夢を見る? 寝汗をかく? 症状別「不眠」に役立つ漢方4選
初夏になって、新生活も落ち着いてくるころ。生活のペースはつかめてきても、どこかまだ緊張していてなかなか寝つけないことはありませんか? 眠れなくてつらいときは、漢方が役に立つかもしれません。
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■夢を見たり眠りが浅い人には…
「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」
夢をよく見る人は眠りが浅く、睡眠時間を長くとっても疲れがとれないことがあります。寝不足状態なので昼に眠くなり、日常生活に支障をきたすことも。こうした悩みをもつ人には、「柴胡加竜骨牡蛎湯」が適しているといいます。
高血圧による不眠や、精神的に不安を抱えて眠れない人にも効果的。緊張が続いて動悸がするときにも役立ちますが、虚弱体質の方は避けた方が良いでしょう。
■疲れやすい体質の人には…
「加味帰脾湯(かみきひとう)」
疲れやすいタイプや、食欲がなく顔色が悪い人には、「加味帰脾湯」を。ニンジンやショウガのほか、「竜眼」というフルーツが使われていて、神経を鎮める作用があるのだとか。
ブルーな気持ちになってしまったり、イライラが原因で寝つけないといった不眠症状にも効果的といわれています。