“授乳はつらかったけど大好きな時間だった”そう語るママたちの断乳・卒乳

目次

・“すんなり派”と“苦労派”ほぼ半々の割合に
・卒業してもママは心残り。授乳の愛おしい時間
・おっぱい卒業の影には、ママの苦労あり
・ママが健康じゃないと授乳は続けられない
・断乳、卒乳のタイミングとは
“授乳はつらかったけど大好きな時間だった”そう語るママたちの断乳・卒乳

イラスト:ちゅいママ


ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事「哺乳瓶も離乳食も拒否される…! 断乳・卒乳に追い詰められていたあの頃の私に言いたいこと」で、“断乳・卒乳”に関してのアンケートを実施しました。




“断乳”とは日にちを決めて授乳をやめること、“卒乳”とは授乳回数を少しずつ減らしていき、自然と子供が飲まなくなること。

かつては1歳を過ぎると「そろそろおっぱいは終わり」というように言われたそうですが、最近では「赤ちゃんがほしがるまであげたほうがいい」という考え方も聞かれるようになりました。ママたちはどんな“おっぱい卒業” を迎えているのでしょうか。

■“すんなり派”と“苦労派”ほぼ半々の割合に

まず、アンケートで「断乳・卒乳時、苦労をしましたか?」と質問をしたところ、「すんなり卒業できた」が50%ともっとも多くなりました。

「やや苦労した」28%、「とても苦労した」18%で、「苦労した」を合わせても46%と、「すんなり卒業できた」がやや多い結果となりました。
Q1. 断乳・卒乳時、苦労をしましたか?
すんなり卒業できた 50%
やや苦労した 28%
とても苦労した 18%
その他4%

しかし、コメントを見てみると、「すんなり卒業できた」というママでも、断乳・卒乳をするまでには「ほんとうに今、卒業してしまっていいのか」「おっぱいを大好きな子どもに申し訳ない…」など迷ったり、罪悪感を抱えているママが多い印象でした。

■卒業してもママは心残り。授乳の愛おしい時間

“授乳はつらかったけど大好きな時間だった”そう語るママたちの断乳・卒乳

イラスト:ちゅいママ


まずは「すんなり卒業できた」ママの体験談。“断乳・卒乳は大変なもの”というイメージがあるだけに、すんなり卒業できたらそれに越したことはないと思うのですが、ママの気持ちは簡単には整理できないようです。


2人の子を母乳育児しました。乳首は切れ、乳腺炎や乳口炎で苦労も多かったけど特別で大切で大好きな時間でした。1人目のときは復職のタイミングでおっぱいバイバイできたらいいなと思っていたところで自然と卒乳。最終日は最後にもう一度飲んで欲しいと懇願するママの気持ちを察したようにたっぷり時間をかけて飲んでくれました。そして翌日からはまるで飲み方を忘れてしまったかのよう。1歳2ヶ月のことです。
ふたり目のときはなるべく母乳タイムを長く欲しいと思い5歳くらいまで飲んでもらうつもりでいたけど1歳5ヶ月で自然卒乳。逆に私が寂しいです。

娘に「もう1歳になるからおっぱいとバイバイしようね~」と話したその夜、いつも添い乳して寝ていたのに、リビングにいる私に向かってバイバイして1人で寝に行ったのです。あまりの事に驚いて、「え? 卒乳なの? そんなアッサリ?」と、もう授乳中の娘のかわいい姿が見られないのか? と私が散々泣きました

赤ちゃんのとき、周囲はあんなに母乳、母乳と言っていたくせに、1歳を過ぎた途端「まだ母乳飲んでいるの?」と母乳育児を全否定するかのようなまなざし。2歳までは母乳をあげると決めていましたが、周囲の目が気になり1歳半頃から夜の寝かしつけ以外の授乳を止めました。その後完全卒乳を試みるも汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになって1時間以上全力で泣き続ける娘を前に断乳を断念。ところが2歳前のある日、おっぱいなしで寝てくれ、そのまますんなり卒乳となりました。

産まれてから毎日欠かさずあげていたおっぱい。乳首は痛いし、夜間授乳は睡眠不足にさせられるし、つらいこともたくさんあったはず。
でも、いざやめるとなると寂しい気持ちになるのは、授乳がとても愛しい時間であったからではないでしょうか。


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