2023年3月26日 12:10
シワシワ、たるみ、かゆみも…専門医が教えるデリケートゾーンのアンチエイジング対策とは
大多数は体のついでにせっけんやボディソープで洗って、そのまま……ではないでしょうか。
「スキンケアの基本は洗浄と保湿です。そのとき、ちょっと気を付けたいのがアイテムの選び方です。
肌には「表皮ブドウ球菌」という美肌菌とも呼ばれる良い菌があります。その菌はグリセリンという保湿力を高める潤い成分を作り出して弱酸性を保つことで、皮膚のバリアをつくっています。
そのため刺激の強いものや殺菌作用のあるアイテムを使用すると、皮膚のさまざまな常在菌が死んでしまいバランスが崩れてしまいます。それが乾燥やたるみの原因となってしまうのです。乾燥すると傷つきやすくなりバリアが壊れ、さまざまなトラブルを引き起こします。
さまざまなトラブルから皮膚を守るためには皮膚を弱酸性に保つことが大切です。デリケートゾーンの皮膚は顔の皮膚より弱酸性に傾いており、顔がpH4.0~6.0に対してデリケートゾーンはpH3.8~4.5とされています。
ですから、デリケートゾーンの皮膚はpH3.8~4.5に近い弱酸性の洗浄剤や保湿剤を選ぶのがベターです。
普段使っているお気に入りのフェイス用化粧品でも問題はありませんが、より仕上がりにこだわりたいなら、pH3.8~4.5に保たれた、デリケートゾーン専用アイテムでケアすると良いです」