連載記事:妊娠・出産でもらえるお金一覧2017
中学3年までもらえる! 子育て支援「児童手当」のスムーズな手続き方法【妊娠・出産でもらえるお金一覧2017 Vol.4】
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■児童手当とは?
子育てをする費用を支援するために、
中学3年生までの子どもがいる世帯に、
国がお金を支給する制度。
■児童手当でもらえる金額は、いくら?
もらえる金額は、子どもの年齢、人数、親の所得によって違ってくる。親の所得制限を超えない場合は、下記の表の通り。所得制限を超えた場合は、子どもの年齢に関係なく、月額5千円となる。
※所得制限のラインについては、厚生労働省 「児童手当制度の概要」を参照のこと。
●児童手当金額一覧表
(厚生労働省WEBサイトをもとにエキサイト編集部で作成)
■児童手当がもらえる人は、どんな人?
中学3年生までの子どもがいる世帯の世帯主。
申請手続きをした
翌月からが支給の対象となり、
遡っての支給がされないので、できるだけ早く手続きを!
■コラム:「15日特例」について知っておこう
児童手当の支給対象となるのは、申請の手続きをした翌月から。
ただし、月末の出産や引越、災害など、やむを得ない理由で手続きができなかった場合、出産翌日から15日以内に申請し、認定されれば手続きした月も支給対象になる特例がある。
「里帰り出産」は、「やむを得ない理由」の対象外なので、注意!
■児童手当の手続きの概要
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出生届の提出した足で、児童手当の申請を。
赤ちゃんが生まれたら、名前を決め、出生届を出す。その足で児童手当の手続きをするのがスムーズ。ただし、里帰り出産の場合は、いくつか注意ポイントがある。
1)出生届は里帰り先の役所でも提出ができるが、児童届けは、
現住所の市区町村の役所に申請する必要がある。
2)里帰り先で出生届を出す場合、住んでいる地域の役所が出生届けを受理するまで、
児童手当の申請は認定されない。
ゆえに「里帰り先で出生届を出してから住所地で受理されるまでのタイムラグ」や「住所地での手続きは誰がするか?」など、出産までに児童手当の加入手続きの段取りをチェックしておくと安心。
■児童手当 DATA
※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。
(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)