子育て情報『麦茶やカレーで食中毒!?気をつけたい保存方法を専門家に聞いてみた』

2020年6月28日 11:20

麦茶やカレーで食中毒!?気をつけたい保存方法を専門家に聞いてみた

食中毒を防ぐために、日常生活で気をつけたいこと

ムシムシ暑い梅雨の季節がやってきました。この時期から夏場にかけて、特に小さな子どもがいる家庭では、食中毒なども心配ですね。
今回は、食育指導士で看護師の資格を持つ小林エリさんに、日常生活でついやりがちなことを中心に気をつけたいことを教えていただきました。


麦茶はどうやって作っていますか?

わが家は、子どもが3人の5人家族。毎日、やかんに5リットルのお湯を沸かして麦茶を作っていました。
その後、常温で自然に冷めるのを待って冷蔵庫に入れていたのですが、それがNGだと聞いてびっくり!

目次

・食中毒を防ぐために、日常生活で気をつけたいこと
・麦茶はどうやって作っていますか?
・2日目カレーは要注意!
・夏場のおにぎりはラップを使って
・コロナ予防だけじゃない、基本の手洗い


麦茶やカレーで食中毒!?気をつけたい保存方法を専門家に聞いてみた


■麦茶は作ったらすぐに冷やす
麦茶を作ったら、まずはやかんごと水を張ったボールや桶などに入れて、できるだけ早く冷やすことが大事。
なぜかというと、常温と言われる温度が、菌が好む温度30度~40度であり、その温度を保つ時間が長いほど、細菌が増えやすいのです。常温で放置するのは、菌が増える格好の環境を作り出すことに!
できるだけ、その温度の時間を短くすることが細菌を増やさないことにつながるのだそうです。

■水出し麦茶は?
個人的には、一度沸騰させて麦茶を作る方が安全な気がしていましたが、「水出し麦茶」について聞いてみると…。
実は、沸騰させて常温放置するよりも、水出しの方が菌の繁殖が少ないとのこと。
この場合も、暑いところに置きっぱなしにせず、保冷することが大切です。


洗い桶に大きなやかんを入れて冷ますとシンクの洗い場が使えないためにジャマ…という理由で、そのままコンロに放置で冷ましていたわが家。この夏からは「早急に冷やすこと」を取り入れたいと思います。

2日目カレーは要注意!

カレーを作るなら2日分まとめてという家庭は多いのではないでしょうか。わが家でもそれが当然だったのですが、小林さんによると「2日目カレーは注意が必要です。どう保存するかが重要」とのこと。
注意点とベストな保存方法を聞きました。

麦茶やカレーで食中毒!?気をつけたい保存方法を専門家に聞いてみた


■常温での放置は危険!再加熱時には中までアツアツに
わが家は涼しい季節は鍋のまま放置が基本でした。ただ、一度暑い季節に常温でコンロに置いておいたら、2日目に「これはちょっとやばい?」と思ったことがあり、それ以来、夏場は冷めた後に鍋ごと冷蔵庫に入れるように。
小林さんいわく、やはり常温での放置は、麦茶と同様に、細菌が増えやすい温度に長時間さらされるので危険だそうです。

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