味の違いだけじゃなかった!「バナナの熟度」で美容効果に違いが!?

2012年5月24日 11:00
 


 “食物繊維が豊富で、便秘に効果的!”として、あまりにも有名なフルーツ、“バナナ”。 

スーパーやコンビニで購入できて、価格もお手頃。手で剥くだけで食べられて腹持ちも良いので、手軽な朝食として活用している方も多いのでは? 

バナナは、どのくらい熟しているかどうかで味や食感が少しずつ異なりますが、最近になって、その“熟度”によって、期待される健康機能も変化してくることが判明! 

そこで今回は、意外と知らないバナナの美容・健康効果に迫りました!

 

■便秘のアナタは、“青めバナナ”を食べるべし!

整腸効果を考える上で、忘れてはいけない成分があります。それは、食物繊維と同様の働きをする“難消化性デンプン”。

難消化性デンプンは、店頭に並びはじめたばかりの“青めバナナ”に多く含まれ、成熟するにつれて分解されて糖化していきます。バナナが成熟に従い甘みを増すのはこのためなのです。

バナナは、100gあたり19.3~25.8gが 糖質ですが、弘前大学の加藤陽治教授らの研究によると、熟しきっていない“青めバナナ”には、食物繊維と同様の働きをする難消化性デンプンが多く含まれている分、特に“整腸効果”が期待できるのだとか!

 

■“黄色バナナ”は抗酸化作用と、アンチエイジング効果が!

 青めバナナが熟した“黄色バナナ”には、美肌に良いとされるビタミンB群の中でも、“美容ビタミン”と呼ばれる“ビタミンB2、ナイアシン(B3)、B6”が、他の主な果物と比べて多く含まれています。そこで、これらの成分を同時に摂ることで、肌荒れが予防できるのです!

 そして、特筆すべきは、東北大学の大久保一良教授らの実験で判明した、黄色バナナの抗酸化作用。なんと身近にある食品の中で一番、抗酸化作用が期待できるのだとか!

 抗酸化作用とは、酸素が過剰になって派生した活性酸素を除去してくれる作用のこと。活性酸素は体内の細胞や組織を錆びつかせて、糖尿病や高脂血症、肝機能低下などの生活習慣病や、がんなどの大変な病気の原因になるといわれています。

 また、それだけではなく、老人性認知症や白内障、シミやシワの原因にもなるなど、老化の引き金にもなってしまいます!そこで、美容・健康維持には、黄色バナナは効果絶大というわけです。

 

■“茶色バナナ”には、胃の働きを活発し、免疫力を高める効果が!

 最後は、黄色バナナがさらに熟して、茶色の斑点(シュガースポット)の出ている“茶色バナナ”。茶色バナナは、免疫活性を高める効果があるのです。 

また、果物では珍しい燐脂質という成分が含まれるおかげで、胃潰瘍を抑制する効果も!胃の働きを正常にコントロールしてくれるので、胃に負担がかかりがちな食生活をしている人や、ストレスの多い人にオススメです! 

バナナは、店頭に並んでいる間や、買ってから食べるまでの間にも、常温下では日を追うごとに熟成します。熟成具合によって味や食感の変化を楽しむだけでなく、美容・健康効果まで変化していくという事実も是非知っておいてほしいものです!

 また、バナナは冷蔵庫に入れておくと冷えて皮が黒くやわらかくなって低温障害を起こしてしまうので、常温保存するのがポイントですよ。

 今までなにげなく食べてきたバナナですが、熟度によってこんなに違いがあったのですね。求める健康機能に近いバナナを選ぶことができるのも、バナナの大きな魅力と言えるのでは?

 

【参考】 

※ バナナの機能性(日本バナナ輸入組合)

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