連載記事:妊娠・出産でもらえるお金一覧2017
働くママはがんばりすぎないで! つわりや切迫早産で使える「傷病手当金」【妊娠・出産でもらえるお金一覧2017 Vol.6】
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■傷病手当金とは?
病気休業でお給料がもらえなかった場合に、
生活を補償するための制度。病気やケガで連続3日以上休んだママが、休業4日目からお給料が支払われない場合に休業手当として支給される。
■傷病手当金でもらえる金額は、いくら?
「日給(※)の3分の2に相当する金額」 × 「連続して休んだ日数 − 3日」
もらえる期間は、休んだ4日目から
最長で1年6ヶ月。お給料が支払われている場合でも、その金額が傷病手当金より少ない場合は差額が支払われる。
※日額:標準報酬月額 ÷ 30
(標準報酬月額とは社会保険料などを計算するためにお給料や交通費を含めた金額を50等級『健康保険の場合』に分けたもの。具体的な額が知りたい場合は、担当窓口に問い合わせするのが良い)
■傷病手当金がもらえる人は、どんな人?
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勤務先の
健康保険(共済組合)に加入していて、連続した休みが4日以上になった人。働くママでも、健康保険が
国民健康保険の人は、残念ながらこの制度は使えない(国民健康保険には、傷病手当金の制度がないため)。
■傷病手当金の手続きの概要
①勤め先に報告
安静または入院が必要なことを勤め先に報告する。原則として、傷病手当金を受け取るためには、医師による診断書が必要になる。
②申請書の記入、必要書類を提出
傷病手当金の申請書を入手し(健康保険組合のホームぺージからダウンロードできる場合も多い)、必要事項を記入。その他、必要な書類をそろる。
③勤務先の担当窓口に提出
医師の診断書を入手・申請書記入以外は、勤務先の担当窓口が手続きをしてくれることもあるので確認を。
■コラム:傷病手当金が妊娠に関係するケース
◆つわり ◆切迫早産 ◆流産 ◆妊娠高血圧症候群 ◆子宮頸管縫縮術
プレママたちには、体調が芳しくないときは、ぜひとも、
母胎最優先の妊婦生活を送って欲しいと思う。
私自身、妊婦のときに仕事を優先して、不正出血をしてしまったことがある。そのときに、「母胎は、赤ちゃんにとって大切な保育器。
あなたにとって妊娠期間は数ヶ月だけれど、
赤ちゃんにとっては、一生を左右する問題なのよ!」と、看護師さんに言われた。ものすごくハッとして、心に残っている言葉だ。
■傷病手当金 DATA
※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。
(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)