5月にWOWOWで放送・配信される映画の主なラインナップが発表された。5月は「カンヌ特集&動物大集合」と題し、TV初放送となる『怪物』、第75回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『逆転のトライアングル』などがラインナップされている。第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞した『怪物』は5月25日(土) に放送予定。本作は『万引き家族』の是枝裕和監督と、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二がタッグを組んだ人間ドラマ。安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希らがキャストとして名を連ねており、音楽は坂本龍一が担当した。また、5月26日(日) に放送・配信される『逆転のトライアングル』は、豪華クルーズ船が難破し、乗客と船員たちが無人島でサバイバルを繰り広げるコメディ作品。ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン、ウディ・ハレルソン、ドリー・デ・レオンらが出演しており、監督はリューベン・オストルンドが務めた。さらに、デンゼル・ワシントン主演『イコライザー』シリーズの最新作『イコライザー THE FINAL』を含む全3作が一挙放送・配信されるほか、ジェイソン・ステイサム主演『MEG ザ・モンスター』と最新作『MEG ザ・モンスターズ2』も放送・配信が開始される。また5月23日(金) の「世界カメの日」に合わせて、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』と、1990年代に製作された『ミュータント・タートルズ』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ2』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ3』の放送・配信が予定されている。そのほかのラインアップは、WOWOW公式サイトに記載されている。WOWOW映画 5月の主なラインナップ5月3日(金・祝) ハンガー・ゲーム0 ※TV初5月4日(土・祝) 大名倒産 ※TV初5月4日(土・祝) 今日から俺は!!劇場版5月11日(土) イコライザー THE FINAL5月13日(月) メリちん ※TV初5月18日(土) MEG ザ・モンスターズ25月19日(日) 帰れない山 ※TV初5月20日(月) コンパートメントNo.6 ※TV初5月21日(火) EO イーオー ※TV初5月24日(金) ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!5月25日(土) 怪物 ※TV初・放送のみ5月26日(日) 逆転のトライアングル ※TV初放送日・チャンネルの確認はこちら:配信日の確認はこちら:
2024年03月25日2024年3月27日(水) 午後10時よりWOWOWで放送・配信される『生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」』第12回のゲストが発表された。本番組は、「ミュージカルの素晴らしさをもっとたくさんの人に伝えていきたい」「劇場に足を運んでいただきたい」という井上芳雄の思いから、“生放送”にこだわった、ミュージカルの“いま”を届けるトーク&ミュージックショー。第12回には、ミュージカル『VIOLET』より演出の藤田俊太郎、キャストの屋比久知奈、東啓介、立石俊樹、樹里咲穂、原田優一がゲストとして出演する。『VIOLET』は、梅田芸術劇場が英国チャリングクロス劇場と共同で企画・制作し、2019年にイギリス、2020年に日本で上演されたミュージカル。番組ではキャスト5名で劇中曲「マイ・ウェイ」の歌唱を披露する予定で、2024年4月の再演に先駆け、一足早く作品の世界観を堪能することができる。また、井上がオープニング曲を歌いながら登場し、観客に薔薇を手渡す『芳雄のミュー』ならではの演出も見どころだ。■藤田俊太郎 コメント『芳雄のミュー』出演を心から嬉しく思っております。これまでご一緒したお仕事は全てとても刺激的で、芳雄さんに魅了され続けています。『VIOLET』の大切な仲間たちとスタジオにお邪魔します。生放送を楽しみにしています。ミュージカルの未来の話が出来たら幸せです。■屋比久知奈 コメントミュージカル界の“いま”を届ける番組『芳雄のミュー』。芳雄さんらしい愛のある番組への出演、とても嬉しいです!!生放送ということで、何が起こるか正直どきどきしてますが、思い切り楽しみます!■東啓介 コメントこうして出演させていただけることをとても嬉しく思います。前回は映像コメントでの出演だったので、今回やっと!出演できる!!と今から待ち遠しいです。芳雄さんにまたお会いできるのも楽しみですし、『VIOLET』カンパニーを代表して、この作品の魅力を存分にお伝えしたいです!!■立石俊樹 コメント芳雄さんとは『エリザベート』での共演以来になります。芳雄さんに精神的な部分でもとても助けて頂いて、今回お会いできるのを大変嬉しく思います。みんなのムードメーカーでパワースポットのような芳雄さんの番組。生放送だからこそ発揮して生まれるものがあると思うので、それをお届けできるのがとても楽しみです!!よろしくお願いします!!■樹里咲穂 コメント前略、芳雄さん。舞台では『ウェディング・シンガー』『ジェーン・エア』でご一緒しましたね。今回は芳雄さんの番組に出演させて頂ける事嬉しく思っています。頭の回転が早くて、いつも飄々とした顔して可笑しな事を言う芳雄さん。この度も冴えたトーク楽しみにしてます!草々■原田優一 コメント俳優・シンガーとしてのみならず、そのスマートな容姿から、話術に至るまで魅力を爆発させる芳雄様。何か出来ないことはないの?!勝手にコンプレックスまみれの私にとって、勝手に憧れております。今回、勝手に井上芳雄を浴びて、自分がスマートになった気で帰りたいと思います。<番組情報>生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』#12放送・配信日:2024年3月27日(水) 午後10:00~[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]※ライブ配信のみWOWOWオンデマンドでは3月29日(金) 午後2:00のリピート放送終了後よりアーカイブ配信MC:井上芳雄ゲスト:藤田俊太郎、屋比久知奈、東啓介、立石俊樹、樹里咲穂、原田優一ミュージカル『VIOLET』のチケット情報:()番組公式サイト:
2024年03月11日今年1月より上演された舞台『オデッサ』が、5月にWOWOWで放送・配信されることが決定した。本作は、三谷幸喜が3年ぶりに書き下ろした新作舞台。3人の俳優が、二つの言語で一つの真実を巡り会話バトルを繰り広げる。出演は、柿澤勇人、宮澤エマ、迫田孝也。三谷が今、いちばん信頼を寄せるメンバーで、いちばん書きたいテーマ「言語」について綴った物語が展開していく。舞台はアメリカ・テキサス。殺人事件の容疑で勾留された日本人旅行者と、英語しか話せない日系人警察官、留学中で英語も達者な日本人青年が繰り広げる密室会話劇。殺人事件の謎を解くというミステリー要素のほか、通訳される言葉を介したすれ違う会話劇にも注目だ。また、登場人物それぞれがアイデンティティーへの葛藤を抱いていることが笑いの中にも語られ、ヒューマンドラマとしても見応えも。前半に張られた伏線を回収しながら二転三転するストーリー展開、登場人物の心理を緻密に描く荻野清子の音楽、舞台上に“演出”された字幕など、いまだかつて見たことのない世界観が広がる作品となっている。<番組情報>三谷幸喜『オデッサ』5月放送・配信予定作・演出:三谷幸喜音楽・演奏:荻野清子出演:柿澤勇人、宮澤エマ、迫田孝也ナレーション:横田栄司番組URL:
2024年03月04日WOWOWアジア専門バイヤーの目利きでセレクトする新映画枠「アジアホリック!」が、4月にWOWOWシネマでスタートすることが発表された。「アジアホリック!」は、極上アジアエンタメの最前線をたどる企画。中国や韓国はもちろん、台湾や香港、ときにはインドまで、アジアコンテンツファンに刺さるアジア映画を厳選し、3カ月ごとに放送する。併せて、直近放送予定のラインナップが発表された。4月15日(月) 21時からは、金鶏賞(中国のアカデミー賞)最優秀脚本賞を受賞した『宇宙探索編集部』、4月16日(火) 21時からは、香港映画史上初の1億香港ドル(約17億円)を突破した『毒舌弁護人〜正義への戦い〜』、7月にはマ・ドンソクが主演を務めたコメディ作品『狎鴎亭(アックジョン)スターダム』がオンエアされる。<番組情報>WOWOW「アジアホリック!」初回放送:4月15日(月)・16日(火) 21:00~公式サイト:
2024年03月01日2021年にWOWOWが開局30周年を記念して始めたプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム』。予算や撮影日数など同条件のもと、個性豊かな俳優たちがオリジナルのショートフィルムを制作する人気の企画です。今回は、第4弾で監督と主演としてタッグを組んだこちらの方々にお話をうかがってきました。仲里依紗さん & 秋山竜次さん【映画、ときどき私】 vol. 638『撮影/鏑木真一』で映画監督に初挑戦したのは、俳優からYouTube配信まで幅広い活動を続けている仲里依紗さん。主演には、大河ドラマの演技でも大きな反響を呼んでいるお笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さんを指名しています。本作の主人公となるのは、有名人たちを執拗に追いかける週刊誌カメラマンの鏑木真一。あるスキャンダルを暴露し、女優を死に追いやってしまった鏑木の身に起きる恐怖体験を描いています。そこで、撮影の秘話や初めて出会った日のこと、そしておふたりが心がけていることなどについて語っていただきました。「秋山さん主演で撮れるならやりたい」と思った―仲さんは、もともと監督をしてみたいと思っていたのでしょうか。仲さんというよりも、「秋山さん主演で撮れるならやりたい」のほうですね。秋山さんこんなにうれしいことはないですよ。ただ、仲さんの初監督作ということでプレッシャーもありましたし、いざ挑んでみたらセリフがないのでびっくりしました。仲さん秋山さんはお忙しいので、断られないためにどうしたらいいかを考えたときに、やっぱりセリフを覚えるのが大変かなと思いまして。秋山さん長崎で一緒にやっているバラエティ番組での食事会で、「大河も入っているし、ご負担をかけないように作戦を立てています」とは聞いていましたけど、まさかこんなことを考えていたとは…。というか、大河のことまで気遣ってくれる監督なんていないですよね!―実際、挑戦されてみていかがでしたか?秋山さんセリフがないから楽かなと考えていたのにすべてを表情だけで出さないといけないので、思っていた以上にやることが多い。そもそもお芝居とコントではギアがまったく違いますが、「お芝居ってどんだけ難しいんだ!」と思いました。―しかも、ホラーということでお笑いの要素を封印するのも大変だったのではないかなと。秋山さんそうですね。これまではどんな場もコメディフェイスでくぐり抜けてきましたけど、今回は恐怖の隣にいるような状況。普段はあまり怖い顔をしないようにしていることもあって、そこも難しかったです。そんななか、仲さんが表情の演技指導を直接してくださったのでわかりやすくて助かりました。この作品の僕は、仲さんを完コピしているだけです(笑)。仲さんあははは!初めてのジャンルで新境地を切り開くことができた―やはりそれは俳優ならではの演出方法ということなのでしょうか。仲さんというよりも、うまく説明できなかったので、表情で伝えたらいいかなと思って。秋山さんは本当に飲み込みが早いし、人を見る力が長けているのですごかったです。秋山さん普段から人のことはめちゃくちゃ見ていて、人を見るために街を歩いているくらいですからね(笑)。―原案から考えたというストーリーも攻めた内容だと思いましたが、どういったきっかけで生まれたのか教えてください。仲さんもともとホラーとかサスペンスが大好きなので、ただ自分が好きなものを詰め込んだだけです。秋山さんもっとポップな感じで変な表情とかを求められると思っていたので、まさかのこっち系で驚きました。けっこう切り込んでいて面白いですが、めちゃくちゃ怖かったので、「仲さんこんなこと考えてたの!?」とはなりましたけど(笑)。僕にとってはいままでに挑戦したことのないジャンルということもあり、新境地を切り開いた気がしています。―演じるうえで、これまでに出会った週刊誌のカメラマンさんを参考にしたようなこともありましたか?秋山さん僕は特に追い回されるようなことはないのでそれはなかったですが、多くの芸能人はこういう状況と隣り合わせにいるんですよね…。この作品はぜひ撮っている側の人にも観てもらいたいなと思っています。いまや誰もが同じことをしてしまう可能性がある―仲さんも撮られる側ですが、そういう経験を反映している部分もあったのでしょうか。仲さんこういう話になったのは、ホラーやサスペンスが好きだからというのが一番ですが、「こちらはこんな気持ちだけど、撮っている人はどうなんだろう」というのは前から考えていました。秋山さんそれは僕も思っていました。仲さんしかも、最近はSNSでの拡散によって一般の方も同じようなことをしている場合もありますからね。なので、誰もが同じことをしてしまうかもしれないというのを心に置いてほしい気持ちはあります。―普段から撮られることが多いと思いますが、何か対処法などはありますか?秋山さん一般の方はこっちにバレていないと思ってスマホを向けてくることが大半ですが、表情でバレバレ(笑)。やっぱりプロではない方のお芝居には限界があるんだなと。撮影中のときはわざと番組以上のテンションで向かっていくこともあるんですけど、そうすると逆に向こうが「やめてください」みたいにドン引きしちゃうので、それを楽しんでいます(笑)。ただ、家族といるときとかに撮られるのはやっぱり嫌ですね。学生時代は秋山さんの話題から一日が始まっていた―おふたりが初めて会われたのは7年前ですが、秋山さんのファンでもある仲さんは「いつか共演したい」「100年分の勇気を振り絞って写真を撮ってもらった」とSNSに書かれていたので、現在の関係性には感慨深いところもあるのではないかなと。秋山さんそんなこと言ってくれていたんですか!?僕もあの日のことは忘れていませんよ。バラエティ番組で芸人グループとドラマに出演されている俳優さんたちはまったく別なのに、いきなり仲さんが「前からファンなので写真撮ってください」って来てくれたんですよね。仲さん私の世代にとって、“レジェンド”ですから。学生時代は秋山さんが出ていた番組の話題から学校生活が始まっていたくらいです。秋山さんいやいや。僕も仲さんには感謝しかないんですけど、それはなぜかというと、どんなに小さいイベントでも、声をかけると毎回引き受けてくださるからです。「女優さんとかでお知り合いはいませんか?」とよく聞かれますが、申し訳ないことに仲さんしかいなくて(笑)。シャーペンの芯が入った消しゴムの手術をしたりする誰も見ていないようなロバートのどうしようもない番組でも来てくれますからね。仲さんそういうところが大好きなんですよ。最高です!大問題になりそうな企画を次回も一緒にしたい―監督と主演という形で一緒に映画を作る未来は想像されていましたか?仲さん秋山さんを主演にできた喜びはすごいですよ。本当にしつこく言い続けてよかったです。秋山さん僕もめちゃくちゃうれしいですよ。仲さんそのために「負担をなくせー!」と叫んでセリフをなくしたくらいですから(笑)。秋山さんセリフがあったとしても絶対に出させていただきますよ。仲さんでも、もし覚える時間がなかったら、今度はカンペ出しますね(笑)。秋山さんあははは!てか、全方向にカンペを置く企画も面白そうですね。タイトルは『KANPE』にして、演者全員がカンペを見て演技をするとか。仲さんいいですね!カンペありバージョンと覚えてきたバージョンを比べて審査するのもいいかも。もし、カンペの作品が賞を獲ったらどうします?秋山さん大問題になりますね(笑)。 ぜひ、次の企画でやりましょう。エネルギーを使い切る毎日にしてほしい―おふたりとも自分のしたいことを口にして着実に形にされていますが、どんなに忙しくてもフットワークの軽さを維持できている秘訣は?仲さん私はじっとできないタイプなんですよ。最近もやりたいことがいろいろありすぎて、寝る時間もないくらいです。秋山さん仲さんはドラマに出ながら動画の編集もするし、バラエティにも出るし、バイタリティがすごいですよね。以前、ドラマ『黒い十人の秋山』に出演をお願いしたときも、映画とドラマに入っているのにそれでもオッケーしてくださって。仲さんでも、あの作品はセリフが多かったですよね…。もちろんカンペなしでやりましたけど!秋山さん(笑)。いやー、あのときにカンペのシステムを思いついていればよかったですね。僕もただ好きなことをしているだけで、それをさせていただける場所を渡り歩いているだけ。プライベートでもつい仕事のことを考えてしまいますけど、好きなのであまりストレスも感じていません。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。仲さん省エネは環境にはいいですが、自分的にはよくないと思うので、ぜひエネルギーを使い切る毎日にしてほしいですね。私は気絶レベルで寝ている感じですが、それくらい「やり切った!」と思えるような日々を送っていただけたらいいなと思います。秋山さんめちゃくちゃいいですね。というか、僕もまったく同じです!布団に入ったら記憶がないくらいの早さで寝ちゃいますし、朝は「さあ寝よう」みたいな顔のままで起きているくらいですから(笑)。でも、それくらいフルで動いたほうがいいですし、疲れ切ったほうがよく寝れますよね。仲さんそうなんですよ!一日一日がもったいないので、みなさんもぜひ。インタビューを終えてみて…。息のあったテンポのいいやりとりを繰り広げていた仲さんと秋山さん。これまでに数々の取材を行なってきましたが、エネルギッシュで頭の回転が早いおふたりということもあり、撮影中も取材中もこんなに笑い続けた取材はなかったのではないかと感じたほど楽しませていただきました。今回の作品では、そんなおふたりが見せるギャップと渾身の表情にも注目です。独自の世界観へと引き込まれるいい意味で期待を裏切られるような、仲さんと秋山さんの新たな一面を堪能することができる本作。そのほかにも、豪華俳優陣が手掛けたオリジナリティあふれる作品が揃っているので、あわせてお楽しみください。写真・大内カオリ(仲里依紗、秋山竜次)取材、文・志村昌美仲里依紗 スタイリスト・黒瀬結以 ヘアメイク・本岡明浩ジャケット¥86,240(メゾン ジー シモーヌ/ハイシックスティーファイブ )、中に着たトップス¥49,500(ディーゼル/ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)、メガネ¥36,300(ジェントルモンスター)、イヤリング¥17,600、リボンネックレス¥14,300、チョーカー¥17,600、両手人差し指リング[2本セットで]¥15,400、右手薬指リング¥9,900、右手小指リング[2本セットで]¥11,000(以上ビジュー アール・アイ 03-3770-6809)、左手薬指リング¥16,500(モイラエックスメル/イノメント info@innoment-tokyo.com)秋山竜次 スタイリスト・古澤愛ストーリー週刊誌のカメラマンとして有名人を追い回してきた鏑木。あるとき、自身が暴露したスキャンダルが原因で女優を死に追いやってしまう。その出来事をきっかけにスランプに陥った鏑木は、上司や同僚に再起を誓うが、思うようにいかない。そんなある日、鏑木は追いかけていたアイドルの情報をタレコミする発信元不明のメッセージを受け取るのだった…。裏側が垣間見れるメイキング映像はこちら!作品情報『アクターズ・ショート・フィルム4』3月1日(金)午前0:00 WOWOWオンデマンドで全作配信開始!WOWOWオンデマンド:3月8日(金)より毎週1本ずつ放送! WOWOWプライム・3月8日 (金) 午後11:30~ 千葉雄大監督作・3月15日(金) 午後11:30~ 仲里依紗監督作・3月22日(金) 午後11:30~ 福士蒼汰監督作・3月29日(金) 午後11:30~ 森崎ウィン監督作監督:千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィン(※五十音順)主演:一ノ瀬颯・秋山竜次・清水尋也・芋生悠・中尾ミエ・鈴木伸之(※監督の五十音順)製作著作:WOWOW写真・大内カオリ(仲里依紗、秋山竜次)
2024年02月29日向井理が4月26日(金)スタートのドラマ8枠、テレビ東京×WOWOW共同製作連続ドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season1」に主演。Season2はWOWOWでの放送・配信が決定した。数多くのヒット作を生み出してきた WOWOWとテレ東の初タッグとなる今作。主演に向井理、さらに脚本・吉田康弘や監督・河野圭太など数々の話題作を手掛けてきたクリエイター陣を迎え、近年ネットの普及と共に拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライム・エンターテインメントだ。交番勤務の警察官・多家良啓介(向井さん)は、とある商店街の交番に勤める真面目で頼られる存在。しかし、多家良には誰も知らない過去と裏の顔が...。それは法では裁けない相手ばかりを狙う“詐欺師K”。かつての多家良はとある大物詐欺師を追う捜査二課の刑事だった。彼は、なぜ警察官でありながら詐欺師の仮面をかぶることになったのか!?その裏に隠された過去とは?法を超えて悪人を欺き、身内となる警察をも欺く多家良の真の目的とは...。主人公・多家良啓介を演じるのは、「婚活探偵」(BSテレ東)での婚活に励む敏腕探偵役や、「パリピ孔明」(フジテレビ)での現代にタイムスリップした天才軍師役など、個性豊かな役柄を演じてきた向井理。約2年ぶりのテレ東連続ドラマ主演となる今作では、近年演じてきた役柄と雰囲気が異なる二つの顔を持つ主人公に挑戦する。■向井理/多家良啓介役「装うのではなく、生きる」今回、警察官と詐欺師という相容れない役を同時に演じます。 昨今、様々な詐欺という犯罪が日々報道され、その距離が近付いている感覚があります。その内容も多岐に渡り、巧妙に計算された犯行には騙されても仕方ないと思うほどです。それに立ち向かい、義賊のような存在である主人公は、警察官でありながら多種多様な職業を演じ分けて詐欺師と対峙します。その背景には複雑な背景が...。詐欺師を欺く詐欺師という構図は今までにもありましたが、今回私が挑戦したいのは、そのリアルさです。装うのではなく、生きる。そのことで人を信じさせ、騙していく。犯罪を取り締まる者と犯す者。矛盾した役柄ながらそれを成立させるのは簡単ではありませんが、少しでもこの世から詐欺という犯罪が減ることを祈って演じて参りたいと思います。■テレビ東京×WOWOWが初の共同製作さらに、プロデューサーの木下真梨子(テレビ東京制作局ドラマ室)は「時代に合わせ、巧妙になっている詐欺の手口は、実は昔から今に至るまで人の心理を利用するシンプルな仕組みがほとんど。だからこそ、詐欺は “人”がいる限り、無くなることがない犯罪なのです。その悪に向き合えるのは法を守る警察なのか? それとも...と考え、この『ダブルチート』という企画と多家良の主人公像を考えました」とコメント。主演の向井さんについて、「警察官としての表の顔と詐欺師として様々な人物として生きる顔を持つ難しい役どころを向井さんに演じていただけたら...と企画段階から思い描いていました」と語る。堤口敬太プロデューサー(WOWOWドラマ制作部)は、「映画 『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』や『バースデーカード』の吉田康弘さんをはじめとした脚本家の皆さんが、詐欺事件のリアルな実情を交えながらも、手に汗握るエンタメ作品に仕上げてくださっています」と、社会派ドラマやサスペンス作品を多く手掛けてきたWOWOWとテレビ東京が初めて組んだクライム・エンターテインメントをアピールした。ドラマ8「テレビ東京×WOWOW共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1」は4月26日より毎週金曜20時~テレビ東京ほかにて放送(初回放送は15分拡大)。Season2は6月~WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送・配信予定(※放送日時は後日発表)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月26日映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』が、4月にWOWOWでTV初放送されることが決定した。和久井健の人気コミック『東京卍リベンジャーズ』を、『映画 賭ケグルイ』ほか、コミックの実写化に定評のある英勉監督が映画化した本シリーズ。第1作『東京リベンジャーズ』は、主人公タケミチ(北村匠海)がタイムリープを繰り返し、元恋人ヒナ(今田美桜)が殺される運命を変えようと奮闘する。2本の続編『~2 血のハロウィン編 -運命-』『~2 血のハロウィン編 -決戦-』では、第1作で救ったはずの元恋人ヒナが、タケミチの目前でまたも殺される。タケミチは東京卍會が凶悪化する転機となった10年前のハロウィンへと飛ぶ。第2作・3作は、原作で「もっとも泣ける」と話題のエピソード“血のハロウィン編”。そのすべてを実写化するためには、前・後編2部作での構成がどうしても必要だったという渾身作だ。なお、WOWOWでは今夜『東京リベンジャーズ』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』を、WOWOWシネマで一挙放送する。<番組情報>最新作放送記念!映画『東京リベンジャーズ』2作品スペシャル『東京リベンジャーズ』2月17日(土) 17:45 他『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』2月17日(土) 20:00 他<4月放送予定の関連特集>最新作放送記念!映画『東京リベンジャーズ』3作品一挙放送『東京リベンジャーズ』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』詳細はこちら:和久井健/講談社 (C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
2024年02月17日2024年1月より上演されたミュージカル『イザボー』が、4月にWOWOWで放送・配信されることが決定した。本作は、ワタナベエンターテインメントと劇作家の未満健一がタッグを組むプロジェクト「MOJOプロジェクト -Musicals of Japan Origin project-」の第1弾。混沌の時代の中、愛と衝動のままに生きたフランスの“最悪の王妃”イザボー・ド・バヴィエールの生き様が描かれる、日本発のオリジナルミュージカルだ。タイトルロールのイザボーを演じるのは、宝塚歌劇団で雪組トップスターとして活躍し、退団後も読売演劇大賞や菊田一夫賞などの演劇賞を受賞した望海風斗。共演には、甲斐翔真、上原理生、中河内雅貴、上川一哉、那須凜、石井一孝などが名を連ねる。番組では望海と甲斐のインタビューも放送予定。本編では語られなかった裏話や本作に込めた想いなどが届けられる。併せて望海からのコメントが到着した。■望海風斗 コメントこのたび、『イザボー』をWOWOWさんで放送してもらえることになって、すごく嬉しいことだと思っております。もちろん舞台は生で見てもらうのが一番なんですが、なかなか見たくても見れなかった方もいらっしゃると思います。でもこの作品は、照明、音楽、お芝居といったものが、映像を通しても楽しめるようになっておりますし、舞台を見られた方も、映像ならではの楽しみ方ができる作品だと思っております。ぜひこの作品を皆さんの人生のエネルギーにしていただきたいなと思います。<番組情報>ミュージカル『イザボー』2024年4月 WOWOWで放送・配信作・演出:末満健一出演:望海風斗、甲斐翔真、上原理生、中河内雅貴、上川一哉、那須凜、石井一孝ほか番組公式サイト:
2024年02月15日2023年12月から1月まで上演された舞台『海をゆく者』がWOWOWにて放送・配信されることが決定した。『海をゆく者』はアイルランド気鋭の劇作家コナー・マクファーソンの出世作にして、代表作。2006年に自らの演出により、ロンドンのナショナル・シアターにてデビューした本作は、ローレンス・オリヴィエ賞“BEST PLAY”、トニー賞“BEST PLAY”にノミネート。『21世紀のクリスマスキャロル』と評され、世界中で上演されてきた。日本では、演劇界を牽引する5人の名バイプレイヤー達が演出家・栗山民也の元に結集し、丁々発止のセリフの応酬と円熟味あふれる演技で2009年、2014年に上演され好評を博した。2023年度版では、小日向文世、浅野和之、大谷亮介、平田満、そして高橋克実が新たに加わり、豪華競演が実現。笑いとサスペンスに満ちた、どうしようもないおやじたちの愛おしいばかりのファンタジーを見事なアンサンブルで表現した作品となっている。<配信情報>『海をゆく者』初夏 放送・配信予定作:コナー・マクファーソン翻訳:小田島恒志演出:栗山民也出演:小日向文世高橋克実浅野和之大谷亮介平田満詳細はこちら:
2024年01月30日ドラマ『SF超大作「三体」』の第11話から第20話が、11月4日(土)・5日(日) にWOWOWで放送・配信される。それに先駆け、メイキング映像がWOWOWオンデマンドで公開された。脚本執筆に4年、撮影に126日間もの歳月を要した本作は、2023年1月に中国の配信プラットフォーム「テンセントビデオ」で配信され、配信開始1時間で話題性の高さを表わす“熱度指数”が同プラットフォーム史上最速で2万超えを記録。WOWOWでは10月から放送・配信がスタートしており、WOWOWオンデマンドでは2023年10月の海外ドラマ視聴数の中で第1位を獲得した。このたび公開されたのは、「創作編」「セット・ロケ地編」「デザイン編」「宇宙の明滅編」のメイキング映像4本。極限までリアルに作りこまれた本作のセットや美術、数々の名場面の科学考証・映像表現の苦労も。監督や脚本家、役者たちが「原作に忠実に、原作ファンを裏切らないように……」と誠心誠意練り上げてきた制作の裏側を見ることができる。『SF超大作「三体」』撮影記:セット・ロケ地編『SF超大作「三体」』撮影記:創作編『SF超大作「三体」』撮影記:デザイン編『SF超大作「三体」』撮影記:宇宙の明滅編<番組情報>『SF超大作「三体」』第1話~第10話:WOWOWオンデマンドで配信中第11話~第20話:11月4日(土)・5日(日) 12:00~第21話~第30話:12月9日(土)・10日(日) 12:00~『SF超大作「三体」』キービジュアル詳細はこちら: TECHNOLOGY BEIJING CO., LTD
2023年11月02日WOWOW連続ドラマW-30『にんげんこわい2』が、8月11日(金・祝) 午後11時よりWOWOWで放送・配信される。それに先駆け、吉田羊らが出演する第1話「紙入れ」の無料配信が、本日8月1日(火) にWOWOWオンデマンドとWOWOW公式YouTubeチャンネルでスタートした。本作は、落語の演目を原案とし、人間のさまざまな欲望が引き起こす怖い物語をオムニバス形式で描いていく新感覚ドラマのシーズン2。今回無料配信された「紙入れ」は不倫の話で、おかみさん(吉田)に誘われるまま、小間物屋の新吉(金子大地)は家を訪ねてしまう。しかし、帰ってこないはずだった旦那(村上淳)が帰宅してしまい、逃げ出した新吉に待ち受けるスリリングな展開が見どころとなっている。また、各話の世界観が垣間見える場面写真が公開された。さらに、『ドラマの世界を落語で見よう!古典落語名作選』と題し、本作で描かれる5つの演目が本日よりWOWOWオンデマンドで配信中だ。WOWOW連続ドラマW-30『にんげんこわい2』第1話「紙入れ」※配信期間:10月1日(日) まで<番組情報>連続ドラマW-30『にんげんこわい2』8月11日(金・祝) 午後11:00~放送・配信スタート放送:毎週金曜 午後11:00(第一話無料放送)【WOWOWプライム】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(無料トライアル実施中)【WOWOWオンデマンド】番組特設サイト:
2023年08月01日咲坂伊緒による大ヒット漫画「アオハライド」がこの秋、WOWOWにて連続ドラマ化されることが決定。多くの重厚な本格社会派ドラマをつくり続けたWOWOWが、史上最大級の本格青春ラブストーリーに挑戦する。吉岡双葉と田中洸は中学の同級生。一緒にお祭りに行く約束を交わすが、洸は待ち合わせ場所に現れず、双葉に何も告げぬまま転校してしまう。高校生になり、友達から嫌われないように自身を偽るための“ガサツな女子”を演じる双葉は、クラスで孤立する槙田悠里のことが中学時代の自分と重なり、気になり始める。そんな双葉の前に突然、洸に似た男の子が現れる――。本作は、「ストロボ・エッジ」「思い、思われ、ふり、ふられ」などで知られる咲坂さんの同名漫画の実写化。2011年より「別冊マーガレット」にて連載開始、現在までにシリーズ累計発行部数1,300万部を突破している大ヒット作品だ(※電子版を含む)。2014年には映画化、TVアニメ化もされている。アオハライド 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)画像:amazon.co.jpドラマ化では、全13巻に込められた魅力を余すことなく実写化するにあたり、Season1&2の2部作で放送・配信。メイン監督は、「知ってるワイフ」「純愛ディソナンス」の木村真人。脚本は、「恋仲」『ストロボ・エッジ』の桑村さや香。音楽は、「最愛」『ちはやふる』シリーズの横山克が務める。咲坂さんは「『アオハライド』は私にとっても思い入れのある作品なので、選んでいただけて感謝の気持ちでいっぱいです。連続ドラマでしかできない間の取り方や、エピソードをどのように撮ってくださるのかも含め、全てが楽しみです!」とドラマ化に期待を寄せ、「原作を読んだ事がある方も、まだ読んだ事がない方も、一緒にわくわくしていてくださると私も嬉しいです」とメッセージを寄せている。切なく揺れ動く双葉と洸の物語を、瑞々しく爽やかに演じるのは、出口夏希と櫻井海音。吉岡双葉を演じる「non-no」専属モデルの出口さんは、出演に関して「中学生の頃に原作の漫画も小説も読んでいて映画もみていた作品だったので、出演が決まった事を伝えられた時、嬉しくて思わず叫んでしまいました」と喜び、馬渕洸を演じる朝ドラ「エール」に出演した櫻井さんも「まさか自分があの『アオハライド』の“馬渕洸(田中洸)”を演じることができるとは思っていなかったので、初めてお話を聞いた時は現実味がありませんでした」と驚いたようだ。同時に公開された映像では、始まりそうで始まらなかった2人の距離感を活写。中学時代の雨宿りや、一度目をそらしてまた合わせる教室、再会シーンなど、原作の印象的なシーンが盛り込まれている。連続ドラマW-30「アオハライド Season1」は今秋、WOWOWにて放送・配信予定(全8話)。(cinemacafe.net)
2023年06月02日WOWOWで放送される「生中継!第76回トニー賞授賞式」のナビゲーターとして、井上芳雄と宮澤エマの出演が決定した。アメリカ・ニューヨークのユナイテッド・パレスで開催される「第76回トニー賞授賞式」。該当期間中にニューヨークのオン・ブロードウェイで開幕した演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞。作品賞や俳優賞はもちろん、演出家、デザイナーらスタッフへの賞が演劇とミュージカルそれぞれの部門に設けられており、まさに1年のブロードウェイを総括するアワードといえる。昨年に引き続き、授賞式の司会は2年連続でアリアナ・デボーズ。昨年、オープニングで数々のミュージカルナンバーを散りばめた圧巻のパフォーマンスを披露し、会場を多いに盛り上げたが、今年のオープニングにも期待が集まる。そして、今回で9回目となるWOWOWの中継では、スタジオからのナビゲートを添えて、授賞式の様子を生中継・ライブ配信。そのナビゲーターを、井上さんと宮澤さんが務める。2人がタッグを組むのは、3回連続3度目。井上さんは、WOWOWが中継をスタートした第68回から番組に出演し、今回で9度目。宮澤さんは、今回で3度目の出演となる。「生中継!第76回トニー賞授賞式」は6月12日(月)8時~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信(※同時通訳日本時間)。字幕版は6月17日(土)21時~WOWOWライブ&WOWOWオンデマンドにて放送・配信。※放送終了後WOWOWオンデマンドにてアーカイブ配信(生中継版:6月17日(土)20:59まで/字幕版:7月2日(日)23:59まで)(cinemacafe.net)
2023年04月26日大人計画主宰とシアターコクーン芸術監督を務める松尾スズキさんと、豪華女優陣が本気でコントに挑む姿が人気を博している「松尾スズキと30分の女優」シリーズ。2021年からスタートしたオムニバスコントドラマも、いよいよ第3弾を迎えます。そこで、シリーズ初参戦となるこちらの方にお話をうかがってきました。長澤まさみさん【映画、ときどき私】 vol. 561さまざまな作品でコメディからシリアスまで、幅広い役どころを見事に演じわけている長澤さん。30分強という番組尺のなかで、カード支払いセンターの通信先で働く夫婦を描いた「センタア飯店」、野良のキャッツを捕まえた女が登場する「野良キャッツ、捕獲女」、恋人と結婚するためにペットを手放そうとする女性が主人公の「老紳士を捨てる」、恐竜喫茶を舞台にした「恐竜最後の日」、居心地のいい会社の様子を映し出した「居心地最高」という5つのコントに挑戦しています。今回は、撮影現場の様子やコントへかける思い、そして笑顔の裏に隠された意外な素顔について語っていただきました。―これまでもコメディ作品には出演されていますが、演じるうえでコントとの違いはありますか?長澤さん私にとってはコントでもドラマでも映画でも舞台でも、芝居をするときは基本的に同じです。ただ、過去にコントで演じたときに感じたのは、作家さんによって笑いの感覚が違うということ。そういう意味で、台本の解釈が難しいなと思うことはありました。しかも、その場で感じて出たものが大切なので、コントって深いですよね。あと、練習しすぎても新鮮味がなくなってしまうので、お笑いの現場では最初の感覚を大切にされる方が多いかなと。今回もリハは軽く合わせる程度で、だいたい1発目で「はい、オッケーです」みたいな感じでした。演じてみたらどれも本当におもしろかった―どのエピソードも独特な世界観でしたが、印象に残っているのはどの役ですか?長澤さん台本を読んでいるときは、「センタア飯店」が一番キャッチーで楽しそうだなと思いましたが、演じてみたらどれも本当におもしろくて。そのなかでも、「老紳士を捨てる」はお気に入りでゲラゲラ笑ってしまいました。あと、印象的という意味では、「恐竜最後の日」ですね。劇中で恐竜の真似をしていますが、撮影前に恐竜の動きを真面目に研究している方の動画が送られてきました。こんな人たちがいるんだという驚きもありましたが、それがおもしろかったです。とにかくアングラ感がすごくて(笑)。真似させていただきましたが、まったくもってふざけているわけではありません。―練習されただけあって、恐竜の動きは素晴らしかったです。また、コンテンポラリーダンスを披露されるシーンでは、ご自身で振付をされたとか。長澤さん「どうすればいいですか?」と聞くと、「それを考えるのが俳優の仕事でしょ」と言われてしまうので、自分で考えていきました。ただ、撮影のあとにSNSでいろんなコンテンポラリーダンスの動画が流れてきて「ああ、これもできたな」と思うものがあったので、もっと早く教えてほしかったですね(笑)。―また、「センタア飯店」では謎の言葉を叫んでいるのが強烈でした。これも事前に家で練習されていったそうですが、鏡の前で試したり、ひたすら声に出したりしたのでしょうか。長澤さんいやいや、そんな1人でラップバトルみたいなことはしていません(笑)。そもそも架空の言語なので、自分なりに解釈をしてこういうふうに読んだらおもしろいかなと思う音を探していった感じです。セリフに小さい「つ」が2つ並んで書かれていたりしたので、「どう読めばいいんだろう?」というところから始まりました。でも、自分としてはすごく好きな分野だと思います。安心して思いっきりできるのが松尾さんの現場―眉毛をつなげたりするコントのメイクに抵抗はなかったですか?長澤さん私、大好きなんです(笑)。かつらもいっぱい被りたいし、おもしろいメイクもたくさんしたいですね。―ぜひ見てみたいです。松尾さんとは舞台でもお仕事されていますが、演出家として、俳優としての魅力をそれぞれ教えてください。長澤さんまず演出家としては、当たり前ですけど、真面目で厳しい方です。本番までにちゃんと用意していかないとすぐに指摘されてしまいます。でも、これまでの関係性もあったので安心して現場に行けましたし、思いっきりできました。俳優としては、個性的でおもしろい方ですが、独特なキャラクターも松尾さんが演じるとその世界観になるので不思議ですよね。―松尾さん以外にも、非常に個性豊かなキャストが揃っていましたよね。長澤さん本当に好きな俳優さんばかりだったので、一緒にお芝居ができて楽しかったです。そのなかでも、村杉蝉之介さんは一番共演させていただいている方なので、いてくれるだけで安心感もありました。でも、今回は邪魔してくる箇所もたくさんあったので、本当に迷惑でしたね……。というのは冗談です(笑)。―アドリブみたいなことはありませんでしたか?長澤さんそれはほとんどなかった気がします。ただ、「老紳士を捨てる」で近藤公園さんが私のことを目隠しするシーンで、近藤さんも松尾さんに目隠しをされていたのですが、本番が始まったら後ろから「痛い、痛い、痛い」と本気で痛がっている声がしたんです。何が起きているかわからなかったのですが、出来上がった作品を観たら近藤さんが松尾さんに目つぶしされていて(笑)。それが本当におもしろかったです。お笑いは本当に難しい分野だと感じている―長澤さんから見た松尾スズキ作品の魅力についても、お聞かせください。長澤さんすごく独特で感覚的なところも多いので説明するのが難しいのですが、どれもベースにあるのは普遍的な物語だと思っています。影を背負っている人物もポップに描いていますが、噛めば噛むほど味が出るというか、ジーンとくるキャラクター設定が多いですよね。そういうところが魅力的だなと感じています。―本作への出演が決まった際、お笑いの動画を参考に見たことは?長澤さんそれはなかったですね。というのも、コントやお笑いは誰かのをなぞるとおもしろくなくなると思ったからです。特に、日本のお笑い芸人さんがされているようなことは、その方のキャラがあっておもしろいパターンが多いので。―長澤さんのなかにあるコメディセンスに影響を与えている人はいますか?長澤さん私が大好きなのは、大人計画のみなさんです。俳優でありながら、それぞれの世界観がきちんと確立されている方々なので、そういうところが魅力的だなと。あの感じがうらやましくて、いつも憧れています。―今回の出演を通して、改めて「笑い」とは何か考えたこともあったのではないかなと。長澤さんやっぱり難しいなと感じました。たとえば、ここで笑ってもらえたらうれしいなと考えるところがあっても、ほかの人は意外と違うところでおもしろいと思ってくれることも多いので。上手くハマるときもありますが、その感覚がつかめないときもあるので、本当に難しい分野だなと感じています。ほめられるようになって、笑顔でいられるようになった―ちなみに、最近一番笑った出来事は何ですか?長澤さんもうすぐ『ロストケア』という映画が公開になりますが、共演している松山ケンイチさんが突然私に向かって「やっぱりまーちゃんと呼ぼう」と言い出したことです(笑)。そこからお互いにあだ名で呼び合うことになって、私は「けんちゃん」と呼ぶことになったのですが、唐突に何かが変わったりするとおかしかったりしますよね。―確かにそうですね。そして、何といっても長澤さんの笑顔に癒されている人が多いと思うのですが、笑顔でいられる秘訣を教えてください。長澤さん本当ですか!?癒しになっていますでしょうか(笑)。実は、私はつねにみんなに笑顔をふりまこうとがんばれるタイプではなく、どちらかというと、恥ずかしさをごまかすために笑っちゃっている感じです。というのも、根が照れ屋で、前に出たがるのに注目されると恥ずかしいみたいなあまのじゃくな性格なので……。私としては、気持ちいい状態で笑顔になっているというよりも、笑いながらハラハラしたり、大汗かいたりしていることのほうが多いので、笑顔でいるのも大変だなと思っています(笑)。でも、恥ずかしくて笑っているだけでも、周りからは「笑顔がいいね」と言ってもらえるようになったので、ほめられるようになってから笑顔でいられるようになったところはあるかもしれません。―それは意外に思う方が多いのではないでしょうか。長澤さんいつも恥ずかしい思いでいますし、「今日もうまくいかなかったな」とか「人に対してちゃんと誠実にできていたかな」みたいな感じで、家に帰るとだいたい反省から入ってしまうほどです。悩みながらも、立ち止まらずにがんばってほしい―そんななかで、素の自分に戻れるのはいつですか?長澤さん最近も共演した方から「いつリラックスしているんですか?」と聞かれたんですが、ということはリラックスしているように見えていないんだなと思って考え込んでしまいました。でも、ゆっくりと家の片づけをしているときや家族や友達のように自分が好きな人たちと一緒にいるときは、一番楽でいられる時間です。私は友達に話を聞いてもらってなるべく発散していますが、そんなふうに人と関わることっていいなと感じています。―今年で30代も折り返しに入りますが、今後のためにいまから準備していることはありますか?長澤さんあまり先のことを考えてはいないですが、カラダは大事にしたいので、最近はもっぱら健康管理にハマっています。というのも、20代のときはいらない気を張りすぎてすごく疲れていましたが、30代になって力を抜けるようになったおかげで昔よりもうまくカラダを使えるようになりました。30代のほうが体力もあるように感じるので、それを続けられるようにがんばって健康を維持したいです。―では、これから挑戦したいことといえば?長澤さんプライベートでは習い事をいっぱいしたいなと思っています。なかでも、趣味として楽器を習いたいと考えているのですが、候補がいくつかあるのでいま精査しているところです。仕事では、今回久しぶりに松尾さんと仕事ができたので、また一緒に舞台をしたいですね。―ananweb読者の女性たちは、長澤さんのような女性になりたいと憧れている方も多いので、ぜひアドバイスがあればお願いします。長澤さん私でいいのでしょうか(笑)。でも、言えることがあるとすれば、悩むのもすごく大事だということですね。ただ、悩んでいる間に立ち止まってしまうと後から何もなくなってしまうこともあるので、悩みながらも何かに一生懸命がんばっておくのは大切かもしれません。それが仕事であったり、家族との関係であったり、人によっていろいろだと思いますが、打ち込めるものを持っていたほうがいいというのは伝えたいです。インタビューを終えてみて…。とにかく自然体で、いるだけでその場を明るくしてしまう長澤さん。素敵な笑顔には釘付けになりましたが、その裏にはいろんな思いがあったことを知って驚かされました。とはいえ、そういった部分も隠さないところが人として魅力的な部分。そして、共感を呼ぶところでもあると感じました。ぜひ、本作では長澤さんのコメディセンスと身体能力の高さを堪能してください。予測不能な笑いの波が押し寄せる!松尾スズキさんにしか描けない独特すぎる世界観と、ほかの作品では決して見ることができない女優たちの姿が病みつきになるコントシリーズ。一度踏み込んだら最後、余計なことを考える間もない至極の30分強に誰もが虜になってしまうはずです。写真・幸喜ひかり(長澤まさみ)取材、文・志村昌美スタイリスト・影山蓉子(eight peace)ヘアメイク・スズキミナコニットトップ ¥232,100、スカート ¥214,500、(以上メゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス 0120-934-779)ストーリー「バラエティ番組のコントじゃない、作品としてのコントが作りたい」との想いから、脚本・演出・出演を務める松尾スズキが女優と組んで繰り広げるオムニバスコントドラマ。第1弾には吉田羊、多部未華子、麻生久美子、黒木華、第2弾には生田絵梨花、松本穂香、松雪泰子、天海祐希が出演した。そして、第3弾となる最新シリーズは、30分から30分強に延長し、松たか子と長澤まさみの2人が登場する。思わず笑ってしまう予告編はこちら!作品情報『松尾スズキと30分強の女優』3月25日(土)より放送スタート午後9:30~ 「松たか子の乱」午後10:15~「長澤まさみの乱」[WOWOWプライム] [WOWOWオンデマンド]※WOWOWオンデマンドでは無料トライアル実施中写真・幸喜ひかり(長澤まさみ)
2023年03月21日新語・流行語大賞にも“ととのう”がノミネートされたことがあるなど、サウナ人口が急速に増えつつある近年、さまざまなサウナ映画や番組が続々と登場中。その中の一つとして人気を博し、現在第4弾がWOWWOWで放送中の、俳優・磯村勇斗さんによるドキュメンタリー『サウナーーーズ 磯村勇斗とサウナを愛する男たち(以下サウナーーーズ )』。本場・フィンランドを皮切りに屋外やトラックなどあらゆるタイプのサウナでの“ととのい”を追求する番組について、そして新シーズンの見どころをうかがいました。ファミリーのような親密なスタッフとだからこそ、ととのう。--ドラマ『サ道』(テレビ東京)で演じた“イケメン蒸し男”がきっかけでサウナーとなった直後の2020年から『サウナーーーズ』が始まりましたね。はい。僕とゲストが各地のサウナで汗を流す様子や、施設のオーナーに心得をたずねています。サウナとの出合いによって僕は人生ががらりと変わりました。いろんな場所で“ととのう”のは本当に楽しいです。フィンランドでの聖地巡礼は幸せでしたね(シーズン1)。北海道を巡ったシーズン3も思い出深いなぁ。アウトドアタイプから都市型までとにかくバリエーションが豊富でサウナと土地の相性の良さを感じたんです。--屈斜路湖に面した「屈斜路プリンスホテル」や釧路のサウナ&ゲストハウス「THE GEEK」といった大自然の中にある施設を満喫中に「ここが僕の故郷」「二度目に生まれました」などの名言も飛び出ていました。え!?ぜんぜん覚えてない…(笑)。きっとゾーンに入った状態で喋っていたんですね。大好きなサウナに入るというシチュエーションだけではなく『サウナーーーズ』は収録中も終始リラックスしているので。--そんな風に素で臨める環境は特殊なんじゃないでしょうか。そうですね。のびのびさせてもらっています。シーズン1から同じメンバーでものづくりをしているので、気の置けない仲間とサウナにこもっている感覚に近いですね。--だからこそ磯村さんやゲストが蒸されている様子をカメラにおさめられるのですね。心からほぐれた表情を眺めるうちに、一緒に入っているような気にもなっていました。しっかりと“ととのい”が伝えられているのであれば、本望です。ふるさとの沼津で夢のサウナを開業!?--もうひとつのテーマとして理想のサウナ造りが掲げられています。そのこだわりポイント、“エレメント”を集めてきたなかで、シーズン4では「音」と「建築」にフォーカスを当てたそうですね。“ととのい”具合を左右する大事な要素ですからね。「音」から説明すると例えばテレビが設置されていたとして、その音源がテレビ本体から流れるのか、スピーカーから発せられるのかでも響き方は違います。僕は水や葉擦れといった自然が生む音が好みなので、それらを心地よく受け取れるポジションを研究しました。「建築」は空気が循環する天井の構造や椅子の木材、背もたれの角度などのディテールに目を凝らしましたね。--磯村さんが思い描く楽園は築けそうですか?実は夢のデザインをシーズン4で公開しています。ただ、あくまで図面上の話。実現へのハードルはまだまだ高いです。--候補地は決まっていますか?出身地の静岡県沼津市です。富士山と駿河湾に挟まれたパワフルなエリアなので。空気も澄んでいて、富士山伏流水にも恵まれていますし。商店街もあり都市型にも適応できる。今作ではサウナ付きのハイエースに乗って公園や河川敷など市内のあらゆるスポットを回っています。キーを握る水質などの周辺環境をチェックしたんですよ。--サウナーの視点で故郷をご覧になられたことは?初めてです。偶然にも子どもの頃によく訪れていた場所がありました。そこでまさか蒸される日が来るなんて!目の前に広がる景色は同じはずなのに、全然違って見えました。記憶を刻んできた地元だからこそ抱いた感覚なので大事にしたいです。--図面を引いてロケハンも完了したのであれば、オープンする日も近いのでしょうか?そればっかりはわかりません(笑)。この1年間の頑張り次第ですね。今年中にもう少し知識を深めたら来年あたりから着工できるかもしれない。次なるエレメントの収集先は海を越えたい。--数えきれないほどの施設でととのってきたなかで、いま、注目しているエリアはありますか?韓国やタイですね。水風呂のありなしやサウナ室の温度設定などいろいろ違いそうですし、日本とは別の文化が確立されているので、それを体験してみたいです。--他国の施設で熱波を浴びると理想のカタチもアップデートされそうですね。そうそう、アウフグース(サウナの中でタオルを用いて熱い風を送る行為)の発祥地であるドイツも気になります。いつか『サウナーーーズ』で紹介できる日が来るのを、僕も楽しみにしています。いそむら・はやと1992年9月11日生まれ、静岡県出身。4月よりドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」に出演のほか、待機作に映画「東京リベンジャーズ2血のハロウィン編-運命-」「最後まで行く」「波紋」「渇水」がある。Netflix『今際の国のアリス』シーズン2が配信中。『サウナーーーズ4 磯村勇斗とサウナを愛する男たち』「音」と「建築」にフォーカスを当て、サウナエレメントを集める旅へ。磯村勇斗さんの故郷である静岡県沼津市も訪ねている。俳優・中川大志と北村匠海もゲストととして出演。毎週金曜22:30〜、WOWOWにて放送中。WOWOWオンデマンドにてシーズン1〜3が全話配信中。©WOWOWインタビュー、文・松岡真子
2023年03月16日シス・カンパニー公演『ケンジトシ』の模様が、WOWOWで放送されることが決定した。劇作家・北村想のオリジナル戯曲となる本作は、宮沢賢治と彼の創作のインスピレーションであった妹トシを新たな視点から瑞々しく描く。栗山民也演出のもと、舞台での共演は今回が初めてとなるケンジ(宮沢賢治)役の中村倫也と妹・トシ役の黒木華をはじめ、名優・山崎一、新進・田中俊介らがキャストとして名を連ねている。また、中村と黒木が舞台にかける思いを語ったインタビューも放送予定。オンエア日時は追って発表される。<番組情報>『ケンジトシ』WOWOWで放送予定※放送日未定※WOWOWオンデマンドでも配信予定『ケンジトシ』ロゴ作:北村想演出:栗山民也出演:中村倫也黒木華山崎一田中俊介河内大和野坂弘依田朋子徳高真奈美(ヴィオラ演奏)収録日:2023年2月22日(水)収録場所:シアタートラム番組HP:
2023年03月01日連続ドラマW-30『ドロップ』が、2023年初夏にWOWOWで放送・配信されることが決定した。『ドロップ』は、品川ヒロシが自らの青春時代をベースに綴った同名小説が原作で、2009年には自ら監督・脚本を務めた映画が興行収入20億円のヒットを記録。さらに同時期に連載が開始された漫画版は、現在累計発行部数が900万部を超えるなど、長年多くのファンに愛され続けている。ヤンキーアクション作品がWOWOWでドラマ化されるのは今回が初。名門私立中に通っていたが不良漫画に強く憧れ、本物の不良になるべく公立の狛江北中に転校した主人公であり、品川本人の自伝的キャラクターでもある信濃川ヒロシ役を演じるのは細田佳央太。原作同様に髪を赤く染め、自身初のヤンキーアクションに挑戦する。さらに、凶暴な性格で一度キレたら手がつけられなくなる井口達也役は板垣瑞生、喧嘩は苦手で、万引き、窃盗、空き巣など、盗みの天才の通称・ルパン(安城豊)役は森永悠希、非常に冷静な性格で状況把握能力も高く、グループの頭脳的なポジションを担う森木隆役は林カラス、お調子者で、あまり深く物事を考えない言動が多い通称・ワン公(山崎秀樹)役は大友一生が務める。監督・脚本は品川自身が担当しており、脚本執筆にあたり新たにオリジナルストーリーとキャラクターを追加した。なお品川監督・脚本作は、現在シーズン3が放送・配信中の『異世界居酒屋「のぶ」』シリーズに続き、WOWOW連続ドラマでは4作目となる。併せて、特報映像も公開となった。■細田佳央太(信濃川ヒロシ役)コメント初めてのヤンキー。初めてのアクション。全てが未体験のまま作品に入りましたが、監督をはじめとするスタッフの皆様に助けていただき、最後までやり通すことができました。本読みの段階では監督から主に台詞のテンポを丁寧に教えて頂き、ツッコミの仕方も監督から直々に教えて頂きました。そういったことの積み重ねからか、最後の方は周りのスタッフさんからも「監督に似てる!」と言って貰えたりもしました。素敵なキャスト・スタッフの皆様と一致団結し、新たな『ドロップ』になったのではないかと思います。■板垣瑞生(井口達也役)コメント井口達也役の板垣瑞生です。このお話が決まったと聞いた時、挑戦したかった井口役をやらせていただけることがとても嬉しかったです!この作品の映画、漫画が昔から大好きでいつか機会があれば携わりたいと思っておりました。そのため今回、このような機会をいただけた事が嬉しいです!品川監督とお会いしてからドロップの世界にドロップアウトしたような感覚があり、現場で起こった様々な出来事を監督が作品の笑いに変えてくれたり、現場が毎日楽しく非常に濃密な時間を過ごさせていただきました。最高の共演者とスタッフの方々と監督で作りました!素敵な作品になっておりますので是非ご覧ください!!!!!■森永悠希(ルパン<安城豊>役)コメントルパンこと、安城豊役を演じさせていただきました。森永悠希です。2009年に映画が公開されたこの作品にこうして関われたことが、嬉しかったです。ルパンは今回パルクールで逃げ回っています。初挑戦かつ、基礎運動能力も低めな僕からしてみれば、大挑戦でしたが、できうる限り頑張らせていただきました(笑)。同年代のキャストも多く、熱量のある現場で仕事ができて幸せでした。劇場版とはまたひと味違った「ドロップ」をご覧いただけると思います!お楽しみに!■林カラス(森木隆役)コメント中学⽣の頃に読んでいた「ドロップ」の"森⽊隆"をまさか演じる事が出来る日が来るとは思っていなかったので、感慨深かったです。撮影現場では、原作からも漂う圧倒的なヤンキーたちの熱量が溢れ出ていて、スタッフの方々と話し合って細かいディテールを作り上げていけたのは幸せでした。品川ヒロシ監督のユーモアと⽪⾁に満ちたセンスと、⼀切妥協しなかったアクションシーンは⾒所です。皆さんから愛される作品になる事を願っています。■大友一生(ワン公<山崎秀樹>役)コメントワン公、山崎秀樹役の大友一生です。昔から密かにヤンキー作品には憧れを抱いていましたが、ヤンキーとは真逆のタイプの僕にとって、この役を演じる全てが新しい挑戦でとても新鮮でした。共演者の皆さんとドロップの世界に飛び込み感じる全てがドキドキワクワクの連続。見どころはズバリアクションです!入念にアクションを作っていったのでとにかく見応えあります。原作や映画ファンの方にも観て頂きたい‟新しいドロップ”になってます!よろしくお願いします。ヒョー!!!■品川ヒロシ(原作・脚本・監督)コメント僕にとって映画のドロップは、長編映画デビュー作で、ドロップから監督の魅力にハマり、ドロップのヒットのおかげで今も監督が出来ている。そんな思い入れのある作品を今度はドラマとして、撮れるというのはめちゃくちゃ嬉しいです。普通、ドラマを脚本監督する場合は、数人の監督で撮影編集をしていきます。それに対してWOWOWは、最終回まで全て脚本監督をさせていただけるので、やりがいがあります。細田くんは礼儀正しくて、真面目で、好青年。芝居も丁寧で細かくて、どんな長台詞も、どんな難しいシーンも一発で決めてくれる。板垣くんはやんちゃで愛される男。可愛い反面、どこかギラついていて達也のイメージにピッタリ。森永くんは、まだ若いのに冷静でいつも落ち着いている。理解力が高く、アドリブも多い。林くんはクールな役で端正な顔立ちなんだけど、なぜかみんなにいじられる。森木のクールさが、どこかトボけて見えるのは林くんのおかげ。大友くんはなんかおかしいというか、変わってるというか、奇妙な雰囲気が、ワン公という奇妙なキャラクターにマッチして面白かった。映画版のドロップのヒロシ、達也、ルパン、森木、ワン公には思い入れがあって、とても愛していましたが、新しい5人が新しいキャラクターに仕上げてくれました。映画ドロップを好きだと言う方も、観たことがない方も楽しめる作品になっています。ぜひご覧ください。連続ドラマW-30『ドロップ』特報映像<作品情報>連続ドラマW-30『ドロップ』WOWOWにて初夏放送・配信スタート(全10話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】監督・脚本:品川ヒロシ出演:細田佳央太 板垣瑞生 森永悠希 林カラス 大友一生 ほか番組公式サイト:
2023年02月24日連続ドラマW-30『ドラフトキング』が、4月8日(土) よりWOWOWで放送・配信されることが決定。併せて主人公・郷原眼力(ごうはら・オーラ)役をムロツヨシが務めることが発表された。原作は、『ベー革』『野球部に花束を』をはじめ、数々の人気作を生み出してきた漫画家・クロマツテツロウによる同名漫画。ムロが演じる郷原はプロ野球チーム「横浜ベイゴールズ」の凄腕スカウトで、特徴的な髪型や表情など細部にまでこだわりぬき、まるで漫画からそのまま出てきたような再現度となっている。ムロは、漫画を読んだ次の日に本作のオファーが届いていたことが判明したことを明かしており「どうか期待して観てください」とコメント。そんなムロに対し、原作者のクロマツも「こんなにカッコいいんだぜ!と見せつけてほしい」と太鼓判を押している。また、『九月の恋と出会うまで』『有り、触れた、未来』の山本透、そして吉川祐太が本作の監督を務めるほか、脚本を『連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル』や『連続ドラマW 両刃の斧』の鈴木謙一、音楽を『五等分の花嫁』の櫻井美希が担当することも決定した。ムロツヨシ コメント■オファーを受けた際の心境まさかの歓喜でした。ここ数年、いろんな漫画を読み漁っておりました。そこでふと読み始めた「ドラフトキング」。一気に11巻読み切った次の日、昼飯の中華料理屋にてマネージャーさんに、「この漫画の映像化などがあったならば!ぜひいっちょ噛みさせてください」と言うとマネージャーさんは言いました「え、3日前にオファー来ました」ムロ「えー!!!やるやる!!!なんの役?」マネ「いや、主役です、、、」ムロ「おい!いっちょ噛みじゃなくて、全噛みじゃないか!」マネ「、、全噛みの意味は分かりませんが、、はい、、、」ムロ「やるやるやるやるやるやるやる」という歓喜の中華料理屋での生姜焼き定食でした。美味でした。■「ドラフトキング」の魅力、演じた郷原眼力というキャラクターの魅力について完全なるプロフェッショナルなる男。人として欠けていると思えるところが、最大のプロの厳しさと選手愛に満ちた男。尊敬が止まらない男です。■視聴者へのメッセージ日本プロ野球のドラフト制度を通した人間ドラマ。プロのアスリートになるとは?野球に興味がなくても、必ずや感動と悲喜交々なるドラマです。どうか期待して観てください。原作のリスペクトを忘れず映像化したこのドラマをぜひ皆さんにお届けします!山本透監督 コメント■映像化に際し、特に大切にした点、撮影の中で特にこだわった点原作を読んで、選手1人1人の人生まで見つめているスカウトマンの仕事に大感心、大感動したので、まずは人間ドラマを丁寧に描きたいと思いました。そして、スカウトマンたちの目に止まる一流選手たちのプレイを撮るために、オーディションから本番まで、俳優・スタッフが一丸となって、とことんこだわり続けました。■主人公・郷原眼力を演じるムロツヨシさんの印象と実際に郷原を演じた姿をご覧になった印象野球・原作愛に溢れるムロさんは、現場で常にアイデアをくださって、とても頼もしかったです。顔合わせでお会いした、人懐っこくて優しい、素のムロさんと、衣裳・髪型から1つ1つ『郷原像』を構築し、撮影初日、一言目の台詞を聞いた時「郷原眼力だ!」とスタッフ全員感動。厳しくも優しい眼差しが、印象に残っています。■視聴者へのメッセージ普段触れることのない、「プロ野球スカウトマン」のお仕事ドラマとして、とても新鮮な内容になっていると思います。そして、原作の世界観を描き切るために、出演者・スタッフが懸命にグラウンドで流した汗が、画面いっぱいに溢れています。新しい視点のヒューマン野球ドラマです。楽しんで、ご視聴いただけたら嬉しいです。原作者:クロマツテツロウ コメント■連続ドラマ化が決まった際の心境と撮影現場を見学した感想「ドラフトキング」は野球マンガでありながらヒューマンドラマを描いている感覚が自分の中ではあったので、実写化についてはその部分を気に入っていただけたのかなと、素直に嬉しかったです。撮影現場を拝見させていただいて、一番驚いたのは野球シーンのリアルさでした。とても期待しています。■主人公・郷原眼力を演じるムロツヨシさんの印象と期待したいポイントムロツヨシさんはコメディとシリアスを縦横無尽に表現される素晴らしい役者さんという印象です。おじさんってこんなにカッコいいんだぜ!と見せつけてほしいです(笑)■視聴者へのメッセージ「野球って面白い」「プロ野球選手ってマジすげぇ」観終わったあと、野球好きも、そうでない人も、丸っと皆で共有できたなら、幸せっす。<番組情報>連続ドラマW-30『ドラフトキング』4月8日(土) 22:00~WOWOWで放送・配信(全10話)原作:『ドラフトキング』クロマツテツロウ(集英社『グランドジャンプ』連載)監督:山本透(第1~2話、第5~10話)、吉川祐太(第3~4話)脚本:鈴木謙一音楽:櫻井美希出演:ムロツヨシほか特設サイト:
2023年01月18日野球漫画『ドラフトキング』が、WOWOWで連続ドラマ化されることが決定した。原作は、『ベー革』『野球部に花束を』をはじめ、数々の人気作を生み出してきた漫画家・クロマツテツロウによる同名漫画。主人公は野球選手ではなく、球団「横浜ベイゴールズ」で並外れた眼力を持つ凄腕スカウト・郷原眼力(ごうはら・オーラ)。彼をはじめとするスカウト部メンバーは、その年のドラフトで選ばれた選手の中のNo.1を指す「ドラフトキング」の獲得を目指している。華やかなスポーツの裏側で繰り広げられるスカウトたちの活躍を描いた、熱きスポーツビジネスエンタテインメントとなっている。野球が題材となる作品がWOWOWでドラマ化されるのは今回が初めて。ドラマは2023年に放送および配信がスタートする予定で、主人公の郷原や、スカウトとしてはまだまだ駆け出しながらも、選手たちに誠実に向き合う元プロ野球選手の神木良輔をはじめとした個性豊かな人物たちを演じるキャスト陣、監督や脚本といった制作スタッフは後日発表される。<番組情報>ドラフトキング2023年春 WOWOWで放送・配信スタート『ドラフトキング』ロゴ (C)クロマツテツロウ/集英社原作:『ドラフトキング』クロマツテツロウ(集英社『グランドジャンプ』連載)特設サイト:
2022年11月16日今回、ご紹介するのは、WOWOW『連続ドラマW両刃の斧』。井浦新さんと柴田恭兵さんの豪華W主演による、現役刑事と元刑事のぶつかり合いが巻き起こす慟哭のサスペンスです。現役刑事の川澄成克を演じた井浦新さんに、お話をうかがいました。「見たことのない柴田恭兵さんをご覧いただけます」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 128『連続ドラマW両刃の斧』の原作は、骨太な犯罪ドラマを描き続ける作家・大門剛明氏による同名小説です。柴田恭兵さんが演じる柴崎佐千夫は、15年前に長女を何者かに殺害され迷宮入りとなった事件を、退職後も妻の看病をしながら追い続ける元刑事。井浦新さんが演じる川澄成克は、柴崎の後輩で、人生の師と仰ぐ柴崎のために事件の捜査を続ける所轄刑事です。刑事と元刑事という立場の違う2人がぶつかり合うなか、川澄らが犯人と目される・ある男にたどり着いたとき、独自捜査を続ける柴崎にある嫌疑が掛けられてしまいます。愛する者を思う心が複雑に絡み合い二転三転するストーリーは、警察ドラマの枠にとどまらず人間ドラマとして涙を誘うこと必至。心揺さぶるサスペンスドラマです。ーー柴田恭兵さんと初めてお会いしたときのお話を教えてください。井浦さん僕は恭兵さんのお芝居を観て育った世代です。とても大きな存在ですから、僕はとにかく緊張していました。恭兵さんがいらっしゃる控室へご挨拶に伺った際、僕が自分の名前を名乗ったら、温かく迎えていただき、素敵な笑顔とともに手を差し出してくださって。僕は恭兵さんの手を握り返して、「よろしくお願いします」と言いました。ーー公式発表されたコメントで、おふたりが“恭兵さん”“新”とお名前で呼び合っているところが素敵だなと思いました。井浦さんあれは僕も本当に嬉しくて、声をあげて喜びました(笑)。撮影現場では、“井浦くん”か“新くん”で、名前を呼んでいただいたことも数えるほどで。とはいえ、恭兵さんに「気楽に名前で呼んでください」とお願いして名前を呼んでいただくよりも、この撮影でお芝居を通してぶつかり合っていく中で、“新”と呼んでくださることが嬉しいので、自然とそうなることを願っていました。撮影期間に“新”と呼んでいただくことはなかったので、公式コメントを読んだときに一番嬉しかったのは僕かもしれません。ーー撮影現場の柴田恭兵さんは、どのような雰囲気でしたか?井浦さん終始、作品や役の世界に徹していらっしゃるようにみえました。川澄が柴さん(柴崎の愛称)を敬愛する気持ちは、僕が恭兵さんに対して抱いている気持ちと同じですから、僕は自分の気持ちをそのまま役に投影することができました。恭兵さんがオールアップして帰っていく姿を僕らは見えなくなるまで見送っていましたが、良い意味で全く隙がなくて。プロフェッショナルという言葉がぴったりの方です。ーー井浦さんが柴田恭兵さんの作品の中でもっとも影響を受けたものは?井浦さんテレビドラマ『あぶない刑事』は、僕の青春時代そのもの。撮影現場で恭兵さんが柴さんとして車を運転するシーンはとりわけユージの姿にダブって見え、僕はひとりで目をキラキラさせていました。恭兵さんはとても運転が上手な方ですから、柴さんとして抑えた運転をしているシーンは、必見だと思います。ーー井浦さんが『あぶない刑事』を大好きだということを柴田恭兵さんにお伝えしたのでしょうか。井浦さん恭兵さんは、一緒に仕事をしたスタッフさんや共演された俳優さんなど、出会ったすべての方に同じようなことを言われていると思うんです。渥美清さんに「寅さんが好きです」と言うようなものですから……でも、こらえきれず、お伝えしてしまいました。恭兵さんは、僕がラブレターを読み上げるように「僕の青春です。共演させていただいて光栄です」などと話している間、静かに聞いてくださって。出演者しか知らないお話も少しだけしてくださいました。ーー撮影中、柴田恭兵さんはエキストラさんたちを泣かせるほどの熱演をされたとか。井浦さんそのシーンはすごいです。息をするのを忘れてしまうほど、恭兵さんのお芝居に巻き込まれてしまうはずです。残念ながら、僕はその場にいなくて。川澄は誰よりも柴さんが好きなのに、ほとんどのシーンがすれ違いなんです。僕は現場へ行くたびに森義隆監督に「昨日の恭兵さんは?」と聞いて、監督が「すごかったよ!」と言いながら教えてくださるというやり取りを繰り返していました。ーーまるで、恋しているかのようですね(笑)。井浦さんまさにそのような感じです。柴さんに会いたいけれど、会ってしまうと川澄としては心をえぐり取られるようなごついお芝居が待ち受けているので、会いたいけれど会いたくない気持ちになっていました。ーー多くの難しいシーンがあったそうですね。井浦さん取調室で対峙するシーンは、恭兵さんが目の前にそびえたつ高い山のように見え、僕にはそこに向かって撮影していくという気持ちがありました。川澄は、視聴者の方々と同じ目線で、登場人物の思惑に翻弄されていきます。その不安定な状態を表現するのが難しく、演技プランを持ってはいけないような役でしたので、演じがいがありました。この作品の一番の見どころは、恭兵さんが命を削るようにして演じたお芝居です。そこを見るだけでも価値があると思います。俳優であれば、一生脳裏にこびりついて、いつの日か同じようなお芝居の状況となった時に自然と出てきてしまうんじゃないかというほど、素晴らしいお芝居を見ることができます。視聴者の方であれば、これまでに見たことのない恭兵さんをご覧いただけますし、ドラマを楽しみながら、一体どのような状況になったら、このようなお芝居ができるんだろうと、恭兵さんのお芝居のすごさを感じていただけると思います。インタビューのこぼれ話年齢を重ねるごとに、かっこよさと優し気な雰囲気が増していく井浦さん。取材直後の9月15日は48歳のお誕生日でした。「48歳を迎えたから、特に何かをしたいということはありません。ただひとつだけ、健康でありたいなと思っています」(井浦さん)。InformationWOWOW『連続ドラマW 両刃の斧』11月13日(日)より、よる10時から放送・配信スタート(全6話)【放送】毎週日曜 午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】 【WOWOW4K】【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】出演:井浦新、柴田恭兵/奈緒、坂東龍汰/高岡早紀、風吹ジュンほか原作:大門剛明『両刃の斧』(中公文庫)監督:森義隆脚本:鈴木謙一衣装協力:ジャケット¥83,600、パンツ¥37,400(mando/mando03-5716-6862)写真・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・上野健太郎ヘアメイク・NEMOTO(HITOME)写真・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・上野健太郎 ヘアメイク・NEMOTO(HITOME)
2022年11月11日劇団☆新感線『けむりの軍団』が、9月にWOWOWで放送されることが決定した。劇団☆新感線が「いのうえ歌舞伎《亞》alternative」と銘打ち、これまでとはひと味違った娯楽時代劇となる本作は、倉持裕が脚本を担当。古田新太と池田成志がバディを組み、さまざまなシチュエーション、キャラクター設定の端々に名作映画へのオマージュをちりばめながら、2人による珍道中が展開される。そのほか早乙女太一や、『髑髏城の七人』Season花と月で新感線にそれぞれ初参加した清野菜名と須賀健太、高田聖子、粟根まことらおなじみの劇団員も出演する。なお放送日の詳細は後日発表される。<番組情報>劇団☆新感線『けむりの軍団』WOWOWで9月放送予定劇団☆新感線『けむりの軍団』ロゴ収録日:2019年8月15日収録場所:東京・赤坂ACTシアター作:倉持裕演出:いのうえひでのり出演:古田新太 / 早乙女太一 清野菜名 須賀健太 高田聖子 粟根まこと / 池田成志 ほか番組URL:
2022年07月14日椅子と女性の人生を重ねて描く、異色のオムニバスドラマ『WOWOWオリジナルドラマ 椅子』(全8話/第1話無料放送)が5月27日よりWOWOWにて放送・配信される。この一風変わった物語を紡ぐのは、無類の椅子好きとしても知られる又吉直樹だ。1話につき1脚の椅子が登場し、吉岡里帆・モトーラ世理奈・石橋菜津美・黒木華の4名が2話ずつ全く異なる主人公を演じるのも見どころのひとつ。今作で又吉直樹が目指したのは「ありきたりじゃない世界」とのこと。そんな世界を実現するのにうってつけともいえるモトーラ世理奈を交えて、第3話『海へ』および第4話『オモイデ』について語ってもらった。「意味が分からんけどよかったな」と思えるものになればいい──本作を書き下ろすにあたり、「書いているときからできるだけ、自分が分かっていない感情になるようなものを描こうと心掛けていた」とコメントされていましたね。又吉「椅子と女性をテーマに物語を作ってほしい」とお話をいただいたときに、僕としては「意味が分からないようなものでもいいってことなんだろうな」と思ったんです。最初から出口を意識しすぎた話だと、どこかで見たことのあるものになってしまいますから。なので、今回は実験とまではいきませんが「こういう物語だったら、最終的にはどうなるんだろう?」と、自分自身も興味が持てるような話を書こうと思いました。──「意味が分からないようなもの」を観る側に提示するのは、なかなかハードルが高そうですが。又吉意味が分からないものって、みんな避けがちですよね。共感できないと笑えなかったり、面白いと思えない人の方が多いのかなと思うんですが、そういうものを作るのではなく、「なんかよく分からんし、意味が分からんけどよかったな」と思えるものになればいいなって。そういう物語を目指しました。──モトーラさんはその“意味の分からなさ”を含めて、『海へ』と『オモイデ』にどんな印象を持ちましたか?モトーラ最初に『海へ』の台本を読んだときに、「肘にラムネを置いて、それを食べる」という描写を見て、「なんで肘なんだろう?肘も食べるのかなあ?」って(笑)、ずっと頭に残りました。『オモイデ』は『海へ』よりもリアルというか、イメージしやすい感じがあって……男女の等身大の恋愛を描いたお話ですが、私はこれまでそういった役を演じたことがなかったので「どうしようかな?」と考えていました。──特に『海へ』は即興芝居が多い印象でしたが、どの程度まで台本に書いて、あとは役者さんたちに委ねようと思ったのでしょうか?又吉まさに完成版のような雰囲気にしたかったんですが、書いたものをセリフで言ってああいった雰囲気にするのはなかなか難しくて……。もちろん台本は書きますが、役者さんたちが元々持っている言い回しであったり、ノリみたいなものが出ないと、仲の良さや日常の雰囲気が出ないだろうなと思っていました。だから、台本自体はできるだけそういったものが出やすい、発射台のようになればいいなという意識はありました。──細かいところまであまり詰めないで、自由に演じていただいた?又吉そうですね。そこがやっぱり難しいところで……僕らも漫才やコントの本を書くんですけど、絶対にそのままやれないんですよ。やってみてから、少しずつ自分の身体に合った言葉に変えていく作業をするんです。今回の場合、そういった作業というのは現場での演出部分になると思ったので、「無理に演じると、きっと違うものになるんじゃないですかね」といったような希望だけお伝えしました。仕上がりを観たらとても自然な雰囲気になっていたので、よかったなあと思いました。──みなさんと即興でお芝居する際に、あの雰囲気は自然に出てきましたか?モトーラそうですね。最初に台本を読んで疑問に思ったところを監督に質問しようと思ったんですが、「とにかく一度やってみよう」ってなって。始まる前は不安でしたが、始まってみたらわりとすぐに波長が合ったんです。以前も共演した堀田(真由)さんはプライベートでも知っている仲ですし、河合(優実)ちゃんもすぐに打ち解けたので、自然と3人の関係性ができあがってあの雰囲気になりました。──堀田さん演じる杏奈が上着を脱ぐときに、装飾が絡まってなかなか取れないところも面白かったです。モトーラあれも偶然だったんです。みんな「取れない。どうしよう?」みたいな感じになっちゃって。それも含めて、みんなで楽しんで演じていましたね……でも、まさかあのテイクが使われるとは思わなかったけれど(笑)。──完成版を観てあらためて感じた、モトーラさんの役者としての印象はいかがでしょうか?又吉存在感があって、いるだけで面白い方ですよね。喋っているときの表情が魅力的な人もたくさんいると思いますが、モトーラさんは人の話を聞いているときの表情も面白いので……物語性があるというか、広がる感じがありますよね。全部が説明的に進んでいかないのも面白いです。──「説明的に進んでいかない」とは?又吉役者さんによっては「今絶対にこういう感情なんだろうな」って、観ている側に考える余地を与えない方もいらっしゃるじゃないですか。それはそれで素晴らしいと思いますが、「こう思ってるかもしれないし、こうかもしれない」と思わせるような、感情がブレンドされている感じの役者さんもすごく面白いと思うんです。モトーラさんの場合、それがすごく強いのかなあと思いました。座るだけではない、いろんな情報や物語がある“椅子”という存在──又吉さんは無類の椅子好きとのことですが、『海へ』ではチャールズ&レイ・イームズの“ラ シェーズ”を取り上げていますね。又吉60脚ぐらいの候補の中から「すごくかっこいい椅子だな」と思って取り上げましたが、ラ シェーズって物語を書くのが難しいんです。本来は部屋に置けない……まあ置けるんですけど(笑)、デザイン性が高いうえに、大きくて高額なラ シェーズを置ける人物って限られてきますよね。「デザイン系の事務所とかだったら置けるのかなあ?」とかって考えましたが、それだとラ シェーズをラ シェーズとして扱いすぎている印象があったんです。第3話『海へ』──作中ではどこかに置いている描写はなく、女の子たちが海へ運んでいる様子が描かれていました。又吉ラ シェーズといったら、やっぱりあの形が魅力ですから……「海と合うんちゃうかな」って(笑)。それで、ラ シェーズをみんなで海まで運ぶのがいいんじゃないかなって思ったんです。単純に絵になるというか、あそこまでいったらもう座るためだけのものじゃないのでね。デザインがかっこよすぎたら変な力を持つ、みたいな(笑)。その域にいっている椅子やなあと感じました。第3話『海へ』モトーラ私はラ シェーズという椅子を初めて知りましたが、一度見たら忘れられない形をしているなと思いました。この作品を撮った後、北海道の東川にある図書館(せんとぴゅあ)に行く機会があったんですが……名作椅子のコレクションとして、ミニチュアの椅子がたくさん置いてあったんです。そこにラシェーズもあって、すぐに目に留まりました。それくらい印象に残る椅子だなと思いました。──『オモイデ』に使用されていた、ハンス・J・ウェグナーの“Y-チェア”はいかがでしょう?又吉僕も欲しいぐらい使いやすそうな椅子なんですが、古代中国の椅子を現代の生活に馴染むようリデザインしたものなんですよね。第4話『オモイデ』過去のものを現代的に解釈して作り直していくというのが……もちろん、当時のものを今使うというのも面白いと思いますが、螺旋みたいに徐々に上に積み上がっていくような、「より面白いものを作ろう」という考え方にすごく共感できるんです。Y-チェアがまた将来、誰かによってさらに現代的に解釈されたらどうなっていくんだろう?とも思いますよね。そうやって、座るだけじゃなく、いろんな情報や物語がある椅子というものが好きなんです。第4話『オモイデ』モトーラ台本を見たときに“Y-チェア”って書いてあったので、「どんな椅子だろう?」と調べてみたら、カフェとかスタジオで見たことがある椅子だったんです。でも、Y-チェアという名前がある椅子なんだっていうのは考えたこともなかったので新鮮でした。座りやすさとかまで考え尽くされて、ああいった形になったんだって思うと……今回の作品を通して、Y-チェアという椅子を見たときに感じることが大きく変わりました。──おっしゃるように、今作を通してあらためて「椅子って自分の生活に寄り添っているものなんだな」と気づかされました。椅子の他に、自分の生活に寄り添っていると感じるものはありますか?又吉僕は本、主に小説ですね。例えば中学生のときに読んだ小説を成人して読むとまた印象が変わっていて、その変化が嬉しいんです。中学生の僕が読んだときは、衝撃的な一文に引っかかって、その余韻で残りを読むから気づかないこともたくさんあったんでしょうね。それはそれで当時の僕に寄り添ってくれていたんだと思いますが、何度も読んでいくとその衝撃が自分の中で軽減されて、また浮き上がってくる別の言葉がある。そうやって、その都度自分に必要なものを提示してくれる本に出会うために、いろいろと読むんだろうなと思います。モトーラ私は……洋服ですね。そのとき何を着ているかで自分の気持ちやテンションが変わりますし、自分が好きなものを身につけていると、それに助けられて「今日も1日頑張れる」っていう気持ちになるので、生活に寄り添ってくれているんだと思います。取材・文:とみたまい撮影:川野結李歌スタイリング:中井彩乃(モトーラ)ヘアメイク:芳野史絵(又吉)、斎藤紅葉(eek)(モトーラ)『WOWOWオリジナルドラマ 椅子』5月27日(金)スタート毎週金曜午後11時30分放送・配信(全8話)第1話無料放送【WOWOWプライム】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】出演:吉岡里帆モトーラ世理奈石橋菜津美黒木華ほか作:又吉直樹(『火花』芥川賞受賞作、『劇場』、『人間』)【番組特設サイト】 ぴあアプリでは又吉直樹さん、モトーラ世理奈さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2022年05月26日又吉直樹が書き下ろしたオムニバスドラマ「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」(全8話)が、5月27日(金)よりWOWOWで放送・配信スタート。それに先駆け、吉岡里帆主演の第1話「電球を替えたい」がWOWOW公式YouTubeにて期間限定で無料配信されることになった。本作は、様々な曲線を所有する椅子たちが、時代を体現する女優と交錯して物語を奏でる、という異色の書き下ろしオリジナルドラマ。タイトルの通り「椅子」と女性の人生を重ねて描く異色のオムニバスドラマとなり、1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎだされていく。そして、吉岡里帆・モトーラ世理奈・石橋菜津美・黒木華とCMやドラマ・映画などの話題作に引っ張りだこの第一線で活躍する4名の豪華女優陣が集結、全員がWOWOWドラマ初主演となり、2役ずつ主演を務める。オムニバスドラマでオープニングを飾る吉岡さん主演の第1話「電球を替えたい」では、ひょんなことから出会った菜奈(吉岡里帆)と進(岩崎う大・かもめんたる)の軽妙で思わずくすっと笑ってしまうようなユーモラスな会話劇が繰り広げられる。引っ越ししたてで電球をひとりで交換できないという菜奈に進が持っている椅子(No.14)を貸すこととなるのだが…。併せて解禁となった第1話の場面写真からも次第に距離が近づいていく菜奈と進の様子が伺えるが、互いに人には言えない“ある秘密”を抱えていて…。脚本を執筆した又吉さん自身「“いい意味で変”な物語をみんなで全力でつくったので面白がってみてもらえたら」と明かしており、摩訶不思議だが可笑しみと人間味にあふれ、唯一無二な世界観。また、全8話を通して又吉さん自らが椅子店店主に扮しオープニングに登場。「椅子のない世界を想像するだけで疲れる 椅子がある世界を想像すると物語になる」といった独特のナレーションから椅子愛にあふれ、印象的なドラマのはじまりとなっている。「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」は5月27日(金)より毎週金曜23時30分~放送・配信スタート(全8話)。第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】各話放送終了後、Paraviでも見逃し配信「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」第1話は5月20日(金)18時~7月22日(金)18時まで期間限定配信。(text:cinemacafe.net)
2022年05月19日ハリウッドの第一線で活躍するスタッフと日米が誇るスター・キャスト陣が集結した超大作ドラマ・シリーズ『TOKYO VICE』。すでに、日米同時配信がスタートし、大きな注目を集めています。WOWOWでの放送開始とともにさらなる高まりを見せるなか、こちらの方々にお話をうかがってきました。伊藤英明さん & アンセル・エルゴートさん【映画、ときどき私】 vol. 476『ベイビー・ドライバー』や『ウエスト・サイド・ストーリー』で脚光を浴び、日本でも人気の高い実力派俳優アンセル・エルゴートさん。劇中では、特ダネを追い求めるあまり闇社会へと踏み込んでしまう新人記者のアメリカ人青年ジェイクを演じています。そして、ジェイクと行動をともにする裏社会とつながりのある刑事の宮本に扮しているのが伊藤英明さん。近年は、ハリウッドデビューを果たすなど、幅広い活躍でも話題となっています。今回は、本作での共演を通じて友情を育んだおふたりに、撮影中の思い出や相手への熱い思いなどについて語っていただきました。―お互いのSNSに登場するなど、おふたりは非常に仲がよいことでも知られていますが、アンセルさんにとって伊藤さんはどんな存在ですか?アンセルさん英明さんとは、とっても馬が合いました。毎日一緒にサウナと温泉に入っていたので、文字通り裸の付き合いもしたくらいです(笑)。あとは、いろんなところへ食事に連れて行ってもらったり、新年には英明さんの実家に行ってお母さんの手料理をごちそうになったり、みんなで初詣に行ったりしました。本当にたくさんのいい思い出ができましたし、いろんなことを教えてくれたので、英明さんにはすごく感謝しています。とてもいい日本の先輩です。僕は本当にラッキーだと思います。―実際に、アンセルさんとご一緒されてみていかがでしたか?伊藤さんアンセルは環境も食事も違う場所で、いろいろと初めてのことをしなければいけない状況だったので、ストレスもあったと思います。でも、主演としてみんなを引っ張っていこうと押しつけがましくするわけでもなく、文化や歴史を積極的に学ぶことで、日本人に寄り添って役になりきるんだという覚悟をすごく感じたんです。実際、日本のなかに入って得たものを役に反映させたいという強い気持ちも伝わってきました。だからこそ、僕は彼にどんな些細なことでも経験してもらいたいなと。そういったこともあって、できるだけ日本の“普通の生活”を知ってもらえるように意識しました。日本語と歴史を毎日4時間以上は勉強した―劇中での日本語によるセリフにも驚きましたが、記者会見でもこの取材でも大半を流暢な日本語でお話されているのを見て、感動しています。どのようにして習得したのでしょうか。アンセルさん毎日4時間以上は勉強しましたが、最高の先生がついてくださっていたので、漢字や書き方、発音、それから日本の歴史と文化にいたるまですべてを教えてくれました。明治神宮の近くにあるベンチに座って、漢字を練習していたこともありましたね。いまでは、僕にとって日本は第二の故郷です。―そういう一生懸命な姿も、伊藤さんがアンセルさんをサポートしたいと思われた理由のひとつではないかなと。伊藤さんそうですね。撮影中はアンセルもパンデミックのなかにいる家族のことを心配したり、ホームシックになったり、いろんな心労があったと思います。それでも、そういう素振りを見せることなく、努力して役をやりきる姿に僕も感動しました。こんなにも日本の文化と語学を習得したハリウッドの俳優は、ほかにはいないんじゃないかな。―確かに、ここまでのレベルはいない気がします。劇中では、新聞記者やヤクザといった日本のなかでも厳しい社会を経験されたと思いますが、大変だったり、驚いたりしたことはありませんでしたか?アンセルさん合気道の稽古をしていたとき、まだ全然日本語を話せなかったのに、稽古で使う言葉を日本語で言わなければならず、それが難しくて大変でしたね。しかも、僕はたくさん汗をかいて震えているのに、先生も先輩もとても簡単そうにしていて、全然汗をかいていないんですよ(笑)。そんな僕を見た先生から言われたのは、「リラックスしなさい」ということ。そのときに、どれだけ一生懸命取り組んでいても、リラックスすることは大事なんだと学びました。これは合気道だけではなくて、何事においても言えることですよね。役で自由に生きることの楽しさを知った現場だった―日本の心も学ばれたんですね。日常生活を送るなかで、カルチャーショックなどはありませんでしたか?アンセルさん僕はニューヨーク人なので、ニューヨークの道で踊っても大丈夫ですが、東京の街中でちょっと大きな声を出してしまったときに、みんなに見られたのは恥ずかしかったです(笑)。そのときは、ちょっとだけホームシックになりました。―そんなことがあったとは(笑)。伊藤さんにとっては、ハリウッドの一流スタッフに囲まれる現場で、ご自身の俳優人生においても大きな意味を持つ作品になったと思いますが、振り返ってみていかがですか?伊藤さん僕個人のことで言わせてもらえば、ものすごいチャンスでした。でも、「チャンスをものにするんだ!」じゃなくて、みんなが同じ気持ちで作品に向かう心地よさを味わえる幸せな現場だったなと。役で自由に生きるとはこういうことか、役になりきるとはこういうことなのか、というのを改めて知ることができたので、僕自身も楽しかったです。アンセルや渡辺謙さんと現場をともにしたことも僕にとっては宝物になりましたが、これが一生の宝にならないように、これからも努力して、観ている人に感動を与えられる作品にもっと出たいと思っています。この経験を大事に、これからの俳優人生を歩んでいきたい―本作では、巨匠マイケル・マン監督が手掛けていることでも話題です。監督の現場で印象に残っていることはありますか?伊藤さん時間的な問題もあり、日本ではワンテイクで撮ることが多いですが、マイケル・マン監督の現場では同じシーンを何度も撮ることがありました。でも、「何回もテイクを重ねるのはNGではなくて、違うエモーションを見せてほしいだけなんだよ」と。「もし役としていいものが出せないのであれば、それは監督である僕の責任でもある」と言って向き合ってくれるので、俳優としてはとてもいい経験になりました。僕はもともと彼の大ファンで、『コラテラル』にいたっては、メイキング映像を何十回も見ていたほど。自分もそういう作品に出たいという気持ちで見ていましたが、オーディションの話をいただいたときは、「あのマイケル・マン監督に会えるんだ!」と思って受けました。でも、自分の夢にちゃんと向き合えば、こんなご褒美がもらえるんだと知ったので、今回の経験やいただいた言葉を大事にこれからの俳優人生を歩んでいきたいです。―また、ジェイクと組む敏腕刑事・片桐を演じた渡辺謙さんの存在も大きかったのではないかなと。伊藤さん現場に謙さんがいてくださるだけで絶大な安心感がありましたし、俳優として大事なことも教えてもらいました。あとは、どうしたら緊張せずに自分の思いを端的に伝えられるようになるのか、といったことを相談させていただいたことも。何事にも通じることではありますが、まず優先順位は何か、そして何を言いたくて、どこにフックがあって、結論に何を持ってくるのか、ということを考える頭の使い方を教えていただきました。それだけで話し方や伝わり方が変わってきたと感じています。日本の映画やドラマにもぜひ出てみたい―なるほど。俳優の先輩として、具体的なアドバイスを受けたこともありましたか?アンセルさん僕は謙さんから日本語のセリフを教わりましたが、そのときに言われたのは「日本語のセリフでも、まずは英語で覚えなさい」ということでした。英語で覚えて、意味がはっきりわかったうえで、日本語のセリフで言いなさいと。そんなふうに、自分が話している言葉のフィーリングをしっかりとつかんでからセリフを言う方法というのは、謙さんに教わって実践したことです。―記者会見では、渡辺さんから「次は全編日本語で行けるんじゃない?」とお墨付きをもらっていましたよね。伊藤さん絶対できると思うよ。アンセルさんやってみたい気持ちもありますが、謙さんは英語の演技も素晴らしく、僕はそれを見たいので、まだ英語と日本語の両方を使うほうでいいかなと思っています。―これだけ日本語が話せるのであれば、日本の映画やドラマでも問題ないと思いますが、ご興味はありますか?アンセルさんもちろんありますよ!もし英明さんとやれるならぜひ!伊藤さん月9にアンセル・エルゴート出たらおもしろくない?すごいよね。アンセルさん日本に来る飛行機のなかで『きのう何食べた?』を観ましたが、すごく大好きでした。英明さん、それを一緒にやりましょう!伊藤さんあははは(笑)。作品に捧げたみんなのエネルギーも感じてほしい―それはかなり観たいです!伊藤さんちなみに、アンセルは日本の映画が大好きで、積極的に昔の時代劇とかも観ているので、日本の監督については僕よりも詳しいんじゃない?アンセルさんいやいや、そんなことないですよ。でも、日本の伝統的なものは大好きです。伊藤さん地方にロケで行ったときには、わざわざ自分で古民家のような旅館を取って泊まったこともあったほどですから。でも、すきま風が寒くて寝られなかったんだよね?アンセルさんあはは(笑)。あと、赤羽にあるアパートにも泊まっていたことがありますが、あのときもおもしろかったですね。シャワーもない部屋だったので、銭湯に通っていましたが、そこで日本の方々と話をすることができました。そういう意味でも、ジェイクと同じ感覚を共有できたと思っています。伊藤さんアンセルはどんなに大変なときでも、「すべてがいい経験で、自分はいい人生を送っているんだ」という考え方の持ち主。いつもポジティブなところは、本当に素晴らしいなと感心しています。―見習いたいですね。それでは最後に、本作の見どころを教えてください。伊藤さんいままでの海外作品に登場する日本というのは、“ワンダージャパン”みたいな感じで、現実とは違って描かれていることも多かったですが、今回は監督のマイケルをはじめ、みんながリアルであることにこだわっていました。日本がここまでスタイリッシュでエネルギッシュに描かれている作品というのは、『ラスト サムライ』以来なんじゃないかなと思うほど。正しい人が生きにくいところもあるいまの時代に、正義感を持った新聞記者の姿がアンセルを通して世界中の人に観てもらえるのはうれしいです。そして、この作品はアンセルや謙さんをはじめ、すべてのキャストとスタッフが力を出し切った作品でもあります。だからこそ、全員の努力を決して無駄にしたくはないなと。作品にすべてを捧げたみんなのエネルギーはそのまま作品にも反映されているので、セカンドシーズン、サードシーズンと続いていってほしいと思っています。インタビューを終えてみて……。自分の気持ちを日本語で伝えようと一生懸命のアンセルさんと、その様子を温かく見守る伊藤さん。仲の良さはもちろんですが、お互いを想い合う気持ちまで伝わってきて、おふたりの関係性に感動を覚えた取材となりました。まずは『TOKYO VICE』での熱演に注目ですが、ぜひ『きのう何食べた?』での共演も実現してほしいです。未体験のトウキョウ・ワールドに誘われる!1990年代の東京を舞台に、凶暴なアンダーグラウンドの姿をリアルに映し出したドラマ・シリーズ。ハリウッドが手掛けるスタイリッシュな映像と息を飲む展開、そして豪華俳優陣による熱を帯びた演技合戦からも目が離せない。取材、文・志村昌美ストーリー難関な試験を突破し、日本の大手新聞社に就職したアメリカ人青年のジェイク。警察担当記者となったジェイクは、特ダネを追いかけるうちに、ヤクザ絡みの事件を解決する敏腕刑事の片桐と出会う。危険な闇社会へと足を踏み入れていくジェイクに、片桐は「この世界は、一度開いた扉は閉じるのが難しい」と忠告するのだった。そして、風俗街で暗躍する刑事の宮本や若きヤクザのリーダー・佐藤と知り合ったジェイクは、新興ヤクザ勢力の危険すぎるネタをつかもうとしていた。夢や希望を飲み込む東京のアンダーグラウンドで、生き残れるのは一体誰か……。胸がざわつく予告編はこちら!作品情報ハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE』WOWOWにて毎週日曜午後10時より独占放送中WOWOWオンデマンドにて配信中出演:アンセル・エルゴート、渡辺謙、菊地凛子、伊藤英明、笠松将、山下智久監督:マイケル・マン(第1話)ほか©HBO Max _ James Lisle©HBO Max _ Eros Hoagland
2022年04月25日芥川賞作家でもある又吉直樹がオリジナルで書き下ろしたオムニバスドラマ「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」が、5月27日(金)よりWOWOWで放送・配信開始。この度、2人の異なる主人公を演じる各話の主演、吉岡里帆、モトーラ世理奈、石橋菜津美、黒木華のビジュアルほか、各話を彩る共演キャストとのシーンを切り取ったビジュアルや、家具店店主としてオープニングに登場する又吉さんなど、物語に期待と想像が膨らむ20種類のビジュアルが一挙に解禁された。過去に「又吉直樹マガジン 椅子」の編集長を務めた経験もある又吉さんの無類の椅子好きが転じて、書き下ろしストーリーにてドラマ化が実現した本作。「椅子」と女性の人生を重ねて描く異色のオムニバスドラマとなり、1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎ出されている。第1話「電球を替えたい」からは、ひょんなことから出会った菜奈(吉岡里帆)と進(岩崎う大・かもめんたる)の姿が。一緒に電球を替えるふたりの姿からはなんとも微笑ましい印象を受けるが、それぞれが抱える秘密とは一体!?続く第2話「最高の日々」では、名前が同じ良美と佳美という異なる2役に吉岡さんが挑戦。椅子(スツール60)に座る良美ともたれ掛る佳美の姿が確認できる。一見正反対にも見える2人を中心に織りなされるミステリアスな物語の行方とは?第3話「海へ」では、紗耶(モトーラ世理奈)と杏奈(堀田真由)・絵理(河合優実)、そして亡き親友の晴香(石井杏奈)が浜辺で椅子(ラ シェーズ)に寄り添い佇む姿が美しく切り取られている。4人のいつまでも変わらない友情のカタチが描かれるが、どこか切なく儚げな雰囲気が漂っている。第4話「オモイデ」では美容師を目指す那月(モトーラさん)と学生時代からの彼氏・相太(吉村界人)が仲睦まじげに笑い合う姿が。互いに夢を追い求めながら環境の変化に戸惑い揺れ動く2人の恋愛模様が描かれる。第5話「まぼろしの」からは、ずっと欲しかった椅子(ルイ・ゴースト)を手に入れ微笑む加奈(石橋菜津美)の姿、第6話「雨が降っている」ではシリアスな表情を浮かべる泉(石橋さん)の姿ほか、夫の優太(中村蒼)と楽し気に会話するシーンも確認できる。笑い合う2人の洋服には血がついているように見えるが…。第7話「人間達の声がする」では、黒木さん演じる女性が子どもと仲良く遊ぶ姿、そして全身赤い服に身を包んでバーで佇む姿が。果たして女性たちは同一人物なのか!?そして物思いに耽るバーの雇われ店長・達三(ムロツヨシ)の姿も確認できるが、観る者も達三同様にこの謎めいた女性に翻弄されるに違いない。そして最終話「椅子を取りに行く」からは、暗闇で眩しそうな表情を浮かべる梢(黒木さん)の姿が確認できるが、熾烈な椅子をめぐる争いの行方は?また、各話のオープニングでは又吉さんが、椅子店店主役として登場。人目を引く個性的でおしゃれな風貌の椅子店店主だが、椅子に寝そべったり、眺めたりする姿のほか、思わずくすっと笑ってしまうような椅子とともに太極拳を行う姿や、思わず二度見してしまうような人差し指1本で器用に椅子を支えるなんとも不思議な様子も。椅子のディティールを存分に味わえるユニークで印象的なオープニングに仕上がっている。「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」は5月27日(金)より毎週金曜23時30分~放送・配信スタート(全8話)。第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】各話放送終了後、Paraviでも見逃し配信(text:cinemacafe.net)
2022年04月20日「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」の人気キャラクター・ドロンジョの過去を、全く新しい視点から描いた「タツノコプロ創立60周年記念 WOWOWオリジナルドラマ DORONJO」の制作が決定した。1977年に産声を上げた国民的アニメ作品「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」。大金塊のありかを示すといわれるドクロストーンを巡り、正義の味方ヤッターマンと、ドロンジョ率いる悪党三人組・ドロンボー一味が世界中を駆け巡り、争奪戦を繰り広げるヒーローギャグコメディ。そんな本作で正義の味方、ヤッターマン1号・2号と対峙する敵役が、今回制作されるドラマの主人公であるドロンジョ。キュートでセクシーなビジュアル、少し間抜けで憎めないキャラクターだ。しかし本作では、イメージを一新。ある壮絶な境遇に置かれながらも必死に生きる、切なくも美しい孤高の存在として登場する。ドロンジョが悪に手を染めるに至った壮絶な過去とは? ドロンジョの悪事は、罰せられるべきものなのか? そこにヤッターマンたちはどのように関わっていたのか…。ドロンジョの知られざる過去、壮絶な生き様を通して「善とは何か、悪とは何か」という永遠の命題を描く。なお、気になるキャストは近日発表予定となっている。「タツノコプロ創立60周年記念 WOWOWオリジナルドラマ DORONJO」はWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて放送・配信予定。(cinemacafe.net)
2022年03月26日米林宏昌監督が描く、スタジオポノック初の長編アニメーション作品『メアリと魔女の花』が3月5日(土)午後1:00~WOWOWプライムでWOWOW初放送となる。本作は魔女の世界を揺るがす事件に巻き込まれてしまう少女メアリの大冒険を描くファンタジーアニメ。主人公のメアリ役の声優を務めた杉咲花をはじめ、神木隆之介、天海祐希など豪華なキャスト陣にも注目だ。さらに『メアリと魔女の花』の監督を務めた米林宏昌と音楽を担当した作曲家の村松崇継、プロデューサーの西村義明が出演するWOWOWオリジナル配信番組『マンスリー・シネマセッション』が『メアリと魔女の花』のWOWOW初放送と同日の3月5日(土)にWOWOWオンデマンドで配信スタートとなる。この番組は毎月クリエイターを迎えてトークをするWOWOWオリジナル配信番組。3月は『メアリと魔女の花』がテーマとなり、作品への想いや手書きのアニメーションへのこだわり、作品中の音楽についてなど、製作の裏側が語られる。『思い出のマーニー』でアカデミー賞にノミネートされた米林は、スタジオジブリ出身のアニメーターとして、アクションシーンの多い今作のアニメーションのこだわりについても語り「普段の世界の日常的なシーンを丁寧に描くことで、魔法の世界のダイナミックなアクション部分が際立つ。日常的な動作を観察して丁寧に描くという、ジブリで培ってきた技術をこの作品で活かすことが出来た」と製作当時を回想。『思い出のマーニー』でも米林とタッグを組んだ作曲家の村松は、作中でも印象的な音色を奏でていた「ハンマーダルシマー」という民族楽器について振り返る。「魔法学校のエンドア大学の不思議な空気感を生み出せるような、誰も聞いたことがないような民族楽器を使いたいと監督と相談していました」と村松が語ると、米林は「高畑勲監督にアドバイスを受けたことがきっかけでした」と当時を振り返り、劇中音楽の誕生秘話が明らかに。さらにスタジオポノックを立ち上げ、本作のプロデューサーを務めた西村も登場。作品のコンセプトや製作に至るまでの経緯などを語る。西村はスタジオ設立について「スタジオジブリの制作部門が解散になって、自分たちがジブリから得た喜びや楽しさを今の子供たちに伝えたいと思いました」と当時を振り返った。他にも本作のテーマについて、そして最新作『屋根裏のラジャー』に込めた想いやアニメーション制作への想いなど、ここでしか聞けない貴重なエピソードが盛りだくさん。たっぷりと語られる貴重なトークをお見逃しなく。■番組情報『メアリと魔女の花』3月5日(土)13:00~WOWOWプライムで放送20:00~WOWOWシネマで放送マンスリー・シネマセッション:『メアリと魔女の花』米林宏昌監督×作曲家 村松崇継 / 西村義明プロデューサー3月5日(土)配信スタート【WOWOWオンデマンド】
2022年02月28日『石の繭』、『水晶の鼓動』、『蝶の力学』と3度にわたって映像化され、人気を博している大ヒットクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズ。多くのファンが続編を待ち望むなか、新シリーズとなる『公安分析班』がついに始動します。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。青木崇高さん【映画、ときどき私】 vol. 454まもなく放送が開始となる『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』で、主演を務めている青木さん。本シリーズでは、日本警察の中でもエリートとされている公安部に異動した元捜査一課のエース・鷹野秀昭が、新たな猟奇殺人事件と陰謀に立ち向かう姿が描かれています。演じるうえでの苦労や共演者とのエピソード、そして今後について語っていただきました。―4作目にしてシリーズ初主演となりますが、決まったときのお気持ちはいかがでしたか?青木さん主演というのはありがたいと思いましたが、やるべきことは変わらないので、まずは自分自身が脚本を楽しむところから始めました。セリフの分量が多くて大変だったものの、脚本はすごくおもしろかったので、集中していいものが撮れたと思っています。―鷹野を演じるのは約2年ぶりですが、役の感覚はすぐに取り戻せましたか?青木さん今回は、少し時間がかかりました。というのも、続編のときはだいたい衣装に袖を通すと感覚を思い出せるんですが、これまでとスーツの感じがかなり違ったので。「これは本当に鷹野の衣装ですか?」と聞いてしまったほどでしたが、そういう変化も楽しむことができました。―衣装にはどういった違いがあったのでしょうか。青木さんこれまでの鷹野は黒いスーツとグレーのシャツでピシッと決めていましたが、公安に求められているのは、より人のなかに紛れられるような格好。そのためには、いわゆる一般的な服装にしなければいけなかったので、少しゆるめな灰色のスーツと白のシャツにしています。ただ、公安のことはあまり公には明かされていないですからね。正解がないなかで作っていく難しさはありましたが、クリエイティブな面においては、それがおもしろいのりしろのような部分になっていたのかなと。YouTubeで家宅捜索の映像を見たり、資料を見たり、いろいろな話を聞いたりしましたが、公安の方々というのは、本当に“普通の人”に見えるらしいです。公安ならではの大義名分があることを知った―では、役作りで苦労されたこともあったのではないでしょうか。青木さん今回はとにかくセリフ回しが大変でした。特に、公安の分室でのシーンはまとめて撮っているんですが、それが何日も続いたときは、キャスト全員が疲労困憊の状態になってしまったほど。刑事モノではよくあることですが、そのなかでも公安というのは特殊だと思いました。ただ、単眼鏡や懐中電灯など、道具の扱い方はほかと違っていておもしろかったです。―なかなか実態を知ることができない公安という職業に触れてみて、何か発見などもあったのでは?青木さんこれまで公安といえば、“謎の組織”のように描かれがちでしたが、彼らはテロや国家転覆に関わる事件を未然に防ぐための動きをしているので、彼らには彼らの大義名分があると思うんです。とはいえ、そのために無断で人の家に侵入したりしているので、キャスト内でも「公安に目をつけられたら終わりだな」という話はしていましたが(笑)。あと気になったのは、彼らは何をモチベーションにしているのかということ。表に出ることがないので、犯人を捕まえて感謝されたり、表彰されたりみたいなことはないですし、場合によっては家族に危害がおよぶ可能性もありますから。そういった危険を冒してまで働く彼らは、どういう思いなのかというのは、みんなでも話し合ったところです。―そういった難しさがあるなか、鷹野として演じるうえで意識していたことがあれば、お聞かせください。青木さん表面上はだいぶ抑えていますが、冷静にアンテナを張り巡らせながらつねに感情がうごめいているので、気をつけたのは目の動かし方。聴覚に集中しているときは目線を外したり、何かを想像しているときは目が動いたり、といった感じで考えながら演じています。あとは、ひとつひとつの動作や呼吸で、いかに視聴者のみなさんに緊張と緩和を共有できるかを意識しました。共演者のみなさんが素晴らしくて、感謝しかない―新シリーズの鷹野に関しては、どのように捉えていますか?青木さん鷹野は変わり者でマイペースのように見られていますが、どこに行っても変わらないというか、彼の軸はブレていないんですよ。ただ、かたくなに自分のスタイルを崩さないわけではなく、いろいろな感情や意見を柔軟に取り入れ、それを分析して捜査につなげていっていると思います。チームとも信頼を築いていき、どんどん頭角を現していきますが、人と群れない感じとかもカッコイイですよね。捜査の手法がまったく違う公安で戸惑ったり、組織のあり方に疑問を感じたりもしていますが、おそらく視聴者のみなさんも社会で環境が変わったときに、同じような経験をされているのではないかなと。鷹野の場合、公安のいいところは認めつつ、いままで培ってきたものも取り入れながらハイブリッドなやり方を提案していくので、彼自身とともにチームの変化というのも見どころになっています。―今回も幅広いキャストの方が顔を揃えていますが、現場の様子はいかがでしたか?青木さん共演者のみなさんが素晴らしくて、本当に感謝しかないですが、まずは「松雪泰子さん、ありがとうございました!」という感じです。普段から素敵な方ですが、役者として長年積み重ねてきた経験がある方なので、精神的にかなり頼らせていただきました。公安には、松雪さん以外にも、筒井道隆さんはじめ、徳重聡さんや小市慢太郎さんといった年上の方が多かったので、落ち着いた雰囲気ではありましたが、みなさん曲者ぞろいと言いますか(笑)。それぞれキャラクターが立っている方ばかりで、本当におもしろかったです。年下の福山翔大くんは、ムードメーカーになってくれていたと思います。「いつかみんなでキャンプしたいね」とか、大谷翔平くんのホームラン話で盛り上がったりとか、いろいろな話ができる楽しい現場でした。人間はそんなに単純じゃないと感じる―鷹野といえばいくつか癖があり、写真を撮りまくる記録魔的なところもそのひとつ。青木さんも現場で必ずしてしまうことはありますか?青木さん僕はロケでさまざまな場所に行った際、現地の食べ物屋さんのチェックは欠かしません(笑)。それが楽しみのひとつですから。でも、最近はコロナ禍で行けないことが多いので、ぜひ落ち着いたら、いろいろなお店に行きたいです。―ほかにも、鷹野は好物のトマトジュースでエネルギーチャージをしていますが、青木さんにもそういったものがあれば、教えてください。青木さんやっぱりお酒じゃないですかね(笑)。でも、お酒自体というよりも、みんなでワイワイ飲むことからエネルギーをもらっている部分もありますが。今回の現場では、そういうことができずに残念でした。あとは、マッサージとか整体とか、お風呂とかでも疲れは取れているのかなと。ただ、今回の現場では、お風呂のなかでもずっとセリフの練習をしていました。―ということは、オンオフの切り替えはどうされているのでしょうか。青木さんそれが、僕はできないんですよ。走ったり、犬の散歩をしたりとかで汗をかくと多少できますが、仕事が終わって家に帰っても残ってしまうことが多いので、人間はそんなに単純じゃないんだなと。スイッチのように切り替えられたらいいなとは思いますが、そのいっぽうであんまり器用になりたくないなというのもあります。後悔しないためにも、向き合うならいましかない―今年で俳優デビューから20周年を迎えますが、いまの活躍を支えている青木さんの“ルール”があれば教えてください。青木さん今年で20年ってほんとですか?自分では全然意識していなかったので(笑)。ルールというと難しいですけど、「おもしろい人生を生きたい」というそれだけです。そのためにも、ひとつひとつの作品にしっかりと時間をかけて向き合い、観てくださった方々の声がちゃんと聞けるところまで立ち会いたいと思っています。観客に作品が届いて、おもしろかったと言っていただけたら、また次もがんばろうとなれますから。すぐ次の作品に入るというサイクルが僕に合っていないのもありますが、仕事がひとつ終わったら、余韻というか、自分にとってその作品がどうだったのかと考える時間を持つようにしています。―それでは最後に、今後やりたいことやいまご自身が目指していることについてお聞かせください。青木さんすでに自分で映像を作ったり、絵を描いたりしていますが、個人でもチームでも0から1にしたものをこれからも発信して続けていきたいと考えています。やっぱり人生の時間には限りがありますから、「本当はやりたかったんだけど……」みたいな後悔はしたくないなと。「向き合うならいましかない」くらいの気持ちにはなっています。世界的なレベルで足止めを食らってしまいましたが、これを絶対に無駄にはしたくない。立ち止まって考えることができる時間にもなったので、転んでもただでは起き上がらない、何かしら拾って立ち上がりたいと思っています。インタビューを終えてみて……。言葉の端々から、作品や仕事に対する熱い思いがヒシヒシと伝わってくる青木さん。細部にまでこだわって役作りをした青木さんだからこその新たな鷹野と、普段見ることのできない公安の裏側をぜひお見逃しなく。予想できないラストが待ち受ける!『殺人分析班』同様に、二転三転するストーリーと息もつかせぬ緊迫感で観る者を引き込む最新シリーズ。秘密に包まれた公安を舞台に繰り広げられるスリリングな攻防戦と、これまでの刑事モノとは一線を画す展開は必見です。取材、文・志村昌美スタイリスト・小泉美智子ヘアメイク・NANAストーリー公安部に異動したばかりの鷹野が担当するのは、爆破事件の現場近くで起きた与党大物議員の殺害事件。遺体からは臓器が抜かれ、その付近には心臓と羽根を載せた天秤が残されていた。猟奇事件現場に臨場した鷹野は、古代エジプト神話を模した殺害方法に違和感を持ち、筋読みを始める。しかし、同僚の氷室から公安には公安のやり方があると一蹴されてしまう。情報収集活動は警察にとって捜査の基本ともいえるが、公安警察ではより緻密で複雑なものを要求されることとなる。鷹野も公安独自の捜査手法で事件を追っていくのだが……。衝撃が走る予告編はこちら!作品情報『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』2 月 13 日(日)スタート毎週日曜午後 10 時放送・配信(全 10 話)[第 1 話無料放送]【WOWOWプライム】[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】
2022年02月11日人気俳優のみなさんがどんな休日を過ごしているのか、興味をそそられる人は多いですよね?そこで話題となったのは、撮影が突然休みになった俳優たちの1日を気鋭のクリエイターたちが妄想を膨らませ描くWOWOWオリジナルドラマ『撮休』シリーズ。好評を博した『有村架純の撮休』、『竹内涼真の撮休』に続き、第3弾『神木隆之介の撮休』が放送されています。今回は、こちらの方にお話をうかがってきました。神木隆之介さん【映画、ときどき私】 vol. 441ドラマや映画の撮影期間中にある休日を通称“撮休”と呼んでいますが、本作でさまざまなクリエイターたちが妄想して作り上げたのは、“オフの神木隆之介さん”。そこで、全8話にわたって自分自身を演じた神木さんに、思い出の撮休エピソードや彼女との理想の過ごし方、そして驚きの“職業病”などについて幅広く語っていただきました。―本人役とはいえ、他人が考えた自分自身を演じてみていかがでしたか?神木さんフィクションでありながら、まるでノンフィクションのように感じさせる必要があるので、私生活の僕がしゃべっているような雰囲気を見せたくて、役作りは一切しませんでした。たどたどしいところも含めて、「僕だったらこう話すかな」というのを考えながら演じています。―なるほど。各話はそれぞれのクリエイターの方々が神木さんに抱いているイメージが反映されていますが、実際のご自身と比べてみて、近いところはありましたか?神木さん「みなさん、好青年に描いていただいてありがとうございます!」という感じです。どの僕もちゃんとした人間でクズ感はないですよね、本人とは違って(笑)。実際の僕よりもまじめで、まっとうな意見を言っている部分が多かったですが、世間のみなさんから見ると、僕はふざけていないイメージなんでしょうか?(笑)―そういう印象を抱いている人は多いのかなと。この際、訂正しておきたいパブリックイメージがあれば、教えてください。神木さん公の場で余計なことを言わないだけで、僕は本当にお調子者ですし、ふざけてばかりいる人間ですよ。落ち着きもないですし、28歳にしては無駄にテンション高めかなと(笑)。ただ、僕は無駄なことも、ふざけることも大好きなので、そこは伝えておきたいですね。―過去には、世間のイメージとのギャップに悩まされるようなこともあったのではないかなと。神木さんそういうことに苦しんだりしたことは、まったくなかったですね。共演者の方から、「意外とうるさいんだね」とか言われることはありますが(笑)。でも、僕としては相手が僕にどんなイメージを持っていたとしても、実際に会って話しているときが真実。そこから新しく構築していけばいいと思っているので、イメージを気にしたことはないですね。似たような経験に共感することもあった―第4話「夢幻熊猫(むげんぱんだ)」では、女優業に興味を持つ姪っ子さんにアドバイスをしていますが、実際に悩みを相談されたらどうですか?神木さんあそこまでまじめには返さないと思いますし、「役者ってさ……」みたいに自分のことを話すことはないかもしれないですね。ちなみに、僕にも姪がいて、ここ最近「女優になりたい」と言い始めたみたいです。―まさに同じシチュエーションですね!神木さんまだそうらしいと聞いただけですが、僕としてはやってみなきゃわからないから、いいんじゃないかなとは思っています。無責任に聞こえるかもしれないですが、想像していた以上につらければやめればいいですし、耐えられれば続けたらいいんじゃないかなと。どんな仕事でもつらいことはあるので、僕としては「がんばれー!」くらいの感じです。―将来が楽しみですね。今回、一番自分に近いのは、どのエピソードですか?神木さん僕はしゃべることが本当に好きなので、第7話の「友人の彼女」は話しているシーンが多くて近いかなと思いました。この話は友達と仲が良すぎて、友達の彼女から嫉妬されるという内容ですが、実は僕にも同じような環境がありまして。ゲーム会社に勤めてる3つ上の親友がいるんですけど、毎日のようにゲームで遊んでいたとき、「この人、彼女とかいるのかな?」とふと思ったんです。優しい人なので何も言わないんですけど、もしかしたら僕がかなり独占しているんじゃないかなと。そしたら、最近結婚したんです。というか、彼女がいたんですよ!―ということは、その彼女から嫉妬されたとか……。神木さん紹介したいと言われて会ったんですが、奥さまから「隆さんとのいままでの関係を壊したくないので、私のことは気にせずにこれからもどうぞ誘ってやってください」と言われて、なんて優しいんだろうと。でも、同時にすごい申し訳ない気持ちにはなりましたね。だからこそ、このエピソードにはすごく共感しました。あと別の友達も、僕と一緒にカラオケに行き過ぎて、周りから予定を聞かれるときに「今日は神木くんと遊ばなくて大丈夫?」といつも聞かれると言っていましたね。一番優先してもらっているみたいです(笑)。彼女とは家でゆっくりして、買い物に出かけたい―そのお話も納得してしまうほど、神木さんといえば愛され力が高いですが、何か秘訣はあるのでしょうか。神木さん自分ではよくわかりませんが、「相手に楽しんでほしい」というのは第一に考えています。「神木と話せておもしろかった。悪い時間じゃなかったな」と感じてもらえることを目指しているので。周りからは、グイグイくる変なヤツだと思われているかもしれませんが、僕はウザいと思われてもいいんです。ただ、裏ではなくて、面と向かって「ウザい」と言ってほしいですね。そうすることで、ウザいキャラとしてお互いに“言葉のプロレス”ができますから。そんなふうに、一緒の時間を楽しく過ごしたいというのが伝わっているのかもしれないですが、それを受け入れてくれる人がいるのはありがたいことです。―また、第5話「優しい人」では、恋人と過ごす撮休が描かれています。神木さんが思う恋人との理想の撮休といえば?神木さんまず、午後までは寝たいですね。劇中では、カーテンをいきなり開けて起こされるのですが、あれはちょっと嫌だなと思いました。低血圧気味なので、もう少し優しく起こしてもらわないと機嫌が悪くなる可能性も……。家でゆっくりするのもいいですけど、一緒に買い物に行くのもいいですね。―彼女がキスシーンに嫉妬する場面もありましたが、こういう女性はどう思いましたか?神木さんすべてを理解してとは言わないですが、どんな仕事でも理解しようとしてくれない時点で、相手へのリスペクトがないと思うので、それがお互いの関係を壊すのであれば難しいのかなと。「そっちの世界のことはよくわからないけど、がんばってるよね!」みたいな感じがいいですよね。もちろん、キスシーンに嫉妬する気持ちはわからなくもないですけど、ちゃんと信頼関係が築けていれば、わかってもらえるはずなので。ここに出てくる彼女とは、お互いのためにならないので、速攻別れたほうがいいと思います!(笑)おもしろさを追い求める子ども心は大事にしたい―そのあたりも見る方に、委ねたいところですね。ちなみに、もし急に明日撮休になったら何をしますか?神木さんやっぱり午後までは寝て、ダラダラとお風呂に入り、一緒にカラオケに行ける人を探しますね。もし誰も募れなくても1人でカラオケに行って、散歩くらいはしたいかなと。あとは、ゲームして終わると思いますが、実際はそんなものですよ(笑)。―カラオケがお好きなんですね。神木さんカラオケが第一希望ですが、それは「何かした」というせめてもの救いになるからですね。何もしなかったというのはできるだけ避けたいので。いろんなジャンルを歌いますが、最近は桑田佳祐さんの「可愛いミーナ」やボカロ系を歌っています。カラオケに行けなかったら、1日中ゲームすることになるでしょうね。特に、新しく発売された『ファイナルファンタジーXIV』を買ったら、家にこもることになりそうですが……。パソコンの横に冷蔵庫も置いているので、そこですべて完結できるようになっています(笑)。パブリックイメージと全然違いますよね。―ちなみに、今までで一番いい撮休の思い出があれば、教えてください。神木さんコロナ禍の前ですが、秋葉原に行き、アニメグッズを探して、カラオケでアニソン歌って帰る、みたいなのは楽しかったですね。―もし長期で休みがあったら、したいことはありますか?神木さん1つだけ、本当にやりたいことあります。それは、鳥取砂丘に行ってラクダを借りて、石油王のコスプレをして写真を撮ることです。それをSNSのアイコンにして、「どうも石油王です」と書くことが僕の一番の目標です。―石油王!?なぜですか?神木さん一時期流行ったというか、「どうも石油王です」と書いたらモテるとネットで見たので。その次は、「どうも吉沢亮です」と言ったら全員落ちるそうなので、石油王と吉沢亮くんは二強みたいです(笑)。僕は人がしないようなくだらないことにものすごい労力を使って、語り継がれるようなことをしたいなと。メリットデメリットとかではなく、単純におもしろさを追い求める子ども心は大事にしたいと思っています。私生活でもカメラの位置を意識してしまうことがある―石油王、楽しみにしています。第1話「はい、カット!」では、“はい、カット!シンドローム”というカットがかかるまでは何でもできるという状況に陥っていましたが、その時間内にしてみたいことはありますか?神木さん「横浜流星だよ」と言いながら渋谷でナンパしまくりたいです(笑)―(笑)。横浜流星さんに憧れる理由は?神木さんだって、あんなにかっこよくて、背が高い王子さまみたいなタイプいないですよね!うらやましいですよ。横浜流星だと言えば、絶対イケると思うのでしてみたいですね。―“はい、カット!シンドローム”は、子役で仕事をしている人ならではの架空の症状として描かれていますが、俳優ならではの職業病もあるものなのでしょうか。神木さんありますね。ふとした瞬間に「カメラがここにあったら、こう映ってるだろうな」とか、音楽を聞きながら「この曲が主題歌だったら、こういう物語がいいだろうな」とかいろいろなことをつねに想像してしまいますね。―現実と区別がつかなくなることもあるのでは?神木さんそういうときは、だいたいボーっとしてますね。たとえば、買い物中に考え始めると、お店を出たあとに、「ちゃんと買ったんだっけ?」みたいになることも。あとは、カメラの位置を意識しているときは、目線とか顔の角度とかをなんとなくそれに合わせて変えたりすることもありますよ。もはや癖みたいなものです。―すごい職業病ですね。多くの俳優さんにある現象なのでしょうか。神木さん第1話でご一緒した安達祐実さんとは、「そういうのあるよね」みたいな話はしましたが、ほかの方には聞いたことがないですね。2022年も「よかった」と言ってもらえるようになりたい―そういうなかで、素に戻るためにしていることがあれば、教えてください。神木さん基本的に、ゲームやカラオケをしているときと、友達といるときは素になりますね。そもそも、僕としては普通に一都民の感覚なので、そんなに意識したことはないです。ただ、回転寿司のお店で「神木さま、4名さま!」と大きな声で呼ばれたときは、びっくりして素になりましたけど、それくらいですね(笑)。―20代も残り2年を切りましたが、30代はすでに意識されていますか?神木さんここ最近は、「もう30か、やばいな!」みたいに学生のノリでおもしろおかしく盛り上がっていますが、本心ではあまり気にしていないですね。でも、もう少し落ち着かないといけないかなと思ってはいますが。―今後やってみたい役はありますか?神木さん一番は、山田涼介くんと2人でアイドル役をすることですかね(笑)。あとは、配信者の役をして、リスナーとの絆を描いたらおもしろそうかなと思います。―では、始まったばかりの2022年はどういう年にしたい?神木さんいつも通り、がんばるんですけど、去年はドラマ『コントが始まる』で菅田将暉くんや仲野太賀くんといった素晴らしい人たちと出会えたので、刺激を受けている彼らから「よかったじゃん!」と言ってもらえるようなことができたらいいですね。―最後に、本作シリーズの見どころをお願いします。神木さん各話いずれも、みなさんに楽しんでいただける作品になっていると思っています。横浜流星くんは出ていませんが(笑)。一番見てほしいところをあげるとすれば、全話のオープニングに出演しているマネージャー役の池田鉄洋さんです。渾身の怪演なので、ぜひ注目してください!インタビューを終えてみて……。さすがの話術と頭の回転の速さで、おもしろい回答を続出させる神木さん。いい意味でパブリックイメージを壊してくださる姿に、取材中は笑いが止まらなくなりました。俳優としてはもちろん、気になる素の部分もさらに深掘りしたいところです。予想外の展開に、目が離せない!8つのパラレルワールドのなかで、個性豊かなキャストに囲まれながら、さまざまな表情を見せる神木隆之介さんが堪能できる本シリーズ。神木さんの知られざる撮休を一緒に過ごしている気分を味わってみては?取材、文・志村昌美ストーリー1995年のデビュー以来、数々の話題作で人々を魅了してきた人気俳優・神木隆之介。多忙な毎日を送っていたある日、マネージャーから突然撮影の休みを告げられる。はたして、彼は“撮休”をどのように過ごすのだろうか……。早く続きが観たい予告編はこちら!作品情報『WOWOWオリジナルドラマ神木隆之介の撮休』WOWOWにて放送・配信中毎週金曜よる11:00より放送・配信(各話放送終了後、WOWOW オンデマンドにてアーカイブ配信)。【WOWOWプライム】第1話無料放送/【WOWOWオンデマンド】無料トライアル実施中・出演:神木隆之介安達祐実/成海璃子、藤原季節/MEGUMI、矢本悠馬/長澤樹/木竜麻生松重豊、大塚明夫、田中要次/萩原みのり、井之脇海、北村有起哉/仲野太賀、坂井真紀/池田鉄洋・監督:瀬々敬久、森ガキ侑大、三宅唱、天野千尋、枝優花・脚本:狗飼恭子、高田亮、篠原誠、ふじきみつ彦、竹村武司、玉田真也・天野千尋、山﨑佐保子、山田由梨・番組HP:
2022年01月12日WOWOWにて放送される「生中継!第94回アカデミー賞授賞式」のスタジオゲストに河北麻友子が決定した。世界最高峰の映画の祭典「アカデミー賞授賞式」。今年もWOWOWは、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継する。2020年の「第92回アカデミー賞授賞式」では、レッドカーペットリポーターとして現地からの中継に出演し、昨年の「第93回アカデミー賞授賞式」では日本のスタジオから出演。WOWOWの番組には今回で3回目の出演となる河北さんは、「今回は会場もドルビー・シアターに戻りますので、華やかな式典になりそう」と期待。また「アカデミー賞は受賞結果ももちろん面白いですが、映画が好きな私にとって、授賞式での受賞者のスピーチは、『この監督ってこういう人なんだ』とか、そこでしか見ることのできないその人の一面を見ることができるので楽しみです。スピーチには、きっとその人にとって一世一代の特別な想いがあると思います。授賞式でしか見ることのできない、たくさんのドラマに注目してもらいたいと思います」とコメントしている。「生中継!第94回アカデミー賞授賞式」は3月28日(月)WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送&配信。※日本時間(cinemacafe.net)
2022年01月11日