ビューティ情報『「乳がん」について知っておきたいこと ‐ 基礎知識と誤解』

2016年6月30日 18:00

「乳がん」について知っておきたいこと ‐ 基礎知識と誤解

しかし最近では、他のタイプより抗がん薬がよく効くともいわれています。

●抗がん剤の適応とストレスの影響、家族のサポートのあり方とは
――抗がん剤の効果はどのくらいの期間ではかるものですか? 適応がないケースもあるのでしょうか?

約3カ月を目安に効果を見ます。適応がないケースは基本的にありませんが、乳がんのタイプによって効果のある治療が異なるため、それぞれに適した薬物療法(抗がん剤治療、その他ホルモン療法、抗HER2療法など)を選ぶ必要があります。

――一般的な進行乳がんの治療では、抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術する場合もありますか?

しこりが大きいがんや、皮膚に浸潤している場合など、そのままでは手術が難しい進行乳がんの場合には、手術の前に抗がん剤治療を行う場合があります。診断時にしこりが大きいために乳房温存手術が難しい場合でも、手術の前に抗がん剤治療を行うことでしこりを小さくできれば、乳房温存手術ができる可能性も高くなります。ただし近年は、検診率が上がるにつれ、進行がんで見つかるケースが少なくなり、それとともに手術の前に抗がん剤治療を行うことも減ってきています。――乳がんの発症や再発にストレスは影響しますか?

ストレスが乳がんの発症リスクや再発リスクを高めるということはありません。

関連記事
新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.