<ご近所トラブル物語>「意地悪しないで!」被害妄想…子守りを押し付けた挙げ句に理不尽な言いがかり
庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居が決まっていました。「ユージと一緒に暮らしたい」と考えていたリカさんは、引っ越しが確定するまで、デート中のサラちゃんの子守を、はなさんに頼んでいました。サラちゃんのことを思い、渋々了承したはなさん。ある日、デートから戻り、サラちゃんを迎えに来たリカさんは、なぜかご立腹。
はなさんが事情を聞くと、ユージから「実は結婚していて離婚調停で忙しい。サラがなつく気配がないから、同居の話はいったん白紙に」と言われたそう。そしてリカさんは、「だからおりこうにしててよ!」と、サラちゃんを責めたのです。
サラちゃんはたまらず、「住めなくていいもん! つむちゃんたちと離れるのは絶対イヤッ!」とはなさん宅から駆け出しました。リカさんはサラちゃんを追いながら、「さてはあんたたち、サラに何か吹き込んだわね!? どうしてこうなるの!! 2人とも今日のこと、よーく反省するように!!」と、はなさんとつむぎちゃんに捨てゼリフを吐いて出て行きました。
あきれるはなさんですが、「サラちゃんの幸せはつむぎの幸せ! 心を広く、今は我慢! 隣人と共存するのよ!」と腹を決めますが……。
「毎回同じ遊びさせないで」娘を預けたママ友に文句!?
土日にサラちゃんを預かることが普通になっていたある日。リカさんがサラちゃんを迎えにきました。
「ん? あれ? サラ、また縄跳びさせられてんじゃん」
不機嫌な様子のリカさんに、萎縮するサラちゃん。
「ちょっとはなちゃん!? うちの子なんで毎回、縄跳びばっかしてるわけ? 意地悪されてかわいそうなんだけど。もっとスケボーもさせてあげて!」
はなさんを咎めるリカさん。