2021年7月28日 06:00
ニワトリの動きをマネて、厄介な“マスク頭痛”をカンタン解消
顔周りと首の筋肉はつながっているため、ストレートネックにより負担がかかっている首の筋肉はさらに動かしづらくなります。その結果、首や肩周辺の筋肉が過度に緊張し、血流が停滞。そこにたまった乳酸や老廃物が神経を刺激して“マスク頭痛”を引き起こすのです」
そこで小林さんに頭を正しい位置に戻す「ニワトリ体操」を教えてもらった。
■1回10秒「ニワトリ体操」のやり方とは
【ニワトリ体操】
(1)背筋を伸ばして立ち、上体を動かさずに顔をできるだけ前に突き出す。
(2)(1)の姿勢から、10秒かけて頭を正しい位置(横から見て耳と肩が一直線)に戻す。
〈NG〉あごだけを引かないよう注意。頭全体を水平に移動させる。
「この体操は、頭を正しいポジションに戻して、首周辺の筋肉の緊張を解放するのが目的です。
頭の正しい位置は、横から見たときに、耳と肩が一直線になっている状態。あごや肩が前に出ていないことも重要です。朝昼晩に行うのが基本ですが、待ち時間や、鏡で自分の姿を見たときなど、気づいたときにぜひやってほしいエクササイズです」
深い呼吸を意識して、体をゆっくり動かすことがポイントだ。さらに、体操を終えたあとの正しい姿勢を保って生活する意識を持つと、より効果的。