2017年3月23日 11:21
グルテンフリーダイエットと2型糖尿病リスクの関係性とは?
グルテンフリーダイエットというフレーズを耳にしたことがある人も少なくないのではないだろうか。グルテンとは小麦や大麦、ライ麦などの麦類に含まれているたんぱく質の一種でパスタやパン、ケーキ、ビールなどに用いられる。グルテンフリーとは、グルテンを食べない食事スタイルを意味する。
テニス界のトッププレイヤー、ノバク・ジョコビッチ選手も自著でグルテンフリーに取り組んでいることを明かしており、日本でも実践する人が出始めている。ただ、このグルテンをめぐり、ちょっと気になる調査結果が報告されているのをご存じだろうか。
海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、グルテンフリーダイエットに関するコラムが掲載された。最近の調査によると、グルテンフリーダイエットによって2型糖尿病に罹患する確率が高まるかもしれないという。
グルテンに対する免疫反応が原因で起こる自己免疫疾患としては、「セリアック病」が知られている。
世界人口の1%が患っていると推定されており、この病気のせいでグルテンを摂取できないうえ、下痢や胃痛、膨満感などに悩まされている。
グルテンフリーダイエットはこのセリアック病以外の人の間でブームとなっているが、グルテンの摂取量を減らすことが長期的に健康に寄与するという証拠はない。