2017年3月14日 18:00|ウーマンエキサイト

あそび先進国に学ぶ!アウトプットができる子を育てる玩具【ハロー!裏方さん~子どもの笑顔をつくる達人たち~ Vol.2】


▲子どもたちはマグ・フォーマーで遊びながら、色々な発見をしている。

子どもたちはマグ・フォーマーで遊びながら、色々な発見をしている。



マグ・フォーマーの面白さは、直感で作品がつくれるところ。子どもって、手を動かしながら頭のなかではもう次のアイディアが浮かんでいたりします。

つくりながら、ここはやり直したいな、と思ったら、すぐにはずせて、またすぐにくっつけられる。頭のなかで描いていることに手元が追いつく、そのスピード感が好評なんです。

ピースの色が片面ずつ違うので、配色を考えながら遊んでいる子も多いですよ。また、ご両親はもちろん、おじいちゃんおばあちゃんも楽しんでくださっているとの話も聞きます。
性別や世代も超えて遊べて、図形への理解も深められる。まさに「多様なあそびができる道具」なんです。

こういったブロック遊びも含めて、この道具ではこれをつくる、こういうあそびをするもの、といったルールはありません。

あそび先進国に学ぶ!アウトプットができる子を育てる玩具【ハロー!裏方さん~子どもの笑顔をつくる達人たち~ Vol.2】

子どもが迷ったり困ったりしている姿を見ると、つい、こういうのをつくってみたら? と大人が見本を示すことがあるかもしれません。私も3人の子を育てるなかで、先回りしたくなるシーンがよくあります。

でも、子どもにとっては自分で試行錯誤する課程がとても大切。とくに、あそびは自由なものですから、ルールやゴール、答えを設定せずに見守ってあげられるのが理想です。

これがなかなか難しいのですが(笑)、私も「先回りしない!」と自分自身に言い聞かせながら、子どもとの日々を過ごしています。


■将来、子どもたちに求められる「力」も、あそびのなかではぐくまれる

いま、日本の子どもの教育環境が変わりつつあります。これまでは、先生の話を聞いて知識を得るスタイルの授業がほとんどでしたが、ディスカッションやプレゼンテーションなどを授業に取り入れる学校も増えてきました。

自らが考え、インプットだけでなくアウトプットができる子を育てよう、という流れです。実際2020年の大学入試からは、マーク式だけでなく記述式のテストの導入も検討されています。

つまり、これからの子どもたちには、行動力や発想力、応用力、問題解決力、そしてコミュニケーション力といった、ペーパーテストだけでははかれない力がより求められるようになってきます。

▲オランダの教育現場で実際にあそび道具が使われている。

世界の教育現場で実際にあそび道具が使われている。写真はオランダの小学校の様子。



これらの力は幼いころにあそびを通して身に着けていけるものです。あそび道具は、あくまでも子どもたちの豊かなあそび体験の一助となるツールのひとつ。

それをどう使って、どう体験につなげていくかを広く伝えていくことで、子どもはもちろん、ママ・パパの子育てを少しでもお手伝いできれば、と思っています。

<新居さんレコメンド!>
語彙が増え、会話を楽しめるようになってくる4歳くらいからのお子さんにおすすめなのが、「テルミー・ザ・ピクチャー」です。

これは、子どもたちが対面となって、ひとりが見本カードを見ながら、どこに、どんな人物や動物がいるかを言葉で伝え、もうひとりがそのヒントを聞きながらボードにマグネットを配置していく、いわゆる絵を使った伝言ゲームのようなものです。

対話をしながらコミュニケーション力をはぐくむ新しいタイプのあそび道具として、私も注目しています。
どうしたら上手に伝えられるかな? 大人になってからも必要な「ロジカルに伝える力」をやしなえます。テルミー・ザ・ピクチャー(6,156円/税込み)

どうしたら上手に伝えられるかな? 大人になってからも必要な「ロジカルに伝える力」をやしなえます。

テルミー・ザ・ピクチャー(6,156円/税込み)



文:コミヤカホル

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