スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「兄の忘れ形見・双子の娘を引き取り育てた結末」を紹介します。38歳のパニオは愛する友美と結婚。パニオには15歳の双子の娘・ミクとカナがいます。現在の幸せに至るまで、パニオには数々の障壁を乗り越えてきました。 恩人である兄との悲しい別れパニオは小学校の時に両親を事故で亡くし、10歳上の兄がここまで育ててくれました。 12年前、パニオが仕事をしていると、警察から電話が。なんとパニオの兄夫婦が事故に遭ったとのこと。急いで病院に駆けつけるも、もう2人は息を引き取ったあとでした。 パニオは、親代わりになって育ててくれた兄に感謝の気持ちを持ちながらも、迷惑をかけずに独立した姿を見せたいと、彼との距離を保っていたのです。もっと話すべきだった、会うべきだったと後悔の念にかられたのですが、それはもう叶いません。気持ちの整理がつかないまま、パニオが喪主となり葬儀をすることになりました。 双子の姪っ子を引き取り、家族に2日後の葬儀のとき、兄の双子の娘・ミクとカナ(3歳)の行く末について、親戚たちは話し合っていました。誰も彼女たちを引き取りたがらず、施設への入所が提案されていたのです。2人は部屋の隅で泣きながら立っています。彼女たちは兄夫婦の生きた証であり、大切な姪っ子。兄から受けた恩を返す番だと、パニオは2人を引き取ることを決め、大事に育てようと心に誓いました。 ミク・カナと一緒に暮らし始めること数カ月。2人は夜になると寂しさから少し泣くこともありますが、保育園では元気に過ごしてくれています。保育園の先生・友美は、彼女たちの心の支えになって、2人の様子を見に家に来てくれることもありました。友美の存在は1人で子育てを始めたパニオにとっても癒しの存在でした。 数年後、ミクとカナが小学生になったとき、パニオは友美に「俺と付き合ってくれますか?」と告白。友美は喜んで受け入れ、2人は恋人となりました。 2人の娘が望んだのは、育ての父・パニオの幸せ数年後のミクとカナの中学入学式前日、ハレの日だというのになぜか2人はご機嫌斜め。理由を聞いてみたところ、「入学式にママも来て欲しい……」とのこと。そしてミクとカナは友美に、「本当のママになって!」と頼んだのです。2人はパニオに、自分自身の幸せを考えてほしいと懇願しました。 驚いたパニオ、実は入学式が終わったら友美にプロポーズするつもりで、指輪を既に用意していたことを打ち明けました。そして友美にプロポーズ! 友美も家族の一員になってくれることに。これからもミクとカナ、そして友美と一緒に幸せな日々を送ります。 幸せいっぱいの新生活~手作りのスタイと共に~その後、小さな教会で4人だけの結婚式を挙げました。式のあと、ミクとカナは2人にお祝いの言葉をかけ、かわいらしい手作りのスタイをプレゼント。実は2人とも、弟や妹を待ち望んでいたのです。 その後友美はすぐに妊娠し、ミクとカナは近々お姉ちゃんになる予定。これからは家族も増え、新しい生活をスタートさせます。父母や兄との別れによって苦労を重ねたパニオでしたが、今では幸せいっぱい。きっと、天国の兄夫婦も見守ってくれていることでしょう。著者:ライター パニコレ
2023年05月29日幼少期からつらいことばかりだった、さつきさん。性的暴行をする父、助けてくれない母というとてもつらい家庭環境の中で育ちました。大人になったさつきさんは、職場で出会った淳さんとの結婚を機に、実家を出て義母と同居。長男も生まれました。しかし、父のことを思い出すため、淳さんから誘われても断る日々が続き、ある日淳さんに問い詰められます。意を決してさつきさんは父から性的暴行を受けていたことを打ち明けますが、淳さんは聞いた途端よそよそしい態度に。またなぜか義母にも知られており、さつきさんは夫と義母から冷たくあしらわれるようになりました。 息子が成人したら…発育がゆっくりめな息子・健太くん。夫と義母は無理やり小学校受験をさせましたが不合格。その後、夫と義母には嘲笑され、さつきさんはますます孤立していきます。 冷たい夫と義母に、さつきさんは「もう家族なんていらない」とまで思うようになってしまいました。 人生に絶望した、さつきさん。息子の健太くんが成人するまでは面倒をみる、そしてそのあとは離婚して新しい生活をすると決意しました。 さつきさんにとっての新しい生活──。それは「思いっきりおしゃれをしてみる」こと。 実父のこともあり地味に目立たないよう生きてきたさつきさんにとっては、髪を伸ばすこと、かわいい靴をはくこと、ネイルやメイクをすること……それらが何よりも憧れで、叶えてみたい夢なことだったのです。 この地獄が終われば……さつきさんは密かに自分の中で固い決意をするのでした。 ◇◇◇ 「家族を捨てたい」と思ったさつきさんの人生。幼少期からの性的虐待、成績重視の家庭環境、義母との関係、夫婦生活の不和、子どもの発育、とたくさんの悩みであふれていました。 健太くんと話しているさつきさんの表情はやさしくおだやかですし、離婚後の将来のためにパートもはじめ、きっと未来は良い方向に向かうはずです。 自分の思う「幸せ」に向かって日々を過ごしていくことはとても大切なこと。これからのさつきさんの人生が、どうか幸せでありますように。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月27日幼少期からつらいことばかりだった、さつきさん。性的暴行をする父、助けてくれない母というとてもつらい家庭環境の中で育ちました。大人になったさつきさんは、職場で出会った淳さんとの結婚を機に、実家を出て義母と同居。長男も生まれました。しかし、父のことを思い出すため、淳さんから誘われても断る日々が続き、ある日淳さんに問い詰められます。意を決してさつきさんは父から性的暴行を受けていたことを打ちあけますが聞いた途端、淳さんはよそよそしい態度に。さらには、いつの間にか義母もそれを知っていて……。 もう家族なんていらない義母から「実の父親と通じたふしだら女」などと罵倒されてしまった、さつきさん。 さつきさんの過去を知ってからというもの、夫も義母もさつきさんに対して冷たい態度をとるようになりました。 ※息子→孫 発育がゆっくりめで、文字がまだ読めない息子・健太くんに小学校受験を強要した淳さん。健太くんは不合格になってしまいますが、淳さんと義母はそれを嘲笑。 息子にまで冷たくあたる夫や夫の味方ばかりする義母に、さつきさんは限界に達し「もう家族なんていらない」と絶望してしまいます。 ◇◇◇ 息子の小学校受験を機に、さつきさんの絶望感がピークに達してしまいました。 ひとりで子育てをして誰よりも息子のことをわかっていたさつきさんにとって、受験後の夫や義母の心ない言葉はどんなにつらかったことでしょう。「家族を捨てたい」というネガティブな気持ちになってしまうのも仕方ないのかもしれません。 信頼できる人がいない中での子育ては大変で、つい気持ちがふさぎ込んでしまうこともありますよね。少しでも気持ちが暗い方向にいっているなと感じたら、行政の相談窓口への問い合わせなどを利用する選択肢もあるので、ひとりで抱え込まず「誰かに話す」という一歩を踏み出してみることも大切かもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月26日幼少期からつらいことばかりだった、さつきさん。幼いころから父に体を触られ、14歳になったころには性的暴行を受けてしまいます。さらに、母も助けてくれないという家庭環境で育ちました。その後さつきさんは職場で出会った淳さんとの結婚を機に、実家を出て義母と同居。しかし、幼いころの父からの性的暴行によってさつきさんは、淳さんからの誘いを受け入れられません。意を決して淳さんに過去の性的暴行をカミングアウトすると、突然よそよそしい態度になり……。 汚らわしい嫁だわ過去の父からの性的暴行をカミングアウトしてからというもの、夫の淳さんとは気まずい関係が続いています。また、早産で生まれた息子・健太は発育が遅く、2歳でも言葉がほとんどでず、さつきさんは、悩みや不安にさいなまれる日々を送っていました。 そしてあるときから、やさしかった義母までが態度を急変させ……。 ※あーくんに子ども→あーくんの子ども ※息子→孫 義母がキツくあたってくるようになったのは、さつきさんの過去を夫・淳が義母にバラしたからのよう。 さつきさんは、義母から「実の父親と通じたふしだら女」「あーくん(淳)に色気で近づいてきたのね!」などとひどい言葉を浴びせられてしまいました。 ◇◇◇ 信頼している夫だからとカミングアウトしたのに、裏切られてしまったさつきさん。 夫・淳さんも思わぬカミングアウトに動揺し、抱えきれずに義母に話してしまったのかもしれませんが、被害者であるさつきさんにとっては夫や義母の言動もひどい仕打ちに変わりはありません。 その相手だけに大事なことを話したいときなどには、「どこまで」「誰にまで」話してもよいかも同時に伝えておくのも大事かもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月25日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。幼いころから寝かしつけ中に父から体を触られ、14歳になると父から性的暴行を受けてしまいます。さらには、母はそれを見て見ぬふりをしたどころか逆にさつきさんを責めるという、異常な家庭で育ちました。その後、大学を経て、就職したさつきさんは職場で出会った淳さんとの結婚。実家も出ることができ、長男も生まれ、ようやく“普通の生活”ができるかと思っていたのですが……。 夫とは気まずいままで…産後も体を求めてくる夫の淳さん。しかし、さつきさんは初めての子育てで疲れているうえに、そもそも父からの暴行がトラウマになって行為自体が好きではありませんでした。しかし、行為を断るとキレてしまう淳さん。 そんな淳さんをみて、さつきさんは「話せばわかってくれるかも」と思い、父から暴行を受けたことを告白します。それを聞いた淳さんは、態度を急変させ……。 父から過去に性的暴行を受けたことを打ち明けた翌日、あきらかによそよそしい態度を取る淳さん。それ以後、淳さんとさつきさんは気まずいままです。 そんな中、息子の発育が遅いという悩みが出てきます。不安や焦りに押しつぶされそうになりながらも頑張って育児をしていたさつきさんですが、淳さんは子育てに無関心。それどころか「ちゃんと子育てしてんのか!」と、さつきさんを叱責するまでに。さらに義母の態度まで変化してきました。 ◇◇◇ さつきさんは、夫とうまくやっていくために過去をカミングアウトしたのですが、どうやら裏目にでたようです。 また、息子の健太くんの発育に関しての悩みも出てきました。子どもの成長は十人十色ですが、さつきさんのようにワンオペで育児をしていると不安に押しつぶされそうになってしまうこともありますよね。 もし子どもの発育に関して不安なことがあれば、迷わず医療機関や公的機関などに相談し、ママがひとりで抱えこまないようにすることも大切にしていきたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月24日現在、婿養子の夫と2人の子ども、そして高齢の両親とともに暮らしています。私の父は口が悪く、汚い言葉を使うのは日常茶飯事。私は、いずれ子どもたちが父の言葉をまねるのではないかと懸念していました。いろいろな言葉を覚えているなか、かわいい言い間違いをする息子。しかし、4歳になったころ、懸念していたことが起こってしまったのです……。長男のかわいい言い間違い長男が3歳のころ、かわいい言い間違いをしていました。「先生のおうち行ってきた」「先生のおうちで遊んだ」と言っていて、最初は何のことかわかりませんでした。しかしある日の朝、「先生のおうちやだ!」と発した言葉で「先生のおうち」が「保育園」のことだとわかりました。 朝から夕方まで保育園には先生たちがいるので、長男は保育園を先生たちが住むおうちだと勘違いしていたようです。それからしばらくは「先生のおうち」と言っていましたが、ある日を境に言わなくなりました。もうあの言葉は聞けませんが、今ではなつかしい思い出です。 乱暴な言葉を発する父…長男はかわいい言い間違いをする一方で、使ってほしくない言葉まで覚えてしまいました。原因は一緒に住んでいる父です。80歳間近の父は、何かとすぐに「ボケ!」「アホ!」などの乱暴な言葉を使います。前々から荒々しい性格でしたが、特に近年は乱暴な言葉を発する機会が増えました。 そんな父ですが、実は大の子ども好き! 長男も「じぃじー!」と父に懐いていて、2人で遊びに出かけることもしばしば。ついに長男が4歳になったころ、いつの間にか「アホ!」と父の言葉をまねるようになってしまいました。 父には厳重注意!頻繁ではないものの、2歳の妹とおもちゃの取り合いで喧嘩するときに「アホ!」と言うように……。すぐに父には「子どもたちがまねるから、乱暴な言葉は使わないで」と注意し、「お友だちにもアホとかバカとか言ったらどうするの」という問題点も伝えました。 父はすぐに納得してくれましたが、癖のように発していた乱暴な言葉づかいはなかなか直らず。今後は、父が乱暴な言葉を発するたびに注意し、徐々に減らしていく必要があると思っています。同時に長男にも「使ってはいけないよ」と伝えました。 長男はまだ4歳。これからさまざまな場所で、新しい言葉に触れていくでしょう。今後は、使っても良い言葉と使ってはいけない言葉を学ばせる必要があるのかな、と思いました。乱暴な言葉を使うと「相手が悲しむかもしれない」ということを、いかに理解してもらえるかが課題だと感じています。さらに、子どもの良いお手本となれるように、父だけでなく私や夫の言葉づかいも気をつけたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:華彩 あんず4歳男児と2歳女児の母。婿入り婚で、両親と同居中。趣味は美容やコスメ集め。最近は2歳の娘もオシャレに興味を持ちはじめ、「早く一緒にショッピングを楽しみたい」と期待を膨らませる日々。美容や育児をはじめ、ブライダルや暮らしなど幅広いジャンルを執筆中。
2023年05月24日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。幼いころから寝かしつけ中に父から体を触られ、14歳になると父から性的暴行を受けてしまいます。さらには、母はそれを見て見ぬふりをしたどころか逆にさつきさんを責めるという、異常な家庭で育ちました。その後、大学を経て、就職したさつきさんは職場で出会った淳さんとの結婚。実家も出ることができ、長男も生まれ、ようやく“普通の生活”ができるかと思っていたのですが……。 実父のこと言っていいのかな過去の父からの暴行がトラウマとなり、夫との夫婦生活が難しかったさつきさん。しかし子どもを産まない選択をしたら実家に返されるかもと思い、恐怖におびえることもありました。 そして半年後、無事に長男を出産。これでようやく普通の生活が送れると安堵したのもつかの間……。 ※以下、性被害に関する描写がありますので、つらくなってしまう方はご注意ください。 さつきさんは初めての子育てに疲れきっていたのですが、夫の淳さんはそんなさつきさんを気遣うこともなく体を求めてきます。 そもそも行為が好きではないさつきさんは、それを淳さんに伝えますが「理由でもあるのかよ」とキレられてしまいます。 「話せばわかってくれるかも……」と考えたさつきさん。勇気を振り絞り、父から性的暴行を受けたことがあると伝えました。しかし淳さんはそれを聞いて、態度を急変させ……。 ◇◇◇ さつきさんは夫が怒ったことをきっかけに、過去のトラウマをカミングアウトしていました。しかし、さつきさんの「話せばわかってくれるかも」という夫への期待は、どうやら外れてしまったようです。 重大なことをカミングアウトする際は、その場の勢いではなく、しっかり事前準備をして、双方が落ちついた状態でおこなったほうがよかったのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月23日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。幼いころには寝かしつけ中に父から体を触られ、14歳になったころには父から性的暴行を受けてしまいます。母はそれを見て見ぬふりをしたどころか逆にさつきさんを責めるという、異常な家庭で育ちました。さつきさんは結婚を機にそんな実家を出て、夫の両親と同居をスタートしました。 もう実家だけは帰りたくないさつきさんの結婚生活はおおむね順調。しかし夫に急に行為を求められると、父から受けた性的暴行がフラッシュバックして、思わず拒否してしまいます。 理由を知らない夫は当然ながらいい顔をせず、気まずくなってしまいます。 さつきさんは、できるだけ夫の要望にそえるよう頑張ったものの、応じることができず、ついに夫は怒ってしまいました。それからというもの、夫は義母まで巻き込んで、子どもの話ばかりするように。 この様子だと「もし子どもを産まないという選択をすると離婚されてしまうかも」と思ったさつきさん。実家にだけは帰りたくないという思ったさつきさんは、子どもを作ることを決心。そして長男を授かりました。 ◇◇◇ 妊娠や出産するための行為は、さつきさんのように心に傷を負ったことのある人なら避けてしまいたくなる気持ちも無理はありません。 ですが、さつきさんは、実家の出来事について夫に言えていないため、夫からは「さつきさんは子作りに協力的ではない」と思われてしまったのかもしれませんね。 性的暴力の問題は簡単に人に話せるものではありません。さつきさんの心の中で折り合いがつき、話せる日がくることを願うばかりですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月22日28歳のパニ子は、娘と夫との3人暮らし。パニ美の成長に、義母・ヤスコとケイタが口を出してきて……。スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「サイテー発言の2人には分からない娘の成長」を紹介します。28歳のパニ子は、5歳の娘・パニ美と夫・ケイタと3人暮らしです。パニ美はとても聡明な子で、5歳にして字の読み書きもできて、言葉も達者。計算も得意です。 パニ美の成長に口を出す義母義母のヤスコと夫のケイタは、パニ美が他の子よりも背が小さいことや、口数が少ないことを気にしており、パニ美の成長が遅いとパニ子を責めてくるのです。しかし、口数が少ないのには理由が。パニ美は口やかましいヤスコと、パニ美を見下すケイタを敬遠しているから。 パニ子は何度も2人に「心配ない」と伝えているものの、「あなたの育て方がおかしいんじゃないの?」「お前の家系のせいじゃないか?」とまで言う始末。 心底腹が立つパニ子でしたが、同じ土俵で腹を立てていたらパニ美にもよくないと思い、スルーしていました。 パニ美を守るため、失礼な親子と決別!数カ月後、パニ美の成長を見に来たと、急にヤスコが家にやってきました。パニ美が読んでいる本に対して「あんな本わかりっこないわよ」と決めつけ、パニ子の家系に問題があると2人が責めてきます。 パニ子はパニ美を守るためにも、ケイタとヤスコとの縁を切り、離婚することを決めました。 パニ美とパニ子、親子の逆襲パニ子がケイタとヤスコに離婚を告げると2人は驚き、ヤスコは「パニ美をしっかり育ててこなかった分際で、離婚させてくれって? そんな勝手な真似、許すとでも思っているの?」とパニ子を非難。すると、その場にいたパニ美が突然鋭い口調で反論し始めました。 パニ美は「パパってさ、いろいろママのせいにするけど、おじいちゃんは遊んでばっかりの人だったんでしょ? おばあちゃんも昔からパチンコばかり。パパもお仕事してないでしょ。なんでママを責めるの?」と。 パニ子も、ケイタとヤスコの無礼な発言を指摘し、家の名義は自分なので出ていくよう指示。離婚についての連絡は弁護士から行うと言い、2人とは決別。その後、これまでこっそりため続けていたモラハラの証拠を突きつけ、ケイタが慰謝料と養育費を一括で支払う形で離婚が成立しました。 借金地獄に陥った親子の末路ケイタとヤスコは借金を抱え、義実家を売る羽目になりました。しかし返済額には届かず、今は地方に移り住み古いアパートに身を寄せて、日々アルバイトで借金返済しているそうです。 一方、パニ子とパニ美は実家に戻り、温かく迎えられ、新たな人生を歩み始めました。それから1年が経過し、4歳になったパニ美は名門私立幼稚園に合格! 競争率が10倍という非常に難しい受験を見事に突破しました。これからのパニ美の成長がとても楽しみです♪著者:ライター パニコレ
2023年05月22日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。幼いころには寝かしつけ中に父から体を触られ、14歳になったころには父から性的暴行を受けてしまいます。また、母はそれを見て見ぬふりをしたどころか逆にさつきさんを責めるという、異常な家庭でした。さつきさんは結婚を機にそんな実家を出て、夫の両親と同居をスタートしました。 どうして? 俺たち夫婦だよ?大学は実家から通えるところにしか行かせてもらえなかった、さつきさん。就職した先で出会った夫の淳さんと結婚することで、さつきさんはようやく実父・実母から逃れることができました。 また義理のお母さんはやさしく、自分の育った家庭と比べると安心できる環境でした。 ※以下、性被害に関する描写がありますので、つらくなってしまう方はご注意ください。 義実家での生活にも慣れてきたさつきさんですが、淳さんに求められるとつい体が拒否反応を起こしてしまいます。 「今日はそんな気分じゃない」と断りますが、当然夫はいい気分がしない様子。 しかし、さつきさんにんとっては急に体に触れられることは、実父から受けた性暴力がフラッシュバックしてしまう恐怖の行為なのでした。 ◇◇◇ 結婚し、ようやく人並みの幸せな生活が送れるようになったさつきさん。しかし夫婦生活を望む夫に、さつきさんは応えることができません。 トラウマがあると、愛する人との行為も苦痛になってしまうことがあるようです。ただ、さつきさんの過去を知らない淳さんにとっては妻に拒否されたように思えるので、拗ねてしまうのもわかります。 このままでは夫婦の間ですれ違いが起きてしまうかもしれません。せっかく手に入れた幸せ。さつさんと淳さんがお互い理解し合えた上で、夫婦関係を築いていけたらいいですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月21日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。成績に厳しい家庭に育ち、実父・実母との関係も普通ではありませんでした。幼少期には寝かしつけ中に父から体を触られ、14歳になったころにはその父から性的暴行を受けてしまいます。母はそれを見て見ぬふりをしたどころか、逆にさつきさんを責める始末でした。 夫の両親との同居がスタートスキンシップをやめない父と、娘が父を誘惑したと思いこむ母。そんな異常な家から出たいと思っていたさつきさんでしたが、大学は家から通えるところへの進学しか許してもらえませんでした。 しかし、家を出たいという思いはずっと消えず……。 大学を卒業し、就職したさつきさん。同じ職場の淳さんと意気投合し、お付き合いを始めました。 そして、結婚。淳さんの両親との同居が始まったのですが……。 ◇◇◇ 職場で出会った淳さんと結婚したさつきさん。ようやく訪れた幸せに、ホッとしますね。 同居することになった義母もやさしそうな人で、さつきさんにとってはようやく落ち着ける家庭を手に入れることができたようです。淳さんが、これまでつらいことばかりだったさつきさんの支えになってくれることを祈るばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月20日保育士の中田馨さんが、きょうだいげんかについて教えてくれました。「なるべくなら見守りたい…」「どんなタイミンングで介入するべき?」など、パパやママはきょうだいげんかについて様々な疑問を抱えていることでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。皆さんは、お子さん同士のきょうだいげんかで困っていることはありませんか?きょうだいげんかは、きょうだいだからこそ激しくなりがちです。お友だちとはほとんどけんかをしない子も、きょうだいなら容赦なく叩いたり、言って欲しくない言葉を言い合ったりするのではないでしょうか?そんな姿を見ていると、親もヒートアップすることも…!さて、どう対応したらよいでしょうか? 「お兄ちゃんだから…」「妹だから…」はNG!?「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」「まだあなたは小さいんだからできないでしょ」という言葉を使いがちではありませんか?子どもは好き好んで、兄姉、弟妹に生まれたわけではありません。ただ年齢が大きい、小さいという理由だけで「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」など言われても納得しないのではないでしょうか?例えばおもちゃの取り合いの場合、お兄ちゃんのおもちゃを妹が使ってけんかが起きた時には「お兄ちゃんに貸してって聞いたかな?」とまず妹に尋ねるのが筋でしょう。また、共用のおもちゃだった場合、先に使っている子が優先になるでしょう。一緒にあそんでいるときに、遊び方の意見が合わなくなった場合は「さて、どうしたらいいかな?」とじっくり話し合いをするのがよいでしょう。どの場面も、慌てて親が介入して解決する必要はなく、子どもの感情の動きを見つつ、親は「さあ、どうしようか?」など、少し介入する程度に留め、子どもの解決する力を信じて待ちましょう。ちなみに私の場合、息子には「女の子を叩くのはイヤ!」と言っていました。しかし、子どもにとっては「女の子だから」「男の子だから」というのは「妹がおもちゃ取ってきたのに、なんなんだよそれ!」と、少し理不尽に感じてしまっていたかもしれませんね。 まずはルール決めから始めてみましょう!「子どもの解決する力を信じて待ちましょう」と言ったものの、きょうだいげんかが毎日勃発したら…!本当にストレスになりますよね。分かります!分かります!私の家でもそんな時期がありましたから。そんな時にはまずは、子どもたち同士でルールを決めさせてみましょう。相手が使っているものを使いたくなったら「貸して」や「コレ使ってもいい?」など尋ねることから始まり、けんかをしても最後は「ごめんなさい」や握手をして仲直りすることなど。低年齢児のお子さんはまだ難しいかもしれませんが、ある程度年齢が上がると、親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に話をしながら決められるはずです。また、介入する場合は「やめなさい!!」と親もいきなり頂点から介入するのではなく「あらら。どうしたの?」など尋ねるような言葉を使うことで、親の感情を揺さぶられずに対応することができますよ。 きょうだいげんかする中で子どもたちは、我慢や手加減、相手の気持ち、自分の気持ちを学ぶことができます。人間関係を学ぶよい機会だと思いつつ、親は見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年05月17日保育士の中田馨さんが、きょうだいげんかについて教えてくれました。小さな頃は特にきょうだいげんかをよくするという家庭も多いかもしれませんね。きょうだいげんかの対応に悩んでいる親御さんもいることでしょう。年代別の対応などもお話してくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。今日のテーマはきょうだいげんか。皆さんはお子さん同士のきょうだいげんかに困っていませんか?我が家の子どもたちは、18歳と14歳ですので、もうきょうだいげんかをすることはほとんどなくなりましたが、幼少期はよくけんかをしていました。きょうだいげんかは、きょうだいだからこそ激しくなりがちです。お友だちとはほとんどけんかをしない子も、きょうだいなら容赦なく叩いたり、言って欲しくない言葉を言い合ったりするのではないでしょうか?そんな姿を見ていると、親もヒートアップすることも…!さて、どう対応したらよいでしょうか? 上の子が幼児期の前半(1~3歳ごろ)のお子さんの場合そもそも、きょうだいげんかは止めた方がよいのでしょうか?きょうだいげんかは、基本的に「親は見守る」と良いと思います。ただ、それは年齢によって変わってきます。例えば、幼児期の前半(1~3歳ごろ)のお子さんの場合、人とのかかわり方がまだ分かっていません。その上、自分の気持ちを言葉で伝えることもまだ未熟です。ですので、叩く、押し倒す、引っ張る、噛むなどの行動に出ることがあります。そんな時は、間に入って「おもちゃを取られて嫌だったのね」と子どもの気持ちに共感しつつ「叩かれると痛いの。たたかないで欲しい」と伝えます。その際、「あなたはどうしていつもそうなの?」「本当に乱暴な子ね!」など、子どもを決めつけるような言葉を言わないようにしましょう。そうするに至った理由が必ずあるはずです。その理由(子どもの気持ち)を、親が見つけるだけで、子どもにかける言葉が変わってくるはずです。 幼児期の後半(4~6歳ごろ)のお子さんの場合お子さん(上の子)の年齢が幼児期後半(4~6歳)ごろになると、言葉が発達してきますし、これまで様々な経験をしてきていますので、感情のコントロールや手加減もできるようになってきます。ですので、ちょっとしたけんかでしたら「大人は見守る」が原則です。ただしきょうだいげんかですので、容赦なくいく場合もあります。力も強くなってきているので、手加減できないこともあります。「手が出始めたらきょうだいげんかの仲裁に入る」など、ある程度の目安をお父さんやお母さんの中で決めておくとよいでしょう。どの年齢でも、叩く、蹴る、噛む、暴言などはしっかり止めるが基本です。止める際に大切なのは、まずは子どもの行動を止めること。間に入ったり、抱き上げたり、少し離れた場所に連れて行ったりします。そして、子どもと正面で向き合い、目の高さにしゃがみ目を合わせながらして欲しくないことを伝えます。 きょうだいげんかする中で子どもたちは、我慢や手加減、相手の気持ち、自分の気持ちを学ぶことができます。人間関係を学ぶよい機会だと思いつつ、親は見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年05月14日今の夫と私は再婚同士。私の実子である高校生の娘は反抗期真っ只中です。それでもひとまわり以上年上の夫は子育て経験もあり、再婚前までは娘とも良好な関係を築いていました。ところが再婚後、2人の間に赤ちゃんが生まれると、夫の態度が変わってしまいました。だんだん夫と娘との言い争いも増えてきて……。なぜ夫は変わってしまったのか、私は思い悩んでいました。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 再婚しても大丈夫かな?夫と娘の良好な関係今の夫は付き合っているころから、仕事が休みになると私の家に泊まりに来てくれました。娘が中学生までは「何が食べたい?」と必ず聞いて好きなものを買ってきてくれます。娘も夫が来るのを楽しみにしていました。娘は私の知らない娘の好きな人の話なども、夫にはよく話していて、2人の良好な関係に私は安堵していました。 「もう帰れよ!」意思疎通が難しくなった夫と娘5年の付き合いを経て私と夫は再婚し、赤ちゃんができました。訳あって再婚しても別居婚なので休みには夫が泊まりに来る状況のままです。 妊娠中は私の体調を気遣いつつ娘のよき理解者だった夫ですが、赤ちゃんが生まれてから一転したのです。娘が服や鞄を置きっぱなしにしたり手伝いをしないでいると「すぐに片付けろ」「家事を手伝え」としつこく言い、「分かってるよ!」と反論すると「なんだその態度は!すぐやれよ!」と言い争うようになりました。しつこい夫に娘もついに「うるさいよ!もう家来るなよ!帰れよ!」とキレ、夫も「うるせぇじゃねぇよ!」という言い合いが増えました。 娘のことはもう嫌い?夫の想い夫にどうして以前より厳しく当たるようになったのかと聞くと「もう大きいのだから自分のことは自分でしっかり出来るようにならないと。行動が遅いままだと社会に出たとき、周りにも迷惑だし、自分が困るはずだ。お前も赤ちゃんの世話で大変だから手伝いくらいしてほしい」とのことで、娘の自立と私の大変さを考えて厳しく言うようになったようです。 ありがたいけれど、ただでさえ思春期の娘に頭ごなしに言うのは逆効果で、以前のような良好な関係の理解者でいてほしいと伝えました。すると夫は、その後、頭ごなしに言うことはなくなり、「ここに置いたら赤ちゃんにも危ないな」「お、片付けるの早くなったね」など、やんわりと伝えるようになりました。 私は、自分の子どもではない娘を夫が疎ましく思うようになったのかと心配でしたが、彼の言動から思い過ごしだったことがわかりました。娘にもそのことを伝えると、夫の想いは理解してくれた様子でした。 夫と娘の言い争いに対して「やっぱり再婚は難しかったか」と考えてしまうこともありました。けれどそれは、私自身が血のつながりに対して過度に反応してしまっただけなのかもしれません。私自身が、言いたいことが言える関係が築けている夫と娘の関係性をまず認め、ネガティブに捉えないようにすることが大切だと感じました。また言い争うことがあったら双方の想いを聴き、橋渡しをしながら、より絆が強い家族にしていきたいと強く思いました。 著者:星野美月年の差三姉妹を育てるアラフォーママ。保育士資格や幼稚園教諭免許を保有。夫とは週末婚のためワンオペで育児に奮闘中。育休を機に民間資格を取得したりWebデザインを学ぶなど新たなスキル開拓にも熱意を燃やしています。
2023年05月14日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。成績に厳しい家庭に育ち、実父・実母との関係も普通ではありませんでした。さつきさんは、幼少期には寝かしつけ中に父から体を触られ、14歳になったころにはその父から性的暴行を受けてしまいます。 こんな家族、異常だよ成績が落ちたことをきっかけに、父から暴行を受けてしまったさつきさん。 その様子を見ていた母には、見て見ぬふりをされてしまいました。 ※以下、性被害に関する描写がありますので、つらくなってしまう方はご注意ください。 成績が落ちると父から性的暴力を受けるため、一生懸命に勉強をがんばるさつきさんですが、母には「父を誘惑する娘」だと誤解されていました。否定しても母は信じてくれません。 そんな家庭の異常さに気づいたさつきさんは、大学生になって家を出ようと考えます。しかし家から通える大学を薦める父。 「費用も欲しいものにかかるお金も父が全部出すから」と、スキンシップを続ける父に「大学生になったとしてもこの父から逃れることはできないと」思った、さつきさんは絶望してしまいます。 ◇◇◇ さつきさんは、父からの被害の際、お母さんに助けてほしかったはずです。それなのに、さつきさんの母は娘のことを守るどころか、逆に敵視している様子。このことがさらにさつきさんを傷つけてしまったのは間違いありませんね。 もしもみなさんのまわりで、子どもが家庭内でこのような目にあっていることを知った際は、迷わず児童相談所などに相談してください。相談は匿名でも可能ですし、内容に関する秘密も守られます。また内閣府でも被害にあった際の相談やカウンセリングを行なってくれる窓口を紹介しています。悲しい思いをする子どもを助けてあげられる大人でありたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月12日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。成績に厳しい家庭に育ち、実父・実母との関係も普通ではありませんでした。幼少期には寝かしつけ中に父から体を触られ、14歳になったころにはその父から性的暴行を受けてしまいます。 絶対3位以内に入らないと成績が下がってしまったことを責められ、父から性的暴行を受けたさつきさん。そのとき母親は見て見ぬふりをしていました。 もうこんなつらい思いをしたくないと、さつきさんは一生懸命に勉強をがんばるのですが……。 ※以下、性被害に関する描写がありますので、つらくなってしまう方はご注意ください。 成績が落ちると父から何をされるかわからないため、必死で勉強する、さつきさん。そんなさつきさんを見て、父はうれしそうにさつきさんの肩を抱き、スキンシップ。さつきさんの成績はどんどん上がりましたが、父におびえて過ごす日々が続きます。 ◇◇◇ 親が自分の子どもに対して「成績優秀でいてほしい」「スポーツが得意であってほしい」など希望をいだくことはよくあることかもしれません。しかし、さつきさんの父親のように恐怖で支配することは絶対にしてはいけないですよね。 本体なら1番の味方であるはずの親が信用できないということほど、つらいものはありません。さつきさんが、心から信頼できる、味方になってくれる人と出会えるよう願いたいですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月11日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。成績に厳しい家庭に育ち、実父・実母との関係も普通ではありませんでした。さつきさんは大人になって、そんな家庭から逃げるように結婚しましたが……。 学年3位までに入らなければ許さない「今までつらいことしかなかった」という、さつきさん。 さつきさんの幼少期を思い返すと、さつきさんは7歳くらいのころから寝かしつけをしてくれる父に体を触られていました。 しかし当時のさつきさんは実父の行動に違和感は覚えたものの、幼いがゆえにそれが異常なことだとは気づかなかったのだそう。 そしてそのまま成長し、14歳になったころ……。 ※以下、性被害に関する描写がありますので、つらくなってしまう方はご注意ください。 さつきさんが14歳になったころ。 勉強熱心だったさつきさんの父親は、学年3位に入れなかったことでさつきさんを責めます。そして、怒りにまかせ……。 また、その様子を見ていた母親は、見て見ぬふりをしていました。 ◇◇◇ なんともつらいお話。 未成年にとって、家族は庇護してもらう存在であるとともに、逆らえない存在であったりもします。それを盾にして、自分の怒りや欲求をぶつける行為は、決して許されることではありません。 家族からの受ける被害はとても相談しづらいこと。さつきさんのような悩みを持った子が勇気を出して相談してくれたとき、守ることができる環境を私たち大人は作っていきたいですね。 性犯罪・性暴力の相談は電話だけでなく、SNSのチャットでも相談することが可能。ご自身の気持ちに合わせて、自分に合った相談方法を選ぶことができます。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月10日幼少期からつらいことばかりだったという、さつきさん。成績に厳しい家庭に育ち、実父・実母との関係も普通ではありませんでした。そして大人になったさつきさんは、そんな家庭から逃げるように結婚しましたが……。 ずっとつらいことしかない…「幼少期から今までつらいことしかない」「私の人生って何なんだろう…」 そう思ってなんとか日々を生きている、さつきさん。そんなさつきさんのつらい人生は幼少期から始まり……。 さつきさんが7歳くらいだったころの記憶。実父はよく寝かしつけをしてくれていましたが、一緒にふとんに入ると、体を触ってきました。 少しの違和感を覚えつつも、当時はその意味がよくわからず、さつきさんは他の人の父親も同じようにしていると思っていました。 ◇◇◇ 幼い子の家庭の性教育では、プライベートゾーンを人に見せないこと、触らせないことを教えるのがいいそう。 プライベートゾーンとは具体的には水着で隠れる部分のこと。この部分は安易に人に見せたり、触らせたりしてはいけません。 お子さんが被害者にならないためにも、「ここを触られるのはおかしいことなんだ」としっかりとした認識を持ってもらえるように、家でも教えることが大切ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年05月09日子どもの成長の速度はそれぞれ違うとわかっていても、ついほかの子と比べてしまうものです。特に近年では早期教育に力を入れている保護者も多いため、勉強でもスポーツでも、まわりと比べて「うちの子、ちゃんとついていけるかな」と不安になる方も多いのではないでしょうか。早いうちから本格的な学びの機会を与えることは悪いことではありませんが、親の熱量と子どもの成長速度は必ずしも一致しないようです。今回は、「先伸びする子」と「後伸びする子」の特徴や、親としての心構えについて考えていきます。行きすぎた「先取り教育」に注意!子どもが勉強嫌いになるかもまだまだ小さい子どもなのに、「これくらいは入学前にできるようにならなきゃ」と、ひらがなや数字を覚えさせようと必死になる保護者は年々増えているようです。むしろ最近では、「小学校に入ってから覚えればいい」とのんびり構えている人のほうが少ないかもしれません。その背景には、小学校受験をする家庭が増加したことや、早期教育をすすめるメディアや専門家が発信する情報を目にしやすくなったことなど、さまざまな要因が考えられます。玉川大学教授の大豆生田啓友氏も、「『入学前にこれができないと困る』という情報におどらされ、事前準備を子どもに強いる親が多い」ことに触れ、「それがむしろ学びへの意欲を失わせる心配がある」と危惧しています。なぜなら、「これができないとダメ」と怒られてばかりいると、子どもはいまの自分のままではダメだと感じ、自己肯定感が低下すると同時に学習意欲が育まれなくなってしまうから。勉強に対して、「つらいこと」「つまらないこと」という先入観が植えつけられると、進級・進学してからもなかなか「勉強っておもしろい!」とは感じられなくなってしまうのだそう。また、小学校入学前から文字や数をマスターしていたら、最初のうちは「自分はほかの子よりも優秀だ」と自信をもてるかもしれません。先取り学習のおかげで、小学校高学年くらいまではまわりから「頭がいいね!」ともてはやされることもあるでしょう。しかし大豆生田氏によると、それぐらいの差はすぐに縮み、いつの間にか追い越されるケースもよくあるとのこと。先取り学習をしている子のなかには「学校の授業は簡単すぎて退屈」と感じる子もいるようで、その場合、徐々に勉強への意欲は削がれ、いつのまにか難しくなっていく授業についていけなくなってしまうのです。そして「優秀な自分」という自己イメージから抜け出せず、失敗を恐れて挑戦することを避けるようになってしまうことも……。親としても、わが子が「先伸び」してくれると、早い段階で安心感を得られるかもしれません。しかし、まわりの子よりも優秀な状況というのは、永遠に続くわけではないのです。むしろ最初はのんびりしていても、中学、高校へと進むにつれてぐんぐん能力を伸ばすほうが、長い目で見ると期待できるのではないでしょうか。「先伸び」で得られる安心感は一時的。「後伸び」の素地を育てよう!子どもが「先伸び」するか「後伸び」するか、親の思い通りに導くことは容易ではありません。ですが、些細なきっかけやなにげない対応次第で、「子どもが自ら伸びる力」を育むことはできます。発達心理学を専門とするお茶の水女子大学名誉教授の内田伸子氏が行なった調査では、小学校の教育を先取りして文字を教えたり、計算をやらせたりしている保育園・幼稚園に比べ、子どもの自発的な遊びを大事にしている自由保育の園のほうが語彙の得点が高いという結果が出たそうです。また、後伸びする子の特徴として、幼少期に「思い切り遊んだ経験」や「好きなことに集中して取り組んだ経験」があることがわかっています。内田氏は、「遊びを通して意欲や探求する喜びを味わったことが、その後の学力の向上にもつながっている」と述べ、それは結果的に「自主性」「創造性」「好奇心」「向上心」といった、あらゆる能力を育む土台となっていることを指摘しています。難関中学受験専門塾、希学園の学園長・黒田耕平氏によると、「この子は伸びる」と感じるのは、「何事にも粘り強く取り組む姿勢をもってる子」なのだそう。また、首都圏トップクラスの難関校合格率を誇る進学塾VAMOS代表の富永雄輔氏は、「成長する子の共通点は『負けず嫌い』」だと断言しています。これらのことからも、後伸びする子=最後まで諦めない子、であることが読み解けると同時に、そういった要素を育てることが「後伸び」につながるのだとわかります。さらに教育評論家の親野智可等氏は、後伸びの素地をつくる「好きなことに打ち込む夢中体験」がもたらすメリットとして、「親子関係がよくなる」ことを挙げています。その理由は、好きなことをやらせてくれる親に対して、子どもが感謝の気持ちをもつようになるから。そして親も、頑張っている子どもを認め、ほめることが多くなり、ほめられた子どももまた、勉強やお手伝いなども頑張ろうと思うのです。このように、子どもの「後伸び力」を引き出す過程で得られるメリットは計り知れません。むしろ「後伸び」目当てではなくても、さまざまな能力を伸ばすサポートをした結果、子どもが自分で伸びる力を身につけられるのは嬉しいことですよね。子どもが「後伸び」する親の心がけ3つわが子が「後伸び」するように、親はどのようなことを心がければよいのでしょうか。ここでは3つのポイントを提案します。1. 子どもが熱中しているときは見守りに徹する前述したように後伸びには「幼少期の熱中体験」が欠かせません。中学受験のプロとして知られる教育家の小川大介氏は、「後伸びする子は自分の世界を深めていく心のエネルギーが強い。そのエネルギーを生み出すのは、幼いときに好きなことを好きなだけやった経験」だと述べています。そこで重要なのは、「なにをするか」ではなく、「なにかに熱中すること」なのだそう。前出の黒田氏は、後伸びのベースとなる好奇心や粘り強さを育むには「子どもを『大人の枠』にはめようとせずに、子どもが興味や関心をもったことに没頭する様子を温かく見守ってあげられるかどうかにかかっている」と述べています。大人から見れば無駄だと思うことであっても、まずは熱中して取り組むという経験そのものが集中力の源となるのだそう。その集中力こそが、いずれ勉強に向けられるようになるのです。2. たくさんの体験をさせてあげる子どもとは本来、好奇心のかたまりです。その好奇心を大切に伸ばしてあげることで、いずれ人生における大きな挑戦や決断にも影響を及ぼすでしょう。だからこそ、「子どもの『なぜ?』に『忙しい』『そんなこと知っても賢くならない』『そんなことより勉強しなさい』など、疑問を断ち切ってしまうと興味の芽を摘み取ってしまう」と黒田氏が指摘するように、親の対応が問われるのです。親野氏は、「川にたくさんの “くい” を立てておくと、いろいなものが引っかかる。勉強もそれと同じで、“知識のくい” をたくさん立てておくと新しい知識を吸収しやすくなる」と述べています。知識が増えるということは、学力向上に直結します。親野氏によると、中学・高校で学力が伸びる子は、小学校のときにさまざまな体験をしているのだそう。博物館や自然学習など、子どもの興味に合う本物体験ができる環境を用意してあげましょう。3. 親子の信頼関係をしっかりとつくる前出の内田氏は、「子どもの主体性を大事にする大人の関わり方が子どもを伸ばす」とし、「幼児期から自分で考える力や課題を解決する力、答えのない問題に挑戦する心、つまりは『自律的な思考力』を育むことが将来の学力につながる」と結論づけています。それは決して難しいことではありません。内田氏が提案する親子の関わり方とは、子どもとの触れ合いを大切にし、楽しい経験を共有する、というシンプルなものです。大事なのは、子どもの主体性を尊重すること。その子自身の進歩を認め、ほめてあげましょう。そして、先回りして答えを与えないことや、何かを言うときは禁止や命令ではなく、提案で伝えることも忘れずに。そうすることで、子どもは「お母さん・お父さんに怒られるから言わないでおこう」「どうせダメって言われるからやめておこう」と諦めることなく、自分の意見を親に伝えられるようになります。それが結果的に親子の信頼関係につながっていくのです。***「子育てに『もう遅い』はありません」とは内田氏の言葉です。年齢関係なく、自分から率先して学ぶ意欲があれば、それは後伸びだと言えるのではないでしょうか。目の前のわが子の成長を実感することも大事ですが、長い目で見て成長を期待する心の余裕をもちたいですね。(参考)FQ Kids|入学前の過剰な予習は逆効果!?「あと伸びする力」をつける自己肯定感の育て方とは?國學院大学メディア|幼児期に、後伸びする力を育てよう朝日新聞EduA|何歳からでも遅くない!自学自習でできる子どもに育つ環境づくりを内田伸子さんに聞くNHK 生活情報ブログ|“遊ぶ子は賢くなる”調査まとまる東洋経済オンライン|成績がぐんと伸びる子が持っている2つの「力」ダイヤモンドオンライン|話題の塾講師が語る「成長する子の最大の共通点」とは?日経xwoman|中学受験をせずに後伸びする子の共通点とはSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方
2023年05月08日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもとインターネットの付き合い方について解説してもらいます。こんにちは。小児科医の保田典子です。近年、低年齢層の子どものインターネット使用率が上がり、使用時間は年々増加傾向にあります。 インターネットはとても便利なものですが、子どもへの弊害はないのでしょうか? 今回は、子どもとインターネットの付き合い方についてお話したいと思います。 子どもとネット、メディアとの上手な付き合い方日本小児科医会では以下のような提言がされています。 1. 2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。2. 授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。3. すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1日 2時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30分までを目安と考えます。4. 子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしましょう。5. 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。 これをもう少し詳しく解説していきたいと思います。 2歳までの場合2歳までは、目の前にいる人の表情や口調を読み取って言語発達やコミュニケーション能力を培っていきます。あまり特別な理由がない限り(公共の機関で泣いてしまってあやす道具にするなど)ネットの利用は避け、日常的な利用はやめた方がよいかと思います。ネットは特別な時にしか使えないもの、という認識がお子さんにできると良いでしょう。 3歳~6歳(未就学児)の場合3歳以降になると、良いコンテンツは子どもに良い影響もあるという研究結果がでてきます。ですが、暴力的なコンテンツは悪影響も及ぼします。特に、寝る前の時間の利用は睡眠時間や睡眠の質にも関わってきますので、より制限をした方がよいでしょう。 良いコンテンツ、教育的なアプリに触れさせるなどするための工夫が必要です。3歳から6歳の子どもに対してのインターネットとの付き合い方でおすすめしたいのは、 1.インターネットを利用できる機器は親のものであり、親がルールを決めること。それを守ること。2.きちんとフィルタリングをすること。親の検索結果から意図しないコンテンツにさらされることがあるので、親のアカウントと子どものアカウントは分けた方がよいでしょう。動画はYouTubeキッズなどのアプリを使うことでより安全(完全ではありませんが)に使いやすくなります。このころから、子どもにはインターネットは娯楽だけの用途ではなく、教育的な、自分の役に立つものであることを認識させることが重要でしょう。子どもに合った教育系のアプリを厳選してみましょう。3. 夕食後からのネット利用はやめましょう。ネットは楽しいものでもあるし、役に立つものでもある、これから活きた利用をするツールとして認識してもらえるといいですね。 小学生の場合小学生になると、学校からタブレットやパソコンが貸与されるので、親が完全にコントロールできなくなります。子どもも親の言うことを100%従ってくれるようにはならないので(幼児はイヤイヤはしても、親のコントロール下にある程度入れられますが)、小学校低学年のうちから、子ども自身がネットとの付き合い方を考えられるようにしたいものです。 このころのおすすめは、 1.親御さん自身のスマホやネット利用を見直してみましょう。親がダラダラ使っていては子どもも「それでいいんだ」となり、いくら口うるさく言っても聞いてくれなくなってしまいます。2.小学生にもなると、宿題や習い事などやるべきことが増えてきます。やるべきことをいつやるか、いつネットが使えるか、優先順位などを話し合い、お子さんと一緒に確認しましょう。(例えば、「宿題が終わったら〇時まで動画サイトを見てもいい」、などルールを決めると良いでしょう)3.ネットのルールは親が決めるのではなく、子どもと話し合って決めましょう。ここで重要なのは「一緒に決めた気でいるけど、結局親の気持ちの押し付けになっている」ことが多いです。小学校1年生で自分で判断するのは難しいですが、少しずつ自分で判断する、気づきを得るような働きかけが重要です。4.幼稚園や保育園の時期と同じで、親とはアカウントを分けて、良いアプリなどを選んで使いましょう。 これからもネットとの付き合い方は変わっていく今後も急速にIT環境は変化していき、仕事もPCに向かう仕事が急激に増えていっています。大人になってからも、ある程度は必要となるのがPCスキルやネットとの付き合い方です。もうネットの低年齢化も止められないと感じます。 使うのであればより役に立つ良いコンテンツを選んでいくことは、今後も必要になってくるでしょう。まずはご自身のスマホやネットの利用状況を見直して、お子さんにもネットとの付き合い方を教えてあげられるといいですね。 参考/令和4年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査調査結果令和5年2⽉版監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年04月30日保育園のときから、ひとりで遊ぶことが多かった長男。保育園のときは、長男がしている遊びを覗きにきた先生やお友だちが興味を持って一緒に遊んでくれていたようです。しかし、小学校ではそうもいきません。授業中に他のことが気になってしまい、注意してくれたお友だちや先生と衝突してしまうように。そのたびに小学校の担任の先生から電話がくるようになったのですが……。 これが小1プロブレム?入学式から約1カ月。長男は小学校の生活を楽しんでいたようです。しかし、担任の先生から電話があり、学校生活への不安が見えました。先生の話では、授業中に授業と関係のないことをしてはお友だちや先生に注意され、反抗的な態度をとってしまう、とのこと。 先生の話を聞く限りですが、長男だけではなく、クラス全体で落ち着きがないようです。お互いに注意しては衝突し、そのたびに電話がありました。自宅でも少し怒りっぽくなった気はしていましたが、学習面での遅れはないので様子を見ていました。 「今度は何をしてしまったのでしょうか」電話があるたびに長男と話はしますが、私には言いたくないようで、煮え切らない返事ばかり。なんとかそのときの問題に対して簡単な約束をする、という解決策をとっていました。 しかし、毎週のように先生から電話があり憂うつになっていた私。ある日、「今度は何をしてしまったのでしょうか」とうんざりした言い方で聞いてしまいました。すると先生は、「お母さんを不安にさせたいのではなく、学校でこんなことがあったので、ご家庭で何か変化があったか確認するためにお電話しています」と意外な返事が。私は先生の言葉にはっとさせられました。 親も子どもも初めての小学校生活。学校と家庭で連携して、子どもの気持ちに寄り添い、過ごしやすい環境を整えるのが大切だと感じました。それからは、学校からの連絡を前向きに受け取れるようになりました。今ではいいことも悪いことも、ささいなことでも連絡帳に記入するようにしています。「学校で褒められた」と照れくさそうに帰宅する長男を見ては、先生への感謝でいっぱいになる私です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:安藤 はるか小2、年中の男の子と1歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。
2023年04月30日注意しても言うことを聞いてくれず、「ほら言ったでしょ!」と娘にイライラをぶつけてしまう私。どうしたらうまくいくのだろう……と悩んでいました。ある日、嫌味のように娘に言った私の言葉がなぜか功を奏したという体験談です。 注意したことを聞いてくれない娘2歳の娘はとても自己主張が強いです。「このコップで飲みたい!」「自分で(洋服を)着る!」など自分の意見を通したいようで、私が「ダメ」と答えると娘はイライラ。 「そんなふうにして飲むとこぼすよ」「地面が濡れているからジャンプするとズボンがびしょびしょになるよ」など、娘が失敗しないように私が注意しても聞いてくれません。すると案の定失敗して「ほら言ったでしょ!!」と私の怒りも募るばかり。どうしたら言うことを聞いてくれるのか……と私は頭を抱えていました。 理由を説明しても通じないどうして注意するのか、その理由を娘に話しても意味はありませんでした。それどころか私はちゃんと言い聞かせたつもりなのに、どうして娘はそれに答えてくれないのかというイライラが大きくなるばかり。娘に説明するという手間をかけたのに、それが無駄になってしまっていることに不甲斐なさと憤りを感じていました。 そして、相手は2歳児なのだから、こちらが我慢するしかないのかな……と思うように。しかし私が疲れているとついつい強い口調で娘を叱ってしまい、反省を繰り返す日々でした。 娘に放った嫌味がなぜか通じたあるとき、娘はいつものようにふざけて水を飲もうとしていました。私は「そんなふうにふざけていると、こぼしちゃうよ」と言いました。「いいの!」と娘。「服が濡れちゃったら、お気に入りのお洋服を脱がなきゃいけなくなるよ。そしたらそのお洋服を着てお散歩に行けなくなっちゃうんだよ」と私は付け加えました。 すると娘は「このお洋服がいい!」と言い、きちんと水を飲もうとしたのです。私は嫌味のように長々と言ってしまったと思っていた言葉が、なぜか娘を納得させたのでした。 先を見通せない娘に必要な説明とは?どうして娘は納得したのだろう?と私なりに考えました。すると、失敗したあと具体的に何が起きるのか、何ができなくなるのか理解したからかもしれないと気付きました。大人は服が濡れれば着替えが必要になると予測できますが、娘にはできないのかもしれないと思い、私は娘にどのような不都合が起きるかまで具体的に説明するように……。 例えば「今ズボンを濡らしたら替えがないから家に帰らなくちゃならなくなるよ。そうしたらもうお散歩ができないよ」など。必ずしも成功するとは限りませんが、娘は少しずつ言うことを聞いてくれるようになりました。 私は自分なりにきちんと注意したつもりでしたが、娘にとっては不十分だったと反省しています。娘は私の言うことを聞かなかったのではなく、私の注意することの意味を理解できずにイライラしていたのかもしれません。これからも娘が私の言うことをどのようにとらえているのか、気を付けて関わっていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子作画/大福著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2023年04月27日家族みんなでおでかけした日、昼食をとろうとファミレスに入りました。時刻は15時ころ。遊びすぎてお昼の時間をかなり過ぎていたので、店内は空いていました。そんな中、初めての外食でテンションが上がってしまった1歳の息子。静かに座っていられない息子に手を焼いていると……。 騒がしい息子に舌打ち…この日、息子は初めての外食で大興奮。「しーっ!」と言っても大きな声を出したり、椅子の上に立とうとしたり、いつも以上に大暴れしていました。人が少ない時間とはいえ、いくつか空席がある程度。すぐ近くの席にもお客さんが座っていました。 あまりにも手が付けられず、先にごはんを食べ終えた息子を外に連れて行くことに。すると、隣の席にいた20代くらいの男性から「チッ、うるせえんだよ」という声が。私は鋭い言葉に驚きつつ、小さく「すみません」と言って息子と外に出ました。 今後は若いカップルが隣に息子が落ち着いたので外から戻ると、舌打ちをした男性は別の席に移動していました。夫が言うには、男性は店員さんに席を変えたいと言っていたそうです。申し訳なく思っていると、今度は20歳前後の若いカップルがその席に。 そして、息子は再び大声を出し始めてしまったのですが、「えっ、ちょーかわいい!」と隣の女性。思わず「うるさくてすみません」と先に謝ると、今度は男性が「いやいや! 言ってどうにかなる年齢じゃないですよ! むしろ癒やされまくりです!」と明るく答えてくれました。 ファミレスで静かに食事をしたい人もいる中、子どもの声を迷惑だと感じる人もいたと思います。そんな中でカップルに明るい肯定的な言葉をもらい、申し訳なさでいっぱいだった心が少し救われた気がしました。もし同じ状況で逆の立場になったら、私も積極的にポジティブな言葉をかけたいと思いました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年04月27日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもを怒鳴ってしまうことの影響や対処法について教えていただきました。少し前から「毒親」という言葉をよく耳にするようになりました。毒親とは、子どもを支配しすぎる親のことを言ったりします。毒親の行動・言動が子どもに与える影響や、今から意識したい毒親にならないポイントについて紹介します。 「叱る」と「怒る」は違います!「叱る」というのは、冷静に話して言い聞かせることを言います。「怒る」というのは、「自分は怒っている」という感情を子どもにぶつけている状態のことを指します。 怒鳴ってその場の感情をぶつけてしまうと、子どもは怒られた内容(何が悪かったのか)よりも、「怒られた!怖かった!」という気持ちが先にたってしまい、言い聞かせたいことがかえって伝わりにくくなってしまいます。 感情的になって子どもに怒鳴り続けると、子どもは次第に「何をやってもママは怒る」「自分は何もできない」と覚えてしまいます。何をしても過激に怒鳴られると、常に大人の顔色を見て動くようになり、子どもの自由さ、豊かな発想は潰されてしまいます。すると自己肯定感が低くなり、子どもにとって悪影響を及ぼすのです。頻繁に怒鳴られると、脳が傷つくという研究結果があります。 虐待の相談件数は過去最高、悩む親御さんが増えています厚生労働省が発表した、令和3年度の児童相談所での虐待相談対応件数は207,659件と過去最高となっています。死亡した子ども(47例、49名)のうち、65%が0歳児で、主にネグレクトが45%、身体的虐待が43%となっており、主たる加害者は実母が60%と最も多い割合となっています。 このような極端な虐待ではなくても、怒鳴って子どもを支配したり、子どもの人格を否定するようなことを言い続けることも虐待になると言われてきています。なかなか思い通りにいかない子育てに、悩まれている親御さんは増えてきているのではないでしょうか。 怒鳴ってしまった時の対処法では、子どもに怒鳴ってしまったとき、どうしたらいいのでしょうか。① 冷静になってから、子どもに「さっきは言いすぎてしまった。ごめんね」としっかり謝罪の言葉を伝えましょう② どのような言い方をしたら自分の気持ちが伝わるかを考え、次につなげます(子どもは同じことを何度もするので、きっとこのシミュレーションを使うときがきます!)③ 感情的になってしまうのは、自分のメンタルや体調が万全ではなく余裕がないことが多いです。「自分、今疲れているんだ、調子悪いんだ」と思って、自分を労わってあげてください④ 子どもが甘えられる場を作り、「ここにいていいんだ」と安心できるようにします⑤ 子どもの良い行動を見つけて、具体的に褒めてあげましょう! この時に、おざなりにではなく、大げさに、満面の笑顔で褒めることが大事です。それは次の良い行動につながります 子育ての中で、子どもへ感情的になってしまうことは誰しもあります。怒ってしまっても自分のことを責めずに、まずはママさん自身を大切にしてみてください。しょっちゅう怒鳴り続けていなければ、子どもの脳が傷つくことはあまりないと思います。小さな“良いこと”を見つけて、たくさん褒めて、子どもの良い行動を増やしていき、怒鳴る回数を減らしていけるといいですね。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年04月26日社会変化や少子化などにより、大学を取り巻く環境はいま、過渡期にあります。そのなかで受験のあり方も変化しており、入試に必要な能力は、学力だけではなくなってきたようです。今回は、現代の大学入試に求められる新たな能力3つについて考えてみました。どうやら、この “3つの力” は幼少期に育てておいたほうがよさそうです。入学者の半数以上が「旧AO入試・旧推薦入試」で合格!現代の大学入試では、学力で判断する「一般選抜」よりも、面接・小論文・ディスカッションなどで能力や適性を評価する「総合型選抜(旧AO入試)」と、高校からの推薦を受けて出願する「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」が増えているのをご存じでしょうか。文部科学省による令和3年度国公立私立大学入学者選抜実施状況調査によると、「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」による合格者が入学者の半数以上となっているのです。総合型選抜の対策を得意とする早稲田塾の執行役員・中川敏和氏は、今後はもっと総合型選抜を取り入れる大学が増えていくとし、その理由を以下のように分析しています。「大学側は、将来社会に影響を与えてくれるような人材を育成したいと考えています。そのため受験合格をゴールとするのではなく、大学入学をスタートと捉え、志や夢を追求できる学生を欲しているのです。学力試験に重きを置いた一般選抜のペーパーテストでは、そのような学生を見極めることが難しいため、総合型選抜が取り入れられるようになりました」(引用元:東洋経済オンライン|一般選抜入試枠が減っていく!?大学が旧AO入試「総合型選抜」を選ぶ背景)とはいえ、親御さんのなかには「総合型選抜は勉強が苦手な人が受けるもの」というイメージをもっている人もいるでしょう。しかし中川氏によると、「総合型選抜=学力不足の生徒向け」ではないとのこと。総合型選抜は「ほぼ面接で決まるのでは?」とも思われがちですが、近年では面接だけでなく、小論文や教授とのディスカッションなどが増えているため、総合型選抜で合格する学生には幅広い能力が求められているよう。たとえば、小論文は「考えを文章に落とし込むスキル」が不可欠ですし、ディスカッションについても「特定の分野への深い理解と考察力」が必要になるからです。では、これからの大学受験を考えた場合、子どもにはどんな力をつけておけばよいのでしょう?次項で詳しく説明します。これから必要になる「本当の頭のよさ」とは――21世紀型教育機構理事の石川一郎氏は著書『いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革』のなかで、2024年以降の大学入試で必要になる「本当の頭のよさ」とは、思考力・判断力・表現力であり、「人間にしかできない能力」だと断言しています。思考力・判断力・表現力は、2020年に改訂された新学習指導要領にも「生きる力」として明記されていることから、やはり今後の大学入試にはこの3つの力が必要となってくるのでしょう。石川氏は、それぞれの能力を以下のように説明しています。思考力あれこれ考える力課題を解決する力判断力こうだと決める力正しい情報を的確に見極める力表現力さまざまなものをアウトプットする力自分の考えを相手に的確に伝える力 2020年以前の「あらかじめ『正解』があり、暗記したり、演習したりを繰り返すことでテストの点数を伸ばすこと」ができた学びのスタイルとは、だいぶ変わってきたようです。石川氏はこの変化の背景にあるのは、インターネットの存在だと見ています。インターネットがあれば情報はいくらでも入手できる時代なので、「知識習得よりも、学びを解決策に生かす力」つまり、思考力・判断力・表現力が必要になってきているのだそう。では、思考力・判断力・表現力はいつ伸ばしていけばいいのでしょう?文部科学省の資料では、幼児教育にて「思考力、判断力、表現力等の基礎」を育み、小学校以上で「思考力、判断力、表現力等」を育成すると書かれています。どうやら、幼少期のうちが勝負のようです。次項では子どもの思考力・判断力・表現力を伸ばすために、家庭でできることをまとめました。専門家がすすめる方法をさっそく見ていきましょう。1.「思考力」をつける方法津田塾大学総合政策学部長で哲学者の萱野稔人氏は、日本の教育現場に子どもたちの「考える力」を伸ばす方法論が欠けていることを指摘しています。そこですすめるのが、哲学の基本的思考を応用した「思考の3点セット」。以下の3つの問いを繰り返せば、子どもの考える力をぐんと伸ばすことができるとのこと。問1:「なぜ?」「りんごはなぜ赤いの?」「冬はなぜ寒いの?」などを子どもに聞いてみてください。ポイントは、最初の「なぜ?」に対してひとつの答えで終わらせないこと。子どもが「~~だから」と答えたら「ではなぜ~~なの?」と、「なぜ?」を繰り返して疑問を掘り下げてみましょう。萱野氏は、この習慣が “考えるためのよいトレーニング” になると話していますよ。問2:「それってそもそもどういうこと?」萱野氏は、物事を「なるべく短い言葉で答えられるように徹底的に考える」スキルも重要視しています。お子さんに「それってそもそもどういうこと?」「ひとことで言うと?」と聞いてみてください。萱野氏が「じつはかなり高度な知的作業」と言うように、物事を短い言葉でまとめることは大人でもなかなか難しいのではないでしょうか?この習慣が定着すれば、「物事の本質や要点を理解する力がどんどん伸びていく」そうですから、ぜひ試してみましょう。問3:「どうやったらいいの?」「どうやったらいいの?」という問いかけも、子どもの考える力を伸ばします。たとえば、サッカーの試合で負けてしまったとき、「どうしたら勝てたと思う?」と思案を促すのです。問題点を洗い出し、具体的な対策に自力でたどり着けたら言うことなしですが、萱野氏は「子どものアウトプットに過剰な期待をしないこと」と指摘します。「アウトプットしようとする習慣をつけさせることが重要」なのです。2.「判断力」をつける方法教育研究家の西村則康氏は、判断力のない子どもについて「自分で決める」という機会が不足していると指摘します。親の先回りはもちろんのこと、「親が決めたことを子どもが実行するだけ」という行動も判断力が育たない原因なのだそう。そこで、以下のような「決める実体験」をすすめています。方法1:おもちゃの貸し借り友だちに「貸して」と言われたときに、「言われたとおりに貸す」「貸さずにそのまま遊び続ける」。お子さんはどちらのタイプでしょう?「素直に貸してあげる」ことが正解ではありません。西村氏によると、どちらの選択も子どもにとっては「決める実体験」。口を出したくなる気持ちをぐっと抑えて、子どもが判断するのを待ちましょう。方法2:買い物「1個ずつ買うと安いけど、たくさん買うとどうかな。どれを買ったらいい?」と子どもに決断の機会を与えてみましょう。計算ができない場合は、「どちらがおいしそうか」といった判断でもOKです。選んだ理由も聞いてみてくださいね。ほかにも、「赤と青、どちらがいい?」「どうしたい?歩きたい?」と、日常生活の些細なことでも子どもに決めてもらう習慣をつけましょう。西村氏は「幼児期に判断する練習」をさせると判断力が鍛えられると話していますよ。3. 「表現力」をつける方法ライフコーチのボーク重子氏は、グローバル社会では「自信をもって自分の考えを表現し、他人との意見交換から学ぶ」ための自己表現力がとても重要だと語ります。自己表現力はコミュニケーションにも欠かせない能力です。ボーク氏が子育てをするなかで実践した「親子の会話で表現力を伸ばす方法」をふたつご紹介します。方法1:夕食でのプレゼンタイムボーク氏の家庭では、夕食時に家族全員が1~2分ずつ話す時間を設けていたそう。内容はどんなことでもOK。ただし必ず「5W1H(いつ、誰が、どこで、なにを、なぜ、どのように)」を盛り込み、プレゼンという意識をもたせることに留意したと言います。もし、どれかが抜けていたら、「誰と?」「いつ?」など質問をしていたそう。「必要な要素を網羅しつつ1~2分に話をまとめるというのは、想像以上に頭を使うもの」とボーク氏。表現力アップのために、ぜひ夕食時のプレゼンタイムを取り入れてみてくださいね。方法2:月1回の3分間スピーチ“夕食プレゼン” の次のステップとしてボーク氏がすすめるのが「3分間スピーチ」です。欲しいものを買ってもらうための交渉の場にしてもよし、自分の興味のあるテーマについて熱弁を振るうのもよし、スピーチのテーマは自由。“夕食プレゼン” との違いは、聞く人を惹きつけるための工夫を凝らして話をすること。また聞く側も同調するだけでなく、ときには「そうは思わないな」など、別の視点からの意見を出すことも大事だと言います。そうすることで、より深い思考力や客観性が育まれるとのこと。3分間スピーチに、親子で挑戦してみてはいかがでしょう?***前出の石川氏は、新しい大学入試に向けた親の心構えとして、以下のようなアドバイスをしています。小学校、中学校、高校の教育が変わり、大学入試の中身が変わり、日本の教育はいよいよ本気で変わろうとしています。でも、本当に変わるには、親世代の偏差値重視の価値観を取り除かなければなりません。わが子に幸せな人生を望むのであれば、まずは親御さん自身が新しい教育の中身を知り、理解することです(引用元:日経xwoman|小学生のうちは「勉強嫌いにさせない」が最も大事に)「大学がゴールではない」と最近よく耳にしますが、思考力・判断力・表現力は大学受験だけでなく、社会に出てからも必要な力です。3つの力を幼少期からしっかり育んであげたいですね。(参考)AERA dot.|高校必修になった「探究学習」とは?大学入試への活用や、学習塾の専用講義も登場東洋経済オンライン|一般選抜入試枠が減っていく!?大学が旧AO入試「総合型選抜」を選ぶ背景文部科学省|「思考力・判断力・表現力等」についての整理のイメージ文部科学省|令和4年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要文部科学省|学校・家庭・地域が力をあわせ、社会全体で、子どもたちの「生きる力」をはぐくむために〜新学習指導要領スタート〜ダイヤモンドオンライン|2024年の大学入試改革で必要とされる「頭のよさ」とは日経xwoman|小学生のうちは「勉強嫌いにさせない」が最も大事にSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|哲学で子どもの「考える力」を伸ばす(前編)――津田塾大学総合政策学部学部長 哲学者・萱野稔人先生インタビューpart1STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|哲学で子どもの「考える力」を伸ばす(後編)――津田塾大学総合政策学部学部長 哲学者・萱野稔人先生インタビューpart2KIDSNA STYLE|「決められない子」にしないために。これからの時代に必要な判断力とはSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“AIに勝つ力”は学校教育では育たない。親にしか伸ばせない子どもの「7つの力」STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|グローバル社会を生き抜く「プレゼン力」は自信から生まれるーー全米最優秀女子高生の母・ボーク重子さんインタビューpart2
2023年04月25日保育士の中田馨さんが、1歳からできるおむつはずれのコツを教えてくれました。おむつはずれのスタートの目安や具体的なコツをマンガで詳しく解説!こんにちは、保育士の中田馨です。1歳過ぎて暖かい季節が近付くと「そろそろトイレトレーニングをスタートしたほうがいいかな」と思う人もいるのではないでしょうか。よく「夏におむつをはずすとラクよ!」なんて先輩ママから言われることもありますよね。夏にトイレトレーニングをすると、冬よりも洗濯物がよく乾いてラクというメリットがあります。 さて、本題に入る前に最初にお話ししておきたい大切なことがあります。それは、トイレトレーニングは「○歳になったらスタート!」というものではないということ。体の成長と共に膀胱も大きくなってきて、ある程度のおしっこをためておけるようになってからのスタートが理想です。このことを念頭に置きつつ、今回は、1歳代にできるトイレトレーニングのコツをお話しします。 おむつはずれをスタートする3つの目安これまでおむつの中におしっこやうんちをしていた子どもが、トイレに座っておしっこやうんちができるようになるための準備段階の期間をトイレトレーニングと言います。トレー二ングというと「やらなければいけない!」という思いが強くなってしまうので、ここから「おむつはずれ」と言うことにしますね。おむつがはずれる時期には、個人差があります。月齢よりもその子の成長を見てスタートしましょう。 【スタートするための3つの目安】・ひとりで立って歩ける・大人の言うことを理解している・おしっこの間隔が2~3時間空くようになってきた おおよそ1歳半ごろになると、膀胱におしっこがたまる感覚やおしっこが出た感覚がわかるようになってくるので、遊んでいるときにもじもじしたり、おしっこが出たときにおむつを触るしぐさをすることもあります。また、家族がトイレに行く様子に興味を持ち始めることもあります。そんな子どもの様子を見ながら「そろそろスタートさせようかな?」と思ってもいいでしょう。 次から、具体的な1歳代のおむつはずれのコツについてお話しします。 1. まずはトイレのイメージづくりから「よし、3つの目安もクリア! 今日からスタートするぞ!」と、突然トイレやおまるに座らせると、子どもはビックリしてしまいます。何をすればいいかわかりませんし、トイレに座るのを嫌がることもあるでしょう。そもそも、まだ子どもは「おしっこ」や「トイレ」のことを知りません。 1歳代のおむつはずれのポイントは「トイレでおしっこをするイメージづくり」をすることです。まずは、おしっこやうんちがおむつで出たときに「おしっこが出てスッキリしたね! おむつを替えて気持ちがいいね!」と子どもの気持ちに共感することです。そして、おしっこなどを題材にした絵本などを遊びに取り入れます。 ここで注意することは、絵本を教科書にしないこと。あくまで遊びのなかで自然に興味を持ってもらえるよう強制はしません。 2. ママがトイレに行くときに誘ってみようトイレに座るタイミングは、子どもにトイレのイメージづくりができてからでOK。ママがトイレに行くときに誘ってみてもいいですね。子どもはママのマネが大好き! トイレの一連の流れを見せつつ「〇〇ちゃんも座ってみる?」と言って誘ってみましょう。 誘ってみて「うん」と言ったら座らせてみるのですが、私の保育所での経験上、半分くらいの子は、いざ座る!というときに「いや!」と嫌がります。嫌がったらそこで終了。「じゃあ、また今度にしよう」と潔く諦めることも大切です。 子どもが嫌がっては先に進みませんので「座れるときに座ればいい」くらいのラクな気持ちで取り組みます。「トイレに行くと、楽しいことが待っている!」と思ってもらうためにも、トイレに好きなキャラクターの絵を貼っておくなどして、楽しい雰囲気づくりもしてみましょう! 3. お昼寝のあとにおしっこが出ていなければチャンストイレに行っても、すぐにおしっこが出るようにはなりません。結論から言うと、1歳代はおしっこが出れば「ラッキー」くらいに思って座らせましょう。「この夏で何が何でもおむつをはずすんだ!」という思いは少し横に置いてください。ただ、一度おしっこが出れば、その感覚を覚えてくれることが多いもの。保育所では、お昼寝から起きたときにおしっこが出ていなければチャンスと思ってトイレに誘います。このときに座ることができれば、かなりの確率でおしっこが出ます。なかには、これまでご機嫌でトイレに座っていたのに、おしっこにビックリして、その後しばらくトイレに座るのを嫌がる子もいます。ママとしては「ああ、もったいない!」と思うところですが、ここで「こないだまで座れてたじゃない!」と無理させるのはNG。それよりも「今は休憩期間」と思って、スッパリとトイレのことを忘れることが、近道になります。その後は、子どもの様子を見つつ、またトイレに誘っていきましょう。 おむつはずれは、どの子も行きつ戻りつしながら進んでいきます。ママは慌てずドーンとかまえて、遊びの一環として取り組んでみましょう。 作画/はたこ 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月22日この記事では、助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOさんが「子どもにごめんなさいを言わせること」についてマンガで解説します。小さな子どもに「ごめんなさい」の強要はいりません。それよりも大事なのは心の中で謝る気持ち。まずはママが「ごめんなさい」のお手本を見せましょう。こんにちは。助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。子どもが人に迷惑をかけたら絶対に謝らせるべきでしょうか。「ごめんなさい」を言わない子どもを許してしまったら、大人になっても謝れない人になってしまうでしょうか? 今日は「子どもにごめんなさいを言わせること」についてお話しします。 無理強いして謝る子どもの気持ち力ずくで子どもの頭を押さえつけ、謝らせた経験のあるママは多いと思いますが、「謝りなさい!」と強要されているときの子どもの気持ちを考えてみたことがあるでしょうか。 4歳ぐらいまでは「怖い」「この場から逃げたい」「助けて」など、そこにあるのは恐怖のみかもしれません。5歳以降になると、「自分は悪くないのになぜ謝らないといけないの?」もしくは「自分がダメな子だからママはこんなに怒るんだ」という恐怖に加え、反発感情、自己否定の気持ちが渦巻きます。 10歳ぐらいになると「まただ、めんどくさい」と、適当に聞き流す術を覚え、ママがひとりでカッカしたところで、どの年代の子も反省などほとんどしない状況に陥りがちです。 反撃は思春期になってから彼らが思春期を迎えるころ、反撃する体力と知識を備えた子どもは、昔ママにやられたことと同じ方法で攻撃してくるようになります。「謝れ!」「親は全部正しいの!?」「大人なんか偉そうなだけ!」。 子どもに「謝れ」と言われても頭を下げることは本当に難しく、そのときのママの感情は、恐怖と怒りと自己否定と現実逃避。各年代の子どもたちとまったく同じ気持ちが働きます。 ママが子どものお手本に小さな子どもに「ごめんなさい」の強要はいりません。無理に頭を下げさせることにパワーを使うより、 心の中で反省する、心の中でごめんなさいを言う。それで十分です。 ママが「ごめんなさい」と言ったら周りの空気が明るくなってみんなが笑顔になった。子どもは、そんな変化を敏感に観察して「ごめんなさい」は気持ちのいいことだと学んでいくのです。 子どもはママの行動を見ています。イラっときたらまずは深呼吸をして、子どもに「ごめんなさい」のお手本を示してあげましょう。さらりと笑顔で「ごめんなさい」が言える、そんな大きな器のママを目指したいですね。 作画/山口がたこ監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO
2023年04月21日パニ子は夫・奏太と、もうすぐ1歳になる双子の娘・ミカとユカと4人家族。若くに結婚し、家事に子育てに一生懸命頑張っています。ある日、スーパーに行くと子どもたちが急に大泣き。子どもたちの視線の先にいたのは……スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「正義の味方を気取った迷惑なおばさん客に反撃」を紹介します。パニ子は22歳の会社員で、現在育児休暇中です。もうすぐ1歳になる双子の娘・ミカとユカとの4人家族。 ある日、パニ子と子ども2人でスーパーへ行きました。一人をおんぶして、もう一人をベビー用の買い物カートに乗せて買い物を始めると、入店して数分後、子どもたちが泣き始めてしまいました。 スーパーで子どもが乗ったカートにわざとぶつかってきた女子どもたちの視線の先を見てみると、少し離れた所からおばあさんが睨んでいます。「私を見て泣き出すなんて失礼しちゃうわね!」と大声で言われ、とっさに謝るパニ子。 大声に驚いた子どもたちはさらに大泣き! 他の人の迷惑になってしまうため、この日は何も買わずにスーパーをあとにしました。 翌日、前日にできなかった買い物をしようと、子どもたちの機嫌が良い時間帯にスーパーへ。外食用の離乳食や、夫のお弁当の足しになればと冷凍食品を購入していると、横から他の人のカートが思い切りぶつかってきたのです! 驚いて相手を見てみると、昨日のおばあさんが立っていました! カゴをのぞいて嫌味を言われて……驚いた子どもたちがまた泣き始めましたが、謝ることもなく「あーやだやだ、うるさいわね! 泣き止ませられないなんて母親失格だわ」と言いながら買い物カゴをのぞき、「最近は母親がラクをするのが流行りみたいね。この子たち、きっとまともな大人にならないわ~」と言ってきたのです。 プチンと切れたパニ子は言い返すことにしました。 「では順を追ってお話しませんか? まずぶつかってきたのはそちら。謝罪もなく、私に母親としてのダメ出しまでされましたよね? 冷凍食品やレトルトの何がいけないのでしょうか?」と質問すると、しどろもどろになり慌てる女。周囲には「痛々しいおばあさんね」と大勢の人が集まってきています。すると、「他のお客さまに絡むのは辞めてくださいって言っているでしょう!」と警備員が走ってきました。 お店に訴えられた迷惑女どうやら、このおばあさんは迷惑客として有名だった様子。店長も出てきて、バックルームへと連れていかれました。お店側はおばあさんを訴えることにしたそうです。 若い母親が冷凍食品やレトルト食品を買っているからって、色眼鏡で見てくるなんて本当に失礼な人。先入観や見たことだけで物事を決めつけてしまうような人にならないように、気をつけたいものですね。 著者:ライター パニコレ
2023年04月20日3歳のわが子はとても食が細く、ひどい偏食。私は栄養バランスのとれた食事を用意して、子どもの機嫌をとりながら食べさせる毎日にヘトヘト。思い通りにならず、自分で自分を責める日々でした。そんなころ、夫と子どもの食事のしつけについて揉めたときの体験談です。 偏食の長男へ手を焼いていた私偏食で少食な3歳の長男に毎日手を焼いていた私。子どもには栄養のあるものをまんべんなく食べさせたいと思う私は、長男が好きな食材と苦手な食材を組み合わせたり、調理法や見た目の飾り付けをしたりして、食欲が増すようにといろいろ工夫をしていました。 しかしどんなに工夫しても、気分がのらなかったり嫌いな食材が見えると食べない長男。「せっかくこんなに頑張って用意したのに……」と私はイライラして、親子ともに食事の時間を苦痛に感じるほどでした。 パパがいるとご機嫌で…そんなわが家の食卓ですが、パパが一緒にいるときは様子が違うのです。パパは仕事が忙しく、なかなか一緒に食事をとることができないのですが、子どもにやさしく、叱ることはありません。長男は大好きなパパが一緒だとご機嫌で、食事よりもパパと遊ぼうとするほど。 私が「今日はパパが食べさせてね」とお願いすると、夫は長男の遊びの誘いに乗って、歌を歌いながら、そしておもちゃでままごとをしながら、「あーん」とスプーンで食べさせ始めたのです。 夫の気づかいと私の教育方針の対立それを見た私は、夫に対して怒り心頭! 今まで私が食事のしつけをしてきたという自負があり、夫がそれを崩したと感じたのです。 私の怒る姿に夫はすぐに謝ってくれ、自分の考えを話してくれました。「食事は楽しい気持ちで食べないと、長男にとっても食事が負担となるだろう」という考えのようでした。 私も叱ってばかりの楽しくない食卓は嫌です。家族の食卓は楽しいものにしたい。話し合うことでお互いの主張を尊重し、夫婦の意見は一致しました。私が子どもにはきちんとした作法で食事してほしいと思って行動していたことも、夫がきちんと理解し尊重してくれたことがうれしかったです。 これからは、子どもの教育方針について私ひとりで背負い込まず、夫と相談しながら決めていくことにしました。家族が楽しい気持ちで食事できるように、雰囲気のいい食卓をみんなで作り上げたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/山口がたこ著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月18日現在、5歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。最近、もうすぐ6歳になる長男が「バカ」、「あっち行け」、「うるせーな」など言葉遣いが悪くて困っていました。幼稚園やYouTubeで覚えたのだろうと思っていましたが、本人に聞くと意外な答えが……。大反省した体験をお伝えします。 言葉遣いが悪すぎる!最近の長男はとにかく口が悪く、何か注意しても「面倒くせーなー」、「ぶっとばすぞ」など耳を覆いたくなるような言葉の数々。2歳の次男までが長男をマネして、舌足らずな声で「ぶっとばすぞ」と言ったときは本気で子育てが嫌になりました。 もちろん、次男は言葉の意味を理解していませんが、これは本当になんとかしないといけないと思い、原因を知るため、長男にどこでこの言葉を覚えたのか聞き取り調査をすることに。 原因は……私!?すると「ぶっとばす」、「バカ」はアニメのキャラクターが言っていたセリフとのこと。確かに「ぶっとばす」はそのキャラクターがよく言っているなぁ……と納得。日常的に使って良い言葉ではないことを、一緒に見ているときにきちんと説明しなければいけなかったと反省しました。他の言葉も「幼稚園で〇〇君が言ってた!」とも。 長男と話していると、「悪い言葉」というのは何となく理解している様子。幼稚園では他のお友だちには言っておらず、家で私や弟にだけ使っているとのこと。 しかし、乱暴な言葉だし、聞いた人が悲しくなる言葉なので使わないようにと言い聞かせました。最後に「あっち行け」の発生源を聞くと、長男は驚いた顔で「ママだよ」と。 一度だけでもダメ!?「ママがそんな言葉使うわけないでしょ!?」と驚く私に、「ママ、前に怒ったときに言ってたよ!」とのこと。そう言われると確かに、体調が悪くてイライラしているときにワガママを言われて思わず使ってしまった記憶が……。 ただ、自己弁護すると、言ってしまったのは本当に一度だけですし、日常的には使っていません。ただその「一度」だけでも子どもにとっては覚えるのには十分、衝撃的な言葉だったようです。そのことを大反省しました。 社会生活を送る中で、子どもが悪い言葉を覚えてきてしまうのはある程度は仕方のないことだと思います。ただ、今回の場合は、私が悪い言葉を使うことで子どもも「ママが使ったなら、僕も使ってもいいんだ!」と思ってしまったようです。一度だけであっても使うべきではなかったと反省しました。今は子どもと一緒に私も正しい言葉遣いをするように気をつけています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ1人育児中。
2023年04月14日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜