2020年10月12日 22:30
1歳からのお友だちトラブル対処法。おもちゃを取ったら? 取られたら?
それは、おもちゃが欲しのではなく、楽しそうに遊んでいるお友だちの姿がうらやましいのかもしれません。以前保育所に、お友だちのおもちゃを取ってはすぐに飽きるのを繰り返す子がいました。様子を見ていると、ブロックや積み木など、なんでもじょうずに遊べてしまうのです。そこでコマを渡してみました。するとちょっと難しいコマにどっぷりとハマったのです!「お友だちのおもちゃを取って困ったな」と思ったときは、子どもが熱中できる遊びを見つけましょう。
おもちゃを取ってしまったときにしてほしいこと
おもちゃを取った行動に対して、「ダメ!」と言うのをグッと飲み込むことが第一歩です。そのあとママがすることは、おもちゃを取った子どもを体で止めます。そして、「このおもちゃで遊びたかったのね」と子どもの気持ちに共感します。
そうすると子どもは「うん」「そうなの」といった表情をするでしょう。そして、「このおもちゃ、〇〇ちゃんが遊んでいるの。遊び終わるまで待とうね」と伝えます。
最初は「待てない!」となると思います。泣いてひっくり返って怒ることもあるでしょう。でも、お友だちが遊び終わって「ハイ、どうぞ」と貸してくれた経験を積んでいくうちに、待っていれば貸してくれることが分かってきます。言葉の理解がまだあまりできていない年齢でも、同じ対応をしましょう。
お友だちにおもちゃを取られたときはどうすればいい?
自分の子どもが遊んでいるおもちゃをお友だちが取った場合。
とくに、その子のママが見ていない、何も言ってくれない場合は、「どうしたらいいのかしら?」と思ってしまいますよね。
おもちゃの取り合いの対応は、自分の子であろうが、他人の子であろうが同じです。「○○ちゃんも使いたかったんだね。でも今、使っているから、終わるまで待っていてね」と伝えます。自分の子どもには「○○ちゃんもおもちゃで遊びたいって。終わったら貸せるかな?」と伝えます。このときに、子どもに「貸しなさい」と無理強いしてはいけません。友だちが貸してほしいことを伝えるだけでOKです。
この声かけをするだけで、意外にも遊びがすぐに終わり貸すことができたり、おもちゃを欲しかった子が別の遊びを見つけたりします。
子どもは「かして」「どうぞ」のやり取りのルールを教えられる前に、自分の気持ちを分かってほしい、認めてほしいと思っているのです。