2023年2月25日 20:20
<異常分娩>「またぁ!?」長男出産時と同じ状況になり、緊急で手術をすることになったのだが
出産予定日の1週間前に陣痛が来た、星田つまみさん。その後、家族で病院に行くことになったのですが、星田つまみさんの夫は仕事のため出勤せねばならず、長男くんと2人きりになってしまいました。分娩室を動き回る長男くんにハラハラさせられた、星田つまみさん。その後、実母が星田つまみさんのいる分娩室に到着し、安心していた星田つまみさんでしたが……。
母の決意
実母がコンビニで朝ごはんを買いに行ってから程なくして、陣痛だけでなく、骨盤が軋むような激痛がするように。
そしてその痛みは増す一方。
様子を見にきた、助産師さんは顔面蒼白になり、医師を呼びに行き……。
※常異→常位
※常異→常位
医師から告げられたのは、長男の出産時と同じ「常位胎盤早期剥離(妊娠中、または分娩時に胎児が出てくる前に胎盤がはがれてしまうこと)」。
買い物から帰ってきた実母も、それを聞いて「またぁ!?」と声をあげた。
長男の出産時の恐怖や苦しみがよぎったが、それと同時に感じたのは「これで終わる」という少しの安堵。
実母も緊急帝王切開での出産には賛成で、手術の同意書を渡されたのだが、涙や痛みで、同意書を読むこともうまく書くこともできず……。
◇◇◇
「常位胎盤早期剥離」とは、赤ちゃんがおなかの中にいるうちに、胎盤が子宮の壁から剥がれ始めてしまうこと。
星田つまみさんは、長男くんの出産時も「常位胎盤早期剥離」で緊急手術をおこなっていました。
今までの妊娠で「常位胎盤早期剥離」になると、次の妊娠での発症率は約10倍なのだとか。医師曰く、「常位胎盤早期剥離」の経験をもつ妊婦さんは、医師のほうも十分慎重に管理すると思うため、よく話しておくことも必要だそうです。
また、緊急手術になった場合、金銭面で不安を感じる方もいらっしゃいますよね。
自治体や職場からの手当金があったり、一部保険適応になるために高額診療の申請も可能な場合があるそうなので、ぜひその際はお住まいの自治体や医療機関、保険会社などにも相談してみてください。
監修/助産師 松田玲子
著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ
6歳差元気兄弟の育児に日々奮闘中です!いっぱい怒っていっぱい泣いていっぱい笑った子どもたちとの日々を忘れないように、育児漫画を描いています。
<異常分娩>「もういきみたい!」手術の準備中、陣痛を必死に我慢していたら