2022年3月14日 06:00
親指で皮膚をなぞるだけ!鍼灸師が勧める「8の字マッサージ」とは
それにしてもなぜ「8」の字なのだろうか。
「8は上下左右がシンメトリーで非常にバランスがとれた形です。反射区に8の字にマッサージをすることで、全身のバランスが整えやすくなるという考え方なのです」
今回、腰痛、ひざ痛など中高年女性の多くが悩まされている症状への8の字マッサージを紹介しよう。
【腰痛】
自分では手の届かない腰へのマッサージは、手の甲にするのが便利。手の甲は全体的に背中~腰の反射区で、もちろん親指でもいいが、マッサージする範囲が広いので、人さし指、中指、薬指の3本を使ったほうが効果的。左回りに10回ほど行ったら逆回転の右回りに。
「皮膚の表面は、強く押したりもんだりするよりも、フェザータッチで軽く触れるほうが脳に刺激を与え、筋肉をリラックスさせる作用もあるようです。特に手の甲は手のひらに比べてモノに触れる頻度が低いのでより敏感です。
優しく優しくマッサージしてみてください」
【ひざ痛】
ひざ痛には小指の第2関節を中心に8の字マッサージ。右ひざが痛ければ右手の小指に、ひざの内側が痛ければ、小指の内側、外側が痛いならば外側。少しずつずらしながら8の字を描くのもいい。