2019年12月4日 15:50
眼科医がすすめる「目の血流よくする習慣」水分はちびちびと
現代社会では目も酷使するし、ストレスフルで、血流が滞る原因は山ほどありますから、若い人も安心はできませんよ」(山口先生)
そこで、山口先生が目の血流をよくする生活習慣を教えてくれた。
【凝視し続けない】
何かを凝視し続けると目の筋肉が凝り、血流が悪くなる。ときどき焦点を合わさず、ぼんやりと遠くを見よう。また、スマホのブルーライトはリスク大。意識して見ない時間をつくること。
【目を温める】
目の冷えは血流が悪化した状態。熱すぎない(40度前後の)蒸しタオルなどをのせて温めよう。涙の分泌腺に詰まった脂肪も溶けるので、目を保護する涙の質が上がり、乾燥やドライアイのケアにもつながる。
【水分をたっぷりとる】
血液がドロドロになるのを防ぐため、1日1.5〜2リットルを目標に水分をとろう。ただし、一度に大量に摂取すると眼圧が上がるので、(できるだけ食中は避けつつ)ちびちび飲むのがコツ。
【紫外線から目を守る】
目に紫外線が入ると活性酸素が大量発生し、血流が滞る。さらに水晶体や角膜などがダメージを受け、白内障や黄斑変性症などのリスクを高める。日傘やサングラスを習慣づけて。
「前出のとおり、目の病気や不調は血流の悪化が大きく関わっているので、緑内障や白内障、老眼など、加齢とともに起きる問題はいわば、目の生活習慣病。