ラッフルチュールブラウス 2,499円、チュールフラウンススカート 7,499円、アシンメトリーピアス 1,799円、リング6個セット 1,799円H&Mは、モダンでクール、幻想的かつ大胆な美学で知られるベイルート(レバノンの首都)発のブランド、「Sandra Mansour(サンドラ・マンソー)」とのコラボレーションを発表します。刺繍オーガンザブラウス 5,999円、刺繍オーガンザスカート 5,999円、カチューシャ 1,799円、ブーツ(参考商品)力強い女性アーティストと自然の美しさにインスパイアされたこのコレクションは、淡い色味の繊細なデザインと、エッジの効いたフリルやロマンティックな生地のレイヤーなどの手仕事によるディテールによってフレッシュで、エンパワメントを感じさせるルックが特徴です。「Sandra Mansour × H&M」コレクションは、8月6日より公式オンラインサイト(hm.com)および、渋谷店、新宿店、二子玉川ライズ店、名古屋松坂屋店、心斎橋店の5店舗にて限定発売します。ロングチュールワンピース 9,499円ロングチュールワンピース 9,499円【コレクションについて】デザイナーのサンドラ・マンソーが2010年に設立した自身のブランド「Sandra Mansour」は、出身地であるベイルートの自然と、アートから受けたインスピレーション、また彼女の細部にまでこだわったクラフトマンシップの融合が、デザイン全体を通して表現表現されています。プリントTシャツ 1,499円、チュールフラウンスススカート 7,499円、サンフラワーシェイプイヤリング 1,299円コレクションは、マッシュルームグレー、アイボリー、ブラックなどのアースカラーで彩られ、フェミニンなフィット&フレアのシェイプとフリルのついた袖がボリューム感と主張のあるディテールを融合し、力強さと都会的なエッジを同時に作り出します。また、服やアクセサリーに用いられたヒマワリの花のモチーフやドット柄は、軽やかで繊細な生地を豊かに見せるだけでなく、細部にこだわったクラフトマンシップを引き立たせます。日本語でヒマワリを意味する「Fleur du Soleil(フルール・ドゥ・ソレイユ)」と名付けられた今回のコレクションは、ヒマワリの花が昼から夜へと太陽を追って向きを変える様子に魅了されたことに由来しています。チュールワンピース 8,499円シングルブレストジャケット 7,499円、プリントTシャツ 1,499円、チュールフラウンススカート 7,499円、サンフラワーシェイプイヤリング 1,299円また、トワイヤン、ドロテア・タニング、リナ・ルクレア、ビビ・ゾッベなどの女性アーティストたちからインスピレーションを得た当コレクションは、ドレス、ブラウス、スカート、テーラードブレザー、プリントTシャツ、パーカーの他、イヤリングやカチューシャなどの小物を含む全15種類がそろいます。プリントフーデッドトップス 2,499円、チュールフラウンススカート 7,499円Sandra Mansour CEO兼デザイナー サンドラ・マンソー「H&Mとのコラボレーションでは、自然への愛を表現しました。 アイテムに見られるヒマワリのモチーフは、生命のサイクルと太陽と光への依存を表しており、生地には画家や詩からインスピレーションを得て、ダークなレースやジャカード、刺繍のオーガンザなどを選びました。『Fleur du Soleil』コレクションを通して、私たちが今本当に必要としている、希望に満ちたメッセージを世界中の女性たちに届けたいと思っています。」(Sandra Mansour CEO兼デザイナー サンドラ・マンソー)H&Mウィメンズウェア デザイン責任者 マリア・ エストブロム「『Sandra Mansour』 のデザインを見て初めに目に入るのは、とても高いクオリティと純粋さですが、そのクラフトマンシップやストーリー性、そしてモダンでフレッシュな美しさにより引き込まれていきます。また、フェミニンなシルエットの中には、常にエンパワメントを感じさせるものがあります。このような先駆者とコラボレーションできることを誇りに思い、世界中でコレクションを発表できることを楽しみにしています。」(H&Mウィメンズウェア デザイン責任者 マリア・ エストブロム)【商品画像】※一部抜粋しています。ラッフルチュールブラウス 2,499円チュールフラウンススカート 7,499円プリントTシャツ 1,499円刺繍オーガンザブラウス 5,999円ロングジャカードワンピース 7,499円リボンディテールラップドレス 7,499円サンフラワーシェイプイヤリング 1,299円アシンメトリーピアス 1,799円リング 6個セット 1,799円カチューシャ 1,799円【コレクション詳細】発売日:8月6日(木)商品型数:全15種類商品価格帯:1,299~9,499展開店舗: 渋谷店、新宿店、二子玉川ライズ店、名古屋松坂屋店、心斎橋店および、公式オンラインストア(hm.com)企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月05日ROBE読者の皆様こんにちは、ryokoです。連載第三回「やっぱり女は守られたい?それとも自立したい?ディオールとシャネルの関係で見る20世紀半ばのファッション」に続き、第四回は若者文化と共に新しい価値観の台頭した1960年代、70年代のファッションについて考えてみたいと思います。若者文化と新しい価値観の台頭第2次世界大戦を経て1960-70年代には当時高まりを見せていた公民権運動とともに、アメリカでウーマン・リブ運動が展開されます。イギリスでも階級社会が崩壊する中、「ユースクエイク(Youthquake)」と呼ばれる若者文化が台頭。ジーンズ、ミニスカート、ヒッピー・スタイルが流行しました。その中で女性解放の機運も高まり、女性たちはふたたび職場へ出ていくこととなります。この時代においてココ・シャネルと同様、洋服のデザインだけでなく、女性や社会の意識に影響を与えたのがイヴ・サンローランです。1966年、プレタポルテ(高級既製服)のブランドである「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ」を裕福でない若者の多いパリのセーヌ川左岸に開き、当時の若者、特に社会進出し始めた女性たちが手にできるようになりました。(リヴ・ゴーシュはフランス語で左岸という意味)また、イヴ・サンローランは男性の正装とされていたタキシードを女性の服として発表し、パンツルックの先駆けとなりました。女性がパンツをはくことについて女性がオフィスシーンを含め公の場所にて、日常にパンツをはくことは、現在では特にこれといって気にすることもない普通のことですし、それどころかレギンスのスタイルも定着していますが、この当時は私たちが想像する以上に抵抗のあったことのようです。イヴ・サンローランの代表作 「smoking」当時の高級レストランでは、パンツを着用していることはドレスコード違反となり、入店を断られたりしたそう。イヴ・サンローランの長年のパートナーだったピエール・ベルジェの著書でも一緒にいた女性がパンツを履いていたことで断られ続けて、自分達がランチを食べる場所がどこにもなくなって…と述べているところがありました。当時のことをファッション美術館の学芸員の方に聞いたことがあるのですが、その方が大学生だったとき、大学の学長クラスの改まった講義を受けるときなど、パンツ(そのときはジーンズだったらしいので一概にいえませんが)ではいけないと指摘を受けたりしたそうです。高級レストランで締め出しをくらうほど女性がパンツをはくことに抵抗があった世の中で、ある行動を起こした人もいます。ナン・ケンプナーがその人です。華やかなパーソナリティで知られたアメリカ社交界の花形で、イヴ・サンローランのオートクチュールの大顧客の一人。MOMAのジュニア・カウンシルのメンバーになるなど、ニューヨーク社交界では影響力の大きな人物でした。イヴ・サンローランとナン・ケンプナー彼女はバスク海岸調のチュニック・パンツを着てニューヨークのレストランに行き、パンツをはいていることを理由に入店を断られてしまいます。そこで彼女はその場でパンツを脱ぐという行動に出ます。今にも下着が見えそうなチュニックのみで堂々とレストランに入っていったと...。あまりに面白い出来事だったので、当時のことをネットでできる範囲で調べてみました。日本の記事にはほとんどなかったものの、英語の記事では、「removed her trousers」「took off the bottom」「removed the bottom」など「パンツを脱いで抗議」したこの当時のエピソードのオンパレードでした。また、その事件が起きたレストラン「La Cote Basque」について調べたところ、ジャクリーン・ケネディ・オナシスやC.Z.ゲストなどが集い、ニューヨークの上流階級の社交場でもあったそう。当時の写真も見つかって、とても意外で新鮮な気分でした。また、服装史の講座を受けた時、講師の方に聞いてみたのですが、当時の雑誌や新聞などの記事では特に残っていないそうで、あくまで噂レベルだったとのこと。特にパリでは当時の時代の流れもあり、このようなアクションをとる女性がたびたびいたのだそう。その時伺った話で加えて意外だったのが、サンローラン自身、女性は女性らしくスカートをはくべきだと昔ながらの考えを依然と持っていてパンツスーツも「昔ながらの伝統的な女性らしさ」を引き立てるための延長線だということ。それを当時のフェミニスト達が勘違いしたということらしいです。ファッションの歴史では本来その立場や身分ではない者が新しい提案を行い、身分不相応だとか「勘違い」だとか叩かれ続けたのちそのスタイルが浸透し、それが今のラグジュアリーファッションをつくっていたりするのも面白いところです。シャネルが女性に自由を与えたのであれば、サンローランは女性の肩に男性の服を置くことによって女性に権力を与えたといわれ、結局のところ私たちはその「勘違い」の恩恵をたっぷり受けることができています。「ファッションは勘違いからはじまる」のもあながち悪くないなあと思いました。オフィスなどの公の場所での服装のルールとして、相手を不快にさせない、敬意のある服装をすべきだといわれれば確かにそのとおりですし、まともな社会人だと見られたいです。とはいえ、女性が男性の服を着ることで、相手に敬意を払ってないとか、はたして不快になったりするものなのか、いろいろ考えてしまいました。そういえば今でも学生が就職活動する際、着用するリクルートスーツはパンツよりもスカートにすべきだという風潮があったりしますね!現在においても長い議論になりそうな内容だなあと思います。 第五回は日本のデザイナーが欧米のファッションや社会の既成概念をひっくり返した衝撃の80年代と、昨今のファッションとテクノロジーと平和(!?)について考えてみたいと思います。第一回:女性の仕事服はなぜできた?現代にも続く20世紀以前のファッション 《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(1)》第二回:解放され仕事を手にした女性たちと20世紀前半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(2)》第三回:やっぱり女は守られたい?それとも自立したい?ディオールとシャネルの関係 で見る20世紀半ばのファッション 《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(3)》Text. ryokoIllustration. Sandra
2017年05月23日ROBE読者の皆様こんにちは、ryokoです。連載第二回「解放され仕事を手にした女性たちと20世紀前半のファッション」に続き、第三回は第二次世界大戦を経て華やかなりしオートクチュール全盛の最後の時代、20世紀半ばごろのファッションについて考えてみたいと思います。ふたたび激動の時代へドイツ軍がポーランドへ侵攻したことに端を発した第二次世界大戦(1939~1945)は、この期間ドイツ、イタリア、日本の枢軸国側とイギリス、フランス、アメリカ、ソ連、中国などの連合国側とが,大西洋、ヨーロッパ、北アフリカ、そして太平洋、東アジアの広範囲を戦場として巨大な規模の戦争を展開しました。この時代も20世紀前半同様、男性は戦場に駆り出され、主に女性が国内の生産現場を担っていました。戦争が引き起こした人手不足は女性の積極的な労働参加を促します。終戦直後、女性たちは職を離れましたが、仕事をすることによる社会参加は大きな自信につながりました。その後の女性の社会進出に少なからず影響を与えたことは言うまでもありません。華やかさと安心を求めた戦後のファッション戦後は仕事を続ける女性、家庭へ戻る女性など様々でした。戦争による悲惨さや節制が続いた反動もあり、女性はファッションに華やかさを求めます。その華やかさを求める欲求に応えたのが、1947年に発表されたクリスチャン・ディオールによる「ニュールック」と呼ばれるコレクションでした。「ニュールック」とはグラマラスなバストラインとくびれを強調するためウエストを細く絞り、丸みを帯びた丈の長いスカートをあわせて凹凸のあるフェミニンなシルエットをつくるスタイルでした。そこには贅沢で華やかで「守ってもらえる」ような安心感があったように感じます。しかしディオールのエレガントなスタイルはあくまで“貴婦人のため”だけに提案され、物議を醸しました。お金のない女性たちはディオールの服を身にまとう女性を攻撃し、街中で頻繁に暴力沙汰が起きたほどです。しかし「モード」という点でディオールが新たな時代築き、日本でもコレクションが開催されました。日本とのつながりについて1950年代のファッションを改めて調べていて意外な気持ちになったのが、ディオールと日本のファッションのつながりです。クリスチャン・ディオールは日本の文化に興味を持っており、「トーキョー」や「ウタマロ」という名前のドレスを作っていたそうです。ドレスに歌磨呂って…男性の名前なのに、ちょっと笑っちゃいます。また、日本の織物にも深い興味を抱いており、百貨店の大丸とライセンス契約を結び、ディオールのデザインと型紙を使った、日本の生地によるオートクチュールサロンがあったそうです。今考えるとすごく意外!その中で、皇太子妃だった美智子皇后陛下のご成婚の際、ウェディングドレス(ローブ デコルテ)に採用され、京都の老舗龍村美術織物による「明暉瑞鳥錦(めいきずいちょうにしき)」という生地(「裂(きれ)」っていうらしい)を用いて、ドレスが作られました。ロマンティックでクラシカル、コンサバな1950年代のスタイルは現在においても、可愛らしくレディライクな女性のスタイルには欠かせない、日本女性が大好きなスタイルです。そこには上品でしとやかな昔ながらの淑女らしさがあります。どんなに自立した女性でも、一度は惹きつけられる魅力でしょう。当時、暴力沙汰になったなど、今では考えられないほど女性らしいファッションです。ココ・シャネルの復活そこで思い出していただきたいのがココ・シャネルの存在。彼女は自分がかつて皆殺しにしたはずの、女性の自由を奪い束縛していたスタイルが再び成功しているのを目の当たりにします。彼女はディオールのファッションが席巻しているのを見て、「あの男は私が何十年もかけて壊してきたものをあっという間に元に戻した。」と耐え難いほどの屈辱を感じます。そして1954年、コレクションにカムバック。しかし、フランスのファッション誌は「1930年の亡霊」、「退屈で胸もウエストもヒップもない」「大失敗」と残酷に切り捨てあざ笑います。しかしその記者たちの攻撃はリウマチで指が不自由な71歳の、自立した彼女の闘争心に火をつけ、やめることはありませんでした。そんな中、アメリカはココ・シャネルのカムバックを称賛します。アメリカ最大手のベストセラー雑誌「ライフ」がココ・シャネルを大々的に報道しました。シャネル初期から存在した動きやすく快適なジャージー素材のドレスだけでなく、オフィスなどの公の場に最適なツイードスーツは、簡素かつエレガント。これらのスタイルは消費の中心が「仕事を持ちキャリアを築き人生を切り開こうとする女性」へと変化していたアメリカにおいて、大歓迎を受けました。「シャネルが世にもたらしたのは、モード以上のもの、それは革命である」と。それらがきっかけとなり、今日に至るまで、ファッションに興味があるなし関わらず、彼女のスタイルは世界中のすべての人に浸透していったのです。第四回は若者文化と共に新しい価値観の台頭した1960年代、70年代のファッションについて考えてみたいと思います。第一回:女性の仕事服はなぜできた?現代にも続く20世紀以前のファッション 《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(1)》第二回:解放され仕事を手にした女性たちと20世紀前半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(2)》Text. ryokoIllustration. Sandra
2017年05月23日忘年会やクリスマス、カウントダウン、初詣、など年末年始のイベントに胸を踊らせながらも、残り約1ヶ月半、今年の自分を省みる時間は用意している?そこで、どのライフステージにいてもきっと共感してもらえる書籍をまとめてみました。 "越境レディ" に相応しい一冊としてあなたならどの本にする?『 情熱がなければ伝わらない! アタッシェ・ドゥ・プレスという仕事 』ファッションを伝えたいすべての人の必携書著者:伊藤美恵ジャンル:産業研究アタッシェ・ドゥ・プレス育成スクール、M.I.Cの学長・伊藤美恵さんはファッションデザイナーとして活躍後、アタッシェ・ドゥ・プレスに転身。自身のキャリアで日本進出に尽力したブランドは、MARNI、BALLY、MAX&Co.、VIVIENNE WESTWOOD、MARC JACOBS、PAUL&JOE、FOREVER 21…と挙げたらキリがありません。それらの経験を生かし "伝える" ことの本質を、本書を通じて説かれています。ちなみに実弟はなんとYMOの高橋幸宏さん。ご兄弟や豪華な交友関係が垣間見えるインスタグラムでは、ダンディなファッションセンスもたびたび披露。Yukihiro Takahashiさん(@room6666)が投稿した写真 - 2015 9月 20 3:27午前 PDT 『 蜷川実花になるまで 』実録:写真家になるために蜷川実花でいるために、これをした著者:蜷川実花ジャンル:エッセー・随筆極彩色で知られる、日本を代表するアーティスト・蜷川実花さん。写真家としてはもちろん、複数の映画を監督したり、M / mika ninagawaで洋服作ったり、つい先日もすみだ水族館で「蜷川実花×クラゲ」コラボレーション展示をリリースしたり、2020年オリンピック・パラリンピックでは大会理事としても!活躍の場は広がり続けています。そんな彼女が写真家になるまで、写真家になってから写真以外の分野に手を広げ今日に至るまでのことが口語体で綴られています。サクサク読み進められてしまうので、思わず隣で蜷川姐さんに人生相談でもしているかのような感覚に。『 Nasty Galaxy 』Girls be "GIRLBOSS" !筆者:Sophia Amorusoジャンル:Graphic Design破産のニュースが飛び込んできた(!)けれども、現代版アメリカンドリームと称されていた時期もあったNasty Galの創設者、ソフィア・アモルソ。学歴なし、金なし、コネなし、おまけにちょっとヤンキー気質。その彼女は、今やレディスECのパイオニア的存在。処女作『#GIRLBOSS』は日本語版も出版され本屋さんで手に取った方もいるのでは?『Nasty Galaxy』は、GIRLBOSSの定義でもある "自分の人生を自分で決める人のこと" を地でいきながら、各フィールドで活躍する女性をフィーチャーしたGIRLBOSSの決定版。彼女がホストを務めるポッドキャスト《Girlboss Radio with Sophia Amoruso》も配信中。豪華ゲストに触発されてあなたがGIRLBOSSになる日も近いかも?『 コッコロから 』" 私、恋って、どっか美人だけがするもんだって思ってた "著者:佐野洋子ジャンル:小説以前、某モード誌編集長も読むべき本に挙げていたこの小説。サクッと読める可愛らしい若い男女の恋愛小説です。相手の見た目や肩書きに惑わされない "純朴な" 主人公・亜子ちゃんに、読後、誰もが "コッコロ" 奪われることでしょう。『百万回生きたねこ』の作者でもある佐野さんの挿絵も必見です。『 純情ババァになりました 』" わかり合うのが無理でも、分かち合う。もっと励ましあう "著者:加賀まりこジャンル:演劇・舞台『月曜日のユカ』に代表されるように、和製BB(ブリジット・バルドー)と称された若き日の加賀まりこ様。ROBE世代の私たちにとっては『花男』道明寺司の母親・楓役の印象でしょうか。当時のコケティッシュな風貌はもちろん、自由奔放で大胆な彼女らしいエピソードが詰まった半生を綴った一冊です。1,000万円抱えてパリに豪遊しに行ったり、イヴ・サンローラン本人にオートクチュールを依頼したり。どれも浮世離れした自慢話かと思いきや、読み進めるとこれ以上ない人情話になってくるから、あら不思議。『 結婚のずっと前 』" だいじょうぶ、ちゃんと幸せになれるよ "著者:坂之上 洋子ジャンル:倫理学・道徳最後はこちら。経営ストラテジストとして第一線でご活躍している坂之上洋子さんが、いまから5年前に出版された詩集。働く女性を中心に、共感が共感を呼び2016年10月現在では第14刷というロングヒットを記録しています。女性のライフステージに合わせた章立てになっており、カメラマン野寺治孝氏の美しい写真たちがそれらを引き立てます。友人へのちょっとしたギフトとしても◎。おさらい 情熱がなければ伝わらない! アタッシェ・ドゥ・プレスという仕事 / 伊藤美恵 蜷川実花になるまで / 蜷川実花 Nasty Galaxy / Sophia Amoruso コッコロから / 佐野洋子 純情ババアになりました / 加賀まりこ 結婚のずっと前 / 坂ノ上洋子仕事とイベント事での忙しい日々も、あったかいコーヒー片手にぬくぬく読書する時間があってこその楽しみになるかもしれませんね。最後にこちらの言葉を。どうしたらいいかわからず悩む時には自分で色々考えず友人の意見だけに頼らず本をたくさん読むといいよ同じことで悩んでいた人に必ず出会えるからその人たちがもがいて苦しんで出した答えや考え方に目から鱗が落ちる瞬間がきっとあるその時なにかが変わるんだ(『結婚のずっと前』より)【洒脱なレディ論】 過去のコラムを覗いてみる【 洒脱なレディ論 】とは映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokioka (@mdrtkk)Illustration. Sandra
2017年01月28日