賛否両論の声が飛び交うニューボーンフォト。生まれたばかりのかわいいわが子の貴重な記録になるため近年人気がありますが、新生児期の赤ちゃんはとても繊細なので、撮影時には細心の注意が必要です。ニューボーンフォトの中には、ゾッとするようなことも……。ニューボーンフォトとは、主に新生児期に撮影する記念写真のこと。新生児ならではかわいい姿を記録に残すことができます。しかし身体機能が未発達な赤ちゃんの撮影は簡単なことではありません。ニューボーンフォトの危険についてはさまざまな見解があるようです。 そのため、ニューボーンフォトを撮るか撮らないか迷っているママも少なくないはず……。 そこで、赤ちゃんや産後のママのことを学び、安全なニューボーンフォト撮影を推進している『赤ちゃん撮影安全推進会』に所属するフォトグラファー森田明弥さんと田村麻奈美さんにニューボーンフォト撮影時に気を付けるべきことを聞かせてもらいました。 ニューボーンフォトの撮影で最も危険なのは…ニューボーンフォトが流行する中で、最も怖いのはママ・パパが見よう見まねで自宅で無理なポーズをさせたり、背景を作ったりして撮影すること。ニューボーンフォトのフォトグラファーは、助産師さんや保育士さんから赤ちゃんや産後のママの体についてしっかり学んだ上で撮影にあたっているそうです。 例えば、一見赤ちゃんが頬杖をついているようなポーズは、大人がアシストした上で撮影し、写真そのものは加工によって仕上げています。赤ちゃんがそのポーズをとっているわけではありません。 そもそもニューボーンフォトは海外発祥のもので、撮影技法は日本の赤ちゃんに適していません。日本人の赤ちゃんは日本人の骨格にあった正しい姿勢で、慎重に撮影をする必要があるとのことでした。 また、背景に花を配置したり赤ちゃんの頭に被せたりしている人を目にしますが、それも非常に怖い行為です。プロのニューボーンフォトのフォトグラファーは花の扱いもしっかりと学んでいます。花粉や農薬など、花ひとつとっても新生児の撮影においては慎重に扱う必要があるようです。信頼できるニューボーンフォトのフォトグラファーとはそこで気になるのは、「どんなフォトグラファーであれば信頼して任せられるか?」というところ。森田さんと田村さんは、どれだけ知識があるかや経験などはもちろん、敢えて言うのであれば「赤ちゃんをお客様として捉えているか、被写体として捉えているか」だと言います。 ママにとって生まれて間もない赤ちゃんを他人に渡すのはとても怖いこと。安心して任せてもらうための配慮が必要です。 森田さんと田村さんは、撮影時にはしっかりと赤ちゃんに対して挨拶と自己紹介をするそう。それは赤ちゃんはお客様であること、そして初めての写真撮影を任されたフォトグラファーとしての努めだと話していました。 赤ちゃんを単なる被写体ではなく人として捉えているフォトグラファーであれば、赤ちゃんにとって苦しいポーズをとらせることはせず、自然で落ち着く体制を選んで撮影を行います。もちろん、赤ちゃんに負担になるほどの長時間の撮影はしません。 どんなに小さくてもひとりの人間。言葉を話すことがなくても、感情は持っています。意志の主張ができない分、赤ちゃんのことをしっかり学び、赤ちゃんに寄り添った撮影をするフォトグラファーであれば、安心してニューボーンフォトの撮影を任せられるのではないでしょうか。ニューボーンフォトの撮影は家族初めてのイベント森田さんと田村さんは、ママ・パパに安心してもらうために、どのような気配りをしているのでしょう。 まずお二人は、撮影前からメッセージのやりとりを交わしているのだそうです。どんな写真を撮りたいかはもちろん、赤ちゃんにとって快適な撮影になるように当日の授乳時間までアドバイスをしているとのことでした。 しかし家庭によって授乳スタイルや育児論は異なります。撮影のためだけにそれを否定することはせず、各家庭に合わせた撮影プランを提案しているそう。撮影のためだけにミルクやおしゃぶりの用意を求めることはありません。 多くの場合、ニューボーンフォトの撮影は家族初めてのイベントになります。妊婦のときから予約をし、ニューボーンフォトの撮影を楽しみに出産を頑張るママも多いそう。 ママ・パパがどれだけニューボーンフォトの撮影を楽しみにしているかをしっかり自覚して、撮影に臨んでいるような印象を受けました。ニューボーンフォトのリアルを知って…森田さんと田村さんから話を聞いて、新生児の写真撮影がいかに難しいかがよくわかりました。その半面、赤ちゃんに向き合った撮影をしているフォトグラファーに依頼をすることで、素敵な思い出として残すことができるように感じます。 ニューボーンフォトの撮影に迷っている人は、撮影技術やセンスももちろんですが、どのようなスタンスで撮影に臨んでいるか、事前にコミュニケーションをとり、フォトグラファーの人となりまで気にかけてみるといいかもしれませんね。 ※ニューボーンフォトを撮影する際はご自身の責任と判断で行いましょう。
2023年09月07日産後の入院中は、寝不足、産後のつらい体、うまく授乳ができないことへのいら立ちが重なって、苦痛を感じていた私。そんなときに、1日違いで出産した同室のママに声をかけられて……!?憂うつな授乳時間出産後、個室を希望していたのですが、結局個室が空かず2人部屋で数日過ごすことになりました。その2人部屋で、私より1日早く出産したママと同室に。 私が出産した産院では退院するまで母子別室で、授乳の時間になるとママたちが授乳室に行くスタイルです。授乳の時間は、数時間ごとに区切られていました。 夜中の授乳は眠気がひどく、さらにうまく飲んでくれない娘に会いに行くのが憂うつな時間に。唯一の楽しみは、夜中にだけ授乳室の扉の横に置いてある、体にやさしそうなお菓子を食べることでした。 同室ママの言葉に救われた授乳から戻ると、私の落ち込んでいる姿に気づいたのか、同室のママが声をかけてくれました。 「私たちもまだママ1年生! 全部初めてだもん! できなくて当たり前! 一緒に肩の力を抜いていこう! なんとかなるよー」。 そのママも初産で、明るい言葉で私を励ましてくれたのです。 聞くと、職業は保育士。「子どもが大好きだから、わが子の子育てもなんとかなると思っていたけれど、思ったより大変だなと実感している」と言い、保育のプロでもそういうふうに思うのかと、気持ちが少しラクになりました。 初産で、全部ひとりで完璧にやろうと気持ちが先走りすぎていた私。勇気づけてくれた同室ママとは、その後も1年経つごとにお互いの子どもの誕生日をお祝いするだけでなく、「ママ◯年生、おめでとう」と言い合います。こんな素敵な関係になれたきっかけは、「まだママ1年生!」のひと言があったから。現在は産院から遠いところに引っ越して少し離れてしまいましたが、そのママとは今でも家族ぐるみの付き合いです。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:伊東理恵子
2023年09月06日こんにちは!湯場です。夏休みあっという間ですね…我が家は、今年から息子が学童に行くようになり、今までで1番夏休みらしくない夏休みを過ごしました。が、どこか行きたいよねぇ〜という事で、『PLAY!PARK ERIC CARLE』に行ってきました♪正直、7歳の息子には物足りないかなぁと思っていたのですが、幼めな息子はまた行きたいと言っているほど満足!その魅力をお伝えしたいと思います。日本初!エリック・カールが描く世界観がテーマの遊び場ここは、誰もが目を通した事があるんじゃないかというほど有名な『はらぺこあおむし』をはじめ、素敵な絵本の作者であるエリックカール。そんなエリックカールの世界観をテーマにした、迷路やアスレチック、からくり人形などかある国内初のインドアプレイグラウンド施設です。魅力は隅から隅まで広がるエリックカールの世界観入り口前からもう♡入った瞬間エリックカールの世界に飛び込んだ気分!みどりのめいろ【Amazing Garden】入ってすぐ左に入ると早速ワクワクポイントが迷路になっているのですが、天井が鏡になっているので、子供が走って行ってしまっても、上を見れば見つけられるので、迷子になる心配なし!子供のツボをしっかり押さえてる!アスレチック【Play Zone】ここは、私が子供の頃の1番印象に残っている絵本『たんじょうひのふしぎなてがみ』の世界がひろがっているエリア。何度も何度も読んで大好きだったなぁ♡絵本の中に出てくる場面が散りばめられていて、私が1番テンション上がった場所でした。実際の絵本の通りの風景が見えて心の中で興奮の私そんな事とは知らずアスレチックを堪能する息子ここが1番アクティブに遊べる場所息子もだいぶ長い時間楽しんでましたディスカバリーゾーンエリック・カールが描いた生き物や昆虫標本などの参加型展示。こちらは小さい子も遊びやすいエリア。被り物やフォトブースなどもあり素敵な写真も撮れそう!7歳にはちょっと小さかったようですが…こんな被り物も♡ここでは、読み聞かせの時間もあって小さい子がたくさん集まっていましたお月さま【Explore the Moon】『パパ、お月さまとって!』に登場するまん丸お月さまこのハシゴをのぼっておつきさまの中に入ると…こちらの中はお楽しみにとっておきますね♪オートマタ【Mechanics in Motion】中央にはいろいろなからくりや仕掛けがある場所子供達は次から次へと触って楽しんでいましたピアノがあったり絵本もたくさん!大人にも嬉しいドリンクバーで休憩入場料金にはタンブラー代も含まれていて、そのタンブラーにドリンクバーのドリンクを入れて飲む事ができます!2回目以降にこのタンブラーを持参すると、入場料が500円引きに!子供が飲めるお茶からコーヒーまで‼︎こんなサービス、大人は嬉しいですよね♡コーヒー沁み渡るぅ〜とにかくママにも優しい施設ドリンクバーには授乳ママにも嬉しいデカフェがあったりタンブラーにはピッタリサイズの袋もついていて、中身が入ったままでも持ち運びやすかったり!こういった子供がいないとわからない小さな配慮、とても嬉しいですよね。休憩スペースもありますがほぼ休憩はさせてもらえず笑子供には休憩は必要ないですよね…ベビーエリアも2歳未満児限定の部屋授乳室、おむつ台、ウォーターサーバーを完備で安心して遊べます。施設内にはロッカーもあるので、荷物が多くても大丈夫!様々なワークショップがあるアトリエ息子は工作などには全く興味示さずで、覗いただけですが、とても楽しそうだったので、工作などが好きなお子さんはぜひ!予約が必要です!施設の詳細最寄り二子玉川駅 二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロント8F【営業時間】●平日10:00~20:00●休日・特定期間3部入替制〈1部〉受付開始10:00終了時間12:30〈2部〉受付開始13:00終了時間15:30〈3部〉受付開始16:00終了時間20:00平日1日券2,500円休日時間券2,500円どちらも2回目以降はタンブラー持参で2,000円チケットは当日券もありますが、当日1時間前まではキャンセルできるみたいなので、事前に買っておくと安心ですね!チケットやイベント情報など詳しくはこちらから部入替制の休日時間でも、しっかり楽しめて親的にも(つかれすぎず)ちょうどよかっです。とても可愛らしいエリックカールの世界は、子供だけでなく大人もワクワクしてしまう場所で、親子への素敵な配慮が、さらにまた行きたいと思わせてくれる、そんな施設でした!エリックカール好きな方はもちろん、暑い夏も寒い冬も、雨の日も関係なく楽しめるので、行く場所に迷ったらぜひ行ってみて下さい♩\では/
2023年08月31日YouTube「りょまっちchannel」は、りょうちゃんと妹さんの日々の成長や日常の姿をご覧いただけるチャンネルです。子どもたちの可愛い姿をたくさん見ることができると、子育て世代のママたちにも人気ですよ♪今回は、妹さんが生後6ヶ月の頃のルーティン動画をご紹介します。ちょうど寝返りが大好きな時期で、コロコロと隙あらば寝返りをする姿がとっても可愛い娘さん。さらに大好きなお兄ちゃんがいるだけでご機嫌な様子♪お兄ちゃんが近くにいると…一体どんな反応をするのかな? 今日も元気♪ この日も朝からニコニコな娘さん♪朝から笑顔たくさんで癒されますね。 大好きなお兄ちゃんもお目覚めです。今日は何をして兄妹一緒に過ごそうかな♪ まずはお着替えをするよ 朝はまずは、スキンケアとお着替えから。娘さん、とってもお利口さんですね。 朝から早速、寝返り!お着替えもして、ご機嫌な娘さん。 早速コロコロと寝返りをしてみます。お兄ちゃんもそばで見守っているよ! 寝返り連発の娘さんにママもタジタジ(笑) とにかく寝返り連発の娘さん。今は寝返りがブームのようです。おむつ替えをするママも一苦労(笑) 寝返りをたくさんする時期は、なかなかじっとしてくれなくて大変ですよね。おむつ替えの苦労に共感する視聴者さんもたくさんいましたよ。 大好きなお兄ちゃんの様子を観察娘さんは一回目の離乳食。 食べるのが大好きなので、離乳食も進みます♪娘さんは離乳食を食べながら、大好きなお兄ちゃんの様子もチェック!近くにお兄ちゃんがいるだけで、娘さんもご機嫌です。 寝返り&いたずらスタート♪離乳食を食べ、授乳もしっかりした娘さん。 その後、朝寝もしっかりできました。 朝寝から目覚めた娘さん。ご機嫌な様子で遊びます。 コロコロと寝返りをしたり、いろんなものを手に取りちょっといたずらしてみたり…(笑) 手が届かなくてちょっとご機嫌斜めに… 順調に遊べていた娘さんですが…寝返りをしてもうまく移動できなくなってしまい… ちょっとご機嫌斜めになってしまったようです。ぐずぐずタイムに突入かな? 気分転換に公園へお出かけこんな時は、気分を変えてお出かけに! ママは娘さんと、お兄ちゃんのりょうちゃんを連れて公園へお出かけすることにしました。 早く大好きなお兄ちゃんと一緒に外遊びもできるようになるといいね♪ 帰宅後はお兄ちゃんとずり這いの練習!公園から帰宅してからは、授乳とお昼寝もしてすっかり気分もよくなった娘さん。 少しずつ少しずつできることが増えてきていて、娘さん自身もなんだか得意気♪ お兄ちゃんも、娘さんのずり這いの練習に付き合ってくれています。娘さんも、お兄ちゃんと一緒に遊べて嬉しそうです。 たくさん笑わせてくれるお兄ちゃん♪ ママが離乳食の準備をしている最中も、お兄ちゃんが娘さんをたくさん笑わせてくれています♪ お兄ちゃんの様子をみながら、声を出して笑っている娘さんの姿に思わずこちらまで笑顔になってしまいますよ。この様子はぜひ、動画をご覧くださいね。 離乳食もお兄ちゃんがお手伝い♪ お兄ちゃんもたくさん娘さんのお世話を手伝ってくれます。 ママも助かるし、何よりお兄ちゃんのことがだき好きな娘さんは大喜び♪ご機嫌さんになってくれますね。 寝る前も兄妹仲良し♪ お風呂にも入って、あとは寝るだけの娘さんとお兄ちゃん。 二人でゴロゴロしながら寝るまでの時間も遊びます。一緒に遊んでくれたり、寝返りやずり這いの練習をしてくれたり、離乳食も食べさせてくれて、大好きなお兄ちゃんとたくさん一緒に過ごすことができた1日。楽しく過ごすことができてよかったね♪ YouTube「りょまっちchannel」では、他にも可愛くて癒される動画がたくさんアップされていますよ。現在は生後9ヶ月になり、できることもどんどん増えている娘さん。動きもより活発になり、おしゃべりも上手になてきている最近の様子もぜひ動画でご覧くださいね。兄妹仲良しな姿もたくさんアップされていますよ。画像提供・協力/りょまっちchannel
2023年08月29日ふだんの買い物はもちろん、天候が悪くて公園に行けない日などは、ショッピングモールで子どもとの時間を過ごしています。子どもが遊べるスペースや授乳室などもあるので大助かり。そんな日々を過ごすなかで起こった出来事でした。みんなが見ているような気が…買い物中になんだか視線を感じる…。子どもは大人しくベビーカーに座っているし、なんだろう…と思いつつ下を見てびっくり!!授乳しやすくするために洋服をストラップでめくり上げる「授乳ストラップ」を外し忘れていました。ブラと一体型のキャミソールを着ていたので、洋服がめくり上がった状態でも暖かく、歩いていてもまったく気づきませんでした。 お乳は見えていませんが、下着を露出してショッピングモール内を歩いていたなんて恥ずかしすぎる……。育児中は失敗も多いですが、こんな失敗してる人もいます!笑い飛ばしてください!!頑張っていきましょー。 ◇ ◇ ◇ 今はおしゃれな授乳ストラップも多く、キャミソールを着ていたとのことなので、ファッションなのかな?と周りの人も声をかけていいのか迷ったのかもしれません。子どもに気を取られ、次にやろうとしていたことを忘れたり、自分の用意が後回しになったり……。あるある!と共感した方も多いのではないでしょうか。 作画/てる子著者:大谷翔子2児の母。現在は育休中で子育てに奮闘中。
2023年08月27日佐伯さえ(27)は、大手印刷会社で営業としてバリバリ働くキャリアウーマンで、母とふたり暮らし。母子家庭で育ったさえには、2つ下の妹・りな(25)がいました。姉妹は、趣味嗜好が合わず真っ向から対立。お互いを軽視するようになり、りなが18歳で家を出てからは、干渉することなく別々の人生を歩んでいましたが、ある日突然、「出産した」と連絡がありました。妊娠していることすら知らなかった母とさえは大混乱。約6年ぶり再会したりなは整形しており、“量産型”の見た目に変貌していました。娘を“ききめろ”と名付け、3カ月ほど、同居することに。さえが母を支えながら生活していた家に転がり込んだにもかかわらず、感謝の言葉はおろか、さえに嫌味ばかり言うりな。産後のりなをかばい、母になだめられていたものの、さえは我慢の限界を迎えていました。怒り狂うさえの様子に、「私がりなの家に泊まって世話をするから」と提案した母。するとりなは、「家がない」と言うのです。 夜のお店を営む経営者の彼氏・たけひことの間に子どもを授かり、“若いセレブママ”になることに憧れていたりな。望み通り妊娠できたものの、彼は、「結婚はしないし、認知もしない。それでもいいなら養育費を月20万円払う」とりなに話しました。 しかしりなは、彼の業界で有名なネットの掲示板で暴露すると脅し、「養育費は月40万円、家を借りてもらい家賃は彼が払う」という約束を交わし、出産に臨んでいたのです。 「大切な娘がひどい扱いを受けた」と悲しみ号泣する母ですが、当の本人は……。 男好き女の頭の中は… ※新生児のうちは1回の哺乳量が少ないため、授乳回数が少ないと1日の飲むトータル量が減ってしまうことがあります。生後1カ月までは、赤ちゃんが4時間以上眠ってしまう場合、起こして授乳することが必要です。 「どう考えても、普通に勝ち組なんだが……? 交渉うますぎだろ私」 娘をあわれむ母を目の当たりにするも、自身の状況をプラスに考えていたりな。 「キキが20歳になるまで、毎月40万円だよ? 約1億だよ!? かわいい娘と1億円もらえるんだよ!? しかも家賃なし! 最高か!」 そんな心境をSNSに投稿すると、「うらやましすぎ」との声が。りなは「だよね〜♡」と顔がほころびます。 そして、以前からSNSでチェックしていた、夜のお店で働くお気に入りの男性を眺めます。 「まひまひに会いたすぎるー! キキはお母さんに預ければいいし、産褥期あけたら飲みいこw」と、会ったこともない男性に思いをはせるりな。 「さえに文句を言われても、お母さんは許してくれる! 実家ちょろすぎ! どうしようもない状態にしておけば、あっちが勝手に動くからラクだわ」 妊娠していることを伝えず、赤ちゃんが生まれてから初めて母に報告し、自分の思い通りにしようとしたりな。自分勝手な考えで周りに負担をかけていました。 そして、深夜のミルクの時間。「ぐっすり寝てるから1回くらいいっか。いざとなったらお母さんがやるでしょ! おやすみ〜!」と人任せな考えて、眠りについてしまうのでした。 自身の状況をSNS投稿し、賛同を得て安心しているりな。目の前で泣いてくれた母ではなく、SNS上の言葉のほうが彼女の心に響いているようです。 SNSは繋がりが増えたり、情報収集できたり、自分の考えを表現できたりと、良いところがたくさんあります。しかし、本人の目の前で、目を見て、意見を述べてくれる家族や友人の存在はかけがえのないものです。りなを思い泣いてくれた母の気持ちが、少しでもりなに届くことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年08月26日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。長男がまだ生後3カ月のころ、ベビールームで見知らぬママに怒られたことがありました。ショックでしばらく外に出られないほど落ち込んだ体験談を紹介します。初めてのベビールーム長男が生まれ、3カ月の里帰りも終わり自宅に帰ったころです。自宅近くの駅ビルに長男と買い物に行きました。途中で長男がぐずってしまい、授乳室のあるベビールームに行くことに。ベビールームは初めてだったので、少し緊張していました。 入ると、すでに他のママとママの子どもと思われる子が3人遊んでいました。私は会釈後にそのまま奥にある授乳室に行き、長男の授乳を終わらせました。しかし授乳室から出ると、突然そのママが怒りだしたのです! 「あいさつしてから入るように! 」と怒られる「ここには『こんにちは! 』とあいさつしてから入るように! 」と突然言われ、びっくり。そのママは「親のくせに、あいさつもできないなんて子どもがかわいそうだね! 」と言い放つと、子どもたちを連れてベビールームを出て行ったのです。今思えば、ベビールームは共有スペースなので、もしかするとそのママは会釈だけではなく声掛けをしてから入ってほしかったのかもしれません。 また、注意された際も謝らずに、つい無言になってしまったことも印象が悪かったのかもしれません。ただ、当時はこのできごとが本当にショックで眠れませんでした。特に「子どもがかわいそう」という言葉は、今思い出しても悲しくなります。 外出が怖い…またあのママに会うかもしれないと思うと、外出ができなくなりました。特に相手は3人のママだったこともあり、「きっと私が悪かったんだ……」とクヨクヨ悩む日々。しかし、夫や先輩ママに相談しているうちに、自分の中で何とか消化することができました。もしかしたら、怒り出したママは育児に疲れて少しイライラしていたのかもしれません。 また、私が入ったときに子どもたちがテーブルやおむつ台に乗って遊んでいたので、少しバツが悪かったのかな、私も素直に「すみません。次から気を付けます」とにこやかに答えればよかったかな……とも思いました。当時、産後間もなかったこともあり、精神的に参っていたことも落ち込んだ原因かもしれません。 結局、そのママとはその後、一度も会うことはありませんでした。この経験を踏まえ、次男出産時は「出産後は落ち込みやすいけど、産後だから仕方ない」と思い、あまりクヨクヨ悩まないように心がけることができました。しかし、知らないママに突然怒られた出来事は、今思い出してもなかなか衝撃的な体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2023年08月09日このお話は作者おたんこ助産師さんのご友人のエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ陣痛の末、無事に赤ちゃんが誕生。我が子を抱きながら夫婦は、「この子にはこの先、つらいことが待っているかもしれない」と思い、「大丈夫。私たちがついてるからね。ひとりじゃないからね」と声を掛けるのだった。■まるで合宿!?■ごめんねと思う日も…産後は赤ちゃんのお世話にてんやわんや。特に、鼻と口がつながっている赤ちゃんに授乳するのは難しく、苦労するのでした。試行錯誤して前向きになれる日もあれば、寝不足のせいか、赤ちゃんに「ごめんね」と思って泣いてしまうこともあって…。次回に続く「どうして私のおくちは割れてるの?」(全31話)は12時更新!
2023年08月04日8年ほど前の話ですが、未だに忘れられません。長女が2歳、長男が生後3カ月ごろのとき、3人でショッピングモールへ行きました。長男が生まれてからあまり出かけられず、この日は長女もうれしそうでした。帰る前に長男に授乳しようと授乳室に入ると、授乳室の暑さと歩き疲れたのもあってか、長女が泣き出してしまいました。すると、向かいの部屋から衝撃的な声が……。私はこの出来事がトラウマになってこの後授乳室を使えなくなってしまいました……。 知らないママから… あのママにもきっとあのママの背景があって、あそこでうるさくしてしまったことに怒りが抑えられなかったのだと思います。でも言い方にびっくりしてドキドキしてしまいました。「あー出かけなければよかったかな」「授乳室行かなきゃよかったかな」と考えてぐるぐるしました。育児に疲れていると、なかなか周りのことまで考えられなくなる気持ちもわかります。でも、同じママ同士でこのようなことはすごく悲しいなぁと感じました。改めて、思いやりの気持ちを大切にしたいなぁと思った衝撃の出来事でした。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年08月01日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。寒いねさんは、ある日、息子の吐き戻しが茶色いことに気付きました。そしてにおいを嗅ぐと鉄の臭いがしたのです。これが、異変に気付くきかっけでした……。 ベテラン保育士の母さえも慌てた症状 ※ 誤)人工破水→正)人工破膜※「本陣痛」はここでは短い間隔でどんどん痛くなる陣痛のことを指していますが、医学的用語ではありません。※「内診グリグリ」というのはあくまで俗称で、正式には「卵膜剥離(らんまくはくり)」と言われます。卵膜剥離とは、卵膜を子宮口付近の子宮壁から剥がす行為で、これによって分娩誘発への効果が期待できると言われています。 里帰り出産で息子のなつくんを出産した寒いねさん。なんと、妹も同じ日に同じ産院で2人目の男の子を出産しました。里帰り中は実家で一緒に育つ姿を見られると思っていた寒いねさんでしたが、なつくんが実家で過ごせたのはたったの5日間でした。 なつくんは急きょ入院することになったからです……。 ある日、なつくんは授乳後に大量の吐き戻しをしてしまいました。母乳の出が良くなっているのかもしれないと思い、育児用ミルクをあげるのをやめてみました。すると泣く回数が増えて1日通して全然寝ません。翌日よく寝ていて、6時間も寝たことに寒いねさんはビックリ。起こして飲ませようとしましたが、すぐ寝てしまい全然飲ませられませんでした。 その日の夕方、ふと見るとなつくんが吐き戻していました。そして液体は茶色く、鉄の臭いが……。保育士である妹に相談すると、出血しているのかなと言いました。 そうこうしているとなつくんが目を覚ましたので、さっそく寒いねさんはおっぱいをあげようとしました。すると大量に茶色いものを嘔吐したのです。 寒いねさんのお母さんはベテラン保育士。吐いたものを見て、救急に電話するよう寒いねさんに言いました。電話では、「朝まで様子を見て外来を受診してください」と言われますが、また大量に茶色い液体を吐き出したなつくんを見て、お母さんが救急に電話しました。するとようやく病院へ連れていくことに。 2度目の嘔吐は寝ながらだったけれど、なつくん自身に何の反応もなく、それが寒いねさんにとっては怖くてたまらなかったそうです。お母さんがベテラン保育士さんで、心強かったでしょうね。なお、助産師さん曰く、赤ちゃんの胃の形はもともと吐きやすい構造になっているので、授乳後に吐くことはよくあるようです。けれども嘔吐がきかっけとなって見つかる病気もあるのだとか。なつくんのように心配な症状がみられたら自分で判断せず、病院に相談して指示を仰ぐのがよさそうですね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月24日メデラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:Jarrod Percy)は、オリジナルマタニティーマークのデザインを一新し、公式Instagramを通じてキャンペーン内容も新たに2023年7月より毎月実施いたします。当社はこれからも、母乳育児の専門家として授乳期間を通じてママをサポートできる製品と情報を提供していきます。マタニティーマーク表マタニティーマーク裏メデラオンラインショップのこうのとりのキャラクターをデザインしたマタニティマークです。サイズ:縦約7cm、横約6.3cm、チェーンの長さ約15cm■キャンペーン概要・毎月先着100名さまにプレゼントメデラ公式アカウント、Instagram( )をフォローし、応募期間中にメデラ公式アカウントが投稿する【プレゼント対象投稿】をひとつ以上「いいね!」した方で、キャンペーン用応募フォームよりご応募してくださった妊婦の方。ご当選のお客さまには合わせてメデラの乳頭ケアクリームピュアレーンのサンプルとメデラ公式 オンラインショップで使える限定クーポンをお送りします。URL: ・Instagram投稿で抽選で5名さまにプレゼントさらに指定の#タグをつけてマタニティーマークを投稿していただいた方の中から抽選で毎月5名さまに「オリジナルマスコット」をプレゼントします。■メデラ株式会社についてメデラ株式会社は、1993年にMedela Holding AG(本社:スイス)の100%子会社として東京に設立されました。赤ちゃんとお母さまの健康、母乳育児をサポートすることを使命とし、研究に基づいた乳房に負担の少ない電動さく乳器、特殊授乳製品を含む母乳育児サポート製品を開発・展開しています。メデラの病院グレードの電動さく乳器「シンフォニー」は、国内の病院・産院で最も多く採用されているさく乳器です。また、個人向けのさく乳器として「フリースタイル」「スイング・マキシ」、「スイング」、「ハーモニー」を展開しています。所在地 : 東京都渋谷区笹塚2-26-2 13F代表取締役: Jarrod PercyURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月20日YouTube「りょまっちchannel」は、4歳の男の子りょうちゃんと昨年10月に生まれた妹さんとの日々の成長や日常の姿をご覧いただけるチャンネルです。子どもたちの可愛い姿をたくさん見ることができると、子育て世代のママたちにも人気ですよ♪今回は、娘さんが生後5ヵ月の頃のとある1日のルーティン動画をご紹介します。離乳食がスタートしたり、ニコニコ笑顔が増えたりと可愛らしい瞬間が満載ですよ♪大好きなお兄ちゃんとのふれあいの時間も必見です! 離乳食が始まったよ。 生後5ヵ月になり、離乳食を開始した娘さん。 おかゆも美味しいようですね♪ おしゃべりも上手♪ 離乳食を食べて、授乳もしたらおむつも替えてスッキリ!おむつ替えをしている間も、ママに何やらおしゃべり♪とっても可愛いですね。 少し、おもちゃで遊びます。触ってみたり、眺めてみたり… そのうちにウトウトとお昼寝。 寝起きはちょっとご機嫌ななめかな? お昼寝から目覚めた娘さん。寝足りなかったのか、少しご機嫌ななめ。 ママと一緒にマッサージしたり、遊んでみることに。すると… すぐにニコニコ笑顔が戻ってきました♩ 再び夢の中へ… ママと遊んだ後は授乳の時間。 あっという間にすやすやと寝てしまいました。やはり、眠たかったのですね。 夕方はご機嫌さん♩ 再びお昼寝から起きた娘さん。上手なおしゃべりで何やらママとおしゃべり中です♩ この時期の赤ちゃんのおしゃべり、とっても癒されますよね。 夕方早めにお風呂にも入ります。お風呂上がり後はしっかり保湿も欠かしません♩気持ちよくてさらにニコニコな娘さんの姿に、ママも癒されます。 お兄ちゃんに遊んでもらうのが大好き!お風呂から上がり再び眠りについた娘さん。その間に、ママやお兄ちゃんはご飯を食べます。 すると、娘さんが再び起床。たっぷり寝たのでご機嫌です♩大好きなお兄ちゃんにも沢山遊んでもらいます。 何やら、お兄ちゃんの動きが娘さんにはとっても面白い様子。お兄ちゃんを見ては、声を出してキャッキャと笑っています♩ 喜んでくれている姿に、お兄ちゃんもとっても嬉しそう! 声を出して笑っている娘さんの姿、ぜひ動画でもたっぷりご覧下さいね。なんだかこちらまで幸せな気持ちになれますよ。 視聴者の方からも、「可愛い」「仲良しさん」と沢山コメントがきていましたよ。 そろそろおやすみの時間♪ お兄ちゃんとの楽しい時間を過ごした娘さん。そろそろ、おやすみの時間です。 沢山遊んでもらったので少し興奮気味ですが、無事眠れるかな? 寝る前に授乳をして、「おやすみなさい♩」いっぱい笑って楽しい一日でしたね。明日もまた、笑って過ごそうね。 YouTube「りょまっち channel」では、他にも可愛らしい動画がたくさん。お兄ちゃんと娘さんの仲良し動画が沢山アップされていますよ。ぜひご覧下さいね。 画像提供・協力/りょまっちchannel
2023年07月19日2番目の子どもである息子が1歳になったころ、離乳食と母乳をあげるタイミングがあまり合わず、離乳食を食べさせるタイミングがうまくつかめないことが多くありました。夫にそろそろ断乳をしたらどうかと提案されましたが、まだ授乳を続けたいと考えていた私の葛藤のお話です。離乳食の進みがゆっくりな息子息子が1歳になったばかりのころ、離乳食を少し食べたあとに必ず、母乳が欲しいとのけ反って泣いてしまうように。ここで授乳してしまうと、その後は離乳食を食べなくなってしまうのですが、私はひとまず泣き止ませるために授乳をしていました。 その光景を見た夫から、「母乳飲んでいるから離乳食を食べなくなるんじゃない? もうこの際、思い切って授乳やめたら?」という発言が。 夫婦で話し合って決めたこと息子はまだ1歳になったばかりで、さらには離乳食をあまり食べてくれないということもあり、断乳する時期ではないと思っていた私は夫に反論。夫は離乳食を進めるべき、私は息子のペースに合わせて進めるべき、と話はあまり噛み合いませんでしたが、どちらも子どものことを考えていることは同じです。 なんとか良い方向に向かえばと思い、夫婦で話し合うことに。そこで決めたことは、息子の顔をしっかりと見て離乳食を食べさせること! 簡単なことですが、息子本人の気持ちが乗らなければ食べてくれないと思ったのです。 他にも、授乳を離乳食の時間とずらしたり、離乳食の時間を早めたり、試行錯誤を重ねていき、息子のためにはどのようにしたら良いのかを考えました。 その後、息子は徐々に離乳食を食べるようになり、自然と授乳の回数も減っていきました。私と夫、どちらの意見が正しかったのかはわかりませんが、息子のために行動することができてよかったと思っています。相手の意見を聞き、冷静に話し合うことが大切だと感じた出来事でした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ミロチ著者:高山ななみ
2023年07月15日1歳半健診後、発達教室に通うが…1歳半を目前にやっとひとり歩きができるようになった息子は、運動面の発達も遅く、指差ししない、呼んでも振り向かない、円盤状のものをひたすらクルクルと回すのが好き、表裏色の違う布をひらひらし続けるなど、特性が顕著に現れていました。1歳半健診で息子の発達で気になっていることを相談し、ひとまず保健センターが行なっている発達教室に通うことになりました。その発達教室のカリキュラムは、約2ヶ月間で1クールとなっていました。生後3ヶ月の娘を連れて週一回、2時間の教室…その教室に参加している間娘は預かってもらえるものの、1歳児と0歳児を連れての外出はなかなかのものでした。やっとみんなの準備を終えて出発しようとしたら、娘がうんち…なんてことも多々あり(赤ちゃんあるある…)、教室に着いてから娘を預ける際も、初期の人見知りがはじまった娘がギャン泣きでメンタルをやられ…。夜間授乳で寝不足、産後でまだまだガタガタの身体で、母親の存在をフル無視で走っていく息子を追いかけ回さねばなりませんでした。そのころの息子は横目(つまり前を一切見ない)で壁ギリギリを走るという感覚遊びにハマっていて、教室でもやりまくっていたのでお友達にぶつかりそうになったり、転びそうになったり…本当に目が離せませんでした。…壁じゃなくて遊具で遊んでくれ!!(懇願)Upload By 海乃けだま教室の後も問答無用のカオスタイム。人に頼ることが苦手だった私も…発達教室の時間はいつも午前中だったので、終わるのはちょうどお昼の12時前でした。2時間みっちり遊んだ息子は体力も気力も使い果たし、歩くのも拒否して激グズり…そこに教室の間ぐっすりとお昼寝をして腹ペコの状態の娘も加わり、帰りの車内はギャン泣きの大合唱でした(私も泣きたいわー!!…ついでに泣いていました。笑)。Upload By 海乃けだま家に着いてから授乳と昼食の用意、そして食後は元気いっぱいの娘をなだめながら息子のお昼寝…それまで私は人に頼るのが苦手でしたが、もともとのキャパシティーも少ないため、寝かしつけの間に義両親に娘を預かってもらったり、娘のお昼寝中に息子を散歩に連れて行ってもらったりしなければ乗り越えられませんでした(今では義両親に頼りまくって育児しています。母として強く…図太くなりました。笑)。発達教室が終了し、発達検査をしてもらった結果は…2ヶ月ほどで発達教室の1クール目のカリキュラムが終了し、いよいよ発達検査をしてもらう日がやってきました。1歳10ヶ月で受けた発達検査の結果は「10ヶ月程度の発達年齢」でした。"10ヶ月程度"その言葉で頭がいっぱいでした。反応の少ない息子の興味を惹こうと一生懸命話しかけてきたけれど、息子には届いていなかったのかと…息子と過ごした1年間が"なかったこと"にされたような気持ちでした。いざ、病院へ。予約は2ヶ月先までいっぱい!?児童精神科の現状。忘れられないクリスマスとなった日。10ヶ月程度の発達年齢と言われた検査の後、保健師さんは児童精神科へ紹介状を書いてくれました。発達障害についてなんの知識もなかった私は、発達障害の病院受診の現状をそこで初めて知ることとなるのです…。初回の受診は月に2回指定の日があり、朝6時から配布される整理券をもらい、病院が開く8時に再び来院し、整理券の順に翌々月の予約を取れるというものでした。0歳児と1歳児を連れて何度も病院を往復…できるわけないので、夫に仕事を休んでもらいました。予約が取れたのはちょうどクリスマスの日でした。受診日当日は「今日でもしかして診断がつくかもしれない…」と、ドキドキしながら診察の時間まで落ち着きませんでした。いよいよ診察の時間になり、診察室に呼ばれました。医師の顔も見ることなく、真っ先におもちゃのある方に向かっていく息子。日々の様子や指差し・発語について聞かれた後、医師はペンライトを持って息子の方へ。医師「海乃ひとで(息子の名前)くーん。」息子「……。」返事どころか振り向きもしません。医師「ひとでくん、ちょっとあーんってして?」ペンライトを光らせ、息子に見せる医師息子「…!あー!」ペンライトを欲しがる息子医師「あーん、は?できる?」息子「んー!!」ペンライトを頑なに欲しがる息子医師「お母さん見て。ひとでくん、このライトしか見てないでしょ。さっきから私と一度も目が合わないんです。人に興味が薄い子はね、人じゃなくて物を見るんですわ。」Upload By 海乃けだま医師からの言葉で、それまでの息子を育児してきて感じていた違和感がストンと腑に落ちた気がしました。結果は「自閉スペクトラム症疑い」でした。「あぁ、やっぱりそうか…」と思う反面、疑いという形ではありましたが、自閉スペクトラム症の可能性があると言われたことに、ショックを隠しきれませんでした。その後に看護師さんが療育に通うための通所受給者証の申請や特別児童手当について話してくれましたが、ほとんど耳に入ってきませんでした。ついに自閉スペクトラム症と診断。療育先探しへ年が明けてから、通所受給者証や特別児童手当の申請を行いました。受給者証を申請してから交付されるまで、2~3ヶ月かかるため、その間に2クール目の発達教室に通うことになりました。相変わらず壁際スレスレを横目で走っていく息子を追いかけまわしていました。2クール目の教室も終了し、児童精神科の再診日が来ました。診察の結果、息子は「疑い」ではなくはっきりと「自閉スペクトラム症」と診断されました。初回の診察のときほどのショックはなかったものの、その日にはっきり診断がついてしまうとは…(涙)。でもいつまでも落ち込んではいられません。私は息子の療育先を探すため動き出しました。保健センターの保健師さんから療育施設の資料をもらいましたが…無知な私には、息子にどんな支援が必要なのかさっぱり分かりませんでした。保健師さんにアドバイスをもらいながら、親子通園クラス・単独通園クラス・並行通園クラスに加え、個別療育(OT・STなど)もある療育先に見学に行きました。新設されたばかりで、施設も綺麗で先生達もとても親身で明るく親切で…ちょうど空きがあり、さらに娘の保育もしてくれる!!「運命や!ここしかない!ここがいい!!」とその日のうちに決めて帰ってきました。結局1ヶ所しか見学に行きませんでした(笑)。支援利用計画を引き受けてくれない…繁忙期の事業所。そこに現れた救いの手。療育先が見つかりホッとしたのも束の間、今度は「障害児支援利用計画」を作成してもらう相談支援事業所を探さねばなりませんでした。とりあえず家から近い何件かに連絡してみるも、繁忙期だったこともあり、全て断られてしまいました。「せっかく療育先も決まったのに、こんなところで足踏みせなあかんなんて!!」と最後の望みで連絡した事業所。最初はやはり断られそうな雰囲気でしたが、私の必死さが伝わったのか「お母さんのその必死な気持ちに応えてあげたい」と特別に引き受けてくれました。後日、その方が面談のために家庭訪問に来てくれましたが、息子を見て「お母さん、この子は大丈夫。ちゃんとしゃべれるようになるからね」と勇気づけてくれました(涙)。その後、無事に療育に通えるようになった息子は、めきめきと成長しました。療育に通い始めてから約3年(母子通園クラス1年、単独通園クラス2年)、今では一日中ずーーーーーーっとしゃべっています。今年の4月から、息子はこれまで通っていた療育園から幼稚園に転入しました(今は週1回並行通園クラスに通っています)。やはり定型発達のお友達より1歩も2歩もゆっくりですが、お友達に助けてもらいながらも遊んでいる姿を見ると、療育で頑張ってきて良かったと感じています。Upload By 海乃けだま執筆/海乃けだま(監修:室伏先生より)児童精神科への受診と診断、そして療育へ繋がるまでのご苦労やお気持ちについて共有してくださり、ありがとうございました。中でも、「反応の少ない息子の興味を惹こうと一生懸命話しかけてきたけれど、息子には届いていなかったのかと…息子と過ごした1年間が"なかったこと"にされたような気持ちでした」というお言葉が印象的でした。お母さまのお気持ちを想うと、私もとても悲しい気持ちになってしまいました。お子さんが療育を受けること、療育を通じて支援者が正しい知識、テクニックを学ぶことはもちろん大事ですが、療育で最も大事なことは、お子さんにコミュニケーションの楽しさ、喜びを知ってもらうこと、気づいてもらうことです。自閉スペクトラム症のお子さんには、言葉を含む他者とのコミュニケーションへの興味が高まり、ぐんと伸びる時期があることが多いです。お母さまがひとでくんに対して、赤ちゃんのころから抱きしめたり、一生懸命話しかけた結果、ひとでくんの内面に他者、そして言葉への気づきや、興味が少しずつ育まれ、それが幼児期になってから言葉がぐんと伸びる土台になったのではないかと思います。また、療育への通所開始後も療育施設でもらったアドバイスをもとに、おうちでも療育的な関わりを実践されていたのではないでしょうか。ご家族の頑張り、そして、ひとでくんへの愛情が、ひとでくんの成長を促したのだと、私は思います。お子さんから期待するような反応が得られず戸惑い、どのように接したらよいのか分からず苦しみ、挫けてしまいそうになることもきっとたくさんありましたよね。同じようなお子さんをもつご家族にも、周りのサポートを受けて自らのケアもしながら、お子さんを信じて、言葉や笑顔を届け続けてほしいと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年07月14日断乳を決意したものの、おっぱいを飲むと安心するのか、寝る前のおっぱいがなかなかやめられない1歳の娘。寝る前のおっぱいは娘の中でルーティン化しており、苦戦の連続です。ところが、あることをきっかけにでぐっすり寝始めたのです……。 1歳からの断乳を決意! 娘の反応はいかに? 周りのお友だちがすでに断乳していることや、仕事復帰を考えていることから、「娘が1歳の誕生を迎えたら断乳しよう!」と決意した私。しかし断乳初日、娘は寝る前におっぱいを飲んで布団に入ることがルーティン化していたため、布団に座って私を待っていました。「ごめんね、今日からおっぱいはないよ」と伝えますが、まだ言葉を理解しない娘は大泣きしながらじたばた大暴れ。夜間にこれ以上泣くと近所迷惑になるということもあり、この日は断念して授乳することに。次の日も、その次の日も毎日トライしますがなかなか夜の断乳は成功しません。 1カ月ほど経とうとしているとき、私が体調を崩し39度を超える熱で寝込む日がありました。夜になり今日の授乳はどうしよう……と考えていると、夫と娘が寝室へ。私の赤い顔や元気のない姿を見た娘は何かを察したのか、ぐずることなく授乳なしで眠りだしたのです。 私と夫はびっくり。次の日も心配する私たちをよそに、娘は授乳なしで眠るように。私はいきなり断乳できた喜びと、突然終わった授乳に寂しさを感じたものの、娘の成長がうれしくなりました。早く終わらせたかった授乳でしたが、もっとあの時間を大切にすればよかったと少し後悔。この出来事をきっかけに、今の娘と過ごす時間をさらに大切にしようと思うようになりました。今では何気ない毎日が宝物です。 作画/ひのっしー監修/助産師 松田玲子著者:吉田瑞希
2023年07月13日息子が1歳になったら職場復帰しようと思っていたので、生後10カ月ごろから断乳を考え始めました。添い乳が習慣になっていたため、1歳の誕生日を機に添い乳をやめることに。はじめは飲みたがって泣いていた息子も、4日目からは添い乳なしで寝てくれるように! しかし、息子は代わりにある行動をとるようになるのです。 断乳はうまくいった!…と思いきや? 1歳の誕生日を境に、添い乳をやめた息子。数日は泣いていましたが、いつの間にかあきらめて寝てくれるようになりました。添い乳はやめてくれたものの、今度は胸のあたりを触ってくるように。「触らないで寝ようね」と伝えても、言うことを聞いてくれず、それが息子の癖になりました。これで寝てくれるなら……と最初は思っていましたが、なんと1年経っても息子の癖はなくなりません。 触られることが徐々にストレスになってきた私は、どうにかしてやめさせようと決意。タオルやおもちゃを渡してみますが、うまくいきません。あきらめかけていたころに、私の妊娠が判明します。私は息子におなかに赤ちゃんがいることを伝え、「赤ちゃんがビックリしちゃうから、触るのをやめようね」と話しました。まだ2歳なので完全に理解していないのか、その日の夜は「イヤだ! 触りたい!」とグズり、なかなか寝てくれませんでした。 しかし翌朝になると、息子はグズることはなく、私のふっくらしたおなかに手を当ててくれたのです。小さいながらお兄ちゃんになる自覚を持てたのか、その後は胸のあたりを触ることはなくなりました。出産後は、授乳の様子をそばでそっと見守ってくれるようになった息子。成長した息子の姿に感動した出来事です。 ※添い寝授乳をする際には、赤ちゃんを圧迫しないよう十分注意し、赤ちゃんが寝入ったら必ず外すようにしましょう。 作画/becomachi85監修/助産師 松田玲子著者:菊池まゆ
2023年07月11日産院ではスヤスヤとよく寝ていた息子、退院したら豹変!?想像以上に大変だった新生児期。予定日より5日ほど早く産まれてきた息子。入院中、病室では全く泣くことなく良く眠る赤ちゃんでした。寝息も聞こえないくらい静かだったので、息をしてるか何度も確認していたのをよく覚えています。そして完全母子別室の産院だったので、授乳時以外は助産師さんがほとんどお世話してくれて、夜もぐっすり眠ることができました。ベッドに寝ているだけで、高級レストランのような食事が運ばれ、赤ちゃんはスヤスヤとよく眠り、母親としてやることは授乳だけ…。まるで天国のような入院生活でした(笑)。そんな入院中、唯一の不安は授乳でした。今思えば息子の吸啜(きゅうてつ)力も少し弱かったのと、私も初めての育児だったこともあり、30分以上かけて授乳しても体重を計り比べてみると1グラムも増えていないことがほとんどでした。しかしここでも、母乳が足りない分はミルクを足してくれる産院だったので、入院中に息子のお世話に大変さを感じることはあまりありませんでした(フラグ)。Upload By 海乃けだまいざ退院してくると、息子は入院中とは別人のように豹変しました(早すぎるフラグ回収)。産院では授乳の終わりと共に、抱っこだけでスヤスヤと寝ていたのに(むしろ授乳中に寝ていた。笑)、退院した途端に抱っこで歩きながらでないと寝なくなりました。しかも背中スイッチも装備され、産後ボロボロの身体でなんとか抱っこして寝かしつけても、布団に下ろすと目を開ける…(恐怖)。あの手この手でやっと布団に寝かせても、膝がパキッとなるだけで簡単に目を開ける敏感過ぎる息子。この終わりのないループを幾度となく繰り返し…気づくと次の授乳時間が迫っていました(白目)。Upload By 海乃けだま息子が寝ない間、気晴らしに見ていたのがスマホでした。当時の私の脳内は息子のお世話で育児一色だったので、自然と育児関連の記事を見るようになりました。少しでも気になることがあれば、スマホですぐに検索するようになっていました。そしてその習慣がいつしか産後のホルモンバランスと睡眠不足も相まって、思考をだんだんとネガティブにしていき…スマホの息抜き時間はいつの間にか“検索魔”となっていったのでした。真夜中の薄暗い部屋で調べれば調べるほどだんだんと怖くなり、さらに眠れなくなる…という悪循環でした(検索魔、本当良くないですよね。汗)。運動面の発達がゆっくりなのは少し気になっていたけれど、特性に気づかずに見逃していた日々…。1ヶ月健診を終え、保健センターの親子イベントにも参加するようになりました。そこで出会った息子と同学年の親子と仲良くなり、よく遊ぶようになりました。とはいいつつも、まだまだ家の中での生活が長かったので、あいかわらず膝が「パキッ」となるだけで起きる敏感な息子を起こさないよう忍びのような生活を続けていました。3~4ヶ月になるころにはだんだんと起きている時間も増えてきて、“検索魔”になる時間もとれなくなっていました。母子手帳の3~4ヶ月ごろの記録ページに「あやすと良く笑いますか?」という項目があるのに、息子が“あまり笑わない赤ちゃん”ということが少し気になってはいましたが、全く笑わないということはなかったため「こんなもんかな…」とスルーしていました(いや今検索してー)。そしてこれは下の子が産まれてから気づいたのですが、息子は赤ちゃんのころから物音に敏感なところがある反面、音のする方を気にして見ようとしたり、追視することがほとんどありませんでした。ママ友とは定期的に会っていて、子どもたちの成長・そのときの困りごとなど話し合っていました。離乳食が進まないことや、スプーンの持たせ方など話していましたが、息子はスプーン以前に手がベタベタするのを極度に嫌がり、手づかみ食べすらしていませんでした。このころから少しずつママ友との悩みがズレ始めていたように思います。8~9ヶ月あたりを過ぎたころ、少しずつ周りの子どもたちよりも息子の運動面の発達が遅れていることが目立つようになってきました。ハイハイやつかまり立ちする子どもが出てくる中、息子はお座りの一点張りでした。正確には、お座りの姿勢から動けない…の表現が正しいかもしれません。息子はそれまで寝返りをすることが一度もなく、自分でお座りの姿勢までもっていくことができなかったのです。私がお座りの状態にさせて、後ろに倒れてしまったときは起き上がれないので(寝返りをしないので)、泣いて私を呼ぶという状態でした。運動面の遅れを感じながらも、個人差だろうと安易に考え息子のペースでハイハイしてくれるのを待っていました。Upload By 海乃けだま集団健診で声をかけられるものの、様子見にしてしまった私…ちょうど息子が1歳になろうとするころは、バタバタしていてママ友と遊ぶ機会も減っていました。そんなとき、集団健診の時期がやってきました。相変わらずハイハイはできないものの、このころには息子も寝返りを習得していたため、お座りの姿勢まで自分で持っていくことができるようになっていました。健診の時間がちょうどお昼寝時間とかぶっていたこともあり、健診にきていたほかの子どもたちも泣いていたり、歩き回っていたりと、割といろんなお母さんたちが大変そうにしていました。そんな中、まだ歩けない息子は私が抱っこすると大人しく抱っこされていたため、特段大変とは思いませんでした(このときそう思ってしまったことが後々に響くとは知らずに…)。ほかの子どもたちが健診を終えて帰って行き、息子が呼ばれたのは最後の方でした。案の定お昼寝できずに不機嫌な息子は、発達検査のテストはほぼできませんでした。健診のころには今思えば分かりやすく特性が出ていた息子。手先の感覚が過敏で手づかみ食べをせず、一粒でもご飯粒が手につこうものなら、全力で手をブンブン振って払おうとするので、食後はそこらじゅうに米粒が飛び散っていました。また、机に置かれた「おしぼり」もすごく嫌がり、一切触ろうとしませんでした(“おしぼりの防波堤”を作っておけば、それ以上手を出してくることもなかったので、外食の際には重宝していました。笑)。そしてあまり笑わない・目が合いにくい、名前を呼んでも振り向かない・運動面もゆっくりでハイハイをしようとしない…指差しもしない。とにかく反応が少なかった息子なので、保健師さんも言葉を濁しつつ「育てにくいと思ったことはないですか?」と聞いてきましたが、私は初めての息子の育児で「こんなもんやろ」と思い込んでしまっていたのと、呼ばれるまでの間に私よりもっと大変そうな親御さんがたくさんいると感じていたので、こんな私が大変だなんて言えないと気持ちに蓋をしてしまったのです。そして…保健師さんの様子観察の提案に対する私の言葉は「大丈夫です」でした(あぁーーー…←心の叫び)。Upload By 海乃けだま今まで可愛いと思っていた行動が特性だった⁉︎メンタルはどん底に…1歳1ヶ月を過ぎたころ、息子はついにハイハイを習得し徐々に表情も豊かになっていました。このころに気に入っていた遊びは、表裏柄の違う薄っぺらい布や、葉っぱなどを目のすぐ横でヒラヒラとさせることでした。ある程度勉強した今ならすぐに、「同じ行動を繰り返す」という、ASDの特性の一つ「常同行動」では?とピンときますが、当時はただただ「ニコニコしながら布などを振る」その謎の行動が可愛くて仕方ありませんでした(親バカ炸裂)。Upload By 海乃けだまようやく新居への引っ越しも落ち着いたころ、ママ友と久々に会うことになりました。たった2~3ヶ月会わないだけでママ友の子どもは喃語から単語を少し話すようになっており、母親のお話に対して“はい/いいえ”の意思をしっかり示していました。このころの息子はと言うと、名前を呼んでも10回に1回振り向くかどうか、単語はおろか母親である私でも解読不可能な喃語パラダイスでした。未だに指差しもなく、欲しいものがあるときは「あー!!」とぐずるスタイルでした。それでも産まれてから片時も離れず、1日中一緒に過ごしていたので、指差しや発語がなくてもだいたいの息子の要求は汲み取れていました。…が、さすがに無知な私もこのころから「…あれ…なんか息子、ちょっと様子が違うかも…?」と思うようになりました。そう感じてからは児童館へ行っても、スーパーへ行っても、公園に行っても、同じ月齢の子どもを無意識に見ては、息子との差を比べてしまっていました。ただただ「息子と同じくらいの発達の子どもはいないか」と、自分を安心させたい気持ちだけでした。しかし…どこへ行っても息子ほど反応が少ない子どもはいませんでした。私の疑問の気持ちは確信に変わっていきました。それでも息子の時間は過ぎてゆく…1歳半健診を待てずに発達相談したあの日。次のステップへ進むために。真っ暗闇の出口の見えないトンネルに息子と2人きりでとり残されている心境でした。「妊娠中の食べ物がよくなかった?」「産むときに何かあったんじゃ…」「私の育て方が下手なせいで…」答えなんてないのに、自問自答を繰り返していました。発達障害は母体の環境や親の育て方は関係ないと言われていますが、自分を責めずにはいられませんでした。食事も喉を通らなくなり、1週間で3キロ痩せました。少しでも暇があれば発達障害について調べるようになり、“特性があったけど発達障害ではなかった”という記事を見つけては、ほんのひととき安堵するも、また目の前の息子を見ているとやっぱり発達障害があるんじゃないか…と育児が楽しめなくなっていた自分がいました。モヤモヤした気持ちのまま息子と過ごしていましたが、発達障害のことを調べていくうちに“早期療育”の文字が目に入りました。息子の貴重な幼少期、「少しでも早く環境を整えてあげたい!!」と1週間後に迫っていた1歳半健診を待てず、気づくと発達相談の予約窓口へ連絡をしていました。発達相談の日、保健センターの発達相談員さんに新版K式発達検査を実施してもらった結果、息子の発達年齢は「10ヶ月程度」と言われました。息子はそのとき1歳10ヶ月でした。頭によぎるのは、夜寝なかった乳児時代の息子、ヒラヒラと布を揺らして喜んでいた1歳のころ…あのときから行動に移していれば、息子にもっと早く療育を受けさせてあげられたのに…後悔ばかりが募っていました。Upload By 海乃けだま後ろばかり見ていた私でしたが、「とにかく息子のために今できることをできる限りやるしかない!」と夫と共に病院へ行き、療育先を探しに行きました。正直なところ今でも「息子にASDがなかったら、どんな子どもになったんだろう」と思わない日はありません。でもそんなとき、超楽天家な夫は「息子は息子やん!おもろいやん!」と私のネガティブな気持ちを軽く吹き飛ばしてくれます(吹き飛ばない日も多々あります(笑))。Upload By 海乃けだま私自身、息子が発達障害かもしれないと落ち込んでいたとき、藁にもすがる思いで見ていた発達障害に関する記事に背中を押してもらいました。この私の体験談が、誰かのお役に立てれば幸いです。執筆/海乃けだま(監修:室伏先生より)けだまさん、発達障害かもと思われたきっかけや、療育へ繋がるまでのエピソードを具体的に共有していただき、ありがとうございました。もっと早く療育を受けさせてあげられれば、と後悔があると書いてくださっていますが、1歳半健診よりも前に発達相談窓口にご連絡されたとのことで、とても早い段階で発達相談や療育につながれたのではないかと思います。もちろんお子様、ご家族が直面しているお困りの内容にもよりますが、3歳児健診で指摘されたり、就学前の段階で園の先生からご相談があったり、ということを契機に医療や療育につながる方が多いように思います。就学後や、成人になってから診断を受けられる方も少なくありません。自閉スペクトラム症の場合、1歳のお誕生日を迎える前の段階では、夜泣きや癇癪が強い、逆にとてもおとなしい、人見知りをしない、あまり笑わない・目が合いにくい、名前を呼んでも振り向かないなどの徴候が見られることもありますが、受診をしていただいてもその時点での診断は難しく、コミュニケーションの発達(言語発達だけでなく非言語的なコミュニケーションも含みます)、遊び方の発達、情緒の発達、感覚の偏りなどを見て、総合的に判断していくことが多いです。発達障害であるかどうかについて判断がつきにくい時期であっても、発達に関して不安な点があれば、ぜひ発達相談や受診を考えてみていただきたいと思います。けだまさんは、発達相談につながるまで、ママ友とも悩みごとを共有できないままに、お一人で悩まれたり、自分を責めてしまったりと、おつらかったですね。時間のかかる寝かしつけや、手の感覚過敏などもあり、育児も本当に大変だったことと思います。発達に関して相談することは、勇気のいることかもしれませんが、早期に療育機関につながりやすくなったり、関わり方のアドバイスをお伝えできたり、睡眠の困難さに対しては必要に応じて薬物治療を検討できたり(成人で使用される睡眠薬とは異なり、眠るためのホルモンを調整するようなお薬があります)と、いろいろメリットがあると思います。自閉スペクトラム症は関わり方が原因で発症するものでは決してありませんが、家庭でできる療育的な関わりにより、言語や社会性の発達を促すことも期待できます。1歳半健診では、言葉が出ているか、アイコンタクトや模倣、表情などの非言語的なコミュニケーションが育っているか、などを確認していますが、短時間の診察になりますし、個人差もあるため、多少のおくれがあっても指摘されないこともあります(3歳児健診も同様です)。健診で指摘がなくても、不安や違和感を感じた時点で相談を検討していただければと思います。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月30日胸が小さいことがずっとコンプレックスだった私。大人になってからはどうしようもないことだと割り切っていました。しかし、出産して授乳をする段階になって、否応なくこの問題に向き合わなければならず……。小胸で挑んだ授乳体験記をお伝えします。覚悟を決めて受けた授乳指導初めての出産後、休む間もなく始まった授乳指導。Aカップにも満たない胸がずっとコンプレックスだった私は、はじめは指導を受けるため助産師さんに胸を見せることも抵抗がありました。 しかし、授乳室に集まり当たり前のように胸を出して授乳をしている他のママたちを見て、母親なのだからと覚悟を決め、授乳指導を受けたのです。 小胸授乳の実態…!そもそも胸がなくても母乳はちゃんと出るのか?という心配もありましたが、助産師さんからは、小胸のほうが出が良かったりもすると励まされ、慣れない授乳に努めました。 しかし、胸の膨らみがないので赤ちゃんに乳首をくわえさせるのもひと苦労。すぐに口から外れてしまい、全然うまくいきません。 胸がある人よりも真下を見なければならないので首や肩も痛く、だんだん授乳が苦痛になりました。 つらいことは止めてみた1人目のときは母乳神話をうっすら信じていたこともあり、生後6カ月までは混合栄養で頑張りましたが、2人目のときには2・3カ月で早々に完全ミルクに切り替えました。 うまくいっていれば母乳のほうがメリットが多いのかもしれませんが、私にとって授乳は苦痛のほうが多く、母乳をやめたことでむしろ気持ち的にもラクになれたのです。 1人目のときは母乳で育てていないことに罪悪感を覚えることもありましたが、振り返ってみると、母親がつらい思いをしてまでこだわることではなかったと感じます。つらいことを頑張るよりも、ストレスを減らして子育てを楽しんで、と当時の自分に言ってあげたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪
2023年06月27日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、乳幼児との外食における注意点について教えてくれました。小さな子どもとの外食は色々と心配なことも多いですよね。乳幼児との外食をする際の確認しておくべきポイントをいくつかご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。 産後体調が落ち着いてくると、外食をしたくなるかと思います。しかし、乳幼児連れの外食は、ハードルが高い気がして躊躇してしまうこともあることでしょう。そこで今回は乳幼児連れの外食についてのお話しです。 乳幼児との外食はいつからOK?赤ちゃんの外出は、生後28日未満の新生児の時期を過ぎてからが可能となります。しかし、生後2カ月くらいまでの外出は、短時間で済ませるほうが良いでしょう。外食デビューによい時期は、首がすわり始める生後3~4カ月かと思います。抱っこもしやすくなり、授乳を事前にしておけば、比較的落ち着いて過ごせます。生後5〜6カ月になると、離乳食が始まります。離乳食が1回の時期は、外食時に無理にあげなくても家にいる時にあげれば良いかと思います。また、腰がすわり始めると、子供用いすに座らせることができるため、食べさせやすくなるでしょう。最初は、ファミリーレストランやフードコートなどが赤ちゃん連れでも行きやすい外食先がおすすめですが、個室があるところや座敷席などを選ぶとさらに安心でしょう。 外食時に注意することは?①乳幼児を連れて入店可能かを確認する一番重要になるポイントは、乳幼児を連れての入店が可能であるかどうです。料亭や高級レストランなどの格式の高い店では、断られる場合が多いです。カジュアルな店でも、その日の予約状態や客層などによっては、断られる場合があるかもしれません。事前に調べられる場合は、ホームページで確認したり、電話やメールなどで問い合わせをしておきましょう。さらに、ベビーカーは店に入れられるか、子供用の椅子や授乳スペース、トイレにオムツ交換できる設備があるかなどを確認しておくと安心でしょう。 ②ぐずっても大丈夫なようにお気に入りのおもちゃや本を用意食事をしている最中に、子どもがぐずってしまうということはよくあります。持ち運びしやすく、周りの方にも迷惑にならないようなおもちゃや、小さめの絵本などを用意しておくと、ぐずった時に遊ばせることができるためおすすめですよ。 ③授乳は食事前に済ませるまだ食事をしない月齢であれば、食事の時に機嫌よく過ごしてもらったり、眠ってもらうために食事が来る前に授乳をすると良いでしょう。授乳スペースを利用したり、個室や壁側の席などであれば、授乳ケープを使用して授乳できるかもしれません。近所へのお出かけの場合は、出発直前に授乳しておくのも良い方法です。育児用ミルクを作る際は、飲食店や授乳室でお湯をもらえることもありますが、基本的にはお湯は持参するようにしましょう。 ④万一こぼしたりした場合に備えて着替えを用意するお家で使い慣れた食事用エプロンや、使い捨ての紙エプロンを用意すると良いでしょう。エプロンでは防ぎきれないぐらいにこぼしてしまったり、汚れたりする場合もあるので、着替えも持参しましょう。赤ちゃんの口や手、テーブルなどの汚れをふき取るために、お店にはおしぼりもあるかと思いますが、たくさん使うこともあるのでウェットティッシュも持参していると便利です。 持参する離乳食や大人の取り分け食事で注意することは?まずは、離乳食の持ち込みができるかどうかを確認しておきましょう。お店によっては離乳食メニューをおいてある場合もありますが、ない場合が多いです。また食べ慣れない離乳食は、食べてくれない場合もあるので用意した方が安心です。 離乳食を持参する場合は、冷凍したものを常温で自然解凍するのはNGです。手作りのものは、保冷剤や保冷バックなど使用して傷まないように注意しましょう。外食時は、持ち運びがしやすい市販のベビーフードも活用してみましょう。離乳食完了期のお子さんは、大人の取り分けをすることもあるかもしれません。その場合は、味付けや食材の硬さ、熱くないか、今までに食べたことのある食材かどうかなどに注意しましょう。麺類などを細かく食べやすくするには、麺カッターが便利です。ベビー用品などのお店で購入できます。 まとめ赤ちゃん連れの外食が、家族みんなで楽しめるとよいですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年06月22日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気付かされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2023年06月22日BabyTech(R) Awards 2023 実行委員会(実務担当:株式会社パパスマイル 所在地:東京都千代田区)は、優れた子育てIT商品、サービス、育児家電を表彰するコンテスト「BabyTech(R) Awards 2023」(以下 BTA2023)を本年も開催。2023年6月12日より審査のご応募の受付を開始しました。BTA2023ロゴご応募はBTA2023ホームページから、Webフォーム記入または応募書式をダウンロードしてメールか郵送で受け付け中。募集期限は2023年8月25日24時までとなります。昨年までの受賞商品(抜粋)■時事的課題に対応した審査部門を新設BTA2023は時事的課題に対応し募集部門の中に小分類を設けました。「安全対策と見守り部門」には一般部門の他に専門分類「送迎用バス置き去り防止を支援する安全装置部門」を設置、「保護者支援サービス部門」には一般部門の他に専門分類「男性育休支援部門」と「キャリア支援部門」を設置しました。これは、「社会的課題に対しテクノロジーが寄り添い、解決への伴走者となる」というBabyTechそのもののあり方を反映し、時事的に多くのソリューションが生まれるタイミングで、同部門他ジャンルの商品・サービスに埋没せず、同じ目的で作られた商品・サービス群の中で公正な審査を行う目的があります。■募集部門の詳細小分類を含め合計12の部門に分類して審査いたします1. 授乳と食事部門子どもの授乳・食事に関するもの2. 子どもの学びと遊び部門未就学児を対象の範囲に含める学び、遊びに関するもの3. 安全対策と見守り(小分類より部門を選択)3-a. 一般部門事件事故や怪我等から未然に子どもを見守るもの、見守る人材や場所を提供するもの3-b. 送迎用バス置き去り防止を支援する安全装置部門送迎バス車内の置き去り事故を防ぐための安全装置限定部門4. 妊活と妊娠部門妊娠を望む人から妊娠中、産前産直後の母体とパートナー、環境に関するもの5. 健康・毎日のお世話部門子どもの健康管理を目的としたもの6. 記念・記録・思い出部門子どもと家族の成長や成果の記念、生活・活動記録に関するもの7. 保護者支援サービス(小分類より部門を選択)7-a. 一般部門妊娠中~乳幼児の保護者を対象とし生活をサポートするもの7-b. 男性育休支援部門男性育休制度の策定や取得支援、育休中の男性を対象とする、男性育児休業を支援するもの7-c. キャリア支援部門人的資本経営支援、妊娠中・育児中の保護者のキャリア支援を行うもの8. 保育ICT部門多人数の子どもを預かる保育施設向けのもの9. 育児家事向け家電部門育児をしながら行う家事を効率化、省力化するもの■審査日程一次、二次審査を経て2023年10月26日に受賞商品を発表。11月21日、22日には東京都立産業貿易センター 浜松町館で開催される「保育博2023」内で大賞授賞式、受賞商品の展示を行います。BTA2023日程■賞について○一次審査BabyTech(R) Awards 2023 Qualified一次審査通過賞および信頼できるベビーテック商品の認定証です。部門ごとに書類による一次審査で優秀な商品を選出し授与します。Qualifiedマーク(参考)○二次審査大賞・優秀賞部門ごとに一次審査通過商品(Qualified)から二次審査を経て大賞・優秀賞を選出します。サンプル商品・アプリを試用の上、各商品のオンラインプレゼンテーションを経て、審査委員が審査基準項目毎に5点満点で採点、合計点数により順位を算出します。大賞は各部門1位の商品、優秀賞は部門2位・3位の商品に授与されます。※部門毎の応募数により、優秀賞の同率順位ランクイン数に変動がある場合があります。大賞トロフィー(参考)■昨年の授賞式、受賞商品展示会の様子BTA2022 授賞式BTA2022 受賞商品展示会詳しくはBabyTech(R) Awards 2023の詳細をご覧ください ■二次審査項目・課題提起、解決方法・新規・独創性、実用性・機能性、使いやすさ・安全性、健康への配慮・将来性、継続性※審査項目に優先順位はありません。それぞれの項目を審査員が採点し、その合計点数で審査を行います■審査委員会・審査員学校法人菊地学園 理事長 菊地 政隆さん(まあせんせい)株式会社 企(くわだて) 代表取締役、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授 クロサカ タツヤさん朝日新聞社 イベント戦略室 次長 鵜飼 誠さん他、学識経験者、ママタレントが就任予定・コミュニティ審査員BabyTechユーザーコミュニティのママパパメンバー投票・審査委員長株式会社パパスマイル 代表取締役 永田 哲也■BabyTechとは「BabyTech(ベビーテック/ベビテック)」は、主に妊活・妊娠期から未就学児までの子育てを支援する、IoT(モノのインターネット)やICT(情報通信技術)関連の製品・サービスの総称です。2016年に米国の電子機器の見本市「CES」で提唱され、日本国内でもさまざまな製品・サービスが展開されています。■BabyTech(R) Awardsとはワンオペ育児をはじめとする育児に対する課題が山積するなか、これら課題に寄り添うBabyTechが普及し、生活者のみなさんに活用いただくためには2つのクリアすべき問題があります。(1)どのようなBabyTech商品を選べば安心して子どもに使用できるか、生活者自身が評価する手段に限りがある(2)BabyTechの普及、社会実装には生活者の皆さんの認知拡大と、そのための伝播力のある応援や協働が必要であるこれらに対し、まず保護者や保育者の皆さんが安心して質の高いBabyTech商品を認知し、活用することができるよう、有識者による公正な審査により優れた商品やサービスを表彰する、BabyTech(R) Award Japanを2019年より開催しました。生活者の皆さんが持つテクノロジーへの不安感、育児をアプリやデバイスに頼る後ろめたさを払拭するために、信頼に足る厳格なコンテストとなるよう尽力し、受賞した商品を安心してお選びいただける環境をつくることができました。昨年度より日本にとどまらないグローバルな賞への発展を目指し、BabyTech(R) Awardsと名称変更しました。また、さまざまな企業の皆さんにご協力いただくことで、伝播力のある協働をしていただき、ベビーテックという言葉が生活者の皆さんをはじめ官公庁自治体の皆さんにも認知いただき、広がりをみせつつあります。ベビーテック商品やサービスを提供されている皆様、今日の育児環境に課題感を持ち、アップデートして行きたいとお考えの皆様、取り組みに関心がある皆様に参加いただきベビーテック業界の発展を支えたいと考えています。■募集要項・応募方法の詳細ページ ■募集要項PDF、申込用紙ダウンロード ■募集要項・応募方法のご案内動画 ■主催者BabyTech(R) Awards 2023 実行委員会BabyTech(R) Awardsをより多くの皆さんに応援いただくため、本年より実行委員会形式による主催に移行をいたします。また、これまで4回の開催運営実績から、審査運営等実務面はBabyTechの商標を持つ株式会社パパスマイルが主体となって行います。■実務担当企業株式会社パパスマイル「BabyTechのパイオニアとして市場を活性化させ、家庭をエンパワーメントすることで子どもの豊かな成長を支える」ことをビジョンとし、子どもの成長に夢を持つ人とともに仕事をする企業です。※「BabyTech/ベビーテック」は株式会社パパスマイルの商標です■お問い合わせ先Webから: お問い合わせフォームをご利用ください メール : btaj_staff@papasmile.jp 電話 : 03-6555-2350 平日10:00~18:00オペレーターがご用件を伺い、順次折り返しご連絡差し上げます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月20日義弟夫婦に子どもが生まれ、遠方から遊びに来たときのことです。義弟夫婦の赤ちゃんは生後3カ月。私は義弟の奥さんのAさんに初めて会いましたが、ニコニコと柔らかい印象の人でした。そんなAさんに義父が放った言葉にあぜん……。しかし、それ以上にAさんの返しに衝撃を受けました。 赤ちゃんが授乳の時間に遠方から来た義弟家族に会うため、その日は義実家に私たち家族みんなでお邪魔していました。小さな赤ちゃんにわが家の5歳の娘と1歳の息子も興味津々。みんなで赤ちゃんをかわいがっていました。そんなとき、赤ちゃんの機嫌が悪くなってきたので、「そろそろ授乳かな?」と話しながら、私と義母で別の部屋を準備することに。すると、その様子を遠くから見ていた義父が唐突にこう言ったのです。 「見られても減るもんじゃなかろうに。今時の嫁さんはVIP待遇だな」。 酔った義父のトンデモ発言!義父はお酒が入っており、気が大きくなっていたようでした。みんなが義父の言葉を聞き流しながらAさんを部屋へ案内しましたが、そのときも義父は「減るもんじゃなかろうになぁ」と繰り返します。あまりにしつこいので、Aさんが部屋に入ったら、義父に「今は時代が違いますよ」と注意しようと思っていたときでした。 Aさんが義父のほうを向き「私が嫌なんですよ。お部屋、お借りします」と笑顔できっぱり言って、部屋に入っていったのです。これまで穏やかにニコニコしていたAさんの強い言葉に義父も面食らったようで、ばつが悪そうな顔をして、それ以上何も言わなくなりました。 きっぱりと自分の意思を示したAさんは、とてもかっこよかったです。また、義両親へはっきりとした態度をとるところは見習わなければと思いました。授乳が終わったAさんは、またニコニコ。嫌なことを言われても引きずらないところもまた素敵でした。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月17日出産という一大イベントを終え、子育てに奮闘する毎日。やっと子どもとの生活にも慣れてきて、少しずつ自分の睡眠時間を確保できるようになったのに、その時間を割いてまで夫婦生活なんて考えられない……。そんな、私の体験談をお話しします。 産後の体はボロボロ出産という大仕事を終えた体はボロボロでした。それなのに休む暇もなく、子育てに追われ、寝る時間も毎日バラバラ。やっと寝られると思ったら泣き出す赤ちゃんに振り回される毎日でした。 睡眠時間もまともに取れず、授乳の時間もまだ定まっていないと疲労はたまる一方……。産後の体は、当時の自分で思っている以上にボロボロだったと思います。 母親モードが強すぎて女になれない妊娠中もそうですが、産後もホルモンバランスが安定せず、精神的にも不安定な状態が続きました。授乳をしていると、パパに胸を触られることに抵抗があったり、子どもがいる空間での夫婦生活を受け入れられず、パパからの誘いを「寝てないから」「子どもがいるから」と断り続けて、気付いたらセックスレスになっていました。 女性として愛してほしいけれど、母親モードが強すぎて「そんな気になれない」と夫婦生活を断り続けた結果、なんと夫婦喧嘩に発展してしまいました。 産後のセックスレスを解消するには産後のセックスレスを解消し、夫婦喧嘩の原因をつくらないためには、セックスにこだわりすぎないことが大切かもしれません。 私の場合、お互いを理解し合えるように話し合い、日常生活のスキンシップを増やしてみたり、夫婦2人だけの時間をつくってみたりしました。すると、自然と夫婦生活を取り戻せるように。夫婦の時間を1時間でもつくることで、女性としての感覚を取り戻すことができました。 産後のセックスレスは夫婦仲さえも壊してしまう出来事ですが、誰にでも起こりうることだと実感。子ども中心の生活になりすぎず、パパとの時間も少しでも確保すること、それが家族としても夫婦としても円満に過ごしていける秘訣かなのかと思いました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:木村えま二児の母。年子育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2023年06月10日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。生後2カ月のゆらちゃんは昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で心身ともに疲弊していました。ある日、ゆのさんが夫に泣いて訴えて、夫婦で話し合うことに。すると、夫にも夜中の寝かしつけに協力してもらえるようになり、試行錯誤を重ねながら少しずつ状況が前進していきます。そんな矢先に助産師訪問の日を迎えたゆのさん。日頃の育児の悩みを相談したいと思っていた助産師訪問でしたが、想像以上に手厳しいアドバイスの連続に、心が折れてしまいます。 気持ちを切り替えて何とか過ごしていたゆのさんですが、夫の無神経な行動にイライラが募るばかりで……!? 和室の寝室化計画は進む気配もなく… やる気満々で迎えた助産師訪問。ゆのさんは助産師さんに、日中のねんねでベッドに置くと起きてしまうことや、日中の授乳が2時間おきであることなどを相談しました。 すると……。 「満たされていないんじゃない? 」「添い乳なら一緒に寝られるけど、巨乳さんじゃないもんね……」 日中ベッドで眠らないのは、授乳で満腹になっていないからではないかというアドバイスでしたが、ゆのさんは冷静に受け止めることができませんでした。 助産師さんの言葉が頭の中をぐるぐると巡っているうちに、助産師訪問が終了。結局、「いつかベッドで寝る」という励ましの言葉も、「今」の状況をどうにかしたいゆのさんは悶々としてしまいます。それでも、ゆらちゃんを一番近くで見ている自分が頑張らないと!と、なんとか気持ちを切り替えました。 ソファで寝かしつけをしていると、夫の生活音で起きてしまうことがあるので、和室を寝室化したいと以前から夫に訴えているゆのさん。しかし、頼りにしている夫は動いてくれる気配もありません。 それに加えて、両耳にイヤホンをして動画を観ながらゆっくり食事をとる夫。いつ食べたかもわからないような自分との違いを感じ、黒い感情が沸き上がってきてしまいます……。 しかも、夫はゆらちゃんが寝ているというのに、大声で笑う始末。ゆらちゃんが目を覚まさないかヒヤヒヤしたゆのさんは、「お世話を代わってくれないなら、せめてジャマしないで!」 と、心の中で叫ぶのでした。 赤ちゃんの生活リズムに合わせていると、ママの食事は後回しになりがちですよね。ゆのさんのように、ねんねしているうちに急いで食べたという経験がある方は多いのではないでしょうか。毎日とはいわなくても、ゆっくり味わいながら食べる時間が欲しいですよね。わかってほしいところですが、実際に自分の身に起きないと、家族であっても気が付かないのかもしれません。ゆのさんは、旦那さんに言葉にして相談してみる必要がありそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年06月06日初めての出産後、母乳がよく出た私は、大きな問題なく完全母乳育児をしていました。ところが、息子が生後8カ月ごろの授乳中、胸に激痛が走ります。息子が生え始めの歯で噛んできたのです! たまたまかな? と思いきや、その後は毎回噛むようになり、日を追うごとに傷や痛みが悪化していきました。私は恐怖の授乳時間を打開すべく、ある方法を試みました。 お願いだから噛まないで!尊い授乳が恐怖の時間に… 第1子を出産後、母乳がよく出た私は、完全母乳育児をしていました。夜中の授乳や搾乳などに疲れることもありましたが、おっぱいに関する悩みはゼロに等しいほど。しかし、息子が生後8カ月ごろの授乳時、突然痛みに襲われました。息子の生え始めの歯で噛まれたのです。授乳を中断することで泣かれたり、飲まなくなったりされるのは嫌だったので、私はちくびの痛みを堪え、授乳を続行しました。しかし、再度噛まれると痛みに耐えられず、さすがに授乳を中断。「痛いから噛まないでね」という思いは届かず、その後の授乳でも噛むようになってしまいました。 噛み癖が治ることはなく、日を追うごとに悪化する傷はとうとう出血するまでに。搾乳して哺乳びんで飲ませる方法もありましたが、おっぱいを飲む息子の姿に愛おしさを感じ、直接の授乳をやめたくありませんでした。とはいえ、いつ噛まれるか予測できずそわそわ。突然噛まれては激痛に耐えるのも限界です。 噛み癖の原因を調べると、「遊んでいる」「歯が生え始めて歯茎がかゆい」「空腹ではない」などがありました。早速、息子に歯固めのおもちゃを与え、乳頭のケアオイルで胸周辺を保湿し、柔らかく保つことに専念。 すると、対策したかいがあったのか、1カ月程で息子の噛み癖が解消! ちくびの傷も徐々に治り、以前のように直接授乳ができるようになりました。現在は、痛みも傷もないため「そんなこともあったね」と思えますが、無事卒乳するまで完全母乳育児ができてうれしかったです。 作画/becomachi85著者:上川ようこ
2023年05月29日もともと母乳育児に憧れを持っていた私は、「絶対に母乳で育てるぞ」という強い思いを持つようになったのですが、現実は理想とはほど遠く……。そんな授乳に疲れ果てていたときに、友人のひと言が私を救ってくれたのです。母乳育児の現実を知る…母乳育児に憧れ、子どもは絶対に母乳で育てたいと強く思っていた私。しかし、母乳育児の現実は過酷でした。まず、慣れない体勢で腰や首、肩が痛くなりました。そして私は母乳が出にくく、頑張って吸わせたあとに赤ちゃんの体重を測ると、なんと2gしか増えていなかったのです。 それでも吸わせないと母乳が出なくなるし、育児用ミルクを足し過ぎると赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれなくなると本に書いてあったので、とにかく必死でした。母乳が足りないせいで授乳間隔も2時間半、2時間とどんどん短くなり、乳首が切れて痛みも強くなるばかり。寝不足も重なり、授乳時間は私にとって苦痛な時間になってしまいました。 私を救った友人のひと言そんなある日、友人に母乳育児の大変さを話したときのことです。友人から言われてハッとしました。 「母乳とミルク、どっちで育ったかとか、大人になってから関係ある?」 この言葉に、大事なのは母乳か育児用ミルクかということではなく、きちんと授乳して育てるということだと気付かされた私。 それからは思い切って育児用ミルクを足すようにしました。すると、赤ちゃんはしっかり寝てくれるようになり、私も睡眠をとると母乳の出が良くなったのです。両親に預けるときも、育児用ミルクがあるので授乳時間を気にせずに出かけることができました。 その友人は保育園に赤ちゃんを預けるため、哺乳びんに慣れさせる必要があり、大変だったそうです。完全母乳だったときは育児用ミルクを作る手間は省けますが、母親しか授乳できないというデメリットもありました。しかし、母乳でも育児用ミルクでも、自分に合った授乳法を見つけることで、授乳も苦痛ではなく幸せな時間となることを学んだ出来事でした。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:桃野ゆか
2023年05月28日生後6カ月になった息子に、離乳食を食べさせたものの、なかなか口にしてくれません。育児本を読んだり、人に聞いたり、SNSで調べたりすると「はじめはなかなか食べない」や「そのうち食べるようになる」という情報が。その言葉にひと安心しましたが、離乳食が進まないまま10カ月健診を迎えてしまいます。そこで保健師さんに言われたこととは……? 進まない離乳食がまさかの成長するきっかけに! 息子が生後6カ月になったときに、離乳食を始めました。SNSや本などを参考に食器を揃え、楽しく離乳食作りを開始していましたが息子は一向に食べません。さらに生後10カ月になってもなかなか食べてくれないのです。息子の体重が増えないことにモヤモヤしているとき、10カ月健診が近付いてきました。健診当日、保健師さんから「この子は体重が軽いけど、離乳食進んでいる?」と言われました。保健師さんに離乳食の時間帯や授乳の回数など話していると「離乳食の前に母乳を与えていることが原因かもしれないね」と言われたのです。 その日から、離乳食の前に授乳はしない! と決めました。しかし、いつもは穏やかな息子が怒って暴れて離乳食どころではなくなります。無理やり食べさせて誤嚥につながるのも怖かったので、私は泣く泣く授乳をすることに。すると、さっきまで怒っていた息子が嘘のように穏やかに。息子は離乳食が嫌だから食べないのではなく、“おっぱいが飲みたいから”食べなかったようです。息子の体重は気になりましたが、それよりも息子の情緒が不安定になるほうがつらかったので、いままで通り授乳とゆっくりの離乳食で育てていこうと決意。 それから、ちょうど息子が生後11カ月半になったころ、私は新型コロナウイルスに感染し隔離生活が始まりました。夫が育児を任せたところ、はじめの2~3日は母乳ではなく離乳食ということで怒っていた息子も、ママがいないことを理解して離乳食を食べるように! 夫からLINEで「離乳食を完食したよ」と知らせが来て、とても驚きました。私の療養が終わったあとも、息子は離乳食を食べてくれました。周りから体重や成長について言われて不安になりましたが、子どもの数だけ育児の仕方も違うことを知るきっかけとなりました。 今回の件で、周りの意見や声も受け入れつつ、私たち親子のペースで焦らず成長していこうと思えた出来事でした。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:宮田沙耶
2023年05月27日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの水分補給について教えてくれました。これからの季節、水分補給は欠かせないですよね。月齢ごとのポイントや水分補給の際の注意点についても詳しくお話してくれています。ぜひ参考にしてくださいね。 気温が高くなるこの時期、赤ちゃんの水分補給に迷うこともあるかと思います。今回は、月齢ごとに水分補給のポイントについてお話ししていきます。 生後6カ月未満の赤ちゃんの水分補給生後6カ月未満の赤ちゃんへの水分補給は、母乳か育児用ミルクが最適で、その他の水分は不要といわれています。お茶や白湯などの水分は、赤ちゃんの未熟な消化機能では水分として取り込みづらく、その他の水分を摂ることで必要な母乳や育児用ミルクの飲む量が減ってしまうことがあり、必要な栄養が取れなくなってしまうリスクがあるからです。そのため、生後6カ月未満の赤ちゃんが外出先や野外でなどで汗をたくさんかいた場合には、他の水分をあげるのではなく、授乳間隔を通常よりあけないようにするなど、こまめな授乳をすることが大切です。 生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんへの水分補給生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんは、離乳食を食べるようになってきて、母乳の授乳回数や育児用ミルクの量が減ってくるかもしれません。基本的には生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、無理してその他の水分で水分補給する必要はありませんが、お茶や白湯などの他の水分も離乳食や授乳に影響しない程度にすすめても良いでしょう。最初は、麦茶や白湯をあげるようにすることをおすすめします。ミネラルウォーターをあげる場合は、赤ちゃんの胃腸に負担の少ない軟水にしましょう。また、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースは、あげすぎるとそれだけを好んで飲むようになることがあり、糖分の摂りすぎに繋がってしまいます。発熱などの病気の際にもなるべく、母乳や育児用ミルクを与えるようにしましょう。 一気に飲ませるのはNG!与え方のポイントは?麦茶や白湯の赤ちゃんへの与え方のポイントは、いっぺんにたくさん飲ませるというよりは、少量を数口程度にこまめに分けてあげる感じがおすすめです。基本的には、コップやスプーン、ストローなどであげるようにします。哺乳瓶で慣れている場合は、哺乳瓶であげても大丈夫です。しかし、生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、基本的には、無理してその他の水分で水分補給する必要はありません。母乳や育児用ミルクは、通常の授乳間隔よりあけすぎないようにいつもよりこまめにしっかり飲ませるようにすることが大切です。 1歳以降の水分補給のポイントは?1歳以降の赤ちゃんは離乳食も進んできて、母乳や育児用ミルク以外にも、麦茶や白湯を水分補給に取り入れる家庭も多いことでしょう。外出する際にもベビー用の麦茶などを携帯しておくのがおすすめです。母乳を飲んでいる場合には、基本的には欲しがる時にお子さんにあわせて与えれば問題ありません。育児用ミルクの場合も、通常の回数や間隔であげてください。 水分補給を行うタイミング水分補給のタイミングは、通常のお世話のタイミングや遊んだあと、お風呂上がりなどがよいでしょう。春夏の季節の外遊びは気温も高く熱中症の心配も出てくるので、こまめな水分補給を心がけてくださいね。水分補給は、飲ませようとしてもなかなか飲んでくれないというお子さんがいたり、反対に、水分を欲した時に一気にたくさんの量を飲んでしまうこともあるでしょう。効果的な水分補給のポイントは、一気に飲ませるのではなく、少量ずつこまめに飲ませてあげること。1歳をすぎると、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースなどを好んで飲む子も多く、水分補給が気になるママとしてはついつい与えてしまいがちにもなりますが、糖分の摂りすぎや虫歯の原因となることもあるので注意しましょう。この頃の水分補給は、ストローマグなどであげることも多くなるかと思います。逆流防止機能のあるストローであっても、口をつけたものを長時間常温に置いておくのは雑菌が繁殖しやすいので避けるようにしましょう。別の容器で用意しておき、少量ずつ新しいものを入れてあげるのも良い方法です。一回に入れる量は、1〜2時間で飲み切る量を目安にして、それ以上の時間になったら破棄するようにしましょう。 まとめ水分補給のポイントをおさえて、赤ちゃんの成長や様子に合わせて対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009参考サイト:やってる人多し!体調の急変にもつながるので要注意!乳幼児への熱中症予防対策を現役助産師が教えます|ベビーカレンダー参考サイト:実はお茶や白湯はNGなことも!?助産師が教える暑い季節の体に負担をかけない「水分補給」とは?|ベビーカレンダー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月26日授乳服って必要なの? 産前に買う? 産後に買う? どんな服を買えばいい? 授乳服はわからないことがいっぱいですよね。助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、授乳時の服装についてマンガで解説してくれました。助産師さんならではの視点に注目です!授乳のときに便利な授乳服。しかし、妊娠中に用意しても、実際はあまり着なかったというママもいます。また、母親学級を担当していると、妊婦さんに入院時の持ち物に授乳服が必要かと質問されることがあります。 今回は、助産師の立場から授乳服についてお話ししたいと思います。 授乳服とは?授乳服とは、服を脱がずにおっぱいを出すことができ、授乳するときに肌の露出が少ないことから、冬の寒さ対策や外での授乳時に便利なものです。おっぱいのところにスナップやファスナーがついているタイプや、布が重なってめくるタイプなどさまざまなデザインのものが市販されています。授乳服は使用期間が短いので、購入枚数を抑えるか、あまり授乳服には見えない授乳期間が終わっても着ていられるようなデザインの洋服を選ぶと良いかと思います。また、友人から譲り受けたり、フリマサイトで購入したりする方もいらっしゃいます。 出産直後に授乳服をおすすめしないわけ授乳のときは、できるだけママと赤ちゃんの体が密着して、赤ちゃんにおっぱいを乳輪のところまで深く加えてもらうことが大切です。新生児の慣れないころの授乳の場合は、密着できるようにママの洋服を上半身脱いでもらった状態でおっぱいの練習をすることがあります。また、おっぱいの形や大きさによっては、授乳服では難しいこともあります。出産後の入院期間は、前開きのパジャマであれば授乳の妨げにならず、問題ないかと思います。 授乳時に適した洋服外出をするようになるころなら、お子さんもママもだいぶ授乳に慣れてくるころになるかと思います。授乳服を使うのはこれくらいの時期になってからがおすすめです。授乳服は、赤ちゃんが深く吸い付きやすいように、おっぱいの部分がなるべく広く空くようなタイプを選ぶといいと思います。 授乳服以外でおすすめなのは以下の服装です。・前開きのシャツ・ジップアップパーカーの下にTシャツ・前開きのワンピースやサロペット・赤ちゃんを中に入れられるくらい、ゆったりとしたサイズのチュニックやトレーナー、セーター・前ボタンが3〜4個ある、またはファスナーが付いていて胸元ぐらいまで開けられるシャツ 外での授乳には授乳ケープも併用すると安心です。 夜間や部屋着の服装でおすすめなのは以下のものです。・前開きタイプのパジャマ・襟元が大きく空いたシャツ(襟元を伸ばしておっぱいを片方ずつ出して授乳する)・前開きのベストや腹巻き(冬の時期に授乳中ママの体が冷えないようにするため) フォーマルな服装の場合お宮参り、友人や親戚の結婚式など、授乳中にイベントに参加することもあるかと思います。授乳用のフォーマル服は便利ですが、使用頻度も少なく購入を悩むところですね。授乳が終わったあとでも着られるようなタイプのものを選んだり、上下分かれているタイプのものを選んだりしても良いかと思います。 初めてのママは妊娠中に授乳の様子をイメージするのは難しいかと思います。授乳服はお店やネットで情報収集をしておいて、産後お出かけをする時期に購入されると選びやすいかと思います。 作画/はたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月23日こんにちは!もう少しでやってくる“梅雨”に、今からテンションが下がりつつある編アシありさです。洗濯物の部屋干しも、アホ毛まみれの髪の毛もウンザリだけど、何より子どもとのお出かけに困りますよね……。そこで今回は、雨の日におすすめしたい室内遊び場をご紹介♪ 以前、ふらっと行ってみた吉祥寺の「キッズユーエスランド」が満足度◎だったので、詳しく解説していきます~!(この日は、井の頭公園に行く予定だったのに雨が降ってしまったため、急きょ行き先を変更しました……)「キッズユーエスランド」は、全国に約50店舗展開する室内遊び場!「キッズユーエスランド」は、日本全国に約50店舗展開する室内遊び場です。東京だと、浅草店と吉祥寺店の2店舗があり、今回は吉祥寺店に行きました。室内は、バラエティに富んだ遊具やゲームで溢れており、まるで室内遊園地のよう! 「キッズユーエスランド」初体験の娘とお友だちは、入口に到着した途端、大興奮! 顔を真っ赤にして、一目散にお目当ての遊具に走っていきました(笑)ちなみに、保護者同伴必須で、利用料金は下記の通りです。【平日】●子ども1日パック800円(会員)、900円(一般)●子ども1時間パック600円/60分(会員)、入場料100円+600円/60分(一般)●保護者1日パック500円(会員)、600円(一般)【休日】●子ども1日パック1,400円(会員)、1,500円(一般)●子ども3時間パック1,100円(会員)、1,200円(一般)●子ども1時間パック600円/60分(会員)、入場料100円+600円/60分(一般)●保護者1日パック500円(会員)、600円(一般)※掲載している情報は、2023年5月現在のものです。※子どもは、小学校6年生までが利用可能。※0歳児は無料。※会員カード発行料、1人あたり300円。(更新料、年会費なし)ロッカー完備だから、荷物を預けて思いっきり遊べる!数に限りはありますが、各店舗にロッカーが完備されています! かさばる荷物を預けることができるので、親子揃って思いっきり遊ぶことができます。授乳室&オムツ交換室も! 赤ちゃん連れでも安心♪また、店内に授乳室とオムツ交換スペースがあるので、赤ちゃん連れでも安心して利用できます。ベビー専用スペースがあるのもポイント!各店舗に、3歳までの小さな子どもが遊ぶことのできるベビースペースも♪ 吉祥寺店は、こんな感じでやわらかい素材の遊び場が。 0歳は無料で利用できるので、乳児期の赤ちゃんの遊び場に困っているママも必見です!遊びの種類が大充実! 室内でも思いっきり遊べちゃう!滑ってもぐって上って楽しめる♪ 「ボールプール&滑り台」吉祥寺店の一番の目玉となる遊具は、こちらのボールプール&滑り台だと思います! 娘は、真っ先にこのエリアに走っていきました(笑)滑った先がボールプールになっているので安心。また、滑り台の周囲にもぐるりとボールプールが広がっているので、ザブザブもぐって楽しむことができます。そして、ボールプールの頭上をぐるっと一周取り囲むようにコースが設置されており、ハイハイしながら探検することもできちゃいます!あみあみのトンネルや、でこぼこの橋など、メリハリのあるコースを満喫していました♪ふわふわなのによく跳ねる! 「エアートランポリン」こちらは、ふわふわのエアートランポリン。「あまり跳ねないのかな?」と思いきや、想像以上にポヨヨ~ン! と跳ねるので、子どもたちも大満足。「一体何回やったのだろう?」というくらい、何度もおかわりしていました(笑)360度回転する! 巨大な筒状の「サイバーホイール」子どもの室内遊び場でよく見かける「サイバーホイール」が、「キッズユーエスランド」にもありました! 娘は初体験だったので、「なにこのおっきいの~!」と驚きながらも大興奮。お友だちとふたりでゴロゴロ転がりながら、キャッキャと喜んでいました。まるでゲームセンター気分♪ 遊び放題の「ゲーム機」「キッズユーエスランド」では、ゲームセンターにあるゲーム機が、なんとフリープレイで何度も遊ぶことができちゃうんです! ゲームセンターだと我慢してもらいがちの「ワニワニパニック」……(笑)この日は、心ゆくまで遊ばせてあげることができて、母も満足でした!見てください、この跳躍力!! 相当楽しかったようで、叩く度に全身全霊で挑んでいました(笑)そして、こちらのピカチュウの乗り物も乗り放題! ポケモンが大好きな娘は、ピカチュウに乗りながら、いろいろなポケモンの鳴き声が聞けて、幸せそうでした(笑)お友だちと力を合わせて漕ぐ! 「サークル自転車」まだまだ続きますよ~! こちらは、まるいフォルムが特徴の「サークル自転車」です。お友だちと協力して漕いで、グルグル回るもの。3歳から利用できるので、ペダルを漕ぐ練習にもなりそうですね。初めての子にもおすすめ! キュートな「コーヒーカップ」遊園地に行かなくても味わえる、コーヒーカップまで! 本場のコーヒーカップよりゆるやかなスピードで回るので、コーヒーカップ未経験の子にもおすすめです。運転気分を味わえる♪ ミニサイズの「自動車」乗り物好きキッズはたまらない、自動車の遊具もありました! ただし、足をつきながら動かすので、電動タイプではありません。形が浮き出るのがおもしろい! 「ピンスクリーン」海外製のこんなおもちゃも! 裏と表にたくさんのピンがついており、ついた手の形が反対側に浮き出る仕組みになっています。2人で対になって、浮き出るいろいろな形に盛り上がっていました。のんびり遊びたい子はこちら! 「おままごとスペース」アクティブな遊具のほかにも、定番のおままごとスペースもあります。のんびりマイペースに遊びたい子は、こちらがおすすめ。木製のキッチンが可愛かったです♡メルちゃんのおもちゃもありました。メルちゃんを治療中の娘。こちらは、回転寿司ごっこをするお友だち。しばらくあっちこっちと動き回っていた2人ですが、さすがに疲れたのか、このスペースで小休憩をはさんでいました(笑)やさしげな雰囲気が可愛い! 木製の「レールおもちゃ」みんな大好きなレールおもちゃも! これなら、小さなお子さんでも楽しむことができますね♪立体ビーズ塗り絵で、世界にひとつだけの作品づくり!最後にご紹介するのが、こちらの立体ビーズ塗り絵! 室内の一角がワークショップスペースになっており、こちらを製作することができました。(※別途キットの購入代金がかかります)ベースとなる絵柄が描かれた木の板と、7色の不思議なビーズがセットになっています。娘はハチ、お友だちはサカナをチョイス。このビーズ、何が不思議かと言うと……こんな感じで、引っ張るとビヨ~ンとのびるんです! ちぎってのばして、木の板の絵柄を塗りつぶしていきます。ビーズは、時間が経つと固まるのでご安心を!思ったより簡単で、子ども1人でもサクサク進めることができました! 黙々と作業する娘とお友だち……じゃじゃん! 完成です!!! 子どもならではの個性的な配色が可愛いくて、親たちもお気に入り。ちなみに我が家は、今でも家のキッズスペースに飾ってあります♪いかがでしたか? 参考になったでしょうか。遊具の種類は店舗によって異なるそうなので、我々親子は、別の店舗にも行ってみたいな~! と目論んでいます。他の店舗情報等含め、詳細は公式サイトから確認してみてくださいね☆「キッズユーエスランド」公式サイトはこちら>>>※掲載している情報は、2023年5月現在のものです。
2023年05月20日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
子育ては毎日がたからもの☆