ビューティ情報『【お医者さんに聞いてみよう!】Q:高血圧で太り気味の夫、ストレスもあり心臓病になるのではないかと心配です。』

2016年12月18日 13:39

【お医者さんに聞いてみよう!】Q:高血圧で太り気味の夫、ストレスもあり心臓病になるのではないかと心配です。

目次

・質問:高血圧で太り気味の夫、ストレスもあり心臓病になるのではないかと心配です。
・回答:ストレスと心臓疾患の関係についてお答えします。
【お医者さんに聞いてみよう!】Q:高血圧で太り気味の夫、ストレスもあり心臓病になるのではないかと心配です。

質問:高血圧で太り気味の夫、ストレスもあり心臓病になるのではないかと心配です。

今までは気ままな専業主婦だったのですが、年末に主人が定年退職し、ハローワークに行く以外は一日中家にいるためストレスがたまるようになりました。
高血圧の薬を服用していて、太り気味でもあるのでストレスが原因で心臓病になるのではないかと心配です。それに最近は頭痛がしたり、ふらついたりすることもあります。
ストレスをためない方法や日常生活で気を付けることなどがありましたら、ぜひ教えてください。
東京都:ゆうこさん(53)

回答:ストレスと心臓疾患の関係についてお答えします。

――ストレスによる自律神経の乱れ
高血圧をお持ちで、ご主人が定年退職されてからの生活の変化によってストレスを感じていらっしゃる状態ということですね。おっしゃるように、ストレスと心臓疾患の間には深い関係があります。


そのメカニズムとしては、人間が精神的・肉体的ストレスを受けるとその情報が大脳を通じて、視床下部と呼ばれる脳の部分に伝わり、交感神経と呼ばれる「身体を戦闘モードにする」神経が優位になります。その結果、動悸や、末梢血管がキュッと締まることによる血圧の上昇が起こります。普通の状態であれば、こういった交感神経の興奮が起こると、副交感神経と呼ばれる「身体を休息モードにする」神経が働いて、興奮を鎮めます。この副交感神経の働きにより、動悸は落ち着き、血圧も低下することになります。

ただ、このストレスがずっと続いたり、とても強いストレスがかかったりした場合、この交感神経と副交感神経(合わせて自律神経と呼ばれます)のバランスが崩れ、交感神経が興奮した状態が続いてしまうことがあります。この交感神経による身体の戦闘モードが持続すると、心臓は興奮し続けることになり、余分な負担がかかります。心臓本体には病気がないにもかかわらず、動悸や胸の圧迫感や痛み、息切れがしたり不整脈が出たりする状態を「心臓神経症」と呼んでいます。


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