ダイエット中に塩分の取り過ぎはNG? 食べてないのに太る原因とは
温かくなって薄着になる、春の季節がやってきます。そこで気になるのがやっぱり体形。
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カロリー制限や、最近流行の糖質制限をしてもなぜか痩せない。頑張っているのに効果が出ない…。
その原因、塩分の過剰摂取にあるかもしれません。
■ダイエット中はどうして塩分が多くなりがちになるの?
ダイエットというと、まずはカロリーや糖質を制限しがち。ノンオイルドレッシングのサラダ、具沢山のスープ、鍋料理などを食べることも多いのではないでしょうか。
確かにどれも野菜がたくさん取れて、ビタミンやミネラルもバッチリ。
栄養不足にもならなそう。
確かにそうかもしれませんが、実はそこに含まれる塩分が問題なのです。ノンオイルドレッシングにはうまみを補うために、通常より塩分が多めに含まれています。
スープや鍋もしかり。しかも温かいものは塩分を感じにくいので、その分、味が濃くなっています。
鍋一人前にどのくらいの塩分が含まれているか、ご存じですか? 少なくても4g~5g。多ければ10g以上になります。
2015年に厚生労働省が設定した女性の塩分摂取推奨量は7g以下。
これでは1食でオーバーしてしまいます。
■塩分はどうして問題なの?
塩分を過剰摂取してしまうと、ダイエットに何が悪いのでしょうか? それは、なによりむくむこと。
塩分を摂取すると血中のナトリウム濃度があがるので、それを回避するために体内に水分をため込むのです。
代謝が正常であれば、その水分は尿や汗として排出されます。しかし、塩分摂取量が多い状態があまりに長いと、むくみが慢性的になって定着し、代謝を下げてしまいます。
その結果、血液やリンパの流れが滞り、体が脂肪をためこみやすくなってしまうのです。これでは、どんなに低カロリーの食事をしても、糖質制限しても、ぷよぷよの体のままです。
せっかくダイエットをしたつもりだったのに、本末転倒になってしまいます。
■じゃあ何をしたらいいの?
まずは塩分を控えるようにしましょう。そのために取り入れたいのは、薬味やスパイス、ショウガやニンニク、ネギ、コショウといった食材。
これらは料理に風味を加えるだけでなく、体を温める作用もあるので代謝アップにも効果的です。
また、お酢やレモンなどで酸っぱさを追加するのもおすすめ。酸味は塩味を引き立たせてくれるので、少ない塩分量でも満足できます。