絵本の読み聞かせには、子どもの心に安らぎを与え、言葉や知識を身に付けるのに役立つなどさまざまなメリットが期待できます。月齢の低い赤ちゃんにもおすすめなのが
『布絵本』です。そのメリットや選び方のポイントについて、詳しく見ていきましょう!
布絵本とは?
一般的な絵本は紙でできている物がほとんどですが、布絵本は布で作られています。紙の絵本だと赤ちゃんが舐めたり噛んだりしてボロボロになりやすいですが、布絵本は丈夫で水やダメージにも強いです。
小さい子どもにも安心して与えられる布絵本の特徴と、その種類について紹介していきます。
紙ではなく布でできた絵本
布絵本とは、コットンやポリエステル・フェルトといった布で作られている絵本全般を指します。
布絵本は、描かれている絵やお話を見て楽しむだけでなく、赤ちゃんが触って楽しめるように作られているのが特徴です。
紙の絵本の場合、紙に書かれている文字を読み聞かせることが中心となるため、赤ちゃんにはハードルが高いでしょう。
布の絵本は文字よりも絵が中心の構成で、赤ちゃんの想像力をかきたてたり、絵に合わせてオリジナルストーリーを作成したりと、五感を刺激できるようになっています。
また、紙のように破れることも少なく、水にぬれたり汚れたりしても洗えるので清潔に保てるのもメリットです。
音や仕掛けが付いている物も
赤ちゃんが喜んでくれるような仕掛けがある布絵本もあります。引っ張ったり触ったりすると音が出たり、絵本の中の登場人物や生き物が動いたりするので、
『月齢の低い赤ちゃん』でも楽しめるのです。
出産祝いとしても人気があるので、出産した友人や知り合いに贈ると喜ばれるかもしれません。
選ぶときのポイントはある?
布絵本を試してみたいと思ってお店やネットショップをチェックしてみると、思っていた以上に種類が豊富で、どの絵本を選ぶかで迷ってしまうでしょう。
布絵本を選ぶときのポイントを押さえておくと、選択に困ったときに役立つかもしれません。
月齢・年齢に適した物を
子どもが絵本に興味を持ってくれる・喜んでくれる布絵本を選ぶことが大事です。布絵本の内容や仕掛けなどが本によって異なるので、与える子どもの月齢・年齢に合った物を選びましょう。
生後間もない赤ちゃんに与える布絵本は、
『カラフル』な色が使われているか、音が出るタイプがおすすめです。
この時期の赤ちゃんは、ストーリーを読み聞かせるよりも、視覚や聴覚に働きかけた方が、絵本に興味を示してくれるのです。
また、歯が生え始める生後5カ月ごろは何でも口の中に入れたがる時期なので、歯固めのような仕掛けが付いていると重宝するでしょう。
楽しい仕掛けで選ぶ
布絵本にはさまざまな仕掛けが施されているので、仕掛けの種類で絵本を選ぶこともできるでしょう。
赤ちゃんが触れると音が出たり絵本の一部をめくると動物や人が出てきたりと、いろいろな工夫が凝らされていて赤ちゃんを楽しませてくれます。
また、布絵本は紙絵本と違って立体感が出るのが特徴の1つで、赤ちゃんもつい絵本に触れたくなるのです。
赤ちゃんが指先をたくさん使うことで神経に働きかけるので、
『手先の発達』を促してくれますよ!
物語を想像しやすい物
紙の絵本と比べてみて、布絵本は文字数が少ないかもしくは全くない物が多くあります。決まったストーリーがないので、子どもの
『想像力』を広げるきっかけ作りにもできるのが魅力です。
そこで、物語の作りやすさで絵本を選ぶのもおすすめです。月齢が低いうちは、布絵本の仕掛けや立体的な物に触れて遊ぶことがメインになってしまうかもしれません。
ママやパパが自ら物語を考えて赤ちゃんに読み聞かせをしてあげると、また違った楽しみを体験できるのです。
物語を作るのが苦手な人は、誰もが知っているような有名な絵本やキャラクターを扱っている布絵本を選ぶと、ストーリーを作りやすくなるでしょう。