2023年5月10日 15:50
放っておいたままではお金がおりないことも! ガン保険の落とし穴
何のためのガン保険かと裏切られた思いでいっぱいとのことでした」(以下、コメントは長尾さん)
万一のために加入した保険なのに、ガンになっても満足な保障が受け取れない。どうしてこんなことが起きているのだろうか?
「ガン保険が登場したのは’74年。当時のガン治療は手術がメイン。そのため’00年ごろまでのガン保険は診断一時金+手術・入院保障が中心で、再発のガンや抗ガン剤、放射線のみの治療はカバーされていない商品ばかり。正直なところ、’00年以前に加入したガン保険は時代遅れであまり役に立たない保険といえるでしょう」
それでは’00年以降のガン保険は万全かというと「思いがけない落とし穴がある」と、長尾さん。
■ケース3:ステージ0のガンには支払われない
「女性Cさん(39)は異常なおりものが続き、婦人科を受診。子宮ガンの検査を受けたところ、上皮内ガン(上皮内新生物)と診断されました。Cさんはガン保険に入っていたので保険会社に連絡すると『上皮内ガンはステージ0のガンなので保障されない』との回答。
やむなく自費で手術を受けました」
Aさんの場合、10年前に入ったガン保険で、上皮内新生物は特約を付けていないと保障されないタイプだったのだ。