2020年12月23日 11:00
毎日お風呂に入ると幸福度アップかつ要介護リスクが低減!
ネス』として私は入浴習慣をおすすめしています」
副交感神経が活発に働きだすと、昼間に交感神経が活発化して酷使された心身の機能を修復してくれる。さらに、副交感神経が優位だと、血管が拡張して血流が促進される。その結果、免疫力がアップするのだ。感染拡大が予断を許さない状況の新型コロナウイルス対策としてもぜひ取り入れたい。
入浴による健康効果は医学的な研究からたくさん実証されるようになったが、早坂先生は’12年に「毎日のお風呂(湯船に浸かる)の生活習慣と幸福度の関係」を調査したという。
内閣府の国民生活選好度調査として測定している幸福度と同じ方法で調査したところ、週7回以上お風呂に入るグループで幸福度の高い人の割合は54%、お風呂に入るのが週7回未満のグループで幸福度の高い人の割合は44%という結果が出た。
「毎日お風呂に入っている人のほうが幸福な人が10%も多いことがわかったのです。血液の循環がよくなると、新陳代謝が活発になり、体の疲れがとれてスッキリしますし、重力から解放されてリラックスできます。
これらを毎日積み重ねることが幸福感につながっているとも考えられるでしょう」
さらに、早坂先生は千葉大学と長期的な生活習慣に基づく調査を遂行。