのワクワクしないわけありません」と期待をあらわにした。田辺桃子/女子高生時代の裕子役ともさかさん演じる心の高校生時代を演じるのは、雑誌「Seventeen」専属モデルの田辺さん。大根監督の的確で愛のある助言のおかげで最後まで走り抜けられたと言う田辺さんは「高校生サニーメンバーは、とにかく全員キャラが濃ゆい(笑)その中で、心として過ごせたこと、自分が心を演じられたこと、良かったなぁと感じます」としみじみ。同じ心を演じたともさかさんについては「優しさ溢れる素敵な方で、同じ心を演じられて本当に光栄でした」と印象を語っている。渡辺直美/梅役渡辺さんも、オリジナル作品の大ファンであると公言。「出演出来て嬉しいですし、豪華な俳優さんたちとご一緒に出来ることを光栄に思います!」とコメント。ちなみに現在30歳の渡辺さんは「初めての40歳役ですが、頑張ります!!」とも。富田望生/女子高生時代の梅役渡辺さん演じる梅の高校生時代を演じるのは、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『あさひなぐ』に出演し、原作の大ファンだと言う富田さん。「コギャル梅ちゃんの爆発的な魅力を大根監督やサニーのメンバーに引き出していただき、撮影中は人生で1番楽しい!が、毎日更新されていく感覚でした」と充実していた撮影を語る。渡辺さんの高校生時代を演じることについては、「渡辺直美さんのコギャル時代ということで…もう、これは、負けてられないな、と(笑)梅さんと梅ちゃんの最高にファンキーな競演、きっと皆さんも興奮が止まらないと思います。お楽しみに!!」とコメントを寄せた。脇を固めるキャストも豪華!ほかにも、高校時代の奈美(広瀬さん)の初恋の相手で、90年代を謳歌するロン毛のイケメン大学生を伊坂幸太郎原作の映画『アイネクライネナハトムジーク』の出演も決まった三浦春馬が演じ、大根仁監督が「リリーさんと新井君は、何故だか私の映画には必ず出演するという身に覚えの無い契約を結んでいるので、今回も出演してもらいました(笑)」と話すように、大根組常連のリリー・フランキーが奈美(篠原さん)の依頼でサニーメンバーを探す探偵・中川役。新井浩文が、梅(渡辺さん)が勤める不動産の陰険な上司・新井役で出演している。また、高校時代の梅(富田さん)の兄を、「半分、青い。」『ちはやふる』などに出演する旬の個性派俳優・矢本悠馬が演じる。■チョべリグな予告編も見逃さないで!公開されている予告編では、劇中で使用されている90年代を彩る珠玉のJ-POP11曲から2曲、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」と、勘の良い方は気づいているであろう、本作のサブタイトルにもなっている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」が贅沢に使用されている。広瀬さんら演じる、90年代のキラキラしたサニーたちの姿、そしてそれとは対照的な、それぞれに問題を抱える篠原さんら20年の時を経た現在のサニーたちが映し出され、涙を流す場面も見ることが出来る。大根監督得意の鮮やかな演出とのコントラストが、より作品を魅力的なものに仕立て上げている。■“写ルンです”で撮影されたメイキングカットが公開!90年代に流行した音楽やファッションをきらびやかに散りばめた本作なだけあり、印象的なメイキング画像が公開されている。当時の女子高生カルチャーを代表するフィルムカメラ“写ルンです”で撮り合うシーンが本編に登場するが、メイキング画像はそのときにキャストたちが実際に撮り合ったもの。レアなオフショットとなっており、独特なフィルムの味わいを持つ“写ルンです”で切り取られた高校生サニーたちは、まさに90年代を生きるコギャルそのものだ。クランクイン前に「コギャル講座」を受けて90年代を学び、撮影現場でも元コギャルの方々に「コギャル指導」をされたという彼女たち。ルーズソックスやショップバックなどのアイテムはもちろん、肌や髪の色、眉の細さなど気合いの入ったコギャルを完コピし、見事に90年代の空気感が漂っている。■音楽を担当するのは、篠原さんとも縁のある小室哲哉!当時ミュージックシーンの先頭を走り続けていた小室さんが、本作のために劇伴24曲を完全オリジナルで制作。「僕は音楽全般を担当させて頂きましたが、最後の僕の映画音楽になります。1本の映画で自分の音をこれほどまで多く耳にする事は中々無いだろうなと思うと同時に、締め切り間近になればなるほど最後の仕事で『映画音楽とは』を教えてもらった気がします」とコメントしている。さらに主演の篠原さんとは、1994年に「篠原涼子 with t.komuro」としてリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超える大ヒットを記録。その後もヒット作を送り出した2人は、1995年にリリースした「Lady Generation」以来のタッグとなる。篠原さんは「当時は本当に忙しくて、あまり記憶が無いんですが(笑)、映画を見て音楽を聞いた瞬間、当時のことがバーっと蘇ってきて、曲の力って本当に凄いと改めて感じました。劇中に出てくる音楽の中でもTRFさんは同じ小室ファミリーだったので、曲を聞くと『一緒に音楽番組出ていたなぁ~』なんてことも思い出しちゃいました(笑)」とふり返っている。■作中怒涛のJ-POPメドレーをチェック!本作は予告編とは別に、劇中で使用される90年代J-POP全11曲のメドレーPVも公開されている。3分30秒の映像の中では、主人公・奈美(篠原さん)の親友たちとの再会、蘇る20年前の青春時代、憧れのルーズソックス、カラオケ、プリクラ、そして初恋にあわせて、当時大流行した曲たちが思い出を蘇らせる。そして90年代に最高の青春を過ごす“サニー”たちと、約20年の時を経てそれぞれが問題を抱える現在の“サニー”たちの姿が、「SWEET 19 BLUES」「強い気持ち・強い愛」はもちろん、久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」、Chara「やさしい気持ち」といった“あの頃”を代表するJ-POPに乗せて描かれている。90年代をリアルタイムで駆け抜けた人はもちろん、当時を知らない人でもとても興味を引かれる演出にも注目したい。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年09月01日8月31日公開の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(以下:『SUNNY』)に出演する板谷由夏さん、ともさかりえさん。韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』をリメイクした本作で、板谷さんは、ビジネスで成功を収めるも、病に倒れ余命1ヶ月の独身女性・芹香役。一方ともさかさんは、女子高時代には青春を謳歌(おうか)していたものの、いまではアルコールに溺れ、夜の仕事で生計を立てる心を演じています。ウーマンエキサイトでは、プライベートでも交流があるというお2人にインタビュー。和気あいあいとしたムードのなか、映画撮影時のエピソード、そして “ママと仕事の両立”について語っていただきました!■生身の人間に切り込んだ強烈な名シーンとは映画は、入院中の芹香が、偶然再会した奈美(篠原涼子)に高校時代の仲良しメンバー「サニー」の再集結を頼むところから幕を開けます。あれほど仲がよかった仲間たちも、20年以上経ったいまではバラバラ。なかでも心は、きらびやかだった高校時代とはかけ離れた人生を送っており、奈美との再会時には、互いの感情を激しくぶつけ合います。――初めて脚本を読んだときの感想はいかがでしたか?ともさかりえさん(以下、ともさか):大根さん(大根仁監督)が原作をすごくリスペクトしていて、愛情を持って作ろうとしてるんだなということが伝わってきました。原作に忠実に作られているシーンも多いですし、大根さんの思いを感じましたね。板谷由夏さん(以下、板谷):私も原作が好きだったので、情景は浮かびやすかったですね。でも今回、あらためて台本を読んですごく感動して、「うわー」って涙が出るくらい、いい物語だなって思いました。――なかでも印象に残っているシーンは?板谷:私は、りえちゃんのシーンが好きです。スナックで、心が奈美にビンタされるところ。すごくリアリティがあって、本当に好き。ともさか:あそこは、いままでのシーンと流れが変わるところだったよね。板谷:それまでは、暗さもひっくるめて“大根ワールド”があるんだけれど、あのシーンだけは描き方がすごく強烈。これまでの大根さんにはないような、生身の人間にグッと切り込んだ撮り方をされていた気がします。――ともさかさんは、演じられていかがでしたか?ともさか:その場面は、“心がいまどんな状態なのか”をすべて見せなければいけないという難しいシーンでした。じつは、あのシーンはクランクアップの日に撮影したので、後半のシーンとちゃんとつながるんだろうかという心配もありました。でも、(篠原)涼子さんとは別のドラマでご一緒させていただいた機会もあったので、ある意味リラックスして演じることができました。感情をぶつけるシーンは相手の役者さんを信頼していないとできない。だから、涼子さんに身を委ねるかたちで演じられたので、よかったなと思っています。板谷:あれは、本当にいいシーンだったよ。ともさか:本当に? ありがとう。あのシーンは何回も撮ったんだよ~。死ぬほど撮った(笑)。でも、大根さんって粘らない? 由夏ちゃんも結構、感情的なシーンが多かったし…。板谷:うん、私のシーンでも粘ってた(笑)■希望に満ちた高校時代と大人になった現在とのギャップキャリアウーマンでありながら、ひとり病に倒れた芹香。一方、夫と離婚し、アルコール依存で娘とも離れて暮らす心。2人はまったく別の道を歩んできます。――芹香と心は、ある意味で真逆といえるキャラクターですが、演じた役柄に共感できるところはありますか?板谷:高校時代の芹香は「結婚もしないで、バリバリ仕事をしたい」と言っていたけれど、あの頃の芹香には家族も友だちもいたんですよね。でも、みんなと別れてから、家族もなくして一人ぼっちで働いていたことを思うと、すごく孤独だったんだろうなと思います。だからこそ「サニー」に会いたいと思ったんだろうし。彼女の背負ってきたものは大きいですよね。私はあの役を演じて、「なにより健康が一番!」と本当に思いました。いまは役から離れて、俯瞰(ふかん)して見られるようになったけれど、彼女のことを考えるとすごく胸が苦しくなります。ともさか:みんな、それぞれの苦しさがあるんだよね。板谷:そうそう。20年、みんな生きてきた苦しさがあるからこそ、再会したときの重みが増すんでしょうね。ともさか:私は、原作を見たときに「この役をやりたい」と思ったのが 、心(オリジナル版ではポッキ)という役柄だったので、演じられてうれしかったですね。スナックのシーンを撮る直前に、大根さんが高校生サニーの映像を見せてくださって、それだけで胸がいっぱいになっちゃって。「こんなにキラキラしていたのに、うらぶれちゃってごめんね」って思いました。でも、若い頃に思い描いていた未来や希望と、大人になってからの「全然こんなつもりじゃなかったな」というギャップは、大なり小なりみんなあるんじゃないかな。「大人になったからといって、大人になれるわけじゃない」という気持ちとか(笑)。板谷:本当にね(笑)。■板谷由夏がともさかりえに出産で相談!?女優として輝き続ける一方で、板谷さんは10歳・6歳、ともさかさんは12歳の男の子を持つママ。そんなお2人の知られざる母の顔とは!?――仕事をしながらの妊娠。当時の心境など覚えていらっしゃいますか?ともさか・板谷:(目を合わせつつ、首を傾けて)う~ん…(笑)。ともさか:由夏ちゃんが妊娠してるときに、私、会ったよね!?板谷:会った、会った。りえちゃん家に遊びに行ったんだよね。おいしいスパゲッティ作ってくれたの! 懐かしいね。ともさか:ね、懐かしい!板谷:出産のことをりえちゃんに相談しに行ったんだよね。あの子がいまは10歳だから…、もう11年くらい前になるんだね。ともさか:早いね~、怖い怖い!板谷:恐ろしいよね。だってりえちゃん家の息子くん、中学生でしょ?ともさか:もう、中2だよ~。板谷:ひゃ~、信じられない…。ともさか:由夏ちゃんも、そのうち息子にすっごいキツいこと言われるようになるよ(笑)。板谷:うそ!? 言われる?ともさか:言われる、言われる。心折れそうになるもん。板谷:ちょっと…いま泣きそうになっちゃった(笑)。ともさか:まだ赤ちゃんのときは、もう一生ひとりで外には出かけられないんじゃないかと思ってたし、「ママ、ママ」って言われていたときには、それが一生続くんじゃないかくらいの気持ちでいたんだけど。意外と過ぎちゃえばあっという間だったのかも。で、そうなると矛盾したことばかり考えちゃう。あのとき大変だと思っていたすべてのことを集めて、もう一回やり直したいって思っちゃう(笑)。板谷:わかるー! うちはまだ下の子がいるけれど、大きくならないで、時間が止まってほしいって思ってしまうもの。ともさか:ほんと、そうだよね(笑)■働く母を子どもはどう思っているのか?――ママが働いていることについて、お子さんはどう思っていらっしゃいますか?板谷:おもしろいなと思うのは、私が母親役を演じるときに、すごく気になるみたいで、「今回は、女の子のママなんだぁ」と言うところ(笑)。ともさか:ちょっとヤキモチやいているのかな?板谷:ヤキモチやいているのかはわからないけれど、それはよく言ってる。舞台も観に来てくれるから、すごく応援してくれていると思います。ともさか:うちも、働くことは理解はしてくれている気がします。板谷:ママが出てる作品とか、見せてる?ともさか:あんまり見せてないかな。でも、舞台は観に来てくれているよ。一度カーテンコールで息子を発見したことがあって、拍手もせずにじーっと私のことを見てて、ちょっと泣きそうになっちゃった。楽屋で会ったら、「みんな喜んでくれてよかったね」って言われて。板谷:オトナ~っ!――ステキなエピソードをありがとうございます! それでは最後に、働くママへのメッセージをお願いします。板谷:世のお母さんたちはみんな忙しい! それは、私たちも変わらないと思います。だから、「一緒にがんばりましょう」って言いたいかな。私にとっても、同じように子育てをしていて、同じように仕事しているお母さんが一番励みになるから。「私だけじゃない、みんなこうやってがんばってるんだ!」と。ともさか:どうしても、大変大変って時間に追われてしまうけれど、過ぎたことに対しては「なんで、あの時間をもっと楽しめなかったんだろう」と思うんですよね。子どもはどんどん成長しちゃうから、この瞬間は“今”しかない。私も日々をなるべく楽しんで、感謝して過ごしていきたいなと思っています。世のお母さんたちも少しでも笑顔でいられる時間がたくさんあるといいなぁ。板谷:ね! 母ちゃんが笑顔だと、おうちが笑顔になるもんね。ともさか:そうそう。ご飯を作らない日があってもいいんだよね。適当でも大丈夫なんだよ。板谷:うん、適当でいいと思う!――すごく励まされます(笑)。そして、時間を作って映画を観に行くのもいいですね!板谷:そうですね! 息抜きにぜひ映画『SUNNY』を。ともさか:うん、ぜひぜひ!映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』90年代に青春を謳歌した女子高生グループ「サニー」の6人。20年以上の時を経て、彼女たちはそれぞれ問題を抱える大人になっていた。メンバーのひとりだった専業主婦の奈美は、ある日、久しぶりにかつての親友・芹香と再会するが、彼女は末期ガンに冒されていた…。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」芹香の願いをかなえるため、止まっていた時が動き出す―監督・脚本:大根仁音楽:小室哲哉企画・プロデュース:川村元気出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、三浦春馬、 リリー・フランキー、板谷由夏配給:東宝公式サイト:
2018年08月31日篠原涼子と広瀬すずが主人公の現在とコギャル時代を演じる青春音楽映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。8月31日(金)からの公開を前に、劇中で使用される90年代J-POP全11曲のメドレーPVが解禁となった。CD売上累計は1,000万枚超えとなる、これらの楽曲。安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」「Don’t wanna cry」をはじめとする5曲の小室哲哉プロデュース楽曲や、サブタイトルにもなっている小沢健二「強い気持ち・強い愛」など、いまもカラオケなどで歌い継がれている名曲の数々が本作を彩る。この度、解禁となったのはその劇中で使用されている全11曲、3分30秒のメドレーPV。主人公・奈美(篠原さん)の親友たちとの再会、蘇る20年前の青春時代、憧れのルーズソックス、カラオケ、プリクラ、そして初恋――。映画の印象的なシーンも切り取られ、それぞれの楽曲に合わせて紡がれた本映像。90年代に最高の青春を過ごす“サニー”たちと、約20年のときを経てそれぞれが問題を抱える現在の“サニー”たちの姿が、「SWEET 19 BLUES」「強い気持ち・強い愛」はもちろん、「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸)、「やさしい気持ち」(Chara)といった“あの頃”を代表するJ-POPに乗せて描かれていく。90年代が回顧されているいま、一番聞きたい名曲がギュッと詰まった超貴重なPV映像を、ここから確かめてみて。<劇中使用楽曲一覧※順不同>★小室哲哉プロデュース楽曲「SWEET 19 BLUES」/安室奈美恵 ★「Don’t wanna cry」/安室奈美恵 ★「強い気持ち・強い愛」/小沢健二「LA・LA・LA LOVE SONG」/久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL「CANDY GIRL」/hitomi ★「そばかす」/「JUDY AND MARY」「EZ DO DANCE」/「trf」★「survival dAnce ~no no cry more~」/「trf」★「やさしい気持ち」/Chara「これが私の生きる道」/「PUFFY」「ぼくたちの失敗」/森田童子『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年08月29日『モテキ』の大根仁が、ルーズソックスとコギャルブームに沸いた90年代に青春を謳歌した女子高生の仲良しグループを描いた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。この度、当時の女子高生カルチャーを代表するフィルムカメラ、“写ルンです”で撮影されたメイキングカットが公開された。90年代に流行した音楽やファッションをきらびやかに散りばめた本作。この度、解禁となったのは、主人公・奈美(篠原涼子)の高校時代を演じる広瀬すずをはじめ、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生の仲良しグループ「サニー」のメンバーが“写ルンです”で撮影したメイキングカット。これは本編撮影中に、キャストたちが実際に撮り合ったレアなオフショットで、独特なフィルムの味わいを持つ“写ルンです”で切り取られた高校生サニーたちは、まさに90年代を生きるコギャルそのもの!クランクイン前に「コギャル講座」を受けて90年代を学び、撮影現場でも元コギャルの方々に「コギャル指導」をされたという彼女たちからは、見事に90年代の空気感が漂っている。ルーズソックスやショップバックなどのアイテムはもちろん、肌や髪の色、眉の細さなど気合いの入ったコギャル完コピには要注目!なお、開設されたばかりの映画公式インスタグラムでは、このように“写ルンです”で撮影されたカットが随時アップされていく予定だという。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年07月22日映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が2018年8月31日(金)より全国東宝系にて公開。篠原涼子、広瀬すずら豪華女優陣を迎え、大根仁監督が原作映画『サニー 永遠の仲間たち』を再構築する。主演は篠原涼子、高校時代を広瀬すずが演じきる主人公・奈美役には、『人魚の眠る家』『今日も嫌がらせ弁当』などの出演作が続く篠原涼子。平凡な専業主婦である・奈美が、女子高校生時代のかつての仲間、グループ「サニー」の再集結のために奮闘する。「サニー」の仲間役には、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美が抜擢。20年以上の時を経て、久しぶりの親友たちとの再会がもたらすのは、それぞれが抱える問題との直面だった…。奈美の高校時代は、人気女優・広瀬すずが演じきる。映画『先生!』『ちはやふる』シリーズでフレッシュな表情を魅せた広瀬すずが、90年代の女子高生“コギャル”を熱演。また、池田エライザ、山本舞香ら若手陣が「サニー」メンバーの若き頃を担当する。安室奈美恵ら、小室哲哉プロデュース90年代J-POPが劇中楽曲にデビュー日の9月16日をもって引退を発表した安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」「Don’t wanna cry」などの小室哲哉プロデュース楽曲、JUDY AND MARYの「そばかす」、CHARAの「やさしいきもち」、そして映画サブタイトルにも使用された小沢健二の「強い気持ち・強い愛」など、90年代の日本を彩ったJ-POPを劇中楽曲として使用し、女たちの青春と再会の物語を描き出す。小室哲哉最後の映画音楽本映画のサウンドトラックを担当するのは、2018年1月に引退を表明した小室哲哉。数々の名曲を世に送り出してきた同氏最後の映画音楽となる劇伴25曲全てを完全オリジナルで制作した。また、映画の公開に先駆け、2018年8月29日(水)には25曲全てをまとめたサウンドトラックが発売される。映画と共に、最後の映画“TKサウンド”にも注目したい。『モテキ』の大根仁が人気映画を日本版に再構築原作は、カン・ヒョンチョル監督が手掛けた韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』。『モテキ』『バクマン。』など数々のヒット作を飛ばす大根仁監督が、この原作映画のファンだったことから映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』はスタートした。大根仁が監督のほか、脚本も務め、作品の舞台を日本に移し再構築している。あらすじ90年代に青春を謳歌した女子高生グループ<サニー>の6人。20年以上の時を経て、彼女たちはそれぞれ問題を抱える大人になっていた。メンバーのひとりだった専業主婦の奈美は、ある日、久しぶりにかつての親友・芹香と再会するが、彼女は末期ガンに冒されていた…。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」芹香の願いを叶えるため、止まっていた時が動き出す――【詳細】映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』公開日:2018年8月31日(金)より全国東宝系にて公開監督・脚本:大根仁音楽:小室哲哉企画・プロデュース:川村元気出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、三浦春馬、 リリー・フランキー、板谷由夏配給:東宝■小室哲哉「SUNNY 強い気持ち・強い愛」オフィシャルサウンドトラック発売日:2018年8月29日(水)価格:2,500円+税収録楽曲:全25曲
2018年06月09日篠原涼子が主演を務める大根仁監督の最新作『SUNNY 強い気持ち・強い愛』から、この度篠原さんをはじめとした女優陣が涙を流すシーンが随所に散りばめられた、エモーショナルな予告編が公開された。本作は、『サニー 永遠の仲間たち』に心掴まれた大根監督が舞台を日本に移し、90年代の珠玉のJ-POPや流行のファッションをきらびやかに散りばめて再構築。病に侵された親友・芹香(板谷由夏)の願いを叶えるため、主人公・奈美(篠原さん)がかつての仲間“SUNNY”再集結のために奮闘する様子を描く。また、本作の音楽を担当するのは小室哲哉。自身にとって「最後の映画音楽」だと話しており、話題となっている。そんな本作から今回公開された予告編では、劇中で使用されている90年代を彩る珠玉のJ-POP11曲から2曲、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」と、サブタイトルにもなっている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」を贅沢に使用。広瀬すずや池田エライザらが演じる、90年代のキラキラしたSUNNYたちの姿、そしてそれとは対照的な、それぞれに問題を抱える篠原さんら20年の時を経た現在のSUNNYたちが映し出され、涙を流す場面も。特報映像とはまた違った、切なさ際立つ映像になっている。なお、こちらの予告編は、6月8日(金)より全国の映画館で上映される。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年06月06日人気俳優・三浦春馬が、主人公を篠原涼子、主人公の高校時代を広瀬すずが演じることで話題の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』に出演決定。90年代ロン毛イケメンに扮することが明らかになった。本作は、夢と刺激で溢れていた高校時代と、かつての輝きを失った現在の2つの時代が交差して紡がれる、笑いと涙がつまった最高の青春音楽ムービー。■三浦春馬、ロン毛に! 「嫌味がない感じをどこまで自然に出せるか」主演ドラマ「オトナ高校」が話題となり、先日、伊坂幸太郎原作の映画『アイネクライネナハトムジーク』で主演することも発表された三浦さんが演じるのは、高校時代の奈美(広瀬さん)の初恋の相手で、90年代を謳歌するロン毛のイケメン大学生・藤井渉。90年代を代表するファッション・佇まい全てでギャルたちを魅了する。「当時の流行りであったロン毛を何度もかき上げ(笑)、嫌味がない感じをどこまで自然に出せるかが難しいところでありました(笑)」と撮影をふり返る三浦さん。また、「監督の演出は細やかで、特に女子高生時代を演じていた女優陣とは何度もリハーサルを重ねてはアイデアを出していた印象があり、とても愛情を感じました。それが現代を生きる主人公を支える色濃い記憶になり、同じ時系列では無いからこそ、現代パートを演じる力を持った諸先輩方とのコラボレーションと化学反応が一番の楽しみなところです!」と完成が待ち遠しいと語っている。■ベテラン&注目の若手が脇を固める!そして大根仁監督が「リリーさんと新井君は、何故だか私の映画には必ず出演するという身に覚えの無い契約を結んでいるので、今回も出演してもらいました(笑)」と話すように、大根組常連のリリー・フランキーが奈美(篠原さん)の依頼でサニーメンバーを探す探偵・中川役。同じく常連の新井浩文が、梅(渡辺直美)が勤める不動産の陰険な上司・新井役で出演。また、高校時代の梅(富田望生)の兄を、「賭ケグルイ」『ちはやふる』などに出演するいま旬の個性派俳優・矢本悠馬が演じる。リリーさんは「大根監督の映画は最初から出させていただいてますけど、いままでと雰囲気が違って新鮮」と話すも、「監督っぽい切り口でコギャル文化や90年代の音楽がふんだんに入っているのも楽しい。90年代も現代も、それぞれきちんと個性豊かに描かれているので、どの年代、どの地域の人でも、きっと共感できる部分があって、自分たちが生きてきた時代の文化や音楽を愛おしく思えるような映画になっていると思います」とコメント。新井さんは「大根監督には『今回は役がないよ』と言われていたので、オファーが来たときは驚きました。監督、1シーンしか出てないんだから、カットしないでくださいね(笑)」と出演シーンはわずかであることを明かし、矢本さんは「大根監督とは初めましてでしたが、監督の作品はノリが好きでよく観ています。役者をやらせていただいているからには一度はお仕事をしたいと思っていたので正直嬉しかったです。撮影中には意地悪なプレッシャーをかけられました(笑)」と監督とのエピソードを披露。また「個人的に広瀬すずは友だちで大好きな女優なので出来上がりが楽しみで仕方ありません」と『ちはやふる』シリーズで共演した広瀬さんについても語っている。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年、全国にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年03月21日韓国で745万人動員の驚異的大ヒットを記録した『サニー 永遠の仲間たち』を、大根仁監督が日本を舞台に再構築し映画化する『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。主人公演じる篠原涼子、主人公の高校時代を演じる広瀬すずらに続き、この度、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生と若手女優たちが出演することが明らかになった。今回明らかになったのは、高校生時代の“サニー”キャスト。それぞれ現代の大人サニーたちの面影を感じられる、メンバーが実現!彼女たちの舞台となる90年代は、まさに女子高生が日本の中心にいた時代。最強女子高生コギャルたちが、全力で青春を謳歌し時代を楽しむ、夢と刺激に溢れた日々を描いていく。広瀬すず(現代:篠原涼子)高校生サニーチームについて、「まさに元気の塊」と称した広瀬さんは、コギャルに挑戦してみて「いまを全力で楽しむというコギャルの心意気がとにかくすごくて。こんな風に女子高生が生きている時代があったということを知って、少し羨ましく思いました」とコメント。「撮影中は、大根監督に『ブスだなー』と言ってもらえるシーンが日に日に増えていって。全然嫌じゃない…むしろあざーす!!てなってました(笑)」とエピソードを明かし、「大変だったなぁ…と正直思うのですが、絶対面白くなっている」と自信を語っており、完成が楽しみで仕方がないと話している。池田エライザ奈美(広瀬さん)にとって憧れの存在で、とにかく美人でクールな奈々役を演じるのは、モデルであり『ReLIFE リライフ』『一礼して、キス』など女優としても頭角を現している池田エライザ。クランクインまでに当時を学ぶ機会があったようで、「みんな良い感じにコギャルになれました」と語る池田さん。「奈々でいる時間は担わなければいけないものが多すぎて少し複雑なときもありましたが、物語の中で、奈々が変化していく瞬間がとても愛おしかったです」と話し、「クランクアップ後、SUNNYロス。それくらい私にとっても大切な作品になりました」とコメントしている。山本舞香(現代:板谷由夏)板谷由夏演じる“サニー”のリーダー・芹香の高校生時代を演じるのは、「南くんの恋人~my little lover」『桜ノ雨』の山本舞香。撮影の様子については、「高校生サニーチームはみんな自分の役を演じる上で、大人サニーチームの方々に負けないよう一生懸命向き合い、毎日笑顔が耐えなくて楽しい現場でした!」と話し、板谷さんについては、「大人の芹香役の板谷由夏さんとは2回目の共演だったのですが、ご一緒の撮影のときは、いつも色々と話しかけて下さり、緊張せずとても楽しく撮影させて頂きました」と話している。野田美桜(現代:小池栄子)小池栄子演じる裕子の高校生時代を演じるのは、NHK Eテレ「Rの法則」にレギュラー出演中の野田美桜。本作の出演に関して、「夢が叶いました!中学生の頃からずっと観ていた大根監督の映画に、自分が出演させていただく日が来るなんて、信じられないくらい嬉しいです」と喜びを語る野田さん。同じ裕子役の小池さんについては、「女優としても裕子としても、多くのことを学ばせていただきました」と言い、「きっと、自分にとって大切な思い出や大切なひとへの強い気持ち・強い愛を改めて感じられる最高の映画になっていると思います」と本作をアピール。田辺桃子(現代:ともさかりえ)ともさかりえ演じる心の高校生時代を演じるのは、雑誌「Seventeen」専属モデルの田辺桃子。大根監督の的確で愛のある助言のおかげで最後まで走り抜けられたと言う田辺さん。「高校生サニーメンバーは、とにかく全員キャラが濃ゆい(笑)その中で、心として過ごせたこと、自分が心を演じられたこと、良かったなぁと感じます」と出演した感想を述べ、同じ心を演じたともさかさんについては「優しさ溢れる素敵な方で、同じ心を演じられて本当に光栄でした」と印象を語っている。富田望生(現代:渡辺直美)そして渡辺直美演じる梅の高校生時代を演じるのは、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『あさひなぐ』に出演し、原作の大ファンだと言う富田望生。富田さんは「コギャル梅ちゃんの爆発的な魅力を大根監督やサニーのメンバーに引き出していただき、撮影中は人生で1番楽しい!が、毎日更新されていく感覚で、とても濃い時間を生きさせていただきました」と充実していた撮影を語る。同役を演じる渡辺さんについて、「渡辺直美さんのコギャル時代ということで…もう、これは、負けてられないな、と(笑)梅さんと梅ちゃんの最高にファンキーな競演、きっと皆さんも興奮が止まらないと思います。お楽しみに!!」とコメントを寄せている。そして今回キャスト発表にあわせて、ミニスカートとルーズソックスを履き、ファッション雑誌「egg」からとった通称“エッグポーズ”をキメるコギャルビジュアルも到着。髪や眉に手を加え、さらに全身にメイクを施し小麦色の肌を作り込むなど役作りを徹底した彼女たち。クランクイン前には「コギャル講座」も受け、学んだリアルな仕草や表情は必見だ。さらに、ルーズソックスの長さやたるみ具合など、細かい部分にもこだわりが込められている。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月31日お店の雰囲気とラテアートにホッコリ仕事に行く前や、大切な用事の前、全てが終わった後…自分のお気に入りの場所で、美味しいコーヒーなんか飲みながらホッと一息つきたいですよね。そんな時にオススメのお店が、日本橋にある「SUNNY COFFEE」です。ウッドテイストの入口が目印の「SUNNY COFFEE」は、約15席程度の小じんまりしたお店。落ち着いでくつろげる雰囲気で、本を持ち込んで読書をしたくなります。自家焙煎のコーヒー豆が常時7種類ほど壁の棚に並んでおり、気に入ったものは購入も可能です。このお店でコーヒーを焙煎しているのが、「SUNNY COFFEE」代表の上杉孔さん。上杉さんはいくつかのコーヒーショップを経て、西新橋の「PEACE COFFEE」でバリスタとしての修行を開始しました。同時にロースターとしての活動も開始しており、様々な大会にも参加している実力者です。お店は上杉さんと奥さんが切り盛りしており、奥さんが作るラテアートは、癒し系の表情が可愛いと評判が高いんです。動物などのリクエストにも応じてもらえますよ。テイクアウトも出来ますので、ちょっとしたサプライズにも最適です。ご夫婦の温かい雰囲気とこだわりを随所に感じることが出来る「SUNNY COFFEE」は、1人でゆっくり過ごしたい時、友達と楽しくお喋りしたい時など、様々なシチュエーションで利用することが出来ます。駅から徒歩で5分圏内です「SUNNY COFFEE」は、中央区日本橋蛎殻町にあります。電車の場合最寄り駅は東京メトロ日比谷線、都営浅草線の「人形町駅」です。A2出口を出て、首都高速6号向島線や、東京証券取引所方面へ歩きます。隣に「東横INN日本橋人形町」がありますので、それを目指すと分かりやすいと思います。駅から徒歩で5分程度なので、周辺を散策しながらお店を探すのも楽しいですね。車の場合水天宮方面を目指しましょう。首都高速6号向島線の出口で近いのは「箱崎」です。新大橋通りの蛎殻町の交差点から「東横INN日本橋人形町」のある通りへ入ります。お店は東横インと「人形町こどもクリニック」の間にありますよ。駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。朝8:00から営業中「SUNNY COFFEE」の営業時間は、下記の通りです。平日や土曜日は朝8:00から営業していますので、仕事前やお出かけ前にも利用することが出来ますね。月~金:8:00~18:00土曜日:8:00~17:00日・祝日:休みコスパも最高!絶品モーニング「SUNNY COFFEE」では、エアロプレスで本格焙煎されたコーヒーを350円から飲むことが出来ます。また、カウンター横にあるショーケースには、奥さんの手作りスイーツが並んでいます。中でもシフォンケーキは人気が高く、コーヒーと一緒に楽しみたい一品です。そしてモーニングメニューもリーズナブルな価格と確かな味で人気なんですよ。モーニングセット(500円)ワンコインで食べられるモーニングセットは、こだわりのパンを使ったサンドイッチや厚切りトーストに、サラダ、コーヒーまで付いたお得なセットです。ハムチーズサンドは食べごたえもあり、朝からしっかり食べたい方にオススメです。ランチには手軽に食べられるサンドイッチ、おやつ時間には甘いラテとスイーツ…時間帯によって様々な楽しみ方が出来ます。朝を元気に始めたいとき、ちょっと一休みしたい時、1日を通して何度となく帰りたくなるお店です。ぜひ一度立ち寄ってみてください。店舗情報店名:SUNNY COFFEE(サニーコーヒー)TEL・予約:080-7843-5697住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-9-4萩野ビル1Fアクセス:人形町駅徒歩5分営業時間:平日8:00〜18:00 土8:00〜17:00定休日:日曜・祝日
2017年02月02日美味しいパンとコーヒーのお店を探している方へ朝はパンとコーヒーで始まる、という方も多いかと思います。お気に入りのお店はありますか?毎日何となくコンビニやスーパーのパンで済ませていませんか?もちろんそれらも美味しいのですが、たまにはこだわりのパンとコーヒーで1日を始めることをご提案します。今回ご紹介する「Cawaii Bread & Coffee」は、八丁堀の亀島川沿いにあるパンとコーヒーのお店です。都会の中の静かな路地裏にあるこじんまりとしたお店は、自家製の焼き立てパンの香りが広がり、朝から幸せな気分になれること間違いなし。きっとお気に入りのお店になる、そんなCawaii Bread & Coffeeを詳しくご紹介します。リノベーションで新たなお店へ「Cawaii Bread & Coffee」は、元々印刷工場だった建物がリノベーションされて生まれ変わったお店です。地元で編集や執筆などを手がける「カワイイカンパニー」が運営しているので、外観や内装にも細かいこだわりが感じられます。通りに面した部分がガラス張りになっているので、外からでも店内を覗くことが出来ます。カフェや雑貨店のような雰囲気です。突き当りにも大きな窓があるので、光が店内を通り抜けて、非常に明るい空間です。内装は、瀬戸内海の人気エリア「ベネッセアートサイト直島」内の豊島(てしま)美術館の設計も手掛けた西沢立衛さんによるもの。壁一面に広がるオリジナルの可愛い壁紙が店内を更に明るく演出し、お客さんに元気をくれますよ。駅から歩いてすぐの立地です「Cawaii Bread & Coffee」は八丁堀にあります。■電車の場合最寄り駅はJR京葉線、東京メトロ日比谷線の「八丁堀駅」です。駅を出たら「コンパートメント東京中央」というマンションの方へ向けて歩き、亀島川を目指しましょう。川沿いにある「T&Yビル」の1階です、隣には「DE ICHIBA」というレストランがあります。駅からは徒歩2分程度の道のりですが、細い路地を歩いて行きますので、事前に道順を確認しておいてくださいね。■車の場合店舗周辺が一方通行になっていますので、車でお店の近くまで行く場合は「新川二丁目」の交差点を通り過ぎてから、亀島川を渡ってすぐの信号で右折しましょう。そのまま川沿いの道を進めば到着です。駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングを利用してください。路上駐車は迷惑になりますのでやめましょう。朝は7時から営業中「Cawaii Bread & Coffee」の営業日時は、下記の通りです。“第2・4火、水〜土曜日: 7am - 6pm日曜日: 7am - 4pm定休日: 月曜日、第1・3火曜日(夏期・冬期ほかの休業はFacebookにて都度告知します)”出典:平日の定休日もありますが、日曜日は開店しているので、休日の朝食を求めて家族で川沿いを散歩…という朝も楽しいと思います。もちろん、平日の仕事前に立ち寄って一日の気力を充填するという利用法もオススメです。自慢のパンはお早めに国産小麦や天然酵母、岡山にある吉田牧場から取り寄せているバターやミルクなどのこだわり素材で作られたパンは、ガス式輻射窯オーブンでじっくり焼き上げられます。このオーブンを使っているパン屋さんは、中央区ではココだけですよ。朝10時には、約20種類のパンが並んでいます。このオーブンで焼いたパン達の食べごろは翌日ですので、買ったら翌日の朝に食べるのがオススメです。豆から挽き方までこだわったコーヒーと一緒に味わいたいですね。■サンドイッチ吉田牧場自慢のフレッシュチーズを使ったサンドイッチは、人気の高いパンの1つです。手軽に食べられるので、朝が苦手な人、時間がない人にオススメです。■ノアカレンツカレンツとは、干しぶどうのこと。カレンツとくるみがふんだんに盛り込まれており、しっかり焼き上げられています。翌日に美味しいパンとしてオススメですので、朝食やオヤツ用に購入してみてはいかがでしょうか。■クリームパン木・金・日曜日限定というレアなパンです。出会えたら確実にゲットしてくださいね。■コーヒー京都の山奥で焙煎されたコーヒーは、月替りで変化します。トロリとした舌触りとコクのある味わいで、今までにないコーヒー体験が出来ますよ。街の中に溶け込む「Cawaii Bread & Coffee」は、忙しない私達を立ち止まらせ、ホッと一息つく時間をくれるお店です。皆さんも実際にお店を探して、お気に入りにパン屋さんに加えてくださいね。店舗情報店名:Cawaii Bread & CoffeeTEL・予約:03-3523-5040住所:東京都中央区八丁堀2-30-16 T&Yビル1階アクセス: 日比谷線八丁堀駅A4出口より徒歩30秒営業時間:第2・4火、水〜土曜日/7:00〜18:00日曜日/7:00〜16:00定休日:月曜日、第1・3火曜日(夏期・冬期ほかの休業はFacebookにて都度告知)
2016年12月26日可愛らしいスイーツは全て手作りバリスタとして修行を積んだオーナーの上杉さんが丁寧に淹れる本格焙煎の珈琲は、コーヒー好きも納得の1杯です。そんな珈琲と合わせて食べたくなってしまうのが、カウンター横のショーケースに並ぶホームメイドスイーツ。こちらは全て奥様の手作りで、中でもシフォンケーキは世代を問わず人気とのこと。本格珈琲と、ホームメイドならではの味を一緒に楽しめて、しかも「本日のコーヒー」は(税込350円)と値段も良心的。リピーターやファンが多いのにも頷けます。ゴロッと角切りハムと、とろ〜りチーズで至福のモーニング「モーニングセット」(税込500円)は、こだわりのパンを使ったサンドウィッチや厚切りのトーストに、サラダやコーヒーが付いたお得な朝限定メニューです。一番人気は食べ応えのあるハムチーズサンドセット。外はカリッと中はもっちりのトーストとゴロゴロ入った角切りのハム、さらにとろ〜りチーズが合わさって噛むごとにジューシー!食べている間はまさに至福の時。是非食べてみていただきたい1品です。取材・文/榎本美岬店舗情報店名:SUNNY COFFEE(サニーコーヒー)TEL・予約:080-7843-5697住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-9-4萩野ビル1Fアクセス:人形町駅徒歩5分営業時間:平日8:00〜18:00 土8:00〜17:00定休日:日曜・祝日
2016年08月24日1杯ずつ丁寧に淹れる本格珈琲オーナーの上杉さんは、いくつかのコーヒーショップを10年程経験したのち、西新橋にあるPEACE COFFEEでバリスタとして修行を積んだ焙煎人です。「本日のコーヒー」は(税込350円)と、リーズナブルにエアロプレスで抽出した本格珈琲が楽しめます。店内は約15席程。香り豊かなコーヒーを楽しみながら落ち着いた雰囲気の中で読書も良いかもしれません。壁の棚には自家焙煎の珈琲豆が常時7種類程並んでおり、販売もしています。ドリップコーヒーは注文すると中2日程で袋詰めしてくれるので、プレゼントにもオススメです。リクエストもOK!癒し系ラテアート奥様が描くラテアートは癒し系の表情が特徴で、リクエストもOK!中でも、動物やキャラクターはお子様にも大人気です。カップを覗くと思わず笑顔になってしまう不思議な魅力のラテアートは、どことなく奥様にも似ているような…?テイクアウトもできるので、ちょっとしたサプライズにもオススメです。取材・文/榎本美岬店舗情報店名:SUNNY COFFEE(サニーコーヒー)TEL・予約:080-7843-5697住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-9-4萩野ビル1Fアクセス:人形町駅徒歩5分営業時間:平日8:00〜18:00 土8:00〜17:00定休日:日曜・祝日
2016年08月23日「connel coffee(コーネル コーヒー)」は、青山一丁目・4番出口から赤坂方面へ徒歩5分、草月会館の2階にあり、隣は高橋是清翁記念公園、向かいは赤坂御所と、緑豊かな静かな環境です。1977年に建築家・丹下健三が設計した草月会館は、総ガラスの壁で、空や赤坂御所や高橋是清翁記念公園の景色が映るモダンな建物です。ロビーには彫刻家イサム・ノグチが手がけた“天国”と名付けられた石庭があり、自由に見ることができます。■世界的デザインオフィスが手がける、緑とインテリアが一体化した内装 カフェ入口から圧倒されるのは、大きなガラス越しに見える高橋是清翁記念公園の生い茂る緑。グレーペンミラー仕上げの天井や黒いテーブルに木々が映り込んで、まるで万華鏡を覗いているように光り輝き、幻想的で息を呑むほどの美しさです。コーネル コーヒーの運営と内装を手がけるのは、世界で活躍するデザインオフィス「nendo」。セブン&アイ・ホールディングス、スターバックス、ロッテなどのクライアントを持ち、建築からファッション、インテリア、食品と広く活躍。代表の佐藤オオキ氏は、2006年にNewsweek誌の「世界が尊敬する日本人100人」に選出されています。 ■ここが東京だということを忘れる静けさコーヒーは目黒のスイッチコーヒートーキョーの豆を使用。世界各地から選び抜いたコーヒー豆を生産者から直接買い受け、それぞれの豆に適したやり方で丁寧に焙煎したものを使用したスペシャルティコーヒーです。カフェからワンフロア上がると、黒くマット加工されたエーロ・サーリネンデザインのチューリップ・チェアがずらりと並んだ談話室が。通常は草月会館の関係者が使用するためのスペースですが、コーネル コーヒーでドリンクをオーダーすれば使用可能。左正面には赤坂御所の緑が見え、こちらもカフェ同様に、天井とテーブルを加工しているので、さまざまなものが映り込むおもしろい空間で、とても落ち着きます。メニューは、コーヒー300円、カフェラテ350円、カプチーノ350円、アイスコーヒー350円、アイスラテ400円、みかんジュース450円などドリンクのみの展開ですが、リーズナブルな価格設定はとてもうれしいですね。今後、軽い食べ物を提供する計画もあるそうです。 建築家・丹下健三さんの設計した、国立代々木競技場、赤坂プリンスホテル、表参道ハナヱ・モリ ビルが姿を消した今、彫刻家イサム・ノグチのアートを鑑賞ができるこのビルを見るだけでも、建築に興味がある方には価値がありそう。美しい空間でいただくコーヒーは特別で、ここが東京だということを忘れてしまいそうです。 connel coffee 東京都港区赤坂7-2-21 草月会館2階tel: 03-6434-01928:00~19:00土・日・祝日定休(草月会館でイベントがあるときは営業)
2016年06月07日