血圧に関わる食事の基本「夕食〜朝は12時間あける」
(三浦先生・以下同)
何を食べるか、はもとより、どう食べるか、いつ食べるかが重要になってくるという。三浦先生が挙げる血圧を下げるための「食事の基本」は次の5つだ。
【1】できたてを食べる
「作りたての料理は、香りや味、舌触りなど、どれをとっても最もおいしく食べられるもの。素材の味が最も引き立つのが作りたての料理です。できたてだと調味料の量も最小限でおいしく味わうことができるため、塩分が少なめでも十分においしく食べることができるのもメリットです」
ただ、気をつけたいのは汁物や麺類など、アツアツで食べるメニュー。熱いものを食べる際は舌が塩気を感じにくくなるため、つい塩分オーバーになりがちなのだという。食べるときは適温まで冷ましてからにしたほうが、舌が正しく塩気を感じることができる。
【2】よくかんで食べる
「よくかんで味わうことは、消化の観点からも非常によいこと。
よくかむことで、素材の栄養素を抽出し、胃で吸収しやすくします。反対によくかまずに食べると、結果的に食べすぎてしまい、肥満につながったり、中性脂肪やコレステロール値が高くなる原因ともなってしまいます」
【3】おかずから食べる
「血糖値コントロールの観点から、おかずから食べ始めて、それから米などの主食を食べるというのは正しい選択です。