マタニティマークはどこでもらえる? つけないほうがいいの?

 

本間 佳苗 ライター
本間 佳苗

周囲に妊婦であることを知らせるマタニティマーク。つけていることで配慮してもらえたというエピソードも耳にしますが、一方で嫌がらせなどネガティブな話題も少なくありません。

目次

・マタニティマークってどんなもの?
・マタニティマークはいつ・どこでもらえるの?
・マタニティマークにはどんな種類があるの?
・マタニティマークをつけるメリットは? 何の役に立つの?
・マタニティマークをつけるデメリットは? 嫌われることもある?
・大切なのは意味を理解することと、他者への配慮
マタニティマークはどこでもらえる? つけないほうがいいの?

©polinaloves - Fotolia.com



そもそもマタニティマークとは何のためにあるのか、どこで入手していつからつけるものなのかよくわからないという声も。今回はそんなマタニティマークについて、基礎情報からつけるメリット・デメリットまで詳しくご紹介します。

マタニティマークってどんなもの?

そもそもマタニティマークとはどんなもので、何のために作られたのでしょうか?

マタニティマークは、2006年に厚生労働省が推進する「健やか親子21」が発表しました。厚労省のHPには次のような定義が明記されています。

・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。
マタニティマークは、とくに「妊娠初期の妊婦さんが周囲に配慮してもらえるように」という意図で考案されました。というのも、初期は流産の可能性も高いうえに、つわりや脳貧血などの症状を抱えている妊婦さんが多いのです。

しかしお腹のふくらみはほとんどわからないので、交通機関で座れずつらい思いをしたり、飲食店などでタバコの煙に悩まされたりしてきました。

こうした妊婦さんへ周囲が配慮しやすいように、マタニティマークはあるわけです。

マタニティマークをつけるメリットとデメリット

基本デザインは このように決まっており、文字あり、文字なしなどいくつかパターンがあります。

キーホルダー、車に貼るステッカーなどさまざまなタイプがあり、色を勝手に変えたり変形させたりしなければ、厚生労働省のHPから自分でダウンロードして使ってもOKです。



マタニティマークはいつ・どこでもらえるの?

マタニティマークは基本的に無料でもらえます。入手方法は主に3つです。

【1】交通機関の窓口でもらう


首都圏の鉄道会社20社など多くの交通機関で、キーホルダータイプのマタニティマークを無料配布しています。対象は妊婦さんやその家族です。

基本的には、最寄り駅の窓口で申し出ればその場でもらえます。ごくまれに、悪用を防ぐため母子手帳の提示などを求められる場合もあるようです。
>>JR東日本
>>東急電鉄
>>阪急・阪神・能勢電鉄

【2】自治体の窓口でもらう


多くの自治体では、母子手帳をもらうときにマタニティマークも一緒にもらえます。母子手帳をもらうためには、一般的には医療機関を受診して「妊娠が確定」していることが必要です。

医療機関の証明が必要な自治体もあるので、詳しくは各自治体や保健センターに確認しましょう。

【3】雑誌のふろくなど


マタニティマークは、妊婦さん向けの雑誌や育児雑誌のふろくになっていることもあります。他に自治体やNPO、企業などが主催する妊婦さん向けのイベントでもらえることもあるようです。



マタニティマークにはどんな種類があるの?

最近は、マタニティマークを使ったさまざまなグッズがあります。キーホルダータイプでも小ぶりなものから大判までいろいろなサイズがあり、イラストが裏表両面にあるものも、片面だけのものもあります。片面だけのものは、マタニティマークを隠したい場面では裏返しておけるというメリットがあります。

他にも雑誌のふろくなどには可愛いデザインのキーホルダーもありますし、クリアファイル、バッジ、ストラップなどさまざまなグッズが販売されています。

また、厚労省のマタニティマーク以外にも、日本で最初に考案された「BABY in ME」というデザインや人気キャラクターを使ったグッズもあります。せっかくなら可愛いものをつけたい!とこだわる方は、通販サイトなどでチェックしてみるといいでしょう。
>>BABY in ME

ちなみに筆者は、都内の自治体で妊娠の申請をしたときにはキーホルダータイプをもらいましたが、地方で申請したときは車に貼るステッカーをもらいました。このように地域での生活に合ったタイプを配布してくれる自治体もあります。

車に付けるマタニティマーク

©Africa Studio - Fotolia.com



また、JALやANAなどの航空会社もオリジナルのタグを配布しています。珍しいデザインがほしい方は、航空会社を利用するさいに問い合わせるといいでしょう。

マタニティマークをつけるメリットは? 何の役に立つの?

マタニティマークをつけるメリットとして大きいのは次の2つです。

・妊娠初期で外見からはわかりにくいときも、妊婦だとわかってもらえる


・非常時(急な体調不良や事故、災害に遭ったとき、本人の意識がないときなど)に妊婦だとすぐにわかる



とくに、妊娠経験がない方は「妊婦さんはお腹が大きいから立っているのがしんどい、だから配慮してあげるべき」と勘違いしていることがよくあります。確かに臨月のお腹は重いししんどいものですが、実はしんどいのは妊娠初期も同じです。



妊娠中は常に貧血の心配がありますし、流産の危険性が高かったり、つわりの症状がひどかったりするのはむしろ安定期(一般に妊娠5ヶ月頃)に入る前の妊娠初期です。

外見ではわからないこの時期に周囲にわかってもらうためのツールとして、マタニティマークはとても重要なのです。もし周囲に上述のような思い違いをしている方がいたら、ぜひ妊娠初期の妊婦さんへの配慮について情報をシェアしてください。

妊娠初期は外見ではわかりにくい

©leungchopan - Fotolia.com



マタニティマークをつけるデメリットは? 嫌われることもある?

マタニティマークをつけるデメリットについても知っておきましょう。残念ながら、妊婦さんが嫌がらせや危害を加えられる事件は実際に起こっています。

マタニティマークが原因かははっきりしませんが、「妊婦だとわかると狙われるかも」といった恐怖からマタニティマークをつけることを控えている妊婦さんも少なくありません。



こうした嫌がらせの背景には、「マタニティマークをつける=妊婦だと自慢している」「マタニティマーク=優先してくださいマーク」という世間の誤った認識もあるようです。

そのため、電車などで「こっちも疲れているのに妊婦だからって優先されようとしている」と不満に感じる人もいるのでしょう。



大切なのは意味を理解することと、他者への配慮

今回はマタニティマークについて幅広くご紹介しました。マタニティマークをつけるメリットやデメリットを考慮して、TPOに応じて上手に使ってくださいね。

また、妊娠には関係がない方であっても、社会生活のなかで誰もがマタニティマークに遭遇する可能性があります。

そのときはぜひ今回の内容を思い出してください。そうやって、妊婦さんに限らず、配慮や助けが必要な人にやさしい社会にしていけたらいいですね。



<参照>
マタニティマークについて|厚生労働省
首都圏の鉄道事業者20社局によるマタニティマークの配布等について|厚生労働省
平成26年度母子保健に関する世論調査|内閣府世論調査

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