長男が1歳になった翌日から、職場に復帰した私。「最初の1年はほとんど出勤できないよ」と先輩ママから聞いていましたが、本当に毎週のように園から職場に電話がかかってきていました。夫は、私が仕事に復帰してから3カ月たったころに転職。新しい夫の職場はシフト勤務なので、夫が平日休みの日は長男の送迎や園からかかってくる電話の対応を頼んでいたのですが……。 ※仕事が休みの日に保育園に子どもを預けること(リフレッシュ目的等)が可能か否かは、保育園によってルールが異なります。保護者の仕事が休みの場合は、その旨を先生に伝え、必ず連絡がとれる状態にしておきましょう。 「何度かけても出ないんです」仕事で大事な会議が予定されていたため、その日はどうしても早退したくなかった私。長男に何かあったときのために、会議の日程に合わせて夫に希望休を出してもらっていました。 すると当日、保育園から電話が。「今日はパパに連絡してほしいと連絡帳にも書いたんだけどな……」。そう思いながら電話に出ると、「長男くんが発熱しているのでお迎えをお願いしたいのですが、パパさんに何度かけても電話に出ないんです」と言う先生。 「もしかしたら寝ているかもしれないので、私からも連絡します」と言い、電話を切りました。私から何度か夫に電話をかけましたが、まったく出てくれません。「本当に寝ているのかも」と諦めかけたそのとき、夫から1通のメッセージが。 「さっきから着信すごいけどマンガ喫茶にいるから電話はできない。知らない番号からかけてきたのもママ?」と衝撃的な文に目を疑いました。夫は休日なのでマンガ喫茶にいるのはまだいいとして、園の番号を知らない番号と言っている夫にあきれてしまった私。 長男の状況を説明すると、「お迎えってすぐに行かないとダメ?」と返信がきました。私は「きっと夫は自分のお小遣いから出したマンガ喫茶代がもったいないと思っているのだろう」と思い、「ダメに決まってるし、病院も連れて行って。マンガ喫茶のお金はあとで払うから」と返信。そこでやっと行く気になってくれた夫に、お迎えと病院を任せることができました。 その後、長男の体調はすぐに回復。しかし、体調不良による早退のお迎えが初めてだった夫は、かかりつけ医や母子健康手帳をしまっている場所すらわからなかったようです。育児への無関心さが明らかなってしまったことに反省した夫は、園やかかりつけ医の電話番号を登録することはもちろん、今では園の連絡用アプリも使いこなせるようになりました。 作画/ぐら子著者:安藤 はるか
2023年10月27日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?1歳を過ぎたこっちゃんは相変わらず寝ることが苦手で、夜泣きが復活してしまいました。 とても敏感でブランケットを掛け直そうものなら目が覚めて、そっとメガネを置くだけでも起きてしまうのです。 そっとスマホを充電しても、やはり目が覚めてしまい、一度起きると2時間は起きてしまうので、ママの睡眠時間は削られてしまうのでした。 「どうすれば寝てくれるの?」夜中の戦い ※ここでの「無視」は、構わずに見守る状態のことを指しています。 1度目を覚ますと、どれだけあやしても2時間は寝てくれないこっちゃん。最初は寝かしつける努力をしていたママですが、あきらめることに。 そのうち寝てくれるだろうと思ったママは無理に寝かせることをあきらめて、動画を見て過ごしました。しかし、2カ月たっても状況は変わらず、眠ってくれる様子はありませんでした。 「これはまずい……。どうにかしないと!」と思い育児本を読み、実践しました。泣いても構わず、別の部屋から見守りカメラで観察。だんだんと眠ってくれるようになりましたが、夜泣きは続きました。 SNSの「子どもの寝顔がかわいい! 癒やされる!」などの投稿に共感できないママ。「いつ起きる!?」という不安のほうが強く、こんなに起きるのはうちの子だけなのかもしれないと落ち込んでしまいました。 人と比べる必要はありませんが、SNSなどでつい目に入ってしまうこともあるでしょう。それぞれの子どもや家庭に合わせて、見守っていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※夜泣きの対応について過敏で泣き止まないからといって自閉症と診断することはできません。乳児期は夜泣きが多く、3時間周期で目が覚めて、哺乳をして寝るということを繰り返します。いずれ、昼と夜の区別が生まれ、睡眠時間も長くなるでしょう。泣き始めたら、すぐに抱っこするのではなく、少しの間静かに見守るという方法も一つの手です。すべてを対応していると、保護者の体力が持たなくなってしまうので、できる範囲でよいでしょう。その場を離れてお茶でも飲んで気分を整えるといった方法があります。また、便やガスがたまってないか綿棒浣腸をしてみるのもよいでしょう。ドライブに出かける、外気を吸わせる、服を着替えるといった対策もおすすめです。ただし、無視やほったらかすということは危険なので、目を離さないようにしましょう。 <参考>【助産師監修】夜泣きはいつから始まる?放置しても大丈夫? 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年10月26日来年から小学校に通う5歳のもちおくん。ある日、風邪を引きますが、数日間熱が下がらず、さらに足に痛みが出て歩けなくなってしまいました。病院で診察を受けた結果、医師の診断はねんざ。また足に発疹のようなものがあり、違和感を覚えたママですが、医師に虫刺されと言われてしまい……。もちおくんはある病気に侵されていたのです。翌日、もちおくんの足の痛みは少し良くなったように見えましたが、お昼過ぎになると発疹がまた増えてきたのです。 「やっぱりおかしい……」と思ったママがかかりつけの病院に連れて行きますが、「風邪からくるものじゃないかな。風邪薬を出しておきます」と診断され、ママの心配は増すばかり。 その日の夜、膝の関節痛がひどくなり、翌日には発疹が広がったため、すぐに整形外科に電話をして、病院を受診することになりました。 「ここじゃ診察できないって…」緊急事態発生? 関節の痛み、発疹が広がってきたもちおくんが整形外科を受診すると、医師から「ここでは無理です。今すぐ大きい病院へ行ってください。紹介状を書きます」とまさかの言葉が……。 医師の言葉を受け、「え、もしかして緊急事態……?」とママの頭は真っ白です。不安になりながらも、紹介してもらった大学病院をもちおくんを連れて行きました。 風邪、ねんざ、虫さされとよくある病名を診断されたもちおくんですが、整形外科の医師の紹介で大学病院にて本格的に検査することになりました。もちおくんの病状が心配ですが、大きな病気が見つからないことを願うばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん
2023年10月26日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛が始まって4日、妻の苦しむ姿を見て、陣痛促進剤を検討してほしいと夫が医師に相談しました。「陣痛促進剤を使用する促進分娩にはリスクが伴うので、スタッフの少ない土日はおこなわないことにしている」と医師は説明。陣痛促進剤の使用は明日の先生にお願いしよう、今日はなんとか頑張ろうとコツママは心に決めます。ですが、気分は落ち込み……、そんなときに助産師の姉・みたんさんが病院にやってきました。面会にやってきた姉のみたんさん。負のオーラを放っているコツママ、目の下にクマを作っている夫のTくんを見て、これはヤバイ……と状況を察知します。みたんさんはコツママの話に耳を傾け、時に同調し、時にアドバイスをしつつ、わずかな時間を過ごしました。姉との面会が気分転換になり、精気が戻ったコツママ。ですが、その日の夜、赤ちゃんの心音が下がっていき……。 へその緒が圧迫されている!? 赤ちゃんの心音を見ていた助産師さんが、焦った様子でコツママの病室にやってきました。へその緒が圧迫されている可能性があり、赤ちゃんの心音が下がっていること、状況によっては帝王切開になる可能性もあることを伝えられました。コツママは突然のことに動揺しつつ、おなかの赤ちゃんが心配に……。 助産師である姉・みたんさんに電話をすると、「帝王切開になったとしても赤ちゃんのためと思って頑張りな!」と励まされました。こればかりはどうなるかわからない……先生や助産師さんを信じて自分ができることをやろうと決心。座ったり立ったりと姿勢を変えていくとへその緒の圧迫がとれる可能性があると言われ、Tくんと一緒に体勢を変えていきます。繰り返すうちに心音が下がらなくなり、ひと安心。 そして陣痛が始まって5日目の朝、診察を受けると子宮口の開きは6cm。自然経過を進められますが、コツママは「陣痛促進剤を打ってほしい」と訴えます。夫のTくんがこれまでのコツママの状況を説明。医師が陣痛促進剤の使用を決めました。 赤ちゃんの心音が下がっていると言われて焦りますが、2人で協力してなんとか乗り越えました。夫がこれだけ寄り添ってくれると心強いですよね。5日目の朝を迎え、陣痛促進剤を使うことになったコツママ。いよいよ出産となるのでしょうか……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月26日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?こっちゃんの寝かしつけは、赤ちゃんのころから大変。生後4カ月ころから本やインターネットで寝かしつけについて調べ、いろいろと試した結果、自力で眠ってくれるようになりました。 こっちゃんの睡眠に合わせて1日の計画を立て、少しでも時間がずれると眠ってくれなくなるので頑張ってスケジュールをこなす日々。 そこで浮上したのが、日中のお昼寝問題です。ベビーカーにおとなしく座っていられず、抱っこひもも嫌がるので、外出先で眠ってくれません。昼寝を考慮してスケジュールを立てると、出かける範囲が限られてしまいママのストレスも限界に達してしまいました。 1歳を過ぎたこっちゃんの睡眠事情は……。 ママの努力と娘の鋭さ 1歳を過ぎたこっちゃんは相変わらず寝ることが苦手で、夜泣きが復活してしまいました。 とても敏感でブランケットを掛け直そうものなら目が覚めて、そっとメガネを置くだけでも起きてしまうのです。 そっとスマホを充電しても、やはり目が覚めてしまい、一度起きると2時間は起きてしまうので、ママの睡眠時間は削られてしまうのでした。 子どもの睡眠についてお悩みの方も多いのではないでしょうか? 熟睡してくれないと子ども自身の健康や、お世話する保護者の健康も心配になってしまいます。パパとママで交互に子どもを見たり、保護者の昼寝の時間を確保したり、家族で協力しながら子どもと向き合っていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※自閉スペクトラム症について自閉スペクトラム症は発達障害のひとつで、対人関係が不得意、強いこだわりがあるといった特徴が現れることが多いです。手が汚れることを嫌がるなど感覚過敏、触られることを極端に嫌うといった行動も特徴の一例として挙げられます。また、過敏やこだわりがある一方で、他のことにはこだわりがない部分も併せ持っていることも多いです。1歳前後の場合、発達に個人差があり環境に左右されやすい時期なので、明確に判断することは難しいです。一般的に、自閉症は3歳ぐらいで診断されることが多いです。気になる症状や行動などがある場合はかかりつけの医師、児童精神科、小児神経科の医師へのご相談をおすすめします。 ※夜泣きについて過敏で泣き止まないからといって自閉症と診断することはできません。乳児期は夜泣きが多く、3時間周期で目が覚めて、哺乳をして寝るということを繰り返します。いずれ、昼と夜の区別が生まれ、睡眠時間も長くなるでしょう。夜泣きの対応は大変ですが、抱いてなだめる、その場を離れてお茶でも飲んで気分を整えるといった方法があります。また、便やガスがたまってないか綿棒浣腸をしてみるのもよいでしょう。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年10月25日来年から小学校に通う5歳のもちおくん。ある日、風邪を引きますが、数日間熱が下がらず、さらに足に痛みが出て歩けなくなってしまいました。病院で診察を受けた結果、医師の診断はねんざ。また足に発疹のようなものがあり、違和感を覚えたママですが、医師に虫刺されと言われてしまい……。もちおくんはある病気に侵されていたのです。数日間微熱が続き、アキレス腱の周辺に痛みが出てきたもちおくん。 いつもと様子が違うと感じ、心配になったママが病院へ連れて行くと、医師は「ねんざかな。湿布を出しますので様子見してください」と言います。赤い発疹のことも伝えますが、虫刺されとのこと。 その後のもちおくんの様子は……。 「やっぱりおかしい…」息子に現れた異変 翌日になり、もちおくんの足の痛みは少し良くなったように見えましたが、お昼過ぎになると発疹がまた増えてきたのです。 「やっぱりおかしい……」と思ったママがかかりつけの病院に連れて行きますが、「風邪からくるものじゃないかな。風邪薬を出しておきます」と言われ、ママの心配は増すばかりでした。 夜になると、膝の関節痛がひどくなり眠れません。翌日、発疹が広がっていたため皮膚科に電話すると、新型コロナウイルスの流行中だったため断られてしまいます。次に整形外科に電話をして、病院を受診することになりました。 痛みで眠れないもちおくんのつらさを考えると、一刻も早く適切な治療方法を見つけてあげたくなりますね。もちおくんの症状の場合、皮膚科、内科、整形外科のどちらも当てはまりそうですが、ママのようにいろいろな科にあたってみると安心かもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年10月25日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛が来て一度病院に入院しますが、子宮口が開かず自宅へ戻ることになりました。ひとりで夜を明かすのが心細くなって夫・Tくんに連絡し、来てもらうことに。朝になり、これだけ痛いなら子宮口は開いているはず!と夫を起こして病院へ向かいますが、子宮口の開きは3cm。陣痛が始まってから3日。一向に生まれる気配がなく、ずっとこのままなのでは……と絶望感におそわれます。陣痛が始まって4日目、妻が体力的にも精神的にも限界がきていることを夫のTくんが医師に伝えました。「陣痛促進剤を使用する促進分娩にはリスクが伴うので、スタッフの少ない土日はおこなわないことにしている」と医師は説明。陣痛促進剤の使用は明日の先生にお願いしよう、今日はなんとか頑張ろうとコツママは心に決めます。ですが、気分が滅入り……、そんなときに助産師の姉・みたんさんが病院にやってきました。 入院中の思いを姉に吐露する コツママの姉・みたんさんとお父さんが病院にやってきました。負のオーラを放っているコツママ、目の下にクマを作っている夫のTくんを見て、これはヤバイ……と状況を察知。コツママとみたんさんが話している間、Tくんは少し休憩することに。 お父さんは病院を出て、コツママとみたんさんは2人で話すことになりました。コツママは「寝られるときに寝てくださいと言われるけど次の陣痛が怖くて眠れない」「赤ちゃんがまだ全然降りてきてない」など、入院してからのことを話しました。助産師であり、出産経験もあるみたんさんは、コツママの話に耳を傾けます。時に同調し、時にアドバイスをしつつ、わずかな時間を過ごしました。 そのころTくんはスーパー銭湯でお湯に浸かり、しばし休憩タイム。車内で仮眠をしてから病院に行こうと思いますが、痛みに耐えるコツママの姿を想像し、すぐに病室へ戻りました。Tくんがコツママに声をかけると、表情が明るく、そして元気なっていてびっくり。姉との面会が気分転換になり、精気が戻ったコツママ。ですが、その日の夜、赤ちゃんの心音が下がっていき……。 好転の兆しが見えない中、みたんさんが登場したことで空気が変わり、コツママが精気を取り戻してよかったです。第三者的な立場の人にたまっていた思いを聞いてもらうと、少し気持ちがラクになったりしますよね。これでお産を乗り切れるかと思いきや、赤ちゃんの心音が下がり……。心配は尽きません。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月25日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?おむつ替えは泣いて逃げるので、腕を押さえつけながらの格闘の日々。 また、手が汚れることをとても嫌がるため、滑り台はなるべく手を付けないように登り、手掴み食べもしませんでした。 ごはんを食べる際、プレートの端に少しでも汚れがつくと「拭いてぇぇぇ!」と怒るので、その度にママは拭いてあげるなど、小さなストレスがたまっていきました。 ママが頭を抱える行動はまだまだあり、その一つは「睡眠」でした。 ネントレに苦労する日々 こっちゃんの寝かしつけは、赤ちゃんのころから大変で生後4カ月ころから本やインターネットで勉強することに。いろいろと試した結果、自力で眠ってくれるようになりました。 こっちゃんの睡眠に合わせて1日の計画を立て、少しでも時間がずれると眠ってくれなくなるので頑張ってスケジュールをこなす日々。そんな中、ベビーベッドでしか眠ってくれないという新たな問題が浮上したのです。 ベビーカーにおとなしく座っていられず、抱っこひもも嫌がるので、外出先で眠ってくれません。昼寝を考慮してスケジュールを立てると、出かける範囲が限られてしまいママのストレスは限界に……。パパと相談した結果、入眠アイテムとして、いつも使っている通称「おふとん」を持ち運ぶことが浮かびます。 このおふとんを持ち運ぶことで、外出先でも寝てくれるようになりました。 スケジュールに追われる生活や寝不足が続くと、ママの体が心配になってしまいます。こっちゃんのこだわりをポジティブにとらえ、対処していく姿は見習いたいものです。いろいろと試行錯誤して、その子に合った改善策を見つけていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※自閉スペクトラム症について自閉スペクトラム症は発達障害のひとつで、対人関係が不得意、強いこだわりがあるといった特徴が現れることが多いです。感覚過敏による症状の影響で、睡眠障害が現れることがあります。ただし、1歳前後の場合、発達に個人差があり環境に左右されやすい時期なので、明確に判断することは難しいです。一般的に、自閉症は3歳ぐらいで診断されることが多いです。気になる症状や行動などがある場合はかかりつけの医師、児童精神科、小児神経科の医師へのご相談をおすすめします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年10月24日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛が始まり、病院へ到着。内診をしたところ、子宮口の開きは1cmでした。とりあえず入院となりましたが、朝になると痛みのレベルが下がり、おなかの張りの間隔も開いてきたので一旦退院することに。自宅へ戻ったコツママ。夜が近づくにつれて痛みが増し……、心細くなったコツママは夫のTくんに連絡。夫は高速を走らせ、妻の元へと向かいます。真夜中に夫のTくんが到着。3週間ぶりの再会でした。朝になり、これだけ痛いなら子宮口は開いているはず!とTくんを起こして病院へ向かいます。内診してもらうと子宮口の開きは3cm。今回も入院することになりました。陣痛が始まってから3日。一向に生まれる気配がなく、ずっとこのままなのでは……と絶望感におそわれます。朝までは耐えようと思ったとき、長い陣痛がきてーー。 内診の結果は!? 陣痛促進剤は使えるの!? 長い陣痛に驚いて助産師さんに見てもらったところ、胎動だと判明。陣痛中も赤ちゃんが元気に動きまわることに、コツママは驚きます。うとうとしつつも熟睡はできず、朝を迎えました。朝、内診をしてもらうと子宮口の開きは4.5cm。陣痛促進剤を使うのかなと思っていましたが、医師から「自然経過でいきましょう」と告げられます。子宮口がなかなか開かない……痛みで眠れない……という状況が変わらないことにコツママは絶望。その様子を見て、夫のTくんは「先生にもう一度話を聞こう」と言ってくれました。 陣痛が始まって4日、体力的にも精神的にも限界がきていることをTくんが医師に伝えます。「陣痛促進剤を使用する促進分娩にはリスクが伴うので、スタッフの少ない土日は行わないことにしている」と医師は説明しました。今できることは、子宮口を広がりやすくするために歩くことのみ。 陣痛促進剤の使用は明日の先生にお願いしよう、今日はなんとか頑張ろうとコツママは心に決めました。陣痛がきていないときは眠すぎてうたた寝、そして陣痛がくると痛みで起こされる……の繰り返し。そんなとき、助産師の姉・みたんさんから「気分転換にちょっと会わない?」と連絡があり、面会を約束しました。 陣痛がくるたびにコツママの腰をさすり、痛みをのがす呼吸法を一緒にやってくれるTくん。つらそうな妻を見て、「代わってあげたい……」と泣き始めました。夫婦ともに気持ちが沈み……、そのころ、みたんさんが病院へと向かいます。 初産の場合は陣痛が始まってもすぐに生まれることが少ないので、寝て食べておいたほうがいいのはもちろんなのですが、初めての痛みに不安が大きく、心の余裕がなくなってきますよね。夫のTくんも感傷的になってきており……姉・みたんさんの登場で2人の気持ちが少し変わるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月24日来年から小学校に通う5歳のもちおくん。ある日、風邪を引きますが、数日間熱が下がらず、さらに足に痛みが出て歩けなくなってしまいました。病院で診察を受けた結果、医師の診断はねんざ。また足に発疹のようなものがあり、違和感を覚えたママですが、医師に虫刺されと言われてしまい……。もちおくんはある病気に侵されていたのです。 「ただの風邪…じゃない?」病院へ行ってみると 来年から小学生になるもちおくんですが、鼻水が止まらず数日間微熱が続いていました。すると、体調不良に加えてアキレス腱の周辺に痛みが出てきたのです。 いつもと様子が違うと感じ、心配になったママが病院へ連れて行くと、医師は「ねんざかな。湿布を出しますので様子見してください」と言います。赤い発疹のことも伝えますが、虫刺されとのこと。 医師にそう診断された以上、何も言えないのでこの日は帰宅することに。しかし、どこか腑に落ちないママでした。 微熱に加えて、足の痛みや発疹など異変に気が付いたママでしたが、医師にねんざと診断されれば、それ以上言いにくいですよね。納得のいく診断や治療法が見つかるように、他の病院を受診することも一つの手です。もちおくんの体調が心配ですが、はっきりとした病名などが判明することを願うばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年10月24日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?こっちゃんはよく泣く子で、お風呂やお着替えなど日常生活はもちろん、初めての靴や靴下、自転車も嫌がります。 一度機嫌をそこねるとしつこく泣くため、同年齢の子どもが付けているようなスタイやおしゃれな洋服をあきらめてしました。 こっちゃんが泣くたびにママの体力はどんどん削られていく日々。 保育園生活でも苦労が多く……。 娘の敏感な場所 おむつ替えは泣いて逃げるので、腕を押さえつけながらの格闘の日々。それは保育園でも同じで、おむつ替えをさせてくれず、先生から謝罪されることも。 また、手が汚れることをとても嫌がるため、滑り台はなるべく手を付けないように登り、手掴み食べもしませんでした。そして、ごはんプレートの端に少しでも汚れがつくと「拭いてぇぇぇ!」と怒るので、その度にママは拭いてあげるなど、小さなストレスがたまっていきます。 こっちゃんは成長するにつれ、泣くだけではなく「これは絶対に嫌!」と態度で表現するようになりました。保育園など集団生活が始まると、不安なことがさらに増えてしまいますよね。子どもの行動で困りごとがあるときは、ささいなことでも専門家や医師へのご相談をおすすめします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※自閉スペクトラム症について自閉スペクトラム症は発達障害のひとつで、対人関係が不得意、強いこだわりがあるといった特徴が現れることが多いです。手が汚れることを嫌がるなど感覚過敏、触られることを極端に嫌うといった行動も特徴の一例として挙げられます。また、過敏やこだわりがある一方で、他のことにはこだわりがない部分も併せ持っていることも多いです。1歳前後の場合、発達に個人差があり環境に左右されやすい時期なので、明確に判断することは難しいです。一般的に、自閉症は3歳ぐらいで診断されることが多いです。気になる症状や行動などがある場合はかかりつけの医師、児童精神科、小児神経科の医師へのご相談をおすすめします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年10月23日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。出産予定日を1日過ぎた40週1日目、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。その翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、コツママは待ちに待った陣痛が来たと喜びます。夜になると、痛くて眠ることができず……。病院へ電話をすると、一度来てくださいとのこと。もうすぐ会える!と心を躍らせ、病院へと向かいます。午前1時30分、病院に到着。内診をしたところ、子宮口の開きは1cm。とりあえず入院となりましたが、やはり眠れず。朝になると痛みのレベルが下がり、おなかの張りの間隔も開いてきたので一旦退院することになりました。自宅へ戻ったコツママ。夜が近づくにつれて痛みが増し……、心細くなったコツママは夫のTくんに連絡。夫は高速を走らせ、妻の元へと向かいーー。 夫の顔をみて安心するも眠れず… 真夜中に夫のTくんが到着。3週間ぶりに夫に会い、心強い味方が近くにいることで眠れるかなと思ったコツママ。しかし、昨日の夜よりおなかが痛い……。Tくんもほぼ眠らず、コツママの腰をさすったり、陣痛アプリをつけたりとサポートしてくれました。 朝になり、体感としては寝た気がせず。これだけ痛いなら子宮口は開いているはず!とTくんを起こして病院へ向かいます。内診してもらうと子宮口の開きは3cm。今回も入院することになりました。 「強い陣痛が来たら夕方には産まれるかもよ」と助産師である姉から連絡があり、ワクワクするコツママ。眠い目をこすり、陣痛と闘います。気づけば夕方になり、夜勤できた助産師さんが内診をすると、子宮口の開きは2cm。痛みは強くなっているのに子宮口は開かない、そして眠れない……。そんな状況に耐えられず、涙があふれました。 陣痛が始まってから3日。一向に生まれる気配がなく、ずっとこのままなのでは……と絶望感におそわれます。ナースコールをして助産師さんにみてもらうと、産道はすごく柔らかくなっているものの赤ちゃんがまだ上にいるのでもう少し時間がかかると話してくれました。 これからどんなことが起きるのか……コツママは不安になる気持ちを立て直し、朝までは耐え続けようと思います。そんなとき、長い陣痛がきてーー。睡眠不足が続くと気持ちのコントロールがうまくできなかったり、判断力が鈍ったりしますよね。いまの状況がいつまで続くのか……次はどんな痛みがおそってくるのか……考えだすと不安になると思います。助産師さんに相談しつつ、夫と乗り越えてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月23日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは? とにかく泣くわが子 こっちゃんはよく泣く子で、お風呂やお着替えなど日常生活はもちろん、初めての靴や靴下、自転車も嫌がります。 一度機嫌をそこねるとしつこく泣くため、同年齢の子どもが付けているようなスタイやおしゃれな洋服をあきらめてしました。おしゃれな洋服をおとなしく着せるなんて夢のまた夢。子ども髪を触られることも嫌がるので、お手入れが楽なおかっぱスタイル。 こっちゃんが泣くたびにママの体力はどんどん削られていくのでした。 泣くことは子どもの仕事ですが、あまりにもそのシーンが多いと保護者の体力や精神面が心配になってしまいます。家族や周囲にいる人、自治体の育児サービスなどに相談してみるのも一つの手かもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※自閉スペクトラム症について乳児の気質には、手がかからない子、反応がゆっくりな子、過敏で泣き止まない子の3パターンがあります。過敏で泣き止まないからといって自閉症と診断することはできません。自閉スペクトラム症は発達障害のひとつで、対人関係が不得意、強いこだわりがあるといった特徴が現れることが多いです。抱っこや触られるのを極端に嫌う、よく泣くということも特徴の一例として挙げられます。ただし、1歳前後の場合、発達に個人差があり環境に左右されやすい時期なので、明確に判断することは難しいです。気になる症状などがある場合は医師へのご相談をおすすめします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年10月22日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポ。お話は出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日から始まります。安産のためには歩くのがいいなど言われますが、コツママも里帰りしてからほぼ毎日歩いて準備は万全! 出産予定日から2日後、おなかが少し痛くなってきたかなと思い……。出産予定日を1日過ぎた40週1日、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。その翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、待ちに待った陣痛がきたと喜びます。夜になると、痛くて眠ることができず……。病院へ電話をすると、一度来てくださいとのこと。もうすぐ会える!と心を躍らせ、病院へと向かい……。 病院へ行くも痛みで眠れず… ※妊娠中に診療を受ける際は、妊娠している旨を医師に必ず伝えましょう 午前1時30分、病院に到着。内診をしたところ、子宮口の開きは1cm。とりあえず入院をして様子を見ることになりました。入院中、隣の部屋から「あ〜いったぁ〜い」とうめき声が聞こえ、少し怖くなります。 リラックスして家族とLINEをしていると再び痛みが……。しかし、「子宮口の開きは1cmなので、いまのうちに少し寝ておいたほうがいいよ」と助産師さんに言われます。痛みを我慢しつつ寝ようとしたとき、前歯のセラミックがとれました。 結局眠れず……。朝になると痛みのレベルが下がり、おなかの張りの間隔も開いてきました。内診しましたが、大きな変化がなかったのか、一旦退院することに。せっかくならと歯医者を予約して自宅で眠ろうとするも寝られず、一睡もしないまま歯医者さんへ(※妊娠中に診療を受ける際は、妊娠している旨を医師に必ず伝えましょう)。 仮の前歯をつけてもらい、自宅へ戻ると痛みの度合いがアップ。夜になるとさらに痛みが増し……、心細くなったコツママは夫のTくんに連絡。夫のほうは明日には生まれるかな、と思いながらコツママの元へ向かうのでした。 初産は子宮口の開きがゆっくりなことが多いので、眠れるときに眠って体力を温存しておいたほうがいいと言われますよね。ですが、陣痛の痛みと出産への不安がある中、眠れなかったという人も多いのではないでしょうか。夫のTくんがコツママの元に向かいますが、顔を見ることで安心してゆっくり眠れるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月22日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポ。お話は出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日から始まります。安産のためには歩くのがいいなど言われますが、コツママも里帰りしてからほぼ毎日歩いて準備は万全! 出産予定日から2日後、おなかが少し痛くなってきたかなと思い……。保育士として働いてきたコツママ。現在、第1子を妊娠中で40週1日を迎えました。出産予定日を1日過ぎ、そろそろ産みたい!とウォーキングに精を出します。10万歩を目指して歩いた翌日、なんだかおなかが痛くなり……。 今か今かと待ち遠しく… 出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。というのも、出産予定日の健診で赤ちゃんがまだあまり降りてないと言われたから。私の骨盤は広いからきっと安産だ! あとは陣痛さえくればスッと生まれてきてくれるはず!とポジティブに考えます。 ウォーキングの翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、コツママは待ちに待った陣痛が来たと喜びます。おなかの張りの間隔が10分になり、明日の朝には生まれるかな?と笑顔に。その後も赤ちゃんが降りてくるよう家の中を歩きます。このタイミングでおなかの張りの間隔を計りますが、バラバラ。しかし、痛くて眠ることができず……。 病院へ電話をすると、一度来てくださいと言われました。「いざ出陣!」と赤ちゃんとの対面を楽しみにテンションが上がります。 お産は十人十色と言われますが、初産のときはおなかが痛くなってくるともう生まれるのかなと思いますよね。痛みで眠れず、病院へ行くことになったコツママ。すぐに出産となるのでしょうか……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月21日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。「育児の面で私に頼るな」と言ってきたヨツバさんの母親ですが、毎日ヨツバさんと娘の面会に来ては、嫌味をつらつらと並べ立てます。「母親としての自覚がなくなる」とまで言われたヨツバさんは、さすがに眉をひそめるのでした。退院後、祖父のもとに身を寄せたヨツバさんと娘のところにも、時折顔を出す母親。恩着せがましく、近所の人から貰ったというボロボロの子ども服を差し出してきたのです。 ヨツバさんが着るにはボロボロすぎることを指摘すると、母親は「赤ん坊は着せ替え人形じゃない」「何着ても文句言うわけじゃないんだから」と怒り出すのでした。 そして、ヨツバさんと娘が自宅に帰ってからも、母親からの干渉は続き――? 約束の日に娘が発熱 祖父の家から自宅に戻ったヨツバさんと娘。ヨツバさんの母親はそれなりに孫をかわいく感じていたのか、「1カ月に1回は顔を見せに来なさい」とヨツバさんに言います。 しかし、ヨツバさんが娘を連れて母親に会いに行く予定の日、ヨツバさんの娘は熱を出してしまいました。娘の発熱により行けないことをヨツバさんが伝えると、母親は「どうせ私に孫を見せたくないから嘘ついてるんでしょ!」と被害妄想で怒り出してしまいます。 それから2カ月間、母親からヨツバさんに連絡はありませんでした。そして、ヨツバさんも「無理して会う必要はない」とふっきれ、母親との連絡を絶つことに。 ヨツバさんの父親によると、母親は孫に会いたそうにしているもののの、態度は相変わらずのよう。ようやく母親の呪縛から解き放たれたヨツバさん。今は幸せな毎日を過ごしています。 自分の思い通りにならないとヒステリックに怒り出す、ヨツバさんの母親。いわゆる毒親に育てられた経験がある人のなかには、毒親を異常に怖がって自分の感情や意見を無理に抑え込んだり、「自分の子どもに対して同じように接してしまうのではないか」と不安になったりする人もいるようです。 ヨツバさんも妊娠中は母親に対して萎縮していましたが、娘が産まれたことをきっかけに考え方が大きく変化。自分の気持ちを無視して、嫌味ばかりの母親に会う必要はないと思えるようになったのです。 もしも毒親に苦しめられているのなら、ヨツバさんのように物理的な距離を取れるといいのかもしれませんね。このままヨツバさんが幸せな日々を送れることを願ってやみません。 また、自分が毒親になっているのではないかと心配だったり、毒親に苦しめられている子どもに気付いたりした場合は、児童相談所に相談しましょう。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく) 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月21日ある日、次男の左まぶたがなんとなく赤く腫れていることに気づきました。その日、次男は階段で転んでいたので様子を見ていたところ、2週間後に異変に気が付いたのです……。 次男の目の違和感次男の左まぶたが少し赤く腫れていたことに気づいていても「転倒のせい」と思い込んでいた私。しかし、なかなか赤みは引かず、「変だな」と感じ始めていました。それでも、次男は左まぶたの痛みやかゆみ、わずらわしさを表すような言動は何も見られず。私は様子を見ることに……。 最初の違和感に気づいてから2週間後、私は次男の左まぶたの異変に気が付きました。まぶたにはしこりができていたのです。 私は、すぐに次男を連れて小児科を受診。お医者さんからは「これは感染症の1つでものもらいです」と言われ、その日は目薬を処方していただきました。 しかし、毎日点眼していたのですが一向に治る気配はなく、むしろ、しこりがどんどん大きく赤くなっていったのです! 私はその1週間後に、再度小児科を受診しました。 新たな薬を使用するが…小児科医からは「悪い病気ではない。薬を変えましょう」と新しい薬を処方していただきました。しかし、新たな薬を使用して1週間経つころになってもしこりは小さくならず……。 眼科受診を考えていた矢先、しこりが黄色くなっていることに気づいたのです。その翌日、しこりから膿が出て、ものもらいは治っていきました。 次男の左まぶたの変化に気づいたときに早く小児科を受診していればもう少し早く治癒したのではないかと、今では自分の行動を反省しています。これからは、心配する前に「おかしいな」と思ったらできるだけ早く受診しようと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ
2023年10月21日ある朝、ベッドの上で突然足の痛みを訴え始めた長男。あまりに泣き叫ぶので病院に連れて行ったところ、運動禁止令が出てしまいました。しかも、原因はまさかの……!? 痛くて立てない長男朝起きていきなり「痛い! 痛い! 立てない!」と叫び出した5歳の長男。成長痛か足でもつったのかなと私が思っていたところ、長男はあまりの痛さだったのか泣き始めてしまいました。 さすがに少々心配になったものの、このときはまだすぐに良くなるだろうと思い、深くは考えていませんでした。 原因はまさかの…!? 痛がる長男をおぶって、2階の寝室から1階のリビングへ移動しました。長男は右足に力が入らずひとりで立てないため、トイレも付き添いが必要なほどの状況。しばらくして落ち着いたのか、足を引きずりながら歩けるようにはなったものの、念のため病院に行くことにしました。 病院で診てもらった結果、右ひざ周辺の筋が炎症を起こしているとのこと。しばらくの間、プールを含めすべての運動を禁止するよう言われてしまいました。しかも、原因は「運動のしすぎ」。痛み止めと湿布をもらって帰宅しました。運動が大好きで、じっとしていられない長男はとても悲しそうでした。 家の中でも走り回ったり、庭でも自転車に乗ったりサッカーをしたりと体を動かすことが大好きな長男だったので、運動禁止令はショックだったようです。あまりに動き過ぎてひざに負担がかかっていたのでしょう。診断から2週間後、すっかり元気になった長男、はとてもうれしそうでした。運動のし過ぎでまた炎症を起こさないか、私は内心ヒヤヒヤしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/海乃けだま監修/助産師 松田玲子著者:鬼頭いちか
2023年10月19日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが秋冬に流行しやすいノロウイルスについて教えてくれました。ノロウイルスは感染してからの対処法が重要です。間違った対処法をしてしまうと、家庭内感染など感染が広がってしまうことも……。ぜひ確認しておきましょう!秋や冬になると流行するものとして、ノロウイルスなどの胃腸炎があります。お子さんがかかったときに慌ててしまって、実はNG な対応をしている場合があるかもしれません。そこで今回は、ノロウイルスにかかったときの対処法についてお話ししていきます。 ノロウイルスとは?ノロウイルス感染症は、赤ちゃんだけではなく高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症です。1度かかっても免疫がつきにくいので、何度もかかることがあります。 冬に多く発生して、11月ごろから流行がはじまり12〜2月にピークを迎えますが、年間を通して発生することもあります。 原因ウイルスであるノロウイルスは、人の腸管内のみで増えますが、乾燥や熱にも強く長期に生存ができ、感染力が非常に強く、少量のウイルス(10〜100個)でも感染・発症します。 どんな症状?ノロウイルスは体内に入った後、主に「腹痛・下痢・吐き気・嘔吐」の症状を引き起こします。潜伏期間は12〜48時間です。赤ちゃんの場合は食品からというより、家族から感染したり、支援センターなどの公共施設の物品に触れたり空気感染することが考えられます。 ノロウイルスは吐き気が突然、強烈に起きるのが特徴で、勢いよく吐くことが多いです。 発症後、通常であれば1〜2日程度で症状は治まります。下痢は水様性で、重症例では1日に十数回も見られますが、通常は2〜3回で治まります。 その他の症状としては、発熱のほか、筋肉痛、頭痛などが見られますが、後遺症が残ることもなく、いずれも軽症です。赤ちゃんの場合、吐き気や腹痛を言葉で表現できないため不機嫌になったり泣き続けることがあります。 嘔吐したときは、感染予防対策に気をつけて赤ちゃんが勢いよく吐いて機嫌が悪い場合、他のウイルスの可能性もありますが、ノロウイルスの感染を疑って、念のため感染対策をするようにしましょう。下痢は嘔吐してから遅れて見られることが多く、対策が不十分だとお世話をするママや家族に家庭内感染してしまいます。早めに対応するようにしましょう。 ノロウイルスは、アルコール消毒剤や熱に強いのが特徴です。嘔吐物の処理をするときに感染予防としてアルコールで除菌される方もいると思います。しかしノロウイルスの場合、熱やアルコールに強いのが特徴のため、それだけではウイルスは除去できないので注意しましょう。 嘔吐物の処理を適切に行うことで、家庭内感染も防ぐことができます。嘔吐物の基本的な処理方法は下記の通りです。参考にしてみてください。 1. 処理は最小限の人数で、直接触らないように行う嘔吐するとウイルスを含んだ水滴が1~2m程度の範囲に飛散するので、処理をする人以外は近づかないようにしましょう。そして処理をする人は、使い捨ての手袋やマスク、エプロンなどを着用し、ペーパータオルを使ってできる限り嘔吐物に直接触れないようにします。使用したものは、袋にまとめて口をしっかり縛って破棄しましょう。処理後は、手袋をしていたとしても流水で石鹸を使ってしっかり手洗いをしましょう。 2. 嘔吐物をすばやく取り除くしっかり洗浄・消毒できずに取り残された嘔吐物は、乾燥すると空気中を漂ってしまいます。それを吸い込むことで感染が広がる恐れがあるため、嘔吐物周辺の壁や床などの広範囲をすばやく洗浄・消毒しましょう。 3. 感染している人と嘔吐物を処理した人の衣類を適切に洗う嘔吐物が飛び散った衣類は下洗いをした後、塩素系漂白剤を水で薄めた液で消毒し、十分にすすぎます。高温の乾燥機を使用するか、85℃以上のお湯に1分間以上浸すと殺菌効果が高まります。すぐに洗えないときは衣類をビニール袋に入れて密封し、周囲にウイルスが付着しないように気をつけましょう。 水分補給や食べ物はどうする?嘔吐や下痢で水分が失われるので、水分補給が必要です。しかし、水分をとりすぎてしまうことで、余計に嘔吐を誘発してしまい悪化してしまうことがあります。 胃腸炎のときの水分は、赤ちゃんにとっては母乳が適しています。混合栄養の場合も、分泌量に関わらず母乳をメインにあげるようにしましょう。育児用ミルクやそれ以外の水分補給は、様子をみながら少量ずつこまめにあげるようにします。飲めなかったり、飲んでもそれ以上に吐いてしまう場合は、点滴治療が必要になる場合もあるので受診するようにしましょう。 ノロウイルスには、治療薬がなく対症療法となります。ウイルスを体外に出すことが大切なので、下痢止めなどは使えません。症状が落ち着くまで、お世話をするママにとってはつらいかと思います。症状が安定してきて、本人が水分や食事を欲しがる場合でも、小さなお子さんは一気にとりすぎてしまうこともあるので、少量ずつからにするよう大人が調整してあげましょう。 まとめ赤ちゃんはいろいろなものを触ったり、口に入れてしまいます。感染を予防するのは難しいかもしれません。周りの大人からの感染を予防するためにも、家族みんなで手洗いをしっかりしていきましょう。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年10月18日息子が2歳のころ、保育園から足に歯形をつけて帰ってきました。お迎えのときに先生から状況説明と、謝罪の言葉をいただきましたが、わかってはいても親としては心苦しくなるもの。当時年長児の娘も遊んでいて、お友だちとぶつかったりすることが多かったです。保育園での子ども同士のケンカやケガについての体験談をお話しします。言葉がまだうまく話せないクラスのケンカ当時、4人きょうだいの下2人が保育園に通っていました。下の子が2歳のころなので、まだ言いたいことを言葉にすることができませんでした。周りの子も同じなので、オモチャや場所の取り合いをすると、どうしても手が出てしまいます。小さい子は特に噛みついてしまうことも。ある日、お迎えに行くと先生が「すみません」と状況説明をしてくれました。 申し訳なさそうに先生が謝罪まずは息子の足に歯形がついていること、ケンカが始まっていたことはわかっていて止めようとしたら、その前にお友だちに噛みつかれてしまったということでした。「すみません。間に合いませんでした……」と申し訳なさそうにする担任の先生と主任の先生。私は「子どものすることなので仕方がないです。たぶん大丈夫です。」と言い、帰りました。 くっきりとついた歯形。以前にはおでこをぶつけて青あざをつけて帰ってくることもありました。でも「誰がしたんですか?」とは聞かないし、先生もあえて名前は言いません。きっとうちの子も何かしらやってるかもしれないと思うと、お互いさまかな? と思うからです。 年長児クラスでのトラブル対応数日前には、当時年長児の娘がお友だちと鬼ごっこをしていて、顔同士をぶつけたと話がありました。「ちゃんと見て走らないとぶつかったりして危ないからね!」と先生から注意されたあとにぶつかってしまい、2人とも気まずそうにしていたそうです。その後は、お互いを心配し仲直りしていたとのこと。先生はぶつけたところを冷やし、両方の親に状況を説明してくれました。名前も教えてくれたので、すぐに親同士でも謝ることができました。話のできる年長児には年長児なりの対応をしてくださるので、親もすぐに対応でき助かります。 保育園でのケンカは集団生活のなかで学んでいくものなので、子どもの成長にも必要なものだと思います。ただ、そのときの先生の対応によって、親の受け取り方が違ってくるのかもしれないなと思った出来事でした。私は子どもがケンカしても、人にケガだけはさせないでほしいと思っていますし、特に話せない時期のケンカは、保育園の先生も大変なのは重々承知しています。とはいえ、親としてはケガをなるべくしないようにと願うばかりです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年10月17日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。ノナちゃんの家に遊びに行ったとき、すみかさんは彼女からキラキラのペンをもらいます。翌日、学校で先生が「最近、ペンがなくなっている人がいる……」と話し始めました。それから、同じクラスのウタちゃんのカバンやノートがなくなったり、図工で作ったものが壊されたりということが続き……。すみかさんとノナちゃんが教室で2人になったときのこと。ノナちゃんはウタちゃんの机にあるメモ帳を見て、「も〜らい♡」と自分のカバンに入れてしまいました。盗った!?と衝撃をうけたすみかさん。ウタちゃんのものを盗っているのはノナちゃん?という疑惑をもち……。ペンやメモ帳の紛失が続くため、先生が一人ずつに事情を聴き始めました。ウタちゃんの気持ちを考えると辛くなり、涙がでてきたすみかさん。ですが、犯人を知っていて言わなかったことが先生にわかると怒られるかなとも思い、「誰がやったか知ってる?」と聞かれた際、「知らないです」と答えてしまいました。そして、この日から盗難はなくなります。このまま黙っていて良いのか……と迷うすみかさん。ノナちゃんのことを黙っているならば、自分はこれからも変わらずノナちゃんと友だちでいるしかないんだなと思い……。 このまま友だちでいいのかな… 少しでもイヤなことがあると不機嫌になったり、人にあれこれやってとお願いしてきたり、女王様気質のノナちゃん。友だちとして仲良くしていますが、すみかさんが好きなものを否定して「変わってるね」と言ってくることも。人のものを盗むことはしなくなったようですが、人のものを勝手に使うのは日常茶飯事。すみかさんは、そんなノナちゃんと友だちでいることが怖い……と思うときもしばしば。 将来の夢の話になったとき。ノナちゃんは、欲しいものをたくさん買いたいからお医者さんになりたいと話します。すみかさんも将来なりたい職業はありましたが、ノナちゃんに否定されると思って話しませんでした。そしてテストで満点を目指すノナちゃんは、漢字テストのときカンペ作成。ある日、ノナちゃんのお母さんが「もっと宿題を出してください」と先生に話しているところを目撃します。クラスで仲良しグループができ始めると、同じグループに気が合わない子がいたとしても、そこから抜け出すのが難しかったりしますよね。自分が言ったこと全てを否定されると、話すこと自体が怖くなることも……。同じクラスなのでなかなか難しいですが、うまく距離をとりながら過ごせるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年10月16日コロナ禍になる前、私は第1子となる息子を出産しました。初めての育児はわからないことばかりで、てんやわんやの日々。息子は寝つきが悪く、夜泣きも多かったため私は毎日寝不足でした。それでもかわいいわが子のために私は育児に奮闘していました。そんななか、ある日息子と私は体調を崩してしまって……。転職したばかりの夫は頼りにならない当時、わが家は私と夫と息子の3人家族。お互いの実家は遠方であったため頼れません。さらに夫は転職をしたばかりだったこともあり、新しい仕事や職場に慣れることに一生懸命で、なかなか積極的に育児に関わろうとしてくれませんでした。 また、夫は休日も私と息子をほったらかしにして遊びに行ってしまうことも多々ありました。そんな夫に対して私は、転職したばかりで大変なのかもしれないし、言い争いをして傷つくぐらいなら自分ひとりで育児も家事もやってしまったほうがいいと思うようになりました。 母子ともに体調不良! ワンオペ育児の限界……自らワンオペ育児を選んでしまった私ですが、ひとりではどうしようもない出来事が起きました。生後6カ月の息子がインフルエンザにかかり発熱、薬を飲んでも泣き止まないため、私は付きっ切りで看病しました。 しかし翌日には私も発熱、息子はまだ完治していません。ついに私は夫に「今日は仕事から早く帰って来てほしい」と伝えました。しかし、夫から「今日は毎週恒例の上司との飲み会があるから難しい」と信じられない返事をされました。 その飲み会は家族よりも大切なの?夫によると、この毎週恒例の飲み会によって次の赴任地が変わってくる、言わば出世に関わる大事な飲み会で、絶対に欠席はできないと言うのです。私は夫のその発言に呆れて物も言えませんでした。 この飲み会は先週もあったし、きっと来週もその次もあります。その飲み会と苦しんでいる家族、どちらが大切なのか、私は夫に問いました。夫はきちんと返事をしないまま出社をして飲み会に行き、深夜に帰宅。私は怒り心頭でしたが、私も息子も薬が効いて体調は回復傾向にあったのが幸いでした。 その後、私は飲み会を優先したにもかかわらず謝罪もない夫に怒りを爆発させましたが、夫は反省していない様子。そんな夫が変わったのは約1年半後、第2子である娘が生まれてからです。私ひとりではどうにもならないことがようやくわかったようでした。自らワンオペ育児を選んでしまった私にも否がありますが、今ではとても頼りになる夫も、この出来事だけはどうしても許すことができません。 著者:都 うめこ5歳男児と3歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2023年10月16日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。仲良くなりたいと思っていた転校生のムツミに話しかけたすみかさん。帰り道、雪で遊んだことでふたりの仲はグッと縮まり、仲良しの友だちに。ふたりが話していると同じクラスの友だち・ノナちゃんがやってきます。そして「ムツミと一緒の班になりたい!」など、すみかさんの気持ちを無視して、ムツミに話しかけます。すみかさんの方が先にムツミと仲良くなったこともあり、なんだかモヤモヤ……。ノナちゃんはムツミと仲良くし、すみかさんを仲間はずれにしようとしてきます。ノナちゃんに仲間はずれにされたすみかさん。ですが、翌日登校するとノナちゃんの機嫌は直っており、何事もなかったかのように接してきました。そして、ノナちゃんの家に遊びに行ったとき、すみかさんは彼女からキラキラのペンをもらいます。翌日、学校で先生が「最近、ペンがなくなっている人がいる……」と話し始めました。それから、同じクラスのウタちゃんのカバンやノートがなくなったり、図工で作ったものが壊されたりということが続き……。すみかさんとノナちゃんが教室で2人になったときのこと。ノナちゃんはウタちゃんの机にあるメモ帳を見て、「も〜らい♡」と自分のカバンに入れてしまいました。盗った!?と衝撃をうけたすみかさん。ウタちゃんのものを盗っているのはノナちゃん?という疑惑をもち……。 自分は犯人を知っている… ウタちゃんのメモ帳を自分のカバンに入れたノナちゃん。すみかさんに、「この前、ウタちゃんにつねられて痛かったから仕返しで盗った」を話します。そして、他のクラスから盗ってきたというペンやメモ帳をすみかさんに見せてきました。すみかさんは、ノナちゃんからもらったキラキラのペンも盗んだものなのかな……と思い始めます。自分のものはあげたくないけれど、人のものは欲しがるノナちゃん。犯人を知ってしまったすみかさんは動揺します。 ペンやメモ帳の紛失が続くため、先生が一人ずつに事情を聴き始めました。ウタちゃんの気持ちを考えると辛くなり、涙がでてきたすみかさん。ですが、犯人を知っていて言わなかったことが先生にわかると怒られるかなとも思い、「誰がやったか知ってる?」と聞かれて「知らないです」と答えてしまいました。そして、この日から盗難はなくなります。 このまま黙っていて良いのか……と迷うすみかさん。ノナちゃんのことを黙っているならば、自分はこれからも変わらずノナちゃんと友だちでいるしかないんだなと思うのでした。 仲の良い友だちが人のものを盗んでいると知ったとき、どうするべきか悩みますよね。犯人が誰かを知るとウタちゃんが悲しむのでは、黙っていたことを先生に怒られるのでは、ノナちゃんに裏切り者と思われるのでは、などいろいろ考えると余計に何も言えなくなると思います。こういうとき、第三者的な立場の人がいてくれると話やすいかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年10月15日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんがママたちに聞いてじぃじ・ばぁばのちょっと困った育児論について教えてくれました。時代も変化し、昔と今では育児方法が異なることも多々ありますよね。良かれと思ってやってくれているけれど……実は困っている祖父母の子育てエピソードあなたもありませんか……?育児をしている中で、祖父母のサポートはとても助かるものです。しかし、年々変化している育児でママ世代とお世話の方法が合わずに悩んでしまうこともあるかと思います。そこで今回は、祖父母がしてくれる赤ちゃんのお世話で困ってしまったことについてお話ししていきます。 アレルギーに関しての危機感が薄い!?今から50年前には日本では「アレルギー」は、ほとんどありませんでしたが、現在では3人に1人が何らかのアレルギーを持っているといわれています。今のママたちは、昔に比べると食物アレルギーに対しての意識が高いといえます。食物アレルギーがあることを祖父母に伝えていても、「気にしすぎだ」、「少しなら大丈夫」などと自己判断して与えてしまったというお話を聞くことがあります。 また、知らないうちに初めて食べるものを祖父母があげていたということもあるようです。 初めて食べた食材でもアレルギー症状が出なかったなど大事には至らなかったケースもありますが、赤ちゃんが初めて食べるものはもちろん、アレルギーがある場合はその原因食物について細かく祖父母に伝えると共に、どういうアレルギー症状がでるか、お菓子や食事をあげる場合には必ず確認してほしいことなど伝えましょう。 例えば、卵であれば目には見えなくても、お菓子やパン、料理のつなぎとして入っている場合があります。成分表を確認するようにお話ししておきましょう。義両親の場合、自分で伝えづらい場合にはパパに伝えてもらったり、アレルギーについての本やサイトの紹介をしておくのも良いかもしれません。 冬の寒い日は厚着をさせないと風邪をひく!?冬の寒い時期になると、風邪をひかないようにと厚着をさせすぎてしまう祖父母が多いようです。 また、服装をみて「そんな薄着をさせて……」と注意を受けることも多いようです。 乳児は体温調整機能が未熟で、末梢循環がうまくできずに、身体が温かくても手足が冷たくなっていることがあります。室内でも手袋や靴下で末梢を温めすぎると、体温調整機能が発達しづらいといわれています。また、米国立小児保健・ヒト発育研究所(NICHD)の調査によると、「着せ過ぎ」は放熱を妨げ、小児を高体温化(うつ熱)にし、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが上がるといわれています。 実際に厚着をしている赤ちゃんが背中にびっしょり汗をかいていたり、ほっぺが真っ赤になって体温が上がりすぎている場合もあります。 また、洋服の素材が薄手であっても保温性の高いものも出てきており、見た目より温かい場合もあります。 室内でも、空調機能の向上やマンションなど機密性が高い建物では冬場でも室内では薄着で過ごすことも多くなっています。室内では、特に睡眠中の赤ちゃんに、帽子、靴下、足付きロンパース、毛布などの「着せ過ぎ」は良くないことを伝えていきましょう。 まとめ頻繁に会う祖父母でなければ、特に言いづらいということもあるかと思います。孫をかわいがってくれるおじいちゃん・おばあちゃんには感謝を伝えつつ、わが子のために必要なことはちゃんと伝えられる関係性をつくっていきたいですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年10月15日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。C君に胸をタッチされたすみかさんは、突然のことに動揺しながらも状況を冷静に分析。触ったのはC君だけど触らせたのはヨッシーだからヨッシーが悪いという結論に。仕返しとして身長測定のときにヨッシーの胸をタッチしますが、やり返したところでスッキリしなかったすみかさんでした。またある日、同じクラスの友だち・ノナちゃんと歩いていたとき、水泳部の友だちとすれ違いました。水泳部の友だちが「すみかー」と親しく話しかけてきたことで、ノナちゃんは不機嫌に……。どうやら、すみかさんに自分より仲のいい友だちがいるのがイヤだったようです。5年生のクラスではノナちゃんと仲良くなっていくのですがーー。仲良くなりたいと思っていた転校生のムツミに話しかけたすみかさん。帰り道、雪で遊んだことでふたりの仲はグッと縮まり、仲良しの友だちに。ふたりが話していると同じクラスの友だち・ノナちゃんがやってきます。そして「ムツミと一緒の班になりたい!」など、すみかさんの気持ちを無視して、ムツミに話しかけます。すみかさんの方が先にムツミと仲良くなったこともあり、なんだかモヤモヤ……。ノナちゃんはムツミと仲良くし、すみかさんを仲間はずれにしようとしてきます。 えっ!?親友の行動に衝撃を受ける ノナちゃんに仲間はずれにされたすみかさん。ですが、翌日登校するとノナちゃんの機嫌は直っており、何事もなかったかのように接してきました。すみかさんのことを心配する、やさしい一面もあるノナちゃん。放課後に2人で遊んだり、おしゃべりをしたり、楽しい時間を過ごしていました。 ノナちゃんの家に遊びに行ったとき、すみかさんは彼女からキラキラのペンをもらいます。翌日、学校で先生が「最近、ペンがなくなっている人がいる……」と話し始めました。紛失したペンは色付きやキャラクター付きのものばかり。すみかさんは、ノナちゃんに貰ったペンのことが少し気になりました。 それから、同じクラスのウタちゃんと遊んでいると、ウタちゃんのカバンがないことに気づきます。クラスみんなで探しましたが、見つかりませんでした。その後もウタちゃんのノートがなくなったり、図工で作ったものが壊されたりということが続き……。 そして、すみかさんとノナちゃんが教室で2人になったときのこと。ノナちゃんはウタちゃんの机にあるメモ帳を見て、「も〜らい♡」と自分のカバンに入れてしまいました。盗った!?と衝撃をうけたすみかさん。ウタちゃんのものを盗っているのはノナちゃん?という疑惑をもつのでした。 いつもかわいい洋服を着て、ぬいぐるみやシールもたくさん持っているノナちゃんですが、なぜメモ帳を盗ったのか気になりますね。それを見てしまったすみかさんは、先生に話すのでしょうか……。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年10月14日現在15歳になる息子が、3歳のころの話です。そのころ保育園で流行っていたおたふく風邪に息子が感染。ぷっくりと腫れた下頬は、まるで「おたふく」そのもの。そんな息子のおたふく風邪は右頬が腫れて、無事に終わったかと思いきや……。 朝から高い熱当時3歳の年少児だった息子の通う保育園で、おたふく風邪が流行っていると聞いてから3日ほど経ったころのことです。朝起きた息子は、いつになくぼけーっとしていました。だるそうにしている息子を抱っこしたら熱い! 私は驚き、慌てて熱を測りました。 熱は39度と高いものの、飲んだり食べたりできて、咳や鼻水などの目立った症状はありません。仕事があったのでいろいろ慌てましたが、ひとまず冷静になり、実家へ息子を預ける連絡をしてかかりつけの小児科へ向かいました。 小児科へ向かう道でおたふくが頭をよぎる私は車で小児科へと向かいながら、ふと保育園で流行っているおたふく風邪のことを思い出したのです。息子の頬は腫れていませんでしたが、もしかしたらこれから腫れてくるのかも?と感じて、小児科の受付でおたふく風邪のことを申し出ると、別室の待合室へと案内されました。 他の患者さんへの感染を懸念してくれたため、すぐに診察が始まりました。耳の下辺りを念入りに触診した結果、「おたふく風邪ですね。耳下腺が少し腫れてきているし、これから少し痛みも出るかも。熱は3日もあれば落ち着くと思います。1週間くらいは登園停止ね」と言われました。そして、解熱鎮痛薬と炎症を抑える薬が処方され、実家へと向かいました。 左の下頬も腫れて登園停止期間が延長!息子は比較的元気で、喉が少し痛くなったものの、食欲もあり調子は良さそうでした。しかし、日に日に右下の頬が膨らんできて、まさにおたふく風邪の症状です。早く腫れが引いて保育園に行けるようにと願っていましたが、結局右頬の腫れは10日続きました。 そして、ようやく落ち着いたし保育園にも行けると安堵したその2日後、今度は左の下頬が腫れてきたのです。一難去ってまた一難。息子の看病はまだまだ続き、ようやく左頬の腫れが落ちたいたころには約1カ月が経過していました。 息子のおたふく風邪騒ぎは1カ月後にようやく落ち着き、実家の母や病児保育所にお願いしながらなんとか終わりを迎えました。こんなにも長い期間保育園を休むことになり、回復後ぐずらずに登園できるか心配しましたが、元気に登園してくれてホッとひと安心。おたふく風邪は左右同時ではなく、2週間近くも差が出て腫れることがあると初めて知った経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/miyuka著者:優木 まり
2023年10月14日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。低学年のころに比べると、平穏な学校生活を送っていたすみかさん。5年生になったある日、4年生のときに交換日記をしていた、いーちゃんに体操着を貸してほしいと頼まれました。すみかさんは自分の体操着を渡します。自分から交換日記をやめたいと言い出し、そこから話しかけられなかったので、仲直りをした気持ちに。なので、同じく交換日記をしていたうちの1人、ヨッシーに話しかけられたときは何の疑いもなく、呼びかけについて行きました。すると、そこにいたC君がすみかさんの胸をタッチ、そしてヨッシーが笑っています。その場は「やだぁーー」と言いつつも、ひどい!とショックをうけます。C君に胸をタッチされたすみかさんは、突然のことに動揺しながらも状況を冷静に分析。触ったのはC君だけど触らせたのはヨッシーだからヨッシーが悪いという結論に。仕返しとして身長測定のときにヨッシーの胸をタッチしますが、やり返したところでスッキリしなかったすみかさんでした。またある日、同じクラスの友だち・ノナちゃんと歩いていたとき、水泳部の友だちとすれ違いました。水泳部の友だちが「すみかー」と親しく話しかけてきたことで、ノナちゃんは不機嫌に……。どうやら、すみかさんに自分より仲のいい友だちがいるのがイヤだったようです。5年生のクラスではノナちゃんと仲良くなっていくのですがーー。 先に仲良くなったのは私なのに… ノナちゃんはすみかさんと仲良くなる前からウタちゃんと親しくしており、3人組になることもしばしば。2人組を作るときはノナちゃんはウタちゃんと一緒になるため、すみかさんはひとりぼっちに……。そんなとき、転校生ですみかさんが仲良くなりたいと思っていたムツミがひとりで座っているのを発見。すみかさんから話しかけ、一緒に帰ることに。 帰り道、雪で遊んだことでふたりの仲はグッと縮まり、仲良しの友だちに。ふたりが話しているとノナちゃんがやってきます。そして「ムツミと一緒の班になりたい!」など、すみかさんの気持ちを無視して、ムツミに話しかけます。すみかさんの方が先にムツミと仲良くなったこともあり、なんだかモヤモヤ……。ノナちゃんはムツミと仲良くし、すみかさんを仲間はずれにしようとしてきます。 学校生活において3人組などグループをつくるときなど、イヤな思いをしたことがある人は多いのではないでしょうか。高学年あたりから仲良しグループができ始め、友だち関係は複雑になってきますよね。以前より心が強くなったすみかさん。この後、どう行動するのか気になりますね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年10月13日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。ある日、すみかさんは親友のノナちゃんと話し、ノナちゃんのお母さんが宿題を見ることに驚きます。そして、同じ水泳部の仲間・夏子ちゃんのお母さんは「勉強しなさい」と言っていることを知り……。すみかさんは母親のことをうるさいと思っていましたが、算数がわからなくても怒られたことはなく、案外何も言わない方なのかな!?と考えるようになりました。頭がいいお姉ちゃんと比べられたこともなく、自分たち3姉妹のことを見た目や成績で比べない、いいお母さんなのかも……と思い始め、よそのお母さんと比べるのはやめようと思いました。低学年のころに比べると、平穏な学校生活を送っていたすみかさん。5年生になったある日、4年生のときに交換日記をしていた、いーちゃんに体操着を貸してほしいと頼まれました。すみかさんは自分の体操着を渡します。自分から交換日記をやめたいと言い出し、そこから話しかけられなかったので、仲直りをした気持ちに。なので、同じく交換日記をしていたうちの1人、ヨッシーに話しかけられたときは何の疑いもなく、呼びかけについて行きました。すると、そこにいたC君がすみかさんの胸をタッチ、そしてヨッシーが笑っています。その場は「やだぁーー」と言いつつも、ひどい!とショックをうけて……。 体の特徴を指摘されると… C君に胸をタッチされたすみかさんは、突然のことに動揺しながらも状況を冷静に分析。触ったのはC君だけど触らせたのはヨッシーだから、ヨッシーが悪いという結論に至ります。仕返しとして身長測定のときにヨッシーの胸をタッチしますが、やり返したところでスッキリしなかったすみかさんでした。 その後、クラスの友だちと廊下を歩くすみかさん。「ノナちゃんは一番小さいから先頭だね」と言うと、ノナちゃんは「どうせチビだもん」と不機嫌に……。背が小さいと写真撮影や舞台鑑賞など何でも前の方なので羨ましいなと思っていましたが、傷つくこともあるんだなと学びました。そして、体のことは人知れず悩んでいたりするので、言わないようにしようと思うのでした。すみかさんはノナちゃんの気持ちを分かっていませんでしたが、身長が大きいすみかさんは生理やブラジャーについて他の子から質問されることもあり、みんなだって自分の気持ちを分かってないなと気づきます。 またある日、同じクラスの友だち・ノナちゃんと歩いていたとき、水泳部の友だちとすれ違いました。水泳部の友だちが「すみかー」と親しく話しかけてきたことで、ノナちゃんは不機嫌に……。どうやら、すみかさんに自分より仲のいい友だちがいるのがイヤだったようです。5年生のクラスではノナちゃんと仲良くなっていくのですがーー。 何気ない言葉だったとしても、言われた本人にとってはショックなことってありますよね。親しい仲であっても体のことや本人が気にしていそうなことは、相手が話してくるまで触れないほうがいいことも……。関係性によりますが、お互いに気持ちいいお付き合いをしたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年10月12日第3子の妊娠中、おなかの子に先天性の疾患があることがわかり、帝王切開で出産することが決まりました。もともと里帰りではなく、産後は義母にきてもらう予定でしたが、今回は帝王切開なので入院が9日間。自然分娩のときと比べると4日ほど長いうえ、しかも産後は生まれた赤ちゃんの治療もありバタバタすることが予想されていました。義母や上の子たちが大変な思いをしないためにはどうしたらいいのか、私は悩んでいました。今までと違う入院中の生活上の子たちを産んだ病院は家から車で10分ほどの場所だったので義母や上の子たちは毎日お見舞いにきてくれていて、義母や上の子たちが困っていることを聞けたので都度対応できました。 しかし今回は家から車で1時間近くかかる場所、さらにこども病院なので感染症予防の観点から病棟への立ち入りが制限されており、上の子たちは病棟に入ることができません。つまり大人が2人以上いるときしかお見舞いにこられないので、夫が仕事の休みのときにしか義母と会うことができないのです。 義母の心配事入院中、義母が困っても即座に対応することは難しかったので、私は前もって義母に心配なことがないか電話で聞いてみました。いろいろと話し、伝えられることはその場で伝えましたが、義母は特に「子どもウケする献立作り」と「子どもが体調を崩したときの対応」に不安を持っているようです。 こういったことは非常に複雑で、電話で教えたところで、すべて記憶してもらうのは難しいもの。そこで私は「上の子たちの説明書」を作ることにしました。 上の子たちの説明書ノートを1冊用意し、上の子たちの普段の1日の流れから書き始めました。食事についてはあまり細かいことを書きすぎると義母が大変だと思ったので、「好きな物、嫌いな物」と「食べる量の目安」や「各自の食器」だけにしました。 体調不良時の対応については「病院に行く目安」や「かかりつけの病院」だけでなく、「常備薬や体温計、保険証等の場所」も書くようにしました。その他、「トイレの対応」や「DVDプレーヤーの使い方」など詳しく書いていき、それぞれ項目にインデックスをつけて、「上の子たちの説明書」の出来上がりです。 忙しい入院中に大活躍張り切りすぎたかなとも思いましたが、結論から言うと「上の子たちの説明書」は大活躍でした。産後すぐ、生まれた赤ちゃんは容体が急変して手術となり生死を危ぶむ状況が続いていたので、私はとても日常の困りごとに対応できる状態ではなかったのです。 何度か家族全員でお見舞いに来てくれましたが、病棟を離れられる時間は限られていましたし、上の子たちも場の雰囲気を察してか機嫌が悪く、とてもゆっくり相談にのることができる状態ではありませんでした。義母からも「あれのおかげで連絡が取れなくても不安がなかった」と絶賛されました。 今回のことで、子どもたちに関する情報を記録し、共有しておくことの大切さを思い知りました。今は特に子どもたちと離れる予定はないのですが、何か起こってからでは準備が間に合わないので、このとき作った「子どもたちの説明書」を常にアップデートしながら備えておこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年10月12日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。子どもを心配する気持ちからですが、遊びに行くときに誰と?どこに?と口うるさく言ってくるお母さんを、すみかさんは疎ましく思っていました。洋服や流行のモノにも興味がないので、一緒に話せるお母さんが良かったなと考えることもーー。あるとき、お母さんの友だちとの食事会にすみかさんも参加。そこで、お母さんがあまり輪に入れていないことに気づきました。家にいるときはおしゃべりで怒りん坊、外では大人しい、自分と同じじゃん!と思ったすみかさん。ほかの子のお母さんが気になり……。ある日、すみかさんは親友のノナちゃんと話し、ノナちゃんのお母さんが宿題を見ることに驚きます。そして、同じ水泳部の仲間・夏子ちゃんのお母さんは「勉強しなさい」と言っていることを知り……。すみかさんは母親のことをうるさいと思っていましたが、算数がわからなくても怒られたことはなく、案外何も言わない方なのかな!?と考えるようになりました。頭がいいお姉ちゃんと比べられたこともなく、自分たち3姉妹のことを見た目や成績で比べない、いいお母さんなのかも……と思い始め、よそのお母さんと比べるのはやめようと思います。学校では同じクラスや水泳部で仲良しの友だちもでき、平穏に過ごしていたのですがーー。 友だちの不意打ちな行動に… 小学5年生のとき、転校生としてムツミがやってきました。転校した経験のあるすみかさんは、話しかけられずにいる転校生に親近感が湧き……。ムツミと仲良くなりたいなと思います。また同じころ、一部の男子が同じクラスのFくんに意地悪しているところを目撃します。しかし、すみかさんや他のクラスのみんなは男子に同調することはありませんでした。 低学年のころに比べると、平穏な学校生活を送っていたすみかさん。ある日、小学4年生のときに交換日記をしていた、いーちゃんに体操着を貸してほしいと頼まれました。すみかさんは自分の体操着を渡します。自分から交換日記をやめたいと言い出し、そこから話しかけられなかったので、仲直りをした気持ちに。 なので、同じく交換日記をしていたうちの1人、ヨッシーに話しかけられたときは何の疑いもなく、呼びかけについて行きました。すると、そこにいたC君がすみかさんの胸をタッチ、そしてヨッシーが笑っています。その場は「やだぁーー」と言いつつも、ひどい!とショックをうけたすみかさんでした。 転校生や意地悪をされている子を気にかけるなど、以前に比べるとぐっとお姉さんになったすみかさん。ヨッシーは、すみかさんがいーちゃんと話しているのを見て意地悪をしようと思ったのかもしれませんが、本人は遊び感覚のつもりでも絶対にやってはいけないことですよね。ただ、もう以前のようにクヨクヨするだけのすみかさんではなく……ヨッシーに対して何を言うのか気になるところです。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年10月11日yopipiのプチプラコーデ〜ときどき育児日記〜
発達障害と診断された息子の中学高校生活
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