2022年2月13日 23:40
「え? オス化?」更年期は女性ホルモンより男性ホルモンが優位になって体に影響が出るってホント?
閉経に向かうにつれ、女性ホルモンの分泌が少しずつ減る更年期。その一方で、男性ホルモンが増えるという話を聞いたことはありませんか。そもそも女性に男性ホルモンがあるのか、ある場合、更年期には増えてしまうのか、気になることについて産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。
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女性にも男性ホルモンはある?
そもそも、女性には男性ホルモンはあるのでしょうか。
「女性は男性の約10分の1の量ではあるものの、男性ホルモンがあります。更年期になり、女性ホルモンが急激に減ったあとでも、男性ホルモンの減少は緩やかなので、元気な体を維持できているのです。
よく、更年期は男性ホルモンが増えると誤解されるのですが、女性ホルモンが急激に減ることで男性ホルモンが優位になり相対的に増えて見えるだけで、増えるわけではありません」(駒形先生)。
とはいえ、男性ホルモンも加齢とともに減り、80代にはほぼ分泌しなくなるそうです。
男性ホルモンとは?
ところで、男性ホルモンとはどんな特徴があるのでしょうか。
「男性ホルモンは『テストステロン』と呼ばれ、体調の調整、決断力、判断力、意欲、性欲などを司ります。