2021年1月21日 23:00
このシミは肝斑?それとも老人性色素斑?見極め方とケアを医師が解説!
更年期にできやすい主なシミは老人性色素斑と肝斑の2つ。できたシミがどちらなのか見極め方のコツと、両方できているときのケアについて、皮膚科医の馬場直子先生教えてもらいました!
老人性色素斑と肝斑は出現部位や色味に特徴が
老人性色素斑(日光性黒子)…シミと普通の皮膚との境目がはっきりしています。色味は全体的に濃いめで均一。紫外線を浴びることでできるため、頬や目の下、鼻の周りなどにできやすいですが、形や大きさ、できる箇所はまちまち。
肝斑…シミの中心は褐色ですが、輪郭がぼやけていて次第に色味が薄くなっています。頬や鼻の下などに左右対称でできやすいのが特徴。
そばかす…直径1~2mm程度の小さな斑点数個~数十個が鼻の中心に沿ってできることが多いです。
炎症性色素沈着…にきびや肌荒れ、けがなどが原因で皮膚が赤くなったりして炎症を起こしたあとに、メラニン色素の沈着で肌の色味がほかと比べて赤くなったり、褐色になったりします。基本は患部のみが変色。
肝斑には主に5つのタイプがある
肝斑は頬や頬骨あたりを中心に、額や口の周りに左右対称にでき、目の周りにはできにくいという特徴があります。どんなふうにできるのか5つのタイプに分けて紹介します。