妊婦健康診査の回数や検査内容とは?

目次

・受診時に必要なもの
・妊婦健康診査の回数
・毎回行う検査内容
・初期の、妊婦健康診査の内容
・中期の妊婦健康診査の内容
・後期の、妊婦健康診査の内容
・妊婦健康診断と合わせて確認するもの
妊婦健康診査の回数や検査内容とは?

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妊婦健康診査とは、妊娠期間中の健康を維持するため、産婦人科などの健診施設で公費で受けられる健康診断です。ママの妊娠状態と健康を定期的に確認し、お腹の中の赤ちゃんの健やかな成長を維持するためのものです。

健やかな妊娠生活とするため、病気や疾患の兆候を調べる健康診断だけでなく、より精密な健康診断も行います。ほか、医師や助産師に妊娠・出産・育児に関するあらゆる相談を行い、妊娠期間中の日常生活の注意点や栄養面、環境面などを整えるための指導を受ける場でもあります

妊娠期間中に重い病気にかかった場合に早期発見を行い、早期に適切な治療を行うことでママと赤ちゃんの健康を守ることも重要な目的の一つです。市町村保健センターや保健所などでは妊娠・出産に関しての保健指導や健康相談が行われています。内容は市区町村によって異なりますが、必要に応じて問い合わせましょう。

また、高齢や合併症があるなどリスクの高い妊娠において、羊水検査に対応していない健診施設の場合はセカンドオピニオンをたて、赤ちゃんの健康状況を見る専門施設などで、別途検査だけ行う場合もあります。

そのほかでは、ママによっては、妊娠初期から分娩施設のない産婦人科にかかる場合があります。
その場合、産婦人科ごとに定められた妊娠期以降は分娩設備のある施設に転院してお産となるため、分娩施設でのお産の予約などは早めに行いましょう。

受診時に必要なもの

お腹の赤ちゃんの心拍が確認され、妊娠が確定した妊娠10週前後以降に、母子手帳や妊婦健康診査受診票(補助券)を受け取ることができます。これらは妊婦健康診査の受信時に必要なものです。健診施設へ行くときには必ず持参しましょう。

・母子健康手帳
妊娠確定後に、自分の住んでいる地域の市町村役場へ行き、妊娠届を行うと母子健康手帳がもらえます。母子健康手帳は、妊娠期から産後の乳幼児期にかけて、赤ちゃんの健康に関する重要な情報を一つの手帳で管理するものです。
妊婦健康診査や乳幼児健康診査など各種の健康診査や訪問指導、保健指導の母子保健サービスを受けた際の記録や、予防接種の接種状況の記録などを記します。

・妊婦健康診査受診票(補助券)
本来であれば自己負担である妊娠健康診査の費用が、一部公費で補助・助成される妊婦健康診査の受診票です。
母子手帳を受け取る際に同時に渡されます。
受診票に指定されている検査項目については公費負担で受診することができますが、1回の負担額に上限があり、かつ、健診ではママの妊娠状況をみて受診表以外の検査を行う可能性があるため、公費負担との差額の支払いが必要になる場合もあります。

また受診票は基本的に、居住地で妊婦健康診査の実施を契約している医療機関のみで使用できます。ただし里帰り出産などで居住地以外の医療機関で受診する際は、費用の一部について助成が受けられます。詳しくは居住地の区市町村へ問い合わせましょう。
また里帰りの際には、帰省地の市区町村の母子保健担当に問い合わせ、母子保健サービスの説明を受けるようにしましょう。
(※1)

妊婦健康診査の回数

妊婦健康診査の公費負担の助成回数はおよそ14回前後です。

・妊娠初期~妊娠23週(妊娠2ヵ月頃~妊娠6カ月まで):4週間に1回
・妊娠24週~35週(妊娠7ヵ月~妊娠9カ月まで):2週間に1回
・妊娠36週~出産(妊娠10カ月~):週1回

それぞれの妊娠期や妊娠中に応じ、検査内容やかかる金額が異なります。

また妊婦健康診査に含まれる検査のうち、超音波検査の助成回数は区市町村によって異なる場合がありますので、気になる場合は市区町村役場に確認しておきましょう。

毎回行う検査内容

妊娠健康診査で毎回行う基本的な検査は、健康状態の把握、検査計測、保健指導となっています。健診医や助産師により行われますが、助産師外来がある健診施設の場合、健診医に相談しにくい不安や気がかりなどは助産師外来などに問い合わせをするといいでしょう。

・健康状態の把握
健診医や助産師が、妊娠週数に応じ問診や内診、診察などを行います。

・検査計測
健診医や助産師が、子宮底長、腹囲、浮腫の有無、尿検査(糖・タンパク)、血圧測定、体重測定(1回目は身長も測定)など、ママの健康と赤ちゃんの発育状態を確認するための基本検査を行います。
血圧測定、体重測定の場合は、健診施設内の機器を使用し、健診時にママ自身が測る場合もあります。

・保健指導
健診医や助産師から、妊娠期間中の生活や食事内容にまつわるアドバイスや指導を受けます。妊娠中の生活の悩みや困りごとについて相談することもできます。

健診施設により、栄養指導などを行う教室や講座が別途行われていることもあります。


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