<病室トラブル>「シーツ濡れてる…?」気持ち悪くて起きたらまさかの…?
あおばさんが上の子どもを妊娠中のとき、切迫早産で入院することになったお話です。
切迫早産で入院してから、1カ月半が経ち、あおばさんは妊娠37週が近づいてきました。ある日ロビーで、大量の不正出血によって入院となった美山さんは、大きくなったあおばさんのおなかを見て触り、「ここまでたどり着けるのかな」と小さな声で言いました。
それから数日後の深夜。足音と静かな空間に響くひそひそ声で、あおばさんは目が覚めました。カーテンの向こうには看護師さんたちがいる様子。
そして、看護師さんたちが病室から出ていった後、美山さんのベッドからカーテン越しに泣き声が聞こえてきました。
すると、花野さんから連絡が。
花野さんは最初の方から起きていたようで、美山さんが出血したことを教えてくれました。
もっと大きい病院に転院することになってしまい…
美山さんが看護師さんと診察室から病室に戻ってきました。カーテンの向こうから、小さな声だったけれど、「赤ちゃん無事で良かったね」という看護師さんの言葉が聞こえたあおばさんは、すごくホッとしました。
時間もまだ遅かったので、美山さんに声をかけに行くわけにもいかず、ベッドに横になったあおばさん。いろいろ考えてしまって、その夜はあまり眠れませんでした。
朝になると美山さんのカーテンが開いていたので、あおばさんはいつも通り朝のあいさつをしました。すると、「昨日起こしてしまって、ごめんなさいね」と謝る美山さん。夜中に気持ち悪くて起きてしまい、そのときに出血に気がついたのだと言いました。
そして、赤ちゃんは無事だったけれど、先生から「大きい病院に転院した方が良い」と言われたことを話してくれました。美山さんの転院と、あおばさんの退院が同じ時期となり、花野さんはひとりきりに……。
あおばさんは妊娠37週で無事退院することができました。「予定日まで時間があるので準備がんばるぞー」と意気込んでいました。