ビューティ情報『医師が解説 口呼吸の人、呼吸が浅い人の免疫力が下がるワケ』

2021年7月14日 06:00

医師が解説 口呼吸の人、呼吸が浅い人の免疫力が下がるワケ

特に喫煙者では、40代以降急激に衰えてしまうこともあるのだそう。

「壊れた肺胞そのものを復活させることはできませんが、呼吸の力を鍛えることで、血液に取り込む酸素の量を増やすことはできます。具体的には、1回に吸う空気の量を増やし、正常な肺胞が取り込む酸素の量を増やせばいいのです」

では、どのようにして一度に吸う空気の量を増やせばいいのか?

「呼吸をする際、肺それ自体が、膨らんだりしぼんだりしているわけではありません。肺は胸腔という胸骨、肋骨、胸椎(背骨)に囲まれたカゴ状の骨格の中に入っていて、この胸腔が膨らんだり、縮んだりして肺の中の空気を出し入れしています」

この胸腔を動かすのは斜角筋、肋間筋、横隔膜などの呼吸筋といわれる筋肉だ。これらを鍛えることが、吸う空気の量を増やすことにつながるという。

「呼吸筋が柔軟に動くと、胸郭の可動域が広がって、肺の中に空気をたくさん取り込むことができるようになり、血中の酸素濃度が上がります。それによって、呼吸が浅くなるのを防ぐことができるのです。さらに、呼吸筋が鍛えられると、ゆっくり深い呼吸ができるようになります。
すると、自律神経のバランスが整い、腸内環境が改善。

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