子育て情報『<ニッチェ江上さん独占取材#1>「何でわかってくれないの?」夫婦間の温度差に苦しんだ不妊治療』

2021年4月9日 19:30

<ニッチェ江上さん独占取材#1>「何でわかってくれないの?」夫婦間の温度差に苦しんだ不妊治療

 

ー 金銭的な問題で諦めるのは悲しいですよね。

江上さん:そう思います。また、不妊治療をおこなう際に絶対に大切なのは、「どこまでやるのか」を決めることだと思うんですよ。自分たちの中で期限というか、「ここまで挑戦しよう」という線引きをちゃんと決めるというか。それに、できることをやるだけやって無理だったら、諦めもつきやすくなると思うんですよね。

ー 不妊治療を受けるときに、事前に何か2人で決めていたことはあるんですか?

江上さん:金銭面や年齢などに制限があったので、私たちの場合は最初から“何回まで”と回数を決めていましたね。「この回数で挑戦してみて無理だったら、金銭的にも続けられないし、諦めましょう」という感じできちんと2人で話してから、治療を始めました。

ー 最初に不妊治療について、どういう方向性でおこなうのかを確かめておくということは大切なことですよね。
ほかにも、治療でつらいときなどは「察して欲しい」と相手に求めるのではなく、今の状況や自分の思っていることを伝えることが大切だとおっしゃっていましたが、それもすごく大事なことだと思います。

江上さん:「察してほしい」という気持ちはわかるのですが、女性も男性も自分の言葉で説明するのが面倒なんでしょうね。でも何でかそう思っちゃうんですよね。​ただ、その状態だといつかケンカになってしまうと思うので、ケンカになったときに「自分たちには何が足りなかったのか」ということを見直すことが大切だと思います。男性は男性なりに絶対悩むし、しんどいだろうし、どうしていいかわからないと思うんですよね。なので、女性も「自分ばっかり」って思わないようにするのは大事なんだなって、それは自分の経験を通してそう思いましたね。

ーそれでは、不妊治療を頑張っている人たちにメッセージをお願いします。

江上さん:まず、“1人じゃないよ”ということを伝えたいですね。
今はSNSを駆使すると、同じ体験をしている人や、同じことで苦しんでいる人、喜んでいる人などがいっぱい見つかるんです。なので、そういう人たちとたくさん繋がって、一緒に頑張っていることを実感してほしいですね。手を出せば、絶対に握ってくれる人はいます。決して1人で抱え込まないでほしいですね。

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