更年期のメンタル不調相談室「夫にイライラして暴力」は漢方で解決
最近では、ボトックスをエラ(顎の筋肉)に打つことが即効性のある治療法として、注目されているんです」
この方法は頬がやせて「小顔になれる」ということで森先生のクリニックでも好評だという。
「ボトックスを打てる環境にない方は、マウスピースを就寝時だけ装着するという方法も。ただ、本当に強い歯ぎしりのある場合、マウスピースまですり減ってしまうこともあります」
【悩み4】体がだるく、気分が落ち込み、鏡で自分の顔を見るのもつらい。(54歳・パート)
「一度うつ状態に陥ると、回復には時間がかかります。焦らずに、生活を見つめ直しましょう」
森先生がまずおすすめする対策は、早寝・早起き・食事の改善・十分な休息、である。
当たり前のようでいて、この方法に勝るものはない、と森先生は言い切る。これができていないためにうつに陥る人は多いと、警鐘を鳴らす。
「高麗人参や成長ホルモンサプリを摂取することで元気を取り戻す方も多いです。
ただし、長く飲むと金額は高くつきます」
そう話す森先生自身も、女性の体をトータルで診られる医師を目指し、無休の日々を送っていたなかで、全身がむくんでしまい、体調改善に1年を要した経験があるという。