治療法
咽頭クラミジアの治療には、性器クラミジア感染症の治療と同様に、アジスロマイシンなどの抗生剤が用いられます。咽頭クラミジアは、性器クラミジアよりも治療に長い期間を要するために、2週間以上にわたって治療が行われることが多くあります。通常は、内服薬が用いられますが、治療の経過が思わしくないときには点滴による薬剤の投与を行なう場合もあります。
咽頭クラミジアの予防
咽頭クラミジアは、オーラルセックスやディープキスなど口から感染するため、性器クラミジアの場合と異なり、性交時にコンドームを使用したとしても、それだけで感染を防ぐことは困難だとされます。しかしながら、感染のリスクを下げるためにも、オーラルセックスをする際にはコンドームを使用しましょう。
咽頭クラミジアは、治療をせずに放置したままでいると、気づかないうちに配偶者やパートナーに感染させてしまうおそれがあります。また、治療を受け完治した場合でも、再発するおそれは少ないとされますが、再感染することはあるといわれています。パートナーに感染が認められる場合には、自身も検査を受け、一緒に治療をして完治させることが感染予防のためには非常に大切です。
監修:大利昌久
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