2021年1月10日 22:00
現役保育士さんが教える!風邪気味かもと思ったときおうちでできる対処法
鼻水や咳で食べにくいと思いこともありますので、いつもよりゆっくりペースで食事が進むかもしれません。無理せず、子どものペースに合わせて食べさせてあげましょう。
鼻水が出る場合の対処法
子どもは気温や湿度の変化ですぐに鼻水が出ます。大人も寒い外から温かい室内に入ったときに出ることがありますよね。鼻水は一時的に出ただけなら、心配いらないこともあるでしょう。
熱はないけれど少し鼻づまりがある場合などは、お風呂に入って蒸気を吸い上げることで、鼻水や鼻づまりがラクになります。鼻水を頻繁に出だすと、ティッシュで鼻を拭く回数が多くなるため、鼻周りの皮膚が赤くただれることがあります。できるだけ柔らかい素材のもので、やさしく拭くことを心がげてください。
ワセリンや保湿クリームを塗ってケアしてあげてもいいでしょう。
病院に行く目安は、
・黄色や緑色の粘りのある鼻水が出る
・鼻づまりがあって、呼吸が苦しい、寝にくい、いびきをかく
・水分や食事がとれない
などの症状がある場合です。
上記以外に機嫌が悪いなど、体調面で心配なことがあれば病院に行くことをおすすめします。
咳が出る場合の対処法
咳も気温の変化や空気の乾燥などで起きることがあります。少しくらいの咳の場合は、病院に行かずに様子を見ても大丈夫です。室内の湿度は50~60%に保ちましょう。保育所では加湿器をずっとつけていますが、暖房もしているのでなかなか湿度が上がらないこともあります。そんなときは、濡れたタオルを室内に干しています。
また、1時間に1回10分の換気をし、空気の入れ替えも行います。また、こまめな水分補給をして様子を見ましょう。寒くないように部屋を暖めると思いますが、「子どもの体を温めよう」と思って、洋服を多く着せすぎると余計に咳が出ることがあります。
私たち大人も経験してきたことですが、咳は思った以上に体力を消耗します。
熱がなくても、
・息づかいが荒い
・寝ている時に咳き込んで眠れない
・ゼイゼイと呼吸をしている
・水分や食事が取れない
などの症状がある場合は病院へ受診しましょう。
熱がある場合の対処法
高熱が出ているときは病院へと判断しやすいかもしれませんが、判断しづらいのは微熱の場合。