「お母さん、おなか痛くない?」陣痛に気付かず、まさかの健診後に即入院!?
出産予定日から4日が過ぎたころ、初産だった私は多少の焦りを感じつつも妊婦健診に向かっていました。向かっているときも生まれそうな予兆はなく、帰ったら何食べようかな?と妊婦健診の後のことばかり考えていました。
モニター中の不自然な心音
内診を終え、先生から「子宮口がまだ2cmだからもう少しかかりそうだね〜。いっぱい歩こうか!」と言われ、そのままNST室で赤ちゃんの心拍を測っていると、たまに心拍が抜けていることに気付きました。近くで聞いていた看護師さんも気付いてすぐに先生を呼びに行き、しばらくすると先生や看護師さんたちが集まってきました。
もう一度先生に診察をしてもらい先生から「お母さん、おなか痛くない? これたぶん陣痛だよ! あと、少し赤ちゃんの心拍が弱ってるからこのまま入院ね!」と言われ、そのまま即入院。突然のことに驚きながら、不安はありつつも陣痛室に入りました。
破水しても子宮口が開かない…
お昼ごはんを食べていなかったので夫に買って持ってきてもらい、体力をつけようとサンドイッチやカップケーキなどおなかいっぱい食べました。そしてのちに痛い目を見るとも知らない私は、「よし! 頑張るぞ!」と気合いを入れていました。そのときの痛みは生理痛ほどで、会話もまだ余裕。
陣痛室に入ってから1時間ほど経ったころ、ポン!と音がして温かい水が股から出てきました。自分でも意外だったのですが、冷静にナースコールで「破水しました!」と伝えて先生に子宮口の開きを診てもらってもまだ3cm。このときはまだ重めの生理痛程度。ここから5分後には何も話せないほどの陣痛の痛みになりました。それから陣痛の間隔が3分間隔になっても、子宮口は4cmしか開いていませんでした。
赤ちゃんの心拍が下がり始める
あまりの急激な痛みにうまく呼吸ができず、赤ちゃんの心拍が下がり始めてしまいました。助産師さんに酸素マスクをつけてもらいましたが赤ちゃんの心拍が戻らず、「切ろうか」と先生に言われ唖然。「まだもう少し頑張ります」と半泣きになりながら伝え、呼吸を整えながら痛みを逃していました。
しかしあまりの痛みに、先ほどおなかいっぱい食べた昼食を嘔吐し、体力もかなり消耗していたため、先生から「これ以上は赤ちゃんが危険になる」