ビューティ情報『終末糖化産物「AGE」の蓄積が、不妊治療の成績に影響することが明らかに』

2016年11月11日 18:52

終末糖化産物「AGE」の蓄積が、不妊治療の成績に影響することが明らかに

終末糖化産物「AGE」の蓄積が、不妊治療の成績に影響することが明らかに

モリンダ ワールドワイド インク 日本支店は、11月3日~4日にかけて開催された第61回日本生殖医学会学術講演会・総会にて、研究「終末糖化産物(AGEs)の蓄積はARTの治療成績に影響する」について発表した。

同研究は、医療法人三慧会 HORACグランフロント大阪クリニックと共同で行ったもの。

AGEs(終末糖化産物、以下 AGE)は、タンパク質と糖が反応してできた「老化原因物質」と考えられている。今回は、配偶子や受精卵を体外で取り扱う高度不妊治療であるART(生殖補助医療)を受ける女性患者148名を対象に、体内のAGE値を測定する研究を行った。

AGE値は、TruAgeスキャナーを用いて、皮膚に蓄積したAGE値を測定した。右前腕内部を3回測定し平均値を決定。不妊症患者のAGE値は相対的に高いかを調べるため、不妊原因別に対象患者を分けて平均AGE値を比較したところ、「子宮筋腫」群と「胚質不良」群のAGE値が「原因無し」群(男性不妊)と比較し、有意に高値を示したという。

低AGE群、高AGE群での各ホルモン値の比較では、「FSH値」「DHEA-S値」「テストステロン値」「プロラクチン値」

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