2021年8月21日 15:50
残暑でも油断大敵 突然死も招く“ステルス熱中症”にご用心
家にいるから大丈夫と思っていたら、熱中症になって倒れてしまう女性も意外と多いのです」(谷口先生・以下同)
今年は“家の中”で“気づかないうち”に熱中症になっていて不調を抱える人が増えているという。
「頭痛や胃のもたれがあっても、不調を夏バテのせいだと思い、季節が変われば改善するだろうと軽く考えている人がいます。しかし調べてみると、その原因が軽度の熱中症というケースがあるのです」
密かに私たちの体に忍び寄る、いわば“ステルス熱中症”が、この夏は増えているという。夏の疲れと見分けるサインはあるのだろうか?
「症状は脳、消化器、筋肉の3つの臓器に現れます。これらの臓器は水分が多く、熱中症になりかけるといち早くSOSを発します。頭がボーっとする、頭痛がする、眠くなるなど脳の症状、下痢や便秘など消化器の症状、そして痛みやしびれなど筋肉の症状。これらが重なっている場合は、熱中症の初期段階だと考えていいでしょう」
■ステレス熱中症の主な症状とは
次の項目はステルス熱中症によって脳、消化器、筋肉に現れる主な症状だ。当てはまる項目がA、B、Cの分類にまたがる場合は、あなたにもステルス熱中症が忍び寄っている可能性が高い。