毎日の心がけで変わる! 子どもの色彩センスの磨き方
■子どもの色彩センスの磨き方(2)日常に潜む色を「ことば」にして伝える日常にはたくさんの色があります。子どもとの散歩の途中や、雨が降っている様子など、街中や自然で目にする色は、単純な色では表せない複雑な色彩をしています。
たとえば、空を見上げてみても、透き通るような青だったり、柔らかい水色だったり、グレーな曇り空だったりするでしょう。1日の中でもまったく違った色を見せてくれますよね。
そんな空の色を「今日のお空は、明るい青だね」「今日の雲は、悲しそうな灰色をしているね」など、形容詞を用いて表現してみてください。
続けていくと徐々に、子どもたちから「にこにこ楽しそうなお日様の色だね」とか、「緑が明るいね」など、色をさまざまな言葉で表現してくれるようになってきます。色の表現が豊かになるのと同時に、色彩センスも磨かれていくはずです。
■子どもの色彩センスの磨き方(3)今日着る洋服の色を一緒に選ぶ毎日の「お着替え」の際に、子どもと一緒に、色の組み合わせを意識したやり取りを試してみましょう。
個人差もありますが、子どもが2歳を過ぎてくると、好みの洋服を自分で選ぶようになります。そんな時は、親が2~3枚ずつトップスとボトムスを広げて出して、子どもに選ばせてあげましょう。
「今日は、どんな気分かな~? 元気に遊びたい感じだったら、この色かな?」など、色のイメージを一緒に伝えてあげると、子どもも連想しやすく、嬉しそうな表情を見せてくれますよ。
「色彩センスを伸ばそう!」と無理な意識をせず、日常の中でできる些細(ささい)なことから気軽に始めてみるのがよいでしょう。やさしく声かけをしながら、親子一緒に色彩を楽しんでください。
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