2016年6月28日 12:00
若いからって油断禁物! 20代女性が気をつけたい病気とは
●PMS・月経不順・無月経などの生理トラブルに注意
20代は、体の機能も若く体力に満ちた時期。しかし、決して病気と無縁というわけではありません。若い女性の場合、知識がないためにトラブルや病気を見過ごして重症化することも多いので、特になりやすい病気の基礎知識だけでも身につけておくことが大切です。
○将来の妊娠にも関わる生理トラブル
まず20代の女性に気をつけてほしいのは、次に挙げる生理に関するトラブルです。
・月経前症候群(PMS)
生理の3~10日ほど前から生理が始まるまでの間に起こる、心身の不調のこと。イライラや気分の落ち込みといった精神的な症状が出る人もいれば、頭痛や吐き気などの肉体的な不調となって現れる人もいます。ピルの服用によって症状が緩和するケースもあります。
・月経困難症
仕事や家事が手につかないほど生理痛がひどい状態のこと。
そのうち、原因に子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が絡んでいるものを「器質性月経困難症」、特に病気がないのにホルモンの影響で強い痛みが起こるものを「機能性月経困難症」と言います。特に後者は、10・20代の若い女性に多い病気ですが、通常は、加齢や出産によって徐々におさまっていきます。