2018年8月24日 06:00
100円ショップでも売っている人気除草剤にがん発症リスク
日本では野放し状態といっていいでしょう」
内閣府の食品安全委員会は’16年にグリホサートについて評価書をまとめている。そこでは、《神経毒性、発がん性、繁殖能に対する影響、催奇形性及び遺伝毒性は認められなかった》として、1日摂取許容量の基準を体重1キロあたり1ミリグラムとし、その量なら生涯、摂取し続けても健康への影響がないとした。
政府の見解について、平先生はこう話す。
「日本の農薬政策は、発がん性が否定できなくても、食品残留量が十分に低ければ、使用そのものは問題ないというのが基本的な考え方です。しかし、設定された1日の摂取許容量は、店で売られている食品を買って食べるだけの人にも十分に達成可能な数字です。また、農作業などで『ラウンドアップ』を直接扱う人は、うっかりすると大量の曝露を自身や周囲にもたらす危険性があります」
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