人の食生活を否定し、無添加食材をすすめてくる強引なママ友近藤さんとの付き合いに、しんどさを感じてきた鈴木さん。けれども、同じマンションに住んでいるから、近藤さんと物理的な距離は置けない状態でした。鈴木さんは、近藤さんとうまく付き合うためにも、勧められた無添加食材の宅配サービスを何度か利用したのですが……。 娘の幼稚園が始まり、バスを待っていたところ… 娘の幼稚園が始まり、送迎のバス停まで行ったところ、同じ幼稚園に通う近藤さんに会った鈴木さん。 「ついに今日からだね」と話していると、そこに引っ越し当初から鈴木さんがお世話になっている井上さんもやってきたのですが……。 近藤さんはあからさまに鈴木さんだけに話しかけて、井上さんをスルー。 あれ……? 井上さんにあいさつしてない…よね…?近藤さん、人見知りって言っていたし、緊張したのかな? 鈴木さんがそう考えていると、井上さんから声をかけてくれました。 「さっきはごめんなさい。あいさつ、無視したみたいになっちゃって…」そう謝ると、井上さんは全然気にしていないと言ってくれ、お茶に誘ってくれたのです。 人見知りだからかもしれませんが、あからさまにほかのママの存在を無視して話しかけられると、とても困りますよね。皆さんが同じような立場になってしまったら、どうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 後藤桜子
2022年08月14日私が気になるしのくんの行動しのくんは現在4歳の、発達障害グレーゾーンの男の子です。今回は、ある日公園で出会ったママとの会話がきっかけで定型発達かそうでないのかの境界線が難しく、「グレーゾーン」について考えさせられたお話です。2歳まで意味のある発語がなく、集団行動が苦手だったしのくん。そんなしのくんも4歳になって、ある程度しゃべることができるようになり、集団行動も少しずつですが慣れてきました。そうすると、次に気になるところが二つでてきました。一つ目は、「集中力は1時間が限界」。集中力はもって1時間が限界で、それを過ぎると言うことを聞いてくれなくなる。二つ目は、「人見知りがなく誰にでも話しかける」です。例えば、水族館に行くと隣の知らない人に声をかけたり、公園では誰彼構わず「おはよー」「それ何ー?」などと声をかけに行きます。Upload By keikoこの二つの行動に困っていました…。そして私は、これはきっとしのくんがグレーゾーンだからだと思っていたのです。公園で出会ったママとの会話ある日家の近くの公園で、しのくんと年齢の近い女の子のママと出会いました。そのママとの会話が弾み、しのくんが療育へ通っていることなどを話し、最近悩んでいた「集中力は1時間が限界」のことや、「人見知りがなく誰にでも話かける」ことを打ち明けました。すると…Upload By keikoそのママから、「うちもそうです」とか「うらやましい」など、思いがけない返事が返ってきたのです。私はとても驚きました!グレーゾーンとは?Upload By keiko公園で出会ったママとしゃべって、「グレーゾーンとは?」という疑問だけが残りました。白黒はっきりしてないからグレーゾーンなんでしょうね。できるちゃあできるし、できないっちゃあできない…ほかにもこんなことがありました。ルールを守ってお友達と遊ぶことができない?しのくんはお友達と遊ぶときに、「かくれんぼ」と「だるまさんが転んだ」はできるのに、「鬼ごっこ」はできません。しのくんがお友達と鬼ごっこをしているとき、ずっとしのくん自ら鬼をやっているところを見かけました。どうしてできる遊びとできない遊びがあるんだろう? ルールを理解するのに時間がかかるんだろうか?だとしたら、家で練習した方がいいのかな?と思っています。できることが少しずつ増えている一方で、いろいろと考え込んでしまうこともある…私のグレーゾーンならではの悩みについてでした。執筆/keiko(監修:井上先生より)グレーゾーンについていろいろと考えさせられたお話ですね。4歳で1時間の集中はすごいと思いますし、人見知りせず話しかけることができるのも見方を変えればプラスの特性といえるかもしれません。ほかの子どもと違った点があっても、それが強みや個性として活かせる環境であれば、成功体験をたくさん積むことができます。変わった行動は確かに気になりますが、その中には思わぬお宝が隠れています。きっと、その特性のよいところを見出してあげられるようになると思います。「鬼ごっこ」ができないのではなく、鬼役が好きという子どももいます。原因をさまざまな角度から謎解きしていくと少しずつ理解が深まっていくと思います。
2022年08月11日幼いころいじめられた私はかなりの人見知りで、初対面の人と雑談をするのがとても苦手です。息子が生まれて1年以上ママ友ができずにいましたが、息子は保育園へ。右も左もわからない園生活のなか、本当は誰かに聞きたくても自分から声をかけることができずに困っていました。自分がほかのママからどう見られているかも心配で、引っ込み思案は加速する一方。今思うと、子育てと仕事の両立で自信を失っていたのかもしれません。 息子の初めてのお友だち定期的に誰かと遊ぶ習慣がなかった息子には、もちろんお友だちもいませんでした。保育園に通い始めてしばらくして、「息子くんはAちゃんと仲良しみたい。2人で楽しそうにしていますよ。喧嘩もほとんどしないし」と先生。とうとう息子にお友だちができた! と私はうれしくなりました。 それと同時に、Aちゃんのママってどんな人だろう……と不安が。息子の初めてのお友だちを大事にしたいと思う半面、ママと仲良くできるだろうかと心配していました。 とてもおしゃれなママの意外なひと言ある日、Aちゃんの隣に服装もおしゃれできれいな女性が。「Aちゃんのママ、素敵すぎる……。近寄り難いオーラだなぁ」と思った矢先、「こんにちは!」と声をかけられたのです。 「いつも遊んでくれてありがとう! うちの子、ちゃんと友だちできるかしら? と思っていたけど、この間、家でね、息子くんって言ったの! まだあまりじょうずに話せないのに、しっかり名前を覚えていたの! ありがとう!」とAちゃんのママはとてもうれしそうに話してくれました。本当に息子に感謝してくれているのだと感じ、外見で判断したことを反省しました。 子どももママもどんどん仲良しに!入園して1年経つころには、保育園の先生みんなが「いいコンビだね!!!」と言ってくれるほど、息子とAちゃんは仲良くなりました。お迎えの時間が同じになると、子どもたちは「公園で遊びたい!!」と言うほどに。自然とAちゃんのママと話す機会も増えました。子育ての失敗や悩み事を少しずつ話すうちに、私とAちゃんのママには共通点がたくさんあることに気づいたのです。 私はAちゃんのママと話すことがとても楽しくなり、初めてママ友ができたと思えました。Aちゃんのママに「子どもがこんなに気が合うってことは、ママ同士も仲良くなれるって思っていたよ!!」と言ってもらって、とてもうれしかったです。 ママ友0人からの保育園生活。まさか息子に救われるのは、驚きです。卒園した今でも、子どもたちは親友。Aちゃんのママとは子育てだけでなく、仕事や人生観などたくさんのことを共有できるように。憧れの人で、いつも元気をもらっています。私にとってママ友以上の存在。出会えたことに感謝しています。 イラストレーター/しおみなおこ監修/助産師 松田玲子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター しおみ なおこ
2022年08月05日「ウソつきなママ友から子供を守った話」第3話。マンションのエントランスで声をかけて知り合ったママ近藤さんは、鈴木さんの手を強く握り、「ここのことは何でも私に聞いてくださいね!!」と言ってきました。その場で連絡先を交換すると、その日からことあるごとに近藤さんから頻繁にメールが来るように。返事ができないときがあっても、お互い家庭があるから、暗黙の了解で許されるものだと鈴木さんは思っていたのですが……。 近藤さんを見かけて声をかけると… 「えっ、私のメール既読無視しといて、まさかほかの人とお茶会アポったとかじゃないよね?」「それに私そういうの絶対無理〜」「前に人見知りって言ったじゃないですか〜」 鈴木さんがほかのママたちとのお茶会に誘うと、近藤さんはメールを無視したことを暗に責めてきました。 そして結構強引に2人でのランチに誘われ……。 2人で仲良くしたいという近藤さんの好意は、引っ越したばかりの鈴木さんにはとても貴重だったため、お茶会は残念だったけれど、娘と一緒にランチに行くことにしたのです。 でも、お店でお子様ランチを頼むと「えっ……そんなもの食べさせてるんだ……」と鈴木さんの表情が一変。近藤さんは、自分の娘にはお店のメニューではなく、無添加弁当を持ち込んで食べさせようとしている様子。そして……。 「もっと子どもの体のこと考えてあげなきゃ。まさかとは思うんだけど、牛乳なんて飲ませてないよね!?」と聞いてきたのです。 人見知りというわりに、鈴木さんには強引な近藤さん。ランチに行って同じようなことを言われたら……皆さんだったらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 後藤桜子
2022年07月26日体が糖分でできている主婦・まろさんの絵日記。白米がデザートの旦那くん、旦那くんと同じ顔の2020年生まれの娘・メメちゃんとの日常をお届けします。おうちではお話じょうずなメメちゃん、お外ではどうでしょう……?子どもと街を歩いていると「あら、かわいいわね♪」「いくつ?」など話しかけられることってありますよね。 相手に悪気が無いのはわかっているけれど、子どもが固まってしまうことも……。メメちゃんも、そんな1人。 まろさんが「すみません、この子人見知りで……」と伝えると、何だか気まずくなってしまいがちでした。 しかしそんなある日、素敵な言い換えをしてくださるマダムに出会ったのです。 「人見知り」をある言葉に言い換えてみると…!? ピシャーンときた、まろさん。その日から、「人見知り」ではなく「恥ずかしがり屋」と言い換えることにしました。 すると…… 「恥ずかしがり屋」誰も傷つかない、素敵な表現ですね。 恥ずかしがり屋さんと言うと、不思議と場が和むようになったそうです。そばで聞いている子ども自身も、「人見知り」より「恥ずかしがり屋」と言われたほうが、ポジティブな気持ちになれるかも♪ SNSのコメント欄でも、「言葉って本当不思議ですね? 『恥ずかしがり屋さん』という表現にするだけで、印象が全然違う……。私も次から『恥ずかしがり屋さん』使いたいと思います」「人見知り→恥ずかしがり屋さんの言い換えは革命……!!!」「コミュニケーションがうまくいかないとき、相手の方をフォローするために自分の子を下げるようなことを言ってしまいそうになります。でも、恥ずかしがり屋さんはかわいい! むしろステータスにすら感じますね!」と大好評! そんな恥ずかしがり屋さんのメメちゃんも、少しずつリアクションができるようになり、着実に成長しているそうですよ。これからの成長がますます楽しみですね♪著者:マンガ家・イラストレーター まろ
2022年07月23日フランスに移住して3年。2歳と生後5カ月の男の子を育てている私。私の親族や友だちは日本にいるため、夫が仕事に行っている日は、子どもたちと私の3人のみで過ごしています。そのうえ、去年から続くコロナ禍でさらに外出が減り、人に会うことも減りました。そのせいかわかりませんが、2歳半になる長男は超人見知り……。他人に会うたび「まだ人見知りね」と言われ、落ち込んでいました。 フランスの子育て事情フランスでは産後3カ月から仕事復帰する方が多く、赤ちゃんは生後間もない時期から他人に預けられます。私のように、幼稚園に行くまで自宅で子どもを育てている方は少なく、早い時期から社会に出ているため、比較的他人に慣れて育っている子どもが多い印象です。 また、家族の付き合いが濃いフランス社会では、子どもを祖父や祖母に頻繁に預けることもまれではありません。赤ちゃんの時期から親と離れて過ごす時間が多いフランスの子どもたちは、他人を怖がる子が少ないように感じています。 私の子育て環境や事情そんななか、私は専業主婦で親族も友だちもみんな日本。義両親も遠方で友だちはほとんどおらず、誰かに会いに出かけることも少ないのです。また、私のように仕事をしていないと保育園へ入れることも難しく、ベビーシッターは費用が高い……。 社会との関わりがほとんどないため、他人に出会う機会が少ないからか、長男は超人見知り。2歳半になっても愛想よくあいさつができない長男を見るたび「私のせいだ」と毎回落ち込んでしまいます。 ママ友に相談すると…長男の様子と私の環境をママ友に話してみると、ママ友は「環境は人それぞれ事情があるから仕方ない。でも子どもは幼稚園に行けばすぐ馴染むから焦らなくても大丈夫」と言ってくれました。 私は自分にないものを探しては、子どもたちに「いい環境を与えてあげられなくてごめんね」と自分を責めていたことに気づきました。「ないものはないんだから仕方ない。私ができることを一生懸命与えてあげたらいい」と改めて思いました。 私の場合、他人の恵まれた環境を見るたびに、自分を責めたり落ち込んだりしていました。しかし、落ち込んでいても始まらないし、私ができることで子どもたちを幸せにしてあげられたらそれで充分ではないか、と今では思います。子どもの成長を見守りながら、精一杯愛して楽しんで子育てをしていけたらいいなと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年07月01日現在、1歳8カ月の娘の子育て中です。義母はとても穏やかな性格で、嫁である私にもやさしく接してくれていました。しかし娘が1歳になったタイミングで職場復帰をしたとき、義母の心ない言葉を耳にすることが多くなり悩んでしまいました。今回は「働くママ」に批判的な義母とのやりとりや、私なりの対処法をお伝えします。娘の人見知りに対する義母のひと言現在1歳8カ月になる娘は、生後半年ごろから激しい人見知りがあります。なるべく外の空気を吸ったり人が集まる支援センターに出かけたりして、少しでも人見知りを克服できるよう過ごしていました。 ある日、娘を連れて遠方に住む義母宅に行ったのですが、3カ月に1回程度しか会う機会がないため人見知りをして泣き出してしまったのです。義母は、泣き出してしまった娘を見て微笑みながら「お母さんが働きながらおなかの中で育てちゃったからだね。ごめんね」と言ったのです。 たまにしか会えないので、人見知りをしてしまい申し訳ないとは思っていたものの、まさかそんな言葉を投げかけられるとは思わず、驚いてしまいました。 義母は働くママ=私が嫌い?!その後、少しずつ義母に慣れて人見知りしなくなっていく娘を見て安心しました。しかし、育休を経て娘が1歳になった時点で保育園に通わせている私に、「女の人が仕事をして子どもを保育園に預けるなんて、育児放棄だ」「妊娠がわかった時点で仕事をやめないから、子どもが病気がちで人見知りもする」など、義母は子どものことで気になることはすべて「働くことが原因」と結び付けて言うのです。 口調はやさしいのですが、私が働きながら育児をしていることを快く思っていないようで、かなり悩んでしまいました。 義母に同調しつつも私の考え方は曲げない義母の心ない発言にはショックを受けました。きっと義母自身が家事・育児に専念してきた方だったため、専業主婦が正しいという自負があるのだと思います。実際に4人の子どもを育て上げた義母に対して尊敬の念もあります。 とはいえ、働く必要があって育児と家事の両立に四苦八苦しているのに……と悲しくなってしまいました。 それでも働きながら育児をする選択は、私自身にも家族にとっても正しいという考えは曲げないようにしています。義母からの言葉はつらいですが、「お義母さんはすごいですね」と角が立たないように返しています。 義母の言葉はグサグサと刺さるものがありますが、受け流しながらなるべく穏やかに過ごすことにしています。ただ、その言葉が子どもに直接向けられたときには、夫を介して義母に「やめてほしい」と伝えるつもりです。そして、いつか義母が働くママの気持ちを少しでもわかってくれるときがきたらいいなと願っています。 イラスト/(c)chicchimama著者:河相 さくら国内外問わず旅行が大好きな1歳女の子のママ。育休中に小学校英語指導者資格を取得。主に子育て・英語育児を中心に執筆中。
2022年06月23日サカイクでは、夏休みに宿泊ありのサッカーキャンプを実施しています。サッカーの指導に加えて「ライフスキル」を高めるカリキュラムもあり、参加者からは「初対面でも、すぐに友達になれた」「何事にも、前向きにチャレンジできるようになった」などの感想が寄せられています。サッカースキルに加えて、人として成長する部分のサポートもしているサカイクキャンプ。2022年の5月に「宿泊ありのキャンプは不安」という保護者やお子さんの声にお応えし、サカイクキャンプが体験できる「1dayサカイクキャンプ」を実施しました。「1dayサカイクキャンプ」に参加したお子さんの保護者は、どんな理由でお子さんをサカイクキャンプに参加させたのでしょうか?3名のリアルな声をお届けします。(構成・文:鈴木智之)サカイクキャンプのトレーニングを体験<<【キャンプ参加者の声】たった3日間で自信のついた息子に変わった!■1dayキャンプ参加の理由は「初対面の子との関係性構築」を体験させるため1人目は小学3年生のハルマくんです。ハルマくんは身体が小さく、プレー中に他の子に負けてしまうことがあり、サッカーに対するモチベーションが下がっていました。そんなとき、チームメイトの保護者にサカイクを教えてもらい、1dayサカイクキャンプに参加しました。お母さんは「クラス替えなどの学校行事で、新しい子たちと一緒になる機会も多いので、初対面の子と関係性が構築できるようになってほしかった」と、参加した理由を教えてくれました。サカイクキャンプで実施しているライフスキルにも興味があり、お子さんの「聞く力」や「理解力」を高めることが、思考力の向上にもつながると考えているそうです。「ハルマの宿泊経験は、仲の良い友達とのお泊り会やキャンプ程度ですが、親元を離れることに不安はありません。いずれ親の庇護を離れ、自立しなければならないので、(夏に行われる)2泊のキャンプをきっかけ作りにしたいです。自分の人生を自分で決められる子になってほしいです」■人見知りなわが子が初対面の子たちと楽しくできそうか知りたくて1dayを体験2人目は小学3年生のマコさん。1dayサカイクキャンプに参加した理由は「人見知りでコミュニケーションが苦手だから」とのこと。所属クラブの中には女子が一人なので、周りの男の子たちと上手く話せないこともあり、「初めて会う子たちと、コミュニケーションをとれるようになってほしい」という、保護者の想いがあったそうです。宿泊キャンプにも興味があるそうですが、その前に「人見知りなわが子が初めての子たちとサッカーが楽しめるか」を知るために1dayキャンプの体験を決められたようです。ライフスキルの面では「思考力」に期待してるそうで、「すべてにおいて自分で決められない子で、食事も服も『どうでもいい、ママが決めて』と親任せのことが多いので、自分で決められるようになってほしい」と願いを口にします。■宿泊キャンプの前に指導の雰囲気を感じたかった最後は小学3年生のカナタくん。1 dayキャンプに参加した理由は「サカイクキャンプで行っている『褒める指導』が、子どもに合っていると思ったから」と話してくれました。数か月前までは、子どもより自分の方がサッカーに力を入れていて、荷物も全部保護者が用意して、練習に「行くよ」と連れて行っていたそうです。ある時、お子さんが「サッカーを辞めたい」と泣いて訴えてきたことから、意識改革が始まります。ハッと気が付き、お子さんへのかかわり方を変えたそうです。「時間がかかっても自分で準備をさせ、自分でサッカーに行くことを見守るようになりました。子どもが泣いて訴えられる子でよかったです。泣かれるまで、サッカーが嫌いになっていたことに気がつきませんでしたから」チームの指導者は、どうしても言わなければならないことはビシッと言いますが、基本は冷静で怒らないそうで「サカイク/シンキングサッカースクールのように、楽しくプレーさせる指導は、我が子に合っている」と感じているようです。2022年夏サカイクキャンプ参加者募集中!■たった1日でもキャンプの雰囲気を知れたので宿泊キャンプの不安がなくなったお昼ご飯の後はライフスキル講習も行われました今回、話を聞かせてくれた3組の保護者、お子さんに共通するのが「学校で経験する新しい出会いの前に、サッカーを通して、初対面の人と話をする経験をさせたい」という思いです。サッカーを通じて、初対面の人とコミュニケーションをとることや、ライフスキルに触れることで、お子さんのマインドに変化が現れることに期待する声が聞かれました。ほかにも、1dayサカイクキャンプを通じて、「トレーニングの様子やコーチの子どもたちへの接し方など、雰囲気を知ることができたので、不安がなくなりました。子どもが希望すれば、夏のキャンプに行かせたいです」というポジティブな意見も多かったです。■自分で考えて決断すること、チャレンジする気持ちを後押ししてくれるキャンプ今年のサカイク夏キャンプは2泊の日程で行われます。サッカーを通じたコミュニケーション、5つのライフスキルの講習を体験することで、人間的な成長も期待できます。コーチ陣による「ポジティブな指導」を通じて、自分で考えて決断することや、前向きにチャレンジする気持ちを後押ししてくれます。過去の参加者からは「3日間で、見違えるようにたくましくなった」という声も聞かれ、お子さんが変わるきっかけになるキャンプとして好評を博しています。興味のある方は、こちらで詳しい内容に触れてみてください。ひと夏の経験として、忘れられない体験ができるとともに、サッカーをもっと好きになってくれることでしょう。2022年夏サカイクキャンプ参加者募集中!」
2022年06月16日わが家では、平日にパパと子どもの時間がほとんどありません。パパと子どもの時間といえば、休日のお風呂だけ。ところが、お風呂の時間を喜んでいた子どもが、ある日突然「パパは嫌! ママがいい!」と言うように。そのときのパパ見知り体験談を紹介したいと思います。パパとのお風呂を泣いて嫌がる息子1歳を過ぎ、お話がじょうずになった息子との会話がとっても楽しかったころ、突然「パパは嫌」が始まりました。たまにしかパパと入れないお風呂も「ママがいい」と言い始めたのです。 「そんなこともあるんだ」と最初は思っていたのですが、ママだってたまにはひとりでお風呂に入ってゆっくりする時間が欲しい。それに、泣いてまでお風呂を断られるパパはショックが大きかったようです。 普段から男同士仲良く!そこで、普段から「パパってお仕事しててすごいよね」と息子に話したり、パパが手伝ってくれたことなどを息子の前で大げさにほめたりしてみました。 パパもお風呂での遊びを考え、泡風呂の素を用意するなど、パパと一緒のお風呂が楽しくなるように工夫しました。休日はパパと息子だけの時間を増やして公園で遊び、買い物をしてきてもらうことも。男同士、2人だけの経験が増えることで、どんどん仲良くなってくれて期待通りでした。 それでもたまには「やっぱりママ」それでもたまに「お風呂はママがいいな」という日もあります。息子にお風呂を断わられる瞬間がパパにはかわいそうなので、前もって聞いておいて「今日はダメだって」とママからパパへ伝えるようにしました。 「どうして嫌なの?」と聞いたり、説得しようとしたりするのは意味がないと気付いてやめました。特に男の子は、“何が何でもママが一番”ということも多いのかもしれません。逆にあっさり認めてあげることで安心するのか、次の日はパパとお風呂に入ってくれていました。 4歳になった息子は、今では「どっちでもいいよ」と言ってくれるようになりました。一時期の成長過程であるパパ見知りでしたが、さみしそうにしていたパパのためにも、早めに終わってよかったと思っています。 イラスト/manami.koiso監修/助産師 松田玲子著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2022年05月05日1歳を過ぎたあたりから人見知りがひどくなった娘。私たち夫婦以外の人がいると、物陰に隠れ、打ち解けるのにも時間がかかっています。保育園でも人見知りし、娘の祖父母に会っても人見知り……。しかし、そういう時期なのかなとそこまで私は気にしていませんでした。しかし、そんな娘を見た義母のひと言で、私は人見知りを悪いことのように考えるようになったのです。どこに行っても人見知りする娘1歳を過ぎたあたりから人見知りをするようになった娘。毎日通う保育園でも、園長先生が教室に遊びにくるたびに体が硬くなって、園長先生と親しくなれないでいるという話を担任の先生から聞いていました。 とくに声が大きい人や、男性に対する恐怖心が強いようで、親戚の家に遊びに行ってもおじさんの顔を見て泣きわめく始末。義父母に会いに行ってもなかなか打ち解けることができず、早く家に帰りたいと訴えるのでした。 悩み始めるきっかけになった出来事初孫をかわいがりたいのになかなか懐いてくれない娘を見て、ある日義母から「もっと愛嬌があればかわいいし、みんなからも好かれるのに」と言われてしまいました。 それまで人見知りの娘に対して、「彼女の個性だから」「きっと人見知りする時期なんだろう」など肯定的に考えるようにしていた私。でも、心のどこかでは私も義母と同じように感じていたのでしょう。なんだか核心を突かれたように感じ、「やはり人見知りは良くないのかな」と、このときから否定的に考えるようになってしまいました。 先生の言葉で気持ちがスッキリ!そんなある日、娘を保育園に迎えに行くと、担任の先生から、娘がその日、園を訪れた業者の男性を怖がったということを教えてもらいました。私が「また人見知りの話か……」と少し嫌な気持ちになりながら聞いていると、先生が意外にも「人見知りって自分を守るための本能のようなものですからね。警戒心があれば、誰にでも自分からついて行くというような心配がいらないですね。」と話を締めくくったのです。 その先生の言葉に私も強く納得。人見知りは自分を守る方法であり、悪いことではないと知り、胸につかえていたものがスッと取れたような感覚になりました。 先生の言葉を聞くまでは、人見知りに関する肯定的な側面をあまり聞いたことがなく、心から「個性」「そういう時期だ」と肯定ができていなかった気がします。先生の言葉は、私にとって、人見知りのよい面を知って考え直すよいきっかけとなりました。それ以来、娘の人見知りに対して否定的に考えることはなくなりました。3歳になる今でも人見知りなままの娘。今ではそれが彼女の個性だと心から思えるし、このままでもよいと思えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2022年04月16日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。私は人見知りな性格で、友人も多くありません。そのため、子どもが生まれてから「ママ友できるかな?」「うまく付き合えるかな?」と心配していました。そんな私がママ友付き合いで感じたことをご紹介します。 ママ友ができない!長男が生まれてから、児童館や市民館の集まりに行くようになりました。しかし、その場では他のママさんたちと少し世間話できても、連絡先を交換したりすることはできず……。もっと積極的に話しかければよかったのですが、引っ込み思案な性格と、人の顔や名前を覚えるのが苦手だったこともあり、なかなか打ち解けらないままでした。 しかし、育休が終わり会社に復帰したころ、保育園で初めて子どもが仲良くなった子のママから「よかったら休日、遊びませんか?」と声をかけてもらいました。しかし「何か変なことを言ったらどうしよう……」と緊張して固まってしまうことも。それでも初めて「ママ友」と呼べる友だちができたのはうれしかったです。 笑顔とあいさつが大事!次男出産のタイミングで仕事を辞めることになり、長男は保育園から幼稚園に入園することに。保育園と比べると幼稚園はママ同士の付き合いが濃く、かなり戸惑いました。バス通園ということもあり、あまり他のママたちと会う機会も少なく、話す機会があっても、会話をうまく繋げられず……。 そんなとき、先輩ママでもあった妹から「ママ友付き合いはとにかく笑顔とあいさつ!」「話に詰まってもニコニコしてれば大丈夫」とアドバイスをもらいました。あいさつはしていましたが、笑顔はおざなりになっていたかも……と思い、常に笑顔でいることを意識するように。 メリットがたくさん!笑顔を意識することで思いもよらないメリットがたくさんありました。まず、ママたちとの会話に困っても、笑顔でいることで和やかな雰囲気になり、私自身も会話を繋げようと焦らないため、ゆっくりと言葉を選ぶことができました。 また、ママ友の子どもたちも私が笑顔でいることで近寄りやすく感じるのか、懐いてくれる子も多くなりうれしかったです。あいさつもできるだけ笑顔ですることを心がけていると、相手のママも同じ笑顔で返してくれることが多くなりました。長男が年長になった現在、たくさんのママ友を作ることができよかったと思っています。 「ママ友は絶対に必要!」とはまったく思わないのですが、せっかくなら仲良くしたいと思っていました。実際に、育児の情報交換や相談にのってくれたり、困ったときに助けてくれたりするママ友も多いです。これからも「笑顔」と「あいさつ」は忘れずに心がけていきたいです。 作画/おもち監修/助産師 松田玲子 著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2022年04月10日■前回のあらすじ人見知りな私が子育て支援センターデビューをしたものの、周りの会話についていけず…。こんにちは、宝あり子です。周りの会話についていくことができない。しかし帰るタイミングも見つからない…。じっとみんなの会話を聞いているだけの状態が続きました。■心がポッキリと折れ、子育て支援センターに行かなくなった同じマンションの人たちが帰ろうとしていました。慌てて、わたしも一緒に帰ろうと思い…。同じマンションの人たちは先に帰宅。同じマンションという話をしていたので、一緒に帰れるのではないかと期待してしまいました。メンタルが豆腐のように崩れやすい私は、この出来事に心がポッキリ。こうして子どもが成長して遊べるようになるまでは、わたしは子育て支援センターに行かなくなりました。まだ動けない赤ちゃんだから無理して子育て支援センターに行くこともない…と自分に言い聞かせました。しかし、なんだか寂しかったです。主人は仕事から帰ってくるのも遅いので、自宅で赤ちゃんと2人きりの日々に孤独を感じることもありました。人見知りなわたしだけかもしれませんが、育児がこんなに孤独を感じるものだとは思いませんでした。 ■育児ブログをきっかけに孤独を感じなくなったそんなときに、わたしは育児ブログをかきはじめました。それがきっかけで、娘と同じ年頃の子どもを持つ方たちと交流することができました。気がついたら孤独を感じなくなっていました。SNSはわたしにとって孤独感からの救いでした!今でもリアルな【ママ友はゼロ】ですが…。こうして自宅で孤独を感じることはなくなりました。しかし、保育園や小学校の集まりで孤独を感じることは今でもあります(笑)。でも無理して輪に入ろうとはもう思いません。自分の性格上、余計に疲れるのはわかっているので焦ることはなくなりました。でも誰とでも気軽に話せるようなコミュニケーション力はやっぱりほしかった(本音)!
2022年03月28日娘が生後2カ月から通い始めたベビーマッサージ教室。外出するとき、赤ちゃん連れだと泣いて周りに迷惑をかけてしまうのが心配でしたが、全員が赤ちゃん連れという状況は気がラクでした。また、初めての育児に戸惑う中で、ママたちと接する機会ができて気分転換にもなりました。 赤ちゃんが参加できる集まりを探す妊娠中からずっと「早くママ友が欲しい」と思っていた私。初めての育児で夫が仕事に行っている平日は、まだ赤ちゃんだった娘と2人きりで過ごしていたため、どうやってママ友をつくろうかと考えていました。私は人見知りしてしまう性格ですが、赤ちゃんが集まる場所にはなるべく参加することに。 インターネットで、「地名 ベビー」と検索して情報を集めていたところ、ベビーマッサージ教室を発見しました。節約生活をしていたので経済的な面で習い事に躊躇する気持ちもありましたが、月に1度だけなので思い切って参加することに。 ドキドキしながらベビーマッサージ初日赤ちゃんは裸になり、赤ちゃん用のオイルを塗ってからマッサージ。講師の先生が赤ちゃんの人形で見本を見せてくれるので、初めてでもわかりやすかったです。娘はマッサージされるのが好きらしく、ベビーマッサージの日はいつもよりご機嫌でした。特によかったのが便秘解消になるマッサージ。 娘は生まれてすぐのころから便秘ぎみだったので、おなかのマッサージと足を動かすマッサージを続けることで便秘解消に役立ちました。習った日からは家でも毎日ベビーマッサージをして、親子の触れ合いの時間に。講師の先生が「パパにもぜひ教えてあげて」と言っていたので、時々パパもマッサージしました。 マッサージ後のお楽しみベビーマッサージ教室はカフェを貸し切って開催されていて、ベビーマッサージが終わるとケーキとドリンクを楽しむことができました。月齢の小さな娘を連れての外食はなかなか難しかったので、とても貴重な時間に。 また、育児の悩みや地域の情報交換もできてよかったです。ベビーマッサージ教室は1歳前後で卒業される方が多かったのですが、県外への引っ越しを機に生後8カ月でやめました。引っ越しの前日にも通っていたほどに、最後まで育児の息抜きとして楽しんでいました。 月に1度の楽しみだったベビーマッサージ教室。娘と2人きりで過ごす時間が長い生活の中で、良い気分転換になりました。私が人見知りなので自己紹介の時間は毎回緊張しましたが、赤ちゃんのいるママと交流する良い機会に。なによりも、ベビーマッサージでまだ話せない娘とコミュニケーションを取る時間がとても楽しかったです。 監修/助産師 松田玲子作画/加藤みちか著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2022年03月25日あいさつが苦手でも大丈夫。いつかできるようになると信じて見守ろう子どもには、あいさつができるようになってほしいという声をよく聞きます。しかし人見知りが強い子はあいさつが苦手。でも大丈夫です。ずっとできないのではなく、慣れたらできるようになります。“いつかできるようになる”と信じて見守りましょう。子どもが無言でもそっとしてあげて、大人や友だちにあいさつされたときにはお母さんが子どもの代わりに返すのもいいですね。小声でもあいさつができたときには「できたね」と子どものがんばりを認めましょう。毎週支援センターで会うお友だちにも人見知り。黙り込んで無視してしまうRちゃんのお母さんから相談を受けました。毎週子育て支援センターに通っていますが、先生やお友だちに話しかけてもらっても、Rちゃんは黙り込んでしまうとのこと。お母さんが代わりにあいさつや会話をしているけれど、このままあいさつができない子になってしまうのではないかと心配だそうです。家ではたくさんおしゃべりをしているRちゃん。お友だちともコミュニケーションを取れたらいいのにと、お母さんはモヤモヤするとのことでした。人見知りの子はデリケートな心の持ち主。ペースが合っていると安心できるRちゃんは人見知りや場所見知りをしているとのこと。子どもには生まれ持った個性があり、人見知りが強い子はデリケートな心の持ち主です。デリケートなタイプの子はとても繊細で、集団に馴染むのに時間がかかります。自分と違うペースの人には、警戒心を持ってしまうこともあります。周りの大人ができるだけ子どものしぐさや声の強弱、話すスピードに合わせることで、子どもが安心できるようになります。支援センターの先生へ、子どもにどう接してほしいかを予め伝えておくのも良いでしょう。人見知りの子は時間をかけて慣れていけば大丈夫。子どものペースを大切にデリケートなタイプの子は幼稚園に通ってからなれるまでに1年かかる場合もあります。しかし1年経って安心できるとにこにこ笑顔で登園し、先生やお友だちともコミュニケーションを取るようになります。最初はお友だちに話しかけられて人見知りが出てしまっても、時間をかけて慣れていけば大丈夫です。子どもが不安そうにしていたら、お母さんも子どものしぐさや声のペースに合わせて話をしましょう。お母さんの子どもの気持ちを理解しようという姿勢が、子どもの安心につながります。今日の1日1成長人見知りであいさつができないときは、お母さんが代わりに応えてOK子どもの社会への適応力も1成長、お母さんの受容する力も1成長。きとうめぐみ(文)かわさきちか(編集)日本キッズコーチング協会(監修)あわせて読みたい🌈子どもの行動力UP!親子のコミュニケーションのコツは言葉選び
2022年03月24日性格が違えば行動が変わる。集団になじめる早さにも差が出るもの「うちの子は集団生活にちゃんとなじめるの?」繊細で人見知りが激しい子どもの家庭で、入園するときに最も多い心配事ではないでしょうか。登園初日から元気いっぱい走り回る子、すぐにお友だちと仲良く遊べる子、お母さんから離れられない子など様々な子どもがいます。様子は違えど、その子なりに新しい環境に慣れようとしているのです。子どもの行動は能力の差ではなく、持って生まれた性格が違うだけ。繊細な子は慣れるまでの時間がかかるのです。慣れない場所ではお母さんのうしろにかくれんぼ。どうして遊べないの?1歳のHちゃんは人見知りが激しい女の子。先日お母さんの友だちの家に遊びに行ったときには、部屋に入った途端大泣き。1時間ほど泣き続け、お母さんはため息。泣き止んだ後も全くお母さんから離れず、おもちゃで遊ぼうともしません。普段から新しい環境に行くとじっとして動かないHちゃん。春からは保育園に通うことが決まっており「ちゃんと楽しく過ごせるのかな?」「友だちはできるのかな?」とお母さんは心配でなりません。朝のお別れは泣くものだと覚悟し、焦らずその子のペースに合わせよう繊細な子は慣れない場所や知らない人がいるとまずは観察しています。「ここは安全かな?」「この人は安心できるのかな?」と様子を伺っているのです。そして「ここは大丈夫」と思えると心を開きはじめ、クラスの子とも仲良く遊べるようになります。慣れるまでの期間は個人差があり、1年以上かかることも。周りの子が楽しく過ごしている姿を見ると心配にもなりますが、いずれ「早く園に行きたい!」なんて言うようになりますよ。今は“朝は泣いてお別れ”が日課だと思い、焦らず時間をかけてあげましょう。お母さんとのスキンシップでエネルギーチャージ!愛情ががんばるパワーの源大人でも新しい環境は緊張したり気を遣ったりして疲れますが、それは子どもも同じこと。子どもなりに環境に慣れるためにがんばっているのです。その反動で家ではグズグズすることが増えたり、できることでも「できない!」と言ったりすることがあります。いつもと違う反応が見られた場合は外でがんばっている証拠。そんなときはスキンシップの時間を増やしましょう。大好きなお母さんの愛情を感じることで、またがんばるパワーが湧いてくるはずです。今日の1日1成長不安が大きいのは繊細さの現れ。なじめないと嘆かずわが子の強さを信じよう子どもの適応力も1成長、お母さんの受容力も1成長。吉田あき(文)わたなべみゆき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)月いっぱいで長期連載「1日1成長お母さん」がフィナーレを迎えます!今度は舞台をYouTubeに移して、ママの皆さんのお悩みに竹内エリカ先生がアドバイスをします!進級・進学などに関するお悩みについてエリカ先生に聞いてもらいたい方は【3/1(火)~3/18(金)】の期間中に、●ニックネーム●お子さんの性別、年齢●お悩み内容上記の情報を記載の上、以下のアドレス宛にメールをお送りください。皆さんのご応募、お待ちしております!info@mamagirl.jp※件名に必ず「エリカ先生」と入れてください。※応募件数によっては回答できない場合がございますので予めご了承ください。 あわせて読みたい🌈時間がないときこそ!1日30分子どもと向き合う時間を作ろう
2022年03月15日次男が3歳半のころ、市の3歳児健診を受けたときのことです。当時人見知りが激しかった息子は、3歳児健診での保健師さんからの質問に終始無言。まったく話さない次男を見て、保健師さんが発達障害を疑ったのです。 せまる3歳児健診次男が3歳半になったころ、市の3歳児健診を受けることになりました。次男は普段からよく喋る子で、4歳上の長男とも言い合いをするほど。保育園の同じ歳の子と比べても口数が多いほうで、自分の要求をうまく伝えるタイプでした。 でも当時の次男は人見知りの絶頂期。知らない人に話しかけられると泣いてしまうこともあるほどで、3歳児健診でうまく保健師さんの質問に答えられるか、私は心配していました。 3歳児健診当日3歳児健診前日のこと。健診の内容は長男のときに経験しているので、身体測定や歯科検診、積み木や保健師さんからの質問があることを、あらかじめ次男に伝えておきました。もともと活発なタイプなので、健診内容を伝えたときはやる気満々の次男。 そしていよいよ健診当日。次男と一緒に待合室で待機していましたが、人が増えてくるたびにおとなしくなっていきました。話しかけても無言で、私は「まずい。これは保健師さんの質問にも答えないかもしれない」と心配に。そうこうしている間に次男の順番がきました。 無言の次男健診は、まず体重測定から始まりました。知らない人から積極的に話しかけられるわけではないので、体重測定や歯科検診は無事にクリア。しかし保健師さんの待つ部屋に入って座った途端、次男は私にしがみつき、明らかに嫌がっている様子。 保健師さんから名前や年齢、好きな色や好きな食べ物を聞かれても、次男は無言を貫いていました。私は思わず「普段はよく喋るんですけど、人見知りで……」とフォローを入れました。その後も終始無言で、積み木をしようと提案されても、まったく触ろうともしませんでした。 発達障害を疑われるあまりにも何も反応しない次男に保健師さんは発達障害を疑った様子で、「本当に普段は話しますか? 発達障害の可能性もあるし、まだひと言も聞けてないので、このまま終えるわけには……」と言われる始末。焦った私は、「保健師さんの代わりに、私が息子に質問してもいいですか?」と提案しました。 それでも良いとのことだったので、私から次男に名前や好きな物を聞くと、次男はスムーズに返答。積み木も私からお願いすると進んでやってくれたので、保健師さんは「お母さんだとこんなに話すんですね! これなら全然心配いりませんよ! 人見知りの時期なんでしょうね」と理解を示してくれたようでした。 人見知りが激しいがゆえに発達障害を疑われた次男ですが、私が代理で質問をするという提案でなんとか乗り切ることができました。4歳半になった次男は「あの人見知りはどこへ?」と思うほど、知らない人にも自ら喋りかけるように。健診当時は激しい人見知りにとても心配していましたが、今では次男の成長をひしひしと感じています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2022年03月03日こんにちは、宝あり子です。私は極度の人見知りです。1対1ならまだ何とか話せるのですが、あまり知らない大勢の人と話すのが苦手。だからといって、ずっとひとりでいるのも寂しい…。みんなで集まって楽しそうにしている。「ママ友」に憧れやうらやましさがありました。だからこそ、ママ友という存在を「作りたい」という思いが、長女が産まれてからありました。しかし、今は…。こんな感じで開き直っています。そんな、わたしが開き直るまでのお話です。■長女が生後4カ月の頃に子育て支援センターデビューをした私は長女を出産して以降、子育て支援センターデビューをするか悩んでいました。人見知りで話せるか不安…。でも、子育てについて気軽に話せるママ友がほしかったのと、長女にお友だちを作ってあげたい気持ちがありました。悩んだ末、長女が生後4カ月の頃に、近所の子育て支援センターに行ってみました。入る前から緊張で心臓がバクバクでした。しかし、勇気を出して入ってみたら、スタッフさんに声をかけられました。「はじめてですか? お子さんは今、何カ月ですか?」私が子どもの月齢を伝えると…。「同じくらいの月齢の子はあそこに集まってますよ」スタッフさんに案内されて行ってみると、そこにはちょうど長女と同じくらいの月齢で、まだハイハイが始まる前の赤ちゃんたちが集まっていました。冒頭でお話ししたように、私はあまり知らない大勢の人と話すのが苦手です。 ■私以外は、みんな子育て支援センターの常連だった緊張で汗がダラダラでしたが勇気を出して、ハイハイ前の赤ちゃんの集まりにいきました。そこには6人ほどの赤ちゃんが寝転がっていました。そして、赤ちゃんを囲むように親が集まっていました。みんなフレンドリーに声をかけてくれました。「今、何カ月?」「どこら辺に住んでるの?」緊張して自分から話しかけるのがむずかしかったので、話しかけてもらえて嬉しかったです。私が住んでいるマンション名を話すと…。なんと同じマンションの方がいました。「もしかすると友だちになれるかも?」そんな気持ちがありましたが…。みんな子育て支援センターの常連で、すでにわたし以外は知り合いの状態でした。今回、子育て支援センターデビューだった私は、みんなが何の話をしているのか分からないことが多く、話についていけませんでした。しかし、帰るタイミングも見つからず、じっとみんなの会話を聞いているだけの状態が続きました。次回に続きます。
2022年02月28日生後2カ月の乳児健診で医師と目が合い、泣き出してしまった娘。医師から「あなた、人見知り早過ぎるわよ」と言われるほど、激しい人見知りが始まりました。親戚やお友だちなど、ママとパパ以外のほとんどの人に対して人見知りしていました。抱っこひもで対面抱っこしているときでさえ、人の声に反応して泣いてしまうこともありとても心配していたのですが……。 ママが人と話しているだけで泣き出す娘が生後11カ月ごろのことです。知らない人と目が合ったり話しかけられたりして泣いてしまうのはもちろん、抱っこひもの中で周りが見えない状況でも、私がお友だちのママと少し話しているだけで泣き出してしまいました。 育児の悩みやたわいないことを近所のママたちとおしゃべりしたかったのですが、娘が泣き出してしまうのでおしゃべりできなかった時期はつらかったです。また、赤ちゃんを連れていると、電車やスーパーでやさしく話しかけてくれる方が多かったのですが、娘が泣いてしまうので申し訳なく思うことも。 お友だちに話しかけられて泣いてしまう1歳半ごろは大人だけでなく、よく遊んでいた同い年のお友だちに話しかけられただけでも泣き出してしまうほど、人見知りが強く出ていました。この時期はすでにコロナ禍だったこともあり、人との接触が減っていたことも原因かもしれません。ほかの人がいると緊張で固まって遊べなくなってしまうため、人気の少ない公園を選んで行っていました。 人見知りを克服するために近所のお友だちの輪に入ってみようと試みましたが、ずっと抱っこをせがまれ、しまいには号泣してしまったので断念。自然と「人と関わりたい」という気持ちが芽生えるのを、気長に待とうと気持ちを切り替えました。 保育園入園を控えて娘は2歳から保育園に入園することが決まっていたのでずっと心配していましたが、入園時にはすっかり人見知りがなくなっていました。あの激しい人見知りが、2歳ごろから突然パタッとなくなったのです。 知らない人から話しかけられると少し恥ずかしそうに照れますが、泣くようなことは一切なくなりました。また、公園で子どもを見かけると一緒に遊びたいと言うようにもなり、ひと安心。 人見知りが強い時期は、このままずっと続いたらどうしようと悩んでいました。人見知りは成長につながる大切な過程だと理解はしていても、人の輪に入れないことをつらく感じてしまうことも……。でも、きっとそのうち人見知りしなくなるだろうと楽観的に考え、気長に構えたことで気持ちがラクになりました。 作画/大福監修/助産師 松田玲子著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2022年01月16日成長曲線から外れることなく、順調に育ってきた息子。1歳までに歩き、私のまねをして「ママ」と言うこともありました。しかし、まねをしているだけで言葉の意味はわかっていないようでした。1歳半まで意味のある発語が見られないまま健診の日を迎え、そこで発達の相談をし、発達支援施設に通うことになった体験談をご紹介します。体の発達は順調だったけど…“もしかして、育てにくい子なのかな?”と感じることは何度かありました。生後5カ月のころ、息子を連れて結婚式に参列したときのことです。披露宴会場では私たちの席の近くにスピーカーがあり、音楽や拍手の音がするたびに息子は泣いていました。生後10カ月のころは、かんしゃくを起こすと何でもかんでも物を投げていましたし、知らない人が近づいてきただけで泣くこともありました。すごく警戒心の強い子だったと思います。 集団健診で他の子と比べると…1歳半健診は初めての集団健診で、息子と同じぐらいの子たちが落ち着いているように見えて驚きました。というのも、息子はじっとしているのが苦手だったのです。人見知りが激しく、初対面の大人がいると泣き出すこともしょっちゅうでした。健診は母子で受けている方が多かったのですが、私は夫にもついてきてもらいました。息子は体重計に乗るのを嫌がり泣き叫んでしまったので、夫と一緒に計り、夫の体重を引くという形でおこないました。積み木を積むなんてできるわけもなく、積み木を投げて終了しました。 発達検査を受けることに…健診後に相談し、後日詳しい発達検査を受けることになりました。そのときも人見知り全開で、私が口頭で質問に答え、検査項目のチェックをしてもらいました。予想通り、言葉の遅れが顕著にみられました。意味のある発語がないだけでなく、言葉の意味を理解していないのです。元々意思の疎通ができていないと感じていたので、あまりショックではありませんでした。それよりも今後どうするべきかを教えてもらえることに安心していました。 安心した専門家の言葉 紹介してもらった発達支援施設に初めて行ったとき、「お母さん、よく頑張っていますね」と言ってもらえたことで、私の育て方が悪いわけではないのだとホッとしました。2歳9カ月になった今は発語が増え、人見知りもなくなり、簡単なコミュニケーションがとれるようになりました。今でも偏食や感覚過敏な部分はありますが、お友だちと仲良く遊ぶことができています。 わが子が発達障害かもしれないと思うと不安になり、何度も検索しました。発達のスピードも、タイミングも、子どもによってそれぞれ違うものです。私は、これからも専門家のサポートを受けながら、息子の個性を尊重し、成長を見守っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 松田玲子著者:大森りさ0歳と2歳の兄弟の母。長男は発達支援施設に通っている。主に妊娠・出産・子育てについての記事を執筆している。
2022年01月08日3児のママ小児科医・保田典子先生のコラム。今回は、入園してから慌てないために、今からしておきたいことを、保田先生の経験を交えてお話しいただきます。こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では子育て中の3児の母です。4月保育園入園を希望して書類を出された方も多いのではないでしょうか。4月入園ができた場合、入園できるまであと3カ月。入園してから慌てないために、今からしておきたいことを、私の経験を交えてお話ししたいと思います。 4月入園あるある4月はたくさんの0歳、1歳、2歳さんが保育園に進入園をして、(主に)ママが仕事復帰をする季節です。私も17年以上新入園児さんを小児科医として見てきて、3人の子どもを保育園にお願いしてきました。そのなかで保育園ならではの入園あるあるがあります。 0歳児さんあるある0歳前半だと、まだ人見知りもあまりないので、慣らし保育などは意外にすんなり乗り越えられたりします。ただ、まだ月齢が浅いので、保育園に入って風邪の洗礼を受けるとゼイゼイと呼吸が苦しくなりやすく、長期化することがあります。 0歳後半だと、人見知りが始まり、預けるときに大泣き!ということがよくあります。人見知りが強いとハンガーストライキ(飲まず食わずで主張をおこなうこと)を起こす子も。育児用ミルクを飲んでくれなくて予想外に慣らし保育が長くなることがあったりします。もちろん、園に入れば風邪を引きやすくもなります。 1歳児さんあるあるやっぱり0歳後半さんと同じで、人見知りで預けるときに大変になることが多いです。また、1歳になってくると周りを見ることができるようになり、保育園で予想以上に気を張って頑張る子が多いです。 そうやって気が張ってくると、4月後半から6月にかけて疲れがたまり、風邪からこじらせて肺炎になってしまって入院することになる……というケースもよくあります。(今年、私のところではなかったです)。 呼び出し時の対応を決めておこう!保育園に入れてみないとわからないことが多いのですが、風邪をひきやすい子もいれば、ひきにくい子もいます。ひきやすい子は本当に毎日のように、毎週のように呼び出しをされることがあります。 わが家はみんな平熱が高かったため、風邪でもないのに毎日電話が鳴っていた時期がかなり長期間ありました。保育園に入る前に“毎日呼び出されてもいいように”対策を練っておくことをおすすめします。 わが家は、私が外来の日などは絶対に休めないので、「○日午前はパパ当番、△日午後はママ当番、□日はどっちも無理だからシッターやファミリーサポートを使おう」など、毎日呼び出され当番を決めていました。使うにしても使わないにしても病児保育や病後児保育、シッターの登録などをしておくといいと思います。私も無料のところはとりあえず登録しておき、有料のところは困ったときに決めたりしていました。 冬の3カ月でしっかり充電を♪風邪対策だけではなく、0歳後半以降の子は預けるたびにギャン泣きされて、パパ・ママも子どももつらい数週間が待っているかもしれません。泣かれるのはつらいですが、それだけ親との信頼関係が強くできているという証拠でもあります。冬の3カ月でしっかりスキンシップをたくさんとって、親も子もメンタル的にも充電をたっぷりしておくといいですよ。入園準備や復帰準備で忙しい時期でもありますが、親子で楽しいことをたくさんしてくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年12月31日こんにちは、宝あり子です。長女は生後4カ月を過ぎたころから人見知りが始まりました。■長女の激しい人見知りが心配になった親以外の顔を見ると大号泣。主人でさえ長い時間一緒にいると泣かれてしまうくらい長女はママっ子でした。「そんなにママが好きなのね!」と嬉しい気持ちもありました。しかし同時に…。「こんなに人見知りが激しくてママっ子で大丈夫?」と、不安にもなりました。生後4カ月頃から始まった人見知りとママっ子は、落ち着かず1歳を迎えました。長女は私の父が遊びにくると、相変わらず顔を見るだけで大号泣でした。早くから始まった人見知りが1歳を過ぎても続いていたので心配でした。そんな中で長女に会うたびに泣かれていた私の父ですが、それでも諦めませんでした。何度、泣かれても諦めず遊びにきて、やがて…。 ■すっかり、じぃじっ子になった長女あんなにママっ子だった長女は、すっかりじぃじっ子になっていました。今では…。夜、寝るときは私がそばにいないと寝なかった長女。それが今では私がいなくてもお泊まりできるようになりました。保育園のお泊まり会も喜んで行きました。保育園のお泊まり会は私がソワソワしていました。しかし、心配していたお泊まり会はとても楽しかったようで、たくさんお話をしてくれました。成長とともに広がっていく長女の世界を感じるお泊まり会でした。ちなみに赤ちゃんの頃、長女と対照的に全然、人見知りがなかった次女。しかし、現在…。ものすごくママっ子です。赤ちゃんの頃、人見知りが激しくても世界はゆっくり広がっていく。赤ちゃんの頃は人見知りしなくて誰が抱っこしても大丈夫だったけど、だんだんとママっ子になっていく。どんな成長をするのか、まったく予想がつかないのが、子育てですね!
2021年12月28日明るくておもしろい夫。おかげで保育園では息子のお友だちや先生に人気があり、行事にも前向きに参加してくれていました。人見知りの私にとって、とても助かる存在。しかし、ハイスペック夫に頼りきっていた私は、痛い目を見ることになったのです。 保育園の行事に積極的な夫夫はお笑い芸人のようなキャラクター。誰とでもすぐに仲良くなり、人見知りの私とは正反対の性格です。あいさつの声は誰よりも大きく、息子の送り迎えのときは先生やお友だちをどうやって笑わせようか……と考えているような人。もちろん行事でも目立つ存在です。 人が大勢集まるイベントが苦手な私の代わりに、いろいろと頑張ってくれていました。お友だちや先生方からも「〇〇くんパパ!」と人気があり、自慢の夫です。夫が目立ってくれいている分、私はひっそりとしていられてラッキーとも思っていました。 職業を知られて人気急上昇夫は高校・大学受験の塾の講師をしています。ある日何気なく1人のママ友に話したところ、またたく間に広まりました。ママ友に勉強や受験の相談をされることもあり、夫は「僕って人気だね!」とのんきな様子。夫の職業を知ったとたん、あいさつ程度の関わりだったのが急にグイグイ話しかけてくるママ友もいて、私としてはあまり気分がよくありませんでした。 妻の私から見ても、夫はとても魅力的な人だと思います。夫の人柄を評価してもらえるのはとてもうれしいのですが、有益な情報を持っているかもしれない人として近寄られるのは何だか嫌だなと感じていました。 保護者に言われるのは「パパ来ないの?」保護者のみの食事会が年に数回あり、私が参加すると決まって言われるのは「今日はパパ来ないの? 聞きたいことあったのになぁ」というセリフ。たしかに私じゃ力不足だよね……とさみしい気持ちになりました。 私はママ友たちの輪にうまく入れず、みんなの話に相づちを打つだけ。自分のコミュニケーション能力のせいもありますが、私が参加すると期待外れだと思われているような感じがして、情けない気持ちになってしまいました。 保育園の行事など、表に出る場面では夫に頼り切っていた私。おかげで私はママ友の輪にうまく入れなくなってしまいました。少しずつでも頑張って自分を出していくべきだったなと反省しています。夫は「気にすることない。苦手なことは無理する必要ないよ」と言ってくれますが、これからは努力していこうと思います。 監修/助産師REIKO作画/ぐら子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年12月11日「HSPがHSCを育てています」第16話。敏感な息子きったんの子育てに疲弊していくユキミさん。あるとき、1歳半健診がもうすぐあることを思い出します。「プロに相談できるから、きっと解決策が見つかるはず!」と期待に胸をふくらませました。が、しかし、健診でのまさかの事態にユキミさんも唖然……! いったいきったんになにが!?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第16話息子の「食べない」「寝ない」「癇癪」に限界を感じてきた私。 「もう、ひとりじゃどうにもならない……!!」となっていたとき、偶然にも1歳半健診が。「これはプロのアドバイスをいただけるチャンス……!!」と、全ての希望を1歳半健診へと託した。 ※1歳半検診→1歳半健診 息子は3カ月頃から人見知りが始まり、母以外全員NG道行く人と目が合っただけで号泣知らない場所へ行くと号泣 息子が乳児の頃の育児はこの 「人見知り&場所見知り」 によって、暗黒時代だったのだが、イヤイヤ期の訪れと共に、なぜだか人見知りは徐々に姿を消していった。 そして1歳半。 息子完全イヤイヤ期突入と共に、人見知りは終わった。 そして保健師さんにある程度息子のことを見てもらい、現状を相談する。 外面ーーーー!!! 年少の初めての個人懇談 「先生、どちらのお子さんの話してます…?」 と先生にボケをかましてしまったくらい。それくらい息子は外面がよい。 幼稚園に入りたての頃から「母がいいー!!」と先生を困らせることはあっても、思いどおりにならなくて癇癪を起したり、集団生活なんかやってられっか!と輪を飛び出したりなんてことは1度もないらしい。 家では、ブロックがうまく組めなくてすぐひっくり返って怒るし、私の買い物なんて3分しか付き合ってくれないし、あれやだこれやだ全部やだ、もうずっと息子のターンなんすけど。 そう、息子は人見知りが終わり、イヤイヤ期に入った頃から「人前だとそこそこいい子」だったのだ。 1歳半健診も、ハキハキニコニコ、積み木サクサク、はい、おしまい。 「え…!?(絶句)」 正直、私は複雑な気持ちだった。 だって息子がこの場だけお利口だって、積み木が積めたって、今私が困っていることはなにひとつ解決されないままだよ。普通に私、困ってるよ。 今日も決まったものしか食べず、この服は着たくないと脱ぎだし、靴も毎日同じ。遊びながらすぐ怒り癇癪を起こし、夜は30分おきに泣きだすんだよ。 積み木が積めたからって、指さしできたからって、母の悩みが解決すんのかよぉぉぉぉぉ!!! 逆に、積み木積めなくたって、指さしできなくたって、なにか問題でもぉぉぉぉ!!??(あらあら、もうただのいちゃもんになってきましたよ) 「迷える子羊な私に、なにかプロのアドバイスを……」と思ってすがる思いで行った健診での回答は、「息子の癇癪は私の焦りが通じてるから」「イヤイヤ期だから」だって。 じゃあ偏食は?身につけるものへの敏感さは?こだわりは?夜泣きは? で、私はどうしたらいいの!?どう解決したらいいの!? なんでこんなに大変なの?息子はただのわがままなの? また迷宮入り。 ◇◇◇ 期待した1歳半健診で解決策が見いだせず、振り出しに戻るユキミさん。 むしろ、1歳半健診で言われた保健師さんからのあるアドバイスに、次回、いっそう苦しむことになってしまいますー。 ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2021年11月16日1歳半になる息子は、いつになっても義父母に会うと怖がって泣いてしまいます。その理由の1つが義父母の息子への対応だと気づいた私たち夫婦は、息子への対応の仕方を変えてもらうように義父母へお願いしてみたのですが……。そんな中、姉の助言で私自身も学んだ体験談を紹介します。義父母に怖がる息子義父母はとても個性的なキャラクターの持ち主だと私は感じていました。 小さな子どもは両親以外の大人に慣れていない可能性もあるので、静かに落ち着いて話しかけてくれたり息子の反応を待ってくれたりする方もいるなか、義父母は息子の気持ちなどお構いなし。大きな声で話しかけたり、嫌がっているのに無理やり抱っこしたりするので、息子はいつも義父母に会うと大泣きなのです。 親の私たちも「またか……」と息子を泣き止ませるのが大変でした。 夫が義父母へ注意しても…あるとき、夫が義父母に「息子には静かに声をかけてやってよ。怖がって泣くから」と注意しました。しかし、義父は「そんなの幼稚園に行ったらどうするんだ! 大声にも慣れないと入園時大変だぞ!」とまったく聞き耳を持たず。義母も相変わらず息子の人見知りも気にせず、「ほら! おいで! おばあちゃんとおもちゃ探しに行こ!」と嫌がる息子の手を引いて、最後に息子は泣く始末です。 普段、平日は私と2人きりで静かに過ごしている息子には義父母の対応は刺激が強いのかいつも泣いてしまうため、義父母に会うのがおっくうになってきました。 私の考え方を変えてみる「もうちょっと息子寄りになって対応してくれたらいいのに……」と思い、姉に相談してみると、「世のなかにはいろいろな人がいるし、○○(息子)の刺激になっていいんじゃない? 成長とともに慣れてくるよ!」と意外な言葉が返ってきたのです。 義父母に会うたび泣く息子に気を取られて「もうやめてよ」と思っていた私も、姉の言葉で「息子の成長のためにもさまざまな環境や人に慣れさせることも大事だ」と考え直し、これも1つの社会勉強なんだなと思えるようになりました。 人に会う回数を増やしてみると…平日は家で仕事をしているため、息子と外に出て人に会う機会がないことも義父母を怖がる1つの原因だと思いました。そこで私は、週末の子どもサークルに参加することに。 最初のうちは、誰かが叫んだり大きな笑い声がしたりすると怖がっていた息子。しかし、10分ほど経つと他の子どもとおもちゃで遊ぶようになったのです。今ではたくさんの人に触れることで義父母にも慣れてくれるといいなと期待しています。 義父母を怖がって泣く息子に疲れていた私。「もう少しやさしく息子に対応できないのかな」と困っていましたが、今では義父母も多少やわらかい感じで息子をかわいがってくれているので、見守っていこうと思えるようになりました。息子も成長とともにいろいろな人がいて、さまざまな環境があるということを少しずつ学んでくれたらいいなと思います。 著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年11月05日Instagramでフォロワー3万人超えのちひろ(@chihiro21865527)さんの育児マンガをご紹介!6歳、4歳、2歳の3人の男の子のママです。今回は長男たつくんが5歳のときのお話です。 「どうして弟ばかり抱っこするの?」 今回はたつの立場に立って描いてみました。 6月になり、毎日登園できるようになったのですが、超絶人見知り&新しい環境に馴染むのに時間がかかるたつは「年長さん」という新たなるステージに戸惑っています。 私も人見知りなので、たつの気持ちはすごくよくわかる! それに加え、ワガママが増していってる気がします。赤ちゃん返りなのか、反抗期なのか……「だっこして」って言う回数も増えています。 まだまだ5歳。甘えたいよね。わかってるつもりではいるんですが……よしにどうしても手がかかり、たつとも放置の時もしばしば。もっとかまってあげる時間を取らなきゃいけないな、と思う今日この頃です……。 著者:イラストレーター ちひろ3児の母です。長男たつ(6歳)・次男とも(3歳)・3男よし(1歳)しょうもない日常の漫画やイラストを描いてます。福岡出身、東京で旦那に出会い、ただいま関西在住です。
2021年09月30日知り合いからお子さんの人見知りを指摘され、落ち込み悩んだママ。近くに身内がいない環境だったため誰かに相談することもできず……。しかし、ご夫婦で話し合い前向きな気持ちになれたそうです。 フランスに移住してすぐに妊娠が判明し、何もわからないままフランスで出産・育児をしていくことを決めた私は、身内・友だちが近くにいない環境が子育てにこんなにも影響があるのかと痛感しました。私自身が寂しいのはもちろん、それ以上に息子の成長過程に関わることで、これほど自分が悩み落ち込むことになろうとは……。そんな私の体験談をご紹介します。 まさかこんなところに影響が…「自分の家族や友だちには頼らないで、夫婦2人で協力し合えばやっていける!」と出産前は信じていた私。夫の家庭も複雑で、義父母には頼れない環境でした。産後は疲労と初めてのことばかりで私自身のストレスも強く、頼れない環境のつらさを感じながらもなんとか夫婦2人で乗り切り、子育てにも慣れて自信がついてきていました。 しかし息子が生後6カ月ころ、私たち夫婦以外の誰に会っても、怖がって泣きじゃくるように。知り合いの家に連れて行っても、家族以外の人が息子の顔を覗いた瞬間にギャン泣き。予想もしなかった息子の反応でしたが、「息子は私たち親以外の他人に慣れていない!」ということに気付いたのです。人見知りは多くの赤ちゃんが通る道だとは思いますが、そのときは初めてその様子を見て慌ててしまいました。 傷つく何でもない他人の言葉フランスのママは生後3カ月から仕事復帰する方が多く、その間赤ちゃんはベビーシッターに預けられます。赤ちゃんも早い段階からの社会生活スタートで、人に慣れている子が多いのです。そんななか、私は仕事もないので息子を預ける理由もなく、夫が仕事に行っている間は車も運転できないため、毎日家で息子と私の2人きり。訪問者もないので田舎で孤立状態でした。 誰かに会えば怖がって泣く息子に「あ~人に慣れてないんだね。○○は人見知りすごいね、慣れさせないとダメだよ」と遊びにいくたびに人から言われるようになり、だんだん息子を連れて外出することが憂うつになってきたのです。 落ち込みふさぎ込みを経て気付いたこと「私に家族や友だちが近くにいないせいで息子が人見知りと言われているんだ。でも、しょうがないじゃん!」とふさぎ込み、人に会うのが嫌になってさらに家から出なくなりました。人にたくさん会えば人見知りが治るというものではないかもしれませんが、「日本だったら私の家族や友だちにもすぐ会えるし、息子もきっと今とは違ったはず……。私のせいだ」と思い込んでしまって悲しくなり、あるとき夫の前で泣いてしまいました。 すると、夫から「ないことを言ってもしかたないよ。今あることで精一杯息子のためにやってあげようよ」と言われ、私は我に返ったのです。「悲しんでいても状況は変わらない。自分で動くしかないんだ」と気付き、積極的に人に会うように週末は息子と出かけるようになりました。 環境のせいで息子の人見知りがひどくなり、何も知らない人から指摘されることがとてもつらくストレスでした。「ここが日本だったらなぁ、日本に帰りたい!」と何度も思っていました。でも今は、息子も成長するし、私自身も外へ出て新しい人間関係を築き、息子に今よりももっと良い環境をつくってあげることができると信じて過ごしています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年09月03日現在、1歳8カ月の娘の子育て中です。義母はとても穏やかな性格で、嫁である私にもやさしく接してくれていました。しかし娘が1歳になったタイミングで職場復帰をしたとき、義母の心ない言葉を耳にすることが多くなり悩んでしまいました。今回は「働くママ」に批判的な義母とのやりとりや、私なりの対処法をお伝えします。 娘の人見知りに対する義母のひと言現在1歳8カ月になる娘は、生後半年ごろから激しい人見知りがあります。なるべく外の空気を吸ったり人が集まる支援センターに出かけたりして、少しでも人見知りを克服できるよう過ごしていました。 ある日、娘を連れて遠方に住む義母宅に行ったのですが、3カ月に1回程度しか会う機会がないため人見知りをして泣き出してしまったのです。義母は、泣き出してしまった娘を見て微笑みながら「お母さんが働きながらおなかの中で育てちゃったからだね。ごめんね」と言ったのです。 たまにしか会えないので、人見知りをしてしまい申し訳ないとは思っていたものの、まさかそんな言葉を投げかけられるとは思わず、驚いてしまいました。 義母は働くママ=私が嫌い?!その後、少しずつ義母に慣れて人見知りしなくなっていく娘を見て安心しました。しかし、育休を経て娘が1歳になった時点で保育園に通わせている私に、「女の人が仕事をして子どもを保育園に預けるなんて、育児放棄だ」「妊娠がわかった時点で仕事をやめないから、子どもが病気がちで人見知りもする」など、義母は子どものことで気になることはすべて「働くことが原因」と結び付けて言うのです。 口調はやさしいのですが、私が働きながら育児をしていることを快く思っていないようで、かなり悩んでしまいました。 義母に同調しつつも私の考え方は曲げない義母の心ない発言にはショックを受けました。きっと義母自身が家事・育児に専念してきた方だったため、専業主婦が正しいという自負があるのだと思います。実際に4人の子どもを育て上げた義母に対して尊敬の念もあります。 とはいえ、働く必要があって育児と家事の両立に四苦八苦しているのに……と悲しくなってしまいました。 それでも働きながら育児をする選択は、私自身にも家族にとっても正しいという考えは曲げないようにしています。義母からの言葉はつらいですが、「お義母さんはすごいですね」と角が立たないように返しています。 義母の言葉はグサグサと刺さるものがありますが、受け流しながらなるべく穏やかに過ごすことにしています。ただ、その言葉が子どもに直接向けられたときには、夫を介して義母に「やめてほしい」と伝えるつもりです。そして、いつか義母が働くママの気持ちを少しでもわかってくれるときがきたらいいなと願っています。 イラスト/(c)chicchimama著者:河相 さくら国内外問わず旅行が大好きな1歳女の子のママ。育休中に小学校英語指導者資格を取得。主に子育て・英語育児を中心に執筆中。
2021年07月27日赤ちゃんの人見知りに悩むママは多いのではないでしょうか。おばあちゃんにも大泣きされて気まずい思いをしたり、前はパパに抱っこを頼むことができたのに大泣きされてママがヘトヘトになってしまったり。今回は、助産師の高杉さんに赤ちゃんに人見知りが起こる理由と対応方法を教えていただきました。 育児中のママたちを悩ませることの1つに「人見知り」があります。生後6カ月を過ぎたころから急に始まるもので、ママ以外の人に抱かれたり、ママの姿が見えないだけで大泣きすることもあります。 毎日の生活の中で赤ちゃんがママから離れられず、この時期は誰かに少しの間もお世話を頼むことができず困り果ててしまうママも少なくありません。ここでは人見知りが起こる理由と乗り越えるコツをお話しします。 ママ以外の人の顔を認識できるようになった成長の証赤ちゃんの脳は生まれたときは未発達で、成長とともに少しずつ発達していきます。赤ちゃんは生後6カ月ぐらいまでの間はママなど身近にお世話をしてくれる人にしか興味を持ちません。成長していくにつれてママ以外の人の顔も認識できるようになり、関心を抱くようになります。 そのころに始まるのが「人見知り」です。 人見知りは社会性の第一歩赤ちゃんは人見知りの時期には他人の顔をよく見ています。これは、ママを中心にして他人とつながっていきたいという社会性の第一歩と言えます。ママ以外の人を見て泣くのは、他の人にも関心を持ち、その人を認識しているからなのですね。赤ちゃんの脳が成長してきている証拠です。 なんで泣くの? 急にパパに人見知りするようになるのはどうして?では、どうして人見知りをするようになったら泣いてしまうのでしょうか。これは、人と目が合うと、まず脳内で恐怖や不安をつかさどる偏桃体という部分が働くからです。しかし、脳が未発達な赤ちゃんは前頭前野が発達しておらず、恐怖心を押さえることができないのです。ある日急にパパに泣きだしても心配しないでくださいね。パパを嫌いになったわけではなくて、パパへの関心が深まったからこそ、パパを見て泣いてしまうのです。 人見知りが始まったらどうしたらいいの?では、赤ちゃんが人見知りをする時期は、ママはどうしたらいいのでしょうか。 ①ママの他の人との接し方を見せてあげるこの時期の赤ちゃんはママの表情をとてもよく見ています。なので、ママが他の人とどのように接しているかを見せてあげるようにしましょう。ママの接する様子を見て、「この人は大丈夫だ」ということを認識できると赤ちゃんは安心し、その人と新たな関係を築いていこうとします。そうやって社会性やコミュニケーション能力を身につけていくのです。 ②遊び方を工夫する人の顔に興味をもってきたと言えるこの時期だからこそ、赤ちゃんが楽しめる遊び方もあります。いろいろな表情でいないいないばあをしてみたり、おもちゃを見せて取ろうとしたときに隠したりして遊ぶと、赤ちゃんも喜びます。こういった遊びは、相手の表情を見てその気持ちを読もうとする行動の発達にもつながります。 まとめ人見知りの時期は他の人にお世話を頼めず大変だと感じるママも多いと思いますが、思い切って「少しくらい泣いても大丈夫!」と割り切ってもよいと思います。脳が発達している時期なので仕方がないとも言えますよね。 ほかにも、育児のなかで困ったなと感じるときはお子さんが成長しているときであり、発達の節目であることが多いのではないかと思います。そんなときは「また成長している」と思って温かくお子さんの成長を見守っていけるといいなと思います。このような成長の変化も家族で楽しんでいけるといいですね。 イラスト/manami.koiso 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2021年07月22日今年の夏もサカイクキャンプがスタートします。そこでサカイクでは、今年の春に開催したキャンプの参加者に参加してみてどうだったか、子どもにどう変化があったか、参加者であるお子さんとその親御さんそれぞれに感想を聞いてみました。今回お話を伺ったのは、関西会場に参加してくれた森本侑吾くんとそのお父さんです。キャンプに参加してお子さんがどう成長したのか教えていただきました。「サカイクキャンプに興味があるし参加してみたいけど、どうしようかな」と悩んでいる親御さん、お子さんはぜひ参考にしてみてください。(取材・文:鈴木智之)サカイクの春キャンプに参加してくれた森本侑吾くんとお父さん。キャンプに参加してどう変わったか、それぞれの感想をお聞きしました<<「失敗もいい経験、自分で考えて行動するにはいい機会」たった3日で親が感じた子どもの成長■サッカーだけでなく人間性を育てるキャンプに惹かれた小学3年生の侑吾くんは、春のサカイクキャンプに初めて参加しました。なぜ、数あるサッカーキャンプの中から、サカイクキャンプを選んだのでしょうか?お父さんは、その理由をこう語ります。「サカイクキャンプに惹かれた理由は、子どもたちの自主性を伸ばすなど、サッカー以外に人間性の教育にも力を入れていたことです。他のキャンプはサッカーのプレー面がメインだったので、それ以外にもアプローチしているところがいいなと思いました」侑吾くんはお父さんから「サカイクキャンプに行ってみる?」と聞かれたところ「行きたい!」と即答したそうです。「ほかのキャンプはあるけどサカイクキャンプには行ったことがなかったから、すぐに行きたいと思った」(侑吾くん)■たった3日間のキャンプでたくましくなった侑吾くんは初めてのサカイクキャンプで周りに積極的に声をかけ仲良くなったと言います(写真はサカイクキャンプより)お父さんは「小学1年生からサッカーを始めて、もっとうまくなるためにキャンプに行かせたいと思っていました」と話し、こう続けます。「以前は人見知りで、争いごとがあったら周りの子に譲ってしまう子でした。でもサッカーを始めてからは、コミュニケーション能力をつけたくて、いろんなイベントなどに積極的に参加するようにして少しずつ冒険させていきました。そうしたらある時『友達の作り方がわかった』と言い出して。知らない子たちと触れ合う体験させているうちに、いつの間にか人見知りが治っていました」と、うれしそうに話をしてくれました。そして小学3年生になる今年の春、サカイクキャンプに参加しました。お父さんは、キャンプから帰ってきた時の様子を振り返ります。「ライフスキル講習を受けた日だと思いますが、キャンプから帰ってきてすぐに『いつもありがとう』と言われました。感謝の心について学んだことで、本人の中で何か気づきがあったのでしょう。その後も、私が疲れている時に『疲れてない?』などと気遣ってくれるようになりました」「サッカー面では、初めて会う子たちに積極的に声をかけ仲良くなったようで、キャンプ中ずっと楽しめたようです。たった3日間の経験でしたけど、たくましくなったんだなと思いました」侑吾くんに「どうやって友達を作ったの?」と聞くと「遊ぼうとか、一緒にやろうぜと言うと、友達ができる」と教えてくれました。■プレー中、よく声を出すようになったサカイクキャンプではサッカー以外に「ライフスキル」を身につけることにも力を入れています。ライフスキルには5つの項目があり、考える、リーダーシップ、感謝の心、チャレンジ、コミュニケーションです。侑吾くんはライフスキルについて、キャンプ中に書いたサッカーノートを見ながら、次のように感想を話してくれました。「コーチに『サッカーはチャレンジすることが大事』と言われた。チャレンジしてできたら、またやろうと思うし、うまくできて褒められるとうれしい。そうしたら、もっとやってやろうという気になる」サカイクキャンプでライフスキルを学んだことで、侑吾くんの様子に変化が現れたそうです。お父さんは言います。「サカイクキャンプから帰ってきて、サッカーも日常生活も『困った人がいれば助ける』『リーダーシップをとる』といったことをよく言っていました。実際にチームでもそうしています。プレー中はよく声を出して、それ以外のところでは積極的に手を挙げて発言するようになってきました。そこはサカイクキャンプに行って、変わったところだと思います」自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>■自分なりに考えて話すようになったその報告を受けると、サカイクキャンプの柏瀬コーチはうれしそうに笑顔を見せ、次のように話します。「キャンプでは『自分で考えたことを発言するのはいいことだよ』という雰囲気作りをしています。そこで、思いついたことを何でも言うのではなく、考えてから発言するように促していきます。子どもたちの発言を聞いていると、明らかにキャンプ開始時とは変わっているのがわかるので、いいチャレンジができていると感じます」侑吾くんのお父さんも、その考えに同調します。「サカイクキャンプに行って、『考えて話すようになったな』と感じる機会が増えました。プレーひとつでも『どうやったらうまくいくんだろう?』と、彼なりに考えているようです。チームメイトやコーチと話しているのを聞いても、『考えて話しているんだろうな』というのは、すごく感じます」■「ドリブル」「リフティング」など単語だけだったのが、文章で書けるようになったサカイクキャンプでは「サカイクサッカーノート」を使って目標を立てたり、一日の振り返りに活用しています。侑吾くんはキャンプ参加前はノートを書いていませんでしたが、キャンプで書き始めたことをきっかけに、その後もノートを続けているそうです。お父さんはノートを見て、侑吾くんの成長におどろいたそうです。「書き始めの頃は、ドリブル、リフティングとか、単語でしか表現できなかったことが、ドリブルを速くする、周りを見てパスをするなど、言葉が増えてきました。『ドリブルを速く正確にやる』と書いているのを見たときは、驚きましたね」いまでは「ケガをしないために、練習前はストレッチをする」「速いドリブルができるようになる」など、小学3年生ながら、具体的な目標を掲げて取り組んでいるそうです。■リアルな目標設定と達成のための意識が芽生えてきたノートを書くことは、サッカーのレベルアップにもつながっているようです。お父さんは言います。「ノートを書くようになって、だいぶ変わりました。1か月前はリフティングが10回しかできなかったのに、ノートに目標回数を書くことで、かなりできるようになりました。目標を設定して、そこに向かってやろうという意識が芽生えてきたんだと思います」サカイクキャンプでたくさんの刺激を得た侑吾くん。お父さんへ感謝の気持ちを表すようにもなったそうです。■大人が思っている以上に子どもの成長を促してくれるキャンプ「大人が思ってる以上に、子どもの成長を促してくれるキャンプなんだと感じました。顔つきも内面も結構変わって帰ってきましたし、2日目の後は、めずらしく『お父さん、いつもありがとう』って言ってきたり(笑)」サカイクキャンプは「サッカーだけでなく、人としての成長もお手伝いできるキャンプにしたい」という考えのもと、コーチみんなが同じ意識で子どもたちに接しています。春キャンプを振り返って「また行きたい!」と元気よく話してくれた侑吾くん。次のキャンプでもきっとサッカーを楽しみながら、それ以外の部分でも成長のきっかけをつかんでくれることでしょう。初心者でも自然と長く書けるようになるサッカーノートとは>>
2021年06月08日いろいろな人に抱きつくわが子1歳になったばかりの息子、ゆいくんを育てています。人見知りがない息子。いつもいろいろな人に抱きついては周囲をびっくりさせているのですが……。衝撃の好みが判明! そのときの体験談をご紹介します。 このころ1歳になったばかりだった息子。人見知りがなく、いろいろな人に抱きつくものの、女の子と女の人にしか行かないので、なんとなく女子が好きなのかな?とは思っていました。ですが、まさか女の子にしか見えないキュートな男の子を華麗にスルーし、年配の女性の胸に飛び込むほど女子好きだとは思わず、かなり衝撃を受けました! 女子なら誰でもいいようです。それにしても、私でも女の子か男の子かわからないときがあるのに、息子にはどうしてわかるのか不思議です……! 監修/助産師REIKO著者:えなり1歳の男の子を育てるワーママ。 妊娠、出産、育児、夫婦のことを描いています。
2021年06月07日ムスメちゃんとオコメちゃん
猫の手貸して~育児絵日記~
うちはモフモフ暮らし