放っておくと危険? 隠れ大人ニキビの正しいケア方法
季節の変わり目は肌トラブルも多くなってしまうもの。
中でも春は、就職や進学、異動など環境の変化も多く、知らず知らずのうちにストレスからニキビが…ということにもなりかねません。
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「ニキビはできていない」と思っていても、実は大人の肌には隠れニキビが存在していることも多いのだとか。
肌に炎症を起こす前の「ニキビ予備軍」ともいうべき隠れニキビ、しっかり撃退するための対策を紹介します。
■美肌の大敵 大人の「隠れニキビ」とは?
ニキビと聞くと思い浮かぶのは、炎症を起こして赤くなっている状態。でも実は、「ニキビはない」と思っている人の肌にも、白や黒の小さな毛穴づまりが多く存在します。
この小さな毛穴づまりが、隠れニキビの正体です。ある調査によれば、「自分の肌にはニキビがない」と思っていた人のうち98%が、肌に隠れニキビができていたそう。
隠れニキビの段階でしっかりケアをしておかないと、赤く目立つニキビに進行してしまうのです。
■隠れニキビを撃退するスキンケア
スキンケアの基本は洗顔と保湿。しかし、肌を清潔にしたいからといって洗いすぎはNG。
1日に何度も洗顔をしたり、肌を強くこすったりすると、必要な皮脂や保湿成分まで洗い流してしまい肌のバリア機能が低下してしまいます。
洗顔料をよく泡立て、肌の上で泡を転がすようにして優しく洗いましょう。
Tゾーンや顎など皮脂が多い部分から洗い、乾燥しやすい目元や口元などは、泡を乗せるだけでも十分です。
また、洗顔のあともタオルでゴシゴシこすらず、優しく押さえるようにして水分をふきとってください。
洗顔のあとは化粧水や乳液、クリームなどでしっかりと保湿を。
過剰な皮脂の分泌による思春期ニキビとは異なり、大人ニキビの大きな原因は乾燥です。
隠れニキビを本格的なニキビにしないためにも、保湿ケアは徹底して行いましょう。
■メイクがニキビを悪化させる!?
ニキビが気になるときは、つい厚めのメイクでカバーしたくなるもの。しかしメイクの脂分は、毛穴をつまらせてニキビを悪化させる原因に。
メイクはできるだけ薄めを心がけ、帰宅したらすぐにオフするようにしましょう。
ファンデーションは、油分の多いリキッドよりもパウダータイプがおすすめ。
目元や口元などのメイクを強調して、視線を集中させるポイントを作ると、ニキビを目立たなくする効果があります。